静岡文化芸術大学(しずおかぶんかげいじゅつだいがく、英語: Shizuoka University of Art and Culture)は、静岡県浜松市中区中央二丁目1番1号に本部を置く日本の公立大学である。2000年に設置された。大学の略称はSUAC。
大学全体[編集]
静岡県立大学短期大学部浜松校を母体として、ものづくり企業が集積した静岡県西部地区に2000年に開学した。設置当初は公設民営方式の私立大学として学校法人により運営されていたが、2010年からは公立大学法人に移管された。なお、学校法人から公立大学法人への移管を実施した大学は、高知工科大学、名桜大学に続き3例目となる。
静岡県浜松市に立地する静岡県立大学浜松キャンパスでは、敷地の狭さとともに施設の老朽化が問題視されていた[1]。また、同大学の浜松キャンパスには短期大学部しか設置されておらず、浜松市当局から四年制大学への改組が要望されていた[1]。そのため、静岡県は、静岡県立大学浜松キャンパスを廃止するとともに、2000年に新たな四年制大学として学校法人運営による静岡文化芸術大学を設置した。
基礎データ[編集]
所在地[編集]
シンボルマークは、正方形の四辺がうねって曲線を描いたような意匠である。文化や芸術を探求する波の重なり合いを表すとされる[2]。シンボルマークの色はDICカラーガイドの222番とされており、この色は大学のシンボルカラーともなっている[2]。
教育および研究[編集]
大学院[編集]
附属機関[編集]
- 図書館・情報センター
- 文化・芸術研究センター
- 自由創造工房
大学関係者と組織[編集]
大学関係者組織[編集]
卒業生らにより組織された「静岡文化芸術大学同窓会」が設立されており、同会の事務局は静岡文化芸術大学のキャンパス内に設置されている[4]。
大学関係者一覧[編集]
キャンパス[編集]
キャンパスの建物自体がユニバーサルデザインを取り入れている[5]。キャンパスは地域住民に開放されている。校舎には屋上庭園が設けられており、屋上緑化により夏や冬の空調の軽減を図っている[5]。
かつて同地にあった野口公園と浜松市立東小学校を南隣に移転新築し、その跡地にキャンパスを建設した。
- 交通アクセス:
- 浜松駅から徒歩15分。
- 浜松駅バスターミナル10番のりばから全路線「文化芸術大学」下車(10分間隔で運行)。
- 浜松駅バスターミナル12番のりばから「浜松市循環まちバス く・る・る」の「まちなか東ループ」に乗車し「文化芸大」下車(15分間隔で運行)。
対外関係[編集]
他大学との協定[編集]
関係校[編集]
その他組織との協定[編集]
- 産学連携に関する業務協力覚書
- 産学連携に関する業務協力覚書
- 中小企業に対する支援協力に関する基本協定
関連項目[編集]
- ^ 公立大学法人化の経緯については学校法人静岡文化芸術大学を参照
- ^ 元々の住所は浜松市野口町1794番地1であった。これは大学敷地を含む東街区の区画整理事業の完了に伴い、町字名の変更があったことと、浜松市の政令指定都市化に伴う行政区の設置に伴う住所表記の変更の結果による。
- ^ a b 「設置経緯」『設置経緯/静岡文化芸術大学:SUAC』静岡文化芸術大学。
- ^ a b 基本理念静岡文化芸術大学、2020年9月10日閲覧
- ^ 学長の熊倉はかねてより学部構成が細分化されすぎていると主張しており、学部や学科を統合して数を減らす考えを明らかにしており(中日新聞(2010年4月9日記事))、新たな学部の設置や博士後期課程の開設については、熊倉は否定的な考えを示している。
- ^ 同窓会静岡文化芸術大学 2020年9月10日閲覧
- ^ a b キャンパス案内静岡文化芸術大学、2020年9月10日閲覧。
外部リンク[編集]
ふじのくに地域・大学コンソーシアム |
---|
高等教育機関 |
|
---|
地方自治体 | |
---|
公共的団体(正会員) | |
---|
公共的団体(準会員) | |
---|
私企業(準会員) | |
---|
公共的団体 私企業(賛助会員) |
- 公益社団法人静岡県国際経済振興会
- 公益財団法人静岡県国際交流協会
- 岸本工業(株)
- (株)オレンジハウス
- (株)SBSコミュニケーションズ
- (株)静鉄アド・パートナーズ
|
---|
関連項目 | |
---|
|
公設民営大学 |
---|
大学 | |
---|
専門学校 | |
---|
公立化した大学 | |
---|
廃止された大学 | |
---|
廃止された短期大学 | |
---|
|