バスタ新宿

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新宿駅 > 新宿駅バスのりば > バスタ新宿
バスタ新宿
バスタ新宿
バスタ新宿
(2016年3月29日撮影)
情報
設計者 東日本旅客鉄道ジェイアール東日本建築設計事務所ジェイアール東日本コンサルタンツ[1]
施工 大林組鉄建建設大成建設フジタ[注 1]共同企業体[4]
事業主体 国土交通省関東地方整備局東京国道事務所[注 2]
管理運営 新宿高速バスターミナル株式会社[5]
(高速バスターミナル部分)
構造形式 鉄骨構造、一部鉄骨鉄筋コンクリート構造[1]
階数 地上3階[4]
着工 2006年平成18年)4月8日[6]
竣工 2016年(平成28年)[6]
開館開所 2016年(平成28年)4月4日[7]
所在地 151-0051
東京都渋谷区千駄ヶ谷五丁目24番55号[7]
座標 北緯35度41分19.7秒 東経139度42分2.5秒 / 北緯35.688806度 東経139.700694度 / 35.688806; 139.700694 (バスタ新宿)座標: 北緯35度41分19.7秒 東経139度42分2.5秒 / 北緯35.688806度 東経139.700694度 / 35.688806; 139.700694 (バスタ新宿)
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バスタ新宿(バスタしんじゅく)は、新宿駅南口地区にある鉄道駅高速バスターミナルタクシー乗降場などを集約した交通ターミナルである[4]。正式名称は新宿南口交通ターミナル[8]。2016年(平成28年)4月4日に開業した[7]

概要

建設の経緯

新宿駅南口に面する国道20号(2014年5月18日撮影)

新宿駅は南口側に駅前広場がないことから国道20号上でタクシーの客待ちや一般車の乗降が行われ、東西に走り抜ける一般車の通行の妨げになり、渋滞や接触事故が起こりやすいという状態になっている[6]。また、新宿駅の東西を結ぶ数少ない道路であることから、歩道が歩行者であふれてすれ違うことが困難な状況になっている[6]

また、新宿駅周辺の高速バスは運行会社の違いなどからバス停留所が19か所に分散しており[9]、利用者にわかりづらいとされている。特に一部の停留所は新宿駅から遠く離れた道路上にあるため、鉄道からバスに乗り換える場合に長い距離を歩かなくてはならない場合があり、これらの複数の交通機関が連携することに課題がある[4]

そこで、国土交通省が事業主体となり一般国道20号の「新宿駅南口地区基盤整備事業」の一環として「新宿交通結節点」を整備し、鉄道駅や高速バス・タクシー乗降場などを1つの建物に集約することとなった[10]

工事の概要

新宿交通結節点の工事は国土交通省が費用を負担して、東日本旅客鉄道(JR東日本)に委託し[10]、2006年(平成18年)4月8日に起工した[6]。JR東日本の線路上空に約1.47ヘクタールの人工地盤を設置し、駅施設や歩行者広場、タクシーの乗降場、高速路線バス関連施設を立体的に配置している[11]。2016年(平成28年)春に完成し[12]、同年4月4日に供用を開始した。

ターミナルの名称

建設段階では主に「新宿交通結節点」や「新宿南口交通ターミナル」と呼称されていたが、2015年に国交省が当ターミナルの愛称について公募を行いその中から選定が行われることとなった[13]。その結果、日本国外を含む1733件の応募があり、新宿南口交通ターミナル名称選定委員会によって、愛称を「バスタ新宿」とすることが決まった[14]。「バスタ」という言葉を含む愛称を応募したのは30 - 80代の11人だった[9][15]

選定理由として「バス・タクシーの乗降場を中心とした立地特性をとらえており、交通の複合ターミナルであることをイメージできる」ことや、「誰からも呼びやすく覚えやすい言葉であり、末永く、多くの人々に親しまれ、愛されることが期待できる」ことなどが挙げられている[14]。また、応募者の命名理由として以下のものが挙げられている[14]

  • 誰にでも覚えやすく、なるべく短く、かつ明るいネーミング。直感的にバスターミナルを理解できる。
  • バスがスター(星)のように各地に放射する。
  • Bus & Taxicab Terminalの略。

年表

  • 2006年(平成18年)4月8日 - 起工[6]
  • 2011年(平成23年)5月11日 - バスタ新宿建設工事の進捗に伴い、新宿駅JR高速バスターミナルが旧新南口から代々木駅東口(降車場は新宿駅東口)に移転[16]
  • 2014年(平成26年)12月 - バスターミナルの運営会社である新宿高速バスターミナル株式会社設立[17]
  • 2015年(平成27年)10月28日11月23日 - 国土交通省が当ターミナルの愛称を募集[13]
  • 2016年(平成28年)
    • 1月8日 - 施設の愛称が「バスタ新宿」に決定したことを発表[14]
    • 1月28日頃 - バスタ新宿の開業日が未定だったため、新宿地区発着で乗車日の2か月前に発売開始となる高速バス路線の乗車券の発売開始を延期(その後順次発売開始)[18][19]
    • 2月8日 - 開業日が4月4日に決定したことを発表[7]
    • 3月27日 - オープンプレイベントを開催[20]
    • 4月4日 - 開業。タクシー乗降場は0時00分、高速バスターミナルは4時00分発の初便から供用が開始された[7]

建物構造

各階の施設

JR東日本の線路から上の2 - 4階部分が交通ターミナルとして整備が進められている[4]。当ターミナル上部の5 - 7階にはJR新宿ミライナタワーの文化施設部分が建てられるほか、2 - 4階では隣接する同タワーの商業施設部分と接続している[21]。各階の施設は以下の通り[14][22]

  • 2階:バスタ新宿出入口、国道20号接続部分、JR新宿駅新南改札(旧 新南口改札)・甲州街道改札(旧 サザンテラス口)・ミライナタワー改札(2016年(平成28年)3月7日新設)[23]
  • 3階:タクシー乗降場、新宿WEバス停留所、高速バス降車場、東京観光情報センター
  • 4階:新宿高速バスターミナル(高速バス乗降場、発券施設、待合所)

タクシー乗降場

3階にはロータリーがあり、タクシーに関しては乗車場が3台分、降車場が2台分、タクシープールが30台分設けられる[4]。これに伴い、国道20号の新宿4丁目交差点から西新宿1丁目の間は終日駐停車禁止となり、タクシーの乗降が出来なくなる[7]

新宿WEバス停留所

3階に新宿区コミュニティバスである新宿WEバスの停留所が設置されている。停留所名は新宿南口交通ターミナルとなっている。これに伴い、国道20号上にあった新宿駅南口停留所は廃止された[24]

東京観光情報センター

東京観光情報センターでは宅配や手荷物預かり、及び旅行商品・イベントチケットの販売や外貨両替のサービスを提供する[22]。これらのサービス提供事業者は東京都の募集によって選ばれ、前者は海外配送の実績や長時間のサービス提供ができることなどが評価されて佐川急便が、後者は訪日外国人向けのツアーや扱う外貨の種類の多さなどが評価されてジェイティービーがそれぞれ選ばれた[25]。また、東京都は外国人向けの旅行案内を日本語英語中国語韓国語の多言語で行う[22]。2016年(平成28年)春に開設し、営業時間は6:30 - 23:00となる予定[25]

歩行者・車両の動線

前述のように当ターミナルはJR新宿駅の改札口と高速バスの乗降場が立体的に配置されていることから、JR線に限ればエスカレータやエレベータによる上下方向の移動のみで鉄道と高速バスの乗り換えができる[14]

自動車に関しては、2階のJR新宿ミライナタワーの東側にある出入り口から進入し、同タワーを囲むようにして車路を登って3階に到達する[4]。4階に発着する高速バスの場合は更にスロープを登っていく[4]

当ターミナルと国道20号の接続部分では新たに交差点が設置され、国道側にはターミナルへの進入用に右左折レーンが設けられる[4]。また、ターミナル内の車路は入口レーンは1車線、出口レーンは3車線となっている[4]。このうち四谷方面へ出る右折レーンが1車線、初台方面へ出る左折レーンが2車線となっている[4]。3階にはロータリーを走る自動車と4階に発着する高速バスが合流する箇所があるが、すべて前者の側にのみ一時停止義務が課せられており、高速バスの通行を優先する[4]

新宿高速バスターミナル

ターミナル・停留所名称

前述のとおり交通ターミナルの愛称は「バスタ新宿」だが、バスターミナルとしての名称は「新宿高速バスターミナル」となる[26][27]

ただし、バス停留所の名称としては「バスタ新宿(新宿駅新南口)」[28]や「新宿南口(バスタ新宿)」[26]のように、交通ターミナルの愛称を用いた表記がされることもある。

ターミナルの規模と構造

当バスターミナルには新宿駅周辺に点在する高速バス、空港連絡バス事業者の停留所が集約される[5][12][29]。そのため、乗り入れるバス事業者数118社、1日の発着便数最多1625便、高速バス用の停留所数15か所(このうち3か所は降車場)[7][30][31]という日本最大の高速バスターミナルとなる[14]。当ターミナルとは、東京都内相互間の利用ができる路線を含めて39都府県が結ばれることとなる[30]

4階の高速バスターミナル部分には中央のバス通行路を囲むように四辺に3面ずつ、計12面の乗降ホームが設けられる。ホームは各辺の3面毎にA-Dのエリア分けがされており、ツアーバスからの転換事業者以外の昼行便は事業者に関係なく概ね以下のように行き先の各方面別にホームが集約されている[27]

  • Aエリア(A1 - A3):空港リムジンバス、北関東・千葉・福島方面
  • Bエリア(B4 - B6):箱根・静岡・山梨方面
  • Cエリア(C7 - C9):北陸・長野・岐阜方面
  • Dエリア(D10 - D12):仙台・名古屋・大阪方面、ツアーバスからの転換事業者

AエリアとBエリアの間の角(南東角)にインフォメーションカウンターとコインロッカーが、ミライナタワーと直結するBエリアの背後(東側)に待合スペースと発券カウンター・自動券売機が設けられている。

なお、上記以外にも4階に11台分のバス待機場が設置される[30]

出発路線

当バスターミナルの公式ウェブサイト[27]や、乗り入れバス事業者[7]の各々の公式ウェブサイト・予約サイト等で公表済みの出発路線は以下のとおりである。なお、以下に記載がある路線においても一部の便は当ターミナルに乗り入れない後述)。

東北方面
関東方面
甲信越方面
北陸方面
  • 金沢エクスプレス号金沢駅行(西日本JRバス・西武バス)
  • ドリーム福井号・昼特急福井号:福井駅行(JRバス関東・京福バス福井鉄道
  • 富山線:富山行(西武バス・富山地方鉄道
  • 高岡氷見線砺波高岡・氷見行(西武バス)
  • 東京・さいたま・群馬 - 富山・金沢線:富山金沢行(日本中央バス)
  • WILLER EXPRESS:富山・高岡・金沢・小松・加賀温泉・福井行(WILLER EXPRESS関東・ベイラインエクスプレス)
  • グリーンライナー:金沢駅西口・和倉温泉駅・丸一観光七尾営業所行(丸一観光
  • 中日本エクスプレス:富山駅北口・高岡駅南口・金沢駅西口・中日本エクスプレスバス車庫行(中日本エクスプレス)
  • さくら高速バス:富山駅・高岡駅・金沢駅行(桜交通)
  • キラキラ号:富山駅・高岡駅・金沢駅・福井駅行(桜交通)
  • KBライナー:富山駅北口・高岡駅南口・金沢駅西口行(千葉みらい観光バス・三栄交通)
  • VIPライナー:富山・高岡・金沢行(平成エンタープライズ)
  • オリオンバス:富山駅北口・高岡駅南口・金沢駅西口・小松駅東口・福井駅東口行(オー・ティー・ビー
  • JAMJAMライナー:富山・金沢・小松行(ジャムジャムエクスプレス)
東海方面
関西方面
  • 東海道昼特急号・中央道昼特急号京都駅大阪駅難波 方面(JRバス関東・西日本JRバス)
  • ドリーム号・青春エコドリーム号:京都・奈良・大阪・難波・三宮方面(JRバス関東・西日本JRバス)
    • グランドリーム号(JRバス関東・西日本JRバス)
    • プレミアムドリーム号・プレミアム中央ドリーム号(JRバス関東・西日本JRバス)
    • プレミアムエコドリーム号・プレミアムエコレディースドリーム号(JRバス関東・西日本JRバス)
    • 青春エコドリーム号・青春中央エコドリーム号(JRバス関東・西日本JRバス)
  • ドリームなんば・堺号:南海なんば高速バスターミナルJR堺市駅行(南海バス
  • ドリーム和歌山号堺東駅和泉中央駅和歌山駅南海和歌山市駅行(南海ウイングバス南部
  • 池袋・渋谷・新宿 - 大阪(阪急梅田)線大阪(阪急梅田)行(京王バス東・阪急観光バス
  • プリンセスロード号神戸姫路行(京王バス東・神姫バス
  • ツィンクル号:大阪(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)行(西東京バス近鉄バス
  • カジュアル・ツィンクル号:大阪(あべの橋)行(近鉄バス)
  • 東京ミッドナイトエクスプレス京都号山科京都樟葉枚方行(関東バス・京阪バス
  • やまと号天理奈良行、天理・八木高田五條(関東バス・奈良交通
  • 南紀白浜線:海南・みなべ・田辺・南紀白浜行(西武観光バス・明光バス
  • WILLER EXPRESS:南草津・京都・高槻行(日本高速バス)
  • WILLER EXPRESS:京都・大阪行(WILLER EXPRESS関東・WILLER EXPRESS西日本・大阪さやま交通)
  • WILLER EXPRESS:大阪・神戸行(ベイラインエクスプレス)
  • ムーンスター号:京都鴨川十条・大阪駅(梅田)(イーグルバス
  • グレースライナー:京都鴨川・大阪梅田・難波(グレース観光)
  • ナイトライナー:京都(鴨川十条)・梅田・プラザモータープール・天王寺公園駐車場行(東京富士交通)
  • ナイトライナーアルファ:京都(鴨川十条)・梅田・プラザモータープール・天王寺公園駐車場行(東京富士交通・広栄交通バス)
  • ナイトライナーアルファ:奈良駅東口・梅田・プラザモータープール行(東京富士交通)
  • ブルーライナー:高速長岡京・梅田・なんば・天王寺・三宮行(広栄交通バス)
  • サンシャインエクスプレス:京都鴨川十条・大阪梅田・神戸三宮行(サンシャインエクスプレス)
  • アミー号:南草津・京都・梅田・USJ・神戸三宮・篠山口行(山一サービス
  • ウェルカムライナー:京都竹田・梅田・心斎橋行(中央交通バス)
  • NETWORK:京都竹田・京都駅東・梅田・心斎橋・USJ行(中央交通バス・泉観光バス)
  • さくら高速バス:南草津・高速長岡京・京都駅八条口東側・京都鴨川十条・大阪梅田・大阪難波・天王寺・神戸三宮行(桜交通・インフォマティック)
  • キラキラ号:京都駅八条口東側・大阪梅田・大阪難波行(桜交通)
  • ミルキーウェイエクスプレス:京都駅八条口東側・大阪プラザモータープール行(さくら観光バス)
  • KBライナー:南草津駅東口・京都鴨川十条・大阪梅田・USJ・姫路駅南行(千葉みらい観光バス・三栄交通)
  • VIPライナー:京都VIPラウンジ・新大阪・大阪・なんば・ユニバーサル・スタジオ・ジャパン・神戸三宮行(平成エンタープライズ・平成コミュニティバス)
  • オリオンバス:京都駅八条口東側・京都鴨川十条・梅田・USJ・神戸三ノ宮・明石駅北口行(オー・ティー・ビー)
  • JAMJAMライナー:京都鴨川十条・梅田・心斎橋・難波行(ジャムジャムエクスプレス)
  • ゴーゴーライナー:京都鴨川十条・梅田モータープール行(ユタカコーポレーション)
中国方面
四国方面
九州方面

運行会社別の発着場所

当ターミナルの開業日以降、原則としてこれまで新宿駅周辺を発着してきた高速バス・空港連絡バスは当ターミナルを発着するが[7]、一部の路線・便では発着場所が異なる場合がある。当ターミナルへの乗り入れの有無を東京側の運行会社(予約・発券業務のみも含む)によって大別すると以下の通り異なる。

JRバス・日本中央バス

JRバス関東が運行する中央高速バス諏訪・岡谷線とJR東海バスが運行する渋谷・新宿ライナー静岡号及び渋谷・新宿ライナー浜松号については#京王グループを、中国JRバスが運行するニューブリーズ号については#小田急シティバスをそれぞれ参照。

出発便・到着便ともに全便が当ターミナルに発着する[34][35]

京王グループ

出発便は原則として当ターミナルから発車するが、一部の臨時便(2号車以降)と南アルプスエコパークライナーのうち8時00分発の便は、従来通り新宿西口高速バスターミナル(50番のりばなど)から発車する[31][36]

到着便は、2016年(平成28年)5月8日までは全便が新宿西口高速バスターミナルに到着する。翌日以降も一部の臨時便と南アルプスエコパークライナーのうち南アルプス市・八田16時00分発の便は同所に到着するが、それ以外の便は当ターミナルへの到着に変更される[36][31]

小田急シティバス

出発便は原則として当ターミナルから発車するが、新宿 - 袖ヶ浦・木更津線の三井アウトレットパーク行の全便と木更津駅西口行の一部の便は、従来の新宿駅西口(35番のりば)から発車する[37]。なお、当ターミナルに停車する一部の路線の一部の便は、先に新宿駅西口を経由する[26][37]

到着便は原則として当ターミナルに到着するが、新宿 - 袖ヶ浦・木更津線のうち三井アウトレットパーク発は全便が新宿駅西口に到着する。また、木更津駅西口を20時30分以降に発車する便は、角筈二丁目(新宿駅南口西)を経由した後に新宿駅西口に到着する[37]

なお、夜行高速バスの続行便(ルミナス号の女性専用車を除く)や臨時増発便は、当ターミナル外での発着となる予定[38]

小田急箱根高速バス

出発便は原則として当ターミナルから発車するが[39][40]三島エクスプレスのうち平日15時25分発、土休日14時15分発の便は、従来通り新宿駅西口(35番のりば)から発車する[41]

到着便は原則として新宿駅西口を経由後に当ターミナルに到着するが[40][42]、三島エクスプレスのうち大平車庫10時35分発の便は新宿駅西口止まりとなる[41]

関東バス

やまと号及び東京ミッドナイトエクスプレス京都号については#京王グループを参照。

出発便・到着便ともに原則として当ターミナルに発着するが、増便(2号車以降)は従来通り新宿駅西口(27番のりば)に発着する[43]

西武バスグループ

出発便・到着便ともに原則として当ターミナルに発着するが、当面の間南紀勝浦線は従来通り新宿駅西口(7番のりば)に発着する[44]

東京空港交通

出発便は原則として当ターミナルから発車するが[45]羽田空港行の23時台の便は従来通り新宿駅西口(24番のりば)から発車する[46]。なお、深夜便を除く成田空港行のみ、当ターミナルへ停車前に新宿駅西口(23番のりば)を経由する[47]

到着便は成田空港発・羽田空港発ともに新宿駅西口を経由後、一部の便のみ当ターミナルに到着する[47][48]

ツアーバスからの転換事業者

海部観光が運行するマイ・フローラ、マイ・リピートについては#京王グループを参照。

出発便は多くの事業者の路線で当ターミナルから発車する[49][50]が、一部の事業者の便は従来通り新宿南側バス駐車場から発車する[51]

到着便は運行事業者や当日の状況などにより、当ターミナル、高速バス西新宿(コクーンタワー前など)、新宿南側バス駐車場のいずれかに到着する[50][52][53]

運営会社

新宿高速バスターミナル株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
151-0061
東京都渋谷区初台一丁目51番1号[54]
設立 2014年(平成26年)12月[17]
業種 サービス業
法人番号 7011001103107 ウィキデータを編集
事業内容 新宿高速バスターミナルの管理・運営[5]
代表者 社長 万代典彦[17]
資本金 2000万円[5]
主要株主 日本バス協会ジェイアールバス関東京王電鉄バスほか[17]
外部リンク http://shinjuku-busterminal.co.jp/
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当バスターミナルの開業に向けて日本バス協会及び新宿駅周辺に乗り入れる主要バス会社11社の出資により、新宿高速バスターミナル株式会社(しんじゅくこうそくバスターミナル)が2014年(平成26年)12月に設立された[5]。資本金2000万円のうち日本バス協会が50%、バス会社11社が残り50%を出資した[5]。同社は発券窓口運営、旅客・交通誘導、乗入ダイヤ調整、利用料の設定、新規乗入の承認といった当バスターミナルの管理・運営を行う[5]

ギャラリー

脚注

注釈

  1. ^ 着工当時は小田急建設。同社は2008年(平成20年)10月1日大和小田急建設に社名変更後[2]2015年(平成27年)10月1日にフジタに吸収合併された[3]
  2. ^ 国交省が費用を負担し、JR東日本に建築作業を委託した。

出典

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  2. ^ 沿革|会社概要|大和小田急建設”. 大和小田急建設. 2015年6月14日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年6月14日閲覧。
  3. ^ "株式会社フジタと大和小田急建設株式会社の経営統合(合併)に関するお知らせ" (PDF) (Press release). 大和ハウス工業. 4 August 2015. 2016年2月25日閲覧
  4. ^ a b c d e f g h i j k l 「新宿南口」大改造 現場潜入、巨大交通ターミナル”. 日経BP (2015年12月25日). 2016年1月10日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g 『東京交通新聞』 2014年9月22日 「新宿南口高速バスターミナル 11月に運営会社設立」
  6. ^ a b c d e f 新宿駅南口地区基盤整備事業”. 東京国道事務所. 2015年7月27日閲覧。
  7. ^ a b c d e f g h i "バスタ新宿(新宿南口交通ターミナル)が4月4日(月)にオープンします。" (PDF) (Press release). 東京国道事務所・新宿高速バスターミナル. 8 February 2016. 2016年2月8日閲覧
  8. ^ 開業直前!日本最大の高速バスターミナル「バスタ新宿」を完全解剖!その8つの特徴とは”. 扶桑社 (2016年3月31日). 2016年4月3日閲覧。
  9. ^ a b 新ターミナルの愛称は「バスタ新宿」に 南口に今春開業”. 朝日新聞社 (2016年1月13日). 2016年1月31日閲覧。
  10. ^ a b "新宿駅周辺が回遊性のある交流拠点へと進化します" (PDF) (Press release). 東日本旅客鉄道. 4 September 2012. 2016年1月10日閲覧
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  15. ^ 新ターミナル愛称は「バスタ新宿」”. 産業経済新聞社 (2016年1月9日). 2016年1月31日閲覧。
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  17. ^ a b c d 『東京交通新聞』 2015年8月10日 「新宿駅南口ターミナル来春開業 約140社乗り入れの大拠点に 発着調整など急ピッチ」
  18. ^ 夜行高速バス 『夕陽号』 新宿高速バスターミナル停留所の売り止めについて”. 国際興業 (2016年1月29日). 2016年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月30日閲覧。
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  20. ^ 3月27日(日)「バスタ新宿」オープンプレイベント『レコメン!』公開収録&『SPORTS DISCOVERY』公開生放送関根勤、高橋愛、嗣永桃子、Bitter&Sweetら続々出演”. 文化放送. 2016年3月26日閲覧。
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関連項目

外部リンク