UQ HOLDER!

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
UQ HOLDER!
ジャンル ファンタジー漫画少年漫画
バトル漫画
漫画
作者 赤松健
出版社 講談社
掲載誌 週刊少年マガジン
レーベル KCマガジン
発表号 2013年39号 - 連載中
発表期間 2013年8月28日 -
巻数 既刊4巻(2014年9月17日現在)
その他 同人マーク適用
テンプレート - ノート
タイトルロゴの左下に配置された同人マーク。本作が初の採用例となる。

UQ HOLDER!』(ユーキュー ホルダー!)は、赤松健の漫画作品。『週刊少年マガジン2013年39号(同年8月28日発売)から連載中である。

赤松健の前作『魔法先生ネギま!』の未来を舞台にした続編。あらゆる手段や過程を経て不老不死の力を持った者達と、新たに不老不死となった少年「刀太」の物語が語られる。

本作は赤松自身が考案した[1]同人マークが使用されている作品第1号であり、本作をモチーフにした二次創作による同人誌の作成と、同人誌即売会での無断配布が有償・無償問わず許可されている[2]。また、当作品は赤松作品として初めてデジタル作画によって描かれている[注 1]

あらすじ[編集]

700年の年月を生きる真祖にして不老不死の吸血鬼エヴァンジェリンを初めとして、何らかの方法や境遇によって不老、もしくは不死といった力を得てしまった者達の物語。舞台は、「魔法」の存在が人の世に知られてから10年が経った世界。

九州のとある村(位置的には熊本か大分)に住む少年・近衛刀太は、いつか村を出て遠き都に立つ塔(軌道エレベータ)の上へ行き、仲間と共に夢を叶える事を心に誓う。しかし村長からは上京の許可を得られず、都に行くために奮闘の毎日を送っていた。 育ての親である女性教師・雪姫と平穏に暮らしていた刀太だったが、ある日、賞金首であった雪姫を狙う賞金稼ぎの陰謀に巻き込まれ利用された形で、雪姫共々瀕死の重傷を負う。刀太は雪姫や仲間の危機から立ち上がるべく、雪姫に言われるままその血を飲み、不老不死の吸血鬼となって復活する。 賞金稼ぎを撃退した後、刀太は雪姫の正体が700年を生きる不死の吸血鬼である事を知り、二人は都である新東京、天之御柱市にある日本軌道エレベータ「アマノミハシラ」を目指し、旅に出た。旅の途中、性別不詳の若い剣士、時坂九郎丸が二人を討とうとするが、刀太は九郎丸と強引に親友となる。

不死者となった刀太はこの力を何かの役に立てないかと考え、それを聞いた雪姫はかつて自分が作った組織、「UQ HOLDER」に案内する。この組織は世のため人のために不死の力を使おうというものであり、闇の世界に生きる者達の互助組織でも会った。刀太と九郎丸は地下で入隊試験を受けることになり、苦難の末、合格する。『不死身衆(ナンバーズ)』となった彼らは様々な任務に就くことになる。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

近衛 刀太(このえ とうた)
本作の主人公。UQホルダー不死身衆(ナンバーズ)№7。背丈の低い黒髪の少年。14歳。シャツの上に学ランを着用している事が多い。村の仲間の5人の中では剣も拳も最も腕に立つ上に、料理が上手い。とにかく快活で情熱的な性格。身長が低いことがコンプレックス。
キリヱが言うにはネギ・スプリングフィールドの孫に当たる。
2年前に交通事故で両親を亡くし、雪姫のもとに引き取られる。都に立つ塔へと上り、『一旗揚げる』ことを夢見ている。交通事故以前の記憶が無く、それ故に後ろを振り返るよりも前に進むことを信条としている。心の芯に確かな物を持ち、夢を果たそうと努力する人物であれば男女年齢を問わず敬意を払い、相手の持つ技術を貪欲に学び取ろうとする。
ある日、雪姫を標的として村に潜伏していた賞金稼ぎに必死の重傷(左腕を切断、心臓は刺突により貫通)を負わされるが、そこから立ち上がるべく雪姫の血を飲んだ事で雪姫の眷属の吸血鬼になる。それに伴い雪姫の正体が露見した事から、物語の首都である新東京天之御柱市へ旅立つ。不老不死になったことで身長の成長が止まってしまったことを嘆いている[注 2]
戦闘面においては非常に戦闘勘が優れており、修練不足からくる圧倒的な熟練差を「勘」だけでカバーしてくる。雪姫をして「武に関しては天賦の才がある」と評される程。しかし刀太自身は実際の所、戦いや強さといった物に興味は無く、雪姫が瞬動術を教授しようとした時もキッパリと断っていた。UQホルダー入団テストの際に手に入れた「重力剣」を武器に戦う。
初任務のスラム街での「力の手」との戦闘で追い詰められた際、両腕に「闇の魔法マギア・エレベア)」を発現するが、刀太自身はそれが何なのか知らない。
彼の不死身のネタは雪姫の眷属となったことによる「吸血鬼」。その不死身度は最強クラスで、頭部を物理的に切り離されても死なず、意識が残る。だが、切り離された部分に魔力が残存していたり原型を留めている場合にはその部位と本体が魔法的に繋がっている状態にあるため本体からその部分が再生することはない。
重力剣
UQホルダー本部地下空間にあった魔法使いの住処に残されていた魔法剣。グリップ部分にあるダイヤルを操作する事で見た目の重量を変化させられる。
雪姫(ゆきひめ)
UQホルダー不死身衆№1。長身で白金の長髪と碧眼を持つ女性。基本的に男勝りな気質で女性的な言葉遣いをしない。
村の学校の一教師。普段は子供達に厳しく、容赦無く接する教師としての一面を持つが反面、家事は苦手で料理などは刀太に任せている。2年前に刀太の家族が乗った車と衝突事故を起こし、事故死した両親の代わりとして刀太を引き取り、学校の宿直室で共に暮らしていた。しかし、その事件には裏がある模様[注 3]
日常生活においては、類い稀な武術に加え、圧倒的な魔法力で襲撃してくる刀太達5人を寄せ付けず、容赦無く返り討ちにしている。その一方で6億円の賞金首でもあり、ハンターに狙われる事もある。刀太との関係性は他のナンバーズには「親子」と揶揄されており[注 4]、厳しさと優しさを併せ彼を見守っている。
その正体は、『魔法先生ネギま!』の登場人物の1人である不老不死の吸血鬼の真祖「エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル」。特製の年齢詐称薬を使用する事で大人の姿となっている。
時坂 九郎丸(ときさか くろうまる)
不死者狩りをする一族の神鳴流剣士。UQホルダー不死身衆№11。長い黒髪をサイドテールにしてまとめて、長ランを着ている。自身も不死者であり、神鳴流でありながら一族から疎まれている存在であった。
兄から「エヴァンジェリン(雪姫)の抹殺」を命じられるが、雪姫どころか吸血鬼になりたての刀太にすら敗北し、半ば強制的に刀太の親友にされてしまう。
男性でもなく女性でもない性別未分化の状態で生まれてくるという珍しい生物学的特徴を持った八咫の烏(やたのからす)と呼ばれる一族の出であり、16歳で行われる「成人の儀式」において性別を選択する為、現在は男でも女でもない(儀式で選択しなくとも16歳を境に男女どちらかに移行・定着する)。本人は男を選び、刀太の同士として、友として横に並び立てる男になりたいと思っている。
彼の不死身のネタは「呪式不死化実験体」。治癒再生力が超強化されており、下半身などの重要器官が破壊されても、超再生能力が発動し数十秒で再生する。

UQ HOLDER[編集]

不死身衆(ナンバーズ)[編集]

雪姫(ゆきひめ)
#雪姫」の項を参照。
宍戸 甚兵衛(ししど じんべえ)
UQホルダーのリーダー。UQホルダー不死身衆№2。長い襟足を1本に束ねている。体中に無数の傷がある。1400年前、若狭国(今の福井県南部)で不死者となる。
雪姫秘蔵の沖縄酒と焼き鳥の食いさしを平らげたのが主な原因で、新東京の地下に落とされ2年間彷徨っていたが、同じく地下に落ちてきた刀太と九郎丸の手助けをし、共に地上に戻る。
彼の不死身のネタは「人魚の肉」を食べたことによる不死。不死身力は弱く、首を落とされたり、専用の毒を喰らったりしても死んでしまう。また再生力も弱く、体中の傷もそのためである。かつては自身と同様の過程で不死となった者たちとチームを組んでいたこともあり、それがホルダーの原型となっている。
地下にいた時にはむさくるしいヒゲ面だったが、剃ってしまうとかなり印象が変わる。普段は「famous store」と言うコンビニでバイトをしており、制服であるエプロンと名札をつけている。
夏凛(かりん)
UQホルダー不死身衆№4。本名はイシュト・カリン・オーテ。武器は日本刀と戦鎚を愛用する。外見的には刀太と同い年くらいの少女で、ショートカットで天之御柱学園の制服であるブレザーとミニスカートを着ている。性格はクールであるが、エグいところを見せている。背中に「XIII」という入れ墨がある。
1492年南欧の山村のはずれに住んでいた。魔女狩りでどんな拷問も行っても傷ひとつつかず、一滴の血も流れないことから「鋼鉄の聖女」と呼ばれることとなる。その状況から雪姫が連れ出し救ったため、雪姫を非常に慕っている。
一方で刀太に対しては訳あって雪姫と2年間同居していた事が要因なのか、嫉妬の感情を抱いている。それ故九郎丸の身体の秘密を知ってからは、「あなたには女の子をオススメするわ」などと焚きつけて、二人の仲を推し進め雪姫から刀太を引き離そうとする面も。また、以前任務で天之御柱学園に潜入していた時に着ていた制服姿を雪姫に褒められて以降、その制服を愛用している。
彼女の不死身のネタは「神の呪い」。神に愛され体を世界から断絶されているため、体に起きた事象はすべて書き換えられる。その為、痛みは感じるが体には一切傷が付かない。宇宙空間に出ても、少し息苦しくなる程度で通常通り生命活動を維持できる。その不死身度は等級で言えば最強クラスのS級であり「吸血鬼」の不死身と同等と言われている。
また、聖なる光(ホーリーライト)である「光輪(ニンブス)」を発動させることにより、神の力を使える能力も確認されている。
真壁 源五郎(まかべ げんごろう)
UQホルダー不死身衆№6。ホルダーを取り仕切っている。眼鏡をかけた青年。Yシャツにネクタイ、黒いベストに前掛けをつけ、ウェイターのような恰好をしている。夏凛と刀太との争いを簡単に止め、重力剣を持っている刀太を片手で軽々と持ち上げる。武器は日本刀だが、滅多に抜かず鞘に納めたまま戦うことが多い。
近衛 刀太
#近衛刀太」の項を参照。
桜雨 キリヱ(さくらめ きりえ)
UQホルダー不死身衆№9。三つ編みのツインテールで、ベレー帽をかぶり、眼鏡をかけた少女。
UQホルダーの本拠地「仙境館」の最上階スイートに長期宿泊する最大のお得意様であり、UQホルダーの活動資金の最大出資者で、資産は数千億円単位。人見知りで大人しそうなフリをしているが、素顔は粗暴な性格である。
彼女の不死身のネタは「リセットOKな人生リセット&リスタート)」。この力は彼女の個人的な超能力のため、現在の魔法や科学の技術では干渉されない。砂を盛った山に小枝を立て火を灯し「セーブポイント」を設置、その状態で死ぬと記憶を保ったまま自動的にセーブポイントを設置した時点に戻る。ただし、死ぬ際の痛みや苦しみなどは通常通り受けてしまう。セーブポイントを設置する際に砂山の前に文字を書くことで「戻り方」をいくつか設定できる(「M(メモリー)=死んだときの記憶を持ってセーブポイントへ戻る。」「B(バインド)=死ぬときに手を触れている人の精神を連れて戻る。」「F(フレンド)=死ぬときに手を触れた人を身体ごと連れて戻る。この場合、身体の出現場所をある程度指定できる。」「S(スピリット)=魂の同一性保つ。」)。セーブした時点に戻っても、同じように出来事が進むが、なるべく戻る前と同じように振る舞わないと、少しずつ未来が変わっていってしまう。また永久石化のような生きたまま行動を制限される攻撃を喰らうと死ねなくなるため、セーブポイントに戻ることができない。その為、もしもの時のために自殺用のナイフや毒入りカプセルを携帯したり、石化解除用の魔法アプリを準備している。本編ではドラえもんの「タマシイム・マシン」や「人生やりなおし機」に例えて説明され、能力の性質から本人の主観的にはかなり長い時間を繰り返していることになる。他のメンバーには「予知能力」であると説明していた。
飴屋 一空(あめや いっくう)
UQホルダー不死身衆№10。髪をポニーテールにまとめている男性。外見年齢24歳、実年齢85歳、精神年齢13歳。
13歳の時に昏睡状態となり、以来72年間病院のベッドの上で過ごし、その後不死となり、72年間自分を生かしてくれた人達や世界に何か恩返しができないかと思い、雪姫に拾われUQホルダーに入る。刀太達に次ぐ新人のメンバー。UQホルダーに入った際には、刀太らと同様の地下の洞窟掃除を4か月で終わらせた。
彼の不死身のネタは科学の力による「全身サイボーグ化」。足の裏や肩甲骨からジェットを出して空を飛んだり、腕から砲弾を飛ばしたり、目からビームを発射したりする。しかし、本人に格闘の技能がある訳ではないため、同じサイボーグでもギミックに頼らない生粋の戦闘技能持ちが相手だと厳しい。また、雪姫所有の人工衛星「空飛び猫(アル・イスカンダリア)」を戦闘に使用することもある。
時坂 九郎丸
#時坂九郎丸」の項を参照。
十蔵(じゅうぞう)
UQホルダー不死身衆の一人。長い髪の毛を左耳の横で束ね、マントを着ている男性。
雪姫に、自分を除いて『強さ』だけならホルダー最強と言わせるほどの実力を持つ。

その他構成員[編集]

バサゴ
UQホルダーの幹部。雪姫のことを「女主人(ミストレス)」と呼ぶ。
善鬼(ぜんき)
UQホルダーの構成員。ボールジャグリングができる。不死身衆ほどではないが、銃弾を何発も食らっても死なない程度に不死身。
サブ
UQホルダーの構成員。シャボン玉ショーができる。愛煙家。不死身衆ほどではないが、刀で胸を貫かれても死なない程度に不死身。

敵対者[編集]

世界救世軍「白き翼」[編集]

フェイト・アーウェルンクス
かつて雪姫の仲間であり、現在ではUQホルダーの真の敵。
太陽系世界最強の魔法使いであり、刀太の祖父であるネギの盟友であり、ライバル。数ある魔法の中でも強力な「地」属性魔法の現行最強術者で、魔法化されていない軍隊は相手にならないほど強い。本編の80年ほど前に、火星で起きた事件をネギやその仲間達と解決し、救った者たちは6700万人や12億人と言われている。現在は火星テラフォーミング計画推進の中心人物であり、「アマノミハシラ」の建設を日本に誘致した人物でもあるが、20年前のネギの死により人格と行動が豹変し、強大な力をそのままに人類に敵対するようになってしまったと言われている。
刀太を欲していて、刀太達が「塔」の根元の駅に訪れた際に刀太達の前に現れ、夏凛や一空、九郎丸が全滅し、刀太は首だけになり連れ去られた(ただし、キリヱの能力によって体験した1週目の出来事である)。
祝 月詠(いわい つくよみ)
世界救世軍「白き翼」に所属する我流神鳴流剣士。ロングヘアーでウェイトレスの恰好をした女性。京言葉で話す。
一空と同じく全身義体のサイボーグだが、神鳴流を基本として独自に磨き上げた技と多くの実戦経験を積んでおり、一空に「次元が違う」と言わせるほどの強さ。
牛冷 娑婆(ぎゅうれい しゃば)
世界救世軍「白き翼」に所属する契約社員。一人称は「拙僧」。巨漢・髭面の僧侶。錫杖を武器に戦う。
アスラ・ツゥ
世界救世軍「白き翼」に所属する剣士。目元から口までを包帯で隠した褐色肌の男性で、6本腕の亜人。裏火星出身。6本の腕全てに剣を持って戦う。

民間軍事警備会社「力の手(パワフル・ハンド)」[編集]

瓦礫屋(がれきや)
民間軍事警備会社「力の手(パワフル・ハンド)」の隊員で、全身義体化サイボーグである。
圧縮空気放出、魔法障壁、武器格納BOX等の魔法アプリを使用する。金を積まれれば、どんな仕事でも請け負う。
南雲 士音(なぐも しおん)
民間軍事警備会社「力の手(パワフル・ハンド)」の隊員で、「不死狩り」の異名を持つ。
盲目かつ左腕は義手の剣士で、居合いを得意とし空間を斬り取り、別の場所に吹っ飛ばすことができる。
最凶の不死者「始まりの魔法使い」を火星地表「夜の迷宮」に追い詰めた者の一人。
灰斗(かいと)
民間軍事警備会社「力の手(パワフル・ハンド)」のエース隊員で、超速の治癒再生能力もつ人狼族の格闘家。
瞬動術を得意とし、己の持つ「三つのコツ」の内、「二つ」を刀太に教える。世界の理不尽さを嫌悪しつつも自身の求める「全力を以て戦った末の死に場所」を優先する格闘バカ。
超 星仔(ちゃう しんちゃい)
民間軍事警備会社「力の手(パワフル・ハンド)」の隊員で、左目に眼帯をしている。
影の精霊を操る魔法使いで、多くの影傀儡を操ることができる。また、拳銃とナイフを使う近接戦闘の手練れである。
その一方で、夏凛に執着する一面があり、彼女から「ヘンタイ」と言われる事もある。月に飛ばされた夏凛が戻ってくると聞き、「塔」の根元の駅に訪れた際には刀太とキリヱを見かけ襲い掛かってくるが、刀太と一空に返り討ちに合う。

その他の人物[編集]

刀太のダチ
田舎で暮らしていた刀太の友人4人。都会で一旗揚げる事を夢見ており、簡単なレクチャーで基本魔法と魔法アプリを使いこなす他、それぞれ料理、歌、機械いじり、小説書きと非凡な才能を持つ。刀太の特技は彼らから学んだ物が多い。
結城 忍(ゆうき しのぶ)
新東京に旅立った刀太が途中の村で出会った少女。新五輪とも呼ばれる太陽系オリンピックの目玉競技「太陽系一周・グランドレース」出場を夢見ている。
春日 美柑(かすが みかん)
新東京スラム街にある教会のシスター。彼女の所属する教会はスラム内にある土地を所有・管理しているが、土地の売却を要求しそこ以外の土地に住む不法居住者もいっしょくたに退去させようとする悪質な地上げ屋からの防衛をUQホルダーに依頼してきた。夏凛は彼女の「祖母」にあたる人物に世話になったことがある。
ルキ
新東京スラム街に暮らす少年。拾ったナベを頭にかぶり、フロシキのマントを身につけている。仲間と共にゴミの山から資源ゴミを分別して収集、業者に売って小遣い稼ぎをしている。
将来は実業家となってスラムをちゃんとした町にしたいと考えている。南雲から伝えられた強制退去には憤りを露わにした。

用語解説[編集]

フィジカルアプリ
2070年代(作中時間で約10年前)に公開された「魔法技術」から開発された一般人でも修練無しで簡単に魔法を使用できるアプリ。基本魔法ですら、1スロット数十万円もするが、日本では衛生面に力を入れており、「お掃除アプリ(おそらく浄化系の魔法)」が比較的格安で販売されていて、インフラが一部停止しているスラム街でも疫病等は発生していない他、「魔法炉」と呼ばれる動力源も開発されていて電気代は21世紀初頭よりも安い。
ただし、刀太のように本来魔法との相性が悪い体質であると使えないこともある。逆に相性に問題なければ「解呪」などの習得難易度の高い(同時に「使えれば有効」だが、使用頻度は低い)魔法も使えるため、私費を投じて独自のアプリを開発させている者も存在する。
固有能力
超能力などとも呼ばれる、本人固有の魔法以上の神秘の力。魔法と違い習っても覚えることはできず、本人以外に伝授も譲渡もできない、本人の唯一無二の能力。保持者の情報も少なく、地球上に数名、太陽系全域でも20名以下しかいないと言われる超レアな能力。キリヱの「リセットOKな人生リセット&リスタート)」もこの固有能力にあたる。
UQホルダー
雪姫が組織した不死人で構成された一家(ファミリー)。鬼男や猫娘を始めとする、人の世を外れた者達の互助組織。人の理を外れた人間以外の徒党であるため、常に人の世からはじき出され蹂躙され、忘れさられる者達、つまりは少数派・弱者の側に付く。新東京の沖合10kmにある温泉宿の「仙境館」を経営し、そこをアジトとしている。
不老不死の吸血鬼をはじめとして、不死性を有する神魔妖怪、神酒・霊薬・賢者の石などをの不死のグッズの使用者、電脳化・ロボット化などの科学的不死者、命のストック(残機)をもつ者、死なない呪いがかかった者、死ぬと転生するセーブポイントを設置している者、人体改造をしている者など、数多くの不死人が所属するが、大半の構成員は並みの生き物よりはタフと言うだけの「不死身未満」の亜人や人外。
不死身衆(ナンバーズ)
UQホルダーの中でも不死身度の高いメンバー達。ホルダーの顔でもあり、ホルダーの用心棒とも言われている。その名の通り、メンバーにはそれぞれ番号が割り当てられている。不死身衆としてUQホルダーへの入団する際には入団テストとして、東京地下に広がる洞窟に何千匹と巣くう不死喰らいを掃除する必要がある。メンバー同士の私闘は禁止されている。
No.1 雪姫
No.2 宍戸甚兵衛
No.3 (不明)
No.4 夏凛
No.5 (不明)
No.6 真壁源五郎
No.7 近衛刀太
No.8 (不明)
No.9 桜雨キリヱ
No.10 飴屋一空
No.11 時坂九郎丸
No.12 (不明)
アマノミハシラ
日本に建造された軌道エレベータ。2020年代に完成し、これを中心とした都「新東京・天之御柱市」が作られた。エレベータを利用するには一番安いクラスでも数100万かかる(雪姫によると400万)。
新東京貧民街(しん-とうきょう-スラム-がい)
2050年代に起きた大規模な気象変動(寒冷化と温暖化)とそれに伴う食糧危機、そこから発生した紛争と言う「混乱期」によって発生した難民が都市周辺部に集中してスラムが拡大。
2086年現在、合法・不法問わず200万を超える住民が暮らしているが、混乱期に宇宙に避難していた地権者が帰還した事で不法居住者に対する強制退去が画策されている。
天之御柱学園都市(あまのみはしらがくえんとし)
前作に登場した麻帆良学園都市。天之御柱市が麻帆良市を吸収したことで名称が変更された。全体的な雰囲気は変わっていないが、魔法(アプリ含む)を使える1等生徒と使えない2等生徒と言う格差が生じている。
太陽系オリンピック
軌道エレベータのステーションで8年に一度開催されているイベント。
裏火星(うら-かせい)
前作に登場した「魔法世界(ムンドゥクス・マギクス)」。技術が安定化したためか、魔法世界人でも問題なく地球に出てこれる様になった。

単行本[編集]

赤松健『UQ HOLDER!』講談社〈講談社コミックス〉既刊5巻(2014年12月17日現在)

  1. 2013年12月17日発売、ISBN 978-4-06-394990-2
  2. 2014年3月17日発売、ISBN 978-4-06-395037-3
  3. 2014年6月17日発売、ISBN 978-4-06-395085-4
  4. 2014年9月17日発売、ISBN 978-4-06-395191-2
  5. 2014年12月17日発売、ISBN 978-4-06-395269-8

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 2013年8月28日にTwitter上で渡辺静からのリプライに対して。
  2. ^ 本人の希望は「一旗あげた後、いい感じに歳をとってダチと一緒にかっこよく酒を吞むこと」だったが、老化どころか声変わりもしないと気付いた時には愕然とした。
  3. ^ 雪姫の回想によると事故ではなく、何者かに襲われた両親は殺害。刀太も片腕・片足を失う大けがで死に掛けた。この際に半不死化しており、身体的には12歳で成長が止まってしまっている。
  4. ^ 不死者(吸血鬼)としての続柄からすれば、さして的外れと言う訳ではない。

出典[編集]

外部リンク[編集]