興行

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

興行(こうぎょう)とは、人間が表現する芸術の基盤を形成し、同時に大衆へ娯楽を提供する行為である。具体的には見物人から入場料をとる代わりに演芸スポーツを見せる事である。「ショービジネス」と言葉としての意味は似ている。

概要[編集]

日本社会で仕事を区分けする総務省の「日本標準産業分類」(2002年)は興行では存在しないが、「興行団、興行場」として明記されている。カテゴリーとしては「その他サービス業」の「娯楽業」(中分類)に含まれる。ここでは大まかに

  • 劇場、または寄席・演芸場といった興行場を経営する事業者
  • 上記の場所に附帯する劇団・歌劇団
  • 契約により出演・または自ら公演する劇団・俳優・舞踊家・落語家・プロ野球団・プロレス団体等に分割できる。

(詳細は上記資料を参照)

暴力団との関係[編集]

狭い区域にたくさんの観衆を集めるという構造上の特質から、暴力による妨害に弱いため、古くから不良を手なずける意味もあって、ヤクザ者・暴力団との腐れ縁があり、またヤクザ自身が興行を手がけることも多かった。山口組田岡一雄は昭和20年代の雑誌には「売り出し中の興行師」などと紹介されている。

かつて存在した日本の総合格闘技興行「PRIDE」は、2006年主催会社と暴力団との関係を「週刊現代」に報じられ、イベントが消滅した。

プロボクシング団体「日本IBF」の初代アジアコミッショナーは、暴力団柳川組」初代組長の柳川次郎であり、日本IBFのボクシング興行に関わっていた(ただし、日本IBFに関わっていた頃にはヤクザを引退していた)。

かつて日本国内でキックボクシング興行を打っていた「全日本キックボクシング連盟」は、2009年、代表を務めていた人物による偽装結婚公正証書原本不実記録・同供用)の容疑での逮捕と偽装結婚の元締めの暴力団員の逮捕が引き金となり、連盟と反社勢力との関係が報道で示唆され、連盟は解散した。

現代のスポーツ興行[編集]

アマチュアの祭典であったはずの近代オリンピックが、1984年ロサンゼルスオリンピック以降、事実上商業的な興行になってしまったという指摘がある。テレビ放映料、スポンサーからの多額の協賛金、そして、プロスポーツ同様、観客から入場料を徴収するシステムを採用したことなどで、ロサンゼルス五輪は結果1セントの税金も使わず、多額の黒字を達成した。

現代のプロスポーツ興行では主に格闘技の興行などで八百長といった不正試合が度々問題になることがある。日本の総合格闘技「修斗」は、創設以来一切の不正試合を行っていないと公言している[1]

脚注[編集]

  1. ^ 修斗とは?X-SHOOTO

関連項目[編集]