松山大学

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松山大学
Matsuyama University1.JPG
大学設置 1949年
創立 1923年
学校種別 私立
設置者 学校法人松山大学
本部所在地 愛媛県松山市文京町4番地2
キャンパス

文京キャンパス(愛媛県松山市)
樋又キャンパス(愛媛県松山市)

御幸キャンパス(愛媛県松山市)
久万ノ台グラウンド(愛媛県松山市)
西宮温山記念会館(兵庫県西宮市
東京オフィス(東京都中央区
学部 経済学部
経営学部
人文学部
法学部
薬学部
研究科 経済学研究科
経営学研究科
言語コミュニケーション研究科
社会学研究科
医療薬学研究科
法学研究科
ウェブサイト 松山大学公式サイト
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松山大学(まつやまだいがく、英語: Matsuyama University)は、愛媛県松山市文京町4番地2に本部を置く日本私立大学である。1949年に設置された。大学の略称は松大(まつだい、しょうだい)。

概観[編集]

新田長次郎像(和歌山県海南市)
加藤恒忠
加藤彰廉

大学全体[編集]

1923年大正12年)の松山高等商業学校創立以来、この間に輩出した卒業生は、約7万人。2015年現在、大学には、経済学部、経営学部、人文学部、法学部、薬学部の5学部6学科がある。

経済学部と経営学部および人文学部には大学院の修士課程・博士課程、薬学部には、博士課程を有する。

2020、年2

法学には、修士課程を有する。kh

校訓「三実」(校訓・理念・学是)[編集]

教育方針[編集]

松山大学では「教育方針」を制定しており、その中で大学の目的や使命を明確化している。科学の総合的かつ専門的な研究教育を目的として掲げ、人材養成を通じて社会の発展を図ることを使命としている[1]

教育理念[編集]

建学の精神である三実主義、すなわち真実・忠実・実用の精神を伝統的な教育理念としている。

三恩人[編集]

今日の松山大学では、前身の松山高等商業学校の設立に寄与した新田長次郎加藤恒忠加藤彰廉を「三恩人」と呼んでいる[2]

  • 新田長次郎 - 号は温山。実業家、新田帯革製造所創業者。松山高商設立時に巨額の私財を投じた。
  • 加藤恒忠 - 号は拓川。松山市長。松山高商設立発起人に名を連ね、新田長次郎と加藤彰廉を結ぶパイプ役を果たしたが、開校直前に病でこの世を去った。
  • 加藤彰廉 - 松山高商初代校長。「松山の福沢先生[3]「伊予の福沢諭吉翁」[4]と呼ばれた教育者。

沿革[編集]

略歴[編集]

1923年大正12年)に松山出身の大阪実業家である新田長次郎(温山)の出資をもとに、正岡子規の叔父で当時松山市長の加藤恒忠(拓川)および後の初代校長となる加藤彰廉(元大阪高等商業学校校長)の3人によって創立された松山高等商業学校が起源である。新田は東京証券取引所一部上場のニッタの創業者でもある。

四国で最も古い歴史を持つ私立文系大学であったが、平成18年度に薬学部を新設した。

年表[編集]


歴代校長
  • 初代 加藤彰廉(1923〜1933)
  • 第2代 渡部善次郎(1933〜1934)
  • 第3代 田中忠夫(1934〜1947)
  • 第4代 伊藤秀夫(1947〜1951)
歴代学長
  • 初代 伊藤秀夫(1949〜1957)
  • 第2代 星野通(1957〜1963)
  • 第3代 増岡喜義(1964〜1968)
  • 第4代 八木亀太郎(1969〜1974)
  • 第5代 太田明二(1974〜1976)
  • 第6代 伊藤恒夫(1977〜1979)
  • 第7代 稲生晴(1980〜1985)
  • 第8代 越智俊夫(1986〜1988)
  • 第9代 神森智(1989〜1991)
  • 第10代 宮崎満(1992〜1997)
  • 第11代 比嘉清松(1998〜2000)
  • 第12代 青野勝広(2001〜2003)
  • 第13代 神森智(2004〜2006)、再任
  • 第14代 森本三義(2007〜2012)
  • 第15代 村上宏之(2013〜2016)
  • 第16代 溝上達也(2017〜)

基礎データ[編集]

文京キャンパス。松山城天守閣より撮影。

所在地[編集]

  • 文京キャンパス(愛媛県松山市文京町4-2)
  • 樋又キャンパス(愛媛県松山市道後樋又5)南海放送旧社屋跡
  • 御幸キャンパス(愛媛県松山市御幸1-513-1)
  • 久万ノ台グラウンド(愛媛県松山市久万ノ台507)
  • 西宮温山記念会館(兵庫県西宮市甲子園口1丁目)
  • 松山大学東京オフィス(MTO)(東京都中央区銀座8-2-1 ニッタビル6階)

象徴[編集]

校歌[編集]

校歌として、北川康宏作詞團伊玖磨作曲した『松山大学校歌』が定められている[5]。また、松山大学の前身である松山高等商業学校では、沼波武夫が作詞し山田耕筰が作曲した『松山高等商業学校校歌』が校歌として歌われていた[5]。のちに松山商科大学となった際は、旧高商校歌の一部を修正し『松山商科大学校歌』として引き継いだ[5]

校章[編集]

松山大学の校章は、大学名からとった「松大」の文字星型とをあしらった図案である[5]

松大みきゃん[編集]

2015年5月14日に、愛媛県のマスコットキャラクター「みきゃん」とコラボレーションした「松大みきゃん」が愛媛県庁と大学から発表された[6]。みきゃんの「お友達」という設定で、夏目漱石坊つちやんに登場する「坊っちゃん」と「マドンナ」をイメージした衣装に身を包み、「松大みきゃん(坊っちゃん)」の頭部には松山大学の名前が入った学帽が、「松大みきゃん(マドンナ)」の頭部には松山大学のシンボルマークをモチーフとしたリボンが付いている[7]

教育および研究[編集]

組織[編集]

学部[編集]

大学院[編集]

  • 経済学研究科(修士課程、博士前期課程博士後期課程
    • 経済学専攻
  • 経営学研究科(修士課程、博士前期課程・博士後期課程)
    • 経営学専攻
  • 言語コミュニケーション研究科(修士課程
    • 英語コミュニケーション専攻
  • 社会学研究科(修士課程・博士後期課程)
    • 社会学専攻
  • 医療薬学研究科 (博士課程)
    • 医療薬学専攻
      • 2014年4月開設。2013年5月下旬文部科学省申請。10月末認可。4年制、定員3名。
      • 愛媛大学医学部と連携。松山大学初の理系大学院。県内初の薬学系研究科。
  • 法学研究科(修士課程)
  • 四国私大初の法学研究科   2020年4月開設。2年制。定員2名。



附属機関[編集]

  • キャリアセンター
  • 国際センター
  • 図書館
  • 総合研究所

学生生活[編集]

文化系、体育系、同好会、非公認同好会など合わせて100以上のクラブ・サークル・同好会が活動している。中国・四国地区でつねに上位を占めるものや、全国でも優秀な実績をもつものも多い。平成19年の第56回四国地区大学総合体育大会(四国インカレ)では、男子は優勝を逸したが、女子は21年連続21度目の優勝を遂げた。ちなみに、昨年まで男子は21年連続となる47度目、男女総合は20年連続の優勝を続けていた。

弓道部女子が、第54回全日本学生弓道選手権大会(平成18年)の女子団体の部で、なぎなた部が、第45回全日本学生なぎなた選手権大会(平成18年)の団体戦でそれぞれ初優勝した。

女子駅伝部は、平成20年7月陸上競技部女子長距離ブロックから独立し創部されて以来目覚ましい活躍をしている。平成22年10月24日開催の第28回全日本大学女子駅伝対校選手権大会では、堂々の4位に入り、出場3回目にして中四国地方の大学では初となる次回大会のシード権を獲得した。以降、毎年5位以上の安定した成績を収め続け、9回目の出場となった平成28年10月30日開催の第34回全日本大学女子駅伝対校選手権大会では、中四国地方の大学として悲願の初優勝を果たした。 また2016年夏季オリンピック大会の3000m障害の日本代表に女子長距離界では初の現役女子大学生の高見澤安珠が選ばれている。

大学関係者と組織[編集]

大学関係者組織[編集]

同窓会は、創立者の雅号を冠し「温山会」と呼び、創設は1927年(昭和2年)。全国各地とニューヨークに合わせて42の支部があり、合わせて会員約6万人。

大学関係者一覧[編集]

施設[編集]

キャンパス[編集]

文京キャンパス[編集]

地図

松山市の中心部に近く、「松山城」北部に広がる文京地区に位置している。

御幸キャンパス[編集]

  • 使用学部:薬学部
  • 使用附属施設:薬学部薬草園
  • 交通アクセス:JR予讃線松山駅から伊予鉄道城北線に乗り換えて鉄砲町駅下車徒歩5分
地図

主に運動部が活動している。

久万ノ台グラウンド[編集]

地図

主に運動部が活動している。

西宮温山記念会館[編集]

温山記念会館
地図

ゼミや研究などの会議にて使用されている。創立者新田長次郎が建築させた洋館であり、新田家から大学側に寄贈された施設である[8]。また、NHKの朝の連続テレビ小説「わかば」(ロケ地:神戸、淡路島)ではわかばの住む家として、同じく連続テレビ小説「マッサン」ではヒロイン・エリーがお世話になる大富豪・野々村家として撮影された。

東京オフィス[編集]

地図

東京都周辺での就職活動インターンシップの支援活動をはじめ、国や都道府県東京事務所からの情報収集などを行っている[9]。 同オフィスが所在するニッタビルは、新田長次郎が創業したニッタの所有であり、同社東京支店も当ビル内にある。

対外関係[編集]

地方自治体との協定[編集]

  • 包括連携協定

他の大学との協定[編集]

日本国内[編集]

  • 単位互換
札幌学院大学南山大学甲南大学岡山商科大学愛媛大学東京経済大学大阪経済大学沖縄国際大学放送大学との間に単位互換制度を導入している。
  • 旧制三高商
東京経済大学大阪経済大学、松山大学との間でスポーツ交流や学生交流をしている。
  • 教育・研究交流に関する協定(2010年3月5日締結)[14]
 愛媛大学
  • 6大学包括連携協定(2012年8月28日締結)[15]
沖縄国際大学熊本学園大学北星学園大学日本福祉大学広島修道大学
  • 6大学7薬学部における連携協定(2016年3月23日締結)[16]
 城西国際大学千葉大学千葉科学大学徳島大学徳島文理大学

日本国外[編集]

その他団体・機関との協定[編集]

  • 愛媛県中小企業家同友会 - 連携協力に関する協定(2017年12月11日締結)[18]
  • 松山市商工会議所 - 連携協力に関する協定(2006年8月21日締結)[19]

系列校[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 教育理念|松山大学
  2. ^ 三恩人|松山大学
  3. ^ 北予中学・松山高商楽屋ばなし』 53頁
  4. ^ 星野通編 『加藤彰廉先生』 加藤彰廉先生記念事業会、1937年、52頁
  5. ^ a b c d 校歌|松山大学
  6. ^ “みきゃん大学生に 松山大とコラボ”. 愛媛新聞オンライン (愛媛新聞社). (2015年5月14日). http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20150514/news20150514452.html 2015年9月2日閲覧。 
  7. ^ “松大みきゃん誕生!” (プレスリリース), 松山大学, (2015年7月31日), https://www.matsuyama-u.ac.jp/soshiki/103/matsudaimican.html 2015年9月2日閲覧。 
  8. ^ 温山記念会館』松山大学。
  9. ^ 松山大学東京オフィス(MTO)』松山大学。
  10. ^ 愛媛県庁/愛媛県と学校法人松山大学との包括連携協定の締結について - 愛媛県、2018年4月22日閲覧。
  11. ^ 大学との連携協定締結状況 - 松山市、2018年4月22日閲覧。
  12. ^ 学校法人松山大学と連携協力協定を締結しました - 西条市、2018年4月22日閲覧。
  13. ^ 内子町・学校法人松山大学連携協力協定 - 松山大学、2018年4月22日閲覧。
  14. ^ 学校法人松山大学と教育・研究交流に関する協定書を調印 - 愛媛大学、2018年4月22日閲覧。
  15. ^ 【大学間協定】六大学包括連携協定調印式について - 沖縄国際大学、2018年4月22日閲覧。
  16. ^ 6大学7学部における連携協力を締結しました - 国立大学法人徳島大学、2018年4月22日閲覧。
  17. ^ 国際交流(松山大学)”. 2016年9月30日閲覧。
  18. ^ 松山大学と連携協定書を締結しました! - 愛媛県中小企業家同友会、2018年4月22日閲覧。
  19. ^ 大学・公設機関等との連携事業 - 松山市商工会議所、2018年4月22日閲覧。

関連文献[編集]

公式サイト[編集]

座標: 北緯33度51分1.7秒 東経132度46分3.2秒