BADBOYS
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『BADBOYS』(バッドボーイズ)は、田中宏による日本の漫画作品。『ヤングキング』(少年画報社)にて、1988年から1996年まで連載された。単行本は全22巻。広島を舞台にした“広島暴走グラフィティ”。単行本は累積発行部数4000万部を売り上げている。続編に『グレアー』など。2010年5月実写映画化が発表。2011年2月26日広島先行公開。
目次 |
[編集] あらすじ
富豪の息子でお坊ちゃん育ちの主人公、桐木司は過保護な育て方を押し付けてくる家庭に不満を感じつつも反発し切れない生活を過ごしていた。そんな中、家庭教師の美知恵さんの一言をきっかけに不良になることを決意。紆余曲折の末に暴走族極楽蝶の八代目頭になり、暴走族として青春の日々を送ることになる。
[編集] 登場人物
[編集] 極楽蝶
- 桐木 司(きりき つかさ)
- 本編の主人公。大金持ちの息子であり、お坊ちゃんとして育てられてきたが家庭教師の美知恵さんに認めてもらうため不良を目指して家出。そこで川中陽二と出会い広島の暴走族である極楽蝶と関係を持つ。廣島Night'sとの抗争に巻き込まれた末に原辺俊昌から極楽蝶の頭の座を受け継ぎ、極楽蝶八代目頭となる。その後、陴威窠斗(ビイスト)との抗争を経て極楽蝶を広島ナンバー2のチームへと押し上げ、広島トップ3の1人として不良達に名を轟かせていく。普段は温厚でひょうきんな性格であり、見た目もごく普通の少年でありながらも抗争の際には凶暴性を発揮し、「広島で一番危ない男」として恐れられる。終盤では時代時代の広島最高の不良に受け継がれている「伝説の単車」を継承。恋人は由本久美で続編の『GLARE』では2人の間に一子がいる。後に酒屋を経営する。
- 川中 陽二(かわなか ようじ)
- 八代目極楽蝶幹部。名前の知られた不良で高校中退後に遊び人としての生活を送っていたところ司と知り合い興味を持つ。司を旧友で七代目極楽蝶の頭である原辺俊昌に紹介し、七代目極楽蝶と廣島Night'sとの抗争に助っ人として参加。その抗争で司に触発され、司が八代目極楽蝶の頭となると同時に自身も極楽蝶に加入、幹部となる。後にお好み焼き屋を経営。
- 中村 寿雄(なかむら ひさお)
- 八代目極楽蝶幹部。元廣島Night'sの幹部であったが、連載当初の頃チームを抜けており、陽二らと同時に八代目極楽蝶に幹部として加入。漫画を描くのが趣味で本人は自信満々だが実はかなり下手。その趣味がきっかけとなり、極楽蝶は埼玉に遠征に行く(実際は巻き込まれる形となるが)事になったりした。彼が本当にキレた時、普段絶対にはずさない眼鏡をはずし、その時の凶暴性は本人も制御が難しいほど。後に花屋の店員になる。
- 岩見 エイジ(いわみ エイジ)
- 八代目極楽蝶幹部。中学時代より陽二や寿雄・俊昌らとは親友である。司や他の幹部と違い、七代目の頃より俊昌と共に極楽蝶に所属している。司が八代目を襲名した後も引き続き、陽二・寿雄らと共に極楽蝶幹部となる。広島最大のチーム陴威窠斗に所属する藤井美香とは恋人であり、自他共に認める単車小僧であり、後にバイクショップに勤める。
[編集] 陴威窠斗
- 段野 秀典(だんの ひでのり)
- 陴威窠斗八代目総長。中学時代に女を守るために少年院に送られた経験を持つ。親友の高間数俊と共に七代目総長の下畦を力でねじ伏せて総長の座を得ると広島最強の暴走族に成長させ、一時は3千人もの構成員を従えた。狂連合編で構成員が半減するがその際に離反した傘下のチームを次々に壊滅させており、桐木や杉本ともタイマンをしているがナンバー1は譲ることはなかった。後に広島TOP3として名を連ねる。また、廣島連合の五島から「伝説の単車」を継承していた。恋人の中井カオリとは後に結婚し、一子をもうけている。実家は段野運輸という会社を経営している。
- 高間 数俊(たかま かずとし)
- 陴威窠斗八代目幹部。中学時代から陽二や寿雄、エイジらとは親友で、当時から名を馳せていた段野に挑むが敗れ、その強さに魅せられて段野と共に陴威窠斗に乗り込み、八代目幹部として最強の暴走族に成長させていく。恋人の法子がいる。
[編集] 廣島Night's
- 杉本 博和(すぎもと ひろかず)
- 廣島Night's四代目総長。宇宙一を豪語する女好きだが恋人のエリカには毎回きついお灸をすえられる。そのため、終盤では広島中の女たちから敬遠されてしまう。しかし、当初は根性を売りにした暴走族に成長させ、元幹部の寿雄と共に周辺のチームに戦いを挑み、その強さを見せ付けた。岡山にも盟友がいる。後にエリカの母が占いに凝り、遠山の金さんをこよなく愛した影響で佐藤家の婿養子に入る際に、名前を佐藤博衛門尉景元と改名した。弟が一人いる。
[編集] 広島の女たち
- 由本 久美(よしもと くみ)
- 桐木司の恋人。両親や兄妹らは全員ハイテンションな家族で久美一人だけが浮いている。相思相愛だった司の恋人になるまで幾度となく苦難があったが最後まで司を信じ続けた。後に結婚している。
- 中井 カオリ(なかい カオリ)
- 段野秀典の恋人。一時は久美に嫉妬して極楽蝶を潰そうと段野にお願いして陴威窠斗を動かしたこともあった。後に久美とは和解して仲良くなった。段野とは後に結婚している。
- 佐藤 エリカ(さとう エリカ)
- 杉本博和の恋人。杉本とは幼馴染で、早くから杉本がエリカの家に出入りしていたが、杉本の浮気は凄まじく、その都度、エリカの逆鱗に触れた。しかし、杉本のことを愛しており、絶対別れることがなかった。後に杉本と結婚。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] OVA
1993年より、OVAが東映ビデオから発売された。全5巻。上記の実写版映画の公開を記念し2011年1月21日にDVDが発売される。全2巻。
- BADBOYS(1993年9月25日)
- BADBOYS2(1994年9月21日)
- BADBOYS3 BEST FRIEND(1995年9月21日)
- BADBOYS4 狂連合篇(1996年)
- BADBOYS5(1998年)
[編集] スタッフ
- 監督 - 関田修(1巻)、山口武志(2巻 - )
- 脚本 - 宮下知也(1巻)、高田かおり(1巻)、我妻正義(2巻 - )
- キャラクターデザイン - 田中宏
- 作画監督 - 梶谷光春
- 音楽 - 山崎一稔(1巻)、義野裕明(2巻 - )
- アニメーション制作 - J.C.STAFF
- 製作 - 少年画報社/田中プロダクション/東映ビデオ
[編集] キャスト
- BADBOYS4 狂連合篇
-
- 桐木司 - 真殿光昭
- 川中陽二・野村豊 - 檜山修之
- 岩見エイジ - 飛田展男
- 高間数俊 - 森川智之
- 杉本博和 - 千葉繁
- 佐藤エリカ - 勝生真沙子
- 段野秀典 - 玄田哲章
- 由本久美 - 林原めぐみ
- 花下のび太 - 宮崎一成
- 石本千春 - 難波圭一
[編集] 実写映画(2011年)
| BADBOYS | |
|---|---|
| 監督 | 窪田崇 |
| 脚本 | 窪田崇 打木健司 |
| 出演者 | 三浦貴大、他 |
| 音楽 | 佐藤悠輔 Shinsuke MORIMOTO |
| 主題歌 | ANCHOR『LOST SONG』 |
| 撮影 | 安田光 |
| 製作会社 | 「BADBOYS」製作委員会 |
| 配給 | 全力エージェンシー |
| 公開 | 2011年3月26日 |
| 上映時間 | 93分 |
| 製作国 | |
| 言語 | 日本語 |
| allcinema | |
| キネマ旬報 | |
『BADBOYS』は日本の映画。2011年2月26日広島バルド11で先行公開、2011年3月26日一般公開。出演は『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』の三浦貴大。広島を舞台にした暴走族がメインの青春映画で時代設定を現代(2010年代)に設定されており、原作をベースに映画オリジナルを追加したストーリーとなっている。監督は『イエスタデイズ』の窪田崇。広島でロケが行われ、一般のキャスト、エキストラの出演およびボランティアスタッフも募集された。
キャッチコピーは「ワルガキ、ガムシャラ」。
東北地方太平洋沖地震の影響で完成披露試写会は中止されたが舞台挨拶は開催はされている。またぴあ初日満足度ランキングでは第4位を記録している。
[編集] ストーリー(実写映画)
廣島TOP3(段野秀典、桐木司、ヒロ)がワルガキたちのトップに君臨している広島。極悪非道の石本千春はBEASTを抜け狂連合を立ち上げ、広島に戻ったかつての段野の旧友で段野を倒した唯一の男である野村豊をバックに付け、従わないチームを次々と潰していった。ヒロは襲われ段野も石本の罠に嵌められ、残された桐木は石本と対決する。
[編集] キャスト(実写映画)
- 野村豊(段野を倒した伝説の男、殺人事件の容疑者) - 三浦貴大
- 桐木司(広島No.2「極楽蝶」リーダー) - 鈴木勝吾
- 段野秀典(広島最強「BEAST」リーダー) - 阿部進之介
- ヒロ(広島No.3「廣島Nights」リーダー) - 徳山秀典
- 石本千春(トップを狙う男「狂連合」) - 細田よしひこ
- 高間数俊(「BEAST」メンバー) - 波岡一喜
- 瀧田修二(「狂連合」メンバー) - 渡部龍平
- 川中陽二 - 大口兼悟
- 入来茉里
- 橋爪遼
- 伊吹吾郎
- 岩田さん(初代「極楽蝶」) - 竹原慎二
- 山本浩二(特別出演)
[編集] スタッフ(実写映画)
- 原作 - 田中宏(少年画報社刊)
- 監督 - 窪田崇
- 製作 - 磯山敦、青山譲、戸田利吉郎
- 企画 - 大野正拓、原和政
- プロデューサー - 岩下英雅、鎗水善史
- アソシエイトプロデューサー - 塚田哲也、中村美香
- 脚本 - 窪田崇、打木健司
- 撮影 - 安田光
- 照明 - 丸山和志
- 美術 - 田沼愛子
- アクション監督 - 小原剛
- 音楽 - 佐藤悠輔、Shinsuke MORIMOTO
- 録音 - 西條博介
- 効果 - 丹雄二
- 助監督 - 落合俊一
- 制作担当 - 稲葉尚人
- 衣装協力 - VICE FAIRY
- 宣伝担当 - 井上朋美
- 製作 - 「BADBOYS」製作委員会(ポニーキャニオン/全力エージェンシー/少年画報社)
- 製作協力 - 広島LOVEなみなさん、「BADBOYS」ファンみなさん、
- 制作プロダクション - パラレル
- 配給 - 全力エージェンシー
[編集] 主題歌(実写映画)
- ANCHOR「LOST SONG」(ACROSS THE POP RECORDS)
[編集] 支援問題
製作会社は2009年にロケ誘致団体『広島フィルムコミッション』(広島FC)に支援を要請したものの、暴走族追放条例を制定した経緯がある広島市が難色を示した。そのため製作側は暴走族の設定から不良少年たちの物語に脚本を変更し再依頼したが広島のイメージアップに繋がらないとして再度支援すべきではないと判断した。しかし、作品内容を問わず支援する原則がある誘致団体全国組織『ジャパン・フィルムコミッション』(JFC)が原則に反する行為とみなし、広島FCに対し2010年の認定が受けられない事態となる。そこで、広島FCは制約のある中、代替ロケ地探しなどで協力をし、2011年1月にようやくJFC公認を受けることができた。この経緯について窪田監督は行政による横槍を批判している[1]。
