フォスター電機

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フォスター電機株式会社
Foster Electric Company, Limited
種類 株式会社
市場情報
東証1部 6794 1963年5月1日上場
本社所在地 日本の旗 日本
196-8550
東京都昭島市つつじが丘1-1-109
設立 1948年(昭和23年)6月1日(注)
(株式会社フォスター研究所)
業種 電気機器
事業内容 スピーカーおよび音響機器・電子機器の製造、販売
代表者 吉澤 博三(代表取締役社長)
資本金 67億7000万円(2015年3月末現在)
発行済株式総数 2693万1051株(2015年3月末現在)
売上高 単体1343億600万円
連結1891億2400万円
(2015年3月末現在)
経常利益 単体41億100万円
連結103億9800万円
(2015年3月末現在)
純利益 単体25億400万円
連結48億5800万円
(2015年3月末現在)
純資産 単体322億6900万円
連結649億4400万円
(2015年3月末現在)
総資産 単体578億700万円
連結1048億4300万円
(2015年3月末現在)
従業員数 単体452人
連結5万5247人
(2015年3月末現在)
決算期 3月31日
主要株主 日本トラスティ・サービス信託銀行(株)(信託口) 10.28%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(退職給付信託日立金属口) 6.98%
日本マスタートラスト信託銀行(株)(信託口) 5.03%
主要子会社 フォスター運輸株式会社
フォスター電子株式会社
フォスター企業株式会社
関係する人物 西村茂廣、篠原弘明
外部リンク www.foster.co.jp
特記事項:各種経営指標は2012年3月期のもの
株式額面変更のため、1962年(昭和37年)2月15日に(旧)フォスター電機株式会社を吸収合併し、旧会社は消滅した。旧会社の設立日は1953年(昭和28年)5月13日である。
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Fostex NX-6A and NX-5A nearfield active monitors

フォスター電機株式会社(フォスターでんき、Foster Electric Company, Limited)は、各種音響機器メーカーで、もっぱらOEM受託を主力とするが、自社ブランドのFostex(フォステクス)による市販商品もある。

概要[編集]

現在では、下記の通りスピーカーヘッドホンOEM供給などを行っている。

なお、1959年当時の概要は以下のとおり。

  • 商標:フオスター
  • 社名:信濃音響株式会社
  • 住所:本社 東京都中野区新井町 658
  • 営業品目 トラ用SP、一般SP、HiFiSP

(1959年電波科学 付録パーツガイド 日本放送出版協会 住所禄より)

沿革[編集]

  • 1949年6月 - 西村茂廣と篠原弘明が東京都渋谷区に信濃音響研究所を設立し、スピーカーの製造を開始したのが始まり。創業者の篠原弘明はその後1966年から1994年まで長く社長を務める。
  • 1953年5月 - 株式会社に改組し、商号をフォスター電機株式会社に変更。「フォスター」を商標登録した。
  • 1959年5月 - フォスター電機株式会社へと改称。
  • 1960年 - ソニー躍進のきっかけとなったポータブルトランジスターラジオTR-55にスピーカー部品を提供。
  • 1962年2月 - 株式会社フォスター研究所を吸収合併。
  • 1963年5月 - 東証の第二部に上場。
  • 1965年2月 - 香港にフォスターエレクトリックCo.,(ホンコン)Ltd.を設立。
  • 1969年2月 - 台湾高雄市に豊達電機台湾股份有限公司を設立。
  • 1972年7月 - フォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd.を設立。
  • 1972年10月 - フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.を設立。
  • 1973年6月 - フォステクス株式会社を設立。
  • 1973年10月 - ドイツハンブルクにフォスターエレクトリック(ヨーロッパ)GmbHを設立。
  • 1986年5月 - フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.の100%出資により、アコースティックオーソリティーInc.を設立。
  • 1986年11月 - 株式会社トネゲンを吸収合併。
  • 1987年 - アメリカ合衆国でスピーカーの製造を開始。
  • 1991年3月 - シンガポールにフォスターエレクトリック(シンガポール)Pte.Ltd.の100%出資により、インドネシアバタムにピー.ティー.フォスターエレクトリックインドネシアを設立。
  • 1993年5月 - フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.の100%出資により、メキシコチワワ州にフォスターエレクトリック(メキシコ)S.A.deC.V.を設立。
  • 1995年9月 - カルバーエレクトロニックセールスInc.を完全子会社化。
  • 1996年9月 - フォスターノースアメリカInc.を設立。
  • 1996年10月 - カルバーエレクトロニックセールスInc.、アコースティックオーソリティーInc.、フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.の3社を合併。フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.を存続会社とする。
  • 1999年9月 - 東証第二部より第一部に指定替え。
  • 2000年9月 - フォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.を解散し、フォスターノースアメリカInc.がそれを吸収。その後、フォスターノースアメリカInc.の商号をフォスターエレクトリック(ユー.エス.エー.)Inc.に変更。
  • 2001年10月 - 中国広州市に広州豊達電機有限公司を設立。
  • 2003年4月 - 関連会社だったフォステクスを吸収合併。
  • 2006年1月 - ベトナムのビンズォンにフォスターエレクトリック(ベトナム)Co.,Ltd.を設立。
  • 2006年5月 - 中国の常州市に豊達電機(常州)有限公司を設立。
  • 2006年7月 - 韓国慶尚南道のESTecコーポレーションの株式を追加取得し、持分法適用関連会社化。
  • 2012年3月 - ミャンマーフォスター設立。
  • 2012年11月 - 本社を東京都昭島市つつじが丘に移転。
  • 2014年1月 - スター精密株式会社より小型音響部品事業を譲り受け。

DIY用スピーカーユニット[編集]

店頭に並ぶフォステクスのスピーカーユニット

フォスター電機は「フォステクス」ブランドで数多くの自作スピーカー用スピーカーユニットを販売している。かつてはコーラル、テクニクス(松下電器、現パナソニック)など他ブランドのDIY用スピーカーユニットも発売されていたが、徐々に撤退し、80年代以降は日本メーカーではほぼフォステクスブランドが独占している。

一方、自作マニア向けの記事の執筆者としては、長岡鉄男が突出した存在であったため、結果的に同社の製品は長岡鉄男の発表したスピーカー設計図に数多く採用されている[1]

なお、90年代以降から、DIY用スピーカーユニットとして日本国外メーカーの製品が輸入されるようになっており、この市場でのフォステクスブランドの寡占状態は解消されている。しかしながら、その製品数の多さで、未だにフォステクスブランドのスピーカーユニットが突出している[2]

関連会社[編集]

  • フォステクス(商標:FOSTEX) - デジタルレコーダ、スピーカおよび関連製品。2003年に合併し社内カンパニーのフォステクスカンパニーとなる。
  • フォスター電子
  • フォスター運輸

[編集]

  1. ^ カネコ木工のホームページ・長岡鉄男スピーカー
  2. ^ 各種DIY用スピーカーユニットを販売しているコイズミ無線のサイト

外部リンク[編集]