レナード・マッコイ

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レナード・マッコイ(Leonard McCoy)はSFドラマ・『スタートレック』シリーズに登場する架空の人物。愛称はボーンズ。エンタープライズ号(NCC-1701、NCC-1701-A)の船医。デフォレスト・ケリーカール・アーバンが演じた。

キャラクター[編集]

カーク船長に対して敬語を使わないことから、非常に親しい関係だとわかる。転送が嫌いなことで有名で、何度かそのような場面が見られる。コンピュータ万能主義にも懐疑的。また、意見の相違でスポックと対立することも多いが、深い友情の裏返しと見るのが妥当のようである。

"I'm a doctor, not a ..."(...ではない、の部分が都度変わる)や"He's dead, Jim."(上陸班の保安部員等の死亡を彼が確認する場面が多かった)という台詞は定番のギャグ・フレーズとして有名である。前者については映画『スタートレック ファーストコンタクト』でも、EMHが医療室に迫るボーグドローンを食い止めるようビバリー・クラッシャーに命じられるシーンで「私は医者で、ドアストッパーではない」と返している。

感情豊かで興奮し易い性格だが、船長として苦悩するカークを慰める役割も多く、カークと異なり興奮しても失言はしない等、意外と如才ない。TOS第65話"For the World Is Hollow and I Have Touched the Sky"(「宇宙に漂う惑星型宇宙船」)で悪性の多血球血症(多血症)に侵され余命一年である事をカークに告白するが、、九死に一生を得て生き永らえている。TOSでの階級は海軍少佐、職務は船医で宇宙心理学にも精通している。賞罰はレジオンドヌール勲章、武勇勲章、宇宙艦隊船医賞受賞(宇宙大作戦第14話「宇宙軍法会議」より)。

歴代シリーズでの活躍[編集]

艦隊入隊以前
2227年地球で生まれる。ミシシッピ大学に学び、2245年ごろエモニー・ダックスと親密な関係になった。
スター・トレック(2009年公開版)
2255年に離婚によってすべてを失い、やむなく宇宙艦隊に志願した(この設定はTOSの脚本家D・C・フォンタナの没脚本中にあった非公式設定を流用したものである)。飛行恐怖症であり、カークに宇宙空間での事故の危険と恐怖を語る場面もある。
2258年に停学状態でどこにも配属されなかったカークを、機転を利かせてエンタープライズ号に乗船する手助けをした。
スター・トレック イントゥ・ダークネス
前作に続き、エンタープライズ号の医療士官として勤務している。しかし今作ではキャロル・マーカスとともに新型光子魚雷の解体を行ったり、スポックに光子魚雷への工作を指示されるなど、医療士官としての職務を逸脱する行動を余儀なくされることが多く、「医者であって魚雷の専門家じゃない」と抵抗する。しかし、結果的には任務を全うしている。また、劇中での彼のとある行動がカークを救うきっかけとなる。飛行恐怖症は多少改善したものの完治はしておらず、終盤では5年間の探査任務に出ることを嘆いていた。
宇宙大作戦(TOS)
2266年からエンタープライズで勤務を開始。「地底怪獣ホルタ」ではカークからシリコンでできた生物を治療するよう命令され、「医者であって石屋ではない」といった趣旨の発言で抵抗したが、結局成功した。このように一言多い彼の言動は「マッコイズム」と呼ばれ、視聴者に親しまれた。こうした会話の掛け合いの妙がTOSの大きな魅力の一つと言える。
スタートレック (映画)
5年間の調査航海ののち一旦宇宙艦隊を退役するが、映画1作目の時招集され復帰。ヴィジャー迎撃を契機に再びエンタープライズを指揮するカークの姿に自らを過信する傲慢さを見抜き、突き放して冷静さを保つよう諌めた。
スタートレックII カーンの逆襲
ラストでスポックに自らのカトラ(魂)を移されたことで『映画3作目』ではその「器」として一時的にひとつの体を共有していたが、バルカン星セレヤ山での儀式でスポックの魂は分離され、元の肉体に戻すことに成功した。
スタートレックIV 故郷への長い道
原子力空母エンタープライズに潜入して負傷したチェコフの入院先に乗り込み、開頭手術を行おうとした20世紀の医者を罵倒しつつ、23世紀の医療技術でたちどころに治してしまう。エンタープライズのオリジナル艦が自爆した後も、エンタープライズAで船医として勤務した。
スタートレックV 新たなる未知へ
スポックの異母兄サイボックとの精神融合で、その当時は不治とされた病で、病床の父親を安楽死させたことをトラウマとしていた事が明らかにされた。
スタートレックVI 未知の世界
ゴルコン宰相謀殺に巻き込まれ、瀕死の宰相を診るが、クリンゴン人の医学知識は無きに等しく、救うことはできなかった。カークと共に宰相殺害の嫌疑で裁かれ、ルラ・ペンテに流刑となるが、勿論冤罪であった。
新スタートレック(TNG)
パイロット・エピソード(第一話)において、宇宙艦隊を引退した137歳の元提督として登場しエンタープライズDの進宙を視察する。案内したデータ少佐に相変わらずの毒舌を吐きまくる。

ネーミング[編集]

2258年に離婚によってすべてを失い、骨だけ(身ひとつ)になってしまい、愛称のボーンズはここからとられている。ただし日本語吹き替えでは反映されておらず、字幕スーパーで少々見られるのみである。

演じた俳優と声優[編集]

俳優

デフォレスト・ケリー(TOS、劇場版1~6、他シリーズの客演)                                                                    カール・アーバン(2009年公開版、イントゥ・ダークネス)

日本語版吹き替え

ディープ・スペース・ナイン(DS9)』第104話「伝説の時空へ」にも再登場するが、これはシスコらが『宇宙大作戦』43話「新種クアドロトリティケール」の過去に行ったという設定で、当時の映像の編集・合成。声は原語版では俳優本人が声を演て、吹き替えではカーク役の矢島とウフーラ役の松島のみオリジナルと同じ。