ガーセム・ソレイマーニー
ガーセム・ソレイマーニー(ペルシア語: قاسم سلیمانی、Qasem Soleimani、1957年3月11日 - )は、イラン・イスラム革命防衛隊の一部門で、イラン国外で特殊作戦に従事するゴドス部隊の司令官。少将。ケルマーン州ラーバル郡出身。
ソレイマーニーは米国のテロ関係者リストに記載されており、米国民は同氏との経済活動を禁じられている[1][2]。欧州連合の公式ジャーナルが2011年6月24日に発表した制裁リストには、シリアのアサド政権に資金提供しているとされるシリアの不動産企業、投資ファンド、および2つの企業が記載されている。リストにはサーデグ・マフスーリー、モハンマドアリー・ジャアファリー、ホセイン・タエブの名も記載されている[3]。
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経歴 [編集]
ソレイマーニーの経歴はほとんどわかっていない。1957年3月11日にケルマーン州ラーバルの村で生まれたとされている。
イラン・イラク戦争 [編集]
1980年9月22日、当時のイラクのサダム・フセイン大統領がイランに侵攻した際、ガーセム・ソレイマーニーは、イランのイスラム革命防衛隊の副官だった。しかし戦争の勃発とともに、敵陣地に潜入しての大胆な偵察作戦で名をはせる。それによって急速に昇進を果たし、30歳にして第41タサララ師団の司令官に任命される。
従軍 [編集]
1999年のテヘランの学生蜂起鎮圧後、ソレイマーニーら24人のイスラム革命防衛隊将校は、当時のモハンマド・ハータミー大統領に言論の自由の抑圧が軍に影響を与えたと懸念を表明する書簡を送った[4]。
ソレイマーニーは1990年代、イラン南東部ケルマーンのイスラム革命防衛隊司令官を務めた。アフガニスタンと国境を接するこの地域を通じてトルコと欧州に向けて麻薬の密輸が横行した。
ソレイマーニーは2000年、イスラム革命防衛隊の特殊作戦部隊であるゴドス部隊(「エルサレム旅団」)司令官に任命された。2007年、イスラム革命防衛隊のヤヒヤー・ラヒーム・サファヴィー司令官が退任する際、ソレイマーニーは後継司令官の有力候補の一人とされた。
ソレイマーニーは2008年、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラ幹部だったイマード・ムグニーヤの死因を究明するイラン調査団を率いた。
制裁 [編集]
ソレイマーニーは2007年3月、国連安全保障理事会決議1747号の対イラン制裁の対象者のリストに記載された[5]。
欧州連合の公式ジャーナルは2011年6月24日、制裁対象のイスラム革命防衛隊の3人のメンバーが「シリア政権による国内の抗議行動の弾圧を支援するため、機器と支援物資を提供している」と指摘した。欧州連合の制裁リストに追加されたのは、革命防衛隊のソレイマーニー、モハンマドアリー・ジャアファリー両司令官と、革命防衛隊で情報担当のホセイン・ターエブ副司令官[6]。
出典 [編集]
- ^ "Designation of Iranian Entities and Individuals for Proliferation Activities and Support for Terrorism". United States Department of State. October 25, 2007. Archived from the original on 2008-03-12. Retrieved 2008-04-07.
- ^ "Iranian who brokered Iraqi peace is on U.S. terrorist watch list". McClatchy Newspapers. March 31, 2008. Retrieved 2008-04-07.
- ^ http://english.aljazeera.net/news/middleeast/2011/06/201162494326219146.html
- ^ http://www.iranian.com/News/1999/July/irgc.html
- ^ "United Nations Security Council Resolution 1747". United Nations. 24 March 2007. Retrieved 2008-04-07.
- ^ "Syria: Deadly protests erupt against Bashar al-Assad". BBC News. 24 June 2011.