ハチ公バス

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渋谷区役所前に集うハチ公バス(2010年10月撮影)
ハチ公バスの停留所ポール
表参道ヒルズ停留所(渋谷区神宮前

ハチ公バス(ハチこうバス)は、東京都渋谷区が運行するコミュニティバスである。正式名称は渋谷区コミュニティバス。愛称の「ハチ公バス」は一般公募により忠犬ハチ公にちなんで命名され、利用者向け案内にもこの愛称が使われている[1]2003年3月28日に最初の「夕やけ小やけルート」が運行開始[2]、現在は4ルートが運行されている。運行は東急バス淡島営業所東急トランセに再委託)、京王バス中野営業所の2社に委託されている[1]

概要[編集]

渋谷区内には一大ターミナルである渋谷駅を中心に、東急バスをはじめ、京王バス中野営業所永福町営業所)、都営バス渋谷営業所ほか)、小田急バス小田急シティバス含む)などのバス事業者により多数のバス路線が運行されている。しかし多くのバス路線は幹線道路沿いに走行しており、東急トランセ代官山循環線などを除き、多くの路線は住宅地の中までは入り込んでいなかった。区内でも旧来からの住宅街では高齢化が進み、また障害者など交通弱者にも利用しやすいコミュニティバスへの要望が区民から高まっていた[3]

また渋谷区の地形は南北に長く、区内北部を走る小田急電鉄小田急線)や京王電鉄京王線京王新線)などの鉄道路線は、新宿駅ターミナル駅としており、沿線在住の区民が区の公共施設などを利用する際は、新宿駅などで乗り換えて渋谷駅経由で向かう必要が生じる場合もあった[3]渋谷区#鉄道も参照)。

このため、区内の公共交通空白地帯を埋めて、公共施設などへのアクセスを確保するコミュニティバス路線の導入に向け、当時の区長であった小倉基2003年5月まで就任)がコミュニティバスの検討を指示、2000年7月より「渋谷区コミュニティバス導入検討委員会」が設置され、コミュニティバス導入の検討が開始され、同年8月より1年余にわたり区民の要望を調査して検討が進められた[3]

2001年7月には、2つのルートが同時に決定された。この際に設定された2ルートは、区内北部を運行する本町幡ヶ谷エリアAルート、区内南部を運行する恵比寿広尾エリアBルート(ともに仮称)であった。のちに、Aルートは2004年9月2日「春の小川ルート」、Bルートは2003年3月28日「夕やけこやけルート」(現ルート名)として開業することになる。計画の当初から2ルートの運行は決まっていたわけだが、Bルートが先行開業したのはAルートに比べ、狭隘区間の運行に必要な地域住民と道路管理者や警察など、関係各機関の協議が比較的スムーズに進んだためという[3]

2002年1月、両ルートを運行委託するバス事業者の選定が行われ、区内に一般路線を運行する4事業者を対象として選定し、当初は1ルート1事業者として決定された。選ばれたのは、Aルートが京王バス(当時は分社化直後の「京王バス株式会社」)、Bルートが東急バスであった(2003年11月16日から子会社東急トランセ委託)。事業者選定にあたり「収支面もさることながら、コミュニティバス運行にかける意気込みを重視して選定した」と区の担当者は述べている。運行コストは車両購入費用も含めて各ルートの受託事業者が負担し、赤字分を区が補助金により補填する方式となるが、開業時のバス停留所設置などにかかる経費は区が負担する形で運行開始に至った[3]

路線[編集]

夕やけこやけルート(恵比寿・代官山循環)[編集]

夕やけこやけルート(2代目車両)
東急バス(東急トランセ)受託、2011年6月撮影
  • 渋谷区役所→国立代々木競技場→かんなみの杜・渋谷→宮下公園前→
  • 渋谷駅ハチ公口→文化総合センター大和田→JT前→渋谷駅東口→渋谷2丁目→青山学院西門→渋谷4丁目→郷土博物館・文学館→渋谷図書館入口→渋谷車庫前→東2丁目→恵比寿区民施設→恵比寿駅東口→恵比寿1丁目→新橋区民施設→豊沢児童遊園地(日祝は広尾1丁目→新豊沢橋に迂回)→恵比寿社会教育館→恵比寿4丁目←加計塚小学校→恵比寿ガーデンプレイス→恵比寿南1丁目→恵比寿駅入口→恵比寿公園→恵比寿区民施設→恵比寿西2丁目→ 代官山保育園・ログロード代官山→代官山駅→猿楽トレーニングジム入口・代官山Tサイト→都立一商→鉢山町交番→文化総合センター大和田→JT前→渋谷駅西口→神南郵便局→消防署入口→かんなみの杜・渋谷→国立代々木競技場→渋谷区役所
    • 運行担当は東急バス淡島営業所[1](実際の運行は東急トランセ委託)。
    • 2003年3月28日より運行開始[2]
    • ルート名は、童謡夕焼小焼」の作曲者である草川信が音楽教師をしていた区立長谷戸小学校の付近を走ることにちなむ。
    • 運行開始当初はこの路線のみだったためルート名はなかったが、2004年9月2日より後述の「春の小川ルート」が運行を開始し、いずれも同型の車両を使用すること、渋谷区役所前が起点であることから利用者の混同を防ぐため、同日より「夕やけこやけルート」のルート名が付けられた。
    • 渋谷区役所を起点に、渋谷駅ハチ公口を経由し、区南部の恵比寿代官山方面を循環する[1]
    • ルートは8の字を描くようになっているため、目的地によっては大回りを強いられることがある。このため交点となる「恵比寿区民施設」停留所で乗り継ぎ利用が可能と案内されている。降車の際に乗務員から乗継券を受け取ることで、乗り継ぎ先の運賃は不要となる。
    • 2010年6月の「渋谷区文化総合センター大和田」完成に伴い、「鉢山町交番」と「JT前」(JT東京支社の最寄り)停留所の間に、「文化総合センター大和田」停留所が新設された[注 1]
    • なお、東急バス社内での路線名は「渋谷循環線」である。
    • 運行は15〜30分間隔と一定ではなかったが、2021年9月1日より日中は20分間隔に均等化された。

春の小川ルート(本町・笹塚循環)[編集]

春の小川ルート(2代目車両)
京王バス受託、2010年10月撮影
    • 運行担当は京王バス中野営業所[1]
    • 2004年9月2日より運行開始[4][5]
    • ルート名は、唱歌春の小川」作詞者の高野辰之代々幡村(現在の代々木3丁目)に居住し、富ヶ谷を流れていた河骨川が歌のモチーフとされることにちなむ。
    • 渋谷区役所を起点に、区北西部の富ヶ谷本町笹塚方面を循環する[1]
    • 4系統の中では唯一、渋谷駅に乗り入れない。なお、同じ京王バスが担当する「丘を越えてルート」は渋谷区役所には乗り入れない[1]
    • 幡ヶ谷不動尊→(本町地区)→笹塚駅→(笹塚地区)→幡ヶ谷不動尊は、ループ状に一方向へ運行しているため、笹塚地区から本町地区方面へは乗車したまま直接行くことができない。このため「幡ヶ谷不動尊」停留所では渋谷区役所行から本町地区方面(笹塚駅行)へ乗り継ぎ利用することが可能。降車の際に乗務員から乗継券を受け取ることで、乗り継ぎ先のバスの運賃は不要となる。
    • 2012年10月1日、笹塚地区のルート変更とダイヤ改正(30分間隔→25分間隔に増便)が実施された[6]
    • 本町地区においては、都内のコミュニティバス路線の中でも特に狭隘な道路を通過し、対向車が来た場合や路上駐車・駐輪があるとバスが通行できないことがあるため、本町区民施設から六号大通りの区間に限り、バスや対向車を誘導する交通整理員が添乗していたが、2018年9月30日をもって交通整理員の添乗は廃止された。
    • 運行は25分間隔。

神宮の杜ルート(神宮前・千駄ヶ谷ルート)[編集]

東急バス(元・フジエクスプレス)、2021年12月撮影
東急バス(元・フジエクスプレス)、2021年12月撮影
東急バス、2021年11月撮影
東急バス、2021年11月撮影
東急バス、2021年12月撮影
東急バス、2021年12月撮影
  • 渋谷駅西口→渋谷区役所→明治神宮原宿駅)→明治神宮前駅表参道ヒルズ表参道駅→南青山三丁目交差点→神宮前二丁目→明治公園前→千駄ケ谷駅東京体育館)→国立能楽堂→北参道交差点→参宮橋代々木駅→北参道交差点→国立能楽堂→千駄ケ谷駅(東京体育館)→千駄ヶ谷二丁目→神宮前二丁目→南青山三丁目交差点→表参道駅→表参道ヒルズ→明治神宮前駅→明治神宮(原宿駅)→渋谷区役所→渋谷駅ハチ公口(正月三が日のみ、明治神宮(原宿駅)・明治神宮前駅 は通過)
    • 運行担当は東急バス淡島営業所(実際の運行は東急トランセに委託)。
    • 2008年平成20年)2月29日より運行開始[7]。(フジエクスプレスが受託)
    • ルート名は公募によって「神宮の杜(もり)ルート」と命名された。当ルート名のみ楽曲のタイトルを借用していない。
    • 渋谷駅西口を起点に、渋谷区役所を経由し、区北東部の原宿表参道千駄ヶ谷代々木方面を循環する[1]
    • 表参道駅 - 南青山三丁目交差点の区間は、本路線を受託していたフジエクスプレスが受託している港区コミュニティバス「ちぃばす」の青山ルートと重複しており、バス停留所ポールもほぼ同様のデザインの「ハチ公バス」「ちぃばす」の2つが設置されている。
    • 運行は平日21分間隔、休日30分間隔。2021年11月1日からは全日23分間隔になる[8]
    • なお、現在この路線が走る明治神宮 - 表参道間ではかつて、大正時代に開業した路線バス「表参道バス」が運行されていた[9]
    • 2021年11月1日より起点バス停が渋谷駅西口(西武百貨店前)に変更され、一部便(約3分の2)の運行を東急バスへ移管[8]
    • 2021年12月16日より全便を東急バスへ移管[10]

丘を越えてルート(上原・富ヶ谷ルート)[編集]

丘を越えてルート
京王バス受託、2011年4月撮影
    • ルート名は公募(85名・151点の応募)により、古賀政男が居住していた渋谷区上原に建設された「古賀政男音楽博物館」にちなみ、古賀の代表曲の一つである「丘を越えて[注 5]から命名された[11]
    • 4系統の中では唯一、渋谷区役所に乗り入れない[1]。なお、同じ京王バスが担当する「春の小川ルート」は渋谷駅に乗り入れない[1]
    • 当ルートを利用して渋谷区役所へ行く場合、「富ヶ谷」停留所では「春の小川ルート」渋谷区役所方面へ乗り継ぎ利用することが可能と案内されている。降車の際に乗務員から乗継券を受け取ることで、春の小川ルートの運賃は不要となる。[注 6][注 7][注 8]
    • 運行は20分間隔。渋谷駅西口→代々木上原駅間は曜日・時間帯によって発時刻に多少の変動があったが、2021年10月17日のダイヤ改正に伴い、全日・全区間20分間隔に統一された。
    • 渋谷駅西口ターミナル整備工事の進捗により、2021年10月17日より起点の渋谷駅西口停留所が井の頭線入口横から西武百貨店前に移設され、それに伴い渋谷駅西口→東急百貨店本店前の経路が文化村通り経由から井の頭通り経由に変更された。

運賃[編集]

運賃は大人・小児とも同額で、1人100円均一となっている。支払いには現金およびPASMOSuicaが利用可能(交通系ICカード全国相互利用サービスにも対応)[1]。また専用回数券がバス車内と運行を担当するバス営業所で発売されており、販売価格は2,000円で21枚綴り(2,100円分の乗車が可能)[1]東京都シルバーパスは使用できず、障害者手帳提示による障害者割引制度も設定されていない[1]

2007年3月18日のPASMOサービス開始により、東急バスの「夕やけ小やけルート」では2009年3月16日より[12]、京王バス東の「春の小川ルート」では2010年9月16日より、運賃支払いにPASMOが使用できるようになった。2008年2月29日に開業したフジエクスプレス(当時)の「神宮の杜ルート」では、ハチ公バスとしては初めて路線開業当初からPASMOが利用可能となり[13]、2010年7月1日開業の「丘を越えてルート」でも路線開業当初からPASMOが利用可能となっている。

渋谷区役所庁舎建替えに伴う措置[編集]

庁舎建替えを行うにあたり、区役所は宮下公園近くの美竹の丘付近の仮庁舎へ移転していた。区役所を訪れるハチ公バス利用者の便宜を図るため、2015年10月13日より2019年1月14日まで以下の措置が行われていた。

  • 夕やけ小やけルートは、渋谷区役所と渋谷駅間で、仮庁舎前に設置された「渋谷区役所仮庁舎前」停留所経由に経路変更された。
  • 神宮の杜ルートは、渋谷駅行のみ渋谷区役所と渋谷駅間で明治通り経由に経路変更された。(「宮下公園前」停留所が仮庁舎の最寄)
  • 次の各ルートの乗継ぎを運賃を再度支払うことなく可能とした。[注 9]
    • 夕やけ小やけルート → 春の小川ルート / 神宮の杜ルート
    • 春の小川ルート → 夕焼け小焼けルート
  • 無料乗り継ぎについては区役所訪問者のための措置であるため、以下の条件があった。
  1. 「渋谷区役所仮庁舎前」停留所利用者に限る
  2. 運賃を支払ったルートで乗継券を受け取ること
  3. 乗継ぎを行えるのは「渋谷区役所」停留所でのみ

2019年1月15日に旧庁舎の場所に新庁舎が開庁したため、1月14日をもって上記の措置は終了した(なお、仮庁舎の場所に一部の部署が引き続き残り、2021年8月31日まで分庁舎として機能していた)。

ただし、変更された経路はそのままで、以下の停留所名の変更が行われた。

  • 夕やけ小やけルート:「渋谷区役所仮庁舎前」→ 「美竹の丘」(2021年8月31日をもって仮庁舎は完全廃止となり、それに伴い「美竹の丘」も同日をもって廃止、併せて経路も仮庁舎開庁前の状態に戻された。)
  • 神宮の杜ルート:「宮下公園前(渋谷区役所仮庁舎入口)」→「宮下公園前」

運行事業者・車両[編集]

春の小川ルート(手前)と夕やけこやけルートの車両が並ぶ(2007年5月撮影)
ハチ公バスの運転席
京王バスの車両(2008年11月25日撮影)

運行は東急バス東急トランセ)、京王バスの2社に委託されている[1]

いずれの車両にも「ハチ公バス」のロゴと、忠犬ハチ公をモチーフとしたキャラクターイラストが描かれており、の足跡を散りばめたラッピングが施されている[1]。ハチ公のキャラクターデザインはマンガ太郎による[2][リンク切れ][14]

また一部には、渋谷区PRキャラクター「渋谷区の妖精 あいりっすん」(区の花ハナショウブの英名アイリスから命名)のイラストが、ハチ公とともに描かれているラッピング車両も存在する[1][15]

運行開始時よりバリアフリーのためノンステップバスの専用車が導入され、2003年3月28日に開業した東急バスの「夕やけこやけルート」[2]および、2004年9月2日に開業した京王バス東の「春の小川ルート」[4]では、初代専用車両として日野自動車製のノンステップ小型バスであるポンチョ(初代)が導入された。

初代車両の塗色は、東急バス・京王バスともオレンジ色だったが、両社でハチ公の顔の表情が異なっており、京王車のほうが目が丸くなっている。また顔周りの塗装も多少異なり、東急バスの車両はボンネットのクリーム色の面積が広く、ハチ公の目の周りまでクリーム色。京王バスの車両は、ハチ公の目の周りはオレンジ色となっていた。表情や塗装が異なる理由は、塗装は各事業者で独自に行なっており、春の小川ルート運行開始時にハチ公の表情が見直され、顔周りのデザインが微妙に更新されたためという[14]

初代車両のバンパー右の数字(社番の一部)は、東急は1桁(新車は4桁)で京王は3桁、側面のプレートは東急が赤地、京王が白地に青字で区別できた。また所属営業所の所在地に応じて、東急は品川ナンバー、京王は練馬ナンバーと、ナンバープレートでも識別できる。

京王の初代車両(オレンジ)と、東急の新型車両(赤)が混在している時代。
渋谷区役所前にて、2008年4月13日撮影

運行開始時に導入された初代ポンチョが経年を迎えたことから、2代目車両として同じく日野自動車から2006年3月22日に発売された、新型ノンステップ車両のポンチョ(HX系)[16]が採用された。

東急バスでは2008年より初代車両が順次代替され、その際に東急バスの車両は赤色に塗色変更し、担当会社ごとにカラーリングを分けるよう変更されている[17]。また京王バスでも「丘を越えてルート」開業に伴い、2010年より初代車両が代替された。なお、東急の初代車両の方が先に代替され、東急の新型車両と京王の初代車両が混在している時期があったため、東急の2代目車両を赤色に変更し、京王の車両は開業当初のオレンジ色のままとされた[17]

2008年2月29日に開業した、当初フジエクスプレスが担当していた「神宮の杜ルート」では、2008年の路線開業当初から2代目ポンチョが導入されており、このルートのみ2ドアロングボディの車両が使用されている[18][7]

東急バス (夕やけ小やけルート)[編集]

2003年3月28日の運行開始当初は、日野・ポンチョ(初代)が6台(4月12日までは4台)配置され[2][注 10]、5台使用・1台予備の体制をとっていた。
2008年から日野・ポンチョ(HX系)に順次置き換えられ、同年3月末までに代替された[注 11]。車両は6台配置[19]。5台使用・1台予備の体制となっている。
東急では2008年に導入された2代目車両の置き換えが始まり、2018年10月から3代目車両として、同じくポンチョのショートボディ(2DG-代)に代替が進んでいる[注 12]

京王バス (春の小川ルート、丘を越えてルート)[編集]

  • 担当営業所:京王バス中野営業所
    • 京王の参入時より永福町営業所が長年担当してきたが、2019年10月16日に移管された。
  • ナンバープレート:練馬ナンバー
  • 現行車両:日野・ポンチョ (HX系) - ショートボディ、オレンジ色[20][注 13]
  • 過去の車両(春の小川ルート):日野・ポンチョ(初代)[21]
「春の小川ルート」の運行開始当初は、初代ポンチョが4台配置され[21][注 14]、3台使用・1台予備の体制をとっていた。
2010年から「丘を越えてルート」の開業に伴い、ポンチョ(HX系)に順次置き換えられ[20]、同年9月16日までに代替された[注 15]
2012年に、同じくポンチョのショートボディ(SDG-代、D21209号車)が1台増車された[20]
2012年の増車分も含め、車両は8台配置(2010年式7台、2012年式1台)[20]。7台使用・1台予備の体制となっている。
車両は「春の小川ルート」「丘を越えてルート」共用。[注 16]「春の小川ルート」で4台、「丘を越えてルート」で3台を使用(1台は予備)。
永福町営業所の担当時代は、専用車の車両点検時などにミニバス路線共通予備車の日野・リエッセ(京王バスカラー・D21038号車等)[20]や、かつて在籍していた三菱ふそう・エアロミディMEが代走する場合があった。

東急バス (神宮の杜ルート)[編集]

  • 担当営業所:東急バス淡島営業所
    • 運行は東急バス子会社の東急トランセに委託されている
  • ナンバープレート:世田谷ナンバー
  • 現行車両:日野・ポンチョ (HX系) - ロングボディ、水色[18]
2008年の路線開業当初から2代目ポンチョが導入され、このルートのみ2ドアロングボディの車両が使用されており、定員35名(座席11名、立席24名)となっている[18]
車両は8台配置、7台使用・1台予備の体制となっている[18]
  • 2021年11月1日より一部の便の運行をフジエクスプレスから東急バスへ移管、12月16日より全便を東急バスへ移管(事業継承)し、フジエクスプレスはハチ公バス運行から撤退。

かつて使われていた車両[編集]

ハチ公バスのうた[編集]

ハチ公バスのうた』は、当バスをテーマとした楽曲である。ミュージシャンの松浦美佳 (MIKA) が作詞・作曲し、武内洋子と原宿少年少女合唱団により歌唱されている。2013年現在は全ルートの車内放送に使用されているほか、渋谷区内のすべての小学校で校内放送としても使用されている。音源は商品化されていないが、楽曲製作者により区立各図書館にCDが寄贈されており、借り出すことができる[22]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ 「大和田文化センター」停留所新設前の旧経路は、鉢山町交番交差点を右折後、さくらマンション手前を左折し「JT前」停留所へ向かっていた。
  2. ^ 渋谷駅西口で運行を打ち切るため、渋谷駅西口をまたいで乗車することはできないので狭義の循環ではない。
  3. ^ 代々木上原駅までは代々木上原駅行、それ以降は渋谷駅西口行と呼称している。
  4. ^ 最後の3便は代々木上原駅止りである。
  5. ^ なお、楽曲「丘を越えて」の舞台は、の名所として有名だった稲田堤(現:神奈川県川崎市多摩区)の多摩川河川敷である。
  6. ^ 「春の小川ルート」から当ルートへの無賃での乗り継ぎ利用は不可。
  7. ^ 両ルートの運行間隔が異なるため、タイミングによっては20分以上も渋谷区役所行きを待つこともあり、乗り継ぎの便が良いとは言い難い。
  8. ^ 当ルートの代々木上原駅行は「富ヶ谷」を通らないので、「春の小川ルート」から代々木上原駅行への乗り換えはできない。
  9. ^ もともと各ルートのダイヤは「渋谷区役所」停留所での乗継ぎを考慮して設定されたものではなく、夕やけ小やけルートの運行間隔が一定ではなかったこともあり、乗継ぎの便が良いとは言えなかった。
  10. ^ 運行開始時にポンチョ(初代)A2701 - A2706号車を6台導入。
  11. ^ A6727 - A6732号車の6台を新車導入、初代ポンチョ6台を置き換えた。
  12. ^ A6801 - A6803号車の3台を新車導入、2代目車両のA6727 - A6729号車を置き換えている。
  13. ^ 専用車の車両点検時などに京王バスカラーのロングボディのポンチョが代走する場合がある。
  14. ^ 運行開始時にポンチョ(初代)D20409 - D20412号車を4台導入。
  15. ^ D21039 - D21042号車を4台導入、運行開始時に導入した「春の小川ルート」初代車両を代替。その後同年中に「丘を越えてルート」新設に伴い、D21066 - D21068の3台を追加導入。
  16. ^ 車両点検時を除き、各ルートでの使用車両は固定されている。

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r ハチ公バス 渋谷区公式サイト
  2. ^ a b c d e コミュニティバス「ハチ公バス」が28日から運行開始 シブヤ経済新聞、2003年3月1日、2019年9月12日閲覧。
  3. ^ a b c d e 「特集 東京23区内に広がるコミュニティバス」『バスラマ・インターナショナル』第15巻第4号、ぽると出版、2004年6月25日、 9-11頁。
  4. ^ a b ハチ公バス「春の小川ルート」、9月2日から運行開始 シブヤ経済新聞、2004年9月3日、2019年9月12日閲覧。
  5. ^ 『京王ニュース』600号(2005年1月号)、pp.2-3、京王電鉄、2005年1月1日発行。
  6. ^ http://tmasayan.exblog.jp/m2012-09-01/ 「ハチ公バス・春の小川ルート 一部ルート変更と一日5便増便へ」子ども・高齢者の笑顔かがやく渋谷に──日本共産党・田中まさや(渋谷区議会議員)サイト 2012年9月28日号
  7. ^ a b ハチ公バス、3路線目は「神宮前・千駄ヶ谷ルート」-29日運行開始 シブヤ経済新聞、2008年2月15日、2019年9月12日閲覧。
  8. ^ a b ハチ公バス「神宮の杜ルート」の運行につきまして”. 東急バス. 2021年10月22日閲覧。
  9. ^ 神宮前五丁目『原宿 1995』コム・プロジェクト 穏田表参道商店会 1994年(平成6年)12月25日発行 p60
  10. ^ ハチ公バス 「神宮の杜」ルート運行事業者変更のお知らせ”. 東急バス (2021年12月10日). 2021年12月12日閲覧。
  11. ^ ハチ公バス 渋谷区公式サイト、2010年10月4日閲覧。[リンク切れ]
  12. ^ ハチ公バス「夕やけこやけルート」でPASMO・Suicaがご利用いただけます。平成21年3月16日(月)より 東急バスニュースリリース バックナンバー、2009年3月、2019年9月12日閲覧。
  13. ^ ハチ公バス紹介 フジエクスプレス公式サイト、2019年9月12日閲覧。
  14. ^ a b [1] 渋谷区福祉部管理課民生係、東急バス淡島営業所への取材と回答による。「渋谷区が大好き!」2015年08月15日、2019年9月12日閲覧。
  15. ^ 渋谷区PRキャラクター「あいりっすん」 渋谷区公式サイト、2019年9月12日閲覧。
  16. ^ “日野、小型路線バスの新型ポンチョを発売”. Response. (株式会社イード). (2006年3月22日). https://response.jp/article/2006/03/22/80451.html 2018年7月31日閲覧。 
  17. ^ a b 高橋満「おじゃまします!バス会社潜入レポート Vol.57 東急バス・東急トランセ」『バスマガジン』第57巻、講談社ビーシー、2013年1月26日、 50頁、 ISBN 978-4-06-366714-1
  18. ^ a b c d 渋谷区コミュニティバス ハチ公バス 運行車両 フジエクスプレス公式サイト、2019年9月12日閲覧。
  19. ^ a b 加藤佳一 『バスジャパン ハンドブックシリーズ R69 東急バス』BJエディターズ、2010年2月1日、56頁。ISBN 978-4-434-11564-6 
  20. ^ a b c d e 加藤佳一 『バスジャパン ハンドブックシリーズ S86 京王バス 西東京バス』BJエディターズ、2014年12月1日、21-22頁。ISBN 978-4-434-19866-3 
  21. ^ a b 加藤佳一 『バスジャパン ハンドブックシリーズ R62 京王電鉄バス 西東京バス』BJエディターズ、2007年9月1日、55頁。ISBN 978-4-434-10234-9 
  22. ^ #外部リンク「ハチ公バスのうたアニメ」を参照。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]