軍用機事故の一覧
軍用機事故の一覧(ぐんようきじこのいちらん)では、軍用機が平時の訓練や航空ショーなどで起した事故の概要を紹介する。
各事故について、1) 事故日 (現地時間)、2) 所属と使途、3) 機種と製造元、4) 犠牲者数、5) 事故発生地、6) 事故の状況、7) 原因、を簡略にまとめた。ただし特筆に値する事故や事件、また軍用機事故に関連した特に興味深い事実などがある場合はこれを詳述した。
なお、
- 民間航空機の運用中に起きた主な航空事故については
「航空事故の一覧」を、 - 航空会社別に見た過去の事故については
「航空会社別の航空事故一覧」を、 - 民間航空機に絡むテロや破壊行為については
「航空機テロ・破壊行為の一覧」を、 - 日本国内で発生した米軍機(進駐軍機・在日米軍機・その他)の事故については
「日本におけるアメリカ軍機事故の一覧」を、
それぞれ参照されたい。
1930年代
日時 | 所属 | 機種 | 死者 | 状況 |
1935年4月7日 | 日本海軍 (水上機母艦神威) |
演習機1機 (機種不明) |
1名死亡 | 福岡県福岡市の中島町上空を飛行中の演習機1機が機体の故障により自転車工場に墜落。搭乗者の河合芳郎三等航空兵曹が翌日死亡。 |
1937年6月17日 | 日本海軍 (横須賀海軍航空隊) |
練習機2機 (機種不明) |
8名死亡 | 横浜本牧沖の東京湾上空を飛行中の練習機2機が接触して2機とも東京湾へ墜落。乗員全員死亡。 |
1940年代
- 1945年7月28日
- 所属: アメリカ陸軍
- 機種: ノースアメリカン、B-25爆撃機
- 死者: 搭乗員3人とビル内の11人が死亡。
- 状況: ニューヨーク上空で濃霧のため操縦を誤りエンパイアステートビルディングの79–80階に激突。外壁が損傷を受け衝突階に火災が発生したが、ビル自体に影響はなかった。
- 1945年10月12日
- 所属: アメリカ陸軍航空軍
- 機種: カーチスC-46F-1-CUコマンドー
- 死者: 搭乗員59名全員死亡。
- 状況: 北京南苑空港へ中国の軍人を空輸中、悪天候の中航法設備が未整備のため商業放送を頼りに飛行していたところ放送塔に衝突。C-46の事故では最悪。
- 1945年12月5日
- 所属: アメリカ海軍
- 機種: ジェネラルモータースTBM-3/1E/1Cアベンジャー、マーチンPBM-5マリナー
- 死者: 搭乗員計27名が死亡。
- 状況: フロリダ沖で訓練中のTBMの編隊5機が航法の誤りにより未帰還となり、捜索に向かった飛行艇も空中爆発により失われ二重遭難となった。バミューダトライアングルで発生した原因不明の失踪事件としてしばしば引用されるが、事実は左の通りである。
1950年代
- 1950年1月26日
- 所属: アメリカ軍
- 機種: C-54輸送機
- 死者: 44名全員行方不明(後日死亡認定)。
- 状況: アラスカ州のエルメンドルフ空軍基地からモンタナ州のグレートフォールズ空軍基地に向かう途中行方不明。
- 詳細: 「1950年ダグラスC-54D行方不明事件」を参照。
- 1951年3月22日
- 所属: アメリカ空軍
- 機種: ダグラスC-124A-DLグローブマスターII
- 死者: 53名全員死亡。
- 状況: アイルランド沖で行方不明となる。のちに残骸が見つかり空中爆発と判明するがその原因は不明。
- 1952年11月22日
- 所属: アメリカ空軍
- 機種: ダグラスC-124A-DLグローブマスターII
- 死者: 52名全員死亡。
- 状況: エルメンドルフ空軍基地にアプローチ中アンカレジ近くに墜落。
- 1955年3月22日
- 所属: アメリカ海軍
- 機種: ダグラスR6D-1リフトマスター
- 死者: 66名全員死亡。
- 状況: ハワイオアフ島のヒッカム空軍基地からカリフォルニア州のトラヴィス空軍基地に向かう途中で機器が故障し、オアフ島に引き返すが航法を誤りワイアナエ山脈に衝突。
- 1957年10月10日
- 所属: タイ空軍
- 機種: DC-3
- 死者: なし
- 状況: 立川基地を離陸した輸送機がエンジン故障のため砂川町役場近くの住宅地に墜落。乗員4名と住民4名が負傷。
1960年代
- 1962年3月17日
- 所属: 航空自衛隊
- 機種: ノースアメリカン、F-86F戦闘機2機
- 死者: 死者無し。
- 状況: 築城基地から入間基地に向かっていた4機編隊が富士山山頂上空で猛烈な晴天乱気流に遭遇。急減速した衝撃のため、2機の燃料パイプが破損、エンジンの再始動が不可能になった。そのため、2機の操縦士は機体の放棄を決定。被害が出ないところまで誘導したうえで操縦士が脱出することにした。1機は小田原郊外の石垣山の山林に墜落した。もう1機は海まで誘導したうえで脱出したが、その後機体が運悪く大きく旋回して陸地に戻り、国鉄東海道本線の国府津駅近くの住宅地に墜落。民家など5棟を破壊し線路に残骸が散らばったが人的被害は出なかった。これ以後、富士山上空の山岳波の存在が注目されることになった。
- 1962年9月3日
- 1963年3月2日
- 1963年4月10日
- 1964年1月13日
- 1964年5月11日
- 1964年5月19日
- 1964年8月21日午前10時頃
- 1964年11月30日
- 1964年12月8日
- 所属: アメリカ空軍
- 機種: コンベア B-58A ハスラー
- 死者: 1人死亡
- 状況: インディアナ州バンカーヒル(後のグリソム)基地の凍結した誘導路上で走路を逸れ降着装置を損壊し炎上。積まれていた5発の核弾頭も燃えたものの汚染は比較的小規模にとどまった。
- 1966年1月17日
- 所属: アメリカ空軍
- 機種: ボーイング、B-52戦略爆撃機とKC-135空中給油機
- 死者: 4人が死亡(大規模な放射能汚染のため健康被害多数か)。
- 状況:空中給油中に爆撃機が接触したため空中給油機が墜落、爆撃機は降下する際に水爆3発をスペインのパロマレス近くの地上に落下させ、1発を地中海に落下させてしまった。地上に落下した水爆2発の爆縮用通常火薬が爆発し放射能物質を撒き散らした。
- 詳細: 「パロマレス米軍機墜落事故」を参照。
- 1966年6月8日
- 1968年1月21日
- 所属: アメリカ空軍
- 機種: ボーイング、B-52戦略爆撃機
- 死者: 1人が死亡(大規模な放射能汚染のため健康被害多数か)。
- 状況:水素爆弾4発を搭載しチューレ空軍基地上空でアラート任務に就いていたB-52機内で火災が発生、機体はチューレ基地西方の氷上に墜落し搭載されていた水爆の爆縮用通常火薬が爆発、大規模な放射能汚染が生じた。2009年1月時点で1発の爆弾が完全に回収されていない。
- 詳細: 「チューレ空軍基地米軍機墜落事故」を参照。
- 1968年5月25日
- 1969年2月8日
1970年代
- 1971年7月16日
- 1973年6月23日
- 1975年4月4日
- 所属: アメリカ空軍
- 機種: ロッキード、C-5 ギャラクシー輸送機
- 死者: 199人が死亡(負傷者多数)。
- 状況: 南ベトナムのサイゴン(現在のホーチミン・シティ)をアメリカ本土に向けて出発した、ベトナム人戦災孤児234人と付添人ら77人が搭乗したアメリカ空軍の輸送機のマーシーフライト(慈善飛行便)のギャラクシー輸送機の後部貨物ドアが離陸上昇中に脱落し、急減圧が発生したため緊急着陸の途中に操縦不能になり、空港手前の湿地帯に墜落し爆発炎上した。
- 詳細: 「オペレーション・ベビーリフト」を参照。
- 1978年1月10日
- 1978年5月17日
- 1978年9月8日
1980年代
- 1980年7月27日
- 1982年11月14日
- 1983年4月19日
- 1983年4月26日
- 1983年5月1日
- 1984年2月27日
- 所属: 海上自衛隊
- 機種: 新明和工業 PS-1
- 死者: 12人が死亡
- 状況:岩国基地所属の対潜哨戒機が訓練飛行中、旋回飛行中に高度が下がりすぎて伊予灘に墜落。
- 1984年4月20日
- 1985年2月14日
- 所属: ソ連海軍航空隊
- 機種: ツポレフ Tu-95RU
- 死者: 9人が死亡
- 状況:南シナ海を飛行中に墜落。
- 1988年8月28日
- 所属: イタリア空軍、フレッチェ トリコローリ
- 機種: アエルマッキ、MB-339
- 死者: パイロット3人と地上の72人が死亡、345人が負傷。
- 状況:ドイツのラムシュタイン空軍基地で開催されていた航空ショーで曲技飛行隊の3機が空中衝突を起こし墜落。そのうち1機が観衆の中に墜落したため、地上の観客とパイロット合わせて75名の死者を出す大惨事になった。この惨事以降はドイツ国内のアメリカ空軍基地の航空ショーは開催されなくなった。
- 1989年7月4日
- 所属: ソ連空軍
- 機種: ミグ、MiG-23
- 死者: 地上の1人が死亡
- 状況: ポーランドの基地を離陸した戦闘機が東ドイツ(当時)上空でエンジントラブルを起こしたため、高度を維持できなくなりパイロットは危険を感じ射出座席で脱出した。ところが、戦闘機は無人のまま自動操縦で高度130m~150mで飛行したため、当時「鉄のカーテン」と呼ばれた東西ドイツ国境を侵犯した。同機に対してただちに在独米軍機がスクランブル発進したが、撃墜許可を得ていなかったため、そのまま西ドイツ(当時)領内を通過した。フランス領内に入った場合にはフランス空軍が撃墜する準備をしていたが、その前に燃料枯渇のためベルギー北西部のコルトリクに墜落。その際に農民1人が巻き込まれ死亡した。
1990年代
- 1991年7月1日
- 所属:航空自衛隊
- 機種:川崎重工業T-4
- 死者:2名死亡
- 詳細:三沢基地所属のT-4が、訓練前の天候偵察中に墜落。後日、機体をサルベージした事でピトー管の製作不良を発見。
- 1991年7月4日
- 1994年6月2日
- 所属:イギリス空軍
- 機種:ボーイング CH-47 (HC.2)
- 死者:29名全員死亡
- 状況:濃霧の中を飛行中、キンタイア岬に墜落。
- 詳細:「en:1994 Scotland RAF Chinook crash」を参照。
- 1994年6月24日
- 所属: アメリカ空軍
- 機種: ボーイング B-52 ストラトフォートレス
- 死者: 4人が死亡
- 状況: ワシントン州のフェアチャイルド空軍基地でデモ飛行中のB-52(シリアルナンバー:61-0026)が、突如失速し90度傾いた上で左翼から地上に激突し爆発炎上した。事故原因はB-52を操縦していた機長が急旋回の為に無茶な飛行を強いたためであった。この機長は以前から無茶な飛行をしていた要注意人物であったが空軍では技量を買っていたため一切不問にしてきたことが世論から非難された。また事故機に搭乗していた士官の1人が墜落前にパラシュートで脱出したが、彼も爆発に巻き込まれ殉職した。
- 詳細: 「1994年のフェアチャイルド空軍基地でのB-52機の墜落事故」を参照。
- 事故の瞬間の映像:[1])
- 1995年2月21日
- 1995年11月22日
- 所属: 航空自衛隊
- 機種: マクドネル・ダグラス、F-15J
- 死者: なし
- 状況: 航空自衛隊小松基地所属のF-15戦闘機が、訓練中にミサイルを誤射して僚機を撃墜、パイロットは脱出して無事であった。訓練中とはいえ、F-15が航空機によって撃墜された世界初の事例となった。
- 詳細: 「F-15僚機撃墜事故」を参照。
- 1996年4月3日
- 所属: アメリカ空軍
- 機種: ボーイング CT-43
- 死者: 35人全員死亡
- 状況: アメリカ合衆国の貿易使節団が搭乗しクロアチアのザグレブからドブロブニクに向かっていた軍用輸送機(ボーイング737-200の軍用型)が、操縦士の不適切な着陸アプローチのために空港手前の山腹に激突大破し全員死亡。搭乗者のなかにはアメリカ合衆国商務省長官のロナルド・H・ブラウンがおり、ビル・クリントン政権で唯一の任期途中で死去した閣僚となった。
- 詳細: 「アメリカ空軍IFO-21便墜落事故」を参照。
- 1998年2月3日
- 所属: アメリカ海兵隊
- 機種: グラマン EA-6B プラウラー
- 死者: 地上の20人が死亡
- 状況: イタリア国内で訓練飛行中のアメリカ海兵隊のEA-6Bが山岳地帯を超低空飛行をしていたところ、カバレーゼ近郊にあるスキー場のロープウェイのケーブルを切断。運行中のロープウェイのゴンドラ1台が100m下に落下し、乗っていた乗客20人全員が即死した。事故原因は地上150mの飛行禁止の軍規に違反して地上80m上空を飛行していた海兵隊機の過失であった。そのうえ乗員の撮影していた映像を上官が破棄して証拠隠滅を図っていたことも判明した。海兵隊はイタリア当局の身柄引き渡し請求を拒否し、自軍の軍法会議で処分し無罪とされた。
- 詳細: 「チェルミス・ロープウェイ切断事件」を参照。
- 1999年11月22日
- 所属: 航空自衛隊
- 機種: ロッキード、T-33
- 死者: パイロット2名
- 状況: 入間基地に所属するT-33Aが事故に遭遇。機体が狭山市内の入間川河川敷に墜落する際、送電線を切断したために埼玉県南部及び東京都西部を中心とする約80万世帯が停電、並びに信号機及び鉄道が停止した。エンジントラブルを起こした機体の住宅地への墜落を避けるため、2名の乗員は脱出せず操縦を続行、民家に被害が及ばないことが確実になった段階で、射出座席を作動させたが間に合わず、乗員2名は殉職した。
- 詳細: 「T-33 (航空機)#航空自衛隊における運用」を参照。
2000年代
- 2000年3月22日
- 2000年6月28日
- 所属: 航空自衛隊
- 機種: 川崎重工業、C-1
- 死者: 5人
- 状況: 隠岐近海で失速特性の飛行試験中に美保基地所属の輸送機が失速し墜落。
- 詳細: 「C-1隠岐諸島沖墜落事故」を参照。
- 2000年7月4日
- 所属: 航空自衛隊
- 機種: 川崎重工業 T-4
- 死者: 3人
- 状況: アクロ訓練からの帰投中に濃霧による視界不良の中牡鹿町泊浜裏山に2機が衝突、パイロット3人が殉職した。女川原発に近く、飛行制限空域にかなり接近した可能性もあり、地元や反原発団体の非難を浴びた。
- 2001年4月1日
- 2002年7月27日
- 所属: ウクライナ空軍
- 機種: スホーイ、Su-27UB
- 死者: 地上に居た観客83人死亡、負傷者200人以上。
- 状況: ウクライナのリヴィウ近郊で開催された航空ショーにおいて、デモ飛行を行っていたSu-27UBが急降下中に制御を失い、観客区域に墜落して爆発。操縦士二人は墜落直前に脱出して無事だったが地上の観客の多数が巻きこまれ、航空ショーにおける事故としては史上最悪の死傷者を出した。原因は操縦ミスと整備不良だった。また通常は事故を想定して観客席を飛行コースから離れたところに設けるが、それをしなかった運営者側の責任も問われた。操縦士には裁判で有罪判決が出ている。
- 詳細: 「リヴィウ航空ショー墜落事故」を参照。
- 2003年2月19日
- 2007年3月30日
- 2007年4月21日
- 所属:アメリカ海軍 ブルーエンジェルス
- 機種:マクドネル・ダグラス、F/A-18A ホーネット
- 死者:1人が死亡
- 状況:アメリカサウスカロライナ州のビューフォート海兵隊基地で開催された航空ショーにおいて、デモ飛行を行っていたブルーエンジェルス所属のF/A-18AがパイロットのG-LOCにより、住宅地付近の雑木林に墜落。
- 2007年5月24日
- 所属:ペルー空軍
- 機種:デ・ハビランド・カナダ、DHC-6
- 死者:12人
- 状況:ペルー北東部のロレート県で、悪天候によりジャングルへ墜落。
- 2007年11月2日
- 所属:アメリカ空軍
- 機種:マクドネル・ダグラス、F-15C イーグル
- 死者:なし
- 状況:ミズーリ州中西部で訓練中のF-15Cが、戦闘機動中に機体の縦通材が破断して空中分解し、操縦不能になって墜落。乗員は脱出の際に負傷。
- 2007年11月8日
- 所属:アメリカ陸軍
- 機種:シコルスキー・エアクラフト、UH-60 ブラックホーク
- 死者:5人が死亡
- 状況:イタリア北部ベネト州で、超低空飛行中だったUH-60の尾部ローターが地面に接触し、墜落炎上。
- 2008年1月7日
- 所属:アメリカ海軍第5艦隊
- 機種:マクドネル・ダグラス、F/A-18 ホーネット
- 死者:なし
- 状況:ペルシャ湾で作戦展開中にF/A-18 2機が空中衝突し、墜落。乗員は脱出して無事。
- 2008年1月23日
- 2008年2月12日
- 所属:アメリカ海軍
- 機種:グラマン、EA-6B プラウラー
- 死者:なし
- 状況:グアム島アンダーセン基地の洋上で訓練飛行中だったEA-6Bが墜落。乗員は脱出し、無事。
- 2008年2月12日
- 所属:フランス空軍
- 機種:ダッソー、ミラージュ2000N
- 死者:なし
- 状況:ビスケー湾上空で、KC-135FRから空中給油を受けたミラージュ2000Nが、空中給油直後に機体の技術上のトラブルから墜落。乗員2人は脱出して無事。
- 2008年2月19日
- 所属:アメリカ空軍第33戦闘飛行隊
- 機種:マクドネル・ダグラス、F-15C イーグル
- 死者:1人
- 状況:メキシコ湾上で演習中だったF-15C 2機が空中衝突し、乗員2人は脱出したが、うち1人は病院搬送後に死亡した。
- 2008年2月23日
- 所属:アメリカ空軍第509爆撃飛行隊
- 機種:ノースロップ・グラマン、B-2A スピリット
- 死者:なし
- 状況:グアム島アンダーセン基地から離陸しようとしたB-2Aが、エアデータ・センサの整備不良が原因で離陸に失敗し墜落。乗員は脱出して無事。
- 2008年3月14日
- 所属:アメリカ空軍
- 機種:ジェネラル・ダイナミクス、F-16 ファイティングファルコン
- 死者:1人
- 状況:アリゾナ州で訓練飛行中だったF-16が、フェニックスから北西約130kmの地点に墜落。
- 2008年3月20日
- 2008年4月7日
- 所属:韓国空軍
- 機種:マクドネル・ダグラス、RF-4C
- 死者:なし
- 状況:水原空軍基地から離陸したRF-4Cが、訓練飛行中に38度線近くの森林地帯に墜落。乗員は脱出して無事。
- 2008年4月8日
- 2008年4月17日
- 2008年4月20日
- 所属:ヨルダン空軍
- 機種:ジェネラル・ダイナミクス、F-16 ファイティングファルコン
- 死者:1人
- 状況:訓練飛行中だったF-16が墜落。
- 2008年4月23日
- 2008年5月1日
- 2008年7月7日
- 所属:イラン空軍
- 機種:ノースロップ、F-5B フリーダムファイター
- 死者:2人
- 状況:イラン南西部のフーゼスターン州オミデ空軍基地へ着陸中のF-5Bが墜落。
- 2008年7月21日
- 所属:アメリカ空軍
- 機種:ボーイング、B-52H ストラトフォートレス
- 死者:2人死亡、4人行方不明
- 状況:グアム島のアンダーセン空軍基地を離陸したB-52Hが、グアム島北西50kmの地点に墜落。
- 2008年7月29日
- 2008年7月30日
- 所属:アメリカ空軍第65アグレッサー飛行隊
- 機種:マクドネル・ダグラス、F-15D イーグル
- 死者:1人
- 状況:アメリカのネバダ州で実施されたレッドフラッグ演習中にアグレッサー役を務めていたF-15Dが墜落。乗員は脱出したが、1名死亡、1名負傷。
- 2008年8月1日
- 所属:エクアドル陸軍
- 機種:シュド・アビアシオン、SA342 ガゼル
- 死者:5人
- 状況:エクアドルの首都キトを離陸したSA342が、墜落。
- 2008年8月4日
- 所属:コロンビア軍ヘリコプター飛行学校
- 機種:ベル・エアクラフト、ベル 206B ジェットレンジャー
- 死者:3人
- 状況:コロンビアの首都ボゴタ南東40kmのトレメイダ空軍基地で訓練飛行中のベル 206Bが、着陸中に墜落。
- 2008年8月6日
- 2008年8月25日
- 2008年9月11日
- 所属:航空自衛隊、第8航空団、第304飛行隊
- 機種:マクドネル・ダグラス、F-15J イーグル
- 死者:0人
- 状況:訓練飛行中に電気系統の不具合により、操縦不能に陥り山口県の見島沖に墜落。乗員は脱出して無事。
- 2008年9月18日
- 2008年10月4日
- 所属:アメリカ陸軍
- 機種:シコルスキー、UH-60 ブラックホーク
- 死者:1名
- 状況:夜間にイラクのバグダード基地へ着陸する際、2機のUH-60が衝突した。
- 2008年10月7日
- 2008年10月20日
- 所属:中華民国空軍第421訓練航空団
- 機種:AIDC F-CK-1B 経国
- 死者:なし(行方不明者2人)
- 状況:訓練飛行中に墜落
- 2008年10月21日
- 2008年10月23日
- 2008年11月4日
- 所属:韓国空軍原州第8飛行団
- 機種:ノースロップ、F-5E タイガーII
- 死者:なし
- 状況:近接航空支援訓練を行っていたF-5E戦闘機2機が空中衝突し、1機は墜落したが、もう1機は原州基地に緊急着陸した。
- 2008年11月18日
- 所属:ロシア軍
- 機種:不明(無人偵察機)
- 死者:2人死亡、8人負傷
- 状況:グルジア・南オセチア自治州近くの村に墜落し爆発。付近にいた同国兵士らが爆発に巻きこまれる。
- 2008年12月8日
- 所属:アメリカ海兵隊
- 機種:マクドネル・ダグラス、F/A-18D ホーネット
- 死者:4人
- 状況:カリフォルニア州ミラマー海兵隊基地へ着陸進入中のF/A-18D戦闘攻撃機が、同基地から約3km離れたサンディエゴの住宅地に墜落。乗員は脱出して無事だったが、墜落によって地上の住宅2棟が倒壊し、住民4人が死亡した。
- 2009年1月8日
- 2009年1月15日
- 2009年1月17日
- 2009年1月20日
- 所属:スペイン空軍
- 機種:ダッソー、ミラージュF1/F1M
- 死者:3人
- 状況:アラゴン州で訓練飛行中だったミラージュF1戦闘機とミラージュF1M戦闘機の2機が地上に墜落し、乗員3人全員が死亡した。両機の墜落現場は約3km離れていたが、詳しい墜落原因は不明。
- 2009年3月17日
- 所属:トルコ空軍
- 機種:マクドネル・ダグラス、F-4E ファントムII
- 死者:1人
- 状況:トルコ中部のコンヤ県で訓練飛行中だったF-4Eが、制御不能になり墜落。乗員2名は緊急脱出したが、1人が死亡した。
- 2009年3月19日
- 2009年3月25日
- 所属:アメリカ空軍
- 機種:ロッキード・マーティン、F-22A ラプター
- 死者:1人
- 状況:カリフォルニア州のエドワーズ空軍基地近郊で試験飛行中だったF-22Aが墜落。操縦していたロッキード・マーティン社のテストパイロットが死亡した。墜落原因は不明。
- 2009年3月31日
- 所属:韓国空軍
- 機種:ジェネラル・ダイナミクス、F-16D ファイティングファルコン
- 死者:なし
- 状況:韓国の首都ソウル南西の黄海で訓練飛行中だったF-16Dが墜落。乗員は緊急脱出して無事。
- 2009年4月6日
- 所属:インドネシア空軍
- 機種:フォッカー、F27 フレンドシップ
- 死者:24人
- 状況:インドネシア西部のバンドンでF27が墜落し、空港の格納庫に激突した。乗員6名と特殊部隊訓練生17人および教官1人の計24人全員が死亡した。
- 2009年4月30日
- 2009年5月15日
- 2009年5月19日
- 所属:アメリカ海軍第6対潜ヘリコプター隊
- 機種:シコルスキー、HH-60 レスキューホーク
- 死者:3人
- 状況:カリフォルニア州南部海域で、COMPTUEX演習に参加していたHH-60が墜落。乗員3人全員が死亡した。
- 2009年5月20日
- 2009年9月13日
- 2009年9月24日
- 2009年9月28日
- 2009年10月7日
- 2009年10月9日
- 2009年10月29日
- 所属:アメリカ海兵隊とアメリカ沿岸警備隊
- 機種:ベル・ヘリコプター、AH-1W スーパーコブラ、ロッキード、C-130 ハーキュリーズ
- 死者:11名
- 状況:カリフォルニア州のサンクレメンテ島東方沖40km付近の上空で空中衝突。AH-1Wの乗員2名とHC-130の乗員9名全員が死亡した。
- 2009年11月6日
- 所属:ロシア海軍太平洋艦隊第568独立ロケット搭載機航空連隊
- 機種:ツポレフ、Tu-142MZ
- 死者:11名
- 状況:訓練飛行中に間宮海峡付近で墜落。乗員11名全員が死亡した。
- 2009年11月23日
- 2009年12月4日
- 所属:航空自衛隊、第6航空団、第306飛行隊
- 機種:マクドネル・ダグラス、F-15J イーグル
- 死者:なし
- 状況:訓練終了後、パイロットが脚を出し忘れたまま小松基地に着陸。胴体下部から出火したが間もなく鎮火した。パイロットは自力で脱出し、怪我は無かった。
- 2009年12月8日
2010年代
- 2010年1月22日
- 2010年1月28日
- 2010年2月3日
- 2010年3月2日
- 2010年3月3日
- 所属:インド海軍
- 機種:ヒンドゥスタン・エアロノーティクス・リミテッド、HJT-36
- 死者:2名(2名負傷)
- 状況:インド南部ハイデラバードでの航空ショー中、4機でのアクロバット飛行中に墜落。パイロット2名が死亡し、地上にいた民間人2名が負傷した。
- 2010年3月31日
- 所属:アメリカ海軍第125早期警戒飛行隊
- 機種:ノースロップ・グラマン、E-2C
- 死者:なし(1名行方不明)
- 状況:ペルシャ湾を飛行中、機械故障により墜落。乗員4名のうち3名が救助されたが、1名が行方不明となった。
- 2010年4月2日
- 2010年4月8日
- 所属:アメリカ空軍
- 機種:ベル、ボーイング・バートル、CV-22
- 死者:4名(負傷者多数)
- 状況:アフガニスタン南部ザブール州カラートの西方11kmの地点を夜間飛行中に墜落。
- 2010年4月10日
- 2010年6月18日
- 2010年7月5日
- 2010年7月23日
- 所属:カナダ空軍
- 機種:マクドネル・ダグラス、CF-18 ホーネット
- 死者:0名
- 状況:アルバータ州レスブリッジ空港で航空ショーの練習飛行の最中、低空飛行時に機体が真っ逆さまになり墜落。パイロットは墜落直前に脱出して無事。
- 2010年8月17日
- 2010年10月3日
- 2010年10月6日
- 2010年11月12日
- 2010年11月16日
- 所属:アメリカ空軍第3航空団
- 機種:ロッキード・マーティン、ボーイング、F-22A
- 死者:なし(1名行方不明)
- 状況:2機編隊での訓練飛行から帰投中、1機がアンカレッジ北西約160kmの地点に墜落。機体の残骸は発見されたが、パイロットは行方不明。
- 2013年2月15日
- 所属:アメリカ空軍
- 機種:ベル・エアクラフト、AH-1
- 死者:なし(1名軽傷)
- 状況:韓国版トップ・ギアの撮影中、シボレー・コルベットZR-1とのドラッグレースの対決後、操縦ミスにより墜落。
- 2013年3月31日
- 2015年1月25日
- 所属:アメリカ海兵隊第3海兵航空団(3MAW)第169海兵軽攻撃ヘリコプター飛行隊(HMLA-169)
- 機種:ヒューズ・ヘリコプターズ、UH-1Y
- 死者:2名
- 状況:アメリカ・カリフォルニア州トウェンティナイン・パームス海兵航空地上戦センターで訓練中に墜落し、乗員2名が死亡した[8]。
- 2015年2月12日
- 所属:海上自衛隊第211教育航空隊
- 機種:MDヘリコプターズ、OH-6DA
- 死者:3名
- 状況:伊佐市付近を飛行中、当初、飛行を予定していた鹿児島県出水市の天候が悪いとしてルートを変更し、宮崎県のえびの市や小林市付近の上空を飛行し、鹿屋基地に戻る予定のところ、えびの市の山中に墜落[9]。
- 詳細:OH-6DAえびの墜落事故」を参照。
- 2015年2月17日
- 2015年4月6日
- 所属:陸上自衛隊東北方面航空隊東北方面ヘリコプター隊
- 機種:ヒューズ・ヘリコプターズ、川崎、OH-6D
- 死者:なし
- 状況:仙台市宮城野区岡田の田んぼに不時着、2名の乗員にけがはなかった。テールローターが脱落、メインローターが折損した[11]。
- 2015年4月28日
- 2015年8月22日
脚注
- ^ 朝日新聞・昭和38年3月2日夕刊記事
- ^ 朝日新聞・昭和38年4月10日夕刊記事
- ^ 朝日新聞・昭和39年5月12日朝刊記事及び夕刊記事
- ^ 朝日新聞・昭和39年5月19日夕刊記事
- ^ 朝日新聞・昭和39年8月21日夕刊記事
- ^ Death of Ilan Ramon's son, Asaf Ramon
- ^ “中国空軍のSu-27戦闘機、山東省で墜落”. 中国網日本語版(チャイナネット). (2013年4月1日)
- ^ カリフォルニアで海兵隊のUH-1Yが墜落、乗員2名死亡FlyTeamニュース 2015年1月26日
- ^ 海自ヘリ墜落 隊員3人の死亡確認 NHK NEWS WEB 2015年2月13日
- ^ 不時着の陸自ヘリを海底から引き揚げ 和歌山沖 朝日新聞 2015年2月21日
- ^ 陸自ヘリ、田んぼに不時着 機体に不具合か 仙台 産経ニュース 2015年4月6日
- ^ 機首から海中に水没、海自飛行艇引き揚げへ 高知県沖 産経WEST 2015年4月29日
- ^ 海自US2が離水失敗=4人軽傷、乗員救助-高知沖 時事ドットコム 2015年4月28日
- ^ 海上自衛隊からの確認内容 山口県 2015年4月30日
- ^ 航空ショーで戦闘機が墜落、死者7人以上 英南部 CNN 2015年8月23日