アシッドジャズ

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アシッドジャズacid jazz)とは、1980年代の終わり頃からロンドンクラブシーンでファンクソウル・ジャズ等の影響を受け発生したポピュラー音楽のジャンル。またブームの火付け役となったレコードレーベルの名。

[編集] 概要

1970年代に生まれたジャズ・ファンクの後続的なスタイルとして捉えられるが、名前に反してジャズ要素が薄いものも少なくない。歌ものを中心とするアーティストはむしろスティーヴィー・ワンダーら1970年代のファンキーで洗練されたソウル(ニューソウル)の影響下にある。ローズ・ピアノハモンド・オルガンを多用するところに「1970年代の音」へのこだわりを見せるが、サンプリングラップで構成されたヒップホップの手法をとるアーティストも存在する。

著名なアーティストとしてジャミロクワイインコグニートジェームス・テイラー・カルテットブラン・ニュー・ヘヴィーズUS3など、日本ではエスカレーターズモンド・グロッソUnited future OrganizationJAZZ BROTHERSらの名が挙げられる。主要なレコードレーベルにアシッド・ジャズトーキング・ラウドなどがある。

アシッド・ジャズは1980年代後半のイギリスで登場し、ヨーロッパや日本にもその人気を広げた。1990年代半ば頃から勢いは低調になり、後続のアーティストはほとんど登場しなくなってしまった。ただし上述のアーティストたちは、自らの音楽スタイルを進化さて、現在も大いに活動中である。

レア・グルーヴと混同される場合があるが、アシッドジャズは当該ジャンルのアーティストが1970年代のブラック・ミュージックを基本にして作り上げた音楽の総称(ジャンル名)であるのに対して、レア・グルーヴは過去のジャズ・ファンクソウルなどのブラック・ミュージックやその他をグルーヴ(つまりノリ)という観点から再発見・再評価する用語であり、厳密には音楽ジャンル名ではない。また、橋本徹が提唱した「フリー・ソウル」はレア・グルーヴと同様に再評価としての価値基準を表す用語である。レア・グルーヴと違う点は、ソウル・ミュージックの持つ性質(ソウル性)という観点から既存の音楽を再評価する事である。ただし、フリー・ソウルにはレア・グルーヴ的な面も含まれている。現在では同名の編集盤シリーズにより1つのジャンル名として定着している。

[編集] ミュージシャン/アンサンブル/プロデューサー