霊能者
霊能者(れいのうしゃ)とは、霊的存在や霊的世界と接触・交流する能力(霊能力)を持つとされる人物のこと。
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[編集] 概略
霊的な存在を自身の身体を使って語らせたりするいわゆる“霊媒”(ミーディアム)も多くは霊感体質であるとされる。
また、「神の言葉を人々に伝えるとされる預言者も多くの場合、霊感体質(霊媒体質)である」と言われることがある。しかしながら、ユダヤ教は旧約聖書中において、死者の霊魂に伺いを立てる者や口寄せ、また霊媒的行為は原則的に禁止する趣旨の文章が明記されており(申命記18章10〜11節)、実際のところ詳しいことはわかっていない。
「日本では僧侶・神官・巫女・占い師・祈祷師などの職業をしている人の中に若干そういう人たちが存在する」とされる。
青森県むつ市の恐山大祭の時に集まることでも知られる東北地方のイタコは多くが霊的な才能を持っているとされる。視力に障害を持つ人が多いが、一般に「目や耳が不自由な人の中にはその感覚を補うために霊感が発達する人がいる」とも言われている。
新興宗教の教祖には霊感体質とされる者やそう自称する者も多い。そうした教祖の中には、霊能が無いにもかかわらず霊能者を装って詐欺的な霊感商法を行い信者から金品をまきあげ、それが発覚した事例もあり、発覚した事例では事件として報道されることがある。[1]
占いの分野について言えば、逆にあまり霊感を使う者の少ない手相占いでも主に霊感によって占う者もいる。」と言われることもある。
[編集] 心霊協会などでの研究
一般に霊能者や霊能のことを熱心に扱っているのは、各国に存在する心霊協会などである。
[編集] 科学の領域での研究や懐疑派の見解
霊能力を扱っている学問的な領域を挙げるとすれば、超心理学がある。超心理学では、霊能力も含めて、様々な不可思議な現象を科学的に解明しようとした歴史がある。
現時点の科学では、そのメカニズムについては、はっきりしたことは分かっていない。
最近の医学者などからは「霊能力というのは、心因反応・感情障害・統合失調症・脳の器質的疾患・重度の神経症的病状を有するものが、いわゆる霊能者の"霊能力"と関係があるのではないか」指摘されることがある。それらの症状が霊能力者の言動などと類似することがあるためである。例えば、統合失調症の、幻聴、幻覚、妄想などの症状に似ている面もあるため、「いわゆる巷で言われる霊能者の霊能力ととりわけ関係が深いのではないか」「重度の心因反応・感情障害・統合失調症・脳の器質的疾患などがある場合がある」あるいは「霊能者とされる者には脳の共感覚がある」とする仮説を提示する者もいる。だが、その説もあくまで仮説や推測どまりであって、それによってたしかに一部の事例の説明がつくことはあるが、大規模で網羅的な調査が行われているわけでもなく、世に存在する霊能者とされている人々全体のことはよく分かっていない。
懐疑派の人の中には、(霊能の種類によっては)「コールド・リーディングやホット・リーディングといった手法を行使してそれらしく思わせている」といって否定する人もいる。
弁護士の紀頭正樹などは、いわゆる霊能力の中でも病気の治療やヒーリングの能力に関しては「二重盲検法という方法を使えば、本当にその人に能力があるのか無いのかは調べることができる、能力の無い人が行っても、暗示効果により病気が治ったり、手が暖かくなったり・・・といったことは起きる。二重盲検法で霊能的な病気治癒能力が証明されたことはない」といったことを述べた(2007年の紀頭弁護士のブログ[2])。
[編集] 註
- ^ 例えば、オウム真理教で行われていたことは大きく報道された。また神世界という名の組織の行為が事件化したことがある。
- ^ http://kito.cocolog-nifty.com/topnews/200712/index.html
[編集] 霊能者・霊感体質を自称する人の一覧
- 麻原彰晃(霊能者を自称し、信者を勧誘していた[1])
- アリソン・デュボア(『ミディアム 霊能者アリソン・デュボア』参照)[2]
- 池田貴族
- 池田武央(心霊オーガナイザーの肩書で活躍する霊能者。 旧名 池田辰雄)
- 江原啓之(自身は霊能力者ではなく“スピリチュアリスト”と名乗っている[3])
- 大川隆法
- 岡本天明(岡本天明自身は霊能力者であるとは自称していない。むしろ、本人はこうした霊能力があることを嫌がっていた)
- 長南年恵(おさなみとしえ:明治時代の女性。「飲めば病気を治す水」を無から作り出したと言われる[4])
- 織田無道
- 川口喜三郎
- 宜保愛子(ぎぼ・あいこ)
- 木村藤子
- 久慈霊運(くじれいうん:1970年代 - 1980年にマスメディアにしばしば出演した。稲川淳二の「生き人形」という怪談にも登場する。)
- 隈本確(くまもとあきら)
- 弘法院恵正(こうぼういん・けいしょう)[5](心霊スポットを紹介する番組でよく見かける。守護霊をスケッチして鑑定)
- 新宿タケル(「an・an」「Hanako」「CanCam」で紹介され 女性に人気の前世占い師だったが 1991年引退)
- 江流琢水 (こうりゅう・たくみ)
- 西塔恵(さいとうけい)
- サイババ
- 下ヨシ子(しも・よしこ)
- 宗優子(そう・ゆうこ)[6]
- 高橋弘二(「前世のカルマを落とし病気を治す」と称し、霊的治療を行っていた)
- 立原美幸
- 田村真(たむら・しん)『霊能者 田村真の大除霊マニュアル〉』ぶんか社
- 中井椋
- 田中佐和(たなかさわ)
- デヴィ(元「あいのり」出演者)(占いサイト「MIYAのスピリチュアルヒーリングルーム」[3]を運営)
- 出口王仁三郎
- 寺尾玲子[7]
- 寺坂多枝子(江原啓之の師[8])
- テリー・ゴードン (「英国スピリチュアリスト協会」会長[8])
- ドリス・コリンズ(イギリスの女性ミーディアム(霊媒)[8])
- 中井涼平 [9]
- 中村豪(やるせなす)
- 樹寺島丈太郎 [9]
- 奈良文雄[10]
- ネラ・ジョーンズ (イギリスの女性ミーディアム。犯罪捜査にも協力したと言われる[8]。)
- バラート・クラーラ(ハンガリーの未解決・失踪事件番組『痕跡なし』(2002年9月 - )にレギュラー出演し注目された[4]。)
- オービー・トライス
- 白翁祐玄(はくおう・ゆうげん「白翁流 接神術」を習得。それをもとにした「素数学」を教える。宗教ではなく、臨床科学である)
- 深見東州(神道系宗教団体「ワールドメイト」を主宰)
- 福永法源(「天行力」と称し霊的相談、霊的治療などを行っていた[11])
- 福山貞心[12]
- 文鮮明(ぶん・せんめい、統一教会(世界基督教統一神霊協会)の教祖):自身の霊感で合同結婚式で結婚する信者のカップルを組み合わせているとされる[13]
- 北條希功子[14]
- 松居泉典[15]
- 松林秀豪[16]
- 御船千鶴子
- 美輪明宏(霊能力はあるが、本職ではないので浄霊や御祓いはしないとしている[8])
- 森公美子(オペラ歌手、タレント)
- 光穂(明治神宮の「清正井」はブームになる以前から信者に勧めていた。光穂祈祷のお守りは高校球児やプロ野球選手が身に付けている。霊能者を見下す社会が変わらない限りメディアに出ない主義を通している。真言密教のお寺の娘。高僧が何年修行しても得られない能力を生まれながら持ち、その霊能力は『ほんとにあった怖い話』で漫画化された。[5]を運営)
- 星悠太(射撃選手)
- 三由デコ[17]
- 宮地水位(宮地堅磐)
- 横尾忠則(両親の霊と通信できるという)
- 龍賢治(空手家、俳優、声優としても活動した異色の霊能者で法衣師と名乗っていた。法衣師とは本人の話によると沖縄の退魔師のことだと言う。2010年4月、詐欺罪で逮捕)
- 龍降臨(りゅうこうりん)[9]
- 竜青小川(向田邦子の死を予言した事がきっかけで霊能力者として活動を開始。池田武央と心霊ビデオ作品で共演)
- ルドルフ・シュタイナー(霊視により霊的な事象を語り、霊的五感を啓発する方法を本に著した)
- ウィリアム・トーマス・ステッド(ジュリアという霊と交信していた)
[編集] 関連項目
[編集] 関連書籍
- 大石隆一(編・著) 『全国超常現象家名鑑』 1998年2月、ISBN 4-8034-0435-6
- 『日本「霊能者」列伝』 宝島社 2005年9月2日 ISBN-13 978-4796648066
- 小池靖 『テレビ霊能者を斬る メディアとスピリチュアルの蜜月』 ソフトバンククリエイティブ 2007年12月15日
[編集] 脚注
- ^ 『毎日新聞』1995年3月21日付ほか
- ^ 全米のカリスマ霊能者、アリソン・デュボア独占インタビュー!(シネマトゥデイ)
- ^ 江原啓之「スピリチュアリスト」宣言
- ^ 江原啓之 『江原啓之 本音発言』(講談社 2007年10月19日)
- ^ 日本テレビ系『女神のハテナ』2007年8月21日放送
- ^ フジテレビ系『おすピー&ロンブーの起きなさいよッ!!』2006年5月28日放送
- ^ 寺尾玲子 『霊能者 寺尾玲子の心霊質問箱〈第2集〉』(朝日ソノラマ 2004年6月)
- ^ a b c d e 江原啓之 『もっと深くスピリチュアルを知るために』 新潮社 2007年12月1日
- ^ a b c 日本テレビ系『ジェネジャン』2006年9月28日放送[1]
- ^ 『霊界の方程式―あなたの守護霊を100倍活かす法』(広論社 1990年10月)
- ^ 『朝日新聞』2000年11月14日付ほか
- ^ 日本テレビ系『世界!超マネー研究所』 2005年6月18日放送
- ^ 光言社出版企画部(編) 『誰も書かなかった国際合同結婚式』 光言社 1993年3月1日
- ^ 『日刊ゲンダイ』(2007年8月16日号)[2]
- ^ フジテレビ系『放送禁止』」(2003年6月8日放送)
- ^ 松林秀豪 『インチキ霊能力者にダマされるな!―正しい霊能の見分け方、使い方を公開!』アクア出版 2005年5月
- ^ テレビ朝日系『奇跡の扉 TVのチカラ』2004年8月2日放送