東京都立大学 (2020-)

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東京都立大学
南大沢キャンパス 地図
大学設置/創立 2005年
学校種別 公立
設置者 東京都公立大学法人
本部所在地 東京都八王子市南大沢1-1
北緯35度36分59.5秒 東経139度22分37.9秒 / 北緯35.616528度 東経139.377194度 / 35.616528; 139.377194座標: 北緯35度36分59.5秒 東経139度22分37.9秒 / 北緯35.616528度 東経139.377194度 / 35.616528; 139.377194
学生数 9,059
キャンパス 南大沢(東京都八王子市)
日野(東京都日野市
荒川(東京都荒川区
晴海(東京都中央区
丸の内サテライト(東京都千代田区
秋葉原サテライト(東京都千代田区)
飯田橋(東京都千代田区)
学部 人文社会学部
都市環境学部
システムデザイン学部
健康福祉学部
経済経営学部
法学部
理学部
ウェブサイト https://www.tmu.ac.jp/
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東京都立大学(とうきょうとりつだいがく、英語: Tokyo Metropolitan University)は、東京都八王子市南大沢1-1に本部を置く日本公立大学2005年創立、2005年大学設置。大学の略称は都立大(とりつだい)。

2005年に「首都大学東京」として設立されたが、2020年4月から現在の「東京都立大学」に改称した[1]。首都大学東京は「東京都の設置した公立大学法人による新設校」として設置されており、その前身諸校のひとつであり2011年まで存在した旧・東京都立大学と本学の間に直接的な連続性はなく、あくまで別の組織である。

概観

多摩ニュータウンと一体で計画された南大沢キャンパス (3、4、5号館)
首都大学東京時代の学校名標。(東京都八王子市)

大学全体

都立四大学改革の議論の結果、東京都の設置する4つの大学および短期大学東京都立大学 (1949-2011)東京都立科学技術大学東京都立保健科学大学東京都立短期大学)を母体に本学が新設された。既存の3大学・1短期大学は公立大学法人首都大学東京(現・東京都公立大学法人)の設置する大学として併存された後、在学生がいなくなった時点でそれぞれ閉学し、本学へ吸収された。

2020年4月、大学の知名度の低さへの対応を求める声が多かったことや小池百合子東京都知事の意向により、首都大学東京は「東京都立大学」に名称を変更した。前身校の一つである(旧)東京都立大学と同じ校名となることもあり、都立大が「復活」という文脈での取り上げ方[2] [3] [4] も見られたが、本件に関する関係者説明会[5] において大学側は「復活とか元に戻ることを考えたことはない」としており[6]、 かつての東京都立大学に単に回帰するという見方は否定している[7]

なお、英語名称は旧東京都立大学の時代より引き続き "Tokyo Metropolitan University" 、英語名の略称はTMUである。

沿革

略歴

石原慎太郎東京都知事の掲げた「まったく新しい大学をつくる」という公約のもと、東京都大学管理本部が2003年に発表した「都立の新しい大学の構想について」という新大学構想に基づき設立された。母体となった大学は、東京都立大学、東京都立科学技術大学、東京都立保健科学大学、東京都立短期大学である。以前の大学名である「首都大学東京」は日本で唯一「大学」の語が末尾に付かない大学であった[8]

年表

  • 2005年 - 4学部7学科21コース・6研究科36専攻からなる総合大学として新設(大学院は母体となった各校のものをそのまま踏襲)。初代理事長に高橋宏、初代学長に西澤潤一が就任。
  • 2006年 - システムデザイン学部にインダストリアルアートコースを開設。大学院を改組。
  • 2008年 - 都市環境学部に自然・文化ツーリズムコースを開設。都市環境科学研究科に観光科学専修を開設。
  • 2009年 - 都市教養学部に経済学コースを開設。大学院の組織を学域に改組、改称。
  • 2010年 - システムデザイン研究科にインダストリアルアート学域を開設。
  • 2018年 - 都市教養学部に含まれている人文・社会系、法学系、経営学系、理工学系の4つの学系を独立させ、新たに人文社会学部法学部経済経営学部理学部を設置するなどの改組を行う。大学院もこれに対応する構成へと再編し、7学部23学科・7研究科11専攻17学域の体制となった[9][10]
  • 2018年8月24日 - 大学名称を2020年4月より「東京都立大学」に改称することを発表。
  • 2019年4月4日 - 「首都大学東京」としての最後の入学式が行われた[11]
  • 2020年4月1日 - 大学名称を「東京都立大学」に変更した。

基礎データ

学 長上野淳

理事長島田晴雄

所在地

以下のメインキャンパスとサテライトキャンパスで教育・研究を行っている[12]

象徴

首都大学東京時代のコミュニケーションマークスクールカラーをそのまま、新たなシンボルマークシンボルカラーとして使用している [13]

  • シンボルカラーはブルー[14][15]
  • アルファベットの "T" と上向きの矢印を組み合わせたシンボルマークは、自発の心が未来を拓くというコンセプトで制定された[15]

首都大学東京時代のシンボル

  • シンボルカラーは、ブルーグレー。[16]
  • 黒とブルーグレーで4分割された長方形のシンボルマークは、四つの大学を統合したことを象徴すると共に、あらゆる情報・人間の交差点である首都東京で起きている事象を新しい視点でトリミングし、首都東京そのものを素材に教育・研究していくという大学の姿勢を表している。2005年2月佐藤卓デザイン事務所の佐藤卓により制作された[16]
  • 2017年3月、アルファベットの "T" と上向きの矢印を組み合わせたコミュニケーションマークと、スクールカラーとしてブルー[14]が制定された。[17]

校歌

松木日向緑地

「松木日向緑地」は、東京都立大学(南大沢キャンパス)の敷地内にある丘陵地帯の斜面に、東西へ伸びた緑地帯。雑木林を自然の姿のまま残した公園のような趣きが学生のみならず付近の住民にも親しまれている。かつては人々の生活に密着した薪炭林として、多摩ニュータウンの開発以降は緑地保全の対象地の一つとして残されてきた。10ヘクタールという比較的小さな緑地の中では多くの動物や植物を見ることもできる。西側には池があり、大学の研究用であるとのことだが、小さな橋やベンチなどが設けられており公園としても利用されている。東側には小規模ながら梅林があり、早春に咲く白梅と紅梅の色と香りが訪れる人々の目を楽しませてくれる。

東京都立大学ボランティアセンターでは、地域ボランティアプログラム「松木日向緑地プログラム」として、「都立大・松木日向緑地」をフィールドとして、多世代による里山保全と利活用を通して豊かなコミュニティを形成する。ことをテーマに里山の保全・多世代交流の活動を行っている。[18]

教育および研究

2号館・旧科学技術交流棟(日野)
大学広場(南大沢)
インフォメーションギャラリー(南大沢)
松木日向緑地(南大沢)

組織

2018年度に改組が行われた。主な変更内容は下記の通り。

  • 都市教養学部の4学系を再編し、学部として設置
  • 都市教養学部とシステムデザイン学部に分散している工学分野の再編
  • 都市教養学部都市政策コースを発展解消し、都市環境学部都市政策科学科を設置
  • 新たな学部構成に対応するよう大学院も再編を行うとともに、分野横断プログラムを導入

学部

2019年度までの学士入学生(3年次編入生)は従前の学部学科に所属する。

副専攻

全ての学部学生が選択することができ、主専攻に加えて履修することが可能。

  • 人間健康科学副専攻コース
  • 観光経営副専攻コース(2017年度までの入学生対象)/観光マネジメント副専攻コース(2018年度以降の入学生対象:観光科学科に所属する学生を除く)

グローバル人材育成入試(AO入試)に合格した学生が履修することができる副専攻。

  • 国際副専攻コース
専攻科

2017年度入学生までの学部学科構成

都市教養学部 都市教養学科
学系・コース(人文・社会系、法学系、経営学系、理工学系、都市政策コース)
都市環境学部 都市環境学科
コース (地理環境コース、都市基盤環境コース、建築都市コース、分子科学応用コース、自然・文化ツーリズムコース)
  • 地理環境コース
    • 研究室[30]
      • 地形・地質環境分野
        地形・地質学研究室、環境変遷学研究室(活動休止中[31]
      • 気候・水文環境分野
        気候学研究室、地理情報学研究室
      • 地域環境分野
        環境地理学研究室、都市・人文地理学研究室
  • 都市基盤環境コース
    • 研究グループ[32]
      • 社会基盤分野
        構造グループ、設計グループ、計画・交通グループ
      • 環境システム分野
        水・環境工学グループ、海岸グループ、水文グループ、水理グループ
      • 安全防災分野
        土木材料グループ、地盤工学グループ、トンネル地下空間グループ、土木防災グループ
  • 建築都市コース
    研究分野[33]:建築計画・都市計画分野、建築歴史・意匠分野、建築生産分野、建築構造分野、建築環境分野、都市情報・空間システム分野、都市人間・社会システム分野
  • 分子応用化学コース
    研究分野[34]:先端機能物質分野、先端物質デザイン分野、エネルギーデバイス分野、環境分子化学分野、分子計測化学分野、環境調和化学分野
  • 自然・文化ツーリズムコース(3年次進級時に選択。全ての学部から進級可能)
    領域[35]:自然ツーリズム、観光政策・情報、文化ツーリズム
システムデザイン学部 システムデザイン学科[36]
コース (知能機械システムコース、情報通信システムコース、 航空宇宙システム工学コース、経営システムデザインコース、インダストリアルアートコース)
  • 知能機械システムコース[37]
    研究分野:制御・ロボット工学、人間・システム工学、材料・加工・計測工学
  • 情報通信システムコース
    研究分野:情報システム、通信システム、メディア情報処理
  • 航空宇宙システム工学コース
    研究分野:航空宇宙流体力学、推進システム工学、航空宇宙材料・構造工学、航空宇宙構造制御工学、宇宙利用工学
  • 経営システムデザインコース
    研究分野:マネジメント工学、人間工学、社会システム工学
  • インダストリアルアートコース
    研究分野:プロダクトデザインコア、メディアアートコア
健康福祉学部
学科(看護学科、理学療法学科、作業療法学科、放射線学科)
  • 看護学科
  • 理学療法学科
  • 作業療法学科
  • 放射線学科

東京都立大学大学院

以下、特記していない専攻は博士前期課程博士後期課程である。

人文科学研究科
法学政治学研究科
経営学研究科
  • 経営学専攻
    • 経営学プログラム (MBA)
    • 経済学プログラム (MEc)
    • ファイナンスプログラム (MF)
理学研究科
  • 数理科学専攻
  • 物理学専攻
  • 化学専攻
  • 生命科学専攻
都市環境科学研究科
  • 地理環境学域
  • 都市基盤環境学域
  • 建築学域
  • 環境応用化学域
  • 観光科学域
  • 都市政策科学域
システムデザイン研究科
  • 情報科学域
  • 電子情報システム工学域
  • 機械システム工学域
  • 航空宇宙システム工学域
  • インダストリアルアート学域
人間健康科学研究科
  • 看護科学域
  • 理学療法科学域
  • 作業療法科学域
  • 放射線科学域
  • フロンティアヘルスサイエンス学域
  • ヘルスプロモーションサイエンス学域
分野横断プログラム

所属研究科の主専攻科目に加え、他専攻・学域で開設されている所定の科目と分野横断プログラム専門科目を履修し単位取得することで認定される。 各プログラムが指定する専攻・学域に所属する博士前期課程の学生を対象に、希望者を毎年4月に募集する。

2018年度は下記のプログラムが開設されている:

超電導理工学プログラム

対象の専攻・学域:

  • 理学研究科物理学専攻
  • 理学研究科化学専攻
  • システムデザイン研究科電子情報システム工学域
生体理工学プログラム

対象の専攻・学域:

  • システムデザイン研究科機械システム工学域
  • 理学研究科生命科学専攻
  • 人間健康科学研究科ヘルスプロモーションサイエンス学域

2017年度入学生までの大学院構成

以下、特記していない専攻は博士前期課程博士後期課程である。

人文科学研究科[39]
社会行動学専攻、人間科学専攻、文化基礎論専攻、文化関係論専攻
社会科学研究科
法学政治学専攻、法曹養成専攻、経営学専攻
理工学研究科
数理情報科学専攻、物理学専攻、分子物質化学専攻、生命科学専攻、電気電子工学専攻、機械工学専攻
都市環境科学研究科 都市環境科学専攻
地理環境科学域、都市基盤環境学域、建築学域、都市システム科学域、分子応用化学域、観光科学域
システムデザイン研究科 システムデザイン専攻
知能機械システム学域、情報通信システム学域、航空宇宙システム工学域、経営システムデザイン学域、インダストリアルアート学域
人間健康科学研究科 人間健康科学専攻
看護科学域、理学療法科学域、作業療法科学域、放射線科学域、フロンティアヘルスサイエンス学域、ヘルスプロモーションサイエンス学域

研究センター

以下の研究センターを有する[73]

  • 宇宙理学研究センター
  • 生命情報研究センター
  • の化学研究センター
  • 言語の脳遺伝学研究センター
  • 水道システム研究センター
  • コミュニティ・セントリック・システム研究センター
  • 子ども・若者貧困研究センター
  • ソーシャルビッグデータ研究センター
  • 気候学国際研究センター
  • 金融工学研究センター
  • 水素エネルギー社会構築推進研究センター
  • ナノ工学・メカノバイオロジー融合医工連携研究センター
  • 超伝導理工学研究センター
  • エネルギーインテグリティーシステム研究センター
  • 火山災害研究センター
  • 地域共創科学研究センター

附属機関

  • 大学教育センター
  • 国際センター
  • オープンユニバーシティ
  • 学術情報基盤センター
    • 図書館
      • 本館(南大沢キャンパス)
      • 日野館
      • 荒川館
  • 総合研究推進機構

主な施設

  • 情報処理施設
  • 牧野標本館
  • 国際交流会館
    • 2010年4月、1階レストランに「ルヴェソンヴェール南大沢」がオープン。同店は大学関係者でなくても利用できる。
  • 小笠原研究施設
    • 小笠原村父島に所在。小笠原に研究施設を持つ大学は東京都立大学のみであり、旧都立大時代からの40年近い研究実績を有する。使用時は施設の一部が島民に開放されている。
  • 富士見高原学外施設

研究

21世紀COEプログラム

21世紀COEプログラムとして1件のプロジェクトが採択された。

  • 2003年(東京都立大学での採択)
    機械、土木、建築、その他工学系
    巨大都市建築ストックの賦活・更新技術育成

教育

学部1、2年次を対象とし、「実習現場での体験を通し、問題意識と課題解決能力を高めること」を目的とする取り組み。東京都庁の各部局や博物館、美術館などの外郭団体、都内自治体、民間企業など約350か所の実習先を用意し、体験学習を実施している。

  • 大学院教育改革支援プログラム
    • 公共経営の人材育成プログラム
    • 物理と化学に立脚し自立する国際的若手育成
    • 企画評価力を備えた創造的生命研究者の育成
    • 理工横断型人材育成システムの再構築
  • 「魅力ある大学院教育」イニシアティブ
    • 物理と化学の融合した視野の広い研究者育成
    • 異分野経験を核とする独創的思考回路の構築
  • がんプロフェッショナル養成プラン
    • 南関東圏における先端的がん専門家の育成-患者中心のチーム医療を牽引する人材養成の拠点づくり-
  • 専門職大学院等における高度専門職業人養成教育推進プログラム
    • 熟練技術者を活用したものづくり実践教育
  • 大学教育の国際化加速プログラム(海外先進教育研究実践支援)
    • 国際的実践的専門職を育成する連携教育-英国大学との戦略的互恵教育プロジェクト-
  • 大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム
    • QOL向上を目指す専門職間連携教育用モジュール中心型カリキュラムの共同開発と実践
  • 大学生の就業力育成支援事業
    • 自発活動力育成を軸とした仕事基礎力の向上

学生生活

入学式

入学式は毎年春に千代田区東京国際フォーラムで行われる。

部活動・クラブ活動・サークル活動

体育会・文化部連合・サークル連合の各上部団体のもと、部・サークル活動が行われている。また、上部団体に加盟しない団体の活動もある。原則として、体育会所属の団体はサークル棟に部室がある。また、文化部連合・サークル連合所属の団体と各委員会は学生ホールに部室がある。

学園祭

みやこ祭(みやこまつり)と称する大学祭が南大沢キャンパスで、楓祭と称する大学祭が日野キャンパスで、青鳩祭と称する大学祭が荒川キャンパスでそれぞれ催される。なお、「みやこ祭」以外は4大学統合以前からの名称を引き継いでいる。また、2005年度から大学祭の日程が以前の4日間から3日間に短縮された。

また、2006年度は日野キャンパス「楓祭」は開催されず、学内イベントとして「木風祭」が開催された。

みやこ祭ではカラオケ大会、花火、著名人による講演会、ライブパフォーマンスや展示、模擬店などの企画が運営団体・大学祭実行委員会により催される。

大学関係者と組織

大学関係者組織

大学の同窓会は「東京都立大学同窓会」と称する。 首都大学東京の開校にあわせ、(旧)東京都立大学同窓会(八雲会)・東京都立科学技術大学同窓会・東京都立保健科学大学同窓会(青鳩会)が統合し「首都大学東京同窓会」として発足。2020年4月の大学改称に伴い、同窓会も「東京都立大学同窓会」と改称した。

大学関係者一覧

施設

キャンパス

大学の休日を除き、日野キャンパス - 南大沢キャンパスを結ぶ学内バスが走っている。

南大沢キャンパス

使用学部
  • 全学部(システムデザイン学部は2年生まで、健康福祉学部は1年生のみ)
使用研究科
  • 人文科学研究科
  • 法学政治学研究科
  • 理学研究科
  • 都市環境科学研究科
  • 人間健康科学研究科ヘルスプロモーションサイエンス学域
  • 社会科学研究科(法曹養成専攻、経営学専攻MBAプログラム、MFプログラムを除く)
  • 理工学研究科
使用附属施設
交通アクセス

南大沢キャンパスでは学生数が増えたために食堂の混雑が激しくなっている。また、生協の混雑解消のため、前期・後期初めの学生が多い時期はインフォメーションギャラリーにて昼休みに弁当販売を行っている。

八王子八十八景の一つである。

日野キャンパス

2号館(日野キャンパス)
使用学部
  • システムデザイン学部(3年生 - )
使用研究科
  • システムデザイン研究科
使用附属施設
交通アクセス

荒川キャンパス

荒川キャンパス
使用学部
  • 健康福祉学部(2年生 - )
使用研究科
  • 人間健康科学研究科(ヘルスプロモーションサイエンス学域を除く)
使用附属施設
交通アクセス

晴海キャンパス

使用学部
  • なし
使用研究科
  • 法学政治学研究科法曹養成専攻
  • 社会科学研究科法曹養成専攻
使用附属施設
交通アクセス
  • 地下鉄月島駅より徒歩。
  • 新橋駅東京駅より、都営バス(業10、東15系統)で「晴海一丁目」下車。
  • 亀戸駅両国駅より、都営バス(門33系統)で「月島三丁目」下車、徒歩。

丸の内サテライトキャンパス

使用学部
  • なし
使用研究科
  • 経営学研究科
  • 社会科学研究科経営学専攻MBAプログラム、MFプログラム
使用附属施設
  • 金融工学研究センター
交通アクセス

2016年から供用開始。日本の金融の中心である東京都千代田区丸の内の永楽ビルディング18階に所在。同ビルには三井住友信託銀行株式会社本店などがある。JR東京駅および地下鉄大手町駅に直結しており、社会人学生が通学しやすいキャンパスとなっている。大学院経営学研究科、社会科学研究科経営学専攻が使用する。同キャンパスは、東京を世界的な金融拠点に育てる「国際金融センター構想」の一環として設置された。社会科学研究科経営学専攻MBAプログラム、MFプログラム合わせて約80人の学生が利用しており、その大半が社会人学生である。

秋葉原サテライトキャンパス

使用学部
  • なし
交通アクセス
  • JR秋葉原駅より徒歩1分、つくばエクスプレス秋葉原駅から徒歩2分、東京メトロ日比谷線秋葉原駅から徒歩5分
  • 東京メトロ銀座線末広町駅から徒歩5分

飯田橋キャンパス

飯田橋キャンパスが入居する東京区政会館
使用学部
  • なし
交通アクセス
  • JR飯田橋駅東口から徒歩3分
  • 東京メトロ東西線飯田橋駅A5出口から徒歩0分


寮・寄宿舎

南大沢キャンパス敷地内に学生寮があり[75]、その建物を二分する形で寄宿舎と桜都(おうと)寮がそれぞれ設けられている。もともと旧東京都立大学時代に存在していた寄宿舎施設に、首都大学東京への改組に際して、「人間形成」を目的として寄宿舎施設の一部を使用する形で学生寮が新設された。

その関係上、寄宿舎は学生サポートセンター、桜都寮は学生課が管理している。

寄宿舎は「一般的な大学の寮」としての役割・性質を持ち、保護者の所得や通学距離が入舎条件である。

一方、入寮に際し試験(一次試験:小論文の提出、二次試験:面接)を課す桜都寮では、週一回のセミナーやボランティアを寮生の自主運営で行っている。他にも都内や歴史的な史跡を見学する研修旅行が年に二回行われるなど、「教育機関」としての性質も持ち合わせている。

桜都とは、第3期・第4期在寮生によって、寮に親しみを込められるよう寮名称を募り、投票により名称が考案された。名称の由来は、毎年春に咲く寮庭の桜(ソメイヨシノ)が大変立派であることに因む。現在学生課に、学生寮の正式名称として扱ってもらえるよう交渉中である。

2007年12月から寄宿舎・寮内でインターネットが利用可能になった。

門限、起床時間といった規則は無く(桜都寮ではセミナーへの参加が義務付けられている)、大学の立地条件もあってか入寮希望者も毎年部屋数に対して大きく上回っている。入寮可能期間は2年(延長申請が受領されると3年に延長可能)。入浴場・調理施設は全寮生共用、トイレはコミュニティー内共用となっている。

対外関係

地方自治体との協定

他大学との協定

国際学術交流協定

全学
部局間
人文科学研究科
社会科学研究科
法学系
経営学系
理工学研究科
理工学系・都市環境学部・システムデザイン学部
都市環境科学研究科
システムデザイン研究科
健康福祉学部

映画・テレビ作品への登場

関連項目

脚注

  1. ^ お知らせ:ニュース:首都大学東京の名称変更について”. 首都大学東京 (2018年8月24日). 2018年8月24日閲覧。
  2. ^ “「東京都立大学」復活へ 首都大学東京が2020年4月に改名を正式決定”. 弁護士ドットコムニュース. (2018年8月24日). https://www.bengo4.com/internet/n_8422/ 2018年11月1日閲覧。 
  3. ^ “首都大学東京、再び都立大へ 小池知事発表、20年から”. 朝日新聞. (2018年8月24日). https://www.asahi.com/articles/ASL8S52BTL8SUTIL017.html 2018年11月1日閲覧。 
  4. ^ “「都立大」復活へ 平成32年度から 「首都大」知名度低迷で名称変更”. 産経新聞. (2018年8月24日). https://www.sankei.com/life/news/180824/lif1808240033-n1.html 2018年11月1日閲覧。 
  5. ^ 大学名称に関する関係者説明会(8月27日)”. 首都大学東京 (2018年9月28日). 2018年11月1日閲覧。
  6. ^ Q&A” (PDF). 首都大学東京 (2018年9月28日). 2018年11月1日閲覧。
  7. ^ 首都大学東京の名称変更について” (PDF). 首都大学東京 (2018年8月27日). 2018年11月1日閲覧。
  8. ^ 新銀行東京も同様に「銀行」の語が末尾に付かない唯一の銀行であり、同じく石原慎太郎が公約のもと立ち上げた銀行であったが、2018年5月より東京都民銀行、八千代銀行と合併しきらぼし銀行となった。
  9. ^ “首都大7学部に再編、「都市教養学部」を4分割”. 月刊私塾界 (全国私塾情報センター). (2016年5月17日). http://www.shijyukukai.jp/2016/05/11003 2019年12月23日閲覧。 
  10. ^ 平成30年4月に学部・大学院を再編します。”. 首都大学東京 (2017年4月26日). 2017年5月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年12月23日閲覧。
  11. ^ “最後の首都大学東京の入学式 来年4月に校名変更”. 産経ニュース (産経デジタル). (2019年4月5日). https://www.sankei.com/region/news/190405/rgn1904050021-n1.html 2019年12月23日閲覧。 
  12. ^ 首都大学東京・交通アクセス(2018年8月22日閲覧)。
  13. ^ 名称変更後の大学シンボルマークについて”. 2020年4月4日閲覧。
  14. ^ a b Pantone 7455C
  15. ^ a b 大学のシンボルマーク”. 2020年4月4日閲覧。
  16. ^ a b 首都大学東京のシンボルマーク”. 2011年1月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月9日閲覧。
  17. ^ 私たちの「コミュニケーションマーク」が誕生しました。”. 2020年4月4日閲覧。
  18. ^ 地域ボランティアプログラム 「松木日向緑地プログラム」”. 東京都立大学 ボランティアセンター. 2021年2月2日閲覧。
  19. ^ 2年次に、社会学教室、社会人類学教室、社会福祉学教室、心理学教室、教育学教室、言語科学教室、日本語教育学教室のいずれかに所属。
  20. ^ 2年次に、哲学教室、歴史学・考古学教室、表象文化論教室、日本文化論教室、中国文化論教室、英語圏文化論教室、ドイツ語圏文化論教室、フランス語圏文化論教室のいずれかに所属。
  21. ^ 2年次進級時にコースを選択。
  22. ^ 2年次進級時にコースを選択。
  23. ^ 学科のホームページ[1]によると、地形・地質学研究室、気候学研究室、地理情報学研究室、環境地理学研究室、都市・人文地理学研究室がある。
  24. ^ 学科のホームページ[2]によると、教員は、建築計画・都市計画分野、建築歴史・意匠分野、建築生産分野、建築構造分野、建築環境分野に分かれている。
  25. ^ 学科のホームページ[3]によると、研究室は、先端機能物質分野、先端物質デザイン分野、エネルギーデバイス分野、環境分子化学分野、分子計測化学分野、環境調和化学分野に分かれている。
  26. ^ コース、分野の構成は、2016年入学生用の大学案内[4]、2015年入学生用の大学案内[5]による。2年次進級時にコース・分野を選択する。
  27. ^ 2年次進級時にコース選択。
  28. ^ 2年次進級時にコース選択。
  29. ^ 2年次進級時に選択。全ての学部から進級可能。
  30. ^ http://www.ues.tmu.ac.jp/geog/education/undergraduate/index.html
  31. ^ http://www.ues.tmu.ac.jp/geog/guide/studies/index.html#studies04
  32. ^ http://www.ues.tmu.ac.jp/civil/research/field/index.html
  33. ^ http://www.ues.tmu.ac.jp/aus/1_outline/1_outline.html
  34. ^ 研究室は、5つの研究分野に分かれているほか、特任教授による特任研究室もある。[6]
  35. ^ 教員は3領域に分かれている。[7]
  36. ^ 研究分野は、2016年入学生用のシステムデザイン学部案内[8]による。
  37. ^ 2015年度に、ヒューマンメカトロニクスシステムコースから改名。
  38. ^ 分野単位で募集。
  39. ^ 分野は、2016年度入学生用の大学院案内[9]、人文科学研究科案内[10]、学生募集要項(博士前期課程[11]、後期課程[12])による。なお、日本・中国文化論分野は日本文学教室、中国文学教室の2教室、欧米文化論分野は英文学教室、ドイツ文学教室、フランス文学教室の3教室で構成。その他は、分野名と同名の1教室があるのみ。募集は教室単位となる。哲学分野(教室)は哲学、西洋古典学の2領域からなる。
  40. ^ 分野は、2015年度入学生用の大学院案内、学生募集要項(博士前期課程[13]、後期課程[14])による。分野単位で募集。
  41. ^ a b c d e 2016年度入学生用の学生募集要項の指導教員・連携客員教員及び研究分野紹介(博士前期課程[15]、後期課程[16]
  42. ^ 専門が複数の「系」にまたがる教員もいる
  43. ^ 専門が複数の「系」にまたがる教員もいる
  44. ^ 研究室には「素粒子理論」「高エネルギー理論」「原子核ハドロン物理」「宇宙理論」「非線形物理」「量子凝縮系理論」「強相関電子論」「高エネルギー実験」「原子物理実験」「宇宙物理実験」「電子物性」「ナノ物性」「表界面光物性」「粒子ビーム物性」「ソフトマター物性」がある[17]
  45. ^ 理化学研究所所属の教員が担当。
  46. ^ 宇宙航空研究開発機構(JAXA)所属の教員が担当。
  47. ^ 産業技術総合研究所所属の教員が担当。
  48. ^ 「無機-分析化学系」の研究室には「無機化学」「環境・地球化学」「宇宙化学」「同位体化学」が、「有機-生物化学系」の研究室には「有機構造生物化学」「有機化学」「生物化学」「有機合成化学」が、「物理化学系」の研究室には「物性物理化学」「分子集合系物理化学」「反応物理化学」「理論・計算化学」があるほか、化学コース特任研究室が2研究室ある。[18]
  49. ^ 2015年度入学生用の学生募集要項の指導教員・連携客員教員及び研究分野紹介(博士前期課程、後期課程)
  50. ^ 産業技術総合研究所所属の教員が担当。
  51. ^ 東京都健康長寿医療センター研究所と東京都医学総合研究所所属の教員が担当。
  52. ^ 理化学研究所基幹研究所と東京都医学総合研究所、東京都健康長寿医療センター研究所所属の教員が担当。
  53. ^ 東京都医学総合研究所所属の教員が担当。
  54. ^ 理化学研究所所属の教員が担当。
  55. ^ 産業技術総合研究所所属の教員が担当。前期課程のみ。
  56. ^ 「システム制御工学研究室」「電子システム工学研究室1」「電子システム工学研究室2」「電磁応用技術研究室」「計算機応用工学研究室」、「光・マイクロ波工学研究室」がある。[19]
  57. ^ 「パワーエレクトロニクス研究室」「電磁応用技術研究室」「プラズマ応用研究室」「マイクロ電気力学研究室」「システム制御工学研究室」がある。[20]
  58. ^ 「電子デバイス工学研究室1」「電子デバイス工学研究室2」「超電導応用工学研究室」がある。[21]
  59. ^ システムデザイン研究科知能機械システム学域に所属する教員が担当。
  60. ^ 産業技術総合研究所エネルギー技術研究部門に所属する教員が担当。
  61. ^ a b c d e f 2016年度入学生用の学生募集要項(博士前期課程[22]、後期課程[23]
  62. ^ 2016年度入学生用の学生募集要項(博士前期課程)
  63. ^ 身近な文化遺産としての建築ストックの賦活、更新とそれを基点とする地域活性化プロジェクト
  64. ^ a b c d e 2016年度入学生用の学生募集要項の概要・指導予定教員一覧(博士前期課程[24]、後期課程[25]
  65. ^ 2015年度入学生用の人間健康科学研究科の学生募集要項(博士前期課程[26]、後期課程[27])、2016年入学生用の看護科学域研究案内[28]
  66. ^ 2015年度入学生用の人間健康科学研究科の学生募集要項(博士前期課程、後期課程)、2016年入学生用の理学療法科学域研究案内[29]
  67. ^ 2016年度入学生用の人間健康科学研究科の学生募集要項(博士後期課程)によると、募集はしていない。
  68. ^ 2016年度入学生用の人間健康科学研究科の学生募集要項(博士前期課程[30]、後期課程[31])による。
  69. ^ 2016年度入学生用の人間健康科学研究科の学生募集要項(博士前期課程、後期課程)、放射線科学域研究案内[32](p18)
  70. ^ 2016年度入学生用の人間健康科学研究科の学生募集要項(博士前期課程、後期課程)、フロンティアヘルスサイエンス学域研究案内[33]
  71. ^ 2015年度入学生用の人間健康科学研究科の学生募集要項(博士前期課程、後期課程)による。
  72. ^ a b ヘルスプロモーションサイエンス学域研究案内[34]で紹介されている組織構成では、助教が担当する分野も記載されており、運動生理学・行動神経科学、運動生化学があるとされる。なお、そこでは前期、後期の区別はない。
  73. ^ 首都大学東京・研究センター(2018年8月22日閲覧)。
  74. ^ 日野市発行『「保存版」ひのミニバス』より
  75. ^ 首都大学東京学生寮”. 首都大学学生サポートセンター. 2020年1月26日閲覧。

外部リンク