第三次世界大戦

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第三次世界大戦では両勢力が核兵器を主要な兵器として使用することが予想される。

第三次世界大戦(だいさんじせかいたいせん World War III)は、3つ目の世界大戦

目次

[編集] 分類

第三次世界大戦は以下の諸説がある。

[編集] 概要

一般的には、第一次第二次世界大戦のような列強の対立による全面戦争を指し、超大国同士が直接対決し、その周辺諸国を巻き込むような大きな世界戦争の直接対決など)を仮想して呼ばれた。核兵器による全面核戦争を想像することが多い。また破滅物フィクションにおいても同様の意味で使われることがある。

特に朝鮮戦争ベトナム戦争キューバ危機など米ソの対立が頂点に達した時期には、識者の間でもその勃発の可能性や対策について真剣に論じられた(朝鮮・ベトナム戦争はどちらかと言えば「代理戦争」の性格が強い)。

特定の書籍においては、既存の冷戦やアメリカ同時多発テロ事件以降の戦闘・戦争を世界大戦とするものが存在する。文脈によっては冷戦自体を一つの戦争とみなし、「第三の世界戦争」と表現することもある。また別の文脈では、アメリカ同時多発テロ事件以降、アメリカの主導によって行なわれた「対テロ戦争」のことを、「第三次世界大戦」と呼ぶ場合もある。ジョージ・W・ブッシュ第43代米大統領は、2006年5月5日に放送されたCNBCのインタビューで、対テロ戦争を「第三次世界大戦」と初めて表現した。

また、ブッシュは2007年10月17日の記者会見で「イランが核武装すれば第三次世界大戦を引き起こし兼ねない」と述べた。イスラエルはイランの核兵器保有阻止のためにイランへの攻撃を検討しているとされる[1]

第一次、第二次のような大陸間戦争は、ソビエト連邦崩壊後、アメリカを相手にそれを為す国がないという実情のため、ありえないとされている。しかし、21世紀に入ってからの中華人民共和国の急速な軍拡ロシアの復調により、必ずしもそうとは言い切れなくなっているという見方もある。また、21世紀初頭にはテロゲリラなどとの「非対称戦争」が戦争の主流となりつつある。非対称戦における戦時と平時の区別は曖昧である。

第三次世界大戦の可能性として「米中戦争」が論じられることもある。コンドリーザ・ライスリチャード・アーミテージが論文で中華人民共和国が脅威(対中脅威論)と記したほか、アメリカ国防総省の評価では、日本は技術的・経済的な面から、アメリカにとって軍事的脅威になり得る可能性があるとされているなど、アジアの大国について脅威論を主張しているケースが挙げられている。ただ、21世紀初頭において、中国、日本ともアメリカとの戦争状態に入る状況にはなく、これらについては、第三次世界大戦の可能性というよりも、かつての敵国である日本や共産主義体制下の中国について、アメリカ合衆国が信頼をしておらず、仮想敵国とみなしていることの表れであるとの指摘もある。ただし、明確に対米敵視を表面に出している中国はともかくとしても、日本に対するのと同等の評価はヨーロッパの核保有・軍事強国であるイギリスフランスにも向けられている。[要出典]

[編集] 現在の世界情勢と第三次世界大戦が勃発する可能性

2009年現在、関係が緊張しているイランイスラエルについては、イランはイスラエルがパレスチナの地を「占領」していると主張し、それを取り除くと公言している。イランの核開発問題については、イランが主張する平和利用目的の核開発ではなく核兵器の開発であるという見方が世界で大勢を占めており、2009年末にはイランは核兵器を保有するというイスラエル筋の見方もある[2]イスラエルは既に核武装済みと見られており、アメリカとイランとの対話が失敗し、また、イスラエルによる核施設空爆も失敗し(S-300の導入や核施設の地下化により、失敗する可能性が高いといわれている)、イランが核兵器を保有した場合、イランとイスラエルの核戦争となる可能性がある。また、アメリカもイスラエルを助けるために参戦する可能性がある。イランはイスラエルの隣国であるシリアと実質的な同盟関係にあり、イランとイスラエルの戦争が勃発した場合、シリアもイスラエルに侵攻するため参戦する可能性がある。

アメリカのバラク・オバマ大統領はイランとの対話を重視し、イスラエルにイランを攻撃しないよう再三警告しているが、オバマ自身イランとの対話期限は2009年末までと区切っており、それまでに解決されなければ戦争が始まる可能性がある。

[編集] 第三次世界大戦に発展する可能性があった事件

[編集] フィクション


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] 第三次世界大戦の開戦日時のあるフィクション

  • レッドサン ブラッククロス:第二次世界大戦がドイツの一人勝ちに終った後、カナダに亡命政権を立てた英連邦と第二次世界大戦に積極的には参加しなかった日本を中心とする枢軸国と、ドイツを中心とする連合国の間で1948年5月13日から1951年にかけて戦われた大戦。アメリカ合衆国は開戦初日にドイツの反応兵器(核)攻撃を受け、本土が戦場となったあげく東西に分裂する。
  • 新・紺碧の艦隊新・旭日の艦隊:照和28年3月神聖欧州帝国による南米への武器密輸が発覚し、再び日本、アメリカ、東シベリア共和国、イギリス、自由ドイツ政府で編成された連合軍と神聖欧州帝国との間に大戦が勃発する。
  • 遥かなる星1962年10月、キューバ危機からアメリカによるキューバ空爆をきっかけに第三次世界大戦が勃発。幸運にも直接被害を免れた日本は、いずれ起きるかもしれない第四次世界大戦から生き延びるために、地球脱出を目的とした宇宙開発に邁進する。
  • 世界大戦争1961年、同盟国軍と連邦国軍の対立によって第三次世界大戦が勃発。ICBMIRBMSLBMが使用され、人類はほぼ滅亡する。
  • 渚にて1964年、第三次世界大戦が勃発。核爆弾による放射能汚染で北半球が全滅し、残された南半球も徐々に放射能に汚染されていく。
  • 第三次世界大戦:開戦日時は1985年8月。主著者ジョン・ハケットは元NATO軍司令官、実際の防衛計画と想定に基づいた「戦況」を克明に描いた本で、他の仮想戦記とは一線を画す。日本語版は二見書房の刊行で後の第三次世界大戦シリーズ(後述)につながった。
  • AKIRA1980年代(原作では1982年、映画版では1988年で)東京での人型兵器「アキラ」の大覚醒による大爆発が引き金となって第三次世界大戦が勃発。
  • 第三次世界大戦1987年、食糧禁輸措置を取られたソ連がアラスカの石油パイプライン基地を急襲、爆破して戦争に発展する。
  • グランド・ゼロ1989年ソ連ゴルバチョフ共産党書記長西ベルリン訪問を終えて帰国した直後、病気を理由に退任したが、「実は幽閉された」という噂も流れる。書記長が交代してから両陣営の関係は悪化し、東西ドイツ間でNATO軍とワルシャワ条約機構軍が武力衝突する。一方オーストラリアでは戦争反対のデモと核施設の廃絶運動が起き、一度は停戦協定が結ばれるも、ついに全面核戦争が勃発してしまう。
  • OZ1990年10月15日、一発の核弾頭の誤爆によって第三次世界大戦が勃発。40分で終結するが、全世界が壊滅状態に。
  • 第3次世界大戦1995年7月24日、改革失敗とアメリカの食料政策によって追いつめられたソ連は西ドイツに侵攻、NATO軍と全面衝突する。
  • 北斗の拳:199X年、核戦争によって社会秩序は崩壊し、弱肉強食の無法世界が出現する。
  • マジンサーガ1999年、突如現れた、鋼鉄の鎧に身を包んだ謎の巨人が東京を破壊、それをきっかけに世界各国が疑心暗鬼に陥り、世界大戦が勃発。核兵器の使用により地球は再生不可能な大ダメージを受け、その後一部の人類は火星に移住する。
  • 未来少年コナン2008年7月、第三次世界大戦(大変動)が勃発、超磁力兵器により地球の五大陸が沈没、文明が崩壊する。
  • 狂四郎20302019年、人口爆発や環境破壊などによる世界的な食糧危機がきっかけとなり、第三次世界大戦が勃発。この戦争で世界人口の約80%が死亡しアメリカや中国も消滅した。2025年に終結。
  • スタートレック2026年 - 2053年、アメリカ合衆国とECON (Eastern Coalition) が、大規模な核攻撃を伴う第三次世界大戦を戦った。都市の大部分が破壊されて死者は6億人にのぼり、地球は事実上の無政府状態となる。ECONの詳細は不明だが、初期の稿ではアメリカ対中国 (China) だったと脚本家ブラノン・ブラガが明かしている。なお、詳細な設定が決まったのは『ファーストコンタクト』(1996年)においてである。
  • 銀河英雄伝説2039年、北方連合国家 (NC) と三大陸合衆国 (USE) の間で「13日間戦争」と呼ばれる第三次世界大戦(核戦争)が勃発。両大国は壊滅したが、その後も1世紀近く戦乱が続く。
  • 地球連邦の興亡2047年、異星人ヲルラの出現により「接触戦争」が勃発。当初はヲルラ対地球人の戦争であったが、途中から地球側が日英米を中心とする地球連邦と露中仏などを中心とする国際連合に分裂し、地球人同士で反応兵器(核兵器)を撃ち合う。
  • STAR OCEAN THE LAST HOPE2064年、世界共和国連邦と対立する諸国の情報戦が激化、混乱による破壊兵器の誤射から第三次世界大戦が勃発する。わずか2週間で停戦協定が締結されるが、環境の悪化により人口は大幅に減少する。
  • サイボーグ0092268年、第三次世界大戦が勃発。生き残った人類はタイムマシンで100万年前へ行き、人類の祖先となる。
  • 攻殻機動隊1996年2月、ソ連EC間で第三次核大戦が勃発。前年にソ連が中東に軍事介入し、イスラエルを抑えて地中海に進攻したのが引き金となっている。
  • ターミネーターシリーズ:1997年8月29日、アメリカの核戦略コンピュータシステム「スカイネット」が自我を獲得、人類を滅ぼすべくソ連に核攻撃、全面核戦争となり人類の大半が死滅した。その後わずかに生き残った人間も、スカイネットの操る殺人機械群との戦いを余儀なくされる。『ターミネーター3』では、歴史が変わったためスカイネット誕生と核戦争勃発が2004年になっている。
  • 神州不滅第二次世界大戦枢軸国の完勝で終わり、ドイツのフランクフルトで講和条約が結ばれる。その後アメリカ合衆国イギリス連邦と日独伊ソ四国軍事同盟 (JGISU) が対立、1972年から各地で紛争が激化し、1974年にアメリカ・イギリス・メキシコ合衆国ペルー共和国ボリビア共和国がドイツに宣戦布告、左記5国・枢軸国からの独立軍と枢軸国・アフリカ唯一の独立国南アフリカ連邦ブラジル連邦共和国ベネズエラ・ボリバル共和国との間で権益戦争・領土戦争が起こる。大日本帝国が中国での紛争に手を焼き、アメリカやイギリスと戦えなかったことで、戦争は3年近く続いた。さらに戦後も民族運動が続き、第四次世界大戦につながっていく。[要出典]

[編集] 第三次世界大戦の開戦日時のないフィクション

  • FUTURE WAR 198X年:東映アニメーション作品、1982年公開。豪華なスタッフやキャストを集め、冷戦時代のさなかに作られた映画。「第三次世界大戦が勃発して核ミサイルが各国の主要都市に降り注ぐ。生き残った都市に対する第二派攻撃を主人公の自己犠牲が救う」というストーリーであったが、当時の国際情勢を反映したリアルな内容により反戦団体から抗議がおきた曰く付きの作品である(製作者は反戦作品であると言明している)。
  • ザ・デイ・アフター:ソ連の西ドイツ侵攻をきっかけとして、米・ソ連の全面戦争が始まる。不安を感じながらも、普段通りの日常を送っていたカンザスシティの人々の頭上で核が炸裂する。
  • 風の谷のナウシカ:極限まで科学技術が進歩した人類が引き起こした「火の七日間」と呼ばれる最終戦争により高度文明が滅んで千年後の未来が舞台。有毒ガスを発生させる森「腐海」が広がる中で、人類は巨大化した蟲(むし)と共存している。
  • 若き勇者たち:米ソ戦の勃発により、コロラド州カリュメットの高校グラウンドに、ソ連の後押しを受けた中米左派政権諸国の空挺部隊が降下。抵抗する者は射殺され街は占領される。落ち延びた生徒達による解放ゲリラ戦が展開される。
  • 第三次世界大戦シリーズ二見書房から刊行された一連の小説。198X年から198Y年が舞台。『日本篇』ではソ連軍の新潟上陸・東京侵攻、『続・日本篇』では日本亡命政府軍とアメリカ軍による南九州関東上陸戦が描かれる。
  • Vフォー・ヴェンデッタ:近未来、第三次世界大戦によってかつてのアメリカが消滅し独裁国家となった英国が舞台。
  • ポストマン:大規模な世界大戦により荒廃し、通信網も寸断された近未来のアメリカ。偶然にも郵便局員の制服を手に入れた一人の男が、秩序を取り戻そうと活躍する。ケビン・コスナー主演で映画化された。
  • 猿の惑星:20世紀に核兵器を使用した最終戦争により人類は滅亡。生き延びた人類は、人間に代わり地上の覇者となったサルにより、奴隷の身分に置かれる。
  • コマンドー:カービー将軍が部下に「いったい何が始まるのか?」と聞かれた際の答えが「第三次大戦」。主人公ジョン・メイトリックスによって行われる、武装ゲリラ集団のアリアス一味に対する武力行使がいかに苛烈なものになるかを第三次世界大戦に例えたもの。
  • 機動戦士ガンダム:ストーリー上では中世期とされる西暦1940年代についての台詞(ヒトラーの尻尾発言)等も描かれ、第三次世界大戦を意識したストーリーになっていると思われる。地球連邦軍(連合国)、ジオン公国軍(枢軸国)を意識した国旗や建物が描かれ、第二次世界大戦中の写真や映像なども参考にされ、クローン人間、強化人間、人工知能など技術的飛躍やニュータイプ論などに観られる人類そのものの変化・革新などのテーマも描かれる。
  • ∀ガンダム:超巨大戦争後に世界文明がフィードバック(退化)されたという設定のストーリー。
  • 1984年:冷戦下において出版された小説。1950年代の核戦争を経て世界は三大全体主義国家に分割統治され、それぞれの国は階級社会の崩壊を防ぐため半永久的な領土紛争を続けており市民は徹底的な監視社会に置かれている。

[編集] その他

アインシュタインは、「第三次世界大戦がどのように戦われるかは分からない。だが、第四次世界大戦が戦われる方法は知っている。それは棒きれと石でだ。」という言葉を残し、次に世界大戦が起きたら文明が滅びることを示唆している。この言葉での第三、四次世界大戦は上記で定義された内容ではなく、単純に、発展した軍事技術のぶつかり合いを意味する。

また、アメリカ第34代大統領であるアイゼンハワーは「第三次世界大戦に勝つ唯一の方法は、それ(第三次世界大戦)を防ぐことだ」という言葉を残している。

[編集] 脚注

[編集] 関連項目