mixi
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mixi(ミクシィ)は、株式会社ミクシィが運営する、日本最大級のシェアを持つソーシャル・ネットワーキング・サービス (SNS)である。
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歴史
2004年2月にサービス開始。GREE(2004年2月開始)と並び、日本では最も早い時期からサービスを展開していたSNSのひとつである。
サービス名の「mixi」は、公式サイトの説明[1]によると、「mix(交流する)」と「i(人)」を組み合わせた造語で、利用者同士の交流が深まることを願って名づけられたもの。
また、2007年2月5日より動画共有サービス、mixi動画が開始された。
参加方法
mixiは、既に入会している登録ユーザーから招待を受けないと利用登録ができない、完全招待制を採用している。この方式は、ユーザーそれぞれの素性が明らかになり、健全で安心感のある居心地の良いコミュニティを維持するという目的で採用されている。なお、招待した側とされた側は自動的にマイミクシィ(友人登録)となり、登録後3ヶ月間は外すことが出来ない。
ただし、2009年以降、招待状無しでも参加できる登録制が導入される予定である。
新規に招待状をもらった場合ID番号は基本的に新しい番号が割り当てられるが、一度退会したメールアドレスで再利用登録した場合はそのID番号が割り当てられるが、旧データは(マイミクや参加コミュニティ等)復帰せず新規登録と同じく白紙の状態から始まる。
利用制限
以前は利用規約により18歳未満の者の参加は禁止されていたが、2008年12月10日より15歳未満に引き下げられた。 ただし、新たに参加可能となった15~17歳の者については「出会い系サイト規制法」に抵触する可能性を排するために以下の制限が設けられた。
- コミュニティに関わる全ての機能が利用不能
- 友人検索機能が利用不能
- 日記公開範囲の標準設定が「友人まで公開」となる(変更可能)
- 18歳未満の者に相応しくない広告が非表示となる
しかし、現状では18歳以上であると詐称して登録している未成年者も多く存在し、18歳未満を参加の条件とするコミュニティも存在する。
また、メールアドレスについてはPCのメールアドレスを持っていないと登録できなかったが、2006年12月4日より、携帯電話のメールアドレスでも登録可能となった。また、2007年3月27日よりフリーメールのアドレスによる登録には、携帯電話のメールアドレスを併せて登録することが必須となった。
携帯電話・PHS事業者の公式コンテンツ化
2007年4月4日からはウィルコムの、同年8月15日からはソフトバンクモバイル(Yahoo!ケータイ)の、公式コンテンツとして登録されている。
ユーザー数
ユーザー数は2008年12月31日現在で1630万人。2008年12月の月間ページビュー(PV)はPC版41億7000万件、モバイル版101億3000万件、合計143億1000万件である[2]。また、2006年時点での平均利用時間は3時間29分で日本ドメインでは2位となっている[3]。また、ミクシィの調査によると、男女比率は男性が52.2%、女性が47.8%。年齢層で最も多いのは20~24歳の33.8%、次いで25~29歳が28.4%、30~34歳が17.6%。最終ログインが3日以内のアクティブユーザーの割合は、かつては全ユーザー数の70%を占めていたが[4]、アクティブユーザー率は少しずつ下がり、2007年5月現在は64%である[5]。
上場企業の社長、作家、タレント、歌手など、広く名前の知られた人物やそれに関連するスタッフ等も数多くmixiを利用している。中にはファンを集めたコミュニティをタレント自ら立ち上げてオフ会を開催するなど、積極的な利用もみられる。東方力丸など、仕事を得る為にmixiを利用している例もある。なお2006年11月29日の朝日新聞朝刊でmixiが紹介された際にサンプラザ中野くんがmixiに参加していることが書かれていた。
歌手の宇多田ヒカルが2006年4月11日に自身のウェブサイト上で、mixiの登録ユーザーであると公表したところ、mixi内の宇多田のページに多数のユーザーからメッセージが殺到し、宇多田は退会した[6][7]。
週刊文春2007年2月8日号に高円宮承子女王がmixiのユーザーであることが報じられている。
累計登録者数
退会者・多重登録者を含めた、発行ID数。
- 1万ID 2004年5月
- 5万ID 2004年7月21日
- 10万ID 2004年9月15日
- 25万ID 2004年12月16日
- 50万ID 2005年3月21日
- 75万ID 2005年5月28日
- 100万ID 2005年7月15日
- 200万ID 2005年11月17日
- 300万ID 2006年2月7日
- 400万ID 2006年4月16日
- 500万ID 2006年6月14日
- 600万ID 2006年8月18日
- 700万ID 2006年10月9日
- 800万ID 2006年12月5日
- 900万ID 2007年1月16日
- 1000万ID 2007年2月25日
- 1200万ID 2007年5月30日
- 1400万ID 2007年9月9日
- 2000万ID 2008年9月
※現在の発行ID数はmixiカウンター[8]から確認することができる。
有効ID数
退会者を除いた有効ID数。ただし、規約違反の多重登録者や一度入会したが放置されたままのIDが含まれているため、実際の利用者数は下記よりも少ない。
- 100万人 2005年8月1日
- 200万人 2005年12月7日
- 300万人 2006年3月1日
- 400万人 2006年5月15日
- 500万人 2006年7月24日
- 600万人 2006年10月1日
- 800万人 2007年1月29日
- 1000万人 2007年5月20日
- 1400万人 2008年5月9日
- 1500万人 2008年7月13日
機能
SNSサイトとしての機能は充実している。
日記
mixi日記で書くのはもちろん、PC専用になるが外部ブログを設定することができる。YouTubeやニコニコ動画、Googleマップといったコンテンツを簡単に貼り付けることができる(PCのみ)。また、公開範囲を細かく設定できる(モバイルでも可)。
コミュニティ
様々なコミュニティが存在する。
レビュー
商品・作品などの感想・評価を書き込める。一部を除きモバイル対応。
ミュージック
普段聴いている音楽情報を共有できる。
ピコミク
モバイル専用で、様々なゲームが楽しめる。
mixiニュース
mixiサイト内にmixiニュースという報道機関やスポンサーサイトの最新ニュースを閲覧するコーナーがある。ユーザーはそのニュースに関する日記を書くことができる。
受賞
- 月刊Yahoo! Internet Guide誌 Web of the Year2005 「年間総合大賞」「話題賞」
- 2005年 日経優秀製品・サービス賞 審査委員特別賞
- 第3回Webクリエーション・アウォード「Web人賞」
- デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー'04「Best Producer/ Director」
- 第19回デジタルコンテンツグランプリ「優秀賞」
- 2006年 ユーキャン新語・流行語大賞トップ10
利用ユーザーによる問題
mixiはSNSの特徴として、話者識別という点では一般の掲示板に比して優れているが、その反面これを悪用する者も存在する。以下の行為の多くは利用規約により禁止されている行為である。
プロフィールの詐称
mixiのプロフィールは公認アカウントを除いて利用者本人の申告に基づくため、有名人など他人の名を騙るユーザーが少数ながら存在する。
例えば、お笑い芸人のヒロシは自身の公式サイトで、mixiに参加しておらず、自身の名を騙る偽者がmixiに存在している事を不快に感じていると発表した。結果、ヒロシに成りすましていた偽者は他のユーザーから批判を受けてmixiを退会した。
アンガールズの田中卓志や波田陽区を詐称するユーザーも存在したが、こちらは所属事務所のワタナベエンターテインメントが素早く対応し、両人のmixi参加を所属事務所が公式に否定すると、偽者は退会した。
複数アカウント所持
一人で複数のアカウントを取得しているものが存在する。これについては事務局側の対応として、2007年3月よりフリーメールでの新規登録には携帯電話のメールアドレスの登録が必須となった[9]。
無差別招待
mixiに参加するには友人や知人からの「招待」が必要であるが、全く面識のない人物同士で「招待状」を授受することを目的としたウェブサイトや掲示板が存在する。これらの手段で不正に登録されたアカウントは利用者の身元が明かされないために、連鎖販売取引等の宣伝行為や、中傷行為に利用されることが多い。
個人情報の暴露
mixiはSNSという特性上、正規の利用方法で利用していた場合、利用者の身元が特定されやすい。このため、mixiの日記やプロフィールなどに個人を特定できるような情報を書く場合、プライバシーの漏洩などについて利用者自らが注意をする必要がある。
また、以前はmixiでは実名登録が推奨され、プロフィール欄に記入した名前などは全参加者に公開されていたが、現在ではプロフィールの各項目について自ら公開レベルを設定できるようになった。
インターネット上で自らの情報を公開しているということを軽視し、さらに反社会的な行為などを告白したがために、mixi自体を含め様々な掲示板で他者がそれを知ることとなり、その反発から祭りとなって炎上したり、個人情報が暴露されるなどのトラブルも発生している。
中傷行為
mixiは原則として利用者間の個人的トラブルに対しては対応を行わない。ただし、法令に違反する行為、規約に違反した行為については警告や書き込みの削除を行う場合がある。従って個人間におけるトラブルは常に起こる可能性がある。
過去には、アイドルのファンなどに対する悪口・中傷がmixi内で発見され、その書き手が所属する企業側が謝罪・厳重注意を行った事例が存在する。また、特定の個人や組織に対する中傷行為が度を過ぎた場合は、名誉毀損等で訴えられる可能性が存在するため、例として、とある作曲家にマイミク申請を行ったところ断られたことに激高した一般ユーザーがその作曲家に対し誹謗中傷をし、作曲家側が一般ユーザーに対し名誉棄損の裁判にまで発展したという件がある。
著作権・肖像権の侵害
mixiではこれら権利侵害をする画像のアップロードを禁止している。しかし多くのユーザーは芸能人の写真を自分のページのTOP画像として使ったり、コミュニティーのTOP画像として利用している。芸能人コミュニティーはそうでないと成り立たないケースも多いからである。ただし、事務局側が画像削除を要望することもあり、例としては絢香や伊東美咲など研音に所属する芸能人のコミュニティーに対し、当該事務所から抗議があり、mixi運営事務局が画像を削除するようにとの依頼がなされた。
詐欺行為
mixiでは推奨はされていないものの、コミュニティにおける興行チケット等の物品の売買は認められている。それに付け込んだ詐欺事件が発生している。
2007年10月3日、大塚愛のコミュニティなどに詐欺行為を行ったとされる特定のユーザーIDが暴露され、多数のユーザーがそのユーザーに詐欺行為をされたという書き込みがあった。暴露されたユーザーは返金するといっているが、本人が未成年であること、被害者が多数に上ること、さらには過去にも詐欺行為をしたことを本人も認めていることなどから、返金は不可能という意見もある。さらには「逮捕しろ」と刑事処分を求める意見まで飛び出した。また、被害者が返金を求めるコミュニティが作成されるまでに至っている。ただ被害者側にも「見知らぬ人といきなりやり取りするのはそれなりのリスクがある」という意見も出た。
このようにIDが晒されたケースはごく稀だが、詐欺行為自体はかなり多発していたため、2007年12月13日、2008年6月9日に運営者からのお知らせで注意喚起をするまでに至った。
コミュニティ乗っ取り
コミュニティの趣旨やタイトルを書き換えて全く別のコミュニティにしてしまう行為。乗っ取り行為は以前からも見られたが、2006年末頃から多発している。
管理者がいないコミュニティの管理権限を取得して内容を書き換えるほか、管理人がいるコミュニティでも、乗っ取りを仕組む悪意あるユーザーが、対象となるコミュニティを荒らし、「事態を収拾させる」と偽って管理人から管理権を譲り受け、同様の乗っ取りが行われている。
2006年12月27日、mixi運営事務局では「副管理人」制度を導入して管理権限の分散化を図るほか、2007年1月18日には管理人および副管理人を、コミュニティ参加期間が当該コミュニティ設立から連続して3割以上参加しているユーザーに限定するようにした。しかし、新デザイン反対のコミュニティー、ダイソー不買運動のコミュニティーなど、運営日数の問題上乗っ取られてしまった物も存在する。
mixi疲れ
mixi疲れ(ミクシィづかれ)とは、多くのコミュニティやマイミクを登録しているmixiのヘビーユーザーが、mixiを介したコミュニケーションに負担を感じ、コメントの投稿や日記の書き込みを突然やめてしまう現象をいう[10]。
野村総合研究所上席研究員の山崎秀夫によると、mixiはコミュニケーションツールとしての側面が強いため、自分に宛てられたコメントに返事をすることが望ましい。これが高じると、全てのコメントに返事をすることが「義務」となり、またマイミク登録した友人の日記も投稿直後にすべて読み、できるだけ速やかに返事することが自分に求められているように考えてしまう。結果的に、大量にふくれあがるコメントを処理することができなくなり、コミュニティの維持そのものを断絶してしまうという[11]。
mixiのシステムによる問題
コミュニティ大量削除
2009年3月初めから4月にかけて、突如として数千ものコミュニティが一斉に削除された。これは「出会い系」とみなされたコミュニティを運営側が予告なく削除した為であるが、地域ローカルコミュニティや同窓生コミュニティや同人系コミュニティも「出会い系」の一種とみなされて削除された。これはどのような組織がどのような要請によって行われたかは運営側は一切明らかにしていないが、中には参加者数万人を超えるコミュニティが削除されて強制的に解散させられたケースも多数みられる。逆に純然たる「出会い系」コミュニティは依然残されている事から、このコミュニティ削除については各方面から異論が寄せられている。
参加不能
周囲にmixi利用者がいない等の理由でmixiを利用できない者が存在することになる。ただし現在はmixiのユーザーが急激に増えたことにより、mixiへの参加は比較的容易になってきた。そのため、このような状況は少なくなりつつある。また、2009年春頃より既存会員からの招待状がなくても登録・参加できるシステムに変更されるため、新規参加は自由に行えるようになる。[12]
画像のリンク
mixiにログインしていなくても、URLがわかれば画像に誰もがアクセスできる状態となっていたため、画像のURLが2ちゃんねるなど外部の掲示板に暴露されることがあった。現在は、画像へのリンクのURLが自動的に生成されるようになっており、生成されたURLはある期間が経つと無効になり、画像を閲覧することができなくなる。掲示板やブログなどで画像が曝されることになっても、ごく短時間でみられなくなる[13]。
また画像だけに限らず、2ちゃんねるに掲載されたmixiのURLである事がreferrerによって識別できた場合、すべてのアクセスが拒否される。前述の個人情報の特定や、いわゆる「祭」によって記載された特定個人の日記やコミュニティのトピックへのアクセスをmixi事務局は積極的に排除している。ただし、これはURLを直接入力したり、キャッシュを破棄の上更新ボタン (Shift+F5) を押せばアクセスは可能である。
特定環境における表示不具合
2007年10月1日の午後から、表示デザインがリニューアルされたが、一部の古いWebブラウザでの表示やアクセスが正しく行われなくなったり、ハングルなどの多言語表示が出来なくなる問題が発生した(ただし多言語表示はもともと動作保障されている規格ではない)。
また、画面が以前よりも明るく表示されるため、眼が疲れる、間延びして見づらい、スクロールする必要が増えて操作性が悪い、不要なツールバーが追加されて誤って操作しやすいなどの問題を指摘する意見が出ており、再変更あるいは元のデザインへ復帰を希望するコミュニティも複数作られた。
mixiの公式発表によると、Microsoft Windows 2000、Microsoft Windows XP、Mac OS X v10.3以降のみが推奨環境OSとしており、Mac OS X v10.2以前のMac OS X、Mac OS 9以前、Microsoft Windows Vistaでは一部もしくはすべてのサービスが利用できないとしている。対応ブラウザもMicrosoft Internet Explorer 6.x、Safari、Mozilla Firefoxのみとしており、OperaやWindows Internet Explorer 7.x、そして当然ながら各Webブラウザのベータ版は推奨対象外となっている。実際には、CSSに非常に多くの記述ミスがあり、その為にCSSが適切に処理されず、画面の左側に寄ったり、ブラウザ本来の規定値が適用された結果デザインに影響を与えている。
ユーザーから、元のデザインに戻してほしい、あるいはCSSの不具合を修正してほしい、という要望に対して、のべ27万人の賛同が得られた(機能要望が多数重複している為、正確な総数は不明である)。
日記キーワードランキング
利用者が書き込んだ日記に用いられた語句はランキングとして掲載され、日本テレビ系『おもいッきりイイ!!テレビ』が、このランキングを番組内で紹介している。
しかし、2007年10月1日の表示変更(リニューアル)に伴って、多くのユーザーが日記に「リニューアル」という語を使って感想を書いており、日記検索してみると、直近に限っても、数千件の新たな書き込みが見つかるが、10月4日分の日記キーワードランキング発表以降、「リニューアル」という語がランキングの対象から消えた。
2008年4月1日施行予定の利用規約改定を巡り
mixi事務局は、2008年3月3日に以下の内容を持つ利用規約の改定を2008年4月1日から施行する旨発表した。様々な条項がmixiユーザーの間で問題とされているが、特に新規約18条の問題が報道されている[14]。
- ユーザーは株式会社ミクシィに対して、日記等の情報を無償かつ非独占的に使用する権利(複製・上映・公衆送信・展示・頒布・翻訳・改変等)を許諾するものとする。(第18条1項要旨)
- ユーザーは、株式会社ミクシィに対し、著作者人格権を行使しないものとする。(第18条2項要旨)
- 新利用規約の施行前にユーザーによって行われた行為についても本利用規約が適用される。(附則第2項要旨)
これにより、日記・自作小説・画像・動画といった著作物が無断で株式会社ミクシィに使われる虞があることから、作家や編集者などの著作権と密接な関わりを持つ職に就いているユーザーから、「これが施行されるようであれば退会も考えなければならない」との声が上がった[15]。
mixi事務局はユーザーの反応及びマスコミの報道に対して、「利用規約改定に関するお知らせ(追記)」を発表し、またマスコミに対して規約改定の必要性の根拠について以下の説明を行った。
- 投稿された日記等の情報が、当社のサーバに格納する際、データ形式や容量が改変されること。
- アクセス数が多い日記等の情報については、データを複製して複数のサーバに格納すること。
- 日記等の情報が他のユーザーによって閲覧される場合、当社のサーバから国内外に存在するmixiユーザー(閲覧者)に向けて送信されること。
- mixi 新機能リリース・障害のご報告 利用規約改定に関するお知らせ(追記)より引用
しかしながら、本事項は「新機能リリース・障害のご報告」に掲載されている事柄であって規約としての強制力はなく、また規約自体がユーザーが有する著作権に対してmixi事務局がほぼ無制限の権利行使の許諾を強要する事に変わりは無く、本規約変更に対して否定的な意見を持つ者からは「何の説明にもなっていない」という厳しい意見も見られる。サーバに格納し配信する為だけであれば、著作人格権の放棄の必要性は全く無く、過去にそのような事を主張して認められた事例も無いとの意見もある。[16]
これについて、mixi事務局はimpress社の取材に対して「なお、利用規約に関しては利用ユーザーに理解しやすい内容になるよう、引き続き検討するとしている。」とコメントしている。[17]
なお本規約発表に伴いミクシィ社の株価は暴落し、前日比12万3000円(10.98%)安の99万7000円まで下落した。[18]
3月6日には2月の直近安値を割り込み、ストップ安(値幅制限の下限)となる前日比10万円(10%)安の88万4000円まで売り込まれ、昨年9月27日(安値 88万3000円)以来の安値水準を付けた。今月3日の規約変更を発表する直前の2月29日終値(124万円)から、わずか4営業日で下落率は3割近くに達した。 [19]
予想外の株価下落による資金流出の事態に対して、ミクシィ社は規約改定内容を再検討した結果を3月19日公表した。条文は、原則として著作権および著作者人格権等の周辺権利はユーザーに帰属するものとし一部の例外事項を設ける形とした。[20]
規約改定案公表後の同社株価は2008年3月19日15時00分時点で前日比2万1000円(2.56%)高の84万1000円で下げ止まりとなった。
騒動は結果として、規約改訂の事実上の撤回と、株式資産の約三割を失うという形で終結した。(なお有料登録の遅延金請求については行われる予定。)
年齢制限の有名無実化
2008年12月9日以前は18歳未満の者はmixiに参加不能であり、また、2008年12月10日以降も18歳未満のユーザーはコミュニティに参加できない規約になっているにも拘わらず、この年代を参加条件にするコミュニティも複数存在し規制されることなく運営されている。このことは年齢制限に関する規約が実際には有効に機能していないことを端的に示す現象である。現状、成人対象の広告が表示されたり、性的な内容を多分に含んだ規約違反の勧誘が横行している環境に未成年者が晒されており、犯罪などにまきこまれる危険が懸念されている。
関連書籍
- 『mixi完全攻略マニュアル-PC&ケータイ全機能完全活用』2007年3月31日、田口和裕/森嶋良子(著)
脚注
- ^ http://mixi.jp/about.pl
- ^ http://japan.cnet.com/news/biz/story/0,2000056020,20387789,00.htm
- ^ mixiの利用者数、他サイトは圧倒するも伸び悩み傾向
- ^ mixi、ユーザー登録数が200万人を突破。4カ月で100万会員を獲得
- ^ ミクシィ売上高2.8倍に 「脅威と感じる他社はない」が……
- ^ U3 MUSIC公式サイト 2006年4月11日
- ^ U3 MUSIC公式サイト 2006年4月12日
- ^ http://s.hamachiya.com/mc/
- ^ mixiの新規登録時に携帯メールアドレスが必須に プロバイダ発行のメールアカウントでは携帯のメールアカウントは不要
- ^ FPN-コメントの義務化に見る『mixi疲れ』の秘密
- ^ ITmedia News:「mixi疲れ」を心理学から考える
- ^ 『mixi』の今後のサービス展開について(mixi公式)
- ^ INTERNET Watch 2006年11月09日
- ^ 出典:ユーザーの日記をミクシィが商品化? 新しい利用規約にユーザーの反応は?
- ^ ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記、たけくまメモ:mixi規約変更問題によせて
- ^ 前例としてLivedoor社が同様の通達を行った所、法的問題を指摘され撤回した事例がある。
- ^ mixi、4月に規約改定。「日記等の著作物はユーザー自身が権利を有する」
- ^ ミクシィ株が数日で大幅下落 騒動に投資家が嫌気
- ^ ミクシィ株の下げ続く、利用規約改訂でユーザー揺れる-相次ぐ格下げ
- ^ mixi、改定版利用規約を修正。コンテンツ権利をユーザー帰属と明記
関連項目
- ソーシャル・ネットワーキング・サービス
- ソーシャル・ネットワーキング・サービスの一覧
- 衛藤バタラ - 元ミクシィ取締役兼最高技術責任者。

