水天宮

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全国の水天宮の総本宮、久留米水天宮

水天宮(すいてんぐう)は、福岡県久留米市水天宮(久留米水天宮)を総本宮とし、日本全国にある神社である。

祭神[編集]

天御中主神安徳天皇、高倉平中宮(建礼門院、平徳子)、二位の尼(平時子)を祀るが、これとは異なる祭神の水天宮もある。

仏教の神(天部)である「水天」の信仰は、神仏習合時代には「水」の字つながりで「天之水分神・国之水分神」(あめのみくまりのかみ・くにのみくまりのかみ)と習合していた。ミクマリノカミは本来は子供とは関係なかったと思われるが、「みくまり」の発音が「みこもり」(御子守り)に通じるというので「子育て」の神、子供の守り神として信仰されるようになった。

そもそもの「水天」は仏教に取り入れられる前は、もともとは古代のイラン・インドのヴァルナという最高神であり、バラモン教の聖典「ヴェーダ」の神話にも登場し、ゾロアスター教ではこの神をアフラマズダとして称える。神仏分離以後は、ヴァルナ神は記紀神話でいえば天御中主神 (あめのみなかぬしのかみ) にあたると解釈された。

神徳・御利益・信仰[編集]

水と子供を守護し、水難除け、農業、漁業、海運、水商売、また安産、子授け、子育てについて信仰が厚い。水天宮の縁日は毎月5日(5日・15日・25日とすることもある)であるが、お産が軽いことにちなみ、の日は安産祈願の人で賑わう。

全国の水天宮[編集]

主なもののみを記す。境内末社は含まない。

易占いとの関連性[編集]

周易の「水天需」と関係が深いとされている。