ウフーラ

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ウフーラ (Uhura) は、アメリカSF作品『スタートレック』シリーズ、主にテレビドラマ宇宙大作戦』(TOS) の登場人物である。宇宙パトロール船USSエンタープライズ号通信士官。俳優はTOSではニシェル・ニコルズ、2009年以降の映画ではゾーイ・サルダナ

プロフィール[編集]

2239年地球のUnited States of Africa(アフリカ連合と訳されることがある)生まれの人間女性。宇宙艦隊士官。TOS当時の階級は大尉[1]

キャラクター[編集]

歌が得意で、作中でも歌うシーンが多かった。これは幼い頃からのニコルズの才能で、日本語吹き替え版でもニコルズの歌が流れた。

歴代シリーズでの活躍[編集]

劇場版では第1作~第6作と第11作、第12作に登場。

ネーミング[編集]

日本語吹き替えでの名前はウラ。ウーラと呼ばれることもある。ウフーラという名は、スワヒリ語で「自由」を意味する uhuru から来ている。当初ファースト・ネームは決められていなかったが、後にNyota(スワヒリ語で「星」)とされた。

演じた俳優と声優[編集]

俳優[編集]

TOSの主要キャラクター唯一の黒人で、黒人がテレビドラマにレギュラー出演する事、および異人種間のラブシーンを演じたのは、いずれもアメリカのドラマ界では初めてであった。スタートレックのファンだったキング牧師は、「ウフーラは黒人の子供たちにとって目標である」と言った。また、主要キャラクターで唯一の女性でもある。やはり黒人女性である、『新スタートレック』 (TNG) でガイナンを演じたウーピー・ゴールドバーグも、ウフーラを見て女優を志した。

黒人女性として初めてスペースシャトルで宇宙に行ったマエ・ジャミソンもまた、ウフーラの活躍を見てその職業を志した人物の一人である。NASAはのちにニシェル・ニコルズをアフリカ系アメリカ人勧誘プログラムとしてイメージキャラクターに採用している。ジャミソンは『新スタートレック』 (TNG) にカメオ出演しており、実際の宇宙飛行士がスタートレックシリーズに出演したのは初。

2009年の劇場版映画11作目』この映画で、Nyotaというファースト・ネームが初めて映像作品の中で使われた。また、この映画以降の作品は新キャストとしてゾーイ・サルダナが演じている。

日本語版吹き替え[編集]

TOSとDS9は松島みのり。劇場版は川島千代子 (TMP・ST2)、横尾まり (ST3)、さとうあい (ST4)、竹口安芸子 (ST5)、小宮和枝 (ST6)。『まんが宇宙大作戦』(TAS) は高島雅羅。なお小宮はTASでレスおよびDS9でキラ・ネリス役、高島はTNGでディアナ・トロイ役も演じている。

ディープ・スペース・ナイン(DS9)』第104話「伝説の時空へ」にも再登場するが、これはシスコらが『宇宙大作戦』43話「新種クアドロトリティケール」の過去に行ったという設定で、当時の映像の編集・合成。声は原語版では俳優本人が声を演て、吹き替えではカーク役の矢島とウフーラ役の松島のみオリジナルと同じ。

脚注[編集]

  1. ^ 日本語吹き替え版では中尉とされているが宇宙大作戦当時、エンタープライズのクルーは、第3話『魔の宇宙病』に登場したゲスト・キャラクターの「ジョー・トーモレン中尉」のみが確認されている。[1]