鉄コミュニケイション

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

画像:Logo serie manga.png
ウィキポータル
漫画作品日本
漫画家日本
漫画原作者
漫画雑誌
カテゴリ
漫画作品
漫画 - 漫画家
プロジェクト
漫画作品 - 漫画家
漫画雑誌

鉄コミュニケイション』(くろがねコミュニケイション)とは、ストーリー原案・かとうひでお、漫画・たくま朋正によるSF漫画作品。および、それを原作としたアニメ作品、ライトノベル作品。

目次

[編集] 概要

月刊コミック電撃大王」(メディアワークス)で連載されていた(これが原作にあたる)。

外伝的ストーリーによる小説版が、著者秋山瑞人で、電撃G's文庫よりライトノベル『鉄コミュニケイション』(2巻完結)として展開されている。電撃G's文庫の廃刊後は、電撃文庫から再版された(本文・イラスト共に変更点はない)。

原作と世界観や主人公陣営の顔ぶれ以外の共通点はないため、秋山瑞人によるオリジナル小説と言っても過言ではない。

[編集] ストーリー

[編集] 共通

文明崩壊後の地球。人類最後の生き残りかもしれない少女・ハルカは、クレリック、スパイク、リーブス、トリガー、アンジェラの5体のロボットと暮らしている。

[編集] コミック

ハルカとクレリックたちとの心の交流や、生き残りの少年・カナトとの出会いや葛藤が中心。

[編集] 小説

探検に出かけたハルカは、自分とそっくりの女の子を見かける。大捜索の末、再び出会った少女・イーヴァは、自分は人間に似せて作られたロボットで、相棒で動物型戦闘用ロボットのルークと旅をしていると話す。用心棒を雇わないかと突如提案するイーヴァ。友達が欲しいハルカは大喜びで、クレリックたちは警戒しつつもそれを受け入れる。イーヴァは、ルークにさえも決して明かそうとしない秘密を抱えていた。

[編集] 登場人物

[編集] 共通

ハルカ
主人公。人類最後の生き残り (?) 。推定年齢13歳。救命ポッドでコールドスリープに入っていた。クレリックたちに発見されて以降、一緒に暮らすようになる。重い境遇にもめげない、明朗快活な性格。
クレリック
メンバーの参謀役である教育型ロボット。ハルカの教育係でもあり、彼のメモリーに蓄えられた情報量は膨大で、自身の持つ演算能力も非常に高性能。性格も理論家で合理的な行動を好むが、いざと言う時の余裕ある態度や皮肉めいた冗談等、ユーモラスな一面も持ち合わせている。メンバーの誰もが信頼を寄せている。
スパイク
ニット帽がトレードマークのお手伝いロボット。ハルカの世話係であるが、ハルカ自信の行動力に振り回される事が多く、気苦労が耐えない様子。それでも、ハルカからは勿論の事、メンバーからも深く親しまれている。
リーブス
ドクロ面のような顔にマッチョなボディと、概観こそ無骨だが口調と性格はお姉系。力仕事は元より、炊事洗濯も得意でメンバーのまとめ役。性格が女性な為、見た目に似合わず意外な物が苦手だったりする。
トリガー
UFOに手足がついたようなフォルムをしている。マスコット的存在。いたずら好きな性格で、玩具の銃でしょっちゅうスパイクを困らせている。しかし、有事の際は強力な実銃を構え、ハルカやメンバーを守る等頼れる一面も持っている。
アンジェラ
女性型戦闘用ロボット。近接戦闘を得意とし、主武装も片刃のブレード。普段はゴーグルを着けており、性格柄ぶっきらぼうな口調で喋る。孤独を求める性格で、メンバーとは一定の距離を置こうとしていた。しかし、ハルカと出会い共に暮らす事で、仲間と共に過ごす温もりを知り、性格も徐々に柔らかくなる。

[編集] アニメ・コミック

カナト
ハルカと同じく、人類の生き残り。

[編集] 小説

イーヴァ
小説版のもう1人の主人公。EG7という、人間に似せることを旨として開発されたロボット。額に貼った絆創膏の下にシリアルナンバーが刻印されている。もともとは顔・体格ともにハルカとは全く異なる姿をしていたが、ある出来事を契機に、死の危険さえも省みずに自らを作り変えた。ルークに置いていかれることを病的なまでに恐れている。ハルカに対しては狂的なまでの嫉妬と劣等意識を持つが、決して表に出すことはない。
ルーク
動物型戦闘用ロボット。軍が資金を度外視して開発した数体の極秘兵器のうちの一つ。性能はケタ違いで、実力を試そうと襲ってきたアンジェラを軽く一蹴した。その正体は、ハルカが幼少期に飼っていた大型狩猟犬「ひしゃまる」のサイボーグである(ただし、ルークもハルカもそのことを思い出せないでいる)。戦時下では数多くの任務をこなしてきた。戦争末期、ナイトやビショップと共に反乱を起こすが、その後人間に対するスタンスの違いからナイトたちとも袂を分かつ。イーヴァとはその時に出会い、一方的につきまとわれるうちに共に旅をするようになる。きわめて温厚な性格。
ナイト
ルークと同じ、軍の極秘兵器。その中でも圧倒的な強さを誇る(ルークでさえも単体ではほとんど歯が立たない)。軍に反乱を起こした後、人間狩りを始める。少女を殺すことができないルーク(ハルカとの記憶が深層意識にあるため)を裏切り者とみなし、制裁を加えようとしている。基本的に残忍だが、捕獲したイーヴァに対し非情に徹しきれなかった。人間狩りが生きがいだが人食いは禁止、十二進数をベースとした言語体系を開発するなどの独特の哲学を持つ。
ビショップ
軍の極秘兵器。雌。言動は飄々としているが、性格は徹底して残虐。ルークが離反してからも、ナイトと行動している。

[編集] 備考

コミックではスパイクが「ロボット三原則には逆らえない」という趣旨の発言をしているが、小説ではクレリックが「アイザック・アシモフはクソして寝ろってわけですよ」と言っている。

[編集] 書籍

[編集] コミック

[編集] 小説

  • 鉄コミュニケイション(1)ハルカとイーヴァ
  • 鉄コミュニケイション(2)チェスゲーム

[編集] アニメ

1998年10月5日 - 1999年3月29日、WOWOWアニメコンプレックス内で放送された。1話15分、全24話。

「鉄のコミュニケイション セレクション」として2007年12月にtvkにて放送。

[編集] 声の出演

[編集] スタッフ

  • 製作:石崎邦彦
  • フライヤーデザイン:山下いくと
  • 企画:久米憲司
  • シリーズ構成・脚本:山田光洋
  • キャラクターデザイン:高橋しんや
  • デザインワークス:二村秀樹、増尾昭一
  • 美術監督:桑原悟
  • 色彩設定:関美恵子
  • 撮影監督:岡崎英夫
  • 音響監督:本田保則
  • 音楽:川井憲次
  • プロデューサー:折原和弘
  • アニメーションプロデューサー:野村和史、宮下研史
  • 監督:菊地康仁
  • アニメーション制作:A.P.P.P.
  • 製作:ポニーキャニオン

[編集] 主題歌

  • オープニングテーマ「my best friend」(歌:堀江由衣、作詞:Sora、作曲:川井憲次、編曲:船山基紀
  • エンディングテーマ「Dear mama」(歌:堀江由衣、作詞:Sora、作曲:川井憲次、編曲:船山基紀)

[編集] 放送局

放送地域 放送局 放送期間 放送日時 備考
日本全国 WOWOW 1998年10月5日 - 1999年3月29日
神奈川県 tvk 2007年12月 - 月曜 26時15分 - セレクション放送

[編集] 関連項目

他の言語