スキャット

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スキャット (Scat)とは、主にジャズで使われる歌唱法で、意味のない音(例えば「ダバダバ」「ドゥビドゥビ」といったような)をメロディーにあわせて即興的(アドリブ)に歌うこと。この歌唱法は、「歌」というよりもを一つの楽器として表現することが目的である。

ジャズ・ミュージシャンのルイ・アームストロングが第一人者として知られる。収録中に歌詞を忘れてしまい、適当な言葉で歌った失敗版がスタッフに受けて、そのまま使用されたのがこの歌唱法の起こりだという。

当初、日本ではジャズ愛好者以外にはあまり知られていなかったが、テレビドラマの劇伴などに起用されることで(伊集加代による11PMテーマ曲やネスカフェ・ゴールドブレンドCMソング「目覚め―ネスカフェ・ゴールドブレンドのテーマ」も含む)一般にも認知されていった。

他にサントリーオールドのCMソング『夜がくる』、由紀さおり夜明けのスキャット』(1969年)やスキャットマン・ジョン『スキャットマン』(1994年)のヒットがよく知られている。また、第76回NHK全国学校音楽コンクールの高等学校の部の課題曲『あの空へ〜青のジャンプ〜』でも一部この歌唱法が用いられている。

関連項目[編集]

  • ヴォカリーズ (Vocalise) - 主にクラシック音楽で用いられる、歌詞を伴わずに母音だけで歌う歌唱法
  • 擬声語