さくら荘のペットな彼女
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| さくら荘のペットな彼女 | |
|---|---|
| ジャンル | ラブコメ |
| 小説 | |
| 著者 | 鴨志田一 |
| イラスト | 溝口ケージ |
| 出版社 | アスキー・メディアワークス |
| レーベル | 電撃文庫 |
| 刊行期間 | 2010年1月 - |
| 巻数 | 既刊8巻(本編7巻+短編1巻) |
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |
『さくら荘のペットな彼女』(さくらそうのペットなかのじょ)は、鴨志田一著のライトノベル。イラストは溝口ケージが担当している。
2012年4月にテレビアニメ化が発表された。放送時期は未定。
目次 |
[編集] ストーリー
水明芸術大学付属高校(スイコー)の学生である神田空太は高校1年の夏に学生寮で猫を飼っていたことから校長に呼び出され、猫を捨てるか寮を出るかの選択を迫られた。大の猫好きで権威に逆らってみたかった空太は寮を追い出され、悪名高い「さくら荘」に入居することとなった。春になり、スイコーに編入してきた世界的天才画家の椎名ましろがさくら荘に入ってくるがあまりの常識の無さから空太を振り回すことに。
[編集] 登場人物
※担当声優は、ドラマCD版・テレビアニメ版共通。
[編集] 主な登場人物
- 神田 空太(かんだ そらた)
- 声 - 松岡禎丞
- 本作の主人公で、さくら荘101号室の住人。水明芸術大学付属高校普通科の2年生。ひょんなことからさくら荘に入居することになり、面倒見の良い事からましろ当番に任命される。猫好きで飼い主のいない猫たちと暮らしている。
- ましろの才能を目の当たりにして自分のやりたい事を見つけ、ゲームデザイナーを目指す。龍之介や仁と意見を交わしながら成長し、完成度の高いものを作れるようになった。コンクールに応募するもなかなか良い評価はもらえてない。
- ましろに好意を抱いているような描写が多々見られる。
- 原作4巻で役員の目にとまりプレゼンする機会を得、5巻にてプレゼンを行い販売に関する話が出ており、6巻でダメになる。
- 椎名 ましろ(しいな ましろ)
- 声 - 茅野愛衣
- 本作のヒロイン。さくら荘202号室の住人。編入してきた美術科の2年生。性格はおとなしく世界的な天才画家だが、常識の無さから空太に介護されている。両親は美術関係の職で今は外国に住んでいる。当初、感情をあまり表に出さず無表情だったが空太らと過ごしていく内に人間味を感じるようになってきた。生活能力は全くなく、誰かにしてもらわないと何もできない。淡々と喋り、事情を知らない人間が聞けば誤解するような発言ばかりする。
- 何故か空太に懐き、最近では意識し始めている。が、本人にとって初めての感情で理解していない様子。しかし、七海やリタが空太と仲良くしている姿を見ると機嫌が悪い。出会った頃は羞恥心がなく裸のままで空太に着替えを要求したりしていたが、1カ月を過ぎる頃には空太に裸を見られることが恥ずかしいと思うようになった様子だが、洗濯や着替えを要求することは変わらなかった。原作6巻にて自分の気持ちに気付く。
- 画家としての才能は優秀で空太が飼っている猫をスケッチした際、空太は「本物より本物らしい」と思うほど。しかし、漫画になると画は上手いが淡々として面白みがないと空太や担当の綾乃にも言われており本人も気にしている。空太をモデルにスケッチするなど空太やさくら荘の面々と関わるようになってから「読める」漫画へと変わっていく。初連載の漫画のネタはさくら荘をモデルとしており、空太とましろの役割が逆転している。現在はパソコンを使って描いている。
- 三鷹 美咲(みたか みさき)(旧姓 上井草 かみいぐさ)
- 声 - 高森奈津美
- さくら荘元201号室の住人で水明芸術大学映像学部に進学した。進学後はさくら荘お隣に引っ越してくる。高校ではここ10年で唯一特待生と認められた実力者。趣味はアニメやゲームで、自作アニメも多数制作している。仁に対し婚姻届入りのラブレターを入れるなど様々なアピールをしており、大学卒業まで待ってほしいと言われたものの無理やり仁と結婚した。空太から「宇宙人」と呼ばれる。
- 自作のアニメの評価は高く、ネット上で神と崇められておりDVD化の話がいくつも舞い込んできており、その収入はかなりのもの。自動車の免許を既に取得しており、即日全額現金払いでライトバンを購入。アニメ作成ではグラフィックなどを担当。
- 青山 七海(あおやま ななみ)
- 声 - 中津真莉子
- 空太のクラスメイトで普通科の2年生であり、さくら荘203号室の住民。声優を目指していて養成所に通っていた。さらに生活費のためにバイトをしている。髪型はポニーテール。
- 大阪出身。声優志望だが両親に反対されており迷惑をかけない条件で進学。空太に好意を抱いており、ましろをライバル視する。2巻でましろに宣戦布告する。声優になるため普段からイントネーションに気をつけながら標準語を話すがパニックになると大阪弁が出てしまう。空太本人は自覚していないが空太に好意を寄せている事は周りにばれている。枕はトラ次郎。
- 無理という言葉が嫌いで、さくら荘に引っ越してきた際、ましろ当番をしながらバイトをする姿を見て空太が気遣うとむきになって頑張ってしまい体調を崩す結果になり周りに迷惑をかけてから無理をしてやらなくてもいいと自分に言い聞かせた。
- 年末に行ったオーディションで合格し事務所に入れたら空太に告白しようと決めていたが不合格となり、告白はせず、一からやり直す事を決めた。
- 三鷹 仁(みたか じん)
- 声 - 櫻井孝宏
- さくら荘元103号室の住人で美咲とは幼馴染。女性と遊んでいることが多かった。将来は脚本家を目指している。アニメ作成では脚本を担当。ネットでは作品と脚本がちぐはぐしているという評価を受けている。美咲にも指摘されかなりショックを受けており、脚本の勉強をするために大阪の大学へ進学することを決めた。
- 成績優秀で大学へのエスカレータ進学が決まっていたがそれを蹴り、外部受験をして大阪の大学に合格した。女性関係にだらしなく日替わりで女性宅に寝泊まりしていたが、どの女性とも本気で付き合っていなかった。外部受験を期に美咲と向き合うため女性たちに別れ話を切り出し別れている。
- 初恋の相手は美咲の姉・風香でこっぴどい別れをしている。その原因が美咲しか見ていなかったこと。美咲の事は才能がある変な幼馴染と見ていたが、その才能を妬み傷つけたいと思っていたがそれと同時に傷付けるのが怖く、きれいなままで側にいてほしいから今のような関係になったという。それでも美咲の事は意識しており大事にしたいと思っている。5巻にて自分についてこようとする美咲をなだめ指輪を渡し自分が戻ってくるまで待ってて欲しいと告白するが、大阪に向かった日に美咲が勝手に婚姻届を提出し美咲と結婚をした。
- 赤坂 龍之介(あかさか りゅうのすけ)
- 声 - 堀江由衣
- さくら荘102号室の住人で空太と同学年。家に引き篭っているため、さくら荘の住人たちとは基本的にパソコンでやりとりしている。3巻で初めて顔をだした。腰まで髪がある。授業中にパソコンを使い、トマトにかぶりついた。プログラマー。AIの「メイドちゃん」を開発。プログラマーとしての腕は確かで企業からの仕事の引き受けている。
- さくら荘のネットワークの管理者でもあり監視者。常にさくら荘内で使うサーバーにはバックアップをしている。そのためハッキングも可能で誰のパソコンにどんなデータが入っているかも知っている。
- ある出来事がきっかけから女性が苦手で話す事も嫌う。会話のほとんどはメールやチャット。一番苦手なのはリタ。5巻でホワイトデーのお返しとばかりに唇を奪われた。
- 千石 千尋(せんごく ちひろ)
- 声 - 豊口めぐみ
- さくら荘の監視要員として暮らしている美術の教員で、自称29歳と27ヶ月。ましろとは従姉妹の関係にある。
- 監視要員にも関わらずいい加減でずぼら。身体はビールと合コンで出来ていると主張。
- 同僚の小春日く学生時代は真面目だったらしいが今ではその影すら感じられないとのこと。同期の和希に学生時代に告白されたが……
[編集] 学校の関係者
- 白山 小春(しらやま こはる)
- 千尋の同僚。空太たちの担任。千尋とは学生時代からの知り合い。
- 担当は現代国語。
- 宮原 大地(みやはら だいち)
- 空太の隣のクラスメイト。空太の数少ない友人の一人。水泳部に入部している。
- 細身の筋肉質、身長も高いため迫力がある。しかし、実際は子供っぽい性格である。水明芸術大学の文化祭実行委員を務めた。
- 文化祭の後夜祭の時、七海に告白するがふられてしまうものの未練はある。
- 姫宮 沙織(ひめみや さおり)
- 元音楽科3年。美咲や仁から愛用していたヘッドフォンの名前から「はうはう」と呼ばれ、美咲のアニメ制作に音響で協力。
- 二年の時の文化祭で知り合った元生徒会長である舘林総一郎と交際中だが、卒業後オーストラリアへの留学を仁との会話で決意し、旅立った。
- 次年度から弟が、スイコーに入学する。
- 舘林 総一郎(たてばやし そういちろう)
- 元普通科3年。スイコーの元生徒会長。仁とは3年連続で同じクラスで、文句を言いつつも仁におせっかいを焼く。
- 不器用で真面目であり、仁とは対照的である。内心ではさくら荘の住民を羨み、大事な時には彼らをバックアップする。
- 自身が2年時の文化祭で、沙織のピアノを聴きその姿や演奏に一目ぼれをし、約半年をかけて告白をする。
- 深谷 志穂(ふかや しほ)
- スイコー美術科の2年生。ましろには勝てないとは感じつつも、自分の道を行くと前向きな考えを持つ。
- 髪型はおさげで、親しみやすい性格である。
- 高崎 繭(たかさき まゆ)
- 普通科2年で空太や七海のクラスメート。小柄で顔立ちは幼くショートボブで幼児体型である事を気にしている。
- 七海と交友関係にあり、空太と七海の仲を面白半分で応援する。見栄っ張りで野次馬っぽい性格もある。
- 本庄 やよい(ほんじょう やよい)
- 普通科2年で空太達のクラスメート。身長175cmで長身であり、ソフトボール部に所属する。
- 炭水化物で炭水化物を食べる事が好きだが、太ってはいない。冷静にツッコミができる。
[編集] その他の人物
- リタ・エインワーズ
- ましろが外国にいた頃、ルームメイトだった女の子。さくら荘の面々と出会い、再び絵画の道を志す。龍之介に好意を持っている。ましろに深い傷をつけられたことがある。ましろは無意識。
- バレンタイン時にチョコを渡すためだけにイギリスから訪ねてきている。龍之介にチョコを食べさせ、ホワイトデーにお返ししてくれないことを承知で隙を見て唇を奪う大胆さを見せつけた。
- 神田 優子(かんだ ゆうこ)
- 空太の妹。ブラコン。なかなか兄離れをしない。スイコーに受験したが、落ちてしまった。
- ましろを警戒しているが、ましろの描いた漫画に興味を持っていたため、ましろが作者だと知ると少しだけ敬った言葉を使った。
- 神田 明子(かんだ あきこ)
- 空太の母親で、いつも笑っている。空太曰く「おっかない顔をしているのを見たことがない。」しかし、それは感情を表に出さないのでいつも笑っている可能性が高い(現に、空太や空太の父に対して微笑みながら怒っていた。)
- 温和でちょっとふわふわしている。しかし、意思はしっかりしている。
- 神田の父
- 変なところで頑固な人。娘の優子を溺愛している。
- 福岡への転勤が決まった際、優子は絶対に連れて行くと断言していたが、空太に対しては「いようがいまいが自分の寂しさに影響はない」と空太の好きなようにさせた。
- メイドちゃん
- 声 - 非公開
- 赤坂が開発したAIロボ。さくら荘議事録、メールの返信にも対応している。日々発展しつつあり、最近ではハッキングもこなしてしまう。メイドちゃんジョークは恐ろしいときがある。
- 最近ではリタのメールをブロックするのに忙しい。主人である龍之介を守るためなら何でも辞さない様子。空太の質問の報酬にリタを始末するようにと本気で依頼している。
- 藤沢 和希(ふじさわ かずき)
- 空太が応募したゲームクリエイターの審査員の一人。スイコーの卒業生。学生時代にゲームを作成し大ヒットを生み出したとして有名に。現在は会社を立ち上げ社長を務めており、空太が作ったゲームのバックアップを任せられるも失敗する。
- 千尋や小春の同級生。千尋に告白した過去を持ち、いまだに引きずっている。元さくら荘の住民でありさくら荘のために千尋から呼び出された時には昔の仲間を連れてかけつけている。
[編集] 用語
- 水明芸術大学附属高等学校(すいめいげいじゅつだいがくふぞくこうとうがっこう)
- 通称「スイコー」。空太や七海たちが所属している普通科のほかに、ましろや美咲が所属する美術科や音楽科がある。後者の2つは定員が10名と少数にも関わらず、全国から生徒が集まる難関である。
- さくら荘(さくらそう)
- 2階建ての古い木造アパート。寮母はおらず、家事などは自分たちでやることになっている。「問題児の巣窟」といわれている。
- 水明芸術大学(すいめいげいじゅつだいがく)
- 芸術関係の学部、学科がある大学。スイコーの隣にある。美咲や総一郎の進学先である。空太や龍之介も志望している。
[編集] 漫画
『電撃G's magazine』2011年4月号より連載中。作画は草野ほうき。
| タイトル | 初版発行日 | ISBN | |
|---|---|---|---|
| 1 | さくら荘のペットな彼女 | 2011年10月27日 | ISBN 978-4-04-870986-6 |
[編集] その他
登場人物名は関東の鉄道駅名から付けられている。
[編集] ドラマCD
- 公式サイト立ち上げとともに発表された。キャストは各キャラクター名下の通り。
- 発売日
- 2012年6月28日
- 封入物
- ドラマCD、鴨志田一書き下ろし小冊子、さくら荘議事録風クリアブックマーク3セット、差し替えブックカバー3セット
[編集] テレビアニメ
放送時期未定。
[編集] スタッフ
- 原作 - 鴨志田一「さくら荘のペットな彼女」(アスキー・メディアワークス/電撃文庫)
- 原作イラスト - 溝口ケージ
[編集] 小説既刊一覧
- 電撃文庫刊(アスキー・メディアワークス発行)既刊8巻以下続刊
| タイトル | 初版発行日 | ISBN | |
|---|---|---|---|
| 1 | さくら荘のペットな彼女 | 2010年1月10日 | ISBN 978-4-04-868280-0 |
| 2 | さくら荘のペットな彼女2 | 2010年4月10日 | ISBN 978-4-04-868463-7 |
| 3 | さくら荘のペットな彼女3 | 2010年8月10日 | ISBN 978-4-04-868765-2 |
| 4 | さくら荘のペットな彼女4 | 2010年12月10日 | ISBN 978-4-04-870123-5 |
| 5 | さくら荘のペットな彼女5 | 2011年5月10日 | ISBN 978-4-04-870416-8 |
| 6 | さくら荘のペットな彼女5.5 | 2011年9月10日 | ISBN 978-4-04-870749-7 |
| 7 | さくら荘のペットな彼女6 | 2011年12月10日 | ISBN 978-4-04-886140-3 |
| 8 | さくら荘のペットな彼女7 | 2012年4月10日 | ISBN 978-4-04-886543-2 |
[編集] 関連リンク
|
|||||