ゼフラム・コクレーン

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ゼフラム・コクレーン(Zefram Cochrane)はアメリカのSF作品『スタートレック』シリーズの登場人物。「2063年に地球人として初めてワープ技術を発明し超光速航行を成し遂げ、また、バルカン人とのファーストコンタクトを実現させた歴史上の偉人」として作中でたびたび言及される。その名前は物理単位の名称としても登場する。


登場作品[編集]

作品名 演技者 備考
宇宙大作戦』 第31話 "Metamorphosis" グレン・コーベット 2267年。カーク船長が長年不明だったコクレーンと遭遇する。
スタートレック ファーストコンタクト ジェームズ・クロムウェル 2063年、ワープ実験の前日。
スタートレック:エンタープライズ』第1話 "Broken Bow" ジェームズ・クロムウェル[1] 記録映像としての登場。未知の文明との遭遇を希望し、深宇宙探査用のワープエンジンの開発を宣言する演説。

作中の経歴[編集]

2032年生まれ。6億人の犠牲者を出した第三次世界大戦によって世界が荒廃する中、2053年頃に停戦を迎えると、コクレーンはワープ技術の実現を目指して超光速宇宙船の開発に取りかかった。これがフェニックス号であり、核ミサイルであるタイタンV型ロケットを利用して建造された。

2063年4月5日、ボーズマン(実際にアメリカ合衆国モンタナ州にある町)において地球から宇宙へ発進し初のワープ航行に成功した。この時のワープ痕跡がバルカンの科学探査船トゥプラナ・ハスに探知され、地球人とバルカン人とのファーストコンタクトが行われた。バルカン人はこれ以前にも地球を調査していたが、超光速航行が可能な種族にのみ交渉を持つことにしているため、正式な接触がようやく実現した。もともと、コクレーンはワープ技術によって商業的な成功を目指していたので、歴史的偉業と讃えられることに困惑していた。しかし、次第に自らの技術が地球人の文化的回復に役立つことを自覚するようになった。

コクレーンは地球の復興とともにさらに高速なワープのための研究を続け、22世紀初頭にはワープ5センターを設立し、より実用的な宇宙船開発の礎とした。しかし、アルファ・ケンタウリ付近から忽然と姿を消し、行方不明となった。その後、とある星域で瀕死状態となっているところをコンパニオンと呼ばれることになるガス状の知的生命体に助けられ、生まれ変わったかのような状態となり永遠の若さを手に入れ、小惑星で生きていくことになった。2267年、地球人ひとりで暮らしているためにふさぎ込んでいたコクレーンのために、コンパニオンによって呼び寄せられたジェームズ・T・カークらに発見された。しかし、コンパニオンと共生していくことを決めたコクレーンは生存していることをカークらに口止めしたため、公式には行方不明ののち死亡したとされている。

脚注[編集]

  1. ^ 『ファーストコンタクト』からの映像流用で、顔が見えない新作カットのみ別のエキストラで撮っている。