明治安田生命保険
明治生命館及び、明治安田生命本社ビル。 | |
種類 | 相互会社 |
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機関設計 | 指名委員会等設置会社 |
略称 | 明治安田、明安、MY |
本社所在地 |
日本 〒100-0005 東京都千代田区丸の内2丁目1-1 北緯35度40分45.2秒 東経139度45分44.3秒 / 北緯35.679222度 東経139.762306度座標: 北緯35度40分45.2秒 東経139度45分44.3秒 / 北緯35.679222度 東経139.762306度 |
設立 | 1881年(明治14年)7月9日 |
業種 | 保険業 |
法人番号 | 8010005007932 |
金融機関コード | 9837 |
代表者 |
鈴木伸弥(取締役会長兼代表執行役) 根岸秋男(取締役兼代表執行役社長) |
資本金 | 9800億円 |
売上高 |
連結:2兆9118億円 (2020年3月期) |
営業利益 |
連結:6355億円 (2020年3月期) |
純利益 |
連結:2078億円 (2020年3月期) |
総資産 |
連結:39兆5308億円 (2020年3月期) |
従業員数 |
連結:43,676人(うち営業職員:32,853人) (2020年3月31日現在) |
決算期 | 3月期 |
外部リンク | https://www.meijiyasuda.co.jp/ |
明治安田生命保険相互会社のデータ | |
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英文社名 | Meiji Yasuda Life Insurance Company |
種類 | 相互会社 |
保険料等収入 | 2兆9,118億円(連結) |
SM比率 | 1,015.6% |
格付け |
A (S&P) A1 (ムーディーズ) AA- (日本格付研究所) AA- (R&I) |
関係する人物 |
阿部泰蔵 荘田平五郎 安田善次郎 イメージキャラクターの節も参照 |
外部リンク | https://www.meijiyasuda.co.jp/ |
特記事項: 経営指標は特記なき場合は2019年(令和元年)度第3月期決算におけるもの。SM比率は2019年9月末現在、総資産(連結)、基金は2020年3月末現在。 格付けは2018年11月1日現在。 |
明治安田生命保険相互会社(めいじやすだせいめいほけん、英称:Meiji Yasuda Life Insurance Company)は、日本の生命保険会社。
概要
三菱グループの明治生命保険と芙蓉グループの安田生命保険が、明治生命保険を存続会社として合併し発足した。日本で初めて設立された生命保険会社である。総資産、経常収益、保険料収入で業界第4位、4大生保の一角。三菱・芙蓉グループに加え官公庁という強固な法人営業基盤を有しており、団体保険契約高は業界第1位である。また、財務の健全性に定評がある。
前身会社である明治生命保険も安田生命保険も長い歴史を持ち、共に明治初期の創業である。明治生命保険は1881年(明治14年)7月9日に日本最初の生命保険会社として設立された。一方の安田生命保険も1880年(明治13年)に日本最古の生命保険組織として結成された共済五百名社をその起源とする。
なお、安田生命保険の会社としての設立は、1894年(明治27年)。先の共済五百名社の運営に行き詰まった創業者の安田善次郎が、矢野恒太の「相互主義」に賛同し、両者[1] を中心に共済生命保険が設立された事による。
旧明治生命の旧本社屋(明治生命館)は平成9年5月には昭和時代の建築物として初めて重要文化財に指定された。
系列
三菱金曜会と三菱広報委員会の会員企業であり[2][3]、芙蓉会の幹事役でもある。
存続会社が明治生命保険であるのと、芙蓉グループが属するみずほグループには他にも生命保険会社がある(第一生命保険・富国生命保険、朝日生命保険)ため、三菱グループ系とみなされることが多く、現に三菱UFJ銀行とは中小企業分野における業務提携を行っている[4]。だが、一方でみずほフィナンシャルグループ(旧富士銀行)、第一生命保険、損害保険ジャパン(旧安田火災海上保険→損害保険ジャパン(初代)→損害保険ジャパン日本興亜)と共同で新入学児童への黄色いワッペンと称する交通安全ワッペンの配布活動[5] を行うなど、芙蓉グループとのつながりも依然として強い。
このように、三菱UFJフィナンシャル・グループと、みずほフィナンシャルグループの両方に結び付きをもつため、両行において明治安田生命保険の保険商品が販売されている。独立系だが三和グループと関係の深い日本興亜損害保険(現・損害保険ジャパン)と親密であったが、東京海上日動火災保険(三菱グループの東京海上火災保険と芙蓉グループの日動火災海上保険が合併)と提携しており、2011年から同社の保険商品を取り扱っている。
子会社に明治安田損害保険(2005年に明治損害保険と安田ライフ損害保険が合併)があるが、法人向けに特化している。1996年の保険業法改正で生損保の相互参入が認められ、「損保系生保」が相次いで設立された一方、「生保系損保」も続々誕生した。ところが現在、大手生保グループの一翼を担うのは同社傘下の明治安田損害保険のみである。 他に、2001年に安田生命とイギリスのダイレクトグループの共同出資による安田ライフダイレクト損害保険も設立されたが、こちらは2004年に日本興亜損害保険へ譲渡し、そんぽ24損害保険となったのち、同じSOMPOホールディングス傘下となったセゾン自動車火災保険に合併された。
沿革
- 1881年(明治14年)7月 - 有限明治生命保險會社が福澤諭吉門下の阿部泰蔵(水上瀧太郎の父)らにより開業。
- 1894年(明治27年)。安田生命保険の前身である共済生命保険設立。
- 1976年(昭和51年)3月 - 業界初、アメリカ合衆国進出としてパシフィック・ガーディアン生命保険株式会社へ経営参加
- 2004年(平成16年)1月 - 明治生命保険相互会社と安田生命保険相互会社が合併し、明治安田生命保険相互会社発足
- 2007年(平成19年)12月 - 銀行代理業の許認可を取得し、株式会社三菱東京UFJ銀行と中小企業分野において業務提携
- 2010年(平成22年)11月 - タランクス社(ドイツ)、アブリスト社(インドネシア)、12月ハイアール・グループ(中華人民共和国)と業務提携
- 2012年(平成24年)3月 - 介護付有料老人ホームを運営する株式会社サンビナス立川の過半数の株式を取得し、介護施設運営事業へ進出
- 2012年(平成24年)6月 - オイロパ社(ポーランド)、7月ワルタ社(ポーランド)の株式を27%取得
- 2013年(平成25年)7月 - タイライフ社(タイ王国)と戦略提携
- 2016年(平成28年)3月 - スタンコープ社(アメリカ合衆国)を買収、完全子会社化
関連会社・団体
国内
- 明治安田損害保険(株)(損害保険事業を営む完全子会社)。
- 明治安田アセットマネジメント(株)(投資助言・代理業、投資運用業、第二種金融商品取引業)。
- 明治安田ライフプランセンター(株)(保険事務代行、保険代理店業、ライフプランに係わる調査・研究、コンサルティング)。
- 明治安田システム・テクノロジー(株)(明治安田系企業を中心にシステムの開発・運用管理を行う企業)。
- (株)明治安田生活福祉研究所(明治安田生命グループが100%の株式を保有する介護や福祉等の調査・研究企業)。
- 明治安田オフィスパートナーズ(株)(保険契約の保全等に関する計算事務、生命保険等の契約確認業、印刷・製本・梱包・配送業務、保険代理店業、福利厚生事務)
- (株)サンビナス立川(有料老人ホームの経営)。
- (株)ダイヤモンド・アスレティックス(アスレティッククラブの経営)。
海外 連結子会社・持分法適用関連法人等
- パシフィック・ガーディアン生命保険(株)
- 本社:ハワイ州ホノルル市。明治安田生命の100%米国子会社。1976年に旧明治生命が同社の株の過半数を取得し、日本の生命保険会社として初めて米国生命保険会社に経営参加した。1985年には100%子会社化。1991年に旧明治生命が株式の100%を取得したハワイアン生命と合併し、ハワイ州内最大の生命保険会社となった。
- 本社:オレゴン州ポートランド市。2015年に買収し、日本の生命保険会社による海外M&Aとしては過去最大。全米で事業展開しており、団体保険の主要分野において全米トップ10の地位を確立。官公庁や教職員など景気変動に左右されにくい安定した顧客基盤を持ち、14年12月期の純利益は2億1千万ドルだった。
- 北大方正人寿保険有限公司(中華人民共和国上海市)
- PT アブリスト・アシュアランス(インドネシアジャカルタ市)
- TU オイロパ S.A. (ポーランドブロツワフ市)
- TUiR ワルタ S.A.(ポーランドワルシャワ市)
- タイライフ・インシュランス PCL(タイ王国バンコク都)
- 明治安田アメリカ(ニューヨーク)
- 明治安田アジア(香港)
- 明治安田ヨーロッパ(ロンドン)
- 明治安田リアルティ(USA)(デラウェア州ウィルミントン市、米国における不動産投資)
財団法人
- 財団法人明治安田厚生事業団
- 財団法人明治安田こころの健康財団
- 財団法人明治安田クオリティオブライフ文化財団
保険商品
医療保険
メディカルスタイルF-入院・通院の保障を組み合わせて契約が可能で、加入後も契約の変更が一部可能であることが特徴。
学資保険
つみたて学資-返戻率が最大109%になる学資保険。2020年度現在、学資保険の返戻率としては最高水準となっている。(参考:学資保険返戻率ランキング.com)
広報活動
イメージキャラクター
現在
- 松岡修造(2019年10月1日〜)
- 広瀬アリス(2019年10月1日〜)
- 山下リオ(2017年10月1日〜)
- 志尊淳(2019年10月1日〜)
- 戸塚純貴(2019年10月1日〜)
- 松坂桃李(2019年10月1日〜)
- 宮藤官九郎(2019年10月1日〜)
- うさりん(企業イメージキャラクター、2010年〜)
- かめろん(企業イメージキャラクター、2013年〜)
過去 (旧明治生命)
(旧安田生命)
(明治安田生命)
- 松井秀喜
- 栗原はるみ
- 速水もこみち
- 相武紗季
- 戸田恵子[6]
- 江角マキコ
- 伊藤歩
- ボブ・サップ
- 相島一之
- 小泉今日子(2013年10月26日〜)
- 片桐はいり(2013年10月26日〜)
- 桜井美南(2017年9月1日〜)
CMソング
現在
- 『たしかなこと』と『言葉にできない』は、マイハピネスフォトコンテスト入賞作品を背景に使用した企業イメージCMに使用。
- 『今日も どこかで』と『ダイジョウブ』は特別協賛している小田のツアーの応援CMに使用。
- 小田和正『その日が来るまで』(2012年)
過去
(旧明治生命)
- 明治生命スーパーライフCMイメージソング
- 渡辺美里『サマータイム ブルース』(1990年)
- 明治生命CMソング
- 渡辺美里『Power -明日の子供-』(1990年)
- 渡辺美里『卒業』(1991年)
- 渡辺美里『夏が来た!』(1991年)
- 渡辺美里『クリスマスまで待てない (雪だるま Version)』(1991年)
- 渡辺美里『泣いちゃいそうだよ』(1992年)
- TUBE『もう負けないよ』(1994年)
- TUBE『Horizon』(1994年)
- TUBE『君に賭けるよ』(1994年)
- TUBE『いつかの僕よ...』(1995年)
- TUBE『Only Good Times』(1996年)
- TUBE『Purity 〜ピュアティ〜』(1997年)
- TUBE『Open your everything』(1997年)
- TUBE『Yes, I Know』(1998年)
- TUBE『この夏一番熱いLove Song』(1998年)
- 小田和正『言葉にできない』(1999年〜2003年、2008年〜)一時期、小田のライブ映像が使われたことがあった。
- 野猿『Chicken guys』(2000年)
- 野猿『太陽の化石』(2000年)
- 野猿『star』(2001年)
- ビリー・ジョエル『The Longest Time(ロンゲストタイム)』(2008年)
(旧安田生命)
- 安田生命ヴァイタル・パッケージCMイメージソング
- 大黒摩季『風になれ』(1997年)
TVドラマ
スポーツ
- 明治安田生命硬式野球部
- 明治安田生命ホーリーズ
- 明治安田PentaOceanパイレーツ
- 日本プロサッカーリーグ(2014年のJリーグで協賛スポンサーの最上級カテゴリ「トップパートナー」と、J3リーグ大会タイトルパートナーにそれぞれ就任。2015年からはJリーグ(J1・J2を含む)全体の「タイトルパートナー」となった)
文化活動
脚注
- ^ なおその後、矢野は他の経営陣と対立して袂を分かち、第一生命保険を創業する。
- ^ 三菱金曜会
- ^ 三菱広報委員会の加盟会社
- ^ 2007/12/11付ニュースリリース「明治安田生命保険と三菱東京UFJ銀行の中小企業分野における業務提携について」
- ^ 公式ホームページより「社会貢献活動 黄色いワッペン」
- ^ かつては競合企業の1つであるアリコジャパン(現:メットライフ生命)のCMにも出演していた。
関連項目
- 日新火災海上保険 - 旧明治生命と関係が深い。東京海上グループ。
- 新宿高速バスターミナル - MY新宿第2ビル(旧安田生命第2ビル)内にあった。現在ビルはヨドバシカメラが所有している。
- 名前ランキング - 毎年、その年に命名された名前のランキングを調査、発表している。調査対象は、明治安田生命の個人保険加入者。個人情報を元に集計し、公開している。