『あまんちゅ!』は、天野こずえによる日本の漫画作品。
[編集] 作品概要
マッグガーデン発行『月刊コミックブレイド』2009年1月号(2008年11月29日発売分)より連載中。作者の天野こずえにとっては、2008年4月まで連載されていた『ARIA』に続く『月刊コミックブレイド』連載作品になる。発表したのが2010年10月号ではあるが、2010年7月号~2012年4月号まで作者の産休・育休に伴い3ヶ月に1度のシーズン連載していたが、2012年4月号から毎月連載に復帰する予定。
主人公達の部活が「ダイビング部」という特殊な環境であるためダイビング漫画と誤解されがちだが、メインは日常描写であり、作品のキャッチコピーも「日常ときどきダイビング。」である。なお、作中に登場する高校の名前や一部の登場人物が、天野こずえのデビュー作品である『浪漫倶楽部』と共通している。
[編集] あらすじ
[編集] 登場人物
- 小日向光(こひなた ひかり)
- 通称「ぴかり」。
- 物語の主人公その1。15歳。身長148cm、1月31日生まれ、みずがめ座のO型。
- 静岡県立夢ヶ丘高校1年2組。スキューバダイビングが趣味で、祖母の経営する海の家の手伝いと、アマチュアのインストラクターをしている。
- 非常にマイペースな性格と、そのマイペースに周りを引き込んでしまう独特な雰囲気を持ち合わせている。
- 明るくよく喋る割に口下手で、なかなか自分の思いをちゃんとした言葉に出来ずオーバーリアクションになりがち。気持ちが高揚してる時に首に下げたホイッスルを吹いてしまう癖もその一つだと言う。
- 人にあだ名をつけるのが好きで、「てこ」、「ちゃ」というあだ名を決めたのも彼女。
- 「うぴょー」が口癖。好物は祖母の作るトン汁で、子供の頃にトン汁になりたいと思っていた程。
- 成績は全教科通して結構高く(第21話で双葉が光の通知表を見てショックを受ける描写があるほど)特に
- 理数系が得意な模様。
- 現在ダイビング部に入部している。将来地元でプロのインストラクターになるのが夢。
- 大木双葉(おおき ふたば)
- 通称「てこ」(命名者は光)。
- 主人公その2。この物語の主観視点人物でもある。16歳。身長170cm、4月3日生まれ、牡羊座のAB型。
- 静岡県立夢ヶ丘高校1年2組。東京で暮らしていたが、中学校卒業と同時に伊豆へ引越してきた。高校への通学の都合で小型限定免許を取得し、高校にはピアジオ ベスパ・P125Xで通っている。
- 引っ込み思案で人前では緊張しやすい性格。
- 自分から進んで行動するのが苦手で、上手く行かない事には背を向けてしまう面もあり、初めて機材を身につけ潜水した際も上手くいかず諦めてしまいそうになるが、光の励ましによってそんな自分を乗り越えた。
- 感動したときの「ふわぁぁぁ」と、断るときやたしなめるときの「却下!」が口癖。趣味は素敵なモノを携帯で撮ること。
- 良くも悪くも感極まると顔を真っ赤にしたり、走りながら何故かジャージのズボンを脱いで足に絡ませる奇抜な面も。
- 元々は帰宅部にしようと思っていたが、光に誘われるままダイビング部に入部。当初は体力がなかったので基礎トレは体力づくりをメインとしていた。実は泳げなかったが訓練の末、泳げるようになり、第3巻で「Cカード」を貰った。
- 尚、中学校時代の友達が東京におり、引っ越して来た当初は彼女からのメールを待って頻りに携帯を確認する姿が見られる。
- 二宮愛(にのみや あい)
- 通称「姉(あね)ちゃん(先輩)」
- 静岡県立夢ヶ丘高校2年3組。ダイビング部部長。
- 伊豆でもよくダイビングをしており、その際に光や双葉と知り合った。
- 少々キツイ性格で、歯に衣を着せない物言いをする、真斗曰く「ちょっと硬くて融通きかないところもあるけどいい子」。
- 当初、部室に進入し機材を無断で使用した新入部員(光と双葉)に対して激怒していたが、その後名乗りでた光達の必死の謝罪によって、彼女達を新入部員として認めた。
- 特技は絵を描くことでかなり上手く、小さい頃の夢は漫画家だった。
- 誠とは双子で扱い方はかなり悪く、ストレス発散や八つ当たりで良く足蹴にしたり、お弁当を買出しに行かせたりとこき使っている。
- 二宮誠(にのみや まこと)
- 通称「弟くん(先輩)」。
- 静岡県立夢ヶ丘高校2年生。ダイビング部部員。
- 伊豆でもよくダイビングをしており、その際に光や双葉と知り合った。
- 愛とは双子で、扱われ方はかなり悪く、何かと愛のストレス発散の対象となっている。
- 小さい頃の夢は「石」で、理由は痛くないからということから、その頃から扱いが悪かったようだ。
- 火鳥真斗(かとりまと)
- 静岡県立夢ヶ丘高校1年2組担任。ダイビング部顧問。29歳。身長168cm、8月2日生まれ、獅子座のO型。
- 光と同じく、スキューバダイビングが趣味。入学式の登校時の道中で、光と競争を繰り広げたのち、ダイビング仲間と知り意気投合。
- 海女人屋に結構ツケがあるようで、光の祖母には頭が上がらない。
- 『浪漫倶楽部』の主人公、火鳥泉行の姉と同姓同名である。
- 愛車は日産・キューブの「ぽこてん3号くん」。車内にアリア社長のぬいぐるみを乗せている。
- ありあ
- 通称「ちゃ顧問」。
- 高校の校長の飼いネコ。ちょくちょく学校へ連れてくる模様、ダイビング部に居るところを飼い猫と知らなかった光が「ちゃ」と勝手に命名。
- 「ちゃ」となった理由は、耳としっぽが茶色だからだが、鳴き声も「ちゃ」である。
- いつの間にか火鳥先生や愛、誠とも仲良くなっており、現在は部活動以外でも行動を共にしていることが多い。
- ちなみに作者の飼い猫の名前も「ちゃ」(元々は「ありあ」という名前で飼っていた。白猫だが、毛が部分的に茶色になってきたことから「ちゃ」という名前になった。「ありあ」の由来は、以前作者が飼っていた「アリア」という猫がこの世を去ってから四十九日に拾ったことから)。
- お姫(おひめ)
- 光と双葉が拾ったメスの子猫。カラスに襲われていたところを二人に助けてもらい、その後校長先生にありあのお嫁さんとして引き取られた。ありあと一緒に部活動に参加している。引き取られた後にリボンをつけてもらった。
- 名前は女の子だからお姫様、ということから名づけられた。鳴き声は「ぷ」や「ぷきゅ」など。
- 人の指に吸いつくのが好き(光はこれを「ちゅぱりんぐ機能」と呼ぶ)。鼻炎持ち。
- モデルはありあと同じく作者の飼い猫の「お姫」。吸いつく癖も鼻炎なのも実際に飼い猫の特徴とのこと。
- 光の祖母
- 名前は不明。海の家を営んでいる。
- 引っ越して来たばかりで不安を抱えていた双葉の心に最初に光を灯した人物で、彼女からは「おばあさま」と尊敬されている。
- 手作りのトン汁は絶品らしい。
[編集] 単行本
- 2009年8月10日発売 ISBN 978-4-86127-642-2
- 2010年2月10日発売 ISBN 978-4-86127-696-5
- 2010年8月10日発売 ISBN 978-4-86127-757-3
- 2012年3月10日発売 ISBN 978-4-86127-960-7
[編集] 主な舞台
- 静岡県伊東市
- 汐吹公園周辺
- 伊東マリンタウン
- 富戸・脇の浜周辺
- 静岡県熱海市
- 親水公園周辺
[編集] 外部リンク