映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!
映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! | |
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監督 | 土田豊 |
脚本 | 村山功 |
製作 | 2016 映画プリキュアオールスターズSTMM製作委員会 |
出演者 |
高橋李依 堀江由衣 嶋村侑 浅野真澄 山村響 沢城みゆき 新妻聖子 山本耕史 |
音楽 | 高木洋 |
主題歌 | 「みんながいるから☆プリキュアオールスターズ」プリキュアオールスターズ |
製作会社 | 東映アニメーション |
配給 | 東映 |
公開 | 2016年3月19日 |
上映時間 | 70分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
前作 |
映画 Go!プリンセスプリキュア Go!Go!!豪華3本立て!!! 映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪(シリーズ前作) |
『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法!』(えいが プリキュアオールスターズ みんなでうたう きせきのまほう!)は、2016年3月19日に公開されたアニメ映画。「プリキュアシリーズ」の歴代作品のクロスオーバー作品の第8作かつ『プリキュアシリーズ』の映画作品の第20作。『プリキュアシリーズ』映画20作記念作品。
キャッチコピーは「まもれ!プリキュアの涙」「想いはきっと、心にとどく!!」「史上最大44人のバトルミュージカル!!」「記念すべき20作目は 歌と、魔法の世界で、ミラクル・マジカル・ミュージカル!!」。
概要
前作『映画 プリキュアオールスターズ 春のカーニバル♪』までの登場済みのプリキュアに加え、『Go!プリンセスプリキュア』のキュアスカーレット、最新作の『魔法つかいプリキュア!』のキュアミラクルとキュアマジカル、そして前々作『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』以来となる映画限定のキュアエコーを含めた44人のプリキュアが登場する。また、オールスターズ映画では初出演となる『Go!プリンセス』までの歴代の敵勢力のボスたち[注 1]が登場する。なお、『春のカーニバル♪』と同じく、『DX』シリーズおよび『NewStage』シリーズのような複数部構成には含まれていない。
前作『春のカーニバル♪』の「モードエレガント・プリマヴェーラ」に引き続き、本作品でも『魔法つかい』メンバーの強化モード「スーパーミラクル&スーパーマジカル」が登場する。
本作品は本格的なミュージカル形式の映画となっており、ミュージカルプロデュースと劇中歌の作詞を森雪之丞が担当する。また、これに合わせる形で、ゲストキャラクターのソルシエール役を新妻聖子、その手下(実際は本作品の真の黒幕)のトラウーマ役を山本耕史と、ミュージカル出演経験の多い2人が起用されている[1][2]。
本作品では前作『春のカーニバル♪』にはなかったミラクルライト「ミラクルステッキライト」と、『映画 フレッシュプリキュア! おもちゃの国は秘密がいっぱい!?』以来配布されてきた紙製サンバイザープレゼントに代わり、歴代プリキュアの「オールスターズキラキラシール」が、いずれも中学生以下の観客に数量限定でプレゼントされる。
本編終了後、特報として『魔法つかいプリキュア!』の単独映画作品と、同作劇中でみらい・リコ・モフルンが着る洋服のデザインコンテストの告知が行われた。
興行成績
全国213スクリーンで公開され、2016年3月19、20日の初日2日間で興収1億3350万8200円、動員11万6015人となり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第6位を記録[3]。また、ぴあの初日満足度ランキングでは満足度91.7を獲得し、第2位となっている[4]。
ストーリー
みらいとリコ、モフルンは久しぶりに人間界を訪れ、プリキュアとしてより立派になるための秘訣を探ろうとするが、モフルンがクッキーの甘い匂いをかぎつけ走り出してしまう。2人が追ってみるとそこには、他のプリキュア達と花見をするために待ち合わせ場所に行く途中でモフルンがぶつかってきたはるかとその仲間たちがおり、リコは思わず魔法ではるかとモフルンを浮かしてしまい、みらいは焦りはるかたちは驚くことになる。
その最中、はるかの表情が一瞬変わるとともに、はるかたちプリンセスプリキュアが倒したはずの「ディスダーク」の魔女であるディスピアがその場に現れる。みらいとはるかたち6人は変身してひとまず撃退するが、待ち合わせ場所で話しているとそこには魔女ソルシエールの手下であるトラウーマが現れ、プリキュアの涙を要求する。ソルシエールはプリキュアの涙を用いた秘薬を作って、彼女の師である女性を蘇らせることを目的としており、そのため人の記憶を探って形にする能力でディスピアを初めとする歴代の首領の化身を作り出し、これまでのプリキュア達を捕まえ幽閉したのだった。ミラクルやフローラ達は拒絶するが、ソルシエールによって異世界に飛ばされ、ミラクルとマジカルは離れ離れにされてしまう。
ミラクルはハピネスチャージプリキュアやルルン、ピーチ・ブロッサム・メロディ・ハッピー、マジカルはドキドキ!プリキュア・プリンセスプリキュア・キュアエコーとそれぞれ出会い、ともに戦うが、プリキュアになりたてで戦いに不慣れな上、離ればなれの状態にあるため集中して攻撃されてしまいくじけそうになる。しかしミラクルはルルンの「プリキュアたちを救って欲しいルル」と涙ながらの訴えを聞き、マジカルはエコーからの諭しを受け、いずれも奮闘する他のプリキュア達を見ることで「くじけない心」を知り再び立ち上がる。
そんな状況の中、少女の歌声が聞こえてくる。それは最初の戦いの時から聞こえてきた不思議な歌声だった。その歌声を追っていくうちにいつしかミラクルもマジカルもその歌を口ずさみ、やがて合流することができ、ソルシエールの居室へとたどり着く事ができた。
果たしてミラクルとマジカルは歴代プリキュアたちを救う事ができるのであろうか。ソルシエールの真の目的は、そして歌声の正体は。
登場キャラクター
魔法つかいプリキュア!
はーちゃん[注 2]は未登場。
Go!プリンセスプリキュア
時系列の上では、『Go!プリンセス』本編の最終回にてトワ・パフ・アロマがホープキングダムに帰還およびきららがパリに旅立つ前の出来事とされている[5]。
- プリキュア
- 本作品ではモードエレガント・ロイヤルにも変身する。
- 妖精
- 『Go!プリンセス』本編26話でドレスアップモードに覚醒した後に付けているリボンは、本作品を含むオールスターズ映画でも引き続き着用している。
ハピネスチャージプリキュア!
ドキドキ!プリキュア
スマイルプリキュア!
スイートプリキュア♪
ハートキャッチプリキュア!
フレッシュプリキュア!
Yes!プリキュア5 / Yes!プリキュア5GoGo!
ふたりはプリキュア Splash Star
ふたりはプリキュア / ふたりはプリキュアMax Heart
プリキュアオールスターズNewStageシリーズ
- 坂上 あゆみ(さかがみ あゆみ) / キュアエコー
- 声 - 能登麻美子
- 前々作『NewStage3』以来の登場で、公式プリキュアとカウントされるのは『NewStage』以来となった[注 6]。
- 公式サイトでは「MOVIE ORIGINAL PRECURE」(映画オリジナルプリキュア)と表記されている。
- なお、パートナー妖精のグレルとエンエン[注 7]は本編中には登場せず、パンフレット内で名前のみが掲載されるに留まっている。
過去作品のプリキュアと妖精(声なし)
- ふたりはプリキュア / ふたりはプリキュアMax Heart
-
- 九条 ひかり(くじょう ひかり) / シャイニールミナス
- メップル
- ミップル
- ポルン
- ふたりはプリキュア Splash Star
-
- 美翔 舞(みしょう まい) / キュアイーグレット
- フラッピ
- チョッピ
- ムープ
- フープ
- Yes!プリキュア5 / Yes!プリキュア5GoGo!
-
- 夏木 りん(なつき りん) / キュアルージュ
- 春日野 うらら(かすがの うらら) / キュアレモネード
- 秋元 こまち(あきもと こまち) / キュアミント
- 水無月 かれん(みなづき かれん) / キュアアクア
- ミルク / 美々野 くるみ(みみの くるみ) / ミルキィローズ
- ココ
- ナッツ
- シロップ
- フレッシュプリキュア!
-
- 蒼乃 美希(あおの みき) / キュアベリー
- 山吹 祈里(やまぶき いのり) / キュアパイン
- 東 せつな(ひがし せつな) / キュアパッション
- シフォン
- タルト
- ハートキャッチプリキュア!
-
- 明堂院 いつき(みょうどういん いつき) / キュアサンシャイン
- 月影 ゆり(つきかげ ゆり) / キュアムーンライト
- シプレ
- コフレ
- ポプリ
- スイートプリキュア♪
-
- 南野 奏(みなみの かなで) / キュアリズム
- 黒川 エレン(くろかわ えれん) / キュアビート
- 調辺 アコ(しらべ アコ) / キュアミューズ
- ハミィ
- スマイルプリキュア!
-
- 黄瀬 やよい (きせ やよい) / キュアピース
- 緑川 なお (みどりかわ なお) / キュアマーチ
- 青木 れいか(あおき れいか) / キュアビューティ
- キャンディ
- ポップ
- ドキドキ!プリキュア
-
- シャルル
- ラケル
- ランス
- ダビィ
- アイちゃん
- ハピネスチャージプリキュア!
-
- リボン
- ぐらさん
本作品の敵
- ソルシエール
- 声 - 新妻聖子 / 古市夏鈴(幼少期[注 8])
- 本作品における騒動の首謀者で、プリキュアの涙をねらう魔女の少女。紫色のロングヘアが特徴で、色白の肌と赤色の瞳をしている。一人称は「わたし」。
- 黒を基調としたゴシックロリータのドレスを着用し、頭部には半分に割れたハートを飾っているカチューシャをつけている。また、紫色の水晶をつけたステッキを携帯している。また、幼少期は桃色のドレスを着用し、カチューシャにつけているハートも割れていない。
- 基本的にはクールかつ攻撃的な性格であり、悪事を行うことにも躊躇がないが、配下のトラウーマに対しては少なからずの温情をみせる一面ももつ。
- 歌を歌うことやミュージカルを得意技としており、自身の歌声には魔力が込められているほか、その歌声はプリキュアたちの力にもなる。
- 相手の記憶を探って形にするという魔法を保有しているほか、カチューシャを駆使して武器にすることもできる。また、キュアミラクルとキュアマジカルのダイヤスタイルとサファイアスタイルの変身を一撃で解くことも可能であるが、後述にある子守唄を聞くと弱体化する。
- 元々は孤児であったが、魔法の先生である女性(声 - 堂ノ脇恭子)に拾われて育てられた経緯をもち、彼女の後継者になるべく努力して弟子になり、彼女の究極の魔法を教わることを夢にしていたが、子守唄ばかりを聞かされるだけの日々が続いだ末に魔法の先生が死去したことで夢が潰えて絶望し、次第には「魔法の先生は自分を愛していなかったから究極の魔法を教えなかった」と思い込むようになり、彼女に対して憎悪の感情を抱くようになった。
- 序盤では、プリキュアの涙を用いた魔法で魔法の先生をよみがえらせ、彼女に対して自分の想いをぶつけようと目論み、歴代のプリキュアたちの記憶にある最強の敵たちを自分の魔法でよみがえらせて従者にし、プリキュアの涙を入手するために彼らをプリキュアたちの場所へと送りこんで襲撃させる。
- 中盤では、自分の屋敷へと乗りこみにきたキュアミラクルとキュアマジカルとの戦闘になり、その過程で自身の過去や目的を暴露するが、彼女たちの必死な説得によって魔法の先生が自分を愛していないというのは誤解だったことを認め、魔法の先生に愛されてきた日々を思いだして涙を流す。
- 終盤では、すべての元凶がトラウーマであることを知ったことでプリキュアたちの援護に奮闘し、その最中に魔法の先生の子守唄を歌うキュアミラクルたちに続いて自身もその歌を歌い、その歌の魔力でプリキュアオールスターズに力を与える。その際に、服装が桃色に変化し、カチューシャにあるハートの飾りがふたつに増加した。
- 最終的には、トラウーマが滅びたことで今までの悪事を猛省し、プリキュアたちに対して謝罪を行い、これからは子供に魔法を教える仕事をめざすことを決意した。
- トラウーマ
- 声 - 山本耕史
- ソルシエールに仕える伝道師の男。赤いトラ模様をした灰色のウマのような姿が特徴で、尻尾と白色の髪が生えている。一人称は「わたし」。
- 黒色のシルクハットをかぶり、3頭身ほどの身体には黒色のスーツを着用しているほか、左目の部分には紫色の眼帯を身につけている。
- 表向きには主であるソルシエールの命令に忠実に従い、冷静かつ陽気な性格で振舞っているが、想定外の事態が発生するととり乱すなど間抜けな一面もあるほか、ダジャレ好きでもある。
- その正体は闇の世界の黒き獣であり、かつて魔法の先生に封印された左目を復活させると同時に、真の目的である世界を無にするために手始めとしてソルシエールに接近し、彼女をたくみに利用して強大な力をもつとされるプリキュアの涙を入手しようと暗躍している。
- 序盤では、キュアミラクルとキュアマジカルとプリンセスプリキュアの前に出現し、彼女たちを捕らえて異空間へと閉じこめる。
- 中盤では、ソルシエールの屋敷に侵入してきたモフルン・『Go!プリンセス』の妖精2匹を捕らえようと奮闘したほか、すでに捕らえたプリキュアたちの涙を入手するため、彼女たちを多彩な方法で泣かそうとする。
- 終盤では、プリキュアの涙を入手したことで最終形態へと変貌し、ソルシエールを用済みにして屋敷ごと破壊し、そのあとは人間界に出向いてすべての世界を闇で包み、キュアミラクルたちをも圧倒するが、ソルシエールの歌とモフルンたちの「ミラクルライト」によって強化したプリキュアオールスターズに形勢が逆転され、最終的には憤慨したキュアミラクルとキュアマジカルの必殺技をうけて消滅した。
- 倒された後、なぜかボロボロになって残ったシルクハットはソルシエールが手にしていた。
- 闇の王[6]
- トラウーマの本来の姿かつ最終形態。巨大なウマの姿が特徴で、身体には複数の大砲が生えており、足も複数生えている。
- すべての世界を無にするほどの能力をもち、通常のプリキュアの力では対抗できないほどの戦闘能力をほこるほか、大砲を使用した攻撃もしかけてくる。
歴代の敵勢力のボスたち
『Go!プリンセス』までの歴代プリキュアたちによって倒されたまたは和解したはずの敵勢力のボスたちだが、プリキュアたちの記憶の中にある最強の敵たちをソルシエールが魔法の力で再構築したことで復活を果たす。デューンとノイズ[注 9]以外はオールスターズ映画並び映画初登場だが、デスパライアのみ本作品には登場していない。
ソルシエールが魔法で生みだした存在のため、いずれも本人ではない[注 10]。ソルシエールが子守唄を聞いたことで魔法の力が弱体化すると消えるしくみになっており、逆にソルシエールが本調子に回復すると再度出現する。
全員オリジナルキャストによる声はないものの、発声自体はある。また、いずれも胸部に傘形の黄色いブローチを身につけているほか、生前に瞳があった者は瞳がないデザインに変更されている。
- ジャアクキング[注 11]
- かつてドツクゾーンを支配していた帝王。本作品では戦闘自体は行っていない。
- 地獄のような世界にて最終形態の姿で復活を果たし、レッドとともに連戦で疲労に達したキュアマジカル・『Go!プリンセス』・キュアエコーの前に出現し、その直後に自爆したことでプリンセスプリキュアとキュアエコーを戦闘不能にした。
- ゴーヤーン[注 12]
- かつてダークフォールを操っていた黒幕。相手を圧倒する強大な戦闘能力は健在である。
- 地獄のような世界にて最終形態の姿で復活を果たし、ピエーロとともにキュアマジカル・『Go!プリンセス』・キュアエコーと対決するが、結果的にはキュアフローラたちの「プリキュア・グラン・プランタン」を受け、ピエーロとともに「ドリーミング」と言い残して倒された。
- 館長[注 13]
- かつてエターナルを支配していた首領。手から放つ黒色の衝撃弾や、強固な防御能力は健在である。
- 西洋の屋敷が建ちならぶ世界にて戦闘形態の姿で復活を果たし、プロトジコチューとともにキュアミラクルおよびキュアブロッサムやキュアハッピーと対決するが、結果的にはキュアブロッサムたちの技によって倒された。
- メビウス[注 14]
- かつてラビリンスを支配していた総統。本作品では戦闘自体は行っていない。
- 西洋の屋敷が建ちならぶ世界にて通常形態の姿で復活を果たし、デューンとともに連戦で疲労に達したキュアミラクルおよびキュアメロディやキュアハッピーの前に出現し、その直後に自爆したことでキュアミラクルを除くプリキュアたちを戦闘不能にした。
- デューン[注 15]
- かつて砂漠の使徒を支配していた王。本作品では戦闘自体は行っていない。
- 西洋の屋敷が建ちならぶ世界にて青年形態の姿で復活を果たし、メビウスとともに連戦で疲労に達したキュアミラクルおよびキュアピーチやキュアブロッサムの前に出現し、その直後に自爆したことでキュアミラクルを除くプリキュアたちを戦闘不能にした。
- ノイズ[注 16][注 17]
- かつてマイナーランドを操っていた黒幕。素早い飛行能力を用いた攻撃は健在である。
- ビルの屋上が並び建つ世界にて最終形態の姿で復活を果たし、キュアミラクルおよび『ハピネスチャージ』のメンバーたちと対決するが、結果的には自爆によって『ハピネスチャージ』のメンバーたちを戦闘不能にした。
- ピエーロ[注 18]
- かつてバッドエンド王国を支配していた皇帝。手から放つ紫色の光線を用いた攻撃は健在である。
- 地獄のような世界にて完全体の姿で復活を果たし、ゴーヤーンとともにキュアマジカルおよび『Go!プリンセス』・キュアエコーと対決するが、結果的にはキュアフローラたちの「プリキュア・グラン・プランタン」を受けて倒された。
- プロトジコチュー[注 19]
- かつてジコチューを操っていた黒幕。強大な力を用いた戦闘能力は健在である。
- 西洋の屋敷が立ち並ぶ世界にて最終形態の姿で復活を果たし、エターナルの館長とともにキュアミラクルおよびキュアピーチやキュアメロディと対決するが、結果的にはキュアピーチたちの技によって倒された。
- レッド[注 20][注 21]
- かつて幻影帝国を操っていた黒幕。本作品では戦闘自体は行っていない。
- 地獄のような世界にて通常形態の姿で復活を果たし、ジャアクキングとともに連戦で疲労に達したキュアマジカル・『Go!プリンセス』・キュアエコーの前に出現し、その直後に自爆したことでプリンセスプリキュアとキュアエコーを戦闘不能にした。
- ディスピア[注 22]
- かつてディスダークを支配していた絶望の魔女。イバラを用いた攻撃や、影を用いた分身能力は健在である。
- 人間界にて通常形態の姿で復活を果たし、キュアミラクルやキュアマジカルおよびとプリンセスプリキュアと一時対決し、そのあとは森林の世界にて再度出現し、こちらではキュアマジカルおよび『ドキドキ!』のメンバーたちの前に立ちはだかり、結果的には自爆によって『ドキドキ!』のメンバーたちを戦闘不能にした。
過去作品の登場キャラクター
「あなたがいるから」の映像シーンや終盤のミラクルライトを受け取るまたは振るシーンに登場。いずれも声の出演はなし。
改心した敵キャラクター・レギュラー単独映画のキャラクター・過去のオールスターズ映画のキャラクターは、本作品には登場しない。
- フレッシュプリキュア!
-
- カオルちゃん[注 23]
- 「あなたがいるから」の映像シーンのみ登場。
- ハートキャッチプリキュア!
-
- 花咲 陽一(はなさき よういち)
- 「あなたがいるから」の映像シーンのみ登場。陽一は映画初登場。
- スマイルプリキュア!
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- 松原(まつばら)[注 24]
- 「あなたがいるから」の映像シーンのみ登場。松原巡査は映画初登場。
- ドキドキ!プリキュア
-
- 相田 健太郎(あいだ けんたろう)
- 相田 あゆみ(あいだ あゆみ)
- いずれも「あなたがいるから」の映像シーン及び終盤のミラクルライトを受け取るシーンに登場。なお、マナの祖父である坂東宗吉は本作品には登場していない。
- ハピネスチャージプリキュア!
-
- 相楽 誠司(さがら せいじ)
- 相楽 ひろ子(さがら ひろこ)
- 相楽 真央(さがら まお)
- 増子 美代(ますこ みよ)
- ひろ子と美代は「あなたがいるから」の映像シーン、誠司と真央は終盤のミラクルライトを受け取るシーンに登場。ひろ子・真央は映画初登場で、美代はオールスターズ映画初登場。その一方で、ブルーとファンファン(元「幻影帝国幹部・ファントム)は本作品には登場していない。
- Go!プリンセスプリキュア
-
- 七瀬 ゆい(ななせ ゆい)
- ノーブル学園の生徒たち
- 終盤のミラクルライトを振るシーンに登場。ゆい[注 25]はオールスターズ映画初登場で、ノーブル学園の生徒たちは映画初登場。
スーパーミラクル/スーパーマジカル
本作品におけるキュアミラクルとキュアマジカルの強化モード(スーパープリキュア)。ミラクルとマジカルが究極の魔法の力を得てパワーアップした形態。ダイヤスタイルをベースにコスチュームの裾などが長くなっており、背中には翼が生えている。
最終的に他のプリキュア達の力を得ながら必殺技によってトラウーマを倒した。
作品用語
- ミラクルステッキライト
- 本作品におけるミラクルライト。オールスターズ映画でのミラクルライトとしては前々作『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』以来となる。
- 形状は、魔法の杖状で、先端に「リンクルストーン・ダイヤ」状の蛍光部が付いており、光はシリーズ初となる青色で発光する[7]。
- モフルン・パフ・アロマがトラウーマに追いかけられ逃げ込んだ先の倉庫にあった壺から発見され、その光がトラウーマを怯えさせると知った3匹はライトを振ることで逃げる隙を作る。また、モフルンが転んだ際にこぼれ落ちたライトの光が元となってソルシエールの薄れていた記憶を蘇らせることができた。
- 終盤では3匹の他にルルン・キュアミラクル・キュアマジカルもライトを振ることでプリキュア達が捕らえられている牢獄を破壊し救出させる。さらにライトが世界中にばらまかれ、歴代妖精たち・歴代サブキャラクターたち・その他の一般人がライトを振ることでソルシエールの歌声とともにプリキュアたちに力を与える。
- 究極の魔法
- 今回の物語が起きるきっかけとなった、ソルシエールの魔法の先生が知っていたとされる魔法。
- ソルシエールは先生がいっこうにこの魔法を教えてくれないまま世を去ったため、プリキュアの涙を用いた秘薬で先生を蘇らせ真実を問いただそうと考えていた。
- 魔法の正体は、先生がことあるごとにソルシエールに対して歌ってきた子守歌によるもので、歌うことによって力を回復させたり勇気がわくようになっている。さらに最終盤ではミラクルステッキライトの力も得ることで魔法として完成した。
- 秘薬
- ソルシエールが作り出そうとした魔法の薬。鍋に沸かした湯の中にドラゴンの爪と猛毒サソリの粉末を入れ高温でかき混ぜた液体に、光の力を凝縮しているとされる「プリキュアの涙」を加えることで完成する。
- ソルシエール自身はこれによって魔法の先生を蘇らせようとしたが、実際にはその効果は無く、魔法の先生によって封じられたトラウーマの本来の力を解放させる力を持つ。ソルシエールの過去を知ったキュアミラクルがもらい泣きした際の涙をトラウーマが手に入れ、それを使うことで秘薬が完成し、トラウーマが直ちに使用して力の解放を行うことになる。
- ピンクカルテット
- キュアミラクルと出会って共闘することになる、『フレッシュ』から『スマイル』までの歴代主人公による混成チーム。ただ、チームワークはバラバラで、名乗り上げをした際にも各自のチーム名を言ったため、ルルンからも「揃っていないルル」とツッコまれる。
- エターナルの館長とプロトジコチューを倒す際には「ピンクカルテット合体スペシャル」として、それぞれの個人技であるキュアピーチの「プリキュア・ラブサンシャイン・フレッシュ」、キュアブロッサムの「プリキュア・ピンクフォルテウェイブ」、キュアメロディの「プリキュア・ミュージックロンド」、キュアハッピーの「プリキュア・ハッピーシャワー」を放つが、元がバラバラの技のため合体しなかった。それをキュアミラクルがアシストすることで1つにまとまり倒すことが可能となった。
- なお、この4人はいずれも梅澤淳稔プロデューサー期の作品の主人公であり、劇伴担当も高梨康治であったため、名乗り上げの際は高梨作曲の変身BGMを本作劇伴担当の高木洋がメドレーアレンジした楽曲を用いている。
スタッフ
- 原作 - 東堂いづみ (講談社「なかよし」連載)
- 企画 - 若林豪
- 脚本 - 村山功
- オリジナルキャラクターデザイン - 稲上晃、香川久、馬越嘉彦、川村敏江、高橋晃、佐藤雅将、中谷友紀子、宮本絵美子
- キャラクターデザイン・作画監督 - 青山充
- ミュージカルプロデュース・作詞 - 森雪之丞
- 美術監督 - 渡辺佳人
- 色彩設計 - 澤田豊二
- 撮影監督 - 高橋賢司
- CGディレクター - 中西信棋 小林真理
- 音楽 - 高木洋
- 作曲 - 小六禮次郎、さかいゆう、高取ヒデアキ
- 振付 - 西田一生
- 製作担当 - 大町義則
- アニメーション制作 - 東映アニメーション
- 監督 - 土田豊
- 制作 - 映画プリキュアオールスターズSTMM製作委員会(東映アニメーション、東映、朝日放送、バンダイ、アサツー ディ・ケイ、マーベラス、木下グループ)
音楽
主題歌
- 「みんながいるから☆プリキュアオールスターズ」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲・編曲 - さかいゆう / 歌 - プリキュアオールスターズ
- エンディングテーマとして使用し、CGダンスは本作品に登場するプリキュア44人が全員参加している。なお、これまでダンスを披露していなかったキュアエコーが本作品で初参加となった[注 26]。
- アルバム「ミュージカルソングス」にはフルサイズ版、サウンドトラックには映画サイズ版が収録されているほか、本作品のパンフレットの特別仕様版にはこの曲のシングルカットCDが同梱されている。
挿入歌
- 「あなたがいるから」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - さかいゆう / 編曲 - 高木洋 / 歌 - 朝日奈みらい(CV:高橋李依)、リコ(CV:堀江由衣)、モフルン(CV:齋藤彩夏)、春野はるか(CV:嶋村侑)、海藤みなみ(CV:浅野真澄)、天ノ川きらら(CV:山村響)、紅城トワ(CV:沢城みゆき)、パフ(CV:東山奈央)、アロマ(CV:古城門志帆)
- 「Miracle Go!プリンセスプリキュア」
- 作詞 - 大森祥子 / 作曲 - 渡辺亮希 / 編曲 - 渡辺亮希・池田大介 / 歌 - 礒部花凜
- 「Dokkin♢魔法つかいプリキュア!」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 奥村愛子 / 編曲 - 宮崎誠 / 歌 - 北川理恵
- 「秘薬のレシピ」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 高取ヒデアキ / 編曲 - 籠島裕昌 / 歌 - トラウーマ(CV:山本耕史)、ソルシエール(CV:新妻聖子)
- 「無力な戦士」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲・編曲 - 高木洋 / 歌 - キュアミラクル(CV:高橋李依)、キュアマジカル(CV:堀江由衣)
- 「やっと会えたね!」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲 - 高取ヒデアキ / 編曲 - 籠島裕昌 / 歌 - 五條真由美
- 「考えてみて」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲・編曲 - 小六禮次郎 / 歌 - ソルシエール(CV:新妻聖子)、キュアミラクル(CV:高橋李依)、キュアマジカル(CV:堀江由衣)
- 「魔女の子守唄〜歌は魔法」
- 作詞 - 森雪之丞 / 作曲・編曲 - 小六禮次郎 / 歌 - ソルシエール(CV:新妻聖子)、プリキュアオールスターズ
関連商品
- CD『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! ミュージカルソングス』(マーベラス/ソニー・ミュージックディストリビューション、2016年3月16日発売、MJSA-01179)
- CD『映画 プリキュアオールスターズ みんなで歌う♪奇跡の魔法! オリジナル・サウンドトラック』(マーベラス/ソニー・ミュージックディストリビューション、2016年3月16日発売、MJSA-01180)
脚注
注釈
- ^ 『5』のデスパライアは、本作品には未登場のため除く。
- ^ 『魔法つかい』本編4話から初登場した妖精の赤ちゃん。
- ^ サファイアスタイル自体はテレビ本編では公開日翌日である2016年3月20日放送の第7話で初登場する。一方、予告やCMで登場していたルビースタイルは本作品には登場していない。
- ^ キュアロゼッタ・キュアソード・キュアエースは、前々作『映画 プリキュアオールスターズNewStage3 永遠のともだち』以来2年振り声付き登場となった。
- ^ ルルンは『映画 プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ! 世界をつなぐ☆虹色の花』以来5年振りに声付き登場となった。
- ^ 『NewStage』では「29人目のプリキュア」として位置付けられていたが、本作品では44人目と再度位置付けられている(『プリキュアオールスターズ まるごと大ずかん』で判明)。
- ^ いずれも『映画 プリキュアオールスターズNewStage2 こころのともだち』から初登場した妖精で、『NewStage3』からあゆみ(キュアエコー)のパートナー妖精を務める。
- ^ スキャットでのみ出演。
- ^ デューンは『映画 ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショー…ですか!?』の悪役であるサラマンダー男爵の回想シーンにモブ登場し(オールスターズ映画では初)、ノイズは前作『春のカーニバル♪』の響たちの回想シーンに本物(ピーちゃん)がモブ登場していたためである。
- ^ そのため、本物のノイズと本物のレッド以外はすでに故人。
- ^ 『無印/MaxHeart』本編の担当は小野健一。
- ^ 『SS』本編の担当は森川智之。
- ^ 『5GoGo!』本編の担当は千葉繁。
- ^ 『フレッシュ』本編の担当は西村知道。
- ^ 『ハートキャッチ』本編の担当は緑川光。
- ^ 『スイート』本編の担当は中尾隆聖。
- ^ 本物は『スイート』本編の最終回で浄化し、再びピーちゃん(白い羽毛の姿)として転生している。また、前作『春のカーニバル♪』の響たちの回想シーンにピーちゃんがモブ登場したため、オールスターズ映画としては2度目の登場となる(なお、ピーちゃん(本物のノイズ)は本作品には登場しない)。
- ^ 『スマイル』本編の担当は玄田哲章。
- ^ 『ドキドキ!』本編の担当は岩崎征実。
- ^ 『ハピネスチャージ』本編の担当は井上和彦。
- ^ 本物は『ハピネスチャージ』本編の最終回でめぐみたちと改心をした後、弟のブルーとミラージュ(キュアミラージュかつ元「幻影帝国」女王・クイーンミラージュ)とともに地球から去っている。
- ^ 『Go!プリンセス』本編の担当は榊原良子。
- ^ オールスターズ映画においては、1作目『映画 プリキュアオールスターズDX みんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!』から8作連続でモブ登場で、歴代では唯一全作にモブ登場。
- ^ 『スマイル』本編8話・11話・20話・38話のゲストキャラクター。
- ^ 『Go!プリンセス』本編第11話以降のいずれかのエピソードではるかたちとともに行動していたが、オールスターズ映画ではモブキャラクターとして登場しているため、はるかたちや歴代プリキュアたちとともに行動はしていない。
- ^ 前々作『NewStage3』では一瞬街頭ビジョンの映像に映ったことがある。
出典
- ^ 新婚の山本耕史がプリキュア声優「本当にうれしい」,日刊スポーツ,2016年1月18日
- ^ 劇場版「プリキュア」最新作はミュージカル、新妻聖子と山本耕史がゲスト参加,映画ナタリー,2016年1月18日
- ^ “「映画ドラえもん 新・のび太の日本誕生」が3週連続1位、「僕だけがいない街」が2位に初登場!(3月19日-3月20日)”. 興行通信社 (2016年3月22日). 2016年3月23日閲覧。
- ^ “国際結婚を描く『最高の花婿』が満足度ランキング1位に!”. ぴあ (2016年3月22日). 2016年3月23日閲覧。
- ^ 『アニメージュ』Vol.454、徳間書店、2016年、85頁。ASIN B01BCF8V7K
- ^ オブラゴン「プリキュアがいっぱい!プリキュア大辞典」Ver.6.0内記述より
- ^ 新妻聖子「山本耕史は私の手下」合同会見「魔法つかいプリキュア!」&「映画プリキュア」,エキレビ!,2016年1月28日