C-135 (航空機)

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C-135 ストラトリフター

C-135C

C-135C

C-135アメリカ空軍で使用されている輸送機。ベストセラー旅客機707と共通する原型機367-80から発達した。初飛行は1956年8月17日。空軍への引き渡し開始は1957年1月31日。愛称はストラトリフター(Stratolifter)。

概要[編集]

軍用ジェット輸送機の先駆けとなった機体で、長距離兵站輸送用として使用された。ただし、後にロールオン/ロールオフ(車両が自力走行で出入りすること)が可能なC-141が登場したことによって純粋な輸送機として用いられた機体は少数に終わり、C-135系列全820機中、大半の732機は空中給油機KC-135Aストラトタンカーとして生産されている。

KC-135Aはフライングブーム方式空中給油方式を確立したKC-97の後を継ぎ、ジェット機時代の本格的な空中給油機としてアメリカ空軍の世界展開に大きく寄与した。また、C-135にはその機内スペースや居住性を利用して各種電子戦機が派生型として出現した。

なお、707旅客機を改造した機体はC-137と呼ばれ、電子戦機等の派生型はまた別の名前で呼ばれている。

スペック[編集]

C-135B
  • 全長:39.88 m
  • 全幅:41.00 m
  • 全高:11.68 m
  • 翼面積:226.0 m²
  • 自重:47.210 t
  • 積載重量:37.360 t
  • 最大離陸重量:124.960 t
  • 最大速度:515 kt
  • 巡航速度:460 kt
  • 操縦乗員:4 名
  • エンジン:Pratt & Whitney TF33-P-5(推力8,165kg)×4
  • 最大燃料航続距離:7,800 nm
  • 最大積載航続距離:2,250 nm(37,300 kg)
  • 実用上昇限度:12,200 m

各型解説[編集]

KC-135RC-135VC-135WC-135については各項目を参照。

C-135A
15機生産、他KC-135Aからの改装3機。輸送機型。
OC-135B(en)
オープン・スカイズ条約(Treaty on Open Skies)に基づく非武装の相互領空監視機(偵察機)。
C-135B
30機生産。ターボファンTF33装備。水平尾翼を拡幅。
EC-135B
C-135B改装の電子戦機型。2機。
EC-135C
KC-135Bのうち14機を改称した空中指揮機。
C-135C
WC-135Bのうち3機を輸送型に再改造したもの。
EC-135E
C-135AをB規格に改装。
EC-135G
EC-135Aの内部装備変更型。
EC-135H
EC-135Aの内部装備変更型。司令部用。
EC-135J
KC-135Bの3機とEC-135Cの1機を改装。太平洋方面司令部用。
EC-135K
EC-135Aの内部装備変更型。戦術航空軍団の空中指揮機。1機のみ。
EC-135L
KC-135Aを改装した空中指揮・通信中継機。
EC-135N
C-135Aの特殊電子装備型。アポロ/レンジ装備。
EC-135P
EC-135Aの長距離空中指揮改装型。
TC-135S
EC-135B改装のRC-135S乗組員訓練用機。1機。
EC-135Y(NKC-135A)
空中実験機。

参考書籍[編集]

  • 『現代アメリカ軍用機』(「航空情報」臨時増刊、酣燈社、1966年11月)
  • "United States Military Aircraft since 1909" (Gordon Swanborough & Peter M. Bowers ; PUTNAM (1989)) ISBN085177816X