土浦市
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土浦市(つちうらし)は、茨城県の南部に位置する市である。毎年10月に土浦全国花火競技大会が開催される。筑波研究学園都市に隣接した業務核都市の指定を受けている。
目次 |
地理
隣接している市町村
(霞ヶ浦を隔てて隣接している市町村を除く)
人口
| 土浦市と全国の年齢別人口分布 | 土浦市の年齢・男女別人口分布 | ||||||||||||||||||
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■紫色 ― 土浦市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 |
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| 総務省統計局 / 国勢調査(2005年) | |||||||||||||||||||
歴史
沿革
- 史料初見は、元徳元年 (1329年) 、「東寺百合文書」。
- 室町時代に土浦城が築かれた。
- 江戸時代初めの一時期は松平氏、朽木氏が入ったが、大部分の期間は土屋氏の城下であった。1786年の調査での人口は、3988人であった。
- 第二次世界大戦前には、土浦海軍航空隊の基地があり、通称「予科練」(海軍飛行予科練習生)と呼ばれた海軍航空兵の教育機関があり、全国の青少年の憧れの的だった。
- 1960年代~1980年代まで、茨城県南部の商都・中心都市としての役割が強かった。
- 1990年代以降、急速に中心街の求心力が低下する。
近代史年表
- 1889年(明治22年) 4月1日 町村制施行により、新治郡土浦町、眞鍋町(旧木田余村、真鍋村、殿里村)、都和村(旧常名村、小山崎村、今泉村、中貫村)、上大津村(旧白鳥村、手野村、田村、沖宿村、菅谷村、神立村)、信太郡中家村(旧粕毛村、宍塚村、佐野子村、飯田村、矢作村、下高津村、中高津村、上高津村、小松村)、東村(旧右籾村、摩利山新田、中村、中村西根村、永国村、大岩田村、小岩田村、烏山村、乙戸村)および稲敷郡朝日村が設置される。
- 1896年(明治29年) 3月29日 中家村、東村は新治郡に編入される。
- 1937年(昭和12年) 4月1日 中家村が土浦町と合併した。
- 1938年(昭和13年) 藤沢村の一部(虫掛)が編入。
- 1939年(昭和14年) 6月1日 東村が土浦町と合併した。
- 1940年(昭和15年) 11月3日 真鍋町と土浦町が合併し、土浦市になる。県内では三番目、県南では初の市制施行。
- 1945年(昭和20年) 6月10日 空襲を受けた。
- 1951年(昭和23年) 9月1日 朝日村の一部(荒川沖)が編入。都和村と合併。
- 1954年(昭和29年) 11月1日 上大津村と合併。
- 2006年(平成18年) 2月20日 新治村と合併。
茨城県南における土浦市の役割
少なくとも江戸時代から1980年代まで、土浦市は茨城県南の行政・経済・交通の要衝として、発展を続けてきた。
東隣の阿見町に海軍航空隊が置かれた1929年以降は、交通の要衝でもあり、また料亭や遊郭その他休養施設が多かったこともあって、終戦に至るまで海軍の町としても栄えた。
戦後も1980年代までの土浦には、下館市(現・筑西市)と並んで県の出先機関が集中していた。土浦駅西口の中心部には小網屋、京成百貨店、丸井など複数の百貨店が存在し、その商圏はおそらく現在のつくば市のそれよりも広かったものと考えられている。土浦駅前のバスターミナルからは現在よりも多くの運転系統のバスが発着し、また筑波鉄道(旧・関東鉄道筑波線、1987年廃止)の起点でもあり、茨城県南部の要衝であった。
行政機関、高等学校等は多く立地しており、現在でも一定の中心性はあるものの、1970年代からの筑波研究学園都市の開発、また1990年代以降、モータリゼーションの発達、規制緩和の影響による郊外型店舗増加により、中心市街地の求心力は低下した。
行政
- 市長 - 中川 清(なかがわ きよし、2003年11月22日就任 現在2期目)
- (後述する中川グループの出身である)
市議会
- 議長:折本明(無所属)
- 副議長:吉田博史(市政改革クラブ)
- 会派(議席):研政会(8)・市政改革クラブ(5)・公明党(5)・日本共産党(2)・民主党(1)・新社会党(1)・市民ネット21(1)・街づくり研究会(1)・無所属(3)・欠員1
- 任期:2007年5月1日~2011年4月30日
警察・消防
広域行政
出先機関
衆議院
県議会
姉妹都市・提携都市
経済
ヒューム管製造の中川ヒューム管工業を中心とする中川グループの企業城下町であったが、昭和40年代に土浦市と旧・千代田村(現・かすみがうら市)をまたがる神立工業団地が造成され、大企業の進出が加速された。それらの中には日立電線、日立建機等の日立製作所グループ企業もあり、土浦市の経済的基盤となっている。市内中心部の商業ビルは、主要なものは中川グループの所有か、その資本の入ったものである。
金融
関東銀行(現・関東つくば銀行)は、戦後地銀であることと、戦前土浦に本店があった五十銀行が、県内シェアトップの常陽銀行の前身であるため、県内シェア2位の地位に甘んじている。土浦市内の大企業でも主取引銀行は常陽銀行であることが多い。中川グループの主取引銀行も常陽銀行であり、土浦市の指定金融機関も常陽銀行である。
都市銀行は、りそな銀行(旧・あさひ銀行←協和銀行)と三菱東京UFJ銀行(旧・UFJ銀行←三和銀行)の支店がある。
工業
市北部に神立工業団地などの工業集積地がある。
商業
2004年商業統計によれば、2002年調査との比較において、土浦市内の商業事業所は卸売業・小売業共に減、年商も81億円減、売り場面積も305万平方メートル減となっており、商業の減退傾向は鮮明となっている。
土浦駅周辺では、1997年に、土浦駅西口の再開発ビル「ウララ」(中心地の別の場所にあったイトーヨーカ堂が主なテナントとして移転)が完成したが、1996年以降西友(西友1号店であった)や地場百貨店小網屋(事実上倒産)、京成百貨店、東武ホテルが閉店、2003年には丸井が撤退、さらに2007年3月には京成ホテルも閉鎖と、駅周辺の空洞化が進んでいる。現在、旧東武ホテルの建物は大幅改装されビジネスホテルに、丸井が撤退したビルはリニューアルされ、パチンコ店や飲食店などが入居している。西友跡地・小網屋跡地ではマンションが建設された。また、土浦駅ビル「WING(ウイング)」も売上げの低迷により、2008年7月に営業を終了したが、2009年7月、イオンモールが運営する「ペルチ土浦」としてリニューアルオープンしている。駅西口の歓楽街である桜町は北関東最大の歓楽街で、ソープランドの店舗数は川崎市堀之内に次いで関東で2番目に多い。
荒川沖駅周辺では、平屋建てのカスミ荒川沖店(旧)を中心とした西口商店街が優勢だったが、1981年の荒川沖ショッピングセンター「さんぱる」オープン(東口)をきっかけに、一転して西口商店街は衰退の一途をたどり、カスミ荒川沖店は立地条件の悪さもあり撤退を余儀なくされている。「さんぱる」は3階建て、駅との直結性と駐車場の収容台数の多さを兼ね備えた当時は画期的な施設であったが、キーテナントである長崎屋の業績悪化に伴い、一時期は閑散とした。しかし、長崎屋の再建開始後、駅とほぼ直結という立地条件もあり、一定の集客力を確保している。荒川沖駅からやや離れた場所には、大型ホームセンタ「ジョイフル本田」の本店があり、2007年には、駅から1キロほど離れた隣の阿見町荒川本郷にショッピングセンター「ピアシティ荒川本郷」がオープンし、カスミがキーテナントとして出店している。
神立駅周辺のショッピングセンターとしては駅から約2km程西に離れているが、土浦市境に隣接するかすみがうら市下稲吉に、セブン&アイグループのカドヤ(法人としてはヨークベニマル)をキーテナントとして、「千代田ショッピングモール」が2004年にオープンしている。
一方で、駅から離れた郊外の主要道路沿いに、広い駐車場を持つ各種チェーンストアの進出が続いており、同じくセブン&アイグループは、カドヤを、真鍋地区に駐車場つき大型ショッピングセンターとして開業させた他、その至近には、イオングループのカスミをキーテナントにするショッピングセンター「ピアタウン土浦」がある。さらにとりせんが木田余地区にショッピングセンターを、加えてイオン土浦ショッピングセンターが高津地区に開業している。
郊外に進出した主なチェーンストア
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農業
レンコンは日本一の生産量を誇る特産品である。他にも花きやコメの栽培が行われている。
漁業
沖宿漁港を拠点として、ワカサギ漁が行われているが、年々漁獲量は少なくなっている。
土浦市に本社を置く主な企業
交通
鉄道
路線バス
関東鉄道および子会社(関鉄観光、関鉄グリーン、関鉄パープル)によって運行される路線がほとんどである。一部はJRバス関東による。この他、茨城観光自動車の3社(グループ)があったが、茨城観光自動車は撤退している。
高速バス
コミュニティバス
- まちづくり活性化バス「キララちゃん」
道路
高速道路としては常磐道が市内を通過しており、都心及び県北部への重要な動脈となっている。
一般道は国道6号が南北に、国道125号と354号が東西に市内を貫く形となっている。国道6号は、市北部では土浦バイパスが高規格道路として建設されているが、南部では学園東大通り(茨城県道55号土浦つくば線)との交点を中心に渋滞が常態化している。これに対応して牛久土浦バイパスの建設が進められているが、2006年現在つくば市内の一部が開通しているのみである。またこれをアシストする形で、茨城県道25号土浦稲敷線や茨城県道48号土浦竜ヶ崎線の整備が進められている。
市内を通過する3国道は中村陸橋下交差点で結集している。土浦市内の国道125号と354号は走行しているとどこで入れ替わるか分かりにくく、注意が必要である。市内中心部の国道354号はかつての水戸街道を踏襲したルートで狭い裏道を通過するが、これも若松・木田余両地区付近でバイパスが建設中(国道125号バイパス若松町交差点~国道354号木田余バイパス入口交差点間、木田余地区で一部供用中)である。
つくば市との間を結ぶメインルートは土浦学園線(茨城県道24号土浦境線)であり、土浦駅東口広場からは高架の土浦ニューウェイが延びてこれをつないでいる。
高速道路
一般国道
その他の道路
- 土浦高架道(別称土浦ニューウェイ)
港湾
スポーツ
現在、水戸市をホームタウンとしている水戸ホーリーホック(J2)の前身は1990年に発足したプリマハム土浦工場の実業団チーム「プリマアセノFC」(後に「プリマハムFC土浦」)である。旧JFLに参加していたが資金難から、FC水戸と合併し本拠地が移転し、現在土浦市はホームタウンにもなっていない。
観光
名所・旧跡
- 霞ヶ浦
- 土浦城址(亀城公園。茨城県指定史跡)
- 旧土浦中学校本館(土浦第一高等学校) - 国の重要文化財
- 真鍋小学校の桜 - 茨城県指定天然記念物
- 清滝観音 - 坂東三十三箇所第26番札所
- 東城寺
- 法雲寺
- 等覚寺(銅鐘)
- 常福寺(土浦市) - 重要文化財の仏像が安置されている。
- 宍塚地区 - 都市近郊型里山としての自然が残る貴重な場所。
- 小野小町の里 - 平安時代の歌人小野小町の伝説が残る地。
- 朝日峠展望公園 - 標高301.8mの展望台からは関東平野を一望でき、晴れた日には富士山も遠望することが出来る。
イベント
- 4月上旬 桜まつり
- 亀城公園を中心に、桜川・新川沿いの桜が提灯でライトアップされる。
- 4月中旬 かすみがうらマラソン
- 霞ヶ浦湖畔で開催される大会。湖を見ながら走るコースはランナーにも人気。
- 5月下旬 土浦さつきまつり
- 亀城プラザで開催。腕自慢が丹誠込めて育てた盆栽が来場者を魅了する。
- 7月中旬 観光帆曳船
- 7月中旬~10月中旬の金、土、日、祝日の午後1時から午後2時半頃まで運航。
- 7月下旬 土浦祇園祭り
- 山車、獅子、御輿が練り歩く。祭囃子が町に響き渡る。
- 8月上旬 土浦キララまつり
- 土浦市の目抜き通りを中心に行われる。七夕おどり、山車の巡行、霞ヶ浦湖上花火大会など様々なイベントが繰り広げられる。
- 8月 鹿島礼大祭 - 真鍋地区
- 10月第一土曜日土浦全国花火競技大会
- 11月上旬 土浦菊まつり
- 亀城公園で開催される。丹誠込めて育てた菊の観賞に遠方からの多くの来場者が訪れる。
- 11月 土浦藩関流古式炮術公開演武大会
- 火縄銃の公開演武大会。元和3(1617)年に開祖、初代は元米沢藩上杉家臣關八左衛門之信。特に大筒(最大射程3.9km)は一見の価値あり。
教育
大学
高等学校
公立 |
私立 |
中等教育学校
私立
中学校
公立 |
私立 |
小学校
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特別支援学校
- 茨城県立土浦養護学校(対象は知的障害を持つ児童)
専修学校
- 筑波研究学園専門学校(学校法人筑波研究学園)
- 土浦情報経理専門学校(学校法人沼田学園)
- アール情報ビジネス専門学校(学校法人筑波学園)
- アール医療福祉専門学校(学校法人筑波学園)
- つくば福祉専門学校(学校法人来栖学園)
- 竹岸食肉専門学校(学校法人竹岸学園)
学校教育以外の施設
土浦市出身の有名人
- 歴史上の人物
- 政官界
- 学界
- 芸術
- 鶴岡義雄(洋画家)
- 高田保(劇作家、随筆家)
- 高野史緒(小説家)
- 小林じんこ(漫画家)
- 寺内タケシ(ギタリスト)
- 小室みつ子(シンガーソングライター、作詞家)
- おおはた雄一(ギタリスト)
- 木村大(クラシックギタリスト)
- 飯島真理(ミュージシャン)
- 芸能界
- 辻香緒里(女優)
- 栗山千明(女優)
- 三浦春馬(俳優)
- 稲葉光(俳優ジャニーズJr)
- 飯島真理(声優)
- 皆川純子(声優)
- 鈴木健一(アナウンサー:NHK)
- 川島秀成(アナウンサー:福井放送)
- 西美香(アナウンサー:チューリップテレビ)
- スポーツ
- 安藤統男(元プロ野球選手:阪神タイガース、プロ野球監督:阪神タイガース)
- 石田文樹(元プロ野球選手:横浜ベイスターズ)
- 大塚淳(プロ野球選手:東京ヤクルトスワローズ)
- 木内幸男(高校野球監督:常総学院)
- カレン・ロバート(Jリーガー:ジュビロ磐田)
- 福見友子(柔道選手)
- その他
その他
- 水の郷百選:水と緑と歴史のまち 土浦
- レンコンが特産品であることと、海軍に縁があり飛行船「ツェッペリン伯号」が飛来した際にカレーを振舞ったことから、レンコンを入れたカレーで町おこしをしている。
- 1950年代~1960年代にかけて天谷丑之助・天谷虎之助が土浦市長をめぐって激しい選挙戦を繰り広げ、丑之助が三期(1947年 - 1951年、1959年 - 1967年)・虎之助が二期(1951年 - 1959年)務めた(丑虎合戦)。
外部リンク
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