新宿高速バスターミナル

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新宿高速バスターミナル全景(2006年6月21日撮影)
新宿高速バスターミナル前の乗り場番号(50)表示(2006年6月21日撮影)

新宿高速バスターミナルとは、東京都新宿区西新宿にある京王電鉄バスが運営するバスターミナルである。主に中央高速バスを中心とする京王グループ及び共同運行会社のバスが発着する。

概要[編集]

新宿駅西口からほど近い、ヨドバシカメラが保有するMY新宿第2ビル(旧安田生命第2ビル→明治安田生命MY新宿第2ビル)[1]1階にある。ヨドバシカメラ新宿西口本店の前にある。1971年4月5日に開設された。また、ヨドバシカメラ新宿西口本店の別館となる携帯・スマートフォン売り場などが併設されている[2]

のりば[編集]

新宿駅西口バス停留所群の一つとしての乗り場番号もあり、「50番」となっている。本ターミナルの案内上の乗り場番号として1番・2番乗り場に分かれており、案内放送では1〜2番の番号で案内される。

また、台数が多く50番乗り場が立て込んでいる場合は、臨時乗り場として26番バス停で乗車を扱うこともある。もっとも、近年は路線が増えたこともあり、週末を中心に朝夕は恒常的に26番を乗車に使用している状態となっている。夜行便は基本的に26番乗り場への変更はない(やまと号奈良行きは、26番乗り場での乗車改札となる場合がある旨が案内されているが、やまと号が5台以上出ることは滅多にない)。なお、1990年10月12日の「はかた号」運行開始時にはセレモニーを行うため、16〜17時の便のほとんどが26・27番からの発車となった。東京スカイツリータウン・土気駅方面は28番バス停からの出発となる。

降車は26・27番バス停(明治安田生命新宿ビル=旧安田生命本社正面玄関前)か、さらに左折して28番バス停で行われる。

なお、ターミナルといっても、狭い路地に沿ったビルの1階に2台分のバスプールがあるだけであり、バスは人込みを掻き分けながら慎重に発車していく。また周囲にヨドバシカメラ新宿西口本店などがあり人通りが多いため、警備員を配置し交通整理を行なっている。同時刻の発便が合計3台以上ある場合、あるいは1便が3台以上に増車された場合、26番を使用(同じ便でも号車によって50番・26番の2箇所に分かれる場合もある)するか、入りきらない分が発車時刻を過ぎてから時間差で入線(夜行便の場合は特にこのパターンが多い)する。

以前は3台分の乗り場を有していたが、2011年4月以降は、MY新宿第2ビルに隣接する小島ビルの建替え工事を行うため、1台分が減らされて、現在は2台ずつしか入線できなくなっている。

ターミナル内部[編集]

内部には、出札(乗車券発売窓口カウンター)があり、本ターミナルに発着する当日分各路線の乗車券の発売を行っており、翌日以降の乗車券の購入や、予約のみの依頼は一切受け付けていない(翌日以降の乗車券については後述の2階カウンターで購入する)。1番〜7番までのカウンターがあり、路線ごとにカウンターは決まっているが、空きのあるカウンターで他の路線を扱うこともある(予約あり、変更なしの場合のみ)。カウンターの左に券売機が2台並び(早朝・深夜は稼動していない。また故障等で稼働していない場合あり)、その左に無線・放送カウンターがある。地下には待合室および売店がある。

また、同ビル2階には、翌日以降の乗車券を発売するカウンターがある。後述する博多・天神行きの「はかた号」があるため、九州内の路線(高速)バスが乗り放題になる「SUNQパス」が発売されている。都内では旅行会社を除けば、唯一の発売窓口である。2階への上がり方が若干分かりづらいが、ターミナルのプラットホーム上に入口のドアを案内する大きな看板が掲示されている。

なお、MY新宿第2ビルに隣接する小島ビルを建て替え、2013年5月31日にオープンした新宿110ビルの1階および2階に待合所が設置された。当日の乗車券を所持している場合のみ利用できる。

路線[編集]

昼間は山梨県長野県岐阜県愛知県方面に向かう中央高速バスや静岡県沼津静岡浜松)方面に向かう東名高速系統を中心とする路線、夜間は東北近畿四国九州方面に向かう夜行路線バスが主体となる。

京王電鉄バスグループ[編集]

京王電鉄バスグループのほとんどの路線は中央道経由である。このターミナルから出発する中央道経由の昼行高速バスの詳細については「中央高速バス」を参照されたい。

※京王線沿線への深夜急行バスはターミナルへは入らず京王百貨店前の21番のりばから発車する

西東京バス[編集]

ターミナルを起点に近畿・四国方面に向かう夜行路線を運行している。西東京バスが運行するこれらの路線は、当初はバス事業分社化前の京王電鉄直営で開設されたが、直営時代の1996年に子会社の西東京バスに移管された後、2003年に再度同社子会社(京王孫会社)の多摩バスに移管、さらに2008年9月に西東京バスに再移管された経緯がある。

  • 新宿 - 高松・丸亀「ハローブリッジ号」(四国高速バスと共同運行)
  • 新宿・八王子 - 大阪あべの橋「ツィンクル号」(近鉄バスと共同運行)
  • 新宿 - 松山・八幡浜「オレンジライナーえひめ号」(伊予鉄道と共同運行)
  • 新宿 - 松本 京王電鉄バス受託運行(増発便を含む)
  • 新宿 - 東京サマーランド(夏季のみ運行)

※高尾、河辺方面への深夜急行バスはターミナルへは入らず西口ロータリー内の16番のりばから発車する

関東バス[編集]

関東バスは、京都奈良枚方方面に向かう夜行路線を運行している。奈良方面は京王プラザホテル起点・ターミナル経由、京都方面はターミナル起点で渋谷マークシティを経由する。「関東バスが京王グループが出資する外縁企業のためにここを発着している」という説もあるが、実際は、開業当時新宿駅周辺で他に使用出来る場所が無かったので、間借りすることとなっただけである。そのため、京王・名鉄の共同予約サイトである「ハイウェイバスドットコム」では情報は掲載されているが予約はできない。かつて、昼行便の鬼怒川線を運行した際には当ターミナルではなく一般路線が使用する西口14番のりばに発着していた。

近鉄バス[編集]

西東京バスと共同運行している前述の「ツィンクル号」のほか、格安便の「カジュアル・ツィンクル号」を近鉄バス単独で運行している。なお、カジュアル・ツィンクル号も2008年4月24日までは西東京バス移管前の多摩バスとの共同運行であった。

西日本鉄道[編集]

西日本鉄道は、福岡・天神への夜行路線「はかた号」を運行している。かつては京王との共同運行であったが、利用者の減少により(ただし多客時は5台以上になることもある)1999年以降は西鉄が単独で運行している。東京側での乗車券の予約・発券は、引き続き京王が行っている。

山梨交通[編集]

京王との共同運行路線については上記参照。新宿 - 身延路線は当初、山梨交通の単独運行であった。

  • 中央高速バス
    • 新宿 - 韮崎本町白州
      • なお、2012年4月からは土日祝日のみの運行となる。

富士急行グループ[編集]

京王との共同運行路線については上記参照。

国際興業バス[編集]

国際興業バスでは、2012年7月13日より以下の路線の乗り入れを開始した。なお同社が新宿へ乗り入れるのは初。

アルピコ交通[編集]

京王との共同運行路線については上記参照。2013年よりさわやか信州号が路線化され乗り入れを開始。

  • 新宿 - 上高地 
  • 新宿 - 信濃大町~扇沢~白馬八方~栂池高原 

※2013年4月26日~11月10日までの期間限定

弘南バス[編集]

2013年7月16日より弘南バスが乗り入れ開始。

  • 東京・新宿 - 青森「津輕号
  • 東京・新宿 - 八戸・七戸十和田・野辺地・青森「えんぶり号」
  • 新宿・東京 - 弘前・五所川原「パンダ号
    • 「津輕号」は元々の高速路線バス、「えんぶり号」・「パンダ号」は旧高速ツアーバスである。

海部観光[編集]

2013年8月3日より乗り入れ開始。

旧高速ツアーバスで、2013年8月の路線バス転換に際して都内と徳島を結ぶ4往復のうち、東京駅に発着する2往復が乗り入れ(他の2往復は、旧高速ツアーバス転換路線が多く発着する高速バス西新宿に発着)。

過去の路線[編集]

川中島バス[編集]

かつては京王との共同運行路線の他、新宿 - 上山田温泉・屋代間(関越道・上信越道経由)路線を川中島バスの単独で運行していたが、2007年に廃止された。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「ヨドバシカメラ(本社:新宿区)は2010年7月、新宿区西新宿1丁目にあるMY新宿第2 ビル(旧安田生命第2ビル)を取得した。売り主は日本不動産企画(本社:新宿区)」「ヨドバシカメラが新宿西口本店隣のMY新宿第2ビルを取得」 日経ケンプラッツ2010年11月4日日経ケンプラッツウェブサイト
  2. ^ かつてはみずほ証券新宿支店があったが、2011年10月11日をもって移転し、その跡地に出店。

外部リンク[編集]