Su-25 (航空機)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
Su-25
Su-25
概要
用途 攻撃機
乗員 パイロット1名
初飛行 1975年2月22日
運用開始 1981年
設計者 スホーイ設計局
寸法
全長 15.36 m
全幅 14.36 m
全高 4.80 m
翼面積 33.70 m²
重量
空虚 9,500kg
運用 14,600kg
最大離陸 17,600kg
動力
エンジン R-195×2
推力(A/B) 44.13 kN×2
性能 (Su-25TM)
最大速度 950 km/h
航続距離 2,500km
最大運用高度 10,000m
上昇率 58 m/s
翼面荷重 584 kg/m²
武装
固定武装 GSh-30-2 30mm機関砲×1 (250発)
爆弾 500kg、250kg爆弾×8-10
ミサイル Kh-25MLKh-29LS-25LR-60
その他 GSh-23L 23mm連装機関砲ポッドSPPU-22
Su-25UT (Su-28)
Su-25UT
Su-25TM (Su-39)
Su-25TM

Su-25(スホーイ25、スホイ25;(ロシア語:Су-25スー・ドヴァーッツァチ・ピャーチ)は、ソ連スホーイ設計局が開発した攻撃機シュトゥルモヴィーク)である。ソ連での愛称はグラーチュГрач:ミヤマガラスロシアウクライナに生息する小型のカラスの仲間)。北大西洋条約機構 (NATO) の使用したNATOコードネームは「フロッグフット」 (Frogfoot) であった。

目次

[編集] 概要

アメリカA-10攻撃機のような存在の攻撃機の必要性を感じたソ連が、スホーイ設計局とヤコヴレフ設計局イリューシン設計局Il-102を開発)に対して開発競争を行わせ、スホーイ設計局が開発した機体を採用した。

近接支援用の亜音速航空機であるために、主翼は直線翼に近く、前縁の後退角は19度、後縁の後退角はつけられていない。主翼配置は肩翼でエンジンも主翼付け根にあり、A-10の競争試作機であるYA-9と大まかなレイアウトが似ている。

固定兵装はAO-17A 30mm2砲身機関砲1門、装弾数は250発。最大4400kgまで爆弾などを搭載できる。搭載エンジンは推力44.18kNのソユース/トゥマーンスキイR-195 ターボジェットエンジン。また、操縦席をチタン合金で補強し、徹底的な防御手段を講じている。アフガニスタン侵攻の初期にはアメリカがムジャヒディーンに提供したスティンガーミサイルによる撃墜が相次いだため、両エンジンの間にチタン板を入れて片方のエンジンが被弾してももう片方のエンジンが影響を受けないように改修した結果、重装甲による高い生存性を証明した(改修後の機体はスティンガーミサイルによる撃墜はないとも言われている)。

ソ連時代Su-25は主にトビリシで製造されていたが、グルジア共和国の独立後もグルジアの首都となったトビリシで製造が続けられている。グルジアとロシアはアブハジア南オセチアなどを巡って対立状態にあるが、グルジアはSu-25をロシアに輸出し、ロシアはそれをグルジア等カフカースザカフカース方面に配備するという皮肉な現状がある。特に、グルジア共和国独立時の紛争では同じ「赤い星」をつけたロシア、グルジア、アプハーズィヤ各軍のSu-25が互いの陣営や町を攻撃しあうという状況が生じたといわれ、誤認射撃による撃墜も何件か起きている。

Su-25は現在ロシアでは主力攻撃機として用いられており、その他ウクライナやベラルーシなど旧ソ連諸国の他、アフリカ中東の数カ国で使用されている。ヨーロッパでは、ブルガリアマケドニア共和国2005年現在主力機のひとつとして運用が継続されているが、一方チェコスロヴァキアではすでに退役している。

実戦活動としては、ソ連のアフガニスタンへの侵攻やアプハーズィヤの紛争の他、中央アジア各地での内戦南オセチア紛争アルメニアなどザカフカース方面での紛争などで使用されている。また、コートジボワールでは保有する2機のSu-25UBが同国に駐留するフランス軍の基地を攻撃したとしてフランス軍によって少なくとも1機が破壊された。なお、コートジボワールは単座型のSu-25も保有している。

[編集] 派生型

  • Su-25 : ソ連型の主生産型。"Klyon"レーザー目標捕捉/追尾システムにより、レーザー誘導ミサイル、レーサー誘導爆弾が使用可能で、弾着点連続表示による爆撃も可能。しかし、テレビ画面は装備しておらず、(A-10と違って)TV画像誘導ミサイルを運用できない。またHUDは装備しておらず、MiG-27と同系列のASP-17反射式照準機がコックピット正面にある。
  • Su-25UB : 複座練習機。
  • Su-25UT (Su-28) : 複座練習機。
  • Su-25K : Su-25の輸出型。
  • Su-25UBK : Su-25UBの輸出型。
  • Su-25UTG : 艦上練習機。生産機はロシアとウクライナとで半数ずつ分けられた。
2007年、ウクライナが中国に1機売却している。[1]
  • Su-25BM : 標的曳航機
  • Su-25T : テレビ画像誘導ミサイルが運用可能になりHUDを装備するようになった。今後の主生産型のひとつ。
  • Su-25TK : Su-25Tの輸出型。
  • Su-25TM (Su-39) : 複座型から開発された全天候型対戦車攻撃機で、後部座席のかわりに新しい電子機器を搭載している。今後の主生産機のひとつ。
  • Su-25SM : 1999年に初飛行したロシアのSU-25の改修型。
  • Su-25KMスコルピオーン : グルジアのТАМ (Тбилавиамшени - Тблисский авиазавод) とイスラエルのElbit Systems Ltd.とで共同開発した改良型。

[編集] 運用国・地域

Su25-kompo-vers2.svg
Suchoi Su-25 0801.png

[編集] 関連項目

[編集]

  1. ^ 国連軍備登録制度(United Nations Register of Conventional Arms) Ukraine-2007-Exports
    [1]

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語