斉木楠雄のΨ難

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斉木楠雄のΨ難
ジャンル 少年漫画ギャグ漫画
学園漫画超能力
漫画
作者 麻生周一
出版社 集英社
掲載誌 週刊少年ジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表号 2012年24号 - 連載中
巻数 既刊10巻 + 短編集
ラジオドラマ:VOMIC
原作 麻生周一
放送局 テレビ東京
番組 サキよみジャンBANG!
収録時間 3分
話数 全12話
アニメ
原作 麻生周一
配信サイト ジャンプLIVE
配信期間 2013年 -
テンプレート - ノート

斉木楠雄のΨ難』(さいきくすおのサイなん)は、麻生周一による日本漫画作品。『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中。

作品概要[編集]

超能力者の高校生・斉木楠雄を主人公とするギャグ漫画。略称は『斉木』など[1]。話数カウントは「第○χ(-カイ)」。

読切『超能力者 斉木楠雄のΨ難』が複数回掲載されたのち、週刊少年ジャンプ2012年24号より連載が開始された。詳細は制作背景読切版参照。

Ψ」とは、超能力を表すギリシア文字で、本作のサブタイトルや単行本のタイトルにも使われている(「超能力者のΨ難」など)。なお、本作において「Ψ」は英語の発音に倣って「サイ」と読まれているが、一般的には「プサイ」「プシー」などと表記される。 

基本は一話完結型だが、複数回に渡って続くエピソードもある。主人公の斉木が狂言回し語り手)を兼ねており、第四の壁を破って読者にモノローグで語りかける形式を取っている[注 1]。しばしば、メタフィクションなセリフも発せられる。なお、斉木が喋るシーンは省略されている。

2012年9月以降3回に渡りVOMIC化された。2013年8月にはジャンプLIVEでFlashアニメ化された。

あらすじ[編集]

生まれながらに超能力を持つ男子高校生・斉木楠雄。面倒を避けたがる彼は超能力者であることがばれないために目立たないよう生活している。しかし、そんな斉木の下に個性的なクラスメイト達が集まってくる。

登場人物[編集]

  • 担当声優はVOMIC・FLASHアニメのもの。
  • 以下、特に明記がなされない場合、「読切版」は週刊少年ジャンプに掲載された『超能力者 斉木楠雄のΨ難』を指す。
  • 登場人物の誕生日は基本的に初登場回の週刊少年ジャンプ公式発売日である。

PK学園高校[編集]

2年巛(3)組[編集]

斉木達が所属するクラス。生徒数は36人(55χ時点)。

斉木 楠雄(さいき くすお)
声 - 浅沼晋太郎田中あいみ(幼少時代)
身長:167cm(可変可能)、体重:52kg(可変可能)、誕生日:8月16日血液型:不明、好きな食べ物:スイーツ
本作の主人公狂言回し。先天的に特異な力を持つ超能力少年[注 2]。斉木家の次男。2年巛組の男子生徒。出席番号7番。所属部活動はオカルト部。
端正な顔立ちで、ピンク色の髪に左右1本ずつアンテナ状の物(左側は「制御装置」)を付け、緑色のレンズ入りの眼鏡をかけている。マインドコントロールで特徴的なルックスを平凡なものだと周囲に思い込ませている[注 3]
様々な超能力に加え超人的な身体能力を持ち、本人曰く「本気を出せば三日で人類皆殺し」できる。一方、自分の意志では制御不能な能力もある(斉木楠雄の超能力も参照)。また、超能力を使わず高校のテストで全9教科満点を取れるほどの学力を持つが、後述の理由で目立たないために平均的な点数に抑えている。利き手は両利き[2]
自身の超能力の万能さゆえに、何事も努力できず、「生まれつき全てを奪われた人間」と自称する。余計・面倒なトラブルを避けたがる性格で寡黙。どこか捻くれており、心の中で周囲に毒を吐くことも多い。感情を表すことも少なく、超能力の影響で恋愛や可愛い動物にも全く関心がない。一方で心優しい部分もあり、本当に困っている人たちを超能力で密かに手助けしている。好きなものを「とても嫌いではない」と評するなど、素直になりきれない面もある。
コーヒーゼリーなどのスイーツが好物。無理にやらなければ展開は読めず変わらないため、本やドラマなどの創作は好んでいる。動物にもテレパシーが使えるが、ゴキブリなどの虫は心が読めないため苦手。また、無神論者で鳥束と会うまでは霊的存在も信じていなかった。
モノローグで状況説明やツッコミを行う立場。描写は省かれているが、普段は周りと会話もしている。面倒な問題を避けるために、自分が超能力者であることは親族以外には秘密にしている。故に学校でも誰とも関わらないように努め、目立たないために常に自分を平均的な一般人に見せようとしている。燃堂や海藤からは一方的に付きまとわれ、しばしばモノローグで苦言を呈しているが、連載が続くにつれて仲良くなっていく。
名前の由来は「サイキック」。
斉木楠子(さいき くすこ)
変身能力によって女子になった斉木楠雄。
容姿が良く、高橋らが楠雄と知らずに好意を持った。
サイ
変身能力によって猫になった斉木。
超能力は使えるが、慣れていないため制御が難しい。首輪として制御装置を付けている。
燃堂 力(ねんどう りき)
声 - 三宅健太
身長:191cmくらい、体重:79kgだった、誕生日:5月9日?、血液型:O型かB型、子供の頃の夢:大工さん
2年巛組の男子生徒。読切版から登場しているクラス一の不良。
体格は筋肉質の長身。モヒカンと両側に剃り込みがある丸刈りを合わせたような髪型で、左目の傷と割れ顎が特徴。服装には気を使っており、毎回シャツの柄が異なる[3]全く何も考えずに行動しているため、斉木がテレパシーで常時思考を読めない唯一の人物[注 4]乱暴者でいい加減な言動が目立つが実際は情に厚く義理堅い性格。面倒見も良く、弱い者を気遣っている。「お?」が口癖。
学力は万年学年最下位レベル。海藤が「死神の声」と称したほどの音痴でもある。喧嘩はそれほど強くないが、身体能力は高く体育などでは目覚しい活躍をする。母親が外で働いていて不在がちなため料理も得意。
イメージが悪いため同級生の大半は距離を置いている[注 5]が、本人はそのことを気にしていないか気付いていない。斉木とはひょんなことから関わりを持ち、「相棒」と呼んでよくラーメンを食べに誘うが、斉木からは思考が読めないため鬱陶しがられており、同時に恐れられている。クラスで燃堂に次ぐ体力を持つ灰呂からは一方的にライバル視されている。
名前の由来は「念動力」。
海藤 瞬(かいどう しゅん)
声 - 江口拓也
身長:161cm159cm、体重:45kg、誕生日:不明(10月3日)、血液型:謎(AB型)、好きな色:漆黒
2年巛組の男子生徒。自称漆黒の翼。読切版から登場。(裏では)斉木の友人を自認している。オカルト部所属。
刺々しい髪形と小柄な体格が特徴。腕には包帯を巻いている。本来は内気で温厚・善良な性格だが、重度の中二病に罹っている。さらに自分を変えて友達を増やそうと、高校デビュー時以降は「漆黒の翼」というキャラを演じている。しかし、本気でそう思っているのではないため、相手によっては素の自分にも漆黒の翼にもなりきれない中途半端な態度になる。また根が純粋であるため騙されやすく、斉木によって影ながら何度か詐欺行為から助けられている。反面、友人が危機に陥った時は我が身を犠牲にしてでも助ける一面も持ち合わせている。
運動は苦手で斉木に「悪魔の実の能力者」と揶揄される程のカナヅチだが身体は柔軟。手先は不器用で料理は不得意。また、自覚は無いが絵もかなり下手。塾に通っており、期末テストでは181人中51位と勉強は得意[注 6]。ルックスも良く、少なからず女性に好かれたこともある。本人は自覚していないが相当な方向音痴。ジャンプなどの創作物は好きで、キャラクターのコスプレを楽しむこともある。『魔眼探偵ジョーカー』主演の六神のファン。
場の空気を読まず、何かとクサい台詞を吐いて目立ちたがるためクラスでは浮いている。一方で連載が進むにつれ少しずつ人間関係を構築し、斉木・燃堂・窪谷須らと仲良くなっていく。また、本人は気付いていないが、修学旅行以降は夢原に好意を寄せられている。
名前の由来は「瞬間移動」。
漆黒の翼(しっこくのつばさ)
海藤が普段演じている人物。悪の組織『ダークリユニオン』と戦っており、『海藤瞬』はダークリユニオンの目を欺くための仮の姿という設定。ダークリユニオンの元構成員とされることが多い[4]
チワワ
海藤の守護霊。チワワの動物霊。小説2巻によると斉木に懐いている。
灰呂 杵志(はいろ きねし)
身長:171cm、体重:58kg、誕生日:6月18日、血液型:AB型、好きなスポーツ:テニス
2年巛組の男子生徒。学級委員長。
赤い髪の毛を持つ体育会系の熱血漢。何事も激しく情熱を燃やす性格で、コミュニケーション能力も高く器も大きい。一方で、非合理的な根性論に傾倒し、周囲にそれを強いることもある。その場合、自分にはさらに厳しい条件を課すことも厭わない。
文武両道で燃堂ほどではないが常人離れした身体能力を持ち、期末テストでも181人中6位と成績も優秀な一方で、相当な料理下手。部活動のテニスに熱心に取り組んでいる。
男女問わず人望が厚く、彼の言動に同級生がついていく傾向があり、教師からも頼りにされている。ただし男子生徒からの人気は照橋に劣る。全ての人間を平等に見ているため、誰に対しても励ましの言葉をかけ、燃堂に対しても偏見を持たずライバルとして接している。また作中の男性キャラクターでは珍しく、照橋に惚れる描写が見られない。斉木にとっては性格が正反対なため鬱陶しい存在であるが、同時に彼の人格を珍しく高く評価している。
松岡修造関連のネタが多く、何故かよく尻を出してしまう。
名前の由来は「パイロキネシス」。
照橋 心美(てるはし ここみ)
声 - 阿澄佳奈
身長:164cm、体重:?kg、誕生日:8月6日、血液型:A型、告白された人数:0人
本作のヒロイン的存在。2年巛組の女子生徒。「学校一の美女」と称され、「美少女」で「優しい人間」を自認する。
青みがかったストレートの黒髪を持つ。器量が良く、歌唱力や学力も高い(期末テストでは181人中21位)。運も非常に良く斉木の妨害を上回ることも少なくない。男性の持つ理想の女性像のような性格を装い、誰に対しても愛想良くふるまっているが、本性は周囲を見下し、己の美貌に絶対の自信を持ち、男性を自らの思う通りに動かすことに快感を覚えている腹黒い性格で、「自分は何をしても許される」とまで思っている。
学校内外での男性人気は高く、ファンクラブも存在する。美貌を駆使して武断から男性たちを利用し、彼女に声をかけられた男子は大抵「おっふ」という奇声を上げてしまう。一方で自身の美しさが通じにくい他の女性(主に同年代)や子どもは苦手としている。斉木は能力で彼女の黒い内面まで視えており、上記の反応をするのを嫌がっているので全く関心を示そうとしない。しかし、彼女はそんな斉木に徐々に想いを寄せるようになる(ただし、名前は「くにお」と間違えている)。また、修学旅行以降は夢原とも仲良くなり、性格も徐々に丸くなっていく。「全世界の人類の夢を潰さないため」に完璧な美少女を演じる努力をしており、その点では斉木も評価している。
名前の由来は「テレパシー」。
夢原 知予(ゆめはら ちよ)
身長:156cm、体重:―kg、誕生日:6月11日、血液型:B型、黒歴史:自分が主人公の自作小説サイトを中学の三年間運営していたこと(閉鎖済み)
2年巛組の女子生徒。オカルト部所属。
茶色のボブヘアカチューシャが特徴。夢見がちな性格で好きになった相手を過度に美化する傾向がある。反面、修学旅行のビーチでは自分たちを絡んできた不良たちに厳しく注意するという、芯が強い一面も見せている。学力はやや低めで、期末テストでは181人中139位。
心変わりが激しく、斉木→タケル→斉木→海藤などしばしば好きな相手が変わる。
目良と仲が良く、彼女からは「知予ちゃん」と呼ばれており、目良のことを「千里っち」と呼んでいる。また、修学旅行の頃から照橋とも仲良くなる。
名前の由来は「予知夢」。
目良 千里(めら ちさと)
身長:160cm、体重:48kg、誕生日:4月15日、血液型:A型、主食:もやし・パンの耳
2年巛組の女子生徒。不幸な貧乏少女。
眼鏡をかけており、おさげが特徴で、スタイルは良い。ドジな面もあるが素直で性格が良いため、斉木からの評価も珍しく高い。
家庭は非常に貧しく、小学生の弟(二人)や妹、病弱な母親のために魔美など多くのアルバイトを掛け持ちしている苦労人[注 7]。普段の食事も貧相で、それ故か食べ物には目が無くかなりの大食い。
名前の由来は「千里眼」。
窪谷須 亜蓮(くぼやす あれん)
身長:173cm、体重:65kg、誕生日:9月2日、血液型:A型、昔の通り名:「修羅中の殺戮兵器」「鬼殺しの窪谷須」「襟足の亜蓮
2年巛組の男子生徒。茨城県から来た転校生。元ヤンで、暴走族炎栖覇(えすぱー)」の元総長。
眼鏡をかけており、一見地味で真面目そうな風貌[注 8]。転校前は男子校に在籍し、同じくヤンキーだった両親の影響で幼少期から喧嘩に明け暮れていたため、喧嘩にはかなり強い。一方で野球などのスポーツはあまり得意ではない。また、料理も得意。
転校を機に改心し、真面目に生活することを決める。凶暴で喧嘩っ早い性格は直っていないが、曲がったことを嫌い、友情を大切にする一面も持つ。当初は元ヤンであること隠していたが、海藤と斉木を不良から助ける際に元ヤンである事を告白し、改めて彼らと友人になり、後々には燃堂とも仲良くなる。
名前の由来は「クレヤボヤンス(透視)」。
高橋(たかはし)
声 - 三宅貴大
2年巛組の男子生徒。没個性なためモブ扱いされている。
緑色のアフロ頭とタラコ唇が特徴。不真面目で運も悪く残念な印象が目立つため、周囲に馬鹿にされることがある。村田・横田と一緒に行動することが多い。
身体能力・学力共に低く、期末テストでは181人中163位。
読切版第1話で退学した財布泥棒の生徒とはよく似ているが全くの別人[5]
村田(むらた)、横田(よこた)
2年巛組の男子生徒。高橋の友人。村田はIT関連や情報収集が得意。横田はオールバックが特徴。
ゾルべ
2年巛組の男子生徒。一人称は「ミー」もしくは「ワタシ」。
黒人のような容姿が特徴。片言の日本語を話す。スポーツ大国にルーツがあるらしい。
学力はかなり高く、身体能力も高い。他の同級生らと同じく燃堂に対する印象は悪い。
沢北 (さわきた)
2年巛組の男子生徒。照橋ファンクラブ「ここみんズ」の8代目総会長。会員No.592。
平凡な人間を自認し、初登場した22χ(体育祭)まで斉木も存在を知らなかったが、二人三脚で照橋とペアを組み1位を勝ち取る。
101χでは「ここみんズ」の会長として再登場し、照橋との関係について仲間たちと共に斉木を厳しく追及する。

2年+(2)組[編集]

鳥束たちが所属するクラス。巛組に次いで露出が多い。体育祭では大島 優二(おおしま ゆうじ)がリーダーを務めた。灰呂によると、燃堂並の身体能力を持つ生徒が多く集う体育会系クラスらしいが、記述する以下の5人にはそのような特徴は見られない。

鳥束 零太(とりつか れいた)
身長:177cm、体重:61kg、誕生日:9月10日、血液型:B型、初恋の相手:ミヨちゃん(幽霊)
霊能力少年。2年+組の男子生徒。僧侶の息子。PK学園で唯一斉木の超能力を知っている人物。素人だらけのバンドエターナルダイヤモンドベロニカ」のボーカル担当。オカルト部部長。
端正な顔立ちと紫色の髪が特徴で、頭に白い布を巻いている。語尾に「〜ッス」と付け、後輩的な口調で喋る。斉木のことを当初は「師匠」、転校以降は「斉木さん」と呼んでいるが、斉木は彼に絡まれても軽くあしらうことが多い。特に悪意はないが、利己的で欲望に忠実な性格。好色で霊能力を金儲けに利用しようとするなど煩悩の塊。成績は悪く、期末テストでは181人中174位。
幼少期から周りにいる幽霊を視たり、会話をすることができる。しかし、幽霊に干渉することはできず、視ただけでは人間と区別することもできない[注 9]鳥束零太の霊能力も参照)。本人の守護霊は燃堂の父。
名前の由来は「とり憑かれた」。
タケル
2年+組の男子生徒。一時期、夢原と交際していた。エターナルダイヤモンドベロニカのギター担当。
顔立ちは端正で、緑髪と左目の下の泣きボクロが特徴。本人に自覚は無いが、センスや言動は残念な面がある。当の夢原からも完全に愛想を漬かされ、影からの斉木のフォローを知らずに受けながらも破局した。別れて以降も未だに想いを引きずっている。
タカユキ
2年+組の男子生徒。エターナルダイヤモンドベロニカのベース担当。
タケルの友人としてしばしば登場する[6]
シンヤ
2年+組の男子生徒。エターナルダイヤモンドベロニカのドラム担当。
眼鏡をかけ、他の生徒とは違い袖を破った制服を羽織っている。
板野 依子 (いたの よりこ)
52χに登場する2年+組の女子生徒。
鳥束に好意を持たれ、口寄せを使った彼からのアプローチにより鳥束に惚れそうになるが、(当の鳥束にその意思はなかったものの)鳥束に胸を揉まれたことにより鳥束を嫌悪する。

その他の生徒[編集]

金剛(こんごう)
3年生の男子生徒。松崎の元教え子。
高校生とは思えない暴力団組員のような風貌の筋肉質で大柄な少年。制服は袖を破り腹にはサラシを巻いている。自己中心的で凶暴な性格故に、様々な問題行動を日常的に起こしている。マザコンという一面も持つ[7]
斉木が彼に「イミディエイト・テレパシー」を使ったことで、松崎が影で自分を庇っていた事実を知り改心。服装と髪型を改めるが出席日数不足で留年する。
万城乃 亜リ栖 (まきの ありす)
オカルト部に入部を希望するPK学園の女子生徒。乱れた長髪で目は前髪で隠すというミステリアスな外見が特徴。
中学時代は黒魔術降霊術の書物を3千冊も読み漁っていたことから、斉木は「オカルト部のキセキの世代」と評している。素顔は不細工だが、どういう訳か鳥束に好意を寄せられてしまう。
翡翠の瞳(ひすいのひとみ)
11χに登場するPK学園の男子生徒。
極度の中二病だがそれは海藤を騙すための演技で本性は軟弱かつ下衆。海藤の中二病を利用して騙した挙句彼の財布を盗もうとするが、2人のやり取りを盗み聞きしていた斉木に自業自得の制裁を受ける。
単行本では、その後「ダークリユニオン」が実在すると思い込み、震えている様子が確認されている。
杉山 春夫 (すぎやま はるお)
2年○組の男子生徒で、体育祭時の○組のリーダー的存在。他の○組の生徒同様、目立った個性は特になし。
谷原 健二 (たにはら けんじ)
2年□組の男子生徒で、体育祭時の□組のリーダー的存在。学年一の学力の持ち主。他の□組の生徒同様、勝利のためならどんな卑怯な手段も厭わないえげつない性格。
体育祭で□組を優勝させるために、クラス対抗リレーで灰呂に足に自分の足をわざと引っ掛け転倒させるという反則を犯すが、同じ形で斉木に仕返しを受ける。その後、彼の犯した不正行為がばれ、クラス対抗リレーでの□組の成績は無効となり最下位となる。
松田 一平 (まつだ いっぺい)
2年☆組の男子生徒で、体育祭時の☆組のリーダー的存在。他の☆組の8割方の生徒同様、眼鏡をかけている。
レーシック手術を受けようとしたが、怖気づき断念したらしい。体育祭の優勝クラスは☆組。
布袋 (ほてい)
「ここみんズ」の実行部隊隊長。会員No.3622。
行動派な性格で、審議にかけた者をすぐ粛清にかけようとする。
春野 (はるの)
「ここみんズ」の情報収集部隊隊長。会員No.1981。
頭脳派な性格で、審議にかけた者の情報収集を優先する。
木蜂 (きはち)
「ここみんズ」の防衛部隊隊長。会員No.6540。
知性は無に等しく、審議にかけた斉木を「食べていいか?」と仲間たちに聞いていた。
西 (にし)
「ここみんズ」の会員。
彼の右手は入学式で照橋に握られて以降一度も洗っておらず包帯を巻いており、その影響で凄まじい悪臭を放っている。

教師[編集]

松崎(まつざき)
PK学園の男性教師。体育生活指導担当。金剛の恩師。
常にジャージを着ており、竹刀を持っている時もある。髭は濃い目で、絶えず剃った跡がある。非常に厳格な性格だが他人の嘘に騙されやすい面がある。校則を破った者を容赦無く罰するため生徒からは敬遠されている。しかし、内心は律儀な性格で生徒との関係を大事に思っており、生徒達に懐かれている場面もある。斉木からは弱い者の味方であるため頼りにされている。
2年巛組担任(仮称)
眼鏡をかけた長髪の女性教師。
校長
眼鏡をかけ、禿げ頭が特徴の中年男性。「であるからして」が口癖。

主要人物の家族[編集]

斉木家[編集]

斉木 國春(さいき くにはる)
声 - 佐々木啓夫
身長:175cm、体重:64kg、誕生日:5月13日、血液型:B型、特技:上司へのヨイショ
楠雄と空助の父。終焉社に勤める『週刊少年コニャック』の編集者。39歳。父親(楠雄と空助の父方の祖父)は他界しており、母親(楠雄と空助の父方の祖母)は実家に住んでいる。
優柔不断でだらしない性格。困ったことがあれば何かと楠雄に頼ってくる。しかしクラスメイトが開いた誕生日会を替え玉でやり過ごそうとする息子に誕生日会に行くように諭すなど良識的な面を見せることもある。仕事は「靴を舐める」ことでどうにかしているらしく、それをネタに苦労話をする[注 10]。妻の久留美とはラブラブである。連載版と読切版では容姿が異なる。
斉木 久留美(さいき くるみ)
声 - 三上遥香
身長:145cm、体重:秘密、誕生日:5月14日、血液型:O型、夢:世界平和
楠雄と空助の母。専業主婦。楠雄の成長の支えにもなっている人物。旧姓は國春と同じ「斉木」。37歳。
かなり天然な性格で、悪徳商法などにもに簡単に騙される。楠雄を「くーちゃん」と呼んで可愛がり、楠雄に超能力は困っている人や優しい人のために使うように勧めている。普段は温厚だが怒ると般若のような顔に変身し、楠雄ですら恐れを抱く。猫アレルギーである。六神のファンでもある。
斉木 空助(さいき くうすけ)
斉木家の長男。楠雄の兄。18歳。IQ218の頭脳を持つ天才。斉木家が母方の祖父母の家に行った時の最後にその存在が明かされ、単行本10巻で遂に登場する。
14歳の時に高校を飛び級で卒業し、イギリスケンブリッジ大学に留学。既に修士号を取得している。現在はロンドン在住。久留美からは「くー君」と呼ばれている。
超能力者である弟にはあらゆる面で全く敵わず、彼に嫉妬や劣等感を持ち続けているため、楠雄自身もかなり嫌っている。しかし実際は「弟に勝てない」事に快感を覚えるかなりのドMなだけである。正攻法では彼に勝てないと踏んだため制御装置やテレパスキャンセラーを開発した。
斉木 熊五郎(さいき くまごろう)
身長:168cm、体重:54kg、誕生日:3月25日、血液型:A型、将来の夢:三世帯住宅
楠雄と空助の母方の祖父で、久留美の父。
眼鏡をかけている。かなり気難しい態度を取っているが、実際はかなりのツンデレであり、内心では孫の楠雄のことを溺愛している(國春のことは普通に嫌っている)。
妻の久美と共にかなりの田舎に住んでいる。楠雄が超能力者であることは知らなかったが、春休みに斉木一家が遊びに来た際にそれを知り、久美共々驚愕していた。
斉木 久美(さいき くみ)
身長:154cm、体重:ヒ♡ミ♡ツ、誕生日:3月24日、血液型:О型、購読している雑誌:non-no
楠雄と空助の母方の祖母で、久留美の母。
楠雄曰く還暦を過ぎているが、40代でも通じるほどの若々しい外見をしている。久留美同様温厚で優しい性格。

燃堂家[編集]

燃堂父
故人。鳥束の守護霊。
目の傷が右にあることを除けば容姿や性格、思考共に力と瓜二つ。口癖は「を?」。
力が生まれる前(17年前)に、少女を庇ってトラックに撥ねられ他界している。死後は生前の記憶を失い鳥束の守護霊となるが、鳥束曰く「守護霊らしいことは全くしていない」。霊能力がない斉木にも何故か視えることがある。力が自分の息子ということは知らないが、彼の留年の危機を救ったことがある。
燃堂 緑(ねんどう みどり)
燃堂力の母で蝶野の元妻。読切版から登場[注 11]。喫煙者。
両目の傷とパーマ以外は力や夫と顔がよく似ている。クリスマスには力の枕元にこっそりプレゼントを置くなど、優しい母親。
蝶野とは2年前に当時働いていた喫茶店で出会って親しくなり、彼からのプロポーズを受けて結婚した。しかし会社を解雇され自暴自棄に陥った蝶野を立ち直すために、あえて力と共に出て行った。現在は力と二人で暮らしている。

海藤家[編集]

海藤の母
眼鏡をかけた理知的な女性。
非常に教育熱心で躾けに厳しい。学歴至上主義的な面があり、瞬に一流の大学を出てもらうために日々勉強に励むよう言い聞かせている。瞬からは「ママ」、または「お母さん」と呼ばれている。

照橋家[編集]

照橋 信(てるはし まこと)
身長:178cm、体重:64kg、誕生日:3月4日、血液型:A型、将来の夢:妹のお婿さんになること
心美の兄。トップアイドル。芸名は六神 通(むがみ とおる)。『すこやか戦隊スペシャライザー』実写映画版や『魔眼探偵ジョーカー』の主演。17歳。
表向きは愛想良く振舞っており、妹同様ルックスも良く、男女問わず人気が高い。しかし、妹と同じく自意識過剰で妄想癖がある上、彼女への極度のシスコンを患っているため、斉木に「変態」と酷評された。自伝を発表しており100万部を突破している。妹と斉木が偶然出会ったのを見て、彼が妹に惚れていると思い込み、斉木を一方的に敵視するようになる。

その他の人物[編集]

蝶野 雨緑(ちょうの うりょく)
身長:176cm、体重:64kg、誕生日:6月27日、血液型:O型、前職:某大手一流出版社
読切版から登場しているイリュージョニストの男性。本名中西 宏太(なかにし こうた)。燃堂緑の元夫。27歳。
「アメージング」が口癖で、マジックショーで自身が登場する際に変なポーズを取る癖がある。緑からは「宏ちゃん」、燃堂からは「宏太兄ちゃん」と呼ばれている。
元は22歳の時に上記の会社に勤め、23歳でその近くにある喫茶店で緑に出会い25歳で結婚したが、その1ヶ月後のリストラを機に自棄になり緑も家も貯金も失い路頭に迷う。しかし、自分には煙のようにものを消す才能があると誤解し、それから2年、イリュージョニストになる。当初の腕前は低かったが、後に腕を上げ何とか生活できる程度の収入を得るようになる。斉木の超能力をマジックと誤解し、以降彼を師匠と呼んで慕っている。
名前の由来は「超能力」「中に仕込んだ」。
池見 華寿弥(いけみ かずや)[注 12]
身長:165cm、体重:53kg、誕生日:9月26日、血液型:A型、意外な過去:元ヤン
蝶野の助手を務めるホームレスの男性。通称イケさん(仕事中はマイケルとも呼ばれる)。老けた容姿に反し、年齢は30代[注 13]
読切版では失敗が続き蝶野の助手を解雇されるも、後に改心して紳士然としたオシャレな服装で再登場する。連載版ではこの姿で蝶野の助手をしている。
魂の叫び (ソウルシャウト)
インディーズの売れないミュージシャン。
8χで自殺を試みるが斉木と燃堂に助けられる。90χではカラオケ店の曲の1つに彼の曲が入っていた。98χではカウントダウンTVに出演している。
アンプ
路地裏に挟まっていたのを斉木が助けた雄猫。命名は國春。
虎模様とスカーフが特徴。心の中では「な」を「ニャ」と発音し、語尾に「〜ニャ」を付けて喋る。斉木はテレパシーで彼と意思疎通をしている。
動物らしからぬ下劣で人間臭い性格。人間に甘やかされてきたらしく、自分を含む猫が生物のエリート種族であるとみなし、人を下等種族として見下している。そのため、自分に全く興味を示さない斉木が気に入らず、助けてもらった恩を忘れて斉木家の前で毎日鳴くなどの嫌がらせをしている。
同じく斉木家周辺をうろつくプシーという雌猫に惚れている。
名前の由来は「アンプシー」。
入達 遊太(いりだつ ゆうた)
身長:106cm、体重:18kg、誕生日:6月3日、血液型:O型、最近の疑問:赤ちゃんはどこからくるの?
斉木家の隣に引っ越してきた5歳の少年。常に帽子をかぶっている。『人造人間サイダーマン2号』のファン。
好奇心旺盛かつ純真な性格。自分が迷子になっていることに長時間気付かないなど、抜けている部分がある。斉木をサイダーマン2号と勘違いし懐いている。また、照橋のことも『サイダーマン2号』のヒロイン・ピーチTガールと勘違いしている(容姿は照橋とは似ても似ついていない)。「ここみんズ」からは斉木と照橋の隠し子と思われている。
名前の由来は「幽体離脱」。
クレヤボヤンス☆魅希呼 (クレヤボヤンス・ミキコ)
28χに登場する悪徳商法を兼ねたインチキ占い師。客の悩みにはきちんと適切なアドバイスをしており、その点では斉木は彼女を評価している。
半信半疑で自身の占いの館に訪れた海藤を様々な手を使い自身の能力を本物と思い込ませた挙句、「魅力を引き出す神秘のネックレス(実際は露店で購入した500円の安物)」を3万円で海藤に売りつける。しかし斉木の能力により、海藤を占う際に彼が言った漆黒の翼の設定を本当と思い込み、騙し取った3万円を海藤に返した。
毒島 (ぶすじま)
40χに登場する集英健康食品(悪徳企業)に勤める悪徳商売人。
ただの水道水を、富士山のごく一部で1日4ℓしか採れない健康天然水『ゴールデンウォーター』と称して高額で久留美に販売する。しかし、斉木のテレポートによるクーリングオフで巻き上げた金は斉木家の元に戻ってしまい失敗に終わる。後日再び斉木家を訪れ、家族によって買わない意思を見せた久留美を巧みな話術で買わせるように仕向ける。しかし今度は強制以心伝心で、狡猾な本心を無意識の内に久留美に筒抜けにし、それに対して久留美は猛激怒。それを見た彼は恐れおののき悲鳴をあげながらその場から逃走し、以後二度と斉木家を訪れることはなかった。
鬼松 (おにまつ)
62χに登場する『週刊少年コニャック』の編集長。國春の上司。
部下に対しては体罰も辞さないほど厳しい性格だが、『コニャック』の愛読者には紳士的に接している。
中丸 (なかまる)
81χに登場する研修4ヶ月の新米家電量販店員。腹黒い性格で、テレビを買いに勤める店に訪れた斉木に対してしつこくキャッチセールスを当たる。
以前は亀有に勤めていたが、眉毛の繋がった警官による巧みな値引き交渉に大敗し、その悔しさをバネに4ヶ月間の修行を積み現在に至る。1度は超能力をフル活用した斉木の値引き交渉に敗北するも、4ヶ月間の努力を水の泡にしないため、その後も彼に対して必死でキャッチセールスを行う。その結果コーヒーゼリーを作れるという名目でゼリーメーカーを食いつかせ、思考力を失った斉木に買わせることに成功する。

用語[編集]

超能力関連[編集]

超能力者
現代の科学では説明できない超人的な力(超能力)を持つ者。作中では斉木のみ登場。

超能力を制御する道具[編集]

制御装置
斉木の超能力を抑える装置。ピンク色のアンテナのような形で、小学5年生の頃から頭の左側に装着されている。楠雄の超能力を抑えるために空助が開発した。超能力を制御する原理は不明。
取り外すと超能力や身体能力が装着時より遥かに強い力を発揮する。自発的に短時間外す程度なら問題ないが、突然外れると斉木本人が気を失い、同時に世界も滅亡の危機に陥る。仮に付け直しても、しばらくは能力の制御が難しくなる。
超能力の成長を止める力は無く、少しずつ小5の頃の一番力が強かった自分に近付いている。
制御装置をつけるまでは睡眠中に超能力を使い、周囲に多大な被害を及ぼすことがあり、斉木の両親はこれをお寝超(おねちょ)と呼んでいた。現在も制御装置が外れた状態で寝ると(あるいは、睡眠中に制御装置が外れると)発生する。
色付きの眼鏡
斉木がいつもかけている眼鏡。石化の能力を抑えることができる。仮面など眼を覆う物なら代用可能。元は斉木のおもちゃ。
透明な手袋(仮)
サイコメトリーの発動を抑えている手袋。視認できないほど透明で破れやすい。斉木が普段両手に付けている。
ゲルマニウムリング
久留美が悪徳商法によって買わされた指輪。名前は商品の説明書より。斉木が所有している。
ごく普通に市販されているが、装着するとゲルマニウムによって斉木のテレパシーが遮断される。斉木はこの状態を「人類燃堂化」と呼んでいる。
テレパスキャンセラー
テレパシーを無効化し、着用する人物の心の声を斉木に聞こえないようにする装置。アンテナが1本しかないが、形状は斉木の制御装置と似ている。空助が斉木のテレパシー研究の末に開発した。

斉木楠雄の超能力[編集]

本作の主人公である斉木は、様々な超能力を使用できるが、制約や欠点を伴う使い勝手の悪いものも多い。斉木の身体の成長と共に超能力も次第に強大化し、小5の頃にそれがピークに達する。それ以降は自分でも制御できなくなり、上記の制御装置で力を抑えている。

テレパシー
人など動物の思考を受信したり、逆に自分の思考を送信する能力。ただし、受信は自力では制御不能で、常に他人の本心が聞こえてくる。それ故、斉木は2歳にして人間に絶望したことがある。小さな個体ほど思考は読みづらい。先述のゲルマニウムリングなどゲルマニウムを含む物を装着するとこの能力は遮断される。現在の受信範囲は半径200m[注 14]。制御装置が外れた状態では受信範囲が地球全域になる。
自分の超能力を知っている人物や動物には主にこのテレパシーで意思疎通をしている。
天使のささやき(エンジェル・ウィスパー)
罪の犯した相手にテレパシーで語りかけ、天使(善の心)に成り代わり良心を刺激する。
虫の知らせ(バグ・ニュース)
テレパシーで擬似的な「虫の知らせ」を相手に送り、助けを呼んだりアドバイスをしたりする。
強制以心伝心
自身を中継して他人の本心を別の人に送信する。
好感度メーター
テレパシーで好感度を数値化する能力。相手との関係や人間性で大きく変化する。
テレパシー一斉送信
相手に一つの思考を大量に送り、思考を著しく妨害する。
脳内子守歌
相手の脳内に子守歌を流しその者を眠らせる。
イミディエイト・テレパシー
対象者に手で触れて、テレパシーで音声に加え視覚情報を送る。
サブリミナル
天使のささやきと似た能力。テレパシーで相手に複数の単語をささやき暗示を掛ける。小説1巻に登場。
念力サイコキネシス
意思の力だけで物を動かしたり破壊する能力。大きな力が要る動作は問題ないが、日常的な軽い動作には力の調整が難しい。
火事場のバカ力
対象者の攻撃に合わせて念を飛ばすことで威力を大幅に上げる。
アシスト
火事場のバカ力の応用。念力で対象者のパワーやスピードを上げ、しばらくの間疲れ知らずで作業を続けることができる。小説2巻に登場。
サイコビット
念力で自身の周囲に複数の岩を浮かせる。某ゲームでは、自分の周りに浮かせて盾のようにしたり、相手が触れると負傷させることができる。
透視
物体を透過して視認する能力。視る秒数によって透過度が上昇し、人間なら3秒で服が、5秒で皮膚が透けて視える。基本的に自発的な制御は出来ないが、瞬きや視界から外すことで透過をリセットできる。なお、この能力の影響で斉木は幼少時から裸を見慣れており、女性の裸にも性的興奮を覚えない。
予知
未来を知る能力。自発的な発動は出来ず、頭痛や夢を見ることで突発的に発動する。予知の内容は断片的で、実際の状況は自分で推理するしかない。なお、夢の中では必ず斉木が超能力を失っているが、これが現実になったことはない。
テレポート/アポート
物体を転送したり、逆に遠方から物体を引き寄せる能力。二つの力は常に同時に発動、すなわち交換する形となる。対象の物体が(±10%以内で)金銭的に等価であることが発動の条件(等価交換)。なお、人体は0円として扱われ、服装や所持品、装飾品で価値が判定される。
千里眼
遠方を見る能力。寄り目にすることで発動するが、訪れたことのない場所は見られず、寄り目になり他者からは不審に思われる。
幽体離脱
人の魂を肉体から取り出したり、肉体に憑依させる能力。取り出した魂は44秒以内に肉体に戻すか憑依させないと成仏する。
瞬間移動
自分自身や他人を移動させる能力。一度使用すると再度の使用には3分間のインターバルが必要。
連続瞬間移動
連続使用にインターバルが必要ない瞬間移動。小説2巻で並行世界の斉木が制御装置を外して使用した。
パイロキネシス
分子振動を活性化させ発熱させる能力。細かい温度調節は難しい。
念写
特定の人や物などの現状を紙に投影する能力。所要時間は1分だが、その間にわずかでも雑念が生じるとそれが念写されてしまうため、難易度が高い。
復元能力
時間を巻き戻して壊れた物を直す能力。周辺にある物の時間も一緒に巻き戻り、人間に使うと一日前の体に戻る。同じ対象には一日一回しか使ず、死者を生き返らすことはできない。制御装置が外れている状態では7年前の状態に戻すことが出来、同じ対象に一日三回使えるようになる。
マインドコントロール
常識に干渉する能力。人間の精神に加え、現実にも不可逆的な影響を及ぼす。使用するには制御装置を外す必要がある。周囲への影響が大きすぎるため、斉木はこの能力だけは使用を控えている。
サイコメトリー
手で直接触れた物の残留思念を読み取る能力。自分の意志では制御不能で、物によっては触れると精神的苦痛を受ける。斉木はこの能力を最も嫌い、常に透明な手袋をつけ、直に物に触れないことで発動を抑えている。なお、他人に直接触れると他人の感覚を共有する。
透明人間
自分の姿を消し、相手に見えなくなる能力。透明化しても実体は存在するため、物理的行動もできる。所要時間は1分。透過の制限時間は10分間で、その際に斉木が他の物質に触れている場合はその物質も一緒に透明化する(人間も可)。透明化している間はテレパシー以外の他の能力が使えなくなり、他人に触れられてしまうとこの能力は解除される。
自由に汗を出す超能力
皮膚から汗を自在に放出する能力。運動後に自分が疲れている様子を周囲に印象付ける。
記憶消去
相手の1分間分の記憶を消す能力。頭を「バールのようなもの」で殴り[注 15]、別の記憶を相手に置換する(どのような記憶になるかは人によって異なる)。
変身能力(トランスフォーメーション
自分の身体を何にでも変える能力。所要時間は2時間で実在するモノにはなれない。人外に変身すると力の制御が難しくなる。
催眠
対象者の姿を周囲に別の誰かと思い込ませる能力。斉木本人には使えない。
石化
斉木と目を合わせた人間を石にする能力。石化した人間は死者に準じ、復元能力を使っても石化を解除することはできない。普段は眼鏡をかけることで無効化しており、石化された人間は一日経つと元に戻る。
体を小さくする能力
斉木自身の体を100分の1まで縮小する能力。一度使用すると一時間は戻れない。身体能力は元のサイズの時より劣るがそれでも人類を駆逐する力はある。
呪い
将来不幸を実現させる能力。対象者の額に指を当てることで発動し、解除することもできる。
演奏中止レーザー
カラオケの演奏を停止させる能力。目から他の者には見えない光線が出る。
空中浮遊
文字通り空中を浮く能力。
熱々のラーメンを食べても眼鏡が曇らない超能力
眼鏡の曇りを防ぐ能力。小説1巻で使用。

幽霊関連[編集]

霊能力者
霊的存在や霊的世界を認識し、それらと会話をする力を持つ者。代表的な人物は鳥束。超能力者における斉木の場合と異なり複数の霊能者が存在する。しかし、大半の霊能力者は鳥束のように鮮明には視えず、誤った幽霊のイメージを流布させている。
霊界
死者の霊が幽霊や守護霊となって存在する場所。本作では、現実世界と場所的に重なっているが目に見えない部分に相当する。
霊界の存在は一般的には知られておらず、斉木も鳥束が現れるまで信じていなかった。
幽霊
霊界に存在する死者の霊。基本的に目に視えないが、鳥束ら霊能力者と、鳥束にサイコメトリーを行使している斉木は視ることができる。
一般的なイメージと異なり、優しい性格で生者たちを見守っている[注 16]。生前の記憶はないが[注 17]、生前の属性・性格を引き継いでいる。願いをかなえさせて成仏すると幽霊は消える[8]
幽霊は老若男女を問わず、日本国外や大昔の服装をした者、動物霊もいる。現実世界の物に触れることはできないが、物質をすり抜け、空中浮遊も可能。斉木の超能力を含め現実世界から幽霊に攻撃することは不可能だが、斉木が幽体離脱すれば有効な攻撃を加えることができる。
守護霊
人に取り憑き、取り憑いた者を守る幽霊。
人は出生時から必ず守護霊が取り憑く。人外の幽霊や生前の人が守護霊になることもあり、その者にとって親戚や親しい人の霊が守護霊になることは稀。取り憑いている者を殺すとその者の守護霊も消える。また、取り憑いた人物から離れて行動している時もあるが、その時は憑りつかれている人物が災難に遭いやすくなる。

鳥束零太の霊能力[編集]

基本的に霊界にいる幽霊や守護霊を視たり、会話をすることができるが、幽霊に触れたり除霊することはできない。また、幽霊以外にも透明人間の能力で透明化した斉木も視認できる。

口寄せ
幽霊を自身に憑依させ、その霊の人格に成り代わる能力。鳥束曰く「苦しい修行の末手に入れた霊能力禁断の秘技」。成り代わっても鳥束の意識は保たれ、鳥束の意思で自身の人格と憑依させている幽霊の人格を自在に切り替えることも可能。ただし、憑依させ過ぎると霊に体を乗っ取られてしまう。

建物[編集]

超能力実験・訓練用として実在するゼナー・カード。PK学園2年のクラス名の元ネタとなった。このカード(ESPカード)は小説版にも登場する。
PK学園高校
斉木達の通う私立高校。2年のクラスには「○(1)組」「+(2)組」「巛(3)組」「□(4)組」「☆(5)組」がある。2χの時点で全校生徒数は542名(42χの時点で2年生は181名)。体育祭や修学旅行、学園祭(PK祭)などの学校行事も行われている。
男子は白いカッターシャツと緑の上着とズボン、女子は緑の襟がついた白いシャツ(冬には上着を着ている生徒もいる)にスカートが制服となっている。
なお、アルバイトは校則で禁止されていたが斉木のマインドコントロールによってその校則は無くなった。
オカルト部
96χで鳥束が立ち上げたPK学園の部活動。部室は視聴覚室。
オカルト研究は名目上で、実際は鳥束が吊り橋効果を利用した自身を主役とするハーレムを創るため。そのため設立当初は(斉木と鳥束を除いた)男子禁制の部活だったが現在は解禁されている。部員は現在、斉木と部長・鳥束に海藤、夢原、万城乃の5名。
覇王翔吼軒(はおうしょうこうけん)
不衛生な潰れかけたラーメン屋。ラーメンは非常に不味い。
ぼくのわたしの勇者学』(以下『勇者学』)にも同名のラーメン屋が出てきたが、そこまで不衛生ではない上に店主も別人で、出されるラーメンの評価も高かった[注 18]
魔美(まみ)
創業26年のコーヒー専門の老舗純喫茶。コーヒーゼリーが絶品で斉木もよく訪れる。目良がアルバイトで働いている。近所に大手コーヒーチェーン店が出来てからは、経営状態が厳しくなっている。
終焉社(しゅうえんしゃ)
國春が勤務している出版社。『週刊少年コニャック』を発行している。
経営体制は編集者が漫画家に過剰な重労働を強いるため、斉木は「出版社に偽装した闇金業者」と評している。
集英社とは読みが似ているが、作中でも別に存在しており無関係。
彩波手遊園地 (さいはてゆうえんち)
久留美の実家近くにある遊園地。営業はしているが外見は廃墟同然で安全管理もずさん。久留美によると、20年前からこの劣悪な経営状態は変わっていないという。

作中作[編集]

すこやか戦隊スペシャライザー
地球を侵略しにきた地球外生命体と戦うヒーロー物のTVアニメ。毎週午後5時から放送しており、斉木も視聴している。
名称が登場した20χで最終回を迎え、その後、六神主演で実写映画化する。
改造人間サイダーマン2号
子供達に人気の正義のヒーロー番組及びその主人公。主人公はサイダーを利用した特殊能力を持つ。露骨なサイダーの販促宣伝をしている。敵のボス・コーラ男爵は容姿が燃堂一家に酷似している。
魔眼探偵ジョーカー
作中で放送されている六神主演のTVドラマ。視力7.0の右目とIQ6000の頭脳を武器に魔眼探偵・ジョーカーが数々の難事件を解決する推理サスペンス。
内容は枝葉末節を重視しており、斉木からの評価は低いが、海藤は探偵のコスプレをするほど熱中している。斉木によると作中の巷では話題になっているらしい。
そして僕は海に出る
作中の実話を元にした映画。過疎化が進んだ離島で暮らす漁師の息子・貴史(たかし)が島での様々な出会いや経験を経て父と同じく立派な漁師になるために海に旅立つというヒューマンドラマ。
舞台となった離島は実は都会となんら変わりない上に、役者とスタッフたちは半人前で士気も低い。しかし、メイキング映像を編集し本編として使うことで、役者たちが役柄を名演しているように見せかけている。
週刊少年コニャック
終焉社が発行する創刊2年の週刊少年漫画誌[注 19]
海藤や窪谷須が愛読しており、同編集部には國春が勤務している。
創刊2周年を記念してコニャックのオールスター競演による格闘ゲーム『Cヒーローズ バーリトゥードバトル』が発売された[注 20]
あわよくば三太郎
『週刊少年コニャック』で連載中の少年漫画。略称は「あわ三」。『コニャック』の看板作品で、主人公・三太郎をかぶりを着るという、浪人武士のような容姿をしている。
オッドアイ・ペルソナ・ケルベロス
『週刊少年コニャック』で連載中のバトル漫画。略称は「オッペケ」。話数カウントは「戒」。中二病じみた作風で海藤が愛読している。
当初は作中の『週刊少年ジャンプ』で連載されていたが、作風のためそこでの人気は低く、連載は少なくとも32戒まで続いていた。
ワンダーアドベンチャーX-2
作中の大人気ゲームソフト『ワンダーアドベンチャーシリーズ』最新作(50χの時点)。発売当日に高橋が、51χの時点で海藤が手に入れていた。
本作の小説1巻や『勇者学』『勇者パーティー現る』にも同名のゲームシリーズが登場する。

その他[編集]

ダークリユニオン
海藤が妄想する作中でも架空の組織。人類の淘汰を目論む悪の秘密結社という設定。略称はDR[9]
中二病ノート(仮)
海藤が自身の妄想の設定を書き記した複数のノート。自室に保管している。
『少年ジャンプNEXT!』2013 SUMMERでは、ノートの一つである「骸の章」という設定の特別付録が収録された[10]
おっふ
照橋にあった人(主に男性)があげてしまう奇声。「おっふっ」とも言う。「おっふ」と言うことを「おふる」、(照橋に会っても)「おっふ」と言わないことを「おふらない」と言うなど、活用することもある。
いるまんじゅう
埼玉県入間市を代表する名産品という設定の架空の饅頭。斉木の好物。「入間市最終決戦」や小説1巻に登場した。
並行世界(パラレルワールド
起こりえた可能性の異世界。小説2巻では他の麻生作品も異世界として扱われている。
犬を助けなかった世界
1χで斉木が犬を見殺しにし、それによって改心した世界。人気投票の票数で地位が左右される。
打ち切りになった世界
斉木が燃堂を消したため、打ち切りになった世界。代わりに『三上少年ファイル』が連載・アニメ化されている。小説2巻登場。
ここみんズ
照橋心美のファンクラブ。規模はかなり大きく、PK学園の生徒・教師に加え、他校の生徒や大物政治家まで入会している。会員はNo.36853まで確認できる。

作品背景[編集]

基本設定[編集]

基本的に21世紀初頭の日本とほぼ同じ世界観である。しかし、物理学的な法則や人間の生物学的限界の一部は斉木の不可逆的なマインドコントロールによって修正されており、髪の毛の色が異常に多彩だったり、怪我の治りや建物の修復が異常に早いなどの点で異なる。

また、超能力者は斉木一人しか登場しておらず、他に超能力者が存在する描写もない。斉木の超能力を知っていると判明している人物は、両親、兄、母方の祖父母、鳥束の6人である。斉木は、自分が超能力者であることを知っている人数は両親を含め片手で数えても足りる[注 21]と語っており、詳細は不明だがそれ以外にも誰か知っている可能性がある。また、過去には某国の諜報機関に自身が超能力者であることが露呈し拉致されたこともある(その国は斉木に潰された)。霊界では超能力者である斉木は有名で、彼の部屋に多数の幽霊が集まっている。

作中の年月日はほぼジャンプでの掲載時期に合わせてあり、体育祭や正月など季節感あるエピソードが描かれる。一方、進級は行われておらず、新年度になっても斉木たちは2年生のままである(サザエさん時空も参照)。

斉木たちの住んでいる地域の名前は明らかになっていないが、スカイツリーが見える場所にある。

前述のように霊界や並行世界も存在する。

作品間のリンク[編集]

麻生作品
『勇者学』『新世紀アイドル伝説 彼方セブンチェンジ』(以下『彼方』)をはじめ、麻生周一による他作品のキャラクター・店舗・ゲームなどがセルフパロディとして度々登場している。作者によると『斉木』は『勇者学』の約5年後の世界である(44χ時点)[11]
小説版では、本編より積極的にセルフパロディが行われている。
週刊少年ジャンプ
現実と同じく、作中でも人気の少年漫画誌。燃堂や海藤、窪谷須も愛読している。一部では早売りをしている書店もあるらしい。
実際に本作と同時期に連載した作品(ONE PIECEなど)、作者を同じくする作品(『勇者学』『彼方』)、『バクマン。』の作中作(『CROW』『ラッコ11号』)が架空の作品(『オッドアイ・ペルソナ・ケルベロス』など)と共に連載されている[12]

制作背景[編集]

麻生は『勇者学』での経験から、ツッコミ役が主人公の方が自由度が高く話を作りやすいと考え、ツッコミ役を主人公に新連載の構想を練った[13]

少年ジャンプNEXT!』2010 SUMMERにNEXT読切版「超能力者 斉木楠雄のΨ難」が掲載された[14]

『週刊少年ジャンプ』2011年22号から50号にかけて、WJ読切版「超能力者 斉木楠雄のΨ難」が不定期に計7回掲載された[15]。その間にこの読切シリーズの番外編が連載作品と共に『少年ジャンプNEXT!』2012 WINTERに掲載された[16]。また、連載開始前に単行本『麻生周一短編集 超能力者 斉木楠雄のΨ難』0巻が発売された[17]。0巻のおまけによると、読み切りを描き終えた後に連載の企画が持ち上がったが、その時点で作者は体力の消費や重圧のため体重が激減し、当初は連載を受けるかかなり悩んだという。

週刊少年ジャンプ2012年24号から正式に『斉木楠雄のΨ難』として連載が開始された[17]

読切版[編集]

連載版のプロトタイプとなった読切で、以下の2つが存在する。

NEXT読切版
タイトルは『超能力者 斉木楠雄のΨ難』。『少年ジャンプNEXT!』2010 SUMMER掲載。単行本1巻収録。
連載版と共通のキャラクターは斉木のみで連載版との関連は薄い。
WJ読切版
タイトルはNEXT読切版と同じ『超能力者 斉木楠雄のΨ難』。『週刊少年ジャンプ』で不定期掲載(2011年22・27・29・33・42・43・50号)。短編集収録。
連載版と関連が強く、ストーリーも直接つながっている。一部を除き、設定も連載版と同じである。時系列は斉木が高校1年生の頃である。

単行本併録作品[編集]

いずれも麻生の読切作品。ジャンプ系列の雑誌に掲載された後、単行本などに収録された。

三上少年探偵ファイル
主人公である探偵三上 迷(ミカミ メイ)の推理を描くギャグ漫画。赤マルジャンプ2009 WINTTER掲載。短編集収録。
三上は『斉木』14χや小説2巻にも登場した。また、三上と彼の相棒只次祟行(ただつぐ たかゆき)は『斉木』キャラクター人気投票にランクインした。
ぼくのわたしの勇者学 (番外編)
ジャンプスクエア2008年7月号掲載。短編集収録。
RPG風の世界で勇者部メンバーが冒険をするという内容。
解説フルパワー高校野球!!〜今年のポメ高は一味違う!?〜
野球を扱ったギャグ漫画。週刊少年ジャンプ2009年37・38合併号掲載。短編集収録。全1ページ。
お前んち、お化け屋敷
ホラー物を扱ったギャグ漫画。『週刊少年ジャンプ』2011年5・6合併号掲載。単行本2巻収録。
主人公の鳥塚霊太(とりづか れいた)は『斉木』に登場する鳥束零太と共通点が多い。映画『となりのトトロ』では本作のタイトルと同じセリフが出てくる。
劇団!インプロビゼーション
廃部寸前の演劇部を描いたギャグ漫画。週刊少年ジャンプ2008年50号掲載。単行本3巻収録。
LEGEND TOWER(レジェンド タワー)
週刊少年ジャンプ2006年49号掲載。『超能力エクサΨズ』収録。
トレジャーハンタースティールが伝説の塔(レジェンド・タワー)に挑むという内容。

メディアミックス[編集]

ラジオドラマ[編集]

ジャンプ専門情報番組『サキよみ ジャンBANG!』にて計3回放送された。ナレーションは西山宏太朗

放送期間 VOMIC 原作
1 2012年6月 2012年9月 読切版の1・2話
2 2013年3月 2013年4月 2・3χ
3 2013年9月 2013年10月 27・29χ

小説版[編集]

著者はひなたしょう。現在ジャンプ ジェイ ブックス集英社)で2巻まで発売されている。他の麻生作品のキャラクターが多く登場するのが特徴。

斉木楠雄のΨ難 EXTRA STORY OF PSYCHICS
2013年5月発売。日常番外編とされており、本編の後日談や一部設定の掘り下げなどが描かれている。読者の反応も良く重版もかかった[18]
なお、本編の単行本4巻と同時に発売されており、表紙も繋がるようにできている[19]
斉木楠雄のΨ難 EXTRA STORY OF PSYCHICS 2
2014年7月発売。前作と異なりバトル展開やシリアスな話もある。

FLASHアニメ[編集]

ジャンプLIVE」で2013年8月配信[19]。声優はVOMICと同一である。

ゲーム[編集]

狙え!平均体力測定
ミニゲーム。「ジャンプLIVE」で2013年8月配信[19]
ジェイスターズ ビクトリーバーサス
斉木楠雄がプレイヤーキャラクターとして登場。

企画展開[編集]

超能力エクサΨズ(ちょうのうりょくエクササイズ)
クイズに答えて応募すると抽選でプレゼントがもらえる企画。本誌連載時に本編の前後に掲載。同名のゲームブック収録。
超能力Ψコロジー(ちょうのうりょくサイコロジー)
超能力エクサΨズの第2弾(プレゼントの抽選は廃止)。ゲッターズ飯田監修。質問に答えると性格診断ができると謳っている。
俺とお前と麻生君
『勇者学』から続く単行本のコーナー。担当編集者の服部雄二郎が制作背景などについてイラスト共に執筆している。
ニューパワージェネレーション(New Power Generation)
2012年末当時の新鋭の作品をプッシュする企画。略称はNPG。週刊少年ジャンプ2012年49号開始。本作は『黒子のバスケ』『ニセコイ』『ハイキュー!!』『暗殺教室』と共にこの企画の対象に選ばれた[20]。ポスターや特製ストラップなどのプレゼントの他[20]、作画の映像の公開などが行われた[21]
2013年6月には全国のジャンプショップにて、「ニューパワージェネレーションフェア」が開催された[22]
第1χキャラクター人気投票
投票結果
順位 キャラクター 票数
1 斉木楠雄 3869票
2 海藤瞬 1307票
3 燃堂力 1264票 
4 鳥束霊太 1093票
5 麻生周一 871票
連載1周年を記念して表紙巻頭カラーを飾った週刊少年ジャンプ2013年30号より人気投票が行われた[23]。応募総数は5884票。結果はセンターカラーを飾った同年41号掲載、単行本7巻収録。
本作の登場人物に混じり、鋼野剣など麻生による他作品の登場人物や、同時期にジャンプにて連載した松井優征渡邉築平方昌宏 [注 22]などもランクインした。
なお、人気投票が発表された号では本編が全て結果発表に使われた。

コラボ[編集]

殺せんせーVS斉木楠雄 入間市最終決戦(ころせんせーバーサスさいきくすお いるましさいしゅうけっせん) 
『斉木』と『暗殺教室』(本作と同じ『週刊少年ジャンプ』連載)とのコラボレーション。『暗殺教室』の作者・松井優征が麻生と同じ入間市出身であるため実現した。
少年ジャンプNEXT!』 2012 AUTUMN掲載[24]。『斉木』4巻・『暗殺教室』2巻収録。斉木と『暗殺教室』の主人公・殺せんせーが「いるまんじゅう」争奪戦を繰り広げるという内容。
殺せんせーVS斉木楠雄 入間市最終決戦II
入間市最終決戦の続編。『ジャンプNEXT』2013 SUMMER掲載[10]。『斉木』6巻・『暗殺教室』7巻収録。入間市博物館の中で、斉木と殺せんせーが茶道を実践するという内容。
ドリームコラボ
当時のジャンプ連載陣同士がそれぞれ他作品と一方的にコラボする企画。週刊少年ジャンプ2014年22・23号掲載。本作は『食戟のソーマ』をコラボした。また、『ワールドトリガー』などからコラボされた。

売上[編集]

麻生周一の作品の中で最も長く連載が続いていおり、連載開始から間もない2012年10月の時点で短編集と本作の単行本1巻で『勇者学』のシリーズ累計発行部数を上回るなど、麻生の代表作でもある[25]

また、NPGの一つにも選ばれた。

単行本7巻の初版は15万部[26]。単行本のシリーズ累計発行部数は200万部を突破している[27]

担当編集者[編集]

  1. 服部雄二郎(2006年頃[28] – 2014年6月頃[28]) - 麻生が初投稿した時からの担当[28]
  2. 片山(2014年6月頃[28] - ) - 最強ジャンプ編集部より異動[28]

書誌情報[編集]

漫画本編[編集]

 麻生周一『斉木楠雄のΨ難』『麻生周一短編集』 集英社ジャンプ・コミックス
巻数 タイトル 発売日付 ISBNコード 併録作品
『麻生周一短編集』 全1巻
超能力者 斉木楠雄のΨ難 0 2012年5月2日[集 1] ISBN 978-4-08-870455-5  三上少年探偵ファイル
ぼくのわたしの勇者学番外編
解説フルパワー高校野球!!〜今年のポメ高は一味違う!?〜
『斉木楠雄のΨ難』既刊10巻(2014年9月4日現在)
1 超能力者のΨ難 2012年9月4日[集 2] ISBN 978-4-08-870504-0 NEXT読切版
2 ビーチΨド 夏物語 2012年12月4日[集 3] ISBN 978-4-08-870556-9 お前んち、お化け屋敷
3 燃えろ! PK学園体育Ψ 2013年1月4日[集 4] ISBN 978-4-08-870621-4 劇団!インプロビゼーション
4 うるΨお正月 2013年5月2日[集 5] ISBN 978-4-08-870652-8 殺せんせーVS斉木楠雄 入間市最終決戦
5 Ψを振れ!波乱の期末テスト 2013年7月4日[集 6] ISBN 978-4-08-870768-6
6 超能力者搭Ψ旅客機でGO! 2013年9月4日[集 7] ISBN 978-4-08-870806-5 殺せんせーVS斉木楠雄 入間市最終決戦II
7 さわげ!PK学園文化Ψ 2013年12月4日[集 8] ISBN 978-4-08-870853-9
8 Ψ強美少女VS絶対に落ちない男 2014年4月4日[集 9] ISBN 978-4-08-880027-1
9 万Ψ!ツンデレおじいちゃん 2014年7月4日[集 10] ISBN 978-4-08-880072-1
10 マッドΨエンティスト現る! 2014年9月4日[集 11] ISBN 978-4-08-880175-9

ゲームブック[編集]

小説[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 斉木とは別にナレーションが入ることもある。
  2. ^ 読切版ではアブダクションによるもの。
  3. ^ 読切版では周囲から不自然に思われており、この設定は存在しなかった。
  4. ^ 読切版では、思考から発言・行動までの間隔が極端に短いため思考が読めないという設定。そのため、読切版では燃堂が発言しなければ思考が読める。
  5. ^ 読切版(あるいは1年次のクラス)では同級生や教師から完全に嫌われ、有らぬ疑いをかけられたり悪質な悪戯を受けていた。
  6. ^ 小説1巻では、斉木がサブリミナルを駆使しても勉強せず、授業中も妄想を思い浮かべていた。
  7. ^ 以前は裕福だったが、父親が事業に失敗した上に失踪してしまい、非常に貧乏な家庭になってしまった。
  8. ^ 15歳の頃は襟足を地面に付くまで伸ばし、容姿も現在と大分違っていた。
  9. ^ 幼少期は人間と幽霊が全く区別できず、身近にいた幽霊を自分の親戚と誤解していた。現在は背後に守護霊がいるかどうか、幽霊にしかできない行動をしているかどうかなどによって識別している。
  10. ^ 楠雄によると転職が多いので、終焉社での話かは不明。
  11. ^ 読切版では燃堂ママと表記されていた。
  12. ^ 本名は連載版にて発覚した。
  13. ^ 読切版では自分で老人と言っているため、この時はこの設定は無かった。
  14. ^ NEXTの読切版では半径7km。
  15. ^ 普通に殴ると斉木の超人的な力で頭が取れるため、痛みを感じる前に復元能力で相手の体を元に戻す。
  16. ^ 斉木は、幽霊が優しいのは、単に怒る理由がないためと考えている(単行本8巻79χ)。
  17. ^ 中には、独自の調査によって自身の生前の身分を把握している幽霊もいる。
  18. ^ 小説1巻によると、店主が代わってから落ちぶれた。
  19. ^ 國春曰く「ジャンプ・マガジンサンデーチャンピオンと並ぶ5大少年誌の一つ」。
  20. ^ 斉木曰く「J-スターズのパクリ」。
  21. ^ 5人以内で母方の祖父母、鳥束は含まれていない。なおこの時点では空助の存在は読者に知られてはいなかった
  22. ^ 松井は麻生と同郷(入間市)で両者の連載作品がコラボしたこともある。 渡邉・平方は麻生の元アシスタント(当該作家の記事も参照)。

出典[編集]

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  1. ^ 単行本8巻134ページ。
  2. ^ 作者Twitter 2013年8月22日。
  3. ^ ゲームブック『超能力エクサΨズ』118ページ。
  4. ^ 11χ・51χ。
  5. ^ 単行本1巻おまけページ。
  6. ^ ゲームブック『超能力エクサΨズ』122ページ。
  7. ^ 単行本4巻30χ。
  8. ^ 単行本7巻67χ。
  9. ^ 単行本7巻73χ。
  10. ^ a b 殺せんせーvs斉木楠雄の戦い再び、ジャンプNEXT袋とじで
  11. ^ 麻生Twitter 2013年3月28日。
  12. ^ 単行本3巻32χ「開Ψ!ジャンプフェスタ」。
  13. ^ 作者Twitter 2012年12月11日。
  14. ^ ジャンプNEXTで「バクマン」作中作、ラッコ×青葉コラボ
  15. ^ 短編集140ページ
  16. ^ 「めだかボックス」球磨川禊の番外編がジャンプNEXT!に
  17. ^ a b ジャンプで超能力少年描くギャグ新連載「斉木楠雄のΨ難」
  18. ^ 小説2巻原作者あとがき。
  19. ^ a b c 週刊少年ジャンプ アプリ増刊『ジャンプLIVE』!! 『マンガ』 - Shonen Jump”. 2013年7月30日閲覧。
  20. ^ a b 「ハイキュー!!」他ジャンプ注目5作品のキャンペーン開催!”. コミックナタリー. 2013年8月17日閲覧。
  21. ^ JC最新刊発売記念!激アツキャンペーン開催中!!”. 週刊少年ジャンプ公式サイト. 2013年8月17日閲覧。
  22. ^ ニューパワージェネレーションフェア in JUMP SHOP”. ベネリック株式会社. 2013年8月17日閲覧。
  23. ^ コミックナタリー - 『斉木楠雄』連載1周年!人気キャラ投票で70名が勢揃い
  24. ^ コミックナタリー - 夢コラボ!『暗殺教室』殺せんせーと斉木楠雄が袋とじで対決
  25. ^ 麻生Twitter 2012年10月25日。
  26. ^ 出版指標年報2014。
  27. ^ 単行本8巻の帯。
  28. ^ a b c d e 麻生Twitter 2014年6月21日。

以下の出典は『集英社BOOK NAVI』(集英社)内のページ。書誌情報の発売日の出典としている。

  1. ^ 麻生周一短編集/超能力者 斉木楠雄のサイ難| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2012年12月1日閲覧。
  2. ^ 斉木楠雄のサイ難/1| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2012年10月4日閲覧。
  3. ^ 斉木楠雄のサイ難/2| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2013年2月3日閲覧。
  4. ^ 斉木楠雄のサイ難/3| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2013年2月3日閲覧。
  5. ^ 斉木楠雄のサイ難/4| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2013年9月30日閲覧。
  6. ^ 斉木楠雄のサイ難/5| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2013年9月30日閲覧。
  7. ^ 斉木楠雄のサイ難/6| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2013年9月30日閲覧。
  8. ^ 斉木楠雄のサイ難/7| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2013年12月4日閲覧。
  9. ^ 斉木楠雄のサイ難/8| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2014年5月21日閲覧。
  10. ^ 斉木楠雄のサイ難/9| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2014年7月14日閲覧。
  11. ^ 斉木楠雄のサイ難/10| ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2014年11月3日閲覧。
  12. ^ 斉木楠雄のサイ難 超能力エクササイズ | ジャンプコミックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2012年12月4日閲覧。
  13. ^ 斉木楠雄のΨ難 EXTRA STORY OF PSYCHICS| ジャンプ・J・ブックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2013年10月11日閲覧。
  14. ^ 斉木楠雄のΨ難 EXTRA STORY OF PSYCHICS 2| ジャンプ・J・ブックス|BOOKNAVI|集英社|集英社”. 2014年7月14日閲覧。

外部リンク[編集]

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Nuvola apps kaboodle.svg FLASHアニメ『斉木楠雄のΨ難』 第1話
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