つくば市
つくばし つくば市 | |||
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国 | 日本 | ||
地方 | 関東地方 | ||
都道府県 | 茨城県 | ||
市町村コード | 08220-1 | ||
法人番号 | 8000020082201 | ||
面積 |
283.72km2 | ||
総人口 |
256,222人 [編集] (推計人口、2024年4月1日) | ||
人口密度 | 903人/km2 | ||
隣接自治体 |
つくばみらい市、常総市、下妻市、 筑西市、桜川市、石岡市、土浦市、 牛久市、龍ケ崎市 | ||
市の木 | ケヤキ | ||
市の花 | ホシザキユキノシタ | ||
市の鳥 | フクロウ | ||
つくば市役所 | |||
市長 | 五十嵐立青 | ||
所在地 |
〒305-8555 茨城県つくば市研究学園一丁目1番地1[1] 北緯36度5分0.5秒 東経140度4分35.2秒 / 北緯36.083472度 東経140.076444度 | ||
外部リンク | つくば市公式サイト | ||
特記事項 | 市制施行日:1987年11月30日 | ||
ウィキプロジェクト |
つくば市(つくばし)は、茨城県南部に位置する市である。学術・研究都市としての筑波研究学園都市はつくば市全域を区域とする。特例市、業務核都市、国際会議観光都市に指定されている。
概要
農村が広がっていた地域であったが、1960年代から筑波研究学園都市として開発が進み、現在は日本国内最大の学術都市となっている。国や茨城県の政策により、1987年(昭和62年)に筑波郡谷田部町・大穂町・豊里町、新治郡桜村の3町1村が新設合併し、つくば市が誕生した。さらに 1988年(昭和63年)に筑波郡筑波町、2002年(平成14年)に稲敷郡茎崎町を編入し、現在の市域になった。そのため、行政上の地区名として旧町村域に対応する谷田部、大穂、豊里、桜、筑波、茎崎が使用されている。
市の北端に日本百名山の筑波山を擁していることや多数の研究機関が立地していることもあり、茨城県での主要な観光地になっている。また、2005年(平成17年)に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開業し、市中心部より最短45分で東京都心と結ばれている。
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つくば市中心部
地理
位置
つくば市は、東京都心から約50km、成田国際空港から約40kmに位置する。
地形
市を代表する観光地である筑波山は、市北部に位置する。筑波山周辺を除き、関東平野の一部であり筑波・稲敷台地と呼ばれる標高20~30mの平坦な地形であり、関東ローム層に覆われている。また、つくば市の9月の標高は4月の標高より2cm低くなるが、市内にある国土地理院の研究によると、5月から8月に田植え用の大量の地下水をくみ上げるためである。
- 山:筑波山、宝篋山(小田山)、城山
- 河川:小貝川、桜川、東谷田川、西谷田川、小野川、稲荷川など
- 公園:市民一人当たりの公園面積は約10m²であり、全国平均の約6m²を上回っている。洞峰公園など。
- 面積:28,400ha(うち研究学園地区が2,700ha)
気候
平野部である市内長峰(高層気象台)にある観測点(つくば(館野))における観測によると、年平均気温は13.5℃、年間降水量は1235.6mmである(1971年から2000年の平年値)。太平洋側気候に属するが、内陸性で年間の寒暖の差、一日の内の気温差が大きい。
冬は、1月から2月には最低気温が-5℃から-8℃くらいまで下がることもあり、1952年2月5日には、最低気温-17.0℃を観測している。また、当市を含む地方の季節風は「筑波颪」(つくばおろし)との異名があるが当市の地勢とはあまり関係がない。降雪は比較的少なく、20cmを超える積雪の年は1971年以降わずか4回であり、観測史上最深積雪は27cmで1936年2月5日まで遡る。
一方、夏は蒸し暑く、猛暑日になることもある。1996年8月15日には最高気温37.8℃を観測した。また、山間部でも標高がそれほど高くないため平野部とは数℃程度の差であり、市内最高峰の筑波山(女体山)でもわずか877mなので避暑にはならない。
市名の由来
市のシンボル的存在である筑波山にちなんだ名称である[2][3]。(「筑波」・「つくば」の語源については、「筑波山#山名の由来」を参照。)
市名の命名者は当時の茨城県知事・竹内藤男で、茨城県初のひらがな市名であった[3][4]。竹内は漢字表記の「筑波市」にすると筑前国・筑後国のように「筑」を「ちく」と誤読される恐れがあることや、ひらがなの方がシンプルで現代的であるとして「つくば市」を推し、合併する予定の4町村(筑波郡谷田部町・大穂町・豊里町・新治郡桜村)にもその意向が伝えられていた[5]。1987年(昭和62年)10月26日に土浦市で開かれた第1回合併協議会の2番目の議題として市名が討議され、「つくば学園市」[6]や「新つくば市」[7]などの候補も出されたが、結局「つくば市」で決着した[8]。
地域
人口
市内には国や大手企業の研究拠点が多数存在し、約300に及ぶ研究機関・企業と20,185人[9]の研究者を擁し、このうち日本人の博士号取得者は7,215人[9]に達する。外国からの研究者や留学生が多く、外国人登録者数は133カ国7,565人[10]に及び、総人口の約3.5%[11]を占める。研究者や大学生が数多く住んでいるため、転勤や入学・卒業に伴って毎年3月末の人口が大きく減少し、4月に元に戻る現象が発生する。2010年(平成22年)現在の人口は約21万人である。特例市としては人口増加率が1.3%で全国一である[12]。平均寿命は男性79.2歳、女性86.2歳である[13]。
つくば市(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
中心市街地
市の中央部に位置する「センター地区」と呼ばれる地区(現在のつくば駅周辺)は、筑波研究学園都市建設の一環で1980年代につくばセンタービルを核として計画造成された市街地で同都市の中心をなし、事実上の本市の中心地でもある。
碁盤の目のような格子状の道路網の中につくばクレオスクエアを始めとするショッピングセンター、つくば国際会議場などの公共施設やライトオン、筑波銀行など民間企業の業務拠点が集積している。また、地中には総延長約7.4kmの共同溝が埋め込まれ、上水道管、地域冷暖房配管、廃棄物運搬用真空集塵管、電力線、電話線、ケーブルテレビ(ACCS)線などが収容され、これらの工事の際に道路を掘り返す必要がないように配慮されている。
合併により誕生した市であり、合併前の旧町村の中心をなしていた谷田部、北条などの各既成市街地はいずれも本市の中心にはならなかった。一方、市役所庁舎は長らく旧町村ごとの分散庁舎体制を取りつつもその代表的な庁舎は谷田部に置かれていたが、2010年、研究学園地区(研究学園駅周辺)の現庁舎に集約移転した。
歴史
明治維新前
- 平安時代中期には常陸平氏の宗家・多気氏が北条に多気城を構えたとされる。
- 南北朝時代には、小田氏が小田城(市北部)を築いて本拠地とした。この小田氏の縁で、北畠親房が小田城に入り、神皇正統記を著した。
- 大坂の役で戦功のあった細川興元が旧谷田部町に1万6000石を賜り江戸時代の幕末までこれを治める。通称谷田部藩、肥後細川家の分家。
- 水戸藩士藤田小四郎らが1864年5月2日に筑波山で挙兵(天狗党の乱)。
明治維新後
- 明治2年2月9日(グレゴリオ暦:1869年3月21日)- 若森県庁が若森村に設置される[14]。明治4年11月13日(グレゴリオ暦:1871年12月24日)に若森県が新治県・茨城県に吸収されたことにより廃止される[14]。
- 1918年(大正7年)9月7日 - 筑波鉄道筑波線が土浦~筑波~真壁~岩瀬間全線開通。
- 1925年(大正14年)10月12日 - 筑波山鋼索鉄道(現・筑波観光鉄道)筑波山ケーブルカー開通。
- 1940年(昭和15年) - 西筑波飛行場建設。陸軍航空士官学校西筑波分教場として機能。
- 1963年(昭和38年)9月10日 - 研究学園都市を筑波に建設することを閣議了解。
- 1973年(昭和48年)10月1日 - 東京教育大学を母体として、旧桜村に筑波大学が開学。
- 1985年(昭和60年)3月16日 - 国際科学技術博覧会を開催。
- 1987年(昭和62年)3月31日 - 筑波鉄道筑波線が廃線。
つくば市発足後
1987年(昭和62年)11月30日に筑波郡谷田部町、大穂町、豊里町、新治郡桜村の3町1村が新設合併し、人口約11万人のつくば市が誕生。むつ市、いわき市、えびの市に次ぐ日本で4番目のひらがな表記の市となった。また、合併当時、桜村は人口4万人超で、単独市制は不可能であったものの、日本で一番人口の多い村であり、4町村中人口が最も多かった。市外局番も「0298」に統一した。
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)
- 2002年(平成14年)11月1日 - 稲敷郡茎崎町を編入。
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)
- 2007年(平成19年)4月1日 - 特例市に移行。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)
- 4月 - 市への転入者に対し放射線測定を強制していたことが発覚[18]。
- 6月 - つくばモビリティロボット実験特区での公道実験がスタート。
- 12月 - つくば国際戦略総合特区に指定。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)
- 2014年(平成26年)
行政
歴代市長
代 | 氏名 | 就任年 | 退任年 | 備考 |
---|---|---|---|---|
初 | 倉田弘 | 1988年 | 1991年 | 1期 |
2 | 木村操 | 1991年 | 1996年 | 2期連続 |
3 | 藤澤順一 | 1996年 | 2004年 | 2期連続 |
4 | 市原健一 | 2004年 | (現職) | 3期連続 |
市役所
つくば市には、つくば市役所及び6つの窓口センターがある。詳しくはつくば市役所を参照。
- つくば市役所 - 研究学園一丁目1番地1
- 筑波窓口センター - 北条5029番地2
- 大穂窓口センター - 筑穂一丁目10番地4
- 豊里窓口センター - 高野1197番地20
- 桜窓口センター - 金田1658番地1
- 谷田部窓口センター - 谷田部4774番地18
- 茎崎窓口センター - 小茎320番地
つくば市東京事務所
つくば市は、「産業支援事業」「誘客・定住促進のための情報発信PR事業」を柱とする事業を行うため、つくばエクスプレス沿線である秋葉原に、「つくば市東京事務所」を設置している[22]。
財政
2008年(平成20年)年度決算の時点で、財政基盤の強弱を示す財政力指数は1.12、財政構造の弾力性を示す経常収支比率は89.4%、将来財政を圧迫する可能性の度合いを示す指標である将来負担比率は100.4%、財政の柔軟性を示す実質公債費比率は13.6%である。人口増加などにより財政力指数が高めである一方、将来負担比率や実質公債費比率が茨城県内市町村平均を上回るなど、大規模事業の推進による財政負担も大きくなっている。
広域事務
- 茨城県市町村総合事務組合
- 茨城租税債権管理機構
- 利根川水系県南水防事務組合
特例市
2005年(平成17年)の国勢調査において人口が20万人を突破したことから、特例市移行を検討。2006年(平成18年)6月の定例市議会において指定申出議案を可決、同年12月に閣議決定し、2007年(平成19年)4月1日に特例市に移行した。関東地方では13番目、県内では2番目の特例市である。
姉妹都市
- アーバイン市 - アメリカ合衆国カリフォルニア州オレンジ郡にある。カリフォルニア大学アーバイン校を抱える学術都市である。1989年(平成元年)に提携した。
- ケンブリッジ市 - アメリカ合衆国マサチューセッツ州にある。ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学を抱える学術都市である。1984年(昭和59年)に旧谷田部町と提携したものを継承した。
- ミルピタス市 - アメリカ合衆国カリフォルニア州サンタクララ郡にある。シリコンバレーの一角を占め、ハイテク技術産業が集積した都市である。1996年(平成8年)に旧茎崎町と提携したものを継承した。
- グルノーブル市 - フランス共和国イゼール県の県庁所在地。グルノーブル大学を抱える学術都市である。2013年(平成25年)11月12日に開催された筑波研究学園都市50周年記念式典において締結された[20]。
友好都市
構造改革特区
2011年(平成23年)3月25日につくばモビリティロボット実験特区の認定を受け、日本で初めて搭乗型モビリティロボットの公道実験が可能になった。
議会
市議会
- 定数 : 27名
- 任期 : 2012年(平成24年)11月30日 - 2016年(平成28年)11月29日[23]
- 議長 : 塩田 尚(山中八策の会)
- 副議長 : 塚本洋二(つくば政清会)
会派名 | 議席数 | 議員名(◎は代表) |
---|---|---|
つくば市民政策研究会 | 5 | ◎古山和一、松岡嘉一、高野進、柳沢逸夫、須藤光明、 |
つくば自由民主党・つくば維新の会 | 5 | ◎五頭泰誠、神谷大蔵、小久保貴史、久保谷孝夫、黒田健佑 |
つくば政清会 | 5 | ◎塚本洋二、木村修寿、大久保勝弘、飯岡宏之、木村清隆 |
公明党 | 3 | ◎小野泰宏、山本美和、浜中勝美 |
日本共産党 | 3 | ◎滝口隆一、田中サトエ、橋本佳子 |
つくば・市民ネットワーク | 3 | 北口ひとみ、皆川幸枝、宇野信子 |
新社会党 | 1 | 金子和雄 |
山中八策の会 | 1 | 塩田尚 |
筑峰クラブ | 1 | 鈴木富士雄 |
計(欠員1) | 27 |
※ヘイズ・ジョンが2014年12月14日に行われる県議選に出馬するため辞職。これにより市議会は現在「欠員1」である。
県議会
- 定数 : 4名
- 選挙区 : つくば市選挙区
- 任期 : 2015年(平成27年)1月8日 - 2019年(平成31年)1月7日[24] (「2014年茨城県議会議員選挙」参照)
議員名 | 会派名 | 当選回数 |
---|---|---|
星田弘司 | いばらき自民党 | 2 |
鈴木将 | いばらき自民党 | 2 |
山中泰子 | 日本共産党 | 3 |
田村けい子 | 公明党 | 3 |
衆議院
- 選挙区 : 茨城県第6区(つくば市、土浦市、石岡市、小美玉市の一部、かすみがうら市、つくばみらい市)
- 任期 : 2014年(平成26年)12月14日 - 2018年(平成30年)12月13日 (「第47回衆議院議員総選挙」参照)
議員名 | 党派名 | 当選回数 |
---|---|---|
丹羽雄哉 | 自由民主党 | 12 |
経済
つくば市の就業者のうち、第一次産業従事者は3,133人、第二次産業従事者は17,268人、第三次産業従事者は69,190人である[10]。 研究学園地区以外では農業も行われており、特に筑波山麓で収穫される「北条米」は昭和初期に皇室への献上米になるなど高級米として知られる。また、畑面積の約3分の1を占める芝は日本一の作付面積(2,245ha)を誇る。近年では、摘み取り園式のブルーベリー栽培が行われるなど、新しい形の農業にも取り組んでいる。つくば市及び東京都小平市・山梨県北杜市が「日本三大ブルーベリー」の地とされる。また、日本で唯一搾菜の栽培が行われ、有名中華料理店などに出荷されたり、たまり漬として加工されている。つくば市では、JAつくば市とJAつくば市谷田部の2つの農業協同組合が事業を展開する。
つくばエクスプレスの開通に伴い、都内や近県からの筑波山への観光客が増加している。また、市内にはパン屋が多く、2004年(平成16年)より「パンの街つくば」として振興を図っている[25]。
本社をおく主要企業
- インテル日本法人(登記上の本社は東京都千代田区)
- カスミ
- サイバーダイン
- 常陽新聞
- ソフトイーサ
- ダーウィン
- とんQ
- 麺ズ・クラブ
- 友朋堂書店
- ライトオン
- ワンダーコーポレーション
- 日本アイ・エス・ケイ
第三セクター等
- 株式会社つくば研究支援センター - 産・学・官の研究交流と連携の拠点として運営。筑波研究学園都市で生まれる研究シーズの事業化を積極的に支援している。
- (公財)つくば文化振興財団
- つくば市土地開発公社
- (財)つくば都市交通センター
- つくば国際貨物ターミナル - 内陸通関拠点。通関などは横浜税関鹿島税関支署つくば出張所が担当。日本にある内陸通関拠点のうち輸入貿易額が最も多い。
商業施設
- つくばクレオスクエア - 吾妻一丁目5番地3
- CREO
- 西武百貨店筑波店
- ザ・ガーデン自由が丘筑波店
- イオンつくば駅前店
- 西武百貨店筑波店
- Q't(Loftほか)
- MOG
- CREO
- LALAガーデンつくば - 小野崎278番地1
- iiasつくば -研究学園五丁目19番
- イオンモールつくば - 稲岡66番地1
- コストコつくば倉庫店 - 学園の森二丁目19番地
- 山新グランステージつくば - つくば市面野井44番地
- つくばショッピングセンターASSE - 上横場2143番地
- 谷田部ショッピングセンター - 上横場2380番地22
- デイズタウンつくば - 竹園一丁目9番地2
- ピアシティ万博記念公園 - 茨城県つくば市島名福田坪土地区画整理地B48街区1画地(香取台)
- KASUMI
- グラン・プルシェ店 - 小野崎278番地1(LALAガーデンつくば内)
- 学園店 - 竹園二丁目12番地1
- つくばスタイル店 - 研究学園五丁目19番(iiasつくば内)
- テクノパーク桜店 - 桜一丁目22番地
- 筑波店 - 北条5144番地
- 梅園店 - 下原380番地5
- 大穂店 - 筑穂一丁目15番地6
- つくばアッセ店 - 上横場2143番地(ASSE内)
- みどりの駅前店 - 花島新田13番地
- 万博記念公園駅前店 - 島名福田坪土地区画整理地B48街区1画地(ピアシティ万博記念公園内)
- 学園の森店 - 学園の森二丁目34番地4
-
つくばクレオスクエア「CREO」
-
つくばクレオスクエア「Q't」
-
イーアスつくば
-
つくばショッピングセンターASSE
郵便局
- 筑波学園郵便局 - 吾妻一丁目13番地2
- 筑波郵便局 - 北条4347番地6
- 桜竹園郵便局 - 竹園三丁目21番地
- 桜並木郵便局 - 並木四丁目1番地2
- 桜郵便局 - 横町266番地
- 谷田部松代郵便局 - 松代四丁目200番地1
- 筑波大学内郵便局 - 天久保三丁目1番地1
- 筑波山郵便局 - 筑波802番地
- 筑波谷田部郵便局 - 谷田部2961番地
- 旭郵便局 - 沼崎1854番地6
- 大穂郵便局 - 大曽根3397番地
- 葛城郵便局 - 苅間388番地
- つくば九重郵便局 - 上ノ室1271番地3
- つくば作谷郵便局 - 作谷149番地
- つくば小田郵便局 - 小田2946番地1
- つくば田井郵便局 - 神郡870番地5
- 小野川郵便局 - 館野464番地
- 上郷郵便局 - 上郷1384番地3
- 茎崎みなみ郵便局 - 上岩崎944番地1
- 茎崎高崎郵便局 - 高崎1819番地1
- 栗原郵便局 - 栗原1567番地
- 上大島郵便局 - 上大島1046番地
- 島名郵便局 - 島名643番地
- 真瀬郵便局 - 真瀬1124番地5
- 吉沼郵便局 - 吉沼4082番地
- 筑波水守簡易郵便局 - 水守1367番地1
- 今鹿島簡易郵便局 - 今鹿島842番地
- 茎崎森の里簡易郵便局 - 森の里56番地4
- 妻木簡易郵便局 - 妻木1535番地
- つくば研究学園郵便局- 研究学園一丁目1番地2
銀行
- みずほ銀行
- つくば支店 - 竹園一丁目4番地1
- 三井住友銀行
- つくば支店 - 吾妻一丁目5番地7
- 足利銀行
- つくば支店 - 東新井19番地
- 常陽銀行
- 研究学園都市支店 - 吾妻一丁目14番地2
- つくば並木支店 - 梅園二丁目7番地3
- 筑波支店 - 北条92番地
- 大穂支店 - 大曽根3095番地1
- 茎崎支店 - 小茎300番地1
- 豊里支店 - 酒丸255番地3
- 谷田部支店 - 谷田部字富士塚6006番地1
- 竹園出張所 - 竹園三丁目18番地3
- 松代出張所 - 松代四丁目200番地1
- つくば市役所支店 - 研究学園一丁目1番地1
- 筑波銀行
- つくば営業部 - 竹園一丁目7番地
- 学園並木支店 - 並木四丁目1番地2
- つくば北支店 - 北条5143番地1
- つくば副都心支店 - 研究学園五丁目19番(iiasつくば内)
- 豊里支店 - 高野456番地1
- 中根支店 - 横町264番地
- 谷田部支店 - 台町二丁目3番地3
- 二の宮出張所 - 二の宮四丁目7番地1
- 島名出張所 - 台町二丁目3番地3 (谷田部支店内)
- 松代支店 - 松代一丁目9番地7(つくば営業部内)
- みどりの支店 - 花島新田4番地7(みどりの一丁目A67街区5画地)
- 千葉銀行
- つくば支店 - 研究学園五丁目10番地2
- ゆうちょ銀行
- つくば店 - 筑波学園郵便局と同一地
-
常陽銀行 研究学園都市支店
-
筑波銀行つくば営業部(本部機構)
メディア
- つくばコミュニティ放送(ラヂオつくば) - 吾妻三丁目10番地5
- 研究学園都市コミュニティケーブルサービス(ACCS) - 竹園一丁目2番1
公共機関
消防
- つくば市消防本部 - 研究学園1丁目1番地
- 中央消防署 - 研究学園1丁目1番地
- 中央消防署桜分署 - 金田2040番地2
- 中央消防署豊里分署 - 上郷607番地
- 中央消防署並木分署 - 並木一丁目2番地3
- 北消防署 - 上沢3番地
- 北消防署筑波分署 - 沼田645番地
- 南消防署 - 観音台一丁目25番地3
- 南消防署茎崎分署 - 小茎563番地
- 中央消防署 - 研究学園1丁目1番地
警察
- つくば中央警察署 - 竹園一丁目1番地(管轄はつくば市のうち旧谷田部町、旧豊里町、旧茎崎町、旧桜村の区域)
- 茎崎地区交番 - 小茎564番地1
- 谷田部地区交番 - 谷田部6894番地1
- 赤塚交番 - 東二丁目32番地2
- 研究学園交番 - 研究学園一丁目1番地2
- つくば駅前交番 - 吾妻二丁目7番地13
- 並木交番 - 並木四丁目1番地2
- 松代交番 - 松代四丁目19番地
- 柴崎駐在所 - 柴崎754番地1
- 豊里駐在所 - 今鹿島4174番地5
- 万博記念公園駅前駐在所 - 諏訪C13街区14画地
- つくば北警察署 - 北条5262番地3(管轄はつくば市のうち旧筑波町、旧大穂町の区域)
- 筑穂交番 - 筑穂一丁目15番地1
- 小田駐在所 - 小田2947番地8
- 上大島駐在所 - 上大島647番地1
- 菅間駐在所 - 池田844番地2
- 筑波山駐在所 - 沼田1698番地1
- 作谷駐在所 - 作谷1130番地
- 吉沼駐在所 - 吉沼1143番地1
教育
大学
国立
私立
高等学校
つくば市立中学校卒業生のうち、市内の県立高校へ進学する割合は例年3割程度である[26]。市内に所在した県立上郷高等学校は、2009年度以降の新入生募集を停止。2011年に2011年(平成23年)3月31日に、県立石下高等学校(常総市)と統合し、県立石下紫峰高等学校(旧石下高校の敷地)となった。また、県立並木高等学校は中等教育学校への移行に伴い、2011年度より生徒募集を停止し、2013年3月に閉校した。
学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|
茎崎高等学校 | 県立 | 300-1272 | 茎崎447番地8 | 1984年 |
竹園高等学校 | 県立 | 305-0032 | 竹園三丁目9番地1 | 1979年 |
筑波高等学校 | 県立 | 300-4231 | 北条4160番地 | 1950年 |
つくば工科高等学校 | 県立 | 305-0861 | 谷田部1818番地 | 1927年 |
つくば秀英高等学校 | 私立 | 300-2645 | 島名151番地 | 1995年 |
東豊学園つくば松実高等学校 | 私立 | 300-4352 | 筑波1002番地 | 2008年 |
中高一貫・中等教育学校
学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|
茗溪学園中学校・高等学校 | 私立 | 305-0061 | 稲荷前1番地1 | 1979年 |
茨城県立並木中等教育学校 | 県立 | 305-0044 | 並木四丁目5番地1 | 2008年 |
中学校
つくば市は2012年(平成24年)4月より、市内全小中学校で小中一貫教育を開始。1中学校の学区と、学区内の小学校を1つの「学園」と定めた。
学園名 | 中学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|---|
春日学園 | 春日中学校 | 市立 | 302-0117 | 春日二丁目39番地1 | 2012年 |
くすのき学園 | 大穂中学校 | 市立 | 300-3264 | 篠崎475番地 | 1976年 |
さくら学園 | 桜中学校 | 市立 | 305-0019 | 金田1500番地(さくらの森) | 1957年 |
桜並木学園 | 並木中学校 | 市立 | 305-0044 | 並木三丁目8番地 | 1979年 |
高崎しいの木学園 | 高崎中学校 | 市立 | 300-1245 | 高崎1730番地 | 1986年 |
高山真名学園 | 高山中学校 | 市立 | 300-2669 | 下河原崎503番地(高山) | 1952年 |
つくばAZUMA学園 | 吾妻中学校 | 市立 | 305-0005 | 天久保一丁目9番地1 | 1992年 |
つくば茎崎学園 | 茎崎中学校 | 市立 | 300-1255 | 小茎450番地 | 1947年 |
つくば輝翔学園 | 谷田部中学校 | 市立 | 305-0861 | 谷田部6100番地 | 1961年 |
つくば紫峰学園 | 筑波東中学校 | 市立 | 300-4231 | 北条4160番地 | 1966年 |
つくば竹園学園 | 竹園東中学校 | 市立 | 305-0032 | 竹園三丁目11番地 | 1974年 |
つくば洞峰学園 | 谷田部東中学校 | 市立 | 305-0046 | 東二丁目25番地1 | 1988年 |
つくば豊学園 | 豊里中学校 | 市立 | 300-2642 | 高野1213番地 | 1960年 |
つくば百合ケ丘学園 | 筑波西中学校 | 市立 | 300-4204 | 作谷578番地2 | 1966年 |
手代木光輝学園 | 手代木中学校 | 市立 | 305-0035 | 松代五丁目10番地 | 1980年 |
小学校
小野川小学校を除いたつくば市立小学校は、小学校の学区が複数の中学校の学区に跨ることなく定められている。
学園名 | 小学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|---|
春日学園 | 春日小学校 | 市立 | 302-0117 | 春日二丁目47番地 | 2012年 |
くすのき学園 | 大曽根小学校 | 市立 | 300-3253 | 大曽根2917番地 | 1890年 |
要小学校 | 市立 | 300-2622 | 要449番地1 | 1879年 | |
前野小学校 | 市立 | 300-3267 | 前野1367番地 | ||
吉沼小学校 | 市立 | 300-2617 | 吉沼1010番地 | ||
さくら学園 | 栗原小学校 | 市立 | 305-0001 | 栗原2018番地 | 1875年 |
九重小学校 | 市立 | 305-0023 | 上ノ室2126番地 | 1872年 | |
栄小学校 | 市立 | 305-0013 | 金田54番地 | 1872年 | |
桜並木学園 | 桜南小学校 | 市立 | 305-0043 | 大角豆789番地1 | 1876年 |
並木小学校 | 市立 | 305-0044 | 並木二丁目12番地 | 1978年 | |
高崎しいの木学園 | 茎崎第一小学校 | 市立 | 300-1245 | 高崎2290番地 | 1886年 |
高山真名学園 | 島名小学校 | 市立 | 300-2645 | 島名537番地1 | 1877年 |
真瀬小学校 | 市立 | 300-2656 | 真瀬2103番地 | 1877年 | |
つくばAZUMA学園 | 吾妻小学校 | 市立 | 305-0031 | 吾妻二丁目16番地 | 1978年 |
つくば茎崎学園 | 茎崎第二小学校 | 市立 | 300-1274 | 上岩崎1076番地 | 1875年 |
茎崎第三小学校 | 市立 | 300-1255 | 小茎798番地1 | 1980年 | |
つくば輝翔学園 | 谷田部小学校 | 市立 | 305-0861 | 谷田部2938番地 | 1875年 |
谷田部南小学校 | 市立 | 305-0867 | 境田191番地1 | 1988年 | |
つくば紫峰学園 | 小田小学校 | 市立 | 300-4233 | 小田3107番地 | 1874年 |
田井小学校 | 市立 | 300-4212 | 神郡1200番地 | 1878年 | |
筑波小学校 | 市立 | 300-4354 | 国松1400番地 | 1873年 | |
北条小学校 | 市立 | 300-4231 | 北条1077番地 | 1874年 | |
つくば竹園学園 | 竹園東小学校 | 市立 | 305-0032 | 竹園三丁目13番地 | 1974年 |
竹園西小学校 | 市立 | 305-0032 | 竹園二丁目19番地4 | 1990年 | |
つくば洞峰学園 | 小野川小学校 | 市立 | 305-0067 | 館野731番地 | 1878年 |
東小学校 | 市立 | 305-0046 | 東二丁目24番地 | 1995年 | |
二の宮小学校 | 市立 | 305-0051 | 二の宮四丁目11番地 | 1988年 | |
つくば豊学園 | 今鹿島小学校 | 市立 | 300-2641 | 今鹿島1762番地 | 1875年 |
上郷小学校 | 市立 | 300-2645 | 上郷2499番地 | 1875年 | |
沼崎小学校 | 市立 | 300-2631 | 沼崎1650番地 | 1873年 | |
つくば百合ケ丘学園 | 作岡小学校 | 市立 | 300-4204 | 作谷1833番地 | 1875年 |
菅間小学校 | 市立 | 300-4242 | 中菅間877番地 | 1876年 | |
田水山小学校 | 市立 | 300-4245 | 水守620番地 | 1874年 | |
手代木光輝学園 | 葛城小学校 | 市立 | 305-0822 | 苅間689番地 | 1877年 |
柳橋小学校 | 市立 | 305-0842 | 柳橋360番地 | 1876年 | |
手代木南小学校 | 市立 | 305-0035 | 松代四丁目24番地 | 1979年 | |
松代小学校 | 市立 | 305-0035 | 松代三丁目3番地1 | 1991年 |
閉校した小学校
特別支援学校
学校名 | 設立区分 | 郵便番号 | 住所 | 開校年 |
---|---|---|---|---|
つくば特別支援学校 | 県立 | 300-3255 | 玉取2100番地 | 2007年 |
各種学校
私立
交通
鉄道
かつては筑波鉄道筑波線が旧筑波町を走っていたが、1987年(昭和62年)3月31日に廃止された。現在、跡地はサイクリングロード(茨城県道501号桜川土浦自転車道線・愛称つくばりんりんロード)となっている。また、1970年代 - 1990年代にかけての学園都市の建設に伴い東京都などから転居者が増加し、2005年(平成17年)に首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開通。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス沿線では、「つくばスタイル」の名の元で沿線開発が行われている。
JTB時刻表による市の代表駅はつくば駅であるが、市役所の最寄り駅は研究学園駅である。
-
つくば駅
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筑波山ケーブルカー。宮脇駅にて。(2005年11月撮影)
-
旧筑波駅跡。1987年に廃線となった筑波鉄道線路跡の大部分が「つくばりんりんロード」になっている。
バス
関東鉄道・関鉄パープルバス・ジェイアールバス関東によりつくばエクスプレス、JR常磐線、関東鉄道常総線の各駅を結ぶ路線があるほか、筑波山登山に便利な「筑波山シャトル」や市内の研究施設を巡る「つくばサイエンスツアーバス」といった観光路線も運行されている。また、市が企画し関東鉄道が運行するコミュニティバス「つくバス」が交通不便地域をカバーしている。主なバスターミナルはつくば駅に隣接するつくばセンターや筑波山の麓の筑波山口などである。
ところで、市内には長い名前のバス停留所がいくつか存在する。これは、停留所名に最寄りの研究機関の名称を漏らさず盛り込んだり、研究機関の名前自体が長いためである。例として「産総研つくば東事業所つくば研究支援センター入口」(24文字)や「筑波大学春日エリア・筑波学院大学」(16文字)がある。
一般路線バス
- 関東鉄道 - つくば中央営業所、つくば北営業所、土浦営業所(土浦市)、水海道営業所(常総市)
- 関鉄パープルバス - 下妻本社営業所(下妻市)
- ジェイアールバス関東 - 土浦支店(土浦市)
- この他、茨城観光自動車もあったが撤退(後に廃業)している。
高速路線バス
- 高速バス「つくば号」で、東京駅 - つくばセンター・筑波大学。東京駅 - つくばセンター間1時間強。
- 空港リムジンバスで、つくばセンター - 羽田空港・成田空港間2時間弱、茨城空港間1時間弱。
- 高速バス「急行TMライナー」で、つくばセンター - 県庁・水戸駅間1時間半程度。
- 高速バス「急行わかば号」で、つくばセンター - 運転免許センター間1時間弱。
- 夜行高速バス「よかっぺ関西号」で、つくばセンターまで京都から7時間、大阪から9時間程度。
- 高速バス 東京テレポート駅・東京ディズニーリゾート - つくばセンター・土浦駅。
コミュニティバス
乗合タクシー
道路
高速道路
- 常磐自動車道 : (4)谷田部IC - (4-1)つくばJCT - (PA)谷田部東PA - (5)桜土浦IC
- 首都圏中央連絡自動車道 : (76)つくば中央IC - (4-1)つくばJCT - (81)つくば牛久IC
一般国道
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学園中央通り
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学園東大通り
県道
- 主要地方道
- 一般県道
- 茨城県道123号土浦坂東線(学園南大通り・エキスポ大通り)
- 茨城県道128号土浦大曽根線
- 茨城県道132号赤浜上大島線
- 茨城県道133号赤浜谷田部線
- 茨城県道138号石岡つくば線
- 茨城県道139号筑波山公園線(つくば道)
- 茨城県道143号谷田部牛久線
- 茨城県道200号藤沢豊里線
- 茨城県道201号藤沢荒川沖線
- 茨城県道202号館野牛久線
- 茨城県道210号谷田部藤代線
- 茨城県道213号長高野北条線
- 茨城県道214号沼田下妻線
- 茨城県道220号島名福岡線
- 茨城県道236号筑波公園永井線(筑波パープルライン)
- 茨城県道237号花室牛久線(土浦学園線)
- 茨城県道244号妻木赤塚線(学園西大通り・学園北大通り)
- 茨城県道273号館野荒川沖停車場線
- 茨城県道274号牛久赤塚線(学園西大通り)
都市計画道路
自転車道
- 茨城県道501号桜川土浦自転車道線(つくばりんりんロード)
ペデストリアンデッキ
自転車歩行者専用道路であるペデストリアンデッキ(略称:遊歩道、ペデ)が設置されている。赤塚公園からつくばセンターを経て筑波大学に南北につながる「つくば公園通り」約5kmと、センター地区及びその周辺における約43kmがある。
交通状況
つくば市は、北部の筑波山麓を除いて大部分が平野であり、1980年代ごろまでに学園都市として幹線道路整備が行われた。「日本の道100選」にも選ばれた学園東大通りを初めとして、計画的に整備された大通りが複数存在する。広範囲に分散する研究所の移動手段や通勤手段に自動車が使われることが多く、人口に対して交通量が多くなっている。2010年(平成22年)現在、1世帯あたりの自動車保有台数は1.7台である[29]。市では「自転車のまちつくば」と位置づけて、市民の積極的な自転車利用を呼びかけている。
市内中心部においては、土浦学園線および学園東大通り・学園西大通り・学園南大通り・学園北大通りの各大通りが道路網の中核を成す。それぞれ4~6車線が確保されているが、交通量の増加、つくばエクスプレスの開通に伴い中心部では近年渋滞が目立ち始めている。このため「つくバス」の導入や駐車場の立体化に取り組んでいる。国道354号は2車線であるが、大規模ショッピングモール等が出店した影響で、市内有数の渋滞箇所となっている。
高速道路は、常磐自動車道が市の南部から東部へ走っており、谷田部IC・桜土浦ICの2つのインターチェンジが存在する。市内では首都圏中央連絡自動車道(圏央道)の建設が進められており、常磐道東側につくば牛久ICが開通し、2010年(平成22年)4月24日にはつくば中央ICまでの区間が供用された。
新交通システム
国際科学技術博覧会の計画策定以前の1972(昭和47)年頃から、筑波研究学園都市と常磐線を結ぶ新交通システムが検討されていた[30](日本モノレール協会誌「モノレール」1979(昭和54)年6月号「筑波研究学園都市の交通計画 」には、「荒川沖駅~高エネルギー」と「土浦駅~バスセンター」の2系統が掲載されている。)。1978(昭和53)年度予算要求において、交通需要の比較的多いと思われる筑波大学の北側から花室地区を通り土浦駅に至る14.6キロメートルのL字型部分について予算要求を行い、筑波大学附属病院から花室バスセンターに至る1.5キロメートルの区間が事業採択された(建設省の予算がついた)[31]。しかしながら、その後検討を進めるなかで採算性に問題があることが判明し、事業中止された。 なお、土浦ニューウェイ及びつくば花室トンネルは、新交通システムとしての事業中止後に道路として建設されたものであるが、将来的に交通量が増加した際に新交通システム(神戸のポートライナー、横浜のシーサイドラインの計画を参考に4両編成を想定[32])に転用しうるよう設計されている[33]。
その他
- ご当地ナンバーである「つくばナンバー」を2007年(平成19年)2月13日から導入した。
- 「のりのり自転車」という無料のレンタサイクルがあったが廃止され、現在はつくば駅構内観光案内所で有料にて貸し出しを行っている。
- 市北部には県営のヘリポートである「つくばヘリポート」があり、県の防災ヘリコプター「つくば」などが配備されている。
観光地・祭事
つくば市は県内第二の観光都市である。2007年度は約380万3000人が訪れた[34]。特に近年はつくばエクスプレスの開通により、東京からのアクセスが向上したため、観光客数は増加している。
- 筑波山 - 筑波山神社・大御堂・筑波山温泉
- 平沢官衙遺跡
- つくば物語 - 10月頃
- 北斗寺
- 星祭り - 1月7日(旧暦)
- 小田城跡(国の史跡)
- 五角堂
- 豊里ゆかりの森
- 昆虫館
- 茨城県つくば美術館 - つくば文化会館アルス内
- つくばエキスポセンター - プラネタリウム、H-IIロケットの実物大模型
- 地図と測量の科学館
- つくばわんわんランド
- 金村別雷神社
- つくばフェスティバル - 5月の第2土・日曜日
- つくば100キロウォーク - 5月の最終土・日曜日
- 北条祇園祭 - 7月下旬頃
- まつりつくば - 8月の最終土・日曜日または9月の第1土・日曜日
- つくば国際音楽祭 - 10月頃
- つくばマラソン - 11月下旬
- 市内の各研究機関
- 一般公開 - 年に1~2回、科学技術週間または学校の長期休暇に合わせて行う機関が多い [1][2]。宇宙航空研究開発機構筑波宇宙センターのように、一日で約1万人が訪れる所もある。
- 常設展示 - 博物館などの常設展示施設を持つ機関 [3] や、施設内見学ツアーを設けている機関も多い。専門のツアーバス(つくばサイエンスツアー)も運行されている [4]。
-
筑波山
-
平沢官衙遺跡
スポーツチーム
- サイバーダインつくばロボッツ - プロバスケットボール
- Tsukuba club - 社会人野球
- Sportiva.Tsukuba - 社会人サッカー
- つくばFC - 社会人サッカー
- DO SOCCER CLUB - 社会人サッカー
- つくばユナイテッドSun GAIA - 社会人バレーボール
- ツクバリアンズ - 社会人ラグビー
- つくばジュニアユース - Jリーグ・鹿島アントラーズ下部組織
- つくばツインピークス - 社会人陸上競技
- つくばボクシングジム - 社会人ボクシング
有名人
出身有名人
- 飯塚伊賀七 - 発明家
- 市村さん次郎 - 歴史学者
- 江戸英雄 - 実業家
- 北沢直吉[36] - 外交官、政治家、元内閣官房副長官
- 飯塚哲哉 - 実業家、ザインエレクトロニクス社長、創業者
- 石田晴久 - 計算機科学者
- 市原健一 - つくば市長
- 室町澄子 - アナウンサー
- 杉本亜紀子 - アナウンサー
- 松居直美 - タレント
- 倉田保昭 - 俳優
- ユハラユキ - シンガーソングライター
- 清水直子 - ヴィオラ奏者
- 根岸浜吉 - 興行師(根岸興行部創立者)
- 根岸寛一 - 映画プロデューサー
- 男女ノ川登三 - 第34代横綱
- 阿部吉朗 - サッカー選手(松本山雅FC所属)
- 川浪吾郎 - サッカー選手(アルビレックス新潟所属)
- 大橋尚志 - サッカー選手 (鹿島アントラーズ所属)
- 工藤一彦 - 元プロ野球選手(阪神タイガース)
- 羽生田忠克 - 元プロ野球選手(西武ライオンズ)
- 藤澤順一 - 元つくば市長、筑波学園病院理事長
- 大崎雄太朗 - プロ野球選手(埼玉西武ライオンズ所属)
- 山田大樹 - プロ野球選手(福岡ソフトバンクホークス所属)
- 森田丈武(丈武) - 元プロ野球選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
- 平岡富士貴 - 元バスケットボール選手 (サイバーダインつくばロボッツ監督)
- 砂田遥 - 元バレーボール選手(PFUブルーキャッツ)
- HAYATO - 元キックボクサー
- 石田光洋 - 総合格闘家
- 小野瀬忠兵衛 - 元衆議院議員
- 茂在寅男 - 工学博士(航海計器学)、作家、水中考古学研究家
- 猪野仁志 - グルノーブル・フット38ゼネラル· ディレクター
- 柳田忠則 - 日本大学教授、『大和物語』・『伊勢物語』の研究者
縁のある有名人
- 毛利衛 - 宇宙飛行士。市内在住。
- 星出彰彦 - 宇宙飛行士。市内の中学校・高校出身。
- 江崎玲於奈 - ノーベル物理学賞受賞者。元筑波大学学長。名誉市民。
- 小林誠 - ノーベル物理学賞受賞者。名誉市民。市内在住。
- 白川英樹 - ノーベル化学賞受賞者。筑波大学名誉教授。
- 村松剛 - 評論家・フランス文学者・大学教授、市内に居住していた。
- 明和電機 - 社長・土佐信道が筑波大学出身。ジャンルとして自ら「ツクバ系」を名乗る。
- 朝倉直巳 - デザイナー。晩年まで市内に居住していた。
- Diggy-Mo - アーティスト。市内の高校出身。
- カレン・ロバート - ソウルイーランドFC所属のサッカー選手。小学校と中学校は市内の学校に通っていた。
- 阿部吉朗 - サッカー選手。市内で育つ。
- 赤﨑秀平 - 鹿島アントラーズ所属のサッカー選手。筑波大学出身。
- 近藤直也 - ジェフ千葉所属のサッカー選手。小学校から高校までつくば市内の学校に通っていた。DO SOCCER CLUB代表。
- 小林光恵 - 作家。おたんこナース原作者。市内在住。
- 浅野いにお - 漫画家。市内の高校出身。
- 田上明 - プロレスリング・ノア社長(元所属プロレスラー)。子供の教育を考え、現在市内在住。
- 三ツ木清隆 - 俳優。市内在住。
- 飯嶋徹 - 理学博士。市内で研究を行っている。
- 鈴木史郎 - 理学博士。市内で研究を行っている。
- 中野英一 - 理学博士。市内で研究を行っている。
- 大島隆義 - 理学博士。市内で研究を行っている。
- 森田洋平 - 理学博士。市内在住。
- 平沢進 - ミュージシャン。市内に拠点を置く[37]。
- MINCE PIE - 漫画家。市内で育ち、現在市内在住。
- アモロソ・フィリッポ - イタリア・フィレンツェ出身。トスカーナ料理研究家。市内でイタリア文化を広げる活動を行っている。
舞台・ロケ地
つくば市は、市役所内にフィルムコミッション室(つくばフィルムコミッション)を設けて、テレビや映画の撮影誘致活動を行っている。つくば市のロケ地としての利点は、東京都心から比較的近距離であること、研究所などにデザイン的に優れた前衛的な建物があること、学術・研究都市として計画的に整備された理路整然とした街並があること、手付かずの自然があることをあげることができる。スーパー戦隊・仮面ライダーシリーズ等の特撮番組のロケ地としても有名である。また、つくば市を舞台とした作品も存在する。
市内が舞台の作品
- 僕たちの戦争(2006年9月17日放送のドラマ) - つくば市が舞台の一つとなっており、つくばセンターなどが登場する。
- 特急田中3号(2007年春放送の連続ドラマ) - つくば市が舞台の一つとなっており、筑波大学、つくば駅周辺などが登場する。
- 逆転夫婦の珈琲ワルツ(2009年1月15日放送のドラマ) - つくば市が舞台となっており、つくば駅などが登場する。
- 宇宙兄弟 - つくば市が舞台の一つとなっており、JAXA筑波宇宙センターなどが登場する。
主な映画作品
- パラサイト・イブ(1997年2月1日公開) - 筑波大学中央図書館前広場など
- ただ、君を愛してる(2006年10月28日公開) - 気象研究所前
- 恋空(2007年11月03日公開) - 産業技術総合研究所など
- クロサギ (2008年3月8日公開) - ゆかりの森など
- 相棒-劇場版-(2008年5月1日公開) - つくば国際会議場など
- 神様のパズル(2008年6月7日公開) - 高エネルギー加速器研究機構など
- アキレスと亀(2008年9月20日公開) - 高崎自然の森など
- ガマの油(2009年6月6日公開) - 蚕影神社など[38]
主なテレビ番組
- 医龍-Team Medical Dragon-(2006年より放映の連続ドラマ) - つくば国際会議場など
- 生徒諸君!(2007年春放送の連続ドラマ) - 吾妻中学校、つくば駅周辺など
- SP(2007年~2008年放送の連続ドラマ) - つくば国際会議場など
主なCM
脚注
- ^ 土地区画整理事業の換地処分により、2014年6月28日同市苅間2530番地2(研究学園一丁目D32街区2)より住居表示変更
- ^ 財団法人常陽藝文センター・茨城新聞社出版局 編『茨城県44市町村オールガイド いばらき 44』茨城新聞社、2009年4月1日、183pp. ISBN 978-4-87273-238-2 (86ページより)
- ^ a b 小野寺 敦 監修 『茨城「地理・地名・地図」の謎』 (2014, pp. 14–16)
- ^ 毎日新聞水戸支局 編著『検証・つくば合併』筑波書林、平成元年2月20日、222pp.(51ページより)
- ^ 毎日新聞水戸支局 編著『検証・つくば合併』筑波書林、平成元年2月20日、222pp.(49 - 50ページより)
- ^ 当時、「学園都市」と呼ぶことが多かったことから。
- ^ 筑波町が合併協議から離脱し、同名の市町が並ぶことに伴う混乱を避ける目的と、筑波郡ではなく、新治郡に属していた桜村への配慮から。
- ^ 毎日新聞水戸支局 編著『検証・つくば合併』筑波書林、平成元年2月20日、222pp.(49 - 51ページより)
- ^ a b つくば市FactBook2011:10ページ。(2012年8月10日閲覧。)
- ^ a b 統計つくば2011:42ページ。(2012年8月10日閲覧。)
- ^ 2011年(平成23年)10月1日現在の国勢調査人口が215,877人、外国人登録者数が7,565人であるため、約3.50%となる。
- ^ 『データブック オブ・ザ・ワールド 2011年度版』.、二宮書店、2011年、52・53ページ。
- ^ 厚生労働省:平成17年 市区町村別生命表の概況(2012年8月10日閲覧。)
- ^ a b 茨城地方史研究会 編『茨城の史跡は語る』瀬谷義彦・佐久間好雄 監修、茨城新聞社、平成元年12月30日、317pp.(239 - 241ページより)
- ^ 『図典 日本の市町村章』58ページ。
- ^ “お知らせ-牛久市 0298地域の局番が変更になります”. 2012年10月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月10日閲覧。
- ^ “AIST TODAY - 産業技術総合研究所 2003.01 Vol.3 No.1” (PDF) (2003年1月1日). 2004年1月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月10日閲覧。
- ^ 毎日新聞2011年4月19日「福島第1原発:放射線証明の提示要求を撤回つくば」(2011年4月21日時点のアーカイブ)掲載内部文書に「市に転入したときが、被災後であれば土浦保健所にて放射線に関する検査をしていただく。検査終了後問題がなければ通常の手続き」とある。
- ^ “突風:つくばで竜巻か 栃木でも…40人以上けが”. 毎日新聞. (2012年5月6日). オリジナルの2012年5月6日時点におけるアーカイブ。 2015年9月19日閲覧。
- ^ a b “学園都市50年で式典 理念回顧、発展誓う”. 茨城新聞. (2013年11月13日) 2013年11月17日閲覧。
- ^ “来春までに一定結論 合併 つくば、土浦市初の勉強会”. 東京新聞. (2014年2月12日). オリジナルの2014年2月22日時点におけるアーカイブ。 2015年9月19日閲覧。
- ^ つくば市東京事務所
- ^ つくば市 | 議員名簿(写真入り)
- ^ 茨城県議会 - 県議会議員名簿
- ^ パンの街つくばプロジェクト"活動実績 パンの街つくば"(2010年11月4日閲覧。)
- ^ つくば市民白書実行委員会 編『つくば市民白書2008 市民の目で見たつくばの今』つくば市民白書実行委員会、2008年7月15日、140pp.(52ページより)
- ^ つくば市立大形小学校 大形小学校閉校式(2012年3月17日閲覧。)
- ^ つくば市立山口小学校 山口小学校ニュース(2014年4月18日閲覧。)
- ^ 統計つくば2011:18ページ。
- ^ 日本都市計画学会編『60プロジェクトによむ日本の都市づくり』(朝倉書店、2011年発行、ISBN 4254266383)
- ^ 茨城県土木部都市計画課新交通推進室長 中川三郎「筑波研究学園都市の新交通について」『道路セミナー』1979(昭和54)年1月号(全国加除法令出版)
- ^ "茨城県土木部都市施設課長 田沢大「土浦高架街路」"『都市と交通 1985・2・No6』(社団法人日本交通計画協会、1985年発行)
- ^ 日本都市計画学会編『60プロジェクトによむ日本の都市づくり』(朝倉書店、2011年発行、ISBN 4254266383)
- ^ 昭文社地図編集部『なるほど知図帳日本 2009』(昭文社、2009年5版1刷発行、ISBN 9784398200402)
- ^ "筑波山奇岩・怪石ガイド"筑波山ケーブルカー&ロープウェイ、2015年11月18日閲覧。
- ^ 大穂町史編纂委員会 編『大穂町史』つくば市大穂地区教育事務所、平成元年3月31日、445pp.(324ページ)
- ^ “「補償金もDRMも必要ない」――音楽家 平沢進氏の提言 (1/4)”. ITmedia. 2011年10月11日閲覧。
- ^ kanrisya (2009年5月19日). “つくばフィルムコミッション» » 映画「ガマの油」公開!”. つくばフィルムコミッション. 2013年11月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年11月7日閲覧。
参考文献
- 小野寺敦 監修「地名と方言にまつわる不思議にせまる」『茨城「地理・地名・地図」の謎』(初版)実業之日本社〈じっぴコンパクト新書〉、2014年、pp.14-16頁。ISBN 978-4-408-45517-4。
- 小学館辞典編集部 編『図典 日本の市町村章』(初版第1刷)小学館、2007年1月10日。ISBN 4095263113。
関連項目
外部リンク
行政
観光