スタートレック

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スタートレック』(: Star Trek)はアメリカSFテレビドラマシリーズ。1966年の放映開始以来、5本のドラマ作品、12本の劇場版、1本のアニメ作品が制作されており、ハードSF的なものからスペースオペラ的なものまで、様々な話がある。

1966年に開始した最初の作品では、作者であるジーン・ロッデンベリーが理想とする未来像を描きつつ、現代における様々な社会問題をSFの形で提示した。1987年以降に開始された作品においても、現実社会の複雑化を反映して、今日に至るヒットに結びついた。

作品が世に出るまで[編集]

『スタートレック』はジーン・ロッデンベリーにより創作された。アメリカ西部開拓を描いたテレビドラマ『幌馬車隊英語版』のように、宇宙を開拓する物語が初期の構想であった。これは、SFの形をとることにより、当時のアメリカの社会問題を検閲されずに物語に盛り込み、指摘できると考えたためである。彼は『ホーンブロワー』にインスパイアされたことも語っている。

ロッデンベリーは1964年、まずメトロ・ゴールドウィン・メイヤーに『スタートレック』の企画を持ち込むが、採用されなかった。次にCBSに企画を持ち込んだが、CBSではすでに『宇宙家族ロビンソン』というSFの企画が進行中であったために断られてしまった。

次にロッデンベリーがこの企画を持ち込んだNBCではパイロット版を製作するよう言われ、ジェフリー・ハンタークリストファー・パイク船長役としたパイロット版「歪んだ楽園英語版」を製作する事になった。この第一パイロット版はNBCからアクションシーンの少なさを指摘された。しかし、異例ながら第二パイロット版の製作が許可され、ロッデンベリーはウィリアム・シャトナージェイムズ・T・カーク船長役とする「光るめだま英語版」を製作した。この第二パイロット版のおかげで、1966年2月に初代シリーズである『宇宙大作戦』の放映が決定され、同年9月より放映される事となった。

作品が及ぼした影響[編集]

『スタートレック』の熱心なファンのことを、トレッキーまたはトレッカーと呼ぶが、アメリカのみならず世界中の宇宙関連事業関係者にもファンが多いと言われる。また、スティーヴン・ホーキングのように、『スタートレック』を自らの講演で引用したり、ゲストとして出演するような著名人もいる。また、『ターミナル』の入国審査官のように、現代のアメリカを舞台とした作品で、登場人物がトレッキーという設定になっていることもある。

トレッキーによる40万通ほどの投書が行われた事で、スペースシャトルのオービタ1号機(ただし大気圏内での滑空飛行試験用の機体)に、当初考えられていた「コンスティテューション」ではなく「エンタープライズ」の名が付けられた。そのお披露目にはキャストなどの関係者が招待されている。なお、『宇宙大作戦』の頃から科学考証をアメリカ航空宇宙局(NASA)に求める事があり、劇場版のクレジットタイトルなどでNASAの名前が出ることがある。

小惑星2309番が「ミスター・スポック」(公式には発見者のペットの同名の猫に由来するとされている)、9777番が「エンタープライズ」と命名された。ほか数個の小惑星にも、作品に出演したキャストなどの名前がつけられている。

作品の内容[編集]

時代は作品ごとに違うが、おおむね22世紀から24世紀の話である。地球人銀河系内のほぼ四分の一の領域に進出しており、様々な異星人と交流しながら、残りの領域の探索を進めている。地球からは貧困や戦争などが根絶されており、見た目や無知から来る偏見、差別も存在しない、ある意味で理想的な世界と化している。貨幣経済はなくなり、人間は富や欲望ではなく人間性の向上を目指して働いている。

地球は150個ほどの星系とともに惑星連邦という組織を形成しており、宇宙艦隊を編成して銀河系の探査や学術調査、外交、治安維持等の任務にあてている。他にも様々な星間国家が存在して、武力行使を含めた外交の駆け引きを繰り広げている。惑星連邦の本部はパリにあり、宇宙艦隊の本部はサンフランシスコにある。惑星連邦内では軍事力を伴った紛争がほぼ根絶されたが、他の星間国家との間ではそうはなっていない。クリンゴン帝国ロミュラン帝国カーデシア連合などの侵略的な国家との関係が必ずしも良好ではないためである。

スタートレック:エンタープライズ』では惑星連邦設立以前の時代を描いているが、他の作品に出てくる星間帝国や異星人が登場しており、シリーズとしての一貫性が保たれている。また、銀河系の一部しか知られていないという設定のため、後の作品では既成の事実や知識となっている未知の異星人や、天文現象と初めて遭遇するパターンも多く使われている。

このシリーズの主要な構成は、宇宙艦隊に所属する宇宙船もしくは宇宙ステーションで活動する主要な登場人物(地球人とは限らない)が、艦長や司令官の指揮のもとに様々な困難を乗り越えて活躍し、他種族や未知の生命体や文明と交流していく様を描いている。これらの登場人物と、習慣や価値観の異なる異星人や、様々な宇宙の現象との遭遇等が絡みあい、ドラマが繰り広げられる。

なお、ヒューマノイド型の異星人が多いのは、元々の遺伝子が同じものであったから、という話が『新スタートレック』で語られている。クリンゴン人を始めいくつかの種族には独自の言語が設定されているが、高性能な宇宙翻訳機があるため、基本的にどの星の人とも英語で会話が出来る(フェレンギ人が過去の地球に囚われてしまった話には、翻訳機が頭に埋め込まれていることを示唆する描写がある)。未知の言語であっても普通はコンピューターが短時間で解析し翻訳出来るようになるが、一部の特殊な言語を持つ種族に対しては翻訳が不能であるなど例外もある。22世紀ではまだ翻訳機の性能が低く、意思疎通に苦労することも多かった。

作品の一覧[編集]

長く作品が制作され続けるシリーズでは、これまでの作品を「なかったこと」にして、複雑化した設定を一新することがよくあるが、このシリーズではほとんどすべての作品が同じ世界を共有している。そのため、『新スタートレック』『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』『スタートレック:ヴォイジャー』はすべて『宇宙大作戦』から見て未来の出来事であり、『スタートレック:エンタープライズ』は『宇宙大作戦』から見て過去の出来事である。劇場版第11作では初めて『宇宙大作戦』とは別の世界が舞台となったが、タイムトラベルとそれにともなう歴史改変を題材にすることにより、旧来の作品との連続性が保たれている。

作品の根幹としてオムニバースの概念が取り入れられており、物語の主軸として描かれている世界とは異なるパラレルワールドが登場する話もある。たとえば、『宇宙大作戦』第39話「イオン嵐の恐怖英語版」が初出となる「鏡像宇宙[1]」は、地球が惑星連邦ではなく侵略的な地球帝国を形成した世界である。また、『新スタートレック』第63話「亡霊戦艦エンタープライズ'C'英語版」などで描かれているように、タイムトラベルによって生じた異なる歴史の世界が登場することもある。『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』第37話「宇宙の原型英語版」では宇宙に内包されるかたちで別の宇宙が発見されるなど、この作品の世界は多元多層の非常に複雑な構成になっている。

なお、アニメ版や小説・コミックなども同じ世界を共有しているが、これらの作品で語られた内容は正式な設定(正史)とは認められていない。

ドラマ版[編集]

略称 邦題
原題
放送期間(本国) シーズン数 話数 劇中の時代[2]
TOS 宇宙大作戦
Star Trek
1966年9月8日 - 1969年6月3日 3 79 2264年 - 2269年
TNG 新スタートレック
Star Trek: The Next Generation
1987年9月28日 - 1994年5月23日 7 176[3] 2363年 - 2370年
DS9 スタートレック:ディープ・スペース・ナイン
Star Trek: Deep Space Nine
1993年1月2日 - 1999年5月29日 7 176 2369年 - 2375年
VOY スタートレック:ヴォイジャー
Star Trek: Voyager
1995年1月16日 - 2001年5月23日 7 172 2371年 - 2378年
ENT スタートレック:エンタープライズ
Star Trek: Enterprise[4]
2001年9月26日 - 2005年5月13日 4 98 2151年 - 2161年

劇場版[編集]

『宇宙大作戦』の終了後、アニメ版の制作・放映を経て、劇場版への動きが始まった。

1974年にロッデンベリーは、劇場版として『スタートレックII』を1975年に公開しようと企画した。しかし、草稿台本にパラマウントの了承が出ず、公開延期、テレビ映画への変更を経て企画は消滅した。1976年には再び『スタートレックII』の企画が立ち上がったが、この企画もまた草稿台本に了承が出ずに消滅した。

1977年にはドラマ版として『スタートレック:フェイズII』の企画が立ち上がり、キャストを呼んだ撮影まで行われた。だが、『スター・ウォーズ』のヒットをはじめとするSF映画ブームがおこったため、企画はドラマ版から劇場版へと変更され、劇場版第1作として公開されるに至った。

略称 邦題
原題
公開年 劇中の
時代
備考
TMP スタートレック
Star Trek: The Motion Picture
1979年 2271年 当作から『宇宙大作戦』のメンバーが中心となった作品。
TWOK スタートレックII カーンの逆襲
Star Trek II:The Wrath of Khan
1982年 2285年
TSFS スタートレックIII ミスター・スポックを探せ!
Star Trek III:The Search for Spock
1984年 2285年
TVH スタートレックIV 故郷への長い道
Star Trek IV:The Voyage Home
1986年 2286年
TFF スタートレックV 新たなる未知へ
Star Trek V:The Final Frontier
1989年 2287年
TUC スタートレックVI 未知の世界
Star Trek VI:The Undiscovered Country
1991年 2293年
GEN ジェネレーションズ
Star Trek: Generations
1994年 2371年 当作から『新スタートレック』のメンバーが中心となった作品。
FC ファーストコンタクト
Star Trek: First Contact
1996年 2373年
INS スタートレック 叛乱
Star Trek: Insurrection
1998年 2375年
NEM ネメシス/S.T.X
Star Trek: Nemesis
2002年 2379年
STXI スター・トレック
Star Trek
2009年 2258年 当作から新キャストによる『宇宙大作戦』のメンバーが中心となった作品。
STID スター・トレック イントゥ・ダークネス
Star Trek Into Darkness
2013年 2259年

正史に含まれない作品[編集]

アニメ版[編集]

宇宙大作戦』をアニメ化した作品であり、設定や登場人物は『宇宙大作戦』と同じ。従来までは『まんが宇宙大作戦』は正史に含まれないとされてきたが、本国アメリカでのDVD発売に関連して、製作側ではこの作品も正史に含めるという動きがある[5]

略称 邦題
原題
放送期間(本国) シーズン数 話数 劇中の時代
TAS まんが宇宙大作戦
Star Trek: The Animated Series
1973年9月8日 - 1974年10月12日 2 22 2269年 - 2270年

小説・コミック[編集]

アメリカでは『スタートレック』の世界を舞台とする小説・コミック英語版等が数多く出版されており、現在もポケット・ブックス英語版社(パラマウント映画の関連会社)から新作の刊行が続いているが、これらも原則的に正史には含まれない[6]

小説の日本語訳は、『スタートレック:ディープ・スペース・ナイン』と『スタートレック:ヴォイジャー』が角川文庫から、他がハヤカワ文庫から出版されたが、多くが絶版状態となっている。また、ドラマや劇場版のノベライズとは別に、オリジナル小説もいくつか出版された。

コンピュータゲーム[編集]

アメリカでは『スタートレック』の世界を舞台とするゲームも数多く販売されている。なかでも、1971年に登場したマイコンゲームはアマチェアの手による非公式なものだったが、当時としては手軽に遊べる数少ないシミュレーションゲームとあって人気を博し、日本でも1980年代初期まで人気のゲームの一つだった。

日本では北海道地方や関西地方では何度も再放送されていたが、関東地方では『宇宙大作戦』の放送回数が少なかった[7]ため、関東地方では「『スタートレック』は海外ドラマでなくマイコンゲームだ」と勘違いしていた者も多かった。

作品のキャスト[編集]

出演が多くてもゲスト契約で出演している登場人物は除く。

宇宙大作戦[編集]

新スタートレック[編集]

スタートレック:ディープ・スペース・ナイン[編集]

スタートレック:ヴォイジャー[編集]

スタートレック:エンタープライズ[編集]

日本語版の吹き替え[編集]

人気作品が何度も映像化される際、同じ声優が確保できなかったり、当初日本語版でカットされていたシーンに後から吹き替えを追加した事で、声優がこまめに変更されてしまうケースが存在する。当シリーズでも『宇宙大作戦』のキャストが複雑化しているため、ここにまとめて記す。なお劇場版は便宜上「劇場版第○作」で表記した。

作品名 カーク スポック マッコイ スコット スールー チェコフ ウフーラ
宇宙大作戦
第1シーズン
矢島正明 久松保夫 吉沢久嘉 小林修 富山敬
納谷六朗
(出演なし) 松島みのり
宇宙大作戦
第2〜3シーズン
矢島正明 久松保夫 吉沢久嘉 内海賢二 田中亮一
納谷六朗
井上弦太郎 松島みのり
まんが宇宙大作戦 佐々木功 阪脩 村越伊知郎 石丸博也 村山明 (出演なし) 高島雅羅
新スタートレック (出演なし) 矢田耕司 (不明) 寺島幹夫 (出演なし) (出演なし) (出演なし)
ディープ・スペース・ナイン
宇宙大作戦の補足分
矢島正明 菅生隆之 小島敏彦 小林修 坂東尚樹 遊佐浩二 松島みのり
劇場版第1作初回 矢島正明 瑳川哲朗 山内雅人 小林修 富山敬 古川登志夫 川島千代子
劇場版第2作初回 矢島正明 瑳川哲朗 山内雅人 小林修 富山敬 曽我部和恭 川島千代子
劇場版第3作初回 矢島正明 瑳川哲朗 山内雅人 小林修 富山敬 曽我部和恭 横尾まり
劇場版第4作初回 大塚明夫 大木民夫 江角英明 神山卓三 宮本充 金尾哲夫 さとうあい
劇場版第5作初回 筈見純 仁内建之 嶋俊介 島香裕 牛山茂 西村知道 竹口安芸子
劇場版第6作初回 大塚明夫 吉水慶 仁内建之 藤本譲 田原アルノ 辻親八 小宮和枝
劇場版第1作二回目 矢島正明 菅生隆之 小島敏彦 小林修 坂東尚樹 佐久田修 松島みのり
劇場版第2作二回目 矢島正明 菅生隆之 小島敏彦 小林修 坂東尚樹 坂東尚樹 朴璐美
劇場版第3〜6作二回目 矢島正明 菅生隆之 小島敏彦 小林修 坂東尚樹 樫井笙人 朴璐美
劇場版第7作 矢島正明 (出演なし) (出演なし) 藤本譲 (出演なし) 辻親八 (出演なし)
劇場版第11作 阪口周平 喜山茂雄
菅生隆之
宮内敦士 根本泰彦 浪川大輔 粟野志門 東條加那子
劇場版第12作 阪口周平 喜山茂雄
菅生隆之
宮内敦士 根本泰彦 浪川大輔 粟野志門 栗山千明

作品の年表[編集]

主要宇宙[編集]

ドラマ版とその劇場版が舞台とする宇宙。

20世紀[編集]

  • 1957年 - 人類初の人工衛星が打ち上げられ、調査に訪れたバルカン人地球に不時着する。
  • 1986年 - カーク達がザトウクジラを求めタイムトラベルしてくる。
  • 1992年 - カーン率いる優生人類が人類支配を企て、優生戦争が勃発する。(~1996年)

21世紀[編集]

22世紀[編集]

23世紀[編集]

  • 2245年 - エンタープライズ号(NCC-1701)がエイプリル船長の指揮下で進宙する。
  • 2251年 - エンタープライズ号(NCC-1701)がパイク船長の指揮下で2回にわたる5年間の深宇宙調査を行う。(~2264年)
  • 2264年 - エンタープライズ号(NCC-1701)がカーク船長の指揮下で5年間の深宇宙調査を行う。(~2269年)
  • 2267年 - 冷凍冬眠から目覚めたカーン達が、セティ・アルファ第5惑星に追放される。
  • 2268年 - ロミュラン帝国とクリンゴン帝国が同盟を結び、隠蔽装置や宇宙船などの技術交換が行われる。
  • 2269年 - カークが提督に昇進する。エンタープライズ号(NCC-1701)がデッカー艦長の指揮下で改装を開始する。(~2271年)
  • 2271年 - ヴィジャーが地球に接近する。エンタープライズ号(NCC-1701)がカーク艦長の指揮下で5年間の深宇宙調査を行う。(~2276年)
  • 2285年 - カーン達がカークに復讐を企て、スポックが殉職する。
  • 2285年 - ジェネシス計画が失敗する。エンタープライズ号(NCC-1701)がクリンゴン帝国との戦闘中に自爆する。スポックが復活する。
  • 2286年 - カーク達がザトウクジラを求め、1986年にタイムトラベルする。エンタープライズ号(NCC-1701-A)がカーク艦長の指揮下で進宙する。
  • 2293年 - クロノスの衛星プラクシスが爆発し、惑星連邦とクリンゴン帝国がキトマー協定により和平を結ぶ。
  • 2294年 - エンタープライズ号(NCC-1701-B)がハリマン艦長の指揮下で進宙する。処女航海中、輸送船ラクール号を救出中にカークが行方不明となる。

24世紀[編集]

  • 2328年 - カーデシア連合が惑星ベイジョーを併合する。
  • 2332年 - エンタープライズ号(NCC-1701-C)がギャレット艦長の指揮下で進宙する。
  • 2344年 - エンタープライズ号(NCC-1701-C)がロミュラン帝国との戦闘で撃沈される。
  • 2347年 - 惑星連邦とカーデシア連合の間で、カーデシア戦争が勃発する。(~2367年)
  • 2363年 - エンタープライズ号(NCC-1701-D)がピカード艦長の指揮下で進宙し、7年間の深宇宙探査を行う。(~2371年)
  • 2364年 - 惑星連邦がQ連続体と初接触する。
  • 2365年 - 惑星連邦がボーグと初接触する。
  • 2366年 - ボーグが地球侵攻を行い、ウルフ359の戦いで39隻の宇宙艦隊船を撃墜する。
  • 2369年 - カーデシア連合が惑星ベイジョーから撤退し、発掘用宇宙基地テロック・ノールは「ディープ・スペース・ナイン」として、惑星連邦の管理下に置かれる。
  • 2369年 - シスコがディープ・スペース・ナインの司令官として指揮を執る。ガンマ宇宙域へ繋がるベイジョー・ワームホールが発見される。
  • 2371年 - ヴォイジャー号ジェインウェイ艦長の指揮下で進宙するも、7万光年先のデルタ宇宙域に飛ばされてしまう。
  • 2371年 - ピカード達がソランの企てを阻止する。エンタープライズ号(NCC-1701-D)が大破する。カークが発見されるも殉職する。
  • 2371年 - 惑星連邦がドミニオンと初接触する。
  • 2372年 - クリンゴン帝国がキトマー協定を破り、カーデシア連合を攻撃する。
  • 2372年 - エンタープライズ号(NCC-1701-E)がピカード艦長の指揮下で進宙する。
  • 2373年 - 惑星連邦・クリンゴン帝国とドミニオンの間で、ドミニオン戦争が勃発する。(~2375年)
  • 2373年 - カーデシア連合がドミニオンの一員となる。
  • 2373年 - ボーグが2度目の地球侵攻を行い、ピカード達がボーグによる歴史改変を防ぐため、2063年にタイムトラベルする。
  • 2373年 - ヴォイジャー号が生命体8472と初接触する。生命体8472に対抗するため、ボーグと一時的に同盟を結ぶ。
  • 2375年 - カーデシア連合がドミニオンに叛乱を起こし、独立を取り戻す。
  • 2375年 - シスコが行方不明となる。
  • 2378年 - ヴォイジャー号が地球に帰還する。
  • 2379年 - ロミュラン帝国でクーデターが発生し、ピカード達がシンゾンの地球侵攻を阻止する。データが殉職する。
  • 2387年 - 超新星爆発でロミュラン星が消滅する。スポックとネロ達が並行宇宙にタイムスリップし、行方不明となる。

並行宇宙[編集]

劇場版第11作劇場版第12作が舞台とする宇宙。ネロたちがブラックホールの通過によって次元を超えたタイムスリップを起こしたために生じた並行宇宙で、2233年以前の出来事は主要宇宙と同一である。

23世紀[編集]

  • 2233年 - 主要宇宙からネロ達が次元を超えてタイムスリップしてくる。ネロ達によってケルヴィン号は破壊され、カークの父が殉職する。
  • 2258年 - 主要宇宙からスポックが次元を超えてタイムスリップしてくる。
  • 2258年 - エンタープライズ号(NCC-1701)がパイク船長の指揮下で進宙する。ネロ達が惑星連邦の崩壊を企てるも、カーク達によって阻止される。
  • 2259年 - 冷凍冬眠から目覚めたカーンが、惑星連邦に対してテロ攻撃を行う。
  • 2260年 - エンタープライズ号(NCC-1701)がカーク船長の指揮下で5年間の深宇宙調査を行う。

作品を超えた歴史改変[編集]

作品終了後に、他の作品でその歴史改変の影響が出ることがある。これは、世界設定を継続させるシリーズならではとも言える。

  • 2063年 - 正史では、バルカン人との初接触を取った歴史上重要な日とされている。劇場版第8作において、ボーグは歴史改変により初接触を妨害しようとするが、ピカード達によって阻止された。コクレーンが未来を知った以外は歴史が元に戻ったかに見えたが、『エンタープライズ』第49話「覚醒する恐怖英語版」において、撃墜された一部のボーグは北極に墜落し、そこで活動を停止していたことが明らかとなる。蘇生したボーグには地球の座標をデルタ宇宙域に送信し、2365年に惑星連邦がボーグと初接触する原因となる。

作品のテーマ曲[編集]

アレクサンダー・カレッジ英語版作曲による『宇宙大作戦』のテーマ曲は、劇場版の際に他の作曲家が音楽を担当しても、必ずモチーフとして用いられている。最初、製作者はジェリー・ゴールドスミスに依頼するつもりであったが、ゴールドスミスは他の仕事が入っていて受けられなかったという。この曲にはロッデンベリーによって歌詞がつけられたが、歌声がついた版は実現しなかった。楽器演奏のみの曲としては多くの音楽家に演奏され、日本ではメイナード・ファーガソンによる演奏版が『アメリカ横断ウルトラクイズ』(日本テレビ系)の主題曲としても使われた。そのため、パロディ番組やクイズ番組などでもよく使われている。

劇場版の際にはゴールドスミスが音楽を担当することになったが、『宇宙大作戦』のファンファーレやメインモチーフが所々で引用された。カレッジはゴールドスミスと親しく、晩年よくゴールドスミスの映画音楽のオーケストレイターを務めた。企画書を読んだカレッジは、音楽をゴールドスミスに依頼する予定と記述してあったので、このことをゴールドスミスに伝えると、そう言われてみればロッテンベリーから電話で依頼があったと、思い出したそうである。その後も、他の作曲家が音楽を担当しても同様にカレッジの音楽を一部引用しながら新しい曲を作るようになった。劇場版第11作ではマイケル・ジアッキーノが音楽を担当しているが、やはり『宇宙大作戦』のテーマ曲を引用している。

なお、テレビの『新スタートレック』のテーマ曲は、ゴールドスミスによる劇場版第1作のテーマ曲をアレンジしたものである。また、ゴールドスミスは『スタートレック:ヴォイジャー』のテーマ曲も作曲した。

脚注[編集]

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  1. ^ : Mirror Universe
  2. ^ 劇中で使用される暦は、グレゴリオ暦ではなく「宇宙暦」である。
  3. ^ 日本では初回と最終回が2話分とされ、178話である。
  4. ^ 当初の原題は『Enterprise』だったが、第3シーズンから『Star Trek』を冠するよう変更された。
  5. ^ 本国スタートレック公式サイトSTARTREK.COMより [1] [2] [3]
  6. ^ 『ヴォイジャー』を企画・プロデュースし、キャスリン・ジェインウェイ艦長の生みの親とされるジェリー・テイラー英語版著の『Mosaic』(1996年刊)と『Pathways』(1998年刊)で描かれたバックストーリーが後に本編に取り入れられたという例もあるが、それでも建前上は正史とは見みなされない。
  7. ^ 本放送、劇場版第1作の日本公開時、1980年代後半と3回放映しただけで、地上波での放映権が切れてしまったため。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

公式

非公式