パントマイム
パントマイム(英語:pantomime)は、台詞ではなく身体や表情で表現する演劇の形態。黙劇(もくげき)、無言劇(むごんげき)とも呼ばれる。
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[編集] 概要
パントマイムは大道芸(ストリートパフォーマンス)としても多く見られる表現方法で、実際には無い壁や扉、階段、エスカレータ、ロープ、風船などがあたかもその場に存在するかのように身振り手振りのパフォーマンスで表現する。単にマイムともいうことがある。
「パントマイムをする人」についてはパントマイミスト(pantomimist)、マイマー(mimer)、パントマイマー(日本独特の呼称)などと呼ぶ。英語圏ではマイムアーティスト(mime artist)という呼びかたもある。
[編集] 英語圏における用法
英語圏において、パントマイムという単語は、主にクリスマスに子供によって演じられるコメディ要素の強い演劇を指す。日本におけるパントマイム(台詞を用いないパフォーミングアートの一種)の用法として正しい単語はマイム(mime)である。しかし、日本においてはマイムという意味でのパントマイムの用法が広く使われていることもあり、本記事ではパントマイムという語を使う。
[編集] パントマイムの歴史
パントマイムの語源は「全てを真似る人」「役者」を意味する古典ギリシア語 pantomimos であり、その起源は古代ギリシアに遡る。ただし、このころのパントマイムは、演劇の一演目という扱いで、また今日我々が「パントマイム」という言葉で想像するものよりは、仮面舞踏に近いものであったようである。
今日我々が見ている「パントマイム」に強い影響を与えたものとして、初期中世イタリアで起こったコメディア・デラルテが挙げられる。今で言う旅芸人の一座であり、ヨーロッパ全土を放浪し大道芸を行った。その影響もあって、ヨーロッパの言語的な壁を乗り越えるために、今で言うパントマイムの技法が洗練されていったとされる。
その後18世紀頃までに、コメディア・デラルテは衰退していく。そののち、コメディア・デラルテの遺産を取り入れ、フランスで道化芝居が発達していった。現在の道化のイメージ、白塗りでちょっととぼけたキャラクターは、この時期のフランスの道化芝居によるものである。その後、時代の流れとともに19世紀後半にはこのような道化芝居も衰退していくが、その流れを取り入れたドゥクルー、ジャン=ルイ・バローなどが身体技法としてのパントマイムを洗練させてゆく。そして、ドゥクルーの生徒として、マルセル・マルソーが存在した。今日のマイムの大衆化には、彼によるものが大きい。
[編集] 現代のパントマイム
[編集] パントマイミスト
- マルセル・マルソー
- アダム・ダリウス
- あらい汎(汎マイム工房)
- TENSHOW
- マルセ太郎
- が〜まるちょば
- 高見映
- 中村有志
- ヨネヤマ・ママコ
- カンジヤマ・マイム
- 松元ヒロ
- ハッピィ吉沢
- 北京一
- 江ノ上陽一(スーパーパントマイムシアターSOUKI)
- 加納真実
[編集] 関連書
- あらい汎著 白塗りの道化師「パントマイムの心と身体」晩成書房 ISBN978-4-89380-413-6 C0074
- クロードキプニス 、カンジヤママイム 訳『パントマイムのすべて』晩成書房 ISBN 4893802348
- 乗越たかお ・著『ダンスバイブル コンテンポラリー・ダンス誕生の秘密を探る』 河出書房新社 2010
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