ジョージア工科大学
![]() カーネギー・ビルディング | |
過去の名称 | Georgia School of Technology |
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校訓 | Progress and Service |
学校種別 |
公立 Space grant |
設立年 | 1885年10月13日 |
所属 |
AAU SURA ORAU APLU |
基金 | $1.89 billion (Fall 2014)[1] |
学長 | George P. "Bud" Peterson |
副学長 | Rafael L. Bras |
学部長 | John Stein |
大学職員数 | 5,516[2] |
理事会人数 | 123[2] |
学生数 | 25,017 (Fall 2015)[3] |
学部生数 | 15,132 (Fall 2015)[3] |
大学院生数 | 9,885 (Fall 2015)[3] |
所在地 |
米国 ジョージア州アトランタ 北緯33度46分33秒 西経84度23分41秒 / 北緯33.77583度 西経84.39472度座標: 北緯33度46分33秒 西経84度23分41秒 / 北緯33.77583度 西経84.39472度 |
キャンパス | 都市型373エーカー (1.51 km2)[4] |
Newspaper | The Technique |
スクールカラー |
White and GT gold[5] |
有名なチーム | Yellow Jackets |
マスコット | Buzz and Ramblin' Wreck |
Sporting affiliations | NCAA Division I – ACC |
ウェブサイト |
www |
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ジョージア工科大学(英語: Georgia Institute of Technology)は、ジョージア州アトランタに本部を置くアメリカ合衆国の州立大学である。1885年に設置された。Georgia Tech(ジョージアテック)、Tech、GATech, Gatechと略される。
米国工科系大学の超名門校で、Times Higher Education 2017の世界大学総合ランキングでは世界で33位(東京大学が46位)、工学の分野では世界で7番目[6]で, コンピューターサインエンスでは、世界で7位(2018)、アメリカでは工学のほぼ全ての分野において常にTop5にランクされている世界屈指のエリート名門工科大学の1つ、南部のMIT (MIT of the South)[7] と呼ばれ、米国工科大学の御三家 (北東のMIT,西のCalTech,南のGeorgia Tech) の1つとされている。
入学難易度においてもSATの平均点ではUC Berkeleyを抜いて州立大学第1位となっており、近年では人気が高まり、入学倍率は連続7年間上昇し続けており、2018年の合格率は22%であり、ジョージア州外からの合格率は17%、留学生の合格率は極めて低く、4%程だとされている。同校の一年次入学生の平均GPAは4.03( 4.00 を満点とするスケール換算)、高校在学時の学年順位で上位10%内に位置していた学生の数が全体の95%を占める。大学院のレベルは学部よりも高く、工学系の大学院ランキングでは全ての分野に置いて常にTOP5入りとなっている。ミッドタウン・アトランタの西に広がる400エーカー(1.61平方キロメートル)のキャンパスに、1万7千名強の大学生・大学院生を擁している。マスコットは、イエロージャケットを着たBuzz(ミツバチ)。
学部では、工学部、建築学部、経営学部、リベラルアーツ学部、理学部、計算機科学部、大学院では工学研究科、建築学研究科、経営学研究科、リベラルアーツ研究科、理学研究科、計算機科学研究科などがある。同じくアトランタに位置している私学名門エモリー大学とダブル学位プログラムを設置している。卒業生には米国大統領、ノーベル賞受賞者やNASAの宇宙飛行士などが多数含まれている。
歴史[編集]
アメリカ合衆国の南東部を代表する工科大学のひとつ。 1885年10月13日、Georgia School of Technologyとして創立。 1948年にGeorgia Institute of Technologyに名称変更し、科学・技術により力を入れる。 21世紀になった今も有力な工科大学のひとつである。 1994年からウェイン・クラフが、そして2009年からはジョージ・ピーターソンが学長を務めている。
特色[編集]
世界有数の名門工科大学の1つであり、過去25年間において常に州立大学トップ10内にランキングされている[1]。なお、同様の名門工科系大学であるマサチューセッツ工科大学、カリフォルニア工科大学等が私立大学であるのに対し、同校は州立大学である。2018年のUSニューズ&ワールド・レポートのランキングでは工学分野で全米4位、全大学を対象としたランキングで全米34位。2010年、タイム誌の世界大学ランキングで世界27位、工学分野では世界10位の評価を受けている。また、ウォール・ストリートジャーナルのランキングでは、本学のコンピューターサイエンスを世界で第5位と認定している。
特に工学部とコンピューティング学部の評価は高く、大学は全米4位、大学院は3位にそれぞれランキングされている。特筆すべきは産業工学(1位)、医用生体工学(1位)、航空工学(2位)、環境工学(2位)、土木工学(2位)、機械工学(3位)、電気電子通信工学(4位)、材料工学(5位)、コンピュータサイエンス(6位)などである[2]。近年ではビジネススクールも着実に評価を上げており、同ランキングで22位(州立大学では7位)に挙がっている。
卒業生の中で最も著名なのは、合衆国第39代大統領でありノーベル平和賞受賞者でもあるジミー・カーターであろう。他にも歴代の宇宙飛行士やNASA関係者、Coca ColaのCEO、AT&TのCEO、アップルの元CEOをはじめ、財界にも有力な卒業生が数多く存在する。
語学学校 (Language Institute)[編集]
キャンパス内に語学学校を開設しており、世界各国から学生が集まっている。プログラムはAmerican Association of intensive English Programs (AAIEP) 及びUniversity and College Intensive English Programs (UCIEP) の認定を受けている[3]。入学窓口は東京にもある[4]。
スポーツ[編集]
アメフト、野球、バスケを始めとしたスポーツが非常に盛んな大学であり、大リーグ、NBA、NFLに数々の卒業生を送り込んでいる。同校のスポーツチームはイエロージャケッツと呼ばれている。1996年のアトランタオリンピックではキャンパスが競技場および選手村として使用された。
姉妹校[編集]
チャルマース工科大学 (Chalmers University of Technology)
卒業生[編集]
- ジミー・カーター(第39代アメリカ合衆国大統領。2002年ノーベル平和賞受賞)
- キャリー・マリス(化学者。1993年ノーベル化学賞受賞)
- フアン・カルロス・バレーラ(第37代パナマ大統領)
- ギル・アメリオ(アップルコンピュータ元CEO)
- ジェームス・ロビンソン(アメリカンエキスプレス元CEO)
- デイヴィッド・ギャレット(デルタ航空元CEO)
- ジョン・フランクリン・ブロック(コカコーラ・エンタープライズCEO)
- デビッド・ドーマン(AT&TCEO)
- マイク・デューク(ウォルマートCEO)
- ポール・レインズ(ゲームストップCEO)
- ゲリー・ベティ(アメリカ大手インターネットサービスプロバイダEarthlink創業者)
- リチャード・トゥルーリー(第8代NASA長官)
- ジョン・ヤング(アポロ16号船長)
- エリック・ボー(NASA宇宙飛行士)
- ケビン・ブラウン(元プロ野球選手)
- ノマー・ガルシアパーラ(プロ野球選手)
- ジェイソン・バリテック(プロ野球選手)
- マーク・テシェイラ(プロ野球選手)
- マット・マートン(プロ野球選手)
- エリック・パターソン(プロ野球選手)
- ジェイ・ペイトン(プロ野球選手)
- フランク・ボーリック(元プロ野球選手)
- ダグ・クリーク(元プロ野球選手)
- デレク・ディートリック(プロ野球選手)
- マット・ウィータース(プロ野球選手)
- マット・ハープリング(バスケットボール選手)
- マーク・プライス(元バスケットボール選手)
- ケニー・アンダーソン(バスケットボール選手)
- エドワード・ハム(1928年アムステルダム五輪走幅跳金メダリスト)
- デリック・アドキンス(1996年アトランタ五輪400mハードル金メダリスト)
- アンジェロ・テイラー(2000年シドニー五輪400mハードル金メダリスト)
- ボビー・ジョーンズ(プロゴルファー)
- ラリー・マイズ(プロゴルファー)
- デビッド・デュバル(プロゴルファー)
- クリス・ボッシュ(バスケットボール選手)
- ロマン・レインズ(プロレスラー)
日本との関係[編集]
日本の企業との産学協同にも積極的で、1984年に総合商社・日商岩井株式会社(現・双日株式会社)と提携し、日本への技術ライセンスや製品提供を実施した。
また、ビルや橋梁などの構造物の構造解析を行なうためのソフトウェアGTSTRUDLは、日本でも多くの企業で使用されている。GTはGeorgia Techを示す。人工知能技術を応用したエキスパートシステムを構築するためのソフトウェアBUZZも、いくつかの日本企業に導入された。
脚注[編集]
- ^ “Sortable Table: College and University Endowments, 2013-14”. The Chronicle of Higher Education (2015年1月29日). 2015年9月8日閲覧。
- ^ a b “Administration & Faculty”. Georgia Tech Fact Book. Georgia Institute of Technology. 2014年8月2日閲覧。
- ^ a b c “Admissions and Enrollment”. Georgia Tech Fact Book. Georgia Institute of Technology. 2015年9月10日閲覧。
- ^ “GA Tech Campus Master Plan 2004”. GA Tech. 2012年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月1日閲覧。
- ^ “Graphic Guidelines”. GA Tech. 2015年12月1日閲覧。
- ^ Academic Ranking of World Universities in Engineering/Technology and Computer Sciences - 2015
- ^ MIT of the South
外部リンク[編集]
- Georgia Tech(英語)
- Campus Map(英語)
- ジョージア工科大学LI日本事務局(日本語)