松島みどり

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日本の旗 日本の政治家
松島 みどり
まつしま みどり
生年月日 1956年7月15日(58歳)
出生地 日本の旗 大阪府豊中市
出身校 東京大学経済学部
前職 朝日新聞社記者
所属政党 自由民主党町村派
称号 経済学士(東京大学・1980年)
公式サイト 松島みどり奮闘中

選挙区 東京14区
当選回数 4回
任期 2000年6月26日 - 2009年7月21日
2012年12月17日 - 現職

日本の旗 第94代 法務大臣
内閣 第2次安倍改造内閣
任期 2014年9月3日 - 2014年10月20日
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松島 みどり(まつしま みどり、1956年7月15日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(4期)。戸籍名は馬場 みどり

法務大臣第2次安倍改造内閣)、経済産業副大臣第2次安倍内閣)、国土交通副大臣第1次安倍改造内閣福田康夫内閣)、外務大臣政務官第1次安倍内閣)、衆議院青少年問題に関する特別委員長等を務めた。

来歴[編集]

大阪府豊中市出身。小学生の頃は作家になることを夢見ていた。大阪府立北野高等学校東京大学経済学部卒業。東大在学中は運動会応援部バトントワラーズに所属していた。大学卒業後、朝日新聞社に入社。経済部、政治部で記者を務め、渡辺美智雄亀井静香橋本龍太郎石原慎太郎森喜朗自由民主党幹部の番記者も務めた。

1995年自由民主党東京都連が実施した候補者公募に応募。合格し候補者に選出されたため、朝日新聞社を退社。1996年第41回衆議院議員総選挙東京14区から自民党公認で出馬したが、新進党前職の西川太一郎に僅差で敗れ、落選した。2000年第42回衆議院議員総選挙では比例東京ブロック単独で出馬し、初当選。2003年第43回衆議院議員総選挙では、自公保連立政権下での選挙区調整が不調に終わり、自民党の松島、保守新党の西川太一郎がそれぞれ東京14区から出馬。松島が民主党前職の井上和雄、西川を破り、再選(井上は比例復活。西川は落選し、後に荒川区長)。

2006年第1次安倍内閣外務大臣政務官に任命され、翌2007年第1次安倍改造内閣では国土交通副大臣に任命される。福田康夫内閣においても国土交通副大臣に再任。2009年第45回衆議院議員総選挙では、東京14区で民主党新人の木村剛司西川太一郎元秘書)に敗れ、重複立候補していた比例東京ブロックでの復活も叶わず、落選した。

2012年第46回衆議院議員総選挙では、東京14区で日本未来の党に鞍替えした木村剛司、民主党の元参議院議員である犬塚直史らを大差で破り、3年ぶりに国政に復帰する。選挙後、衆議院青少年問題に関する特別委員長に就任。2013年9月、第2次安倍内閣において、同じ東京都選出の衆議院議員である菅原一秀に代わり、経済産業副大臣に任命される。2014年9月、第2次安倍改造内閣法務大臣に任命され初入閣したが、後述する#うちわ配布問題が起因し10月20日に辞表を提出し受理された。同日には第18代経済産業大臣小渕優子も辞任した。

政策・主張[編集]

外国人参政権[編集]

永住外国人への地方選挙権付与に慎重である[1]

死刑制度[編集]

2014年9月3日、法務大臣就任後初の記者会見において、死刑制度について「日本の法律に規定されており、執行の署名をすることも覚悟してこの職を引き受けた。議論は必要かもしれないが、国民の考えに基づいた制度として必要だと考えている」と述べ[2]、肯定的な見解を示した上で、死刑制度の存廃を含む見直しに関しては、日本国民の死刑制度への高い支持を理由に否定的な見解を示した[3]

選択的夫婦別姓[編集]

選択的夫婦別姓制度の導入に賛成しており、2014年9月5日、閣議後の記者会見において「旧姓では銀行口座を開設できないなど、女性が働く中で不便を感じる人が増えている」と述べ、民法改正への言及は避けつつも、「現実的な運用について議論したい」と改善の方法を検討する意向を示した[4][5][6]。また2001年3月15日に、「国会では通称使用しているが、戸籍名の当選証書を手にしたときのショックは忘れられない。選択制なのだから、別姓にしたい人は好きにさせてほしい。」と述べている[7]

性犯罪の刑罰見直し[編集]

2014年9月3日、法務大臣就任後初の記者会見において、刑法の強姦致死傷罪の量刑が「無期または5年以上の懲役」であるのに対し、強盗致傷罪の「無期または6年以上の懲役」の方が最低刑が重い点を指摘した上で「これは絶対に逆転するように議論を進めてもらいたい」と述べ、性犯罪に対する厳罰化を検討する意向を表明した[8]

朝日新聞への批判[編集]

2014年9月3日、法務大臣就任後初の記者会見において、自身もかつて勤務していた朝日新聞社が、第二次世界大戦中のいわゆる従軍慰安婦に関する記事の一部を「虚偽」と認め、撤回したことについて「朝日で記者をやっていたが、辞めてからの方が長い。過去の属性で(朝日新聞の記事について)どうかと問われても違和感がある」とした上で、「間違ったことを書いてたのは、それはいけないでしょう」と述べた[9]

人物[編集]

  • トレードマークは「情熱の色」である真っ赤なスーツ[10]
  • 2009年9月、同年の第45回衆議院議員総選挙で落選した自民党の元職に対するヒアリングを目的に実施された「第2回自民党再生会議」の席上、幹事長(当時)の細田博之らに対し、「野党浪人だから生活が不安だ。党のポスターや冊子なんか要らない。現金が欲しい」と発言した[11]
  • 趣味は盆踊り、ラジオ体操(2級ラジオ体操指導士)、エアロビクス。好きなものはサンマの塩焼き、シラスおろし、焼餃子、もんじゃ焼き、果物[12]

不祥事[編集]

参議院予算委員会への出入り禁止処分[編集]

2008年3月14日参議院予算委員会審議において、民主党の津田弥太郎参議院議員から、かつて揮発油税暫定税率撤廃を主張していたことを追及された際、地元選挙区からの要望により「考えが変わったのだ」と述べ、さらに道路整備財源の必要性について数分間にわたり言及。鴻池祥肇予算委員長から再三にわたり答弁の簡潔化を指示されるも、それを無視して約5分間にわたり答弁を継続。鴻池が「答弁を打ち切りなさい!」と何度も声を荒らげ、与党側の予算委員会理事の制止を受け、答弁を終えたが、委員長職権により鴻池から予算委員会への出入り禁止処分を受けた[13]

選挙区内の法人に胡蝶蘭を寄附[編集]

2013年10月、松島の後援会が、地元の社団法人「地域プラザBIG SHIP」に対してコチョウランを贈っていた[14][15]。地域プラザBIG SHIPが運営する施設「本所地域プラザ」が開業したことから、その開業記念の名目で、後援会がコチョウランを贈っていた[14][15]。コチョウランに添えられたメッセージカードには「松島みどり後援会女性部より」[15]と明記されていた。しかし、2014年10月になってこの問題が発覚し、マスコミにより大きく報道された[14][15]墨田区選挙管理委員会は「議員の名前入りや、後援団体などからの贈り物は寄付行為に当たる可能性があり、公職選挙法に抵触するおそれがある」[14]と指摘している。マスコミからの取材に対して、松島みどり事務所は「何もお答えできない」[14]と回答し、この件についての説明を拒否している[14][15]

問題視された行為[編集]

参議院本会議におけるストール着用[編集]

2014年10月1日、赤いストールを着用して参議院本会議に出席したが、これが参議院規則[注 1]に抵触するとして問題視された。松島は同月3日、記者会見において、着用していたのはストールではなくスカーフであったとの認識を示し、「多くの国で首元のスカーフは洋服の一部になっている。ファッションの一部だ」として問題はないとの見解を示した[16][17][18][19]

うちわ配布問題[編集]

2014年10月7日、参議院予算委員会において、民主党蓮舫から「夏に、選挙区(東京都第14区)の東京都荒川区などでうちわを配布した行為が公職選挙法の禁止する寄付行為に該当する」と指摘された。松島は「討議資料として配った。有価物に値するとは考えていない。うちわのように見えるかもしれないが…」と答弁をした[20]。民主党の蓮舫は「しっかりとした柄。それにつながる骨組みがある。うちわなら、価値のある有価物で、その配布は寄付となり違法だ」と反論したという[21]。同月8日の参議院予算委員会では、松島が法相就任後もうちわを配布していたことを明らかにした。松島は、「今後は同じような形の配布はやめたい」と答弁した[22]

その後、松島を追及した蓮舫も「うちわ」を配布していたことが明らかとなった。2012年8月14日には、蓮舫が「お部屋の片付けをしていたら、2年くらい前に蓮舫さんが街頭演説をされたときの蓮舫さんの『うちわ』が出てきました」とのツイートに対して「うわぁー、ありがとうございます!」と返信していたことが判明している[23]。これは骨組みがなく穴の開いていない厚紙であった点で松島の配布したものとは異なる。さらに蓮舫は、これを配布することに関して選挙管理委員会の承認を得ており、選挙管理委員会が許可した証紙も貼られていた[23]ため、違法性はなかった[24]

自民党内では、「松島大臣の名前が入って政策も書いてある“うちわ”を誰が買うのか。価値なんてないのだから問題ない」との声もある一方で、「厳密に言えばアウトだ」と公職選挙法が禁じる「寄付」にあたるとの声もあがっている(公職選挙法では、公職者や選挙の候補者が選挙区内で「金銭、物品その他の財産上の利益」がある有価物を配ることを禁じている[25][26]。「不起訴起訴猶予処分でも、お手盛りといわれる。厳しい」との意見もある[27]。10月16日、民主党副幹事長の階猛告発状を東京地検に提出[28]

政治資金[編集]

所属団体・議員連盟[編集]

著書[編集]

  • 『協和発酵――バイオのリーダー』<日本のビッグビジネス>、朝日案内コミュニティ出版事業部、1986年ISBN 4795284512
  • 『明るい長寿社会をめざして――対談集』東洋堂企画出版社、1995年ISBN 4924706604
  • 『朝日新聞記者みどりの政界志願』飛鳥新社、1995年。ISBN 4870312239

脚注[編集]

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  1. ^ 2009年衆院選時 朝日新聞アンケート回答
  2. ^ “松島法相「死刑執行に署名することも覚悟」”. 日本経済新聞. (2014年9月3日). http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK03H32_T00C14A9000000/ 2014年9月5日閲覧。 
  3. ^ “松島法相 死刑執行「覚悟している」”. スポーツニッポン. (2014年9月3日). http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/09/03/kiji/K20140903008866780.html 2014年9月5日閲覧。 
  4. ^ “夫婦同姓『働く女性不便』…松島法相、改善検討”. 読売新聞. (2014年9月5日). http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140905-00050117-yom-pol 2014年9月6日閲覧。 
  5. ^ 「選択的夫婦別姓、議論進むか『女性活躍』掲げる安倍政権 女性閣僚3人は旧姓使用」、朝日新聞 2014年10月5日
  6. ^ 「不便を取り除く策は」琉球新報、2014年10月14日
  7. ^ 別姓通信61号
  8. ^ “性犯罪の刑罰見直しに意欲=松島法相”. 時事通信. (2014年9月4日). http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140904-00000004-jij-pol 2014年9月4日閲覧。 
  9. ^ “松島法相、朝日の慰安婦報道に「間違いはいけない」と“古巣”批判”. 産経新聞. (2014年9月4日). http://sankei.jp.msn.com/life/news/140904/trd14090400490001-n1.htm 2014年9月4日閲覧。 
  10. ^ 日本経済新聞、2014年9月3日
  11. ^ “「党再生会議」で麻生総裁への「恨み節」”. スポーツニッポン. (2009年9月15日). http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20090915163.html 2009年9月16日閲覧。 
  12. ^ 公式プロフィール
  13. ^ “松島みどり国交副大臣、異例の予算委「出禁」”. 産経新聞. (2008年3月14日). http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080314/stt0803141944002-n1.htm 2014年9月4日閲覧。 
  14. ^ a b c d e f 松島氏後援会、社団法人に花…公選法抵触の恐れ : 社会 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) (HTML)” (日本語). 読売新聞. 読売新聞 (2014年10月22日). 2014年10月22日閲覧。
  15. ^ a b c d e 狩野智彦 (2014年10月22日). “松島みどり氏後援会:地元法人に花…公選法抵触の恐れ - 毎日新聞 (HTML)” (日本語). 毎日新聞. 毎日新聞社. 2014年10月22日閲覧。
  16. ^ “松島みどり法相「赤いストール」で物議 野党の抗議には「問題なし」と反論”. JCASTニュース. (2014年10月3日). http://www.j-cast.com/2014/10/03217524.html 2014年10月7日閲覧。 
  17. ^ “松島法相「スカーフは洋服の一部 抵触するのかと驚き」”. 産経ニュース. (2014年10月4日). http://news.livedoor.com/article/detail/9323406/ 2014年10月7日閲覧。 
  18. ^ 県田勢 (2014年10月2日). “松島法務大臣の「スカーフ?ストール?」問題、あなたはどう見る”. http://irorio.jp/agatasei/20141002/165796/ 2014年10月7日閲覧。 
  19. ^ “松島氏「赤いストール」で参院本会議出席 猪木氏の「闘魂マフラー」は不許可なのに…”. 産経ニュース. (2014年10月1日). http://www.sankei.com/politics/news/141002/plt1410020016-n1.html 2014年10月7日閲覧。 
  20. ^ “松島法相、今度は“うちわ配布問題” 「法律を自分に都合良く解釈するな!」蓮舫氏が追及 参院予算委”. 産経ニュース. (2014年10月7日). http://www.sankei.com/politics/news/141007/plt1410070024-n1.html 2014年10月7日閲覧。 
  21. ^ “松島法相、有権者にうちわ配る? 「これは討議資料」”. 朝日デジタル. (2014年10月7日). http://www.asahi.com/articles/ASGB73CXCGB7UTFK003.html 2014年10月7日閲覧。 
  22. ^ “松島法相「うちわ問題」 法相就任後も製作、配布していた”. JCASTニュース. (2014年10月8日). http://www.j-cast.com/2014/10/08217959.html 2014年10月10日閲覧。 
  23. ^ a b “国会で「うちわ」をめぐり蓮舫氏に「ブーメラン」”. アメーバニュース. (2014年10月9日). http://megalodon.jp/2014-1009-1342-45/yukan-news.ameba.jp/20141009-25705/ 2014年10月10日閲覧。 
  24. ^ “松島法相追及の蓮舫氏も4年前に「うちわ」配布 骨組みなし、承認済みを強調”. 産経新聞. (2014年10月8日). http://www.sankei.com/politics/news/141007/plt1410070049-n1.html 2014年10月10日閲覧。 
  25. ^ 国会「うちわ」もめ 紙だけならOK、骨組みありは公選法違反? 微妙な境界、旗色悪い松島氏産経新聞 2014年10月8日
  26. ^ 松島氏、法相就任後も「うちわ」作成TBS 2014年10月8日
  27. ^ うちわ問題で松島法相、「雑音」発言撤回 野党一気「進退」迫る 政府・与党は火消し躍起産経新聞 2014年10月16日
  28. ^ 松島法相の告発状提出 うちわ配布で民主・階氏共同通信 2014年10月16日
  29. ^ パーティ券リストの面々 しんぶん赤旗 2003年9月12日
  30. ^ “帝京大側から1000万円 自民党議員3人に”. 共同通信社. 47NEWS. (2002年9月12日). http://www.47news.jp/CN/200209/CN2002091201000351.html 2014年9月9日閲覧。 
  31. ^ 松島みどり奮闘中プロフィール
  32. ^ https://web.archive.org/web/20110722113719/http://www.matsushima-midori.jp/profile/profile.html
  33. ^ https://web.archive.org/web/20110722113719/http://www.matsushima-midori.jp/profile/profile.html
  34. ^ 野田聖子旧HP平成14年7月24日 「民法の一部を改正する議員立法案~例外的夫婦別姓制度」
  35. ^ 理事・会員リスト
  36. ^ a b パチンコチェーンストア協会理事・会員リスト

注釈[編集]

  1. ^ 議場又は委員会議室に入る者は、帽子、外とう、襟巻、傘、つえの類を着用し又は携帯してはならない。ただし、国会議員及び国会議員以外の出席者にあつては議長に届け出て、これら以外の者にあつては議長の許可を得て、歩行補助のためつえを携帯することができる。(参議院規則第209条)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

議会
先代:
稲津久
日本の旗 衆議院青少年問題に関する特別委員長
2012年 - 2013年
次代:
遠藤利明
公職
先代:
谷垣禎一
日本の旗 法務大臣
第94代:2014年
次代:
上川陽子
先代:
菅原一秀
赤羽一嘉
日本の旗 経済産業副大臣
赤羽一嘉と共同

2013年 - 2014年
次代:
高木陽介
山際大志郎
先代:
望月義夫
渡辺具能
日本の旗 国土交通副大臣
平井卓也と共同

2007年 - 2008年
次代:
金子恭之
加納時男
先代:
山中あき子伊藤信太郎遠山清彦
日本の旗 外務大臣政務官
関口昌一浜田昌良と共同

2006年 - 2007年
次代:
宇野治坂本由紀子中山泰秀