居眠り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

居眠り(いねむり、: Inemuri)は、公共の場や職務中において睡眠すること。日本において顕著に観察される慣習である[1][2]

概要[編集]

東京電車で居眠りするサラリーマン

「その場で寝る」を表す日本語由来の語として日本国外で参照されることがある[3]従業員が職務への忠誠を間接的に示す方法という解釈もある。長時間労働]による自宅睡眠時間の短縮化の帰結として居眠りを強いられているという訳である。上司に自身のハードワークを認識させる目的で、故意に居眠りを装うこともあるとされる[1]

居眠りは以下の暗黙のルールに従って実施される:居眠りが許容されるのは社内の上層部あるいは下層部のみ。最低限の礼節として横にはならない。

NASAの実験によれば、日中の睡眠によりワーキングメモリの効率が高まる。つまり他の作業に関わる情報を忘れずに記憶しつつ、目の前の作業により集中できるようになる。ワーキングメモリは簡単ではない作業を行う際に特に必要となる基礎機能とされる[4]

参考文献[編集]

  1. ^ a b Winterman, Denise (2007年11月28日). “Are you getting enough?”. BBC News Magazine. http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/magazine/7114661.stm 2013年6月15日閲覧. "Napping at work isn't acceptable in the UK, but in Japan dozing anywhere from Parliament to business meetings is allowed. It's called inemuri, which literally means "to be asleep while present"." 
  2. ^ ブリギッテ・シテーガ『世界が認めたニッポンの居眠り』(阪急コミュニケーションズ 2013年
  3. ^ Sleeping through Class to Success, Japanese notions of time and diligence, Brigitte Steger, Time & Society, VOL. 15 No. 2/3 (2006), σελ. 197–214, SAGE (London, Thousand Oaks, CA and New Delhi), 0961-463X DOI: 10.1177/0961463X06066952
  4. ^ NASA Naps, http://science.nasa.gov/science-news/science-at-nasa/2005/03jun_naps/ 2013年6月15日閲覧, ""To our amazement, working memory performance benefited from the naps, [but] vigilance and basic alertness did not benefit very much," says Dinges."