関芳弘

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関 芳弘
せき よしひろ
経済産業副大臣の就任に際して公表された肖像写真
生年月日 (1965-06-07) 1965年6月7日(58歳)
出生地 日本の旗 日本 徳島県小松島市
出身校
前職 銀行員
現職 衆議院議員
所属政党 自由民主党安倍派→無派閥)
称号 経済学士(関西学院大学)
公式サイト 衆議院議員 関芳弘

選挙区 兵庫3区
当選回数 5回
在任期間 2005年9月11日 - 2009年7月21日
2012年12月18日[1] - 現職
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関 芳弘(せき よしひろ、1965年6月7日 - )は、日本政治家自由民主党所属の衆議院議員(5期)、自由民主党副幹事長。

衆議院環境委員長経済産業副大臣第4次安倍第1次改造内閣)、環境副大臣第3次安倍第2次改造内閣)、経済産業大臣政務官第2次安倍改造内閣第3次安倍内閣)を歴任。

経歴[編集]

徳島県立城ノ内高等学校を卒業後、関西学院大学経済学部に進学。在学中は金融政策銀行論などを専門とする川口慎二のゼミで学ぶ[2]。卒業後は住友銀行(現三井住友銀行)に就職。

2005年9月11日第44回衆議院議員総選挙自由民主党公認で兵庫3区から出馬、民主党土肥隆一を破り初当選。

2008年2月7日町村派に入会[要出典]

2009年8月30日第45回衆議院議員総選挙に自民党から出馬。公明党の推薦も受けたが次点[3]

2011年10月、英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士プログラム University of Wales (UK) 入学[要出典]

2012年12月16日第46回衆議院議員総選挙で自民党から出馬し2選。

2013年1月、自民党副幹事長に就任。

2014年9月、経済産業大臣政務官に就任。同年12月14日第47回衆議院議員総選挙で自民党から出馬し3選。

2015年11月、英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士 University of Wales (UK), MBA取得。

2016年8月、環境副大臣に就任[4]。2017年10月22日第48回衆議院議員総選挙で自民党から出馬し4選。

2018年10月、経済産業副大臣に就任[5]

2019年9月、自民党内閣第二部会長沖縄北方対策科学技術宇宙政策クールジャパンIT関連、原子力防災経済財政政策、金融(金融庁関係を除く)、デフレ脱却、マイナンバー規制改革地方創生地方分権行革人事院・人事などに関する政策)に就任。

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙では、日本維新の会新人の和田有一朗らを破り、5選(和田は比例復活で当選)[6][7]

政策・主張[編集]

憲法[編集]

  • 憲法改正について、2021年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[8]
  • 憲法9条への自衛隊の明記について、2021年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[8]
  • 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2021年の毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[9]

外交・安全保障[編集]

  • 普天間基地辺野古移設をめぐる政府と沖縄県の対立をどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで「政府が埋め立てを進めるのはやむを得ない」と回答[9]
  • 徴用工訴訟などの歴史問題をめぐる日韓の関係悪化についてどう考えるかとの問いに対し、2021年の毎日新聞社のアンケートで「政府の今の外交方針でよい」と回答[9]

ジェンダー[編集]

  • 選択的夫婦別姓制度の導入について、2021年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[8]
  • 同性婚を可能とする法改正について、2021年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[8]。「同性婚を制度として認めるべきだと考るか」との同年の毎日新聞社のアンケートに対し「認めるべきでない」と回答[9]
  • クオータ制の導入について、2021年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[8]。同年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[9]

その他[編集]

  • 原子力発電への依存度について今後どうするべきか」との問題提起に対し、2021年のNHKのアンケートで「現状を維持すべき」と回答[8]
  • 10%の消費税率について、2021年の毎日新聞社のアンケートで「当面は10%を維持すべきだ」と回答[9]

人物[編集]

  • 関が代表を務める「自由民主党兵庫県第3選挙区支部」は、霊友会第八支部に対し、2012年1月29日に会費42,000円を、2014年2月2日に会費42,000円を支払った[13][14]
  • 2021年6月11日、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関連団体「天宙平和連合」が創設した世界平和国会議員連合の日本の議員連盟「日本・世界平和議員連合懇談会」の総会が衆議院第一議員会館で開催。関を含む20人の国会議員が出席した[15]。同議連は前年に設立された団体で、初代会長は大野功統だった[16][17]。総会で会長に選出された原田義昭は6月15日、フェイスブックにその旨を記載するとともに、出席議員と国際勝共連合会長の梶栗正義がガッツポーズをする写真を掲載した[15][17]。翌16日、原田は投稿から写真だけ削除した[18]。教団は同年10月の衆院選に立候補した議連参加者を支援し、電話かけなどを熱心に行った[15]

所属団体・議員連盟[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 平成24年(2012年)12月18日兵庫県選挙管理委員会告示第78号(衆議院議員総選挙における当選人の住所及び氏名等)
  2. ^ 2014年4月6日のツイート
  3. ^ 比例貢献が基準?公明が自民92候補を推薦(2009年7月30日20時25分 読売新聞)
  4. ^ 副大臣.20人交代 閣議決定
  5. ^ 国会議員情報:関 芳弘(せき よしひろ)”. 時事ドットコム. 時事通信社. 2020年6月20日閲覧。
  6. ^ 衆議院選挙2021 兵庫(神戸・姫路など)開票速報・選挙結果”. 衆議院選挙2021特設サイト. NHK. 2021年11月1日閲覧。
  7. ^ 【2021年 衆院選】近畿ブロック(比例区)開票速報”. 衆議院選挙(2021年総選挙)特設サイト. 朝日新聞社. 2021年11月18日閲覧。
  8. ^ a b c d e f 兵庫3区”. NHK 衆議院選挙2021 候補者アンケート. 2021年10月21日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h 自民 兵庫3区 関芳弘”. 第49回衆院選. 毎日新聞社. 2022年6月7日閲覧。
  10. ^ 「赤木ファイル」の存在、国側が認める 森友文書改ざん訴訟 確認に1年以上”. 東京新聞 (2021年5月6日). 2023年5月8日閲覧。
  11. ^ 石井潤一郎 (2021年5月13日). “菅首相、再調査を否定 「赤木ファイル」所在確認も”. 朝日新聞. 2023年5月12日閲覧。
  12. ^ 皆川剛 (2021年10月11日). “岸田首相、森友問題再調査を否定 赤木さん妻「再調査を期待していたので残念」”. 東京新聞. 2023年5月12日閲覧。
  13. ^ 政治資金収支報告書 自由民主党兵庫県第三選挙区支部(平成24年分 定期公表)” (PDF). 政治資金センター. 選挙管理委員会. 2022年7月29日閲覧。
  14. ^ 政治資金収支報告書 自由民主党兵庫県第三選挙区支部(平成26年分 定期公表)” (PDF). 政治資金センター. 選挙管理委員会. 2022年7月29日閲覧。
  15. ^ a b c “21人のガッツポーズ”細田衆院議長の姿も・・・旧統一教会と自民党が国会内で集会、出席した元閣僚「選挙にプラスになる」”. TBS NEWS DIG. TBSテレビ (2022年7月26日). 2022年7月26日閲覧。
  16. ^ 日テレNEWS (2022年7月25日). “【“統一教会”と政治家】2年前設立の議員連合“顧問”に… 名簿を入手”. YouTube. 2022年8月2日閲覧。
  17. ^ a b 原田義和 Facebook 2021年6月15日” (2021年6月15日). 2022年7月18日閲覧。
  18. ^ 日テレNEWS (2022年7月29日). “【ライブ】銃撃事件から3週間:“統一教会”と政治家の関係…続々と明らかに”. YouTube. 2022年8月1日閲覧。
  19. ^ “2021年7月号_7面”. 全国たばこ新聞 (全国たばこ販売協同組合連合会). (2021年6月25日). http://zenkyou.xsrv.jp/wp-content/uploads/2021/07/2021%E5%B9%B47%E6%9C%88%E5%8F%B7_7%E9%9D%A2.pdf 2021年7月11日閲覧。 
  20. ^ a b 俵義文 『日本会議の全貌』 花伝社、2016年

外部リンク[編集]

公職
先代
西銘恒三郎
武藤容治
日本の旗 経済産業副大臣
磯﨑仁彦と共同

2018年 -2019年
次代
牧原秀樹
松本洋平
先代
井上信治
平口洋
日本の旗 環境副大臣
伊藤忠彦と共同

2016年 - 2017年
次代
伊藤忠彦
渡嘉敷奈緒美
先代
田中良生
磯﨑仁彦
日本の旗 経済産業大臣政務官
岩井茂樹と共同

2014年 - 2015年
次代
北村経夫
星野剛士
議会
先代
石原宏高
日本の旗 衆議院環境委員長
2021年 - 2022年
次代
古賀篤