三菱未来館

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三菱未来館(みつびしみらいかん)は、国際博覧会地方博覧会などに三菱グループが出展する場合に用いるパビリオンの名称であり、その名通り一貫して未来をテーマとしている。

大阪万博[編集]

1970年日本万国博覧会(大阪万博)では、「日本の自然と日本人の夢」をテーマに、ゴジラシリーズを手掛ける田中友幸円谷英二率いる東宝の特撮スタッフが映像を制作した。火山活動や未来の海底牧場など、迫力ある映像を360度視界に映し出す「サークロマ映像方式」が大変な話題となり最も人気のある企業パビリオンであった[要出典]

建物は各ブロックを分離させず一点集中としその中の変化を建築表現のベースで対話を求め寄り集まった形とし、時間と形の動きの要素も取り入れ見る位置や光の加減によって姿を変える形とした[1]。造型は天・地・人、真・副・体といった造型手法を応用し三次元的な動的調和を意図し、表面パターンや色彩は祭りの法被に見られる調和のあるにぎやかさを取り込んだものとした[1]

円谷英二は本作の制作中に死去し、この作品が事実上の遺作となった。パビリオンで用いられた音楽の一部は、映画『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に流用された。

スタッフ
構成
  • プロローグ「日本の四季」[1]
    • 未来の生活環境創造の中に自然観を失うことなく再創造する大切さを訴える事を目的に[1]、日本の四季の風景をエスカレーターの両側の壁に映し出す。
  • 第1室「自然の脅威」[1]
    • 三菱と東宝技術研究所が共同開発した多面スクリーンとマジックミラーを併用した立体スクリーン「ホリミラースクリーン」を用い台風の大波や暴風雨、火山の溶岩流や爆発を表現する。
  • 第2室「日本の空-50年後の空」[1]
    • 日本上空の宇宙空間に浮かぶ宇宙ステーションや「世界気象管理センター」の管理ドームのセットを通り抜け自然の脅威を制圧する未来の科学ドラマを展開する。
  • 第3室「日本の海-50年後の海」[1]
    • 海面下数千mの深海開発や地熱利用発電、海底油田など大陸棚開発等といった海洋開発の成果を数多くのセットで表す。
  • 第4室「日本の陸-50年後の陸」[1]
    • 郊外の未来住宅のセットを始め富士山麓の新居住区、省力化した農業、自動操縦車等未来の生活を立体的に描く。
  • 第5室「あなたも参加する」[1]
    • 観客の動きをITVカメラがとらえ電子装置が識別しそのシルエットを縦10m×横11mの大型電光板に5倍の大きさで映し出す「シルエトロン」や直径2.5mの球体スクリーンを配置した大型レクリエーションルーム。

科学万博[編集]

1985年国際科学技術博覧会(科学万博)では「すばらしい地球・人間」というテーマで出展[2]。大阪万博の三菱未来館で製作を担当した田中友幸が総合プロデュースを担当した[2]。内部展示は科学万博が開催された1985年当時の最先端技術を駆使してその当時考えられた未来の姿をリアルに表現していた[2]

愛・地球博[編集]

愛・地球博の三菱未来館

2005年日本国際博覧会(愛・地球博、愛知万博)では三菱未来館@earthとして「もしも月がなかったら」というテーマで出展[3]。シアターで上映される映像作品「もしも月がなかったら」は、米国の天体物理学者ニール・F・カミンズ教授の同名の著書をもとにした科学エンターテイメントである[3]

その人気にも後押しされ、三菱重工業によって長崎県佐世保市の大型観光施設ハウステンボスに特殊効果映像シアター「ハウステンボスIFXシアター“Kirara(キララ)”」として2006年7月22日から常設で公開されている。IFXシアターとは、想像(Imagination)、無限(Infinity)、効果(FX=Effectsの略語風スペルで映画・テレビ用語)の3つの要素が一体となった映像シアターを表す造語。シアターの枠を超え、無限大に広がる映像空間を体感できるという。 「三菱未来館@earth」で上映されたものと同内容だが、本編に先がけて上映されるプレショーの内容が一新されている。

その他[編集]

参考文献[編集]

脚注・出典[編集]

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  1. ^ a b c d e f g h i j EXPO'70のデザイン(IV)ディスプレイ - 工藝ニュース 1970年2月号
  2. ^ a b c 『国際科学技術博覧会公式ガイドブック』、107頁。
  3. ^ a b 三菱未来館@earthもしも月がなかったら - 愛・地球博公式ウェブサイト内のページ。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]