牛久市

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うしくし
牛久市
Chateau Kamiya 2010.jpg
Flag of Ushiku Ibaraki.JPG
牛久市旗
Ushiku, Ibaraki municipal emblem.JPG
牛久市章
1960年7月1日制定
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 茨城県
団体コード 08219-8
面積 58.88km²
総人口 83,910
推計人口、2014年8月1日)
人口密度 1,430人/km²
隣接自治体 土浦市つくば市龍ケ崎市
稲敷市稲敷郡阿見町
市の木 キンモクセイ
市の花 キク
市の鳥 ウグイス
牛久市役所
所在地 300-1292
茨城県牛久市中央三丁目15番地1
北緯35度58分45.7秒東経140度8分58.4秒
牛久市役所
外部リンク 牛久市

牛久市位置図

― 市 / ― 町・村

特記事項 市制施行日:1986年(昭和61年)6月1日
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牛久市中心部周辺の空中写真。1990年撮影の3枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

牛久市(うしくし)は茨城県南部に位置するである。旧稲敷郡

概説[編集]

東京都心からおよそ50キロ程度の位置にあり、牛久駅を中心とした地域は東京のベッドタウンとして宅地開発が進み、人口が増加した。人口約8万人。市東部には仏像牛久大仏がある。

地理[編集]

  • 市北西部から南東部にかけて小野川が流れ東部から東部に乙戸川、桂川が合流する。また、西部で牛久沼に一部接している。
  • 沖積低地関東ロームから成る洪積台地の二層構造の地形が特徴である。低地と台地の標高はそれぞれ5mから25mほどで若干の起伏はあるが平野の範囲内である。

人口[編集]

Demography08219.svg
牛久市と全国の年齢別人口分布(2005年) 牛久市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 牛久市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
牛久市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 19,372人
1975年 27,674人
1980年 40,164人
1985年 51,926人
1990年 60,693人
1995年 66,338人
2000年 73,258人
2005年 77,223人
2010年 81,684人
総務省統計局 国勢調査より

歴史[編集]

地名の由来[編集]

牛久の地名の由来には諸説あるが、古語に由来するものと考えられる。ただし、龍ケ崎市金龍寺に「怠け者の小僧が牛になってしまい、沼に身投げをした。そこから『牛を沼が食った』『牛食う沼』と変わり、その沼が牛久沼と呼ばれるようになった」という昔話が伝わっており、沼の名の由来・地名の由来ともに、この伝説がまるで真説のように流布している。なお、牛久沼は現在の龍ケ崎市に位置する。

「潮来」(うしおく)が「うしく」になったとする説、鵜宿あるいは卯宿(うしゅく)が転じたとする説などもあるが、上記の金龍寺の伝説が一般に支持されている。

沿革[編集]

地価変動[編集]

平成20年度の住宅地の地価は-1.9%と東京圏で4番目の下落率、商業地の地価は-1.8%と東京圏で5番目の下落率を示している。

議会[編集]

政明クラブと公明党の10名が与党(市長派)的に立ち回ることが多い。野党的なのは市民クラブと共産党の6名及び一部の無会派議員で、無会派各議員がキャスティングボートを握っており、僅差で議決される場面も多い。また、6人(約27%)が新人議員である。

  • 議員定数:22
  • 会派別構成(2012年12月議会現在)
    • 政明クラブ(7名)
      保守系の統一会派
      • 中根利兵衛、柳井哲也、板倉香、山越守、小松崎伸、市川圭一、村松昇平
    • 市民クラブ(3名)
      民主党員と市民派・諸派の統一会派
      • 黒木のぶ子、須藤京子、杉森弘之(新社会党
    • 日本共産党(3名)
      • 利根川英雄、 鈴木かずみ、遠藤憲子
    • 公明党(3名)
      • 尾野政子、秋山泉、藤田尚美
    • 無会派(6名)
      • 板倉宏、石原幸雄、田中道治、宮﨑智、諸橋太一郎、沼田和利

行政[編集]

市長[編集]

元議員、市内の会社の元社長。保守系。
民主党本部・茨城県総支部連合会(県連)や民主党を支持する市内の労働組合は推薦していない。(ねじれ現象
初立候補時は日本共産党にも推薦依頼を出したが、実現していない[3]。当選後日本共産党は市長支持派に回らず、2回目の選挙では対立候補(新人、無推薦)を日本共産党議員(全員)が他の一部議員と共に支持した。

財政[編集]

  • 2010年度(平成22年度)は209億9,000万円の一般会計予算が組まれており、歳入の約56%が市税で、そのうち約半分が個人市民税に依る。一般会計からの支出は民生費が最も多くを占め、ついで教育費、土木費、総務費が続く。また、同年度は8つの特別会計で136億6,400万円の予算が組まれている。
  • 2010年度の地方交付税交付金による歳入は8億1,435.1万円で、一般会計予算のうちの3.9%を占める。財政力指数は0.950である。
  • 負債については2008年度(平成20年度)時点で、地方債現在高比率160.7%、実質的な債務残高比率199.1%、将来にわたる実質的な財政負担比率186.1%である。

広域事務[編集]

  • 茨城租税債権管理機構
  • 茨城県市町村総合事務組合
  • 茨城県南水道企業団
  • 龍ヶ崎地方衛生組合
  • 稲敷地方広域市町村圏事務組合
  • 牛久市・阿見町斎場組合
  • 利根川水系県南水防事務組合

第三セクター等[編集]

  • 牛久都市開発(株) - エスカード牛久

国の機関[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

国内[編集]

国外[編集]

「スローシティ」の理念に基づく提携先を日本に求めていたグレーヴェ・イン・キアンティから、「シャトーカミヤ」や里山の景観が残る牛久市に打診[4]。牛久市側も「スローシティのまちづくり」理念とワイン生産の共通点から提携の機運が生じる[4]。民間交流を深めたうえ、グレーヴェ・イン・キアンティで協定に調印[4]

産業[編集]

農業[編集]

小野川、稲荷川、乙戸川沿いの沖積低地では稲作洪積台地上ではラッカセイゴボウニンジンメロンスイカなどの畑作が行われている。

工業[編集]

太田胃散など中小規模の工場の他、旧奥野村地域には筑波南桂工業団地、筑波南奥原工業団地がある。

商業[編集]

牛久駅前には1987年に再開発で誕生した中堅スーパーマーケットイズミヤ(本社・大阪市)を核とするショッピングセンター「エスカード牛久」がある。1983年西友牛久店が開業しているが、1995年に撤退した。跡地は現在では製造業者の配送センターとして使用されている。 他牛久駅周辺に小規模商店がある程度集積するが、規模の大きい商店街は存在していない。ひたち野うしく駅周辺を含む新興住宅地や幹線道路沿いにあるスーパーやレストラン家電量販店などの郊外型店舗が客の流れの上では主流となっている。2006年12月にひたち野うしく駅前に市内初の郊外型の大規模複合型ショッピングセンターとしてウォルマート傘下の西友が開店した。 百貨店サテライトショップは市内にも「三越牛久」があるが当然のことながら小型店舗である。

市内に店舗があるチェーンスーパー、生協店舗[編集]

市内に本社を置く主な企業[編集]

経済[編集]

郵便局[編集]

  • 牛久郵便局 - 中央3−5−2
  • 牛久本町郵便局 - 中央5−8−5
  • 牛久駅西口郵便局 - 牛久町3333−4
  • 牛久みどりの郵便局 - 南4−43−5
  • 本牛久郵便局 - 牛久町81
  • 牛久岡見郵便局 - 岡見町2337−6
  • 奥野郵便局 - 奥原町618−2

銀行[編集]

  • 三井住友銀行
    • 牛久支店 - 牛久町280
  • 常陽銀行
    • 牛久支店 - 田宮3-16-1
    • 牛久東支店 - 中央5-21-6
    • ひたち野うしく支店 - ひたち野東1-25-15
  • 筑波銀行
    • 牛久支店 - 田宮3-1-19
    • 牛久中央支店 - 中央3-17-4
    • 牛久東支店 - 中央4-2-6
    • ひたち野うしく支店 - ひたち野東2-12-1

学校[編集]

高等学校[編集]

中学校[編集]

小学校[編集]

  • 牛久市立牛久小学校
  • 牛久市立岡田小学校
  • 牛久市立奥野小学校
  • 牛久市立牛久第二小学校
  • 牛久市立中根小学校
  • 牛久市立向台小学校
  • 牛久市立神谷小学校
  • 牛久市立ひたち野うしく小学校

幼稚園[編集]

  • 牛久教会こどものいえ幼稚園
  • 牛久文化幼稚園
  • 牛久幼稚園
  • かわい幼稚園
  • こばと幼稚園
  • 牛久市立第一幼稚園
  • 牛久市立第二幼稚園
  • ひたち野牛久幼稚園
  • フレンド幼稚園

交通[編集]

牛久駅東口(2007年7月29日)

鉄道[編集]

バス[編集]

1980年~1990年ごろは牛久駅西側(谷田部方面、農林団地方面、森の里団地方面、国道6号線土浦・取手方面の路線(現廃止)、六建団地線(現廃止)、刈谷団地線)を関東鉄道が、牛久駅東側(栄町方面、鹿ヶ作・正直・牛久浄苑・奥原・江戸崎方面、みどりの団地・女化・竜ヶ崎駅方面)は茨城観光自動車(茨観)が路線を拡げていたが、2001年6月茨城観光自動車が撤退、路線は廃止或いは関東鉄道に引き継がれたが、廃止・縮小を繰り返し、牛久駅から市東部(旧奥野村)地域へ行く一般路線は、「鹿ヶ作」と「牛久浄苑」のみとなった。

2001年6月以降、牛久駅発着の一般路線はすべて関東鉄道であり、市内はほぼ独占状態である。

一般路線バス等
  • 関東鉄道
    • 牛久駅西方面はつくば市茎崎地区・谷田部地区方面へ行く3路線(みどりの駅、農林団地、森の里団地の各方面)と刈谷団地方面の1路線がある。つくば中央営業所(谷田部車庫。つくば市上横場。)が管轄する。
    • 牛久駅東方面は、市域が東方に広がっていることもあり主として市内路線で、近距離ではみどりの団地・柏田、栄町の各方面、その他では竜ヶ崎ニュータウン、鹿ヶ作、牛久浄苑(牛久大仏)、ひたち野うしく駅の各方面の路線がある。東方面はみどりの団地など通勤利用が多い路線がある一方、本数の少ない路線・系統が多い。つくば中央営業所と竜ヶ崎営業所龍ケ崎市)の路線が入り組んでおり詳細は各営業所の項を参照のこと。
    • その他、「ひたち野うしく~つくばセンター~筑波大学中央」など、つくばセンター方面の路線があり一部区間に於いてはジェイアールバス関東と共同運行である。
  • ジェイアールバス関東
    • 1998年3月14日開業の「ひたち野うしく~つくばセンター」線を関東鉄道と共同運行する他、2001年6月茨城観光自動車の撤退に伴い、「美浦村~竜ヶ崎」線を継承した。後者はほぼ龍ケ崎市の高校への通学向けに特化した路線で、奥野地区中央部を通っていたが、2010年9月30日限りで廃止された。
    • 2007年10月1日深夜より、市内に停車する「取手駅西口発土浦駅東口行き」(土浦リレー号)及び「土浦駅東口発ひたち野うしく駅行き」の深夜バス路線が開業した。2008年7月1日深夜より、牛久駅東口にも停車。
コミュニティバス・福祉バス
  • 牛久市コミュニティバス「かっぱ号」
    • バス路線の廃止・縮小や狭隘な道路が多い市内において、自動車を運転しない人々の移動手段を確保すべく、市が関東鉄道(つくば中央営業所)に委託して2003年7月試験運行開始。現在は本格運行をしているが、試験開始当初と比べ、運行地区や運行日に偏りがある。
  • 牛久市総合福祉センター送迎バス
    • 一般乗合ではないが、市内に広く停留所を持ち、同センター利用者などが利用できる
高速バス・中距離バス
  • 成田空港直通バス「NATT'S」(関東鉄道千葉交通成田空港交通の3社による共同運行
    • 土浦駅・つくばセンターと成田空港を結ぶ予約・定員制バス(空港発は予約不要)は、ひたち野うしく駅開業により、市内にも停車するようになった。2004年12月20日からは、一般路線バスの栄町団地中央停留所と同じ地点に「牛久」停留所を新設。
  • 高速バス東京~阿見・美浦・江戸崎線(ジェイアールバス関東、関東鉄道の共同運行)
    • 2007年12月20日、市内に「ひたち野うしく」停留所(ひたち野うしく駅前ではない)開設。東京を含む区間のみ乗車できた。
    • 2008年7月1日より関東鉄道の単独運行化
    • 2011年3月31日限りで関東鉄道の運行も廃止され、路線廃止
  • 急行「わかば号

道路[編集]

  • 高速道路
    • 首都圏中央連絡自動車道(国道468号)
      • 市内北部地区と東部地区を2度に分けて通過するが、登録上の所在地が市内になるICはない。
つくば牛久IC(つくば市内))- 牛久阿見IC(阿見町、一部牛久市内)- 阿見東IC(阿見町、一部牛久市内)

スポーツ[編集]

2005年に元バスケットボール日本リーグのアンフィニ東京(元マツダ)バスケットボールチーム監督澤田司の旗揚げで設立されたバスケットボールクラブ団体「茨城ロングホーン」がある。

主な名所[編集]

以上3箇所は年間を通して観光客が訪れる。なお、牛久沼龍ケ崎市なので除かれるが、畔の牛久市地域にも訪問客が少なくない。

当市を舞台とした作品[編集]

映画[編集]

漫画[編集]

  • 卓球Dash!!-牛久市を舞台にしたヤンキー卓球漫画。主人公は牛久市にある架空の学園、牛久武頼学園をシメる最強のヤンキーという設定で、ローカル色の濃いヤンキーや茨城弁やマックスコーヒーなど牛久や茨城県のご当地ネタが多い。

出身有名人[編集]

産業[編集]

文化[編集]

スポーツ[編集]

芸能・放送[編集]

縁のある有名人[編集]

その他[編集]

他の「牛久」との混同[編集]

2010年9月22日には、ytv製作・日テレ系情報ライブ ミヤネ屋』の猛暑特集が組まれた際に千葉県市原市「牛久」(同日、日本上位の猛暑を記録)と間違えられて当市が生中継される。

成田空港発着航空機の上空通過[編集]

牛久市上空は成田空港発着航空機の主要な航空路であるため、航空機が音をたてながら上空を通過する。特に成田市寄りの奥野地区では低空になるため機体が大きく見える。この際テレビ(電波)は機体反射波と直接波が入感するためアナログ放送受像時にはゴースト障害(=画面がちらつく)が発生していた。

参考文献[編集]

  • 木村有見著『うしく歴史散歩』(筑波書林、1995年) ISBN 4900725331
  • 東敏雄著『地域が語る日本の近代』上 ISBN 4872943805(岩田書院、2005年)
  • 東敏雄著『地域が語る日本の近代』下 ISBN 4872943813(岩田書院、2005年)

脚注[編集]

  1. ^ 図典 日本の市町村章 p56
  2. ^ 町の区域の設定(平成7年9月14日 茨城県告示第1049号) (PDF)”, 茨城県報 (茨城県) 第684号: p.4-7, (1995年9月14日) 
  3. ^ 対立候補「人にやさしい市政をつくる会」機関紙「ひまわり」
  4. ^ a b c d 姉妹(友好)提携情報”. 自治体国際化協会. 2014年6月17日閲覧。

外部リンク[編集]