聖剣伝説 LEGEND OF MANA

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聖剣伝説 > 聖剣伝説 LEGEND OF MANA
聖剣伝説 LEGEND OF MANA
ジャンル アクションRPG
対応機種 PlayStation
ゲームアーカイブスPS3/PSP)(GA)
開発元 スクウェア
発売元 スクウェア
UH版・GA版スクウェア・エニックス
人数 1~2人
メディア 通常版CD-ROM2枚
各種廉価版:CD-ROM1枚
GA版:ダウンロード
発売日 1999年7月15日
MC版2000年9月28日
PS Books版2002年2月21日
UH版2006年7月20日
GA版:2010年7月28日
売上本数 約82万本
その他 品番:SLPS-02170~1
※記号注釈
MC版=ミレニアムコレクション
Books版PS one Books
UH版アルティメットヒッツ
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聖剣伝説 LEGEND OF MANA』(せいけんでんせつ レジェンド オブ マナ)は1999年7月15日スクウェアから発売されたPlayStation用コンピュータゲームソフト。略称は「聖剣伝説LOM」、「LOM」など。2010年7月28日より、ゲームアーカイブスで配信されている。

概要[編集]

聖剣伝説』の名を冠したアクションRPGではあるが、様々な新システムが導入されている。

別セーブデータの主人公を召喚して一緒に冒険できたり、お互いの作った武具を売買できるなど、1つのゲームセーブデータに留まらない行動も可能。

特に自分で武具を生成できるシステムは膨大な材料の組み合わせと、エネルギーや付加能力などの複雑な計算式により、ゲーム製作者すら予期していない4桁の攻撃力を持つ武器を作れるなど、やりこみ要素についても従来シリーズとは一線を画すものとなっている。

1999年当時の家庭用ゲームは既にポリゴンを用いた3D画面が主流で、且つスクウェアは当時3DCG製作の最盛期にあったが、本作はドット絵による2D画面であり、CGムービーなども極限られた部分でしか使用していない。これは当時のスクウェアにとって非常に異例なことである。そのドット絵も大変に緻密で繊細なものとなっており、亀岡慎一のキャラクターイラストをはじめとした独特な美術デザイン・イラストレーションをかなり正確に再現している。

システム[編集]

特徴的なシステムとして「ランドメイクシステム」が挙げられる。また固有のシステム名を持たないがキャラクターカスタマイズ、武器防具作成、ゴーレム製作といった個々のシステムも独特で、バトルシステムもリングコマンドを廃するなど従来シリーズとは全く違ったものとなっている。

逆に踏襲されたものとして、精霊とそれが持つ8つの属性が挙げられる。

ランドメイクシステム[編集]

「ランドメイクシステム」は、何も無いワールドマップ上にプレイヤー自身でオブジェクトを配置し、箱庭のように世界を構築していくシステムである。

本作の舞台となるのは「ファ・ディール」と呼ばれる世界の一地方であるが、プレイヤーはゲーム開始時にワールドマップ上のどこを冒険の舞台とするかを指定し、そこに「アーティファクト」と呼ばれるオブジェクトを配置する。すると、アーティファクトは町やダンジョンなどの「ランド」に変化し、プレイヤーはそのランドを冒険することができるようになる。

ランドには個々に属性の強弱「マナレベル」が設定されており、それが隣接するランド同士で影響し合う。マナレベルは特定のイベントの発生条件、出現モンスターの強さ、魔法の効果、果樹園での果実熟成値に影響を与える。

また、町ランドには配置順とマイホームからの距離によって店レベルが設定される。店レベルによって町にある店の品揃えも変わる。

同じスクウェア製作の『ファイナルファンタジータクティクスアドバンス』にランドメイクシステムと類似したシステムが採用されている。

主導したのはディレクターの石井浩一。石井は『サガ フロンティア』の開発当初から構想しており、それをベースに設計したという[1]

バトルシステム[編集]

聖剣伝説3』から踏襲されていることであるが、移動モードと戦闘モードが明確に分離している。本作ではさらに、敵とエンカウントした場合、逃げることは不可能となっている。エンカウントした全ての敵を倒すことで勝利となり、戦闘モードが解除され、キャラクターのヒットポイント(HP)は全快する。

戦闘モードでは弱攻撃、強攻撃、アビリティ、コマンド技、必殺技、魔法を駆使して戦う。攻撃及び移動速度が武器種ごとに設定されたものとなる。武器種は全11種あり、短剣・片手剣・両手剣・片手斧・両手斧・ハンマー・槍・ロッド・ナックル・ヌンチャク・弓矢である。縦方向への武器攻撃は出来ず、横方向のみ可能。必殺技と魔法以外の行動はタイミングよくボタンを押すことで行動同士を繋いでいくこと(コンボ)が可能で、方向キー入力によるコマンド技が繰り出せるなど、その操作性はベルトスクロールアクションゲームに準じたものとなっている。また、リングコマンドシステムが廃止され、戦闘モード中に装備の変更やアビリティの再設定などは一切できないため、従来シリーズよりもアクションの腕前が要求される。

キャラクターカスタマイズ[編集]

バトルシステムに関連して、キャラクターが成長する際に加算される各パラメータの成長値は装備武器種によって違う。そのため、プレイヤーは成長に際して武器を持ち変えることで主人公の成長を自由に決めることができる。

また、アビリティは全26種が存在しているが、戦闘モードで使用するには2つある装備枠に装備しなければならない。同様に、武器種ごとに取得していく必殺技についても1つの武器種に対して12種から20種が用意されており、必殺技と魔法とを合わせて4つある装備枠に装備しなければならない。

上記のような要素によりプレイヤーは主人公を自由に、個性的に、成長させ行動させることができる。

育成要素[編集]

主人公の自宅マイホームには、ペットを飼うペット牧場、果実を収穫する果樹園、武器防具や魔法やゴーレムを作成するための作成小屋が備えられており、それぞれが独特のシステムを有している。ゲーム中に登場するアイテムは、インゴットや木材などの主原料アイテムと、それ以外の副原料アイテムとに大別され、プレイヤーはこれらのアイテムを用いて、ペットの育成、果実の栽培、武器・防具・魔法楽器・ゴーレムの作成を行うことが可能である。

ペット育成
ランドではモンスターのヒナを捕獲できることがある。捕獲したヒナは牧場で孵化し、成長する。その際に食品系の副原料アイテムを与えることでパラメータの変化や性格の変化が起こる。性格、つまり戦闘モード中の思考パターンであり、ペットを使う際にはこの性格によって戦闘の有効度が変わる。
通常はこの方法でしかモンスターをペットとして戦闘に参加させられないが、特定ランドでは精霊レベルによってポロン(チット)、ゴブリン(グリ)、ダークプリースト(マンボ)、サハギン(テイク)、カーミラ(ライア)、ケイブマン(ペトラッキ)、ダック(ダヤン)の7匹は成長した状態で仲間に加入することがある。これらの亜人種はペット化した後は他のペットモンスター同様にエサを与え、育てることが可能。
果樹園
副原料アイテムの一種、植物種子を管理者であるトレントに渡すことによって果実を栽培できる。果実は果樹園のマナレベルによって供給される熟成値によって成長し、それが果実ごとに設定された値を越えると収穫が可能となる。種子は全8種、果実は全37種あり、種子は同時に2つまで渡すことが可能で、組み合わせによって収穫できる果実の系統がきまる。
武器防具作成
  1. 主原料を使って武器防具を作り出す。主原料には隠しパラメータとして性能基準値が存在し、武器として作成する場合は「鋭さ・重さ・腕力の必要性・技巧の必要性」、防具として作成する場合は「叩き耐性・斬り耐性・突き耐性・魔法耐性」、これら8つの要素が数値として設定されている。また武器種ごと、防具種ごとにも性能基準値が設定されている。この2つを掛け合わせた数値が攻撃力となる。そのため、主原料の性質と装備種ごとの特徴が合致したものほど実用的な装備ができる。
  2. 副原料を使って武器防具を強化する。副素材は強化に関して、エネルギー・属性・能力値ボーナス・系統効果・シークレットパワー予約、という隠し要素を持つ。エネルギーは武器に変化を起こすために消費され、これが主原料ごとに設定された成長抑制値を超えなければ変化は現れない。属性・能力値ボーナス・系統効果は、エネルギーが一定値を超えた場合に発現して武器防具の性能を変化させる。シークレットパワー予約は、シークレットパワーと呼ばれる特殊な効果を武器防具に宿らせる際に用いる。全68種存在するシークレットパワーはそれぞれ予約条件が違い、1つの武器防具に3つまで宿らせることが可能である。
魔法楽器作成
魔法を行使するのに必要な魔法楽器を作成する。楽器にはハープマリンバフルートドラムの4種が存在し、主原料・副原料の精霊コイン・楽器種によって奏でられる魔法が決定する。魔法は全112種が存在する。
ゴーレム作成
ゴーレムとはマナの力で命を吹き込まれた戦闘用のロボットである。戦闘モードでの扱いはペットと同じであるが、その行動ロジックをプレイヤーがカスタマイズできる。その作成行程には、ボディの作成、ロジックブロックの作成、ロジック構築、の3つのステップがある。
  1. ボディの作成
    • ボディは武器防具を合計1-4つ組み合わせることで作成できる。これによって、ゴーレムのHP・攻撃力・防御力・能力値・攻撃タイプ・ロジックボードの大きさ・故障率が決定する。材料とした武器防具が高性能であるほどそれぞれの能力が優れたボディが完成する。攻撃タイプは材料に使った武器種に準ずる。ロジックボードはロジックを組む際に使用するブロックの土台で、大きいほど多彩な行動を設定できる。また、ゴーレムが一行動するごとに故障する可能性があり、その確率もボディを作成したときに決まる。
  2. ロジックブロックの作成
    • ゴーレムの行動を決定するロジックブロックは、武器防具楽器のいずれか2つを組み合わせて作成する。材料の系統の組み合わせでブロックの種類が、材料の主原料の組み合わせでブロックの形状が決定する。ブロックには3種あり、緑「攻撃タイプ専用系」・青「移動及び待機系」・赤「汎用攻撃系」と分かれる。緑ブロックはボディの攻撃タイプとブロックの攻撃タイプが合致しなければ使用できない。青ブロックは攻撃タイプを問わず、移動や防御行動を実行させる。赤ブロックは攻撃タイプを問わず、攻撃や反撃行動を実行させる。形状は全11種ある。
  3. ロジックの構築
    • ロジックブロックをロジックボードにセットし、ゴーレムの行動パターンを決定する。ボードには横軸をレンジ、縦軸をゲージとしたマス目が振られている。ゴーレムは行動を決定する際、敵との距離を横軸、アタックゲージを縦軸、それぞれの値を元にボードを参照し、そこに配置されたブロックの行動を実行する。また、ロジックを構築する際に縦方向に2つのブロックを繋げて配置すると、ブロックとブロックの間に下向きの矢印が表示される。これは行動の連鎖を示している。連鎖元の行動が実行された際に、故障が発生しなければ、敵の距離とアタックゲージを無視して、連鎖先の行動を続けて実行するのである。

こうした育成要素に関する法則は非常に複雑であり、なおかつその要素のほとんどが隠しパラメータであるため、全てを把握するのは非常に困難である。

ミニゲーム[編集]

リング・りんぐ・ランド
PocketStationで遊ぶことのできるゲーム。このゲームではアイテムを獲得することを主軸としており、各種作成に使用する素材や原料の入手が比較的楽になるというのがポイント。ただしこのゲームを遊ぶには「ペット牧場」が使用可能でかつ成長している(ヒナではない)ペットモンスターが1匹いることが条件となっている。このペットモンスターをPocketStationに送り込んでプレイするというものであるため。
ゲーム内容はスゴロクのようなもので、本作品に実際登場するいくつかのランドを回りながらアイテムを獲得していく。町ランドに止まるとHPが1回復し、それ以外のランドに止まると宝箱を発見できることもあるが80%の確率でトラップを踏んでしまう。また、「?」というマスも存在し、ニキータやドゥエルが登場してペットモンスターにさまざまな効果を与える。
一定ランドでは戦闘も発生し、この戦闘はスロットで行われる。PocketStationに送ったペットモンスターの種族と敵モンスターの種族には相性が存在し、相性が良い場合はスロット数字が増えるなどの特徴がある。またボスモンスターも存在し、周回数を3回にして最後にマイホームに戻ったときにボスモンスターのマシンゴーレムが登場する。
アイテムを入手する方法は「町以外のランドのマスで宝箱をゲットする」「モンスターを倒して落とさせる」「ニキータと交換する」という3種の方法があるが、金貨や果実も入手できる上にゲーム内ではなかなか入手しにくい或いは入手できない隕石や金属の主原料も入手できるという利点がある。
このリング・りんぐ・ランドの戦闘にて獲得した経験値は、ゲーム内のペット牧場で「おかえり」を選んだときに該当ペットモンスターに配分される。
シャドウゼロをつかまえろ!
イベント「ティアストーン」クリア後、ドミナの町の酒場で遊べるミニゲーム。地面から出たり入ったりするシャドウゼロを30秒間のうちにどれだけの数つかまえられたかというものを競うミニゲームで、さらにシャドウゼロが現れたときにしている色々なポーズ時につかまえることで得点が変化する。
ランドぽこぽこ
ワールドマップに9個全てのランドが設置されている状態の画面でL1ボタンを2秒以上押し続けると遊ぶことのできるミニゲーム。モグラたたき風のミニゲームで、巨大化したランドにカーソルを合わせて叩いていく。30秒間で12ヒットした時点で次のステージへと進むことができ、全部で5ステージある。マナの聖域を叩いたときのみ得点が2倍される。
ただしこのミニゲームでは賞品やハイスコア表示などの点はなく、単純なお遊びとしての面しか持たない。
闘技場
魔法都市ジオの宮殿の地下ではドゥエルに話しかけることで現在連れているNPC及び他データの主人公と戦うことができる。ここの戦いは通常の戦闘とは異なり、HPがゼロになってもコンティニューにはならない、相手のHPが見えるといった点がある。
カニバッシング
マドラ海岸にいるカニを踏んでいくミニゲーム。カニは全32匹だが、マップからすぐに去ってしまうカニや時間が経たないと出てこないカニもいる。この数にはキングスケイブにいる、イベント「砂浜のメモリー」のボスモンスター・フルメタルハガーも含まれる。賞品などは存在しないが、クイーンズケープにいるカニに話しかけると、踏んだカニの数に応じて評価をしてくれる。またカニを30匹以上踏むとマイホームにヴァレリが住むようになり、全32匹踏むとヴァレリの子供も住むようになる。
マドラ海岸で発生するイベント「南海の砂浜」発生時はカニバッシングはできない。


2周目以降について[編集]

本作品は最終イベントの「マナ」をクリアしエンディングを終えたデータをセーブすることでプレイできる2周目以降では、一般的な強くてニューゲームも含めた異なるシステムでプレイすることが可能となっている。まず引き継がれる要素は以下。

  • 主人公の名前、性別、レベル、持ち物(名前は常時変更可能)
  • 全ての装備品、アイテム(名前変更をしていた装備品はそのまま引き継がれる)
  • アビリティ、必殺技
  • 図鑑、サボテンくん日記(記載状況含む)
  • 作成編のイベントを全てクリアしたかどうか(それぞれクリアしていると作成小屋、ペット牧場、果樹園の全状態が引き継がれ、2周目以降ではクリア済みの作成編イベントは発生しなくなる。また、ラストボスを倒すときに連れていたゴーレムまたはペットはゴーレム研究所及びペット牧場に戻る)

引き継がれない要素は以下。

  • 出現したランド、入手したアーティファクト
  • クリアしたイベント(消滅、失敗に関わらず。ただし上記の作成編イベント除く)

また2周目以降ではマイホームの書斎にある図鑑に新たに「禁断の書」というものが追加され、これを読んだときの選択肢によりゲームモードの変更ができる。ただしイベントなどへの影響は無く、モンスターの強さが変更されるのみ。それぞれ3種類のゲームモードがあり、「ノーマル・モード」は通常のゲームモード、「ヘル・モード」は1周目と比べてモンスターのレベル(ボス含む)が30上昇(レベル基準値に20が加わる)し、さらに「ノー・フューチャー・モード」では全てのモンスターのレベルが99となる(レベル基準値が63になる)。ただし強化属性や弱化属性によるレベル補正がされるので、ノー・フューチャー・モードでもレベルが99ではないモンスターも存在する。その他ではセーブデータのセーブ・ロード画面では右端に「♪」のマークがつく。

内容[編集]

ストーリー[編集]

主人公は夢を見る。夢の中には神々しい大樹が浮かびそして、声が聞こえる。

過去の戦乱の記憶が今の人々の心にも傷を残し、そのために愛を求めることを恐れ、愛の化身であるわたし=声の主=マナの女神を目指そうとはしない、と。そして女神は、その現実を乗り越えて自分へと歩いてほしい、そう主人公に呼びかけて消える。

夢から目覚めた主人公は、その声に従うように、目覚めたばかりの世界へと足を踏み出す。

ファ・ディール[編集]

マイホーム
最初に「ランドメイク」するランド。当初は主人公の家内部以外は何も無いが、シナリオを体験することで作成小屋やペット牧場、果樹園に入ってそれぞれの作成を行うことができるようになる。また、主人公の家の書斎では各種図鑑をいつでも参照することができ、技やランド、アーティファクトや神話辞典を読むことが可能。ここにはバーンズから貰ったカニも飼われる。
ドミナの町
マイホームの次に訪れることになるランド。積木を積み重ねたような活気と賑やかさ溢れる町。様々な住人が住んでおり、時期によって出現するキャラクターや発生するシナリオも多数に渡る。大別すると「商店街」「ドミナバザール」「風なびく草原の教会」「女神の憩いの噴水公園」「いなか道」に分けられる。教会ではヌヴェルによるファ・ディールの世界や情勢についてを聞くこともできる。また、商店街の一番奥の建物は空き家となっており、ここではメモリーカードの別のセーブデータから主人公を召喚して仲間にしたりもできる。
リュオン街道
馬車の轍と旅人の足跡から作り出された道が街道となったランド。どこまでも続く枯れた長い道にはモンスターも出没し、いくつかの分かれ道も点在する。ポロンの洞窟や主人公の名前を冠した峡谷の他に、七賢人の一人・ガイアの居る場所もある。
メキブの洞窟
地下水脈のしずくが垂れ落ち続けている深い洞窟。本格的なダンジョン構造をしており多数のモンスターの他にも洞窟全体が迷いやすくなっている。
キルマ湖
森に囲まれた大きな湖。ダンジョン構造としては湖よりも森部分を探索していくことになる。この森には多数の妖精が生息していることから妖精世界への入口が開くこともある。道中には七賢人のカメ、トートが居る。「湖面を見渡せる崖」からはキルマ湖全体が一望できる。
断崖の町ガト
むき出しで連なる岩肌がそのまま町を構成している聖なる炎と風に守られた町。ここは「癒しの寺院」という寺院とそれに関わる宗教が色濃く反映されている町で、町としての機能よりも修行者や参拝者たちの憩いの場としての風情が強い。ガトは東半分がこのような寺院と「門前町」として賑わっているが、その反対側の西半分はモンスターも生息する「修験者の道」があり、その先には「カンクン鳥の巣」もある。
ジャングル
鬱蒼と茂る巨大な熱帯雨林が入り乱れ、まるでひとつの城のように入り組み、縺れているランド。似たような地形が続いたり妖精たちのイタズラがあったりと非常に迷いやすく、一度不用意に入ると出てくるまでが大変。ここには獣王ことロシオッティが鎮座しており、居眠りの日々を送る。絶滅寸前の森ペンギン、えもにゅーとしるきーに会えれば森に迷わないおまじないをしてくれる。深部にはドゥ・カテの生息地もあり、油断できない場所。
月夜の町ロア
永劫に続く夜に囲まれた静かな町。ひとつの大きな建物が連なりあったような外見をしている。およそ活気とは無縁のこの町に住む人々も独特な人物が多く、酒場「悪魔のぼったくり亭」ではアナグマたちが集う。リュミヌーの経営するランプ屋にはギルバートが訪問することも。
デュマ砂漠
広大な熱砂が道らしきものを作っている砂漠。岩や動物の骨がごろごろと点在し、「オアシス」以外には植物らしいものはサボテンくらいしかない。さらにはところどころ流砂によって通行不能になっている。人跡未踏の地でもあるので隠れて何かをするには絶好の場所。
奈落
入ってすぐの場所に巨大が聳え、不気味な様相を呈しているランド。この墓に語りかけると奈落という死者の支配する国に入ることができる。ジャングル以上に複雑で広いこの奈落は上層部分にはオールボンやシャドールたちがいるだけで時には居住空間もあるが、下層に行くにつれて悪魔やアンデッド系のモンスターが出現し出す。上層部分の居住空間にはストーリーの中で死んでしまった者(或いはそれに近い状態の者)が訪れる。この奈落の最深部には何があるのか不明。
ミンダス遺跡
その昔、風のという名前の建造物を中心に繁栄していた大きな都市の遺跡群。この遺跡自体はさほど広くはないものの、点在する鍵花人たちの仕掛けを解きながら進まなければならないので目的地に到達するには意外なほど時間が掛かる。鍵花人たちの仕掛けは2箇所にあり、総じて4つの扉の開け閉めを担当している。
マドラ海岸
波の打ち寄せる白い砂浜。暑く降り注ぐ南の空。椰子の木とカニたちの群れ。南海の島そのままのランドのマドラ海岸はおよそダンジョンとは思えないほど美しい景色と砂浜が魅力的なランド。砂浜と鍾乳洞がどこまでも続く東側とは裏腹に、西側はすぐ行き止まりとなりそこにはセイレーンのエレが居る「鳥カゴ灯台」がある。カニを踏んだ回数で最終的な評価をしてくれるカニがいる。
ゴミ
その昔、アーティファクトクリーチャー同士の戦争があった。その戦争が終わっても酷使されたクリーチャーたちの意思は消えることなく存在し続け、そんな彼らが打ち捨てられたように積み重ねられているのがこのゴミ山だ。もはや思念を飛ばすことしかできないクリーチャーたちを管理し慰めているのはルーイ。そして彼らクリーチャーたちを奮起させようとしているマグノリアもまたここに現れる。見た目とは裏腹に悲しみを募らせた場所。ボンボヤジもどこかに住んでいる。
ノルン山脈
美しく青い山脈だが、実際に登るとなるとその険しさとモンスターの出現に苦労するランド。ふもとまでの森部分、鳥人たちの住む風の集落を抜けた先の山脈部分とに大別される。崖崩れしそうな狭い道はメガロードというドラゴンが住む「山頂」へと続く。
港町ポルポタ
絶景の海を臨むリゾート地でもある港町。建物とは思えない貝殻の形の高級感溢れる「シーサイドホテル」ではルヴァーンシュのダンスを楽しんだり、「ショッピングマリーナ」での買い物もできる。水上レストラン「海の幸」では海ペンギンの姿も。そんな華やかな町の部分から離れた「入り江」では帝国の兵士と名乗る人物がある事件の調査をしていたりもする。
レイリスの塔
マナを汲み上げるという名目で建てられた巨大な塔。11Fまでのその道は簡単に登ることは難しく、階段や廊下が途切れていたり迷いやすい地形が続く。11Fにある「運命の部屋」へ訪れるものに何かが待ち受けている。
魔法都市ジオ
クリスティーの宮殿を中心とし、まるでひとつの巨大城のような町。都市という名に相応しく、他の町よりも美しく整理された「目抜き通り」には宝石屋「ウェンデルの秘宝」や喫茶店「ごめんねカール」が立ち並び、フルーツパーラーではバーテンが飲み物を振舞っている。ここでの最大の建物はクリスティー宮殿の他には魔法学園があり、勉強熱心な先生や生徒たちが学園で日夜研究に明け暮れている。また、ここでは唯一全体マップ画面で各精霊の曜日が表示される。
骨の城
ジャジャラというドラゴンが住む竜そのままの骨城。内部も骨が至るところに散らばり、通行の妨げにすらなるほど散在している。いくつかの扉は番人と会話しなければ通れなかったり、最深部へ向かうには他にもエレベーターの仕掛けを解かなければならない。ふもとでは高品質の調合素材が手に入るらしく、魔法都市の学生たちが調合実験をしている。
ウルカン鉱山
ワッツの住んでいる鍛冶屋を入口とし、底が知れないどこまでも続く鉱山。いくつかの玄室や遺跡めいた空間もあることからただの鉱山ではないと分かる。マチルダとアーウィン、そしてエスカデを加えたある思い出が眠る地。プッツィを教主としたアナグマ団たちのアジトがある。
海賊船バルド
船長にして"おカシラ"のセイウチ、バーンズが率いる海賊たちのねぐら。海ペンギンばかりの船内は豪華。ダンジョンのように入り組んではいるがつくりはほぼ左右対称。時にはモンスターまで出没する部屋もある。船を操舵するラムティーガーに頼めば、好きな海域へと航海できる。
フィーグ雪原
雪がそのほとんどを覆い隠した真っ白いランド。辺境の地であるためにキルマ湖同様多数の妖精も生息しており、同様に景色が似ているため迷いやすい。メフィヤーンスが訪れることもある場所だが、彼が求める何があるのかは不明。
白の森
美しい森林地帯が広がるランド。鬱蒼と続く森の小道の先には白いドラゴン、ヴァディスが鎮座している。またここは珍種とされる豆一族の集落があるとされ、金持ちが彼らを求めている。
果樹園
マイホームにある果樹園がそっくりそのままランドになったもの。その中身はマイホームの果樹園とまったく同じだが、ランドメイキングにより設置した場所で各精霊のパワーが変化するのでマイホームとは別の果実を実らせることが可能。
ルシェイメア
アーウィンにより召喚された、いくつかのワームのうちの1匹、光鱗のワーム。ストーリーを通じて一度しか入ることができない。かつて死んだワームを蘇らせたのでその内部は腐り切っており歩行できるほど空洞化している。表面のウロコ部分とこの腐乱した内部を行き来するようにして進んだ頭の先には、アーウィンが待ち受けている。
煌きの都市
珠魅たちの都市。彼らを表現するようにその都市もまた美しく、儚さに溢れている。いくつもの宝石を重ね、散らばしたその都市はかつて珠魅たちが住んでいたと思われる部屋や広場があり、訪れることでかつての姿を回想をすることも可能。宝石の仕掛けを解きながら向かう最上階には玉石の座がある。
焔城(ほむらじょう)
ティアマットの居城にして奈落から現れた城。他のランドとは異なり、「奈落」自体が焔城に変化するためにランドメイキングはできない。ストーリーを通じて一度しか入ることができない。落とし穴と封印の珠の仕掛けを理解し、利用して進まなければ最深部「5階」のティアマットのいる空間へは辿り着けない。
夢の檻の中
ヌヌザックが草人を閉じ込めた、次元の異なる空間に広がるランド。他のランドとは異なりランドメイキングはできず、イベントの中でしか行くことはできない。いくつかのモンスターが居るが、ここに来る目的は草人を救出することのみ。このランドだけはマップ名に凝ったものがつけられており、それぞれ「期待に寄り添う刺」「愛でることの呪縛」「知識の歪みに巣食う虫」「目覚めへの渇望」「信頼するに足る意志」となる。
マナの聖域
万物の創造と流出の根源となる絶対世界。ダンジョン構造としてはほとんど一本道なので迷うことはない。ただし聖域の門を過ぎたところからはいくつかの空間でモンスターと戦わなければ、さらに先、マナの女神が居る場所へは進めない。

シナリオ[編集]

本作が従来シリーズと一線を画す要素として、フリーシナリオが挙げられる。従来シリーズは1本の大きなシナリオを追う形であった。しかし本作では全68話の独立した小編イベントが存在し、その全てが1話完結の体裁を成す。それぞれのイベント発生条件さえ満たしていれば、いつでも体験することが可能である。それらは、その連続性や共通する登場人物によって全15編のシリーズに分けることができる。

特に、下記の3編に関してはゲーム全体のメインシナリオ的な位置付けがされており、専用のエンディングが用意されている。また、この3編のシナリオのうちいずれか1つをクリアすることが、ゲーム全体の最終イベントを発生させる条件ともなっている。 この3編はそれぞれにファ・ディールの歴史と現状を、何らかの形で象徴したものとなっている。それを経験することで初めて、主人公はマナの女神の待つ聖域へと歩みだすことができるのである。

宝石泥棒編[編集]

宝石を命のとして生きる珠魅という種族の存亡に関わる物語。シナリオは、新約聖剣伝説のシナリオにも携わることになる、生田美和が担当。

宝石泥棒と珠魅、狩る者と狩られる者の関係を追っていくうちに、珠魅はなぜ狩られるのか、宝石泥棒が語る珠魅達の罪とは何かを知っていく。そして、人が人を思いやる心とは何なのかを考えさせることになる。

主要登場人物
瑠璃・真珠姫・レディパール・サンドラ・蛍姫
関連する主なエリア
メキブの洞窟、断崖の町ガト、レイリスの塔、魔法都市ジオ、デュマ砂漠、煌めきの都市
シナリオ名
まいごのプリンセス、岩壁に刻む炎の道、波間に眠る追憶、ホワイトパール、幸せの四つ葉、コスモ、月読の塔の誘惑者、アレクサンドル、フローライト、ティアストーン

エスカデ編[編集]

4人の幼なじみの友情と対立、十数年来のすれ違いの物語。シナリオは、ライブ・ア・ライブなどのシナリオ担当も務めた、井上信行が担当。

4人の幼馴染達の心の葛藤や対立を通して、人の生き方とは何か、愛とは、自由とは何かを問う物語である。エスカデ編と銘打たれているのは、エスカデが当編の課題の1つである現世を閉ざす檻、つまり作中全体における「旧世界の象徴」だからである。

ただし、銘打たれているエスカデは、選択肢によっては死亡するケースもあり、ストーリーにおいても中心となるのは、アーウィンとマチルダの2人であるといえる。

主要登場人物
エスカデ・ダナエ・マチルダ・アーウィン
関連する主なエリア
断崖の町ガト、奈落、ミンダス遺跡、ジャングル、ルシェイメア
シナリオ名
ガイアの知恵、うごめく森、二つの炎、流れ行くものたち、ポキール・夢への誘い、彷徨の回廊、上天の光

ドラゴンキラー編[編集]

世界の秩序を司る知恵のドラゴンを殺すという大逆の物語。シナリオは八木正人。

上記の2編とは違い様々な人の心理に迫るのではなく、先に提示された目的に向かって進むため筋がはっきりしており、物語進行のテンポが速い。

主要登場人物
ラルク・シエラ・ティアマット・ヴァディス
関連する主なエリア
奈落、ノルン山脈、骨の城、白の森、焔城
シナリオ名
紅き堕帝、群青の守護神、紫紺の怨霊、白妙の竜姫、真紅なる竜帝

その他サブシナリオ[編集]

ニキータ編
金に執着する行商人ニキータの物語。悪事を働いたニキータをプレイヤーが懲らしめる話もある。
シナリオ名
ニキータ商い道中、続・ニキータ商い道中・続々・ニキータ商い道中、続々々・ニキータ商い道中、ニキータ・最後の商い?、シュタインベルガー
バド&コロナ編
魔法使いの姉弟と共に、冒険を進める物語。
シナリオ名
小さな魔法使い、賢人を探せ!、お父さんのほうき、サボテン
ギルバート編
愛を語る詩人、ギルバートの愛の遍歴を追う物語。
シナリオ名
精霊の光、たゆたう歌声、ギルバート・愛の航海、ギルバート・愛の出席簿、ギルバート・愛の履歴書
ディドル編
一緒に旅しているジャグラーのカペラと、演奏者のディドルの友情物語。実際にはマイペースなディドルが冒険して、カペラは振り回されている感が否めない。
シナリオ名
ディドルの手紙、ディドルいやになる、ディドルさらわる
海賊vs穴掘り団編
バーンズ率いる海賊と、コンゴ率いる穴掘り団。二つの組織の対立を中心に描いた物語。
シナリオ名
石の魚、砂浜のメモリー、静かなる海域、宝の地図、雪原の妖精、南海の砂浜、プッツィを探せ!
ヘイソン&ハッソン編
借金を返しながらも、いつかは独立しようと夢見る、ヘイソンとハッソンの2人が中心の物語。
シナリオ名
獣王、豆一族を探せ!
ワッツ編
武器職人のワッツが話の発端となる物語。話のすべてが彼に関係する探し物である。
シナリオ名
鍛冶屋ただいま閉店中、ワッツのハンマー
ドミナの町編
ドミナの町で起こる事件をまとめたもの。全部で3つある。
シナリオ名
レイチェル、もう一人の自分、Pちゃん
魔法学園編
魔法都市ジオにある学園の教師、生徒が関わる物語。ジオ以外の場所でも事件が起こる。
シナリオ名
星に願いを、課外活動、こおれる過去
作成編
マイホームでの作成イベント。全部で5種類ある。
シナリオ名
武器防具作成、楽器作成、ゴーレム作成、果樹園、ペット牧場
その他
上記いずれにも属さない単独物語。
シナリオ名
危険なアフタヌーンティー、災いを呼ぶ人形、震える砂、ボンボヤジの研究室
マナの聖域編
宝石泥棒編、エスカデ編、ドラゴンキラー編のどれか1つでも終わらせ、ある条件を満たせば発生する。
シナリオ名
夢の檻の中へ、マナ

キャラクター[編集]

本作のキャラクターは今までと大きく変わっており、獣人や魔法生物などといった「純粋な人間」ではないキャラクターが多数登場している。本作では純粋な人間だけでなく森人・獣人・昆虫人・ドワーフからペンギン・アナグマまでもが「人間」として扱われているのが特徴。ゲーム発売当時のスタッフの話によると、本当に「純粋な人間」であるのは主人公のみで、一見普通の人間に見える者も過去に何かしらの混血となっているとのこと。

キャラクターデザインは表記上、メインキャラクターを担当した亀岡慎一とサブキャラクター担当した池田奈緒となっているが、実際はスタッフ一人ひとりのアイデアが元になっており、ほかのスタッフの意見でデザインが変わることも多かったという。

マイホーム[編集]

主人公(デフォルト名なし、性別選択可)
プレイヤー自身の分身であり、あらかじめ決められた名も個人的に背負った経歴なども無い。基本的に喋る事は無いが、宝石泥坊編最後のイベントである「ティアストーン」終了時のみ唯一の台詞がある。シンクロは「HP回復量UP」。公式イラストで男性が剣、女性が槍を持っている理由は、開発当初は「装備する武器の種類は一度決定すると変更できず、各武器ごとに異なったデザインの主人公になる」という予定で、その頃に描かれた剣使いの主人公と槍使いの主人公が決定稿となったためである。
バド
森人の少年魔法使いで双子の弟の方。7歳。過去に両親を魔法実験の事故で亡くし、母の形見である魔法のフライパンをいつも持ち歩いている。夢は大魔法使いになる事。イベント「小さな魔法使い」で初登場。ドミナの町の外れでカボチャ騒動を起こしていた所を主人公に懲らしめられた。主人公の力を認め弟子入りを志願しマイホームに居候する。仲間にする事が出来るキャラクターの1人で、必殺技の内3つは木と土の魔法楽器がセットされている。装備武器の「フライパン」は大剣扱い。シンクロは「精神UP」。
将来は、ガイアによると73年後にある魅珠と共に世界を冒険し、その旅が終わる頃には大魔導士として名前が知れ渡るようになるとの事。また、魔法都市ジオでは主人公の事を弟子扱いしている。
コロナ
森人の少女魔法使いで双子の姉の方。7歳。父(名前はハイン)の形見である魔法のほうきをいつも持ち歩いている。問題ばかり起こすバドを諫めるしっかり者。バドと同じく、イベント「小さな魔法使い」で初登場。バドに無理矢理カボチャ騒動を手伝わされていたが主人公に懲らしめられマイホームの居候を決める。仲間にする事が出来るキャラクターの1人で、火と金の魔法楽器をセット。装備武器の「ほうき」はロッド扱い。シンクロは「魔法UP」。
サボテン君
主人公が自宅の寝室で育てている無口なサボテン。密かに日記をつけている。植木鉢に入っているが実は歩ける。
トレント
主人公の家の果樹園に生えている巨大な老木。種を渡すと色々な果実を実らせてくれる。

ドミナの町[編集]

マーク
ドミナの町で夫婦で万屋を営む昆虫人。38歳。宇宙に行く事を夢見ている。妻のジェニファーが非番のときは彼が店番をしている。
ジェニファー
マークの妻。37歳。「ちょっとちょっと!」や「〜なのよ、ホントにぃ!」を言いながら話すのが口癖。マークが非番のときは彼女が店番をしている。また、ペット牧場でのペットの買取りも担当する。
レイチェル
マークとジェニファーの娘。16歳。昔はお転婆だったが、今は無口になりマークを心配させている。妖精のような自らの容姿や両親の過干渉に内心うんざりしており、後にとある事件を起こす。
ティーポ
マークの家に居候しているティーポット型の魔法生物。製造されてから4年経っている。口調は関西弁。行商人のニキータの常連客でもある。ちなみに魔法都市ジオには量産型のティーポがいる。
ユカちゃん
ドミナの町の宿屋の女主人。35歳。種族はカナリヤを自称しているが、一部ではチョコボの雛では無いかと噂されている。ちゃん付けで呼ばないと怒るらしい。
メイメイ
ドミナバザールにいる植物人の占い師。22歳。10ルクを払うとフルーツ占いで占ってくれる。一部のイベントではそのヒントを教えてくれたり、イベントを進行させる重要な存在になる事も。
ヌヴェル
ドミナの町の教会の神父。64歳。白の森訪問以降はマメ一族の研究に没頭するため、白の森にある彼らの集落に移動する。
カペラ
ジャグリングが得意な猿の獣人。17歳。相方のディドルと共に小さな大道芸一座をやっている。時々いなくなるディドルの事で悩む事が多い。
ディドル
カペラの相方でオタマジャクシのような姿をした謎の生き物。14歳。大道芸一座での役目は手回しオルガンを奏でながらカペラの大道芸を盛り上げる演奏係。非常にのんびりとしており話すスピードも他の者と比べるとゆっくりである。時々突然いなくなってはカペラを困らせたり放っておかれている。

宝石泥棒編[編集]

※珠魅(ジュミ)…今作初登場となった種族。人間と同じような容姿をしているが、その胸に「核」と呼ばれる宝玉がむき出しで付いているのが最大の特徴。核が傷つかない限り半永久的に生きられる寿命を持っており外見も不老だが、核が砕かれたり抜き取られれば死んでしまう。「座」と呼ばれるランクで分けられた階級社会であり、戦いを担う「騎士」とその傷を癒す「姫」という役割分担を持つ2人1組で行動するのが基本(なお、騎士が男性で姫が女性というのが普通だが、必ずしも性別で決まるわけではなくレディパールやサフォーの例もある)。傷を癒すのは目から出す「涙石(なみだいし)」と呼ばれるもので、涙石があれば例え核だけの状態からも復活出来るが、流した方の珠魅の核が微細な傷を受ける。また、核は涙石以外では基本的に修復出来ない。

珠魅は「非常に煌きの強い宝石がその力で命を得たもの」とも言われ、核は宝石として最上質であり、かつてその核の美しさと生命力を狙われ多数の珠魅が殺された歴史があり、それから身を守るため核を癒すための涙を流す力を失ったと記されている。そのような経緯のためか、珠魅のために涙を流した人間は永遠に石化してしまうという伝承も存在する。

瑠璃
ラピスラズリを核とする珠魅の騎士。外見年齢19歳。パートナーは真珠姫。片手剣の扱いに長けた青年剣士で、珠魅の仲間を探して旅をしている。初めてドミナの町に入ったときに初登場。仲間にする事が出来るキャラクターの1人で、装備武器は片手剣。「レーザーブレード」と言う独自の必殺技を持つ。無口で荒っぽくぶっきらぼうだが、同じ珠魅の仲間や、自分が認めた相手には誠意を見せる。登場する珠魅では最も若く、珠魅の故郷である煌きの都市崩壊の経緯や、レディパールの存在を知らず、魅珠に関するしきたりに関する知識も無いため、蛍姫からは魅珠の掟に縛られない存在と考えられており、彼女から別の役目を見つける事を求められたが、あくまで自分の意志で宝石泥棒と魅珠の存亡に関わった。シンクロは技ポイントの増加量が2倍になる「技ポイントUP」。運命の剣を持つが瑠璃が装備する事は無く、運命の剣を抱えている描写は何度か見る事ができ、最終話「ティアストーン」でレディパールを連れていくと運命の剣が貰える。
真珠姫
真珠を核とする珠魅の姫。パートナーは瑠璃。外見年齢16〜7歳。「まいごのプリンセス」か「ホワイトパール」で初登場。心優しい少女で、瑠璃と出会う以前の記憶が無いため、彼に絶対的な信頼を寄せている。口調はやや幼っぽくセリフには平仮名が少し多い。考えごとをしていると迷子になりやすい。仲間にする事が出来るキャラクターではあるが、武器を持っていないため、戦闘中は一切攻撃を行わない。シンクロは「ステータス障害完全回復」。
レディパール
真珠を核とし、珠魅一族の心の拠り所である玉石姫のパートナーを務める玉石の騎士。外見年齢26〜7歳。「コスモ」で初登場。知人からは「パール」と呼ばれる。女性であるが、寡黙かつ感情をほとんど出さない男性的な性格。最長老の珠魅で、一族を救うためマナストーンとその力を解放する聖剣を探す旅に出たが、そのまま行方不明になった。元々、運命の剣はレディパールが聖剣を探す過程で見つけたものだが違うものだとわかったために戦う力を求めていた瑠璃に与えた。実は真珠姫とは多重人格の同一人物で、本来の人格である。ある事件で自身の核に重傷を負い、レディパールは自分の命を守るために無意識に真珠姫を造り核の傷が癒えるのを待っていた。当初、瑠璃を本来の自分には不必要な存在と見ていたが、後に本当は自分も誰かに守られたかった事、職務としてではないパートナーを求めていた事に気付き、彼を自身の騎士と認める。前述の通り真珠姫とは同一人物だが「ホワイトパール」と「月読の塔の誘惑者」でのレイリスの塔の運命の部屋で、真珠姫とは別々の存在として彼女と対面する場面がある。仲間に出来るキャラクターの1人で、装備武器はバトルハンマー。「シャドーウォール」と言う独自の必殺技を持つ。シンクロは一瞬で技ポイントをMAXにする「技ポイントフル」。
ルーベンス
ルビーを核とする珠魅の騎士。外見年齢28歳。断崖の町ガトで炎の管理をしている。煌きの都市が滅びた経緯から、人間はおろか同族に対しても不信感を持っており、誰とも関わりを持とうとしない。元の立場は煌きの都市の騎士長で、輝石の座に属していた。ディアナの恋人である。「岩壁に刻む炎の道」で修道女に化けたサンドラに核を奪われ一度は絶命するが、「ティアストーン」の最後で主人公の流した涙石の力で他の珠魅と共に蘇生する。
エメロード
エメラルドを核とする珠魅の姫。外見年齢15歳。姫でありながら癒しの力を持たない自身を歯がゆく感じており、せめて騎士としての力を得ようと、魔法都市ジオのヌヌザックの元で魔法を学んでいる。3人の姉がいて、主人公に姉の捜索の手伝いを申し出る。イベント中のみ仲間になるキャラクターで、戦闘する機会がないため、武器や防具を装備していない。「幸せの四つ葉」の最後でサンドラに核を奪われ一度は絶命するが、「ティアストーン」の最後で主人公の流した涙石の力で他の珠魅と共に蘇生する。
ディアナ
ダイヤモンドを核とする珠魅の姫。外見年齢29歳。一族の実質的な指導者で、蛍姫を人柱に不死皇帝の帝国に戦争を仕掛けたり、滅びゆく一族を守ろうとかなり強引な政策をとっていたため、一族内での信頼は薄かった。煌きの都市が滅んだ後は、心を閉ざし全身を石化させて、彫像として魔法都市ジオの倉庫で眠りについている。「アレクサンドル」で主人公と真珠姫が持って来た心の鍵の力で目覚め、サンドラの正体を教えようとするがその直前に現れたサンドラに核を奪われ消滅してしまう。「ティアストーン」の最後で主人公の流した涙石の力で他の珠魅と共に蘇生した。
蛍姫
フローライト(蛍石)を核とする珠魅の姫。外見年齢16歳。かつては珠魅の都市階層で最下層「捨石の座」の魅珠であったが、唯一人傷付いた核を癒すための涙を流す事が出来たため、玉石姫へと祭り上げられた。一族全てを癒すために涙を流し続けた彼女の核はボロボロに傷ついている。帝国との戦争で命を削り過ぎたため、アレクサンドルの独断によって時の流れに干渉しない宝石箱パンドラに閉じ込められる事で延命措置が図られる事になるが、蛍姫を失った都市は帝国の侵攻を支える事が出来ずに魅珠達は都市を棄てて四散する事になる。
傷ついた者を見捨てられない心優しい人物で、都市内でも信頼は高かった。登場はシナリオの終盤となるが、一連の出来事の中心にいる人物でもある。
サンドラ
美しい容姿と変幻自在で華麗な盗みの腕前を持つ宝石泥棒。チャイナドレスのような服装の妖艶な女性で、かつては見事な手口と決して人を傷付けなかった事から、多くの人々を魅了した。しかし、最近は珠魅を殺しその核を奪う「珠魅殺し」を重ねている。
アレックス
魔法都市ジオに店を構える宝石商の男。各地を回り宝石の買い付けを行っている。職業柄宝石に詳しく、宝石の事について教えてくれる。
ボイド
サンドラを追うネズミ男の警部。45歳。元々は彼女のファンだったが、彼女が珠魅殺しをするようになった事に疑問を感じ、彼女を追うようになる。
宝石王
サンドラに協力する謎の男。体内に特殊な宇宙があり、飲み込んだものの力を自身と融合させる能力を持つ。サンドラの目的とその志を理解し、自身の能力を使った涙石を作る計画を進めていた。主人公達に追いつめられ「ティアストーン」で涙石を流す力を得るべく999個の珠魅の核を飲み込み自身と同化させるが、その力で異形の怪物と化す。倒されて、アレクサンドルの核をも飲み込み主人公達に向かってくるが、同様に退けられる。
アレクサンドル
アレキサンドライトを核とする珠魅でレディパールの後任の玉石の騎士。外見年齢24歳。レディパールとは同志でもあり、共に珠魅の未来のため活動していたが、蛍姫への処遇に関する事で意見が対立、袂を分かつ事になる。実はサンドラとアレックスの正体で、宝石の色が紫と緑の二色に変化するアレクサンドライトの性質で、宝石の色に応じて性別や外見が変化するという特殊能力を持つ(紫が男性=アレックスおよびアレクサンドル普段の姿、緑が女性=サンドラ)。宝石王に1000個目である自らの核を与え消滅するが、「ティアストーン」クリア後に煌きの都市で見る事が出来る予告状から、どこかで生存している事が窺われる。
彼なりにも珠魅の将来を考えていたが、誰よりも優しい蛍姫がただ一人命を削る現状を座視する事が出来ず、蛍姫が死に掛ければ宝石王に1000個の核を授け、流した珠魅の涙で蛍姫を蘇生させ、その後死した珠魅を蛍姫に蘇生される事によって、種の存続を図ろうとしたためである。
サフォー
ゲーム中に名前のみ登場する珠魅。サファイアを核としており、アルティマニアの設定によれば戦う力を持たないため、立場は姫。姫長を務めた男性で「輝石の座」だったようだ。核は友人だったザル魚に託しており、後にサンドラに奪われた。

エスカデ編[編集]

ダナエ
ガトの癒しの寺院僧兵として務めるのような獣人の女性。25歳。リュオン街道で初登場。幼少時より姉の様に慕っていたマチルダが日に日に衰弱していく様子に心を痛めており、彼女を助け、アーウィンを止めるために奔走する。マチルダへの想いによる嫉妬心からアーウィンを悪魔として否定し続けるエスカデの歪んだ信念には反感を募らせており、後に斬りかかれた際には、マチルダの想いを何も理解せず、独り善がりな暴走を繰り返す彼の方がアーウィンよりも悪魔であると、罵っている。
アーウィンとの再会後、彼が妖精世界へ連れて行く事で、マチルダを生き永らえさせようとしていた真意を知り、マチルダの死を望まなかった自身も、彼女をアーウィンの元へ連れて行こうとするが、ミンダス遺跡で思惑の相違により、エスカデと戦闘になってしまう。この場面での選択肢によっては敵となり倒すと二度と登場しなくなる。
仲間に出来るキャラクターの1人で、装備武器はヌンチャク。「ヒステリックラン」という固有の必殺技を持つ。
シンクロは移動中もHPを回復させる「リジェネレーション」。
ゲーム中エスカデ編主要キャラクターの中で彼女のみ幼少時代での登場がなく、またアルティマニア等の書籍関連においても幼少時代のビジュアルが掲載されていないが、小説版『あまたの地、あまたの人』の扉絵でのみ、彼女を含む幼少時代の4人の姿を見ることが出来る。扉絵は亀岡氏本人によるもの。
エスカデ
数々の聖騎士を輩出したライオット家出身の剣士。28歳。苛烈なまでに頑固な性格の持ち主で、かつての妖精戦争でのしがらみに取り付かれてしまっているために、妖精や悪魔に激しい敵愾心を抱く。自分の信じるもの以外の全てを悪と見なし、マチルダのために行動する場合であったとしても、説得する彼女の言葉すら聞きいれようとせず、ひたすら自分の考えを押し付ける。結局の所、エスカデの行動の全てが己自身のためでしかないのである。
マチルダ、ダナエ、アーウィンとは幼少期から関わりがあったのだが、悪魔と人間の混血児であるアーウィンの事だけは、「悪魔野郎」と忌み嫌っており、それは彼と惹かれ合っているマチルダへの想いも絡んだ嫉妬心も含まれている。彼がマチルダのためにした事が、彼女を老化させてしまった事から、エスカデは更にアーウィンのことを深く憎悪する様になった。あくまでもアーウィンを倒す事しか考えず、そのためならば手段を選ばず、幼なじみのダナエを容赦なく斬りつけ、その行動を強引に阻む事すらもある。
10年前のマチルダが老化する原因になった事件で、本気でアーウィンを殺そうとした結果、奈落に落ちてしまい、マナの七賢人の1人オールボンから剣の手ほどきを受けた過去を持つ。しかし、その繋がりを持つ事から、アーウィン討伐が賢人の意志であると、勝手にすり替えてしまっている。「彷徨の回廊」のミンダス遺跡にてダナエと対峙するが選択肢によっては敵となり倒すと二度と登場しなくなる。また、仲間にしたがルシェイメアのアーウィンの元まで一緒に行かなかった場合もその場で死亡し二度と登場しなくなる。
仲間に出来るキャラクターの1人で、装備武器は大剣。「奈落へ落ちろ」という固有の必殺技を持つ。
シンクロは攻撃に魔法属性を持たせる「マジックウェポン」
マチルダ
司祭の家柄、ハロ家の娘。かつて、自らの出自やその運命に嫌悪感を示して、互いに惹かれ合っていたアーウィンと共に逃げ出し、マチルダが有する司祭家を守護する精霊力をアーウィンが自分のものとしたことで、急速に老衰し、26歳にして80歳を越えた老婆のような外見をしている。
全てを達観したような態度で、言動も複雑。常に選択肢は存在せず、自由という選択のみがあるというのが、マチルダの考えである。そして、自由を剥奪することを嫌い、自由の実現の前では、世界の滅亡さえ問題としていない。他者の幸福の実現を願うダナエには、マチルダも同様の態度を採ったらどうなるのか説き、個々の自由の遂行の重要性を肯定する。
後に、七賢人の1人として招かれる[要出典]。最終的に人間としての生涯を終えた後、16歳のときと同様の姿で、同じく命を落として奈落に落ちていたアーウィンと再会を果たすも、思惑は相容れない。
アーウィン
悪魔と人間との混血児。それゆえに、幼い頃からエスカデを始め、人間と悪魔の双方から疎まれており、幼馴染みであるマチルダやダナエが数少ない友人であった。現在は、人間に反感を持つ妖精たちを支配し「黒竜王」と呼ばれている。マチルダと心を通わせており、彼女を精霊王にすべく奔走する。最後は伝説の長竜、ルシェイメアを復活させ、マチルダのために怪物化して世界を滅亡させようとした。主人公達に殺されて奈落に落ち、その奈落も亦、アーウィンが唱えた妖精界同様の世界であることを説くマチルダに対しては、自らを遠ざける。
妖精
大昔からファ・ディールにいる種族。多くが人間を嫌っている。中には、アーウィンに協力する者もいる。

ドラゴンキラー編[編集]

ラルク
狼の獣人の戦士で、祖国が不死皇帝の帝国に侵略された戦争での奮戦から「砦落としのラルク」という異名を持つ。外見年齢22歳。仲間の裏切りによって奈落に落ちたのち、ティアマットの要請を受けて彼のドラグーン(知恵のドラゴンの守護者及び場を離れられない主人の手足となる戦士)となる(アルティマニアに書かれた設定によると、実はこの裏切りはラルクを自身の部下にしたいティアマットが地上に自身の邪念を送り込んで意図的に起こしたものらしい)。しかし、ラルクとティアマットの関係は主従関係ではなく、実際には利害関係であり、マナエネルギー回収完了後は双方決闘の後に勝者が地上に回帰するとの契約であったが、ティアマットが約束を反故にしたため、果たされなかった。
「紅き堕帝」で初登場。奈落に呼び寄せられた主人公と共にティアマットの解放のため、知恵のドラゴンを狩る任務に出る。「真紅なる竜帝」ではティアマットに過剰な力を与えられ鉄巨人ラルクとなり、主人公達に襲いかかる。敗北後はティアマットに吸収されてしまうが、主人公とシエラが彼を打倒した事で解放された。仲間に出来るキャラクターの1人で、装備武器は片手斧。「地閃殺」と言う独自の必殺技を持つ。
シエラ
ラルクの姉で同じく狼の獣人にしてヴァディスのドラグーン。外見年齢27歳。かつて不死皇帝を暗殺する功績を挙げたものの、不死皇帝側が報復で放った暗殺者によって命を落とす。その姿に心打たれたヴァディスによって蘇生され、その恩から彼女のドラグーンになった過去を持つ。ドラグーンとはいってもヴァディスとは主と従者の関係ではなく、よき相談相手といったもの。「群青の守護神」で初登場。ティアマットの野望を阻止するために竜の所在地で度々姿を現し、初めは主人公にも敵対心をむき出していた。後にティアマットの本性を知った主人公に協力する。仲間に出来るキャラクターの1人で、装備武器は短剣。「空閃殺」と言う独自の技を持つ。
ティアマット
世界のマナを生み出し制御するマナストーンの守護者「知恵のドラゴン」で、火を司る。真紅の鱗を持つ。人間年齢約50歳。常に力を渇望し、非常に強い野心を持つが故に、かつて世界支配を企み、禁を犯してマナストーンを吸収して戦争を起こした。その後ティアマット側についた水を司るドラゴンと金を司るドラゴンが停戦に応じようとしたため、これに激怒して2体の力を吸収した結果、絶大な力を得た。そのため他のドラゴン達でも敵わない存在となったが、最終的には三体のドラゴンに敗北し、奈落へと封印された。ラルクを配下とし、復活の機会を窺っている。現在は力を発揮出来ないため、仮の姿として人間の容姿になっている。
メガロード
風を司る知恵のドラゴン。群青色の鱗と巨大な翼になった腕を持つ。人間年齢約30歳。知恵のドラゴンの中では最年少。ノルン山脈でドラグーンとして迎えている風読みの一族と共生している。過去にジャジャラ、ヴァディスと共にティアマットと戦った。他の生物と共存すべきと言う、知恵のドラゴンの中では独自の考えの持ち主で他のドラゴン達よりも多くのドラグーンを従えているのも、彼の思想が垣間見える。ドラゴンキラー編終了後は腕試しとして何度でも戦う事が出来る。
ジャジャラ
土を司る知恵のドラゴン。紫紺の竜と呼ばれるが、現在は鱗や肉を持たず、金色の骨のみが生きている。ティアマットの反乱の際に最も彼と激しく対立したドラゴンで、ティアマットの封印時に彼が最後の抵抗として放った呪いにより肉の体を失った。ゲーム中は詳しく出てこないが、年齢は人間換算で80歳近くもある最年長のドラゴンという設定。
ドラグーンには不死皇帝を従えている。しかし、不死皇帝本人は使えながらもジャジャラからの解放を願っているため、信頼関係は絶無。
ヴァディス
木を司る知恵のドラゴン。優雅な純白の体毛を持ち、温厚な性格から白妙(しろたえ)の竜と呼ばれる。人間年齢約50歳。かつてはティアマットと恋人同士であったが、彼の考え方には否定的であり、それ故に袂を分かち敵対している。前述のように過去のシエラを救い、彼女を要望からドラグーンとしているが、性格からか主従関係を強いず、持ってもいない。アルティマニアに書かれた初期設定では、シエラを蘇生するエネルギー源としてマナストーンではなく自身の眼を使用して隻眼となっているという設定だった。
不死皇帝
転生に転生を重ねほぼ不老不死となった皇帝。本名は「エナンシャルク・イルゾワール」。前世の頃ラルクとシエラの所属した国家と争っており、シエラに暗殺され、奈落を漂ううちにジャジャラに見出されドラグーンとなった。ティアマットに勝るとも劣らない野心は現在も衰えておらず、ドラグーンの責務は果たしているものの自身の解放を望んでいる。「紫紺の怨霊」クリア後から「真紅なる竜帝」クリアまでは不死皇帝との再戦があり、このときはジャジャラのパーツを取り込んだ姿となっている。
風読み士
ドラグーンとして代々メガロードに仕える一族。メガロードを模した民族衣装を身に纏い、風の魔法を体得している。緑色の衣装を纏った者は三元老と呼ばれている。

マナの七賢人[編集]

かつてファ・ディールで起こった妖精戦争の英雄たち。1人は既に死去しているため、現在は6人。戦争の後、豊富な知識を後世の人々に提供している。

ガイア
「大地の顔」と呼ばれる七賢人の1人。人形師アニュエラによって生命を与えられた生きた岩であるが、ガイア曰く「自分は元からここに居て、話せるようにしただけ」であり、ファ・ディール創世以来の全ての知識を有する。ただ、岩そのものであるため移動する事は出来ない。なお、NPCを連れてガイアに会うと彼とそのNPCの会話が聞ける。
ロシオッティ
「獣王」と呼ばれる七賢人の1人。437歳。妖精戦争において弓の名手として活躍した英雄だったが、戦争後、ジャングルで獣達を治めながら暮らしていたときによそから来た獣に食べられてしまい、その獣に英雄の知恵と知識が受け継がれ、現在の賢人と呼ばれる姿になった。
トート
「海を渡るトート」と呼ばれる七賢人の1人。実に1900年近くもの時を生きているカメで、豊富な知識を有するが、無理に知識を与えるような高圧的な態度は採らず、普段は「カメ」としか名乗らない。力は強いようだが、ひとりでは起き上がれない様子である。
ポキール
「語り部のポキール」と呼ばれる七賢人の1人。722歳。かつては真言の使い手とも称された。ガイアにすら匹敵する知識を持ち、それを詩と言う形で表現する。また、ロアの街で出会った際にはアナグマ語で話しかけると流暢なアナグマ語で返答される(作中では解析不可能な単語も飛び出すため、翻訳は不可能)。
オールボン
「煉獄の主」と呼ばれる七賢人の1人。538歳。奈落で死者の魂を管理している。凄腕の剣士であった事が知られており、エスカデに剣術を指南したのだが、エスカデ自身はそれを良い事に、個人的私怨でアーウィンの抹殺に拘っているのを、オールボンの意志であるとして、すり替えてしまっている。また、ドラゴンキラー編ではティアマットの企みにうまい役どころがあれば、あやかりたいとの趣旨の発言をしており、俗っぽいところがある。
セルヴァ
「風の王」と呼ばれる七賢人の1人。627歳。大空を吾がものとし、普段は鳥の背中に乗って空を飛んでいて、地上には滅多に姿を現さない。鳥や豆一族から情報を集めているため、時代の動向に詳しい。敵対していた頃のロシオッティによって一度命を落としており、現在の姿はアニュエラの作った「風のベル」に魂を移植したもの。
アニュエラ
「傀儡師」と呼ばれる七賢人の1人。魔女アニスの娘であり、様々なアーティファクトや魔法生物を生み出した偉大な人物。既に死去しており、作中には名前のみ登場する。

その他[編集]

ニキータ
ウサギネコ族の行商人。19歳。妖精や超能力等の事を信じない(商売になりそうな場合を除く)現実的な性格。ティーポに車輪を50000ルクで売りつける、詐欺紛いの手段でクリスティ商会をニキータスマイリーグループの傘下にする、ワッツから借金のカタとして大量の武器防具を持ち去る、見世物として花人を連れ去ろうとするなど、かなりあくどい商売をするが、作中での主人公に対するぼったくりは意外と少ない。シリーズ作品では猫の姿だったが、今作品から姿が変更された。仲間に出来るキャラクターの1人で、装備武器はナックル。「プレゼントにゃ」と言う独自の必殺技を持つ。
一部ダンジョンでは特定の場所にテレポートさせてくれる花人が存在するが、ニキータがパーティにいると「雑念が邪魔します」と言ってテレポートをして貰えない。
リュミヌー
花で出来た羽と美しい歌声を持つセイレーンの女性。21歳。月夜の町ロアでランプ屋を営む。同じセイレーンである親友のエレの事を心配している。ケンタウロスのギルバートとも仲が良い。
エレ
リュミヌーの親友のセイレーン。21歳。宝石泥棒編の「波間に眠る追憶」で初登場。歌を唄いながら海上を飛んでいた所、帝国船が沈没する光景を目撃し、自分の歌のせいで船が沈んでしまうと思い込んで、その事からセイレーンの掟に反し唄う事を止めてしまう。仲間に出来るキャラクターの1人。必殺技の欄には全て水と風の魔法楽器がセットされている。武器も装備されておらず、魔法攻撃のみで戦う。
フラメシュ
リュミヌーとエレの親友である人魚。20歳。自らの本性に背く生き方を選ぼうとするエレに、本性に正直に生きる事を勧める。
ギルバート
ケンタウロス族の吟遊詩人。25歳。惚れっぽい性格でリュミヌーやエレ、人魚のフラメシュなどに次々と恋をする。挙句の果てに魔法学校の教師カシンジャに恋をしたせいで全身石化させられてしまうが…?
マグノリア
緑色の発火石の瞳を持つ生きた人形。620歳。マグノリアという名前はかつてこの人形の持ち主であった人間の少女の事であり、その少女は人形の瞳である発火石で発生した火事で亡くなった。
ルーイ
ゴミ山に住む魔法生物。831歳。言葉は全てカタカナ表記。ちなみに「災いを呼ぶ人形」の最後の初対面のときやゴミ山のセーブポイントからゲームを再開したときに、お茶を湯呑みに入れて一服する姿が見られる。
ボンボヤジ
ゴミ山に住む発明家。58歳。ストーリーを進めるとマイホームにマシンゴーレム作成室を作ってくれる。
ワッツ
鍛冶屋を営むドワーフ。129歳。天然ボケで物忘れが激しい。ストーリーを進めるとマイホームに武器作成室を作ってくれる。
コンゴ
海賊と対立している穴堀り団を率いる大柄の男。55歳。外見に似合わず詩を書くのが趣味。後にヌヴェルが去った教会を占拠する。
プッツィ
コンゴが飼っている犬だが何故か穴堀り団のリーダーとしてまつり上げられており、飼い主であるコンゴから様づけで呼ばれている。16歳(人間年齢64歳)。
アナグマ
アナグマ語という独特の言葉しか話さない種族。中にはコンゴとプッツィが率いる穴堀り団に所属している者もいる。
ザル魚君
ザルに入った魚のような生き物。5歳。港町ポルポタのシーサイドホテルにいる踊り子のルヴァーンシュに夢中になっている。珠魅のサフォーとはかつて親友であり、彼から自らの核を託され宝物として大事に持っていた。
ルヴァーンシュ
シーサイドホテルで踊り子として活躍している少女。14歳。ザル魚君に想いを寄せられているが見向きをせずにいる。
衛兵トーマ
帝国の衛兵を務めている青年。28歳。弟のトーナを帝国船の沈没事故で亡くした。
骸骨戦士トーナ
トーマの弟。23歳没。兄と同じ衛兵を勤めていたが帝国船の沈没事故の犠牲になってしまった。その後は骸骨戦士となり、その姿で兄と再会を果たす。
バーンズ
海賊を率いているセイウチの男性。38歳。穴堀り団とはライバル同士。
海賊ペンギン
バーンズ率いる海賊の一員。語尾に「〜でやんす」をつけて話す者がほとんど。
魔法学校の面々
魔法都市ジオにある魔法学校の教師達。バドとコロナはかつてここに通っていた。
カシンジャ
バトとコロナのかつての恩師である女性教師。29歳。石化トカゲであるバジリスクの獣人。姉御肌のため生徒からは人気が高い。
メフィヤーンス
魔法学校の校長。32歳。悪魔族であり、生まれながら高い魔力を持つが、それに甘んじない研究熱心な人物。慕う生徒は多いものの授業方法は下手。人格者ではあるのだが、魔道絡みになると暴走する事もある。ナクラートスという弟がいた。
ヌヌザック
魔方陣の姿をした魔法学校の教師。ふざけたような振る舞いをするが、正体は過去の戦争で活躍した歴史書にも名が出るほど高位の召喚士で、エスカデ編で登場するルシェイメアの同属である火鱗のワーム、フレイモルドを召喚するほど。召喚術を使いすぎて体が魔方陣に閉じ込められてしまったが、彼自身はそれを悲劇を引き起こした戒めと受け入れており、エメロードの保護者役も務めていた(あえて彼女を「クズ石」と呼ぶ事で彼女の核を狙う輩をけん制していた)。戦争の経験からそれの原因となったマナの力を嫌悪しており、魔法学校でもハトを出す手品を召喚術として教えて戦闘用のは禁忌としているほか、神界のマナの樹が再び世界に現れる事も望んでいない。
テセニーゼ
校医も務めるミイラ姿の女性教師で、無口で不気味なため生徒から畏怖されている。年齢不詳。実は不死皇帝の元妻で、帝国の魔道大臣を務めた優秀な人物。また、現在の姿も転生の魔女という本物のアンデット。カシンジャと仲が良いがヌヌザックは苦手。授業に関しては真面目に行っているが、講義内容がブツブツ呟いている様な声であるため、生徒からは聞こえないと不満の声が上がっている。
クリスティ
蛇の下半身を持つ獣人の女性。38歳。魔法都市ジオで商会を営んでいる女富豪。
サザビー
クリスティの執事を務める犬の獣人の男性。45歳。年齢の割にはかなり小柄な体型でヘイソン達からは子供オヤジと呼ばれている。時々口調が幼稚言葉になる。
ヘイソン
クリスティ商会で働いている森人の青年。20歳。幼馴染みのハッソンと一緒に行動する事が多い。
ハッソン
ヘイソンの幼馴染みである体格の良いドワーフ。21歳。クリスティ商会にある品物を壊した原因で出来た借金を返済するためにヘイソンと共に商会で働いている。商会に就く前は故郷で盗賊をしていたらしい。
グラシエール
フィーグ雪原の奥地で暮らす雪女。水晶の花畑を育てている。
豆一族
丸っこい体型に頭に卵が入っている鳥の巣を乗せた小さな生き物。「プ」しか話せないが彼らの言葉が分かるヌヴェルなら通訳が出来るとの事。白の森にある集落に暮らしており頭の巣に鳥を乗せた長老もいる。
モティさん
シリーズ恒例のキャラクター。28歳。ファ・ディールで、宿屋フロント、店屋カウンターなどを勤めるターバンを巻いた男達。名前のように思えるが、実は出身村の名前から付けられた職業名である。彼ら独特の踊りも「モティ踊り」と呼ばれている。外見はみな同じように見えるが、作らせたカレーの種類で個性の違いがわかる。たとえば港町ポルポタにいるモティさんはシーフードカレーを得意としている。
草人
体が葉っぱで出来ている生物。全ての草人は意識を共有しており個体差が無い。つまり全ての草人が同一人物である。頭に花が咲くと花人に進化する。
マナの女神
ファ・ディールを創造した。マナの樹はこの女神が眠る姿であり、それに触れた者は大いなる力を得ると言われている。

主なスタッフ[編集]

  • ディレクター:石井浩一
  • プロデューサー:河津秋敏
  • プログラム・メイン/バトル:穴澤友樹
  • ゲームデザイン&システムデザインチーフ:松井聡彦
  • アートディレクター&マップBGグラフィックデザインチーフ:津田幸治
  • バトルエフェクト&バトルデザインチーフ:高井浩
  • キャラクターイラストレーション&キャラクターグラフィックデザインチーフ:亀岡慎一
  • ミュージック:下村陽子
  • アーティファクトデザイン&CGアイテムデザイン:高橋政輝
  • プログラムBGマップ&プログラム"RING・ring LAND":深谷文明
  • プログラムワールドマップ:安達景太郎
  • ストーリー&イベントデータチーフ:井上信行
  • ストーリー&イベントデータ:生田美和
  • ストーリー&モンスターモーションデータ:八木正人
  • ワールドマップシステムデザインチーフ&サブシステムデザイン:福川大輔
  • マップデータチーフ:桑田浩之
  • キャラクターグラフィックデザイン:大谷正樹、門井元、森迫弥生、玉井陽子、池田奈緒、佐藤理枝
  • ボスモンスターグラフィックデザインチーフ:松本敏章
  • ボスモンスターグラフィックデザイン:安齋美香、池内真美
  • ペットモンスターグラフィックデザインチーフ:佐々木倫子
  • ペットモンスターグラフィックデザイン:石塚好、織田武士、高橋誠、松浦聖、渡辺豊
  • マップBGグラフィックデザイン:今川伸浩、本庄崇、渡邉亨智、高橋一彦、畑山展子、久保田真弓
  • ワールドマップグラフィックデザイン:奥谷雅司
  • ワールドマップエフェクト&マジックエフェクト:大野茂幸
  • メニューグラフィックデザイン&アイコングラフィックデザイン:大舘隆幸
  • サモンズカードイラストレーションデザイン:浅野雅世、中村貞子
  • マップデータ:丹下俊也、阿比留優子、おぎす・けん
  • イベントデータアシスタント:植田渉、山内一弘
  • モンスターアクスヨンデータアシスタント:進藤和幸
  • サウンドマニピュレータ:石元丈晴、岩崎英則、山崎良、野田博郷
  • サウンドプログラマー:赤尾実
  • サウンドエンジニア:藤田宜敬、菅原輝明
  • サウンドエフェクト:神谷智洋、能澤久敏、中村宏之、三留一純
  • エグゼクティブプロデューサー:武市智行坂口博信鈴木尚

雑記[編集]

同時期に発売された『ファイナルファンタジーVIII』の記録的売り上げに対する、スクウェアの戦略変更に反発した社員が、1999年から2000年にかけて次々に退社する。『聖剣伝説 LEGEND OF MANA』の開発スタッフも例外ではなく、本作の開発におけるメインスタッフだった亀岡慎一穴澤友樹津田幸治井上信行らが退社し独立した。詳細は、ブラウニーブラウンの項を参照のこと。

本作は、最初に発売されたバージョンのみ2枚組となっており、おまけディスク『SQUARE'S PREVIEW Vol.5』が付属していた。このディスクには、スクウェアが1999年6月30日までに発売したゲームソフトのデータを見ることが出来る『SQUARE COLLECTION VOL.2』と、『ベイグラントストーリー』のオートデモ、『frontmission 3』、『デュープリズム』、『クロノ・クロス』の体験版が収録されていた。後に廉価版が複数発売されているが、廉価版にはこのおまけディスクは付属していない。

本作の各名前入力ではオートによる設定も可能になっている。特に主人公のオート名称は、一部『聖剣伝説3』までの聖剣シリーズに登場したキャラクターの名前が使われている。また、女主人公の場合は「エレナ」(『新約聖剣伝説』のヒロインの半公式名称)や「リチア」(『聖剣伝説4』)など、本作より後のシリーズに登場したキャラクター名も見られる。

本作が各誌で掲載されたのは本作の体験版が収録された『サガ フロンティア2』の発売直前の週であったが、その時点ではタイトルを明かしておらず男主人公とニキータのカットだけを出しており、その次週以降で正式にタイトル等を公開している。

関連商品[編集]

音楽CD、漫画、小説が発売されている。

音楽[編集]

作中のBGMは下村陽子が担当。CD2枚組。全55曲。

主題歌のSong of Manaの歌唱はAnnika Ljungberg(アニカ リュングベルグ)、歌詞はスウェーデン語である。

『聖剣伝説 Legend of Mana オリジナルサウンドトラック』

漫画[編集]

聖剣伝説レジェンドオブマナ』というタイトルで「月刊ファミ通Bros.」に連載された。作画は天野シロエンターブレインから単行本全5巻が発売されている。また2008年7月には新装版が発刊され、修正加筆、新たに書き下ろされたおまけの漫画を含め、上下巻あわせ1000ページ弱に及ぶ。

本作は男主人公トトの視点でドラゴンキラー編、宝石泥棒編、エスカデ編の順に展開する、エスカデ編は結末がゲームとは大きく異なり、それ以降は独自のストーリーを展開した。物語の進み方が駆け足気味となっているが、最終話で月刊ファミ通Bros.が休刊しており、そのためと推察される。ゲーム内では主人公(トト、イム)はしゃべらないが、今作ではかなりおしゃべりで感情豊かである(作者曰く「クールが苦手」とのこと)。

また、本編のほかに、漫画本編前のバドとコロナを主役にしたエピソード(2巻収録、元々は設定資料集である『メイキング・オブ・マナ』に収録されていたもの)と、エスカデ編以降のエスカデたちの生活を痛快に描いた4コマ漫画(5巻収録)もそれぞれ単行本に収録されている。

漫画版の登場人物[編集]

ここでは、漫画(漫画版オリジナル以外)での設定について記す。

主要人物[編集]
トト
ゲーム版の男主人公で、本作の主人公。涙もろい熱血漢で激情な性格だが、平時は他作品のゲームキャラクターに惚れていたり、フィギュアについて異常に詳しかったりする三枚目。剣の腕前は確かで、序盤の敵は一撃で仕留めている。必殺技は「乱れ雪月花」、「築地三枚下ろし」。ちなみに愛用の剣は100均で購入したものらしく、ドラゴンキラー編でティアマットに「やっすいなー!!」と突っ込まれた。本来はマナの樹を救うため聖剣を託されていたが、アーティファクト「ポスト」に乗ってファ・ディールに向かう途中ガイアに激突、そのときに聖剣が突き刺さり記憶が分離、聖剣も紛失してしまう。記憶はないが無自覚にアーティファクトを集めていたのか、自宅の箱にはいくつかのアーティファクトをいれていた(ドゥエルには箱庭療法、コロナにはあとでまとめて売るのだと間違われていた)。最後はファ・ディールの人々たちを信じ、マナの樹の腐敗した根を聖剣で切断、マナの樹とファ・ディールを分離させることで世界を救い(その行動は7賢人やかあさまも予想できず驚いていた)ファ・ディールへ帰っていった。
ユーザーからの人気が高いキャラクター。「トト」という名前は、ディレクターの石井浩一がゲームプレイ時に主人公に付けた名前である。後年、『サークルオブマナ』で男主人公の固有名として採用された。
ドゥエル
トトの道案内役のため殆どの行動を共にしている。トトのボケに対するツッコミ役で、時折毒を吐くこともある。時折手にした槍を直にトトへ投げつけるなど、過激なツッコミもある。
バド&コロナ
ゲーム同様、トトの事を「師匠」と呼んでおり、ドゥエルと共にトトのボケに対するツッコミ担当でもある。
魔法学校時代、バドが何かをしでかしたことが原因で学校から退学および学生寮からの退去宣告をされてしまう。その後、人助けをしながら実家のあるドミナに帰るが、家がなくなっていたため路頭に迷っていたところ、トトの家を見つけ空き家と勘違いして住もうとするが、トトにみつかりお仕置きされた後は留守番係として同居を許される。
バドはエスカデ編以降、トトと行動を共にするようになるが、コロナはバドがトトと行動を共にしていることが多いため、ほとんど家で家事をしていることが多い。
ラビ
トトのペット兼非常食のラビで特に固有の名前はない。トトのペットなのか話が進むごとに腹黒い一面を見せていく。話の中では見捨てられたり、つぶされたり、縛られたりと様々な状態になる。現在いるラビは5匹目らしいが定かではない。
ちなみに、トト曰く食べるとカエルみたいな味がするらしく、砂漠にいるラビは割と食べやすいらしい。
イム
ゲーム版の女主人公で、トトの妹。トトより1つ下。キツイ性格をしており、ハッキリと物事をいう。特殊な呪文でルシェイメアを消滅させるなどの特技を持つ。トトよりも努力してアーティファクト使いとしての修行を重ねてきたが、それでもトトに敵わないことに苛立ちを覚え、ついトトに辛く当たってしまう。武器は母から託された槍。その槍は母が昔使っていた思い出の槍でもある(トト曰く「思い槍」)。マナの樹が世界から切り離された後はトトと和解し、樹に残る。
女主人公自体はファミ通Bros.の連載予告や単行本1巻のカバー内表紙、巻末に載っていたが、彼女の登場は24話からである。登場する以前は、読者から出してほしいという要望が一番強かったキャラクターとのこと(予告カットには登場していた)。後年、『サークルオブマナ』で女主人公の固有名として採用された。
マナ
トトにさび付いた聖剣を持ってきた草人。その後はマイホームで暮らしている模様。怪我の治療には「サボテン君用の肥料」や牛乳で葉っぱを拭くなどが行われている。
ドラゴンキラー編[編集]

ゲームと比べ漫画版独自のオリジナルの展開が目立つ中で、ドラゴンキラー編はゲームのシナリオに最も忠実に構成されており、他のシナリオでは単行本を2巻以上を跨ぐが、こちらはストーリーの展開も早いため1巻の約半分にまとめられている。

ラルク
基本的にゲームの設定と大差はないが、やや性格に粗暴さが見られる。また「犬」と呼ばれることを非常に嫌っているような描写がある。
ゲームではシナリオのエンディングで奈落から魂が解放されて地上での活動が出来るようになるが、漫画ではティアマットが奈落に封印されたと同時に自身の魂も奈落に縛られたままで終わっている。
シエラ
ゲームと比べ口調が優しく女性らしくなっており、トト(主人公)を呼び捨てではなく「さん」づけになっている。トトのボケに対して心の声でツッコミを入れることが多い。
ラルクの行動を止めるためにトトに協力を申し入れるが、鉄巨人ラルク戦まではほぼ1人で敵を仕留めており、多勢に対してもほぼ無敵であったので、トトから「俺は必要なのか?」と突っ込まれたほど。ティアマット戦で瀕死の重傷を負って奈落を彷徨うことになるが、トトの呼びかけとラルクの説得で地上に還ることが出来た。
ティアマット
設定はゲームと同様、返り咲いた際にほろりと涙をこぼしたり、シエラ美しいと語っていた。初めて二話挟んで戦う強敵でトト、シエラの二人を相手に奮闘、トトの剣も強靭な額でへし折っている。その後シエラの投げた短刀で左目を傷つけられ逆上。シエラを倒すものの、もう一振りの短刀を持ったトトに切り刻まれて敗北、トトに「今度は百万光年反省しやがれ」と愚痴られた。
ヴァディス
ゲームとほぼ同じ。焔城外のシーンでは報酬を要求してきたトトをシエラとともにひそひそ話していた。
メガロード
登場した時点ですでに倒されており断末魔のセリフのみだった。後に復活している。
ジャジャラ
ラルクを犬呼ばわりしたせいで逆上した彼に一撃で倒された、第二形態は未登場。その骨の一部は伝書鳩を通じてシエラのもとに届けられた。後に復活している。
宝石泥棒編[編集]

ストーリーの展開はゲームとほぼ同じであるが、キャラクターの設定や物語のアレンジに漫画版独自のオリジナルが組み込まれており、後述のアレクサンドルは漫画版のみに登場するオリジナルキャラクターである。

真珠姫
おっとりした性格や迷子癖がある点などゲームと殆ど変わらない。
漫画版で最初に登場したキャラクターであり、メギブの洞窟でモンスターに襲われそうになっていたところをトトに助けられた。ちなみにトトは布団を買いにいく途中で迷子になっていた(何故布団を買わなければいけなかったかはペットのラビが原因ということ以外、具体的な理由は不明)。
瑠璃
ゲームと比べて口数が多く少々短気なところがみられるが、ツッコミキャラとなっているためトトと漫才のようなやりとりを繰り広げる事がしばしばある。
ただ、口にこそ出さないがトトの事を信頼している。
レディパール
基本的な性格はゲームと変わらないが、トトにベタ惚れであり何かとトトのそばにいたがるところがある。
アレクサンドル/サンドラ
宝石泥棒編の登場人物である「宝石商アレックス」と「宝石泥棒サンドラ」の正体で、アレキサンドライトを核とする玉石姫である蛍姫の元騎士。核となる宝石の「色が変わる」という特性のため性別を変えることができるが、アレクサンドルの姿では男性である(ただ同漫画では、サンドラは変身ではなく、女装したアレクサンドルであるような描写がある)。アレックス、サンドラとしてゲームにも出演しているがアレクサンドルという姿では登場せず(最後までアレックスかサンドラの姿)漫画で正式に登場した(但しデザインが製作側からなのか、天野シロのオリジナルなのかは不明)。100年前には「ロードナイト」(漫画オリジナル設定。レディパールが所属していた部隊。ゲームでこれにあたる「玉石の騎士」とは違い複数名がおり、他にはルーベンスとオリジナルの薙刀使いが確認できる)の1人だった。ヌンチャクを武器とするが、隠し持っている短刀なども使用し、すばやい身のこなしでトト、瑠璃、レディパールの3人を相手に互角以上の戦いをした。最後はゲーム同様自分の核を1000個目の宝石として宝石王に託し息絶えた。その後の消息は不明である(ゲームでは復活したと分かるイベントがある)。
エスカデ編[編集]

他の主要ストーリーがほぼゲームと同じ展開である中、漫画版のエスカデ編はほぼオリジナルストーリーとなっている。

ストーリーも1巻での序章および3巻の中盤-5巻の序盤ともっとも長く、5巻にはエスカデたちのその後を描くギャグ4コマが掲載されている。

エスカデ
性格がかなり短気かつ俺様的になっており、何かあるとすぐトトに暴力的ツッコミを入れることが多い。一方で、ゲーム版より独善的な面がやや薄く、最終的には善悪のない赤子になったアーウィンを手にかけることができず、彼を許して悪に堕ちないよう育てることを決めた。
また、おまけの4コマも含め、少々ヨゴレキャラと化している。
ダナエ
ゲームと比べ少々穏やかな性格になっている点以外殆ど変わらないが彼女自身が戦いに関わることは少なく徹底した中立的立場にあり、マチルダにアーウィンと共に時の束縛を受けない妖精界で暮らすよう託した。また、イムと最初に出会ったのも彼女である。
1巻の序章で、彼女の独特な死生観から初対面でトトに宗教の勧誘と間違われた。
マチルダ
ゲームでの思想的な言動は殆ど見られなくなっている。
エスカデ達の争いにとても心を痛めている。
アーウィン
基本的にはゲームと同じく、マチルダに一途で彼女のためなら手段を選ばないという信念で動く。一方、部下に「こんにゃくにする呪い」をかけるなど、真剣なのか冗談なのか分からない行動もしている。また、目的を果たしても心が悲しみに暮れる様子が出るなど、無意識ながら自身の過ちにも気づいており、あくまで「誤った道を進んだ人物」と描かれていた。
最後はトトが聖剣の力でマチルダと共に赤ん坊に転生させて再出発させることにし、エスカデとダナエに託された。
短編/その他の人物[編集]
サボテン君
トトの家の留守番役である。トトが殆ど家を留守にしていたため帰ってきたころには枯れており、日記にはトトが帰ってこないことに対する心の虚しさがつづられていた(その後、水をあげたら復活した)。トトに溺愛されている。彼もトトを慕っており、バドとコロナに立ち位置が奪われると思い、追い出そうとコロナのほうきを捨ててしまった(ゲームでも元となったストーリーがあるが、こちらは単にゴミ出しのつもりだった)。その後はバドたちともうまくいっている様子。また、普通に家の中を歩いている場面もある。
ポキール
第2話より登場。序盤でトトの夢に介入するなど七賢人の中では積極的に行動していた。またマチルダが転生した際にはスカウトしたかったと語っている。ラストのトトの行動で「やっと出番が増える」と肯定的だった。
ガイア
第2話より登場。ゲームでの「賢人の知恵」「賢人を探せ」と同様にダナエ、バドに助言している。またトトがポストに乗って旅だった際にポストがガイアにぶつかってしまいトト・ザ・ブラック誕生の原因を作っている。
オールボン
第4話より登場。奈落の管理人だがかなり仕事をため込んでいる模様。ドラグーン編ではティアマットがマナストーンの回収を実行した際にポキールに「ズボラ」呼ばわりされてしまう。ラストのトトの行動で「ムチャクチャ」「奈落が悪人でパンクする」などやや否定的だった(只の愚痴という見方もある)
トート
第27話より登場。トトのポスト激突のことを話した際に他のメンバーから「早く言ってほしい」と愚痴られていた、後述のロシオッティと共に老人の面が強調されている。
ロシオッティ
第27話で登場。賢人のミーティングに参加しようとするも腰を痛めて結局参加せずたった1コマだけの出番となった。
セルヴァ
第4話より登場。トトの夢に介入したポキールに対して「ただ見守っていればいい」と傍観者の姿勢を崩さなかった。
ニキータ
第1話より登場。トトの強さを見込んで護衛を頼むという「ニキータ商い道中」とほぼ同じ流れだった。
ワッツ
第17話より登場。ガイアの導きで訪ねてきたトトの聖剣を打ち直そうとするもハンマーを便所に落としてしまい報酬付きでトトを向かわせた。結果トトは奈落へ落ちる羽目になった。
コンゴ
アナグマたちと『アナグマ急便』という宅配サービスを営んでいる。
ゲームと違い何故かオカマキャラと化している。後に作者曰く「悪ふざけ」と反省していた。
漫画オリジナルキャラクター[編集]
かあさま
トトとイムの母親。大昔の大戦でマナの樹と出会い、何度も「マナの剣」を使役するものたちを育ててきた。トトにマナの剣、イムに自分が使っていた槍を授ける。トトとイムが集めたアーティファクトはすべて彼女が作った「世界の雛形」。2人をアーティファクト「ポスト」に入れホームランでかっとばして旅に出させた後、枯れてしまったマナの樹と同化して、樹の命を永らえさせていた。喋り方は男勝り。2人に「反省も学習もない人間達の世界を、何故マナの樹が支え続けているか」の意味を汲み取るように諭す。なお、本名は不明(「かあさま」と呼ぶのはイムだけで、トトは「かあさん」と呼ぶ)。
ゲーム本編の七賢人の一人、「傀儡師アニュエラ」が元のキャラクターと思われる。
トト・ザ・ブラック
トトのポストがガイアに衝突した際、トトから分離したトトの記憶の一部が意思を持った生命体。負の思念を持ちファ・ディールを滅ぼそうとした。トトとは違い、性格は高圧的で外見上はバド曰く「なんか黒い」とのこと。トトの姿とシャドウゼロの姿を持つ。バドたちにアーティファクトの真の意味を語った後にマイホームをポストに戻しバドたちを閉じ込め、無理矢理アーティファクトを破壊しようとしようとした。そしてマナを見つけ聖剣のありかを聞き出そうとしたときに帰還したトト再会後トトの身体を乗っ取ろうとするも失敗し消滅。トトは全ての記憶を取り戻した。
ゲーム本編のストーリー「もう1人の自分」に登場する「シャドウゼロワン」が元のキャラクターと思われる(が、自ら「トト・ザ・ブラック」を名乗っている)。

単行本[編集]

小説[編集]

アスキー(のちのエンターブレイン)から『聖剣伝説 レジェンド・オブ・マナ―あまたの地、あまたの人』というタイトルで出版されている。著者は細江ひろみ。挿絵は漫画と同じ天野シロが担当、表紙及び扉絵はゲームと同じく亀岡慎一津田幸治が担当している。

こちらの主人公は名前も性別も不明で、劇中は一人称視点だが心理描写のみで主人公自身の台詞もなく、戦闘中でさえ熱くならない漫画版とは逆のストイックな性格の持ち主。ストーリーはエスカデ編、ドラゴンキラー編、宝石泥棒編の順に進行していく。特にエスカデ編はこれも漫画とは逆のアンハッピーエンド。ストーリーは淡々と進行するが、幕間のサボテン君が放つ皮肉が強烈である。

  • 『聖剣伝説 レジェンド オブ マナ あまたの地、あまたの人』 アスキー/アスペクト(ファミ通文庫 094) 2000年2月3日 初版発行 (ISBN 4-7572-0664-X)

脚注[編集]

  1. ^ 聖剣伝説 LEGEND OF MANA アルティマニア 589ページ

参考文献及び外部リンク[編集]