東武東上本線
東上本線 | |||
---|---|---|---|
路線記号(上)と路線エンブレム(下) | |||
基本情報 | |||
通称 | 東武東上線、東上線 | ||
国 | 日本 | ||
所在地 | 東京都、埼玉県 | ||
起点 | 池袋駅 | ||
終点 | 寄居駅 | ||
駅数 | 39駅 | ||
路線記号 | TJ | ||
路線色 | 紺色 | ||
開業 | 1914年5月1日 | ||
最終延伸 | 1925年7月10日 | ||
所有者 | 東武鉄道 | ||
運営者 | 東武鉄道 | ||
使用車両 | 使用車両の節を参照 | ||
路線諸元 | |||
路線距離 | 75.0 km | ||
軌間 | 1,067 mm | ||
線路数 |
複々線(和光市駅 - 志木駅間) 複線(池袋駅 - 和光市駅間、志木駅 - 嵐山信号場間) 単線(嵐山信号場 - 寄居駅間) | ||
電化方式 | 直流1,500 V 架空電車線方式 | ||
閉塞方式 |
車内信号閉塞式(池袋駅 - 小川町駅間) 自動閉塞式(小川町駅 - 寄居駅間) | ||
保安装置 |
T-DATC(池袋駅 - 小川町駅間) 東武形ATS(小川町駅 - 寄居駅間) | ||
最高速度 | 105 km/h[1] | ||
|
停車場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
|
東上本線(とうじょうほんせん)は、東京都豊島区の池袋駅から埼玉県大里郡寄居町の寄居駅までを結ぶ東武鉄道の鉄道路線。ラインカラーは紺色●、駅ナンバリングの路線記号はTJ[注 1]。一般的には東上線(とうじょうせん)と呼ばれ[2]、旅客案内上や東武鉄道路線系統名称では東武東上線(とうぶとうじょうせん)[3]と呼称される(後述を参照)。
以下、本項では特記事項がない限り、この路線(東上本線)自身の一般的な呼称である「東上線」と表記する。
概要
東京の副都心・池袋から板橋区、埼玉県和光市、川越市、小川町などを経由して埼玉県北西部の寄居町を結ぶ首都圏の通勤・通学路線であり、伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線などとともに東武鉄道の基幹路線となっている。小川町駅以南は沿線の宅地化が進み東京のベッドタウンとなっており、運行系統も小川町駅を境に分かれている[4]。
また、埼玉県屈指の観光地である川越や長瀞・秩父方面へのアクセスを担う観光路線としての性格もある。起点駅は異なるものの東京都区部 - 川越間の輸送において西武新宿線と競合関係にあるが、当路線の方が直線的なルートを通っているため所要時間が短い。また、長瀞・秩父方面に関しては西武池袋線・西武秩父線と競合している。
当路線は東武鉄道の姉妹会社である東上鉄道によって建設されて開業し、その後東武鉄道と合併して東武鉄道の路線となった。路線名は、当初東京から現在の群馬県にあたる上野国(上州)に路線を伸ばす予定であったことに由来する。最終的には新潟県長岡市まで路線を延伸する構想であった(詳細は後述)。
和光市駅から東京地下鉄(東京メトロ)有楽町線および副都心線と相互直通運転を行っており、副都心線系統は渋谷駅・横浜駅から東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線に直通して元町・中華街駅まで至る。日中の時間帯に副都心線系統(小川町駅 - 元町・中華街駅)を走る列車のうち、各線内を特別料金不要で最速で結ぶ列車(東武線内は急行運転)に対しては「Fライナー」の愛称がつく[注 2]。 和光市駅 - 池袋駅間は東京メトロ有楽町線・副都心線と並行しており、特に和光市駅 - 下赤塚駅(地下鉄赤塚駅)間は両鉄道事業者の駅が近接している。
伊勢崎線や日光線と異なり、「けごん」「きぬ」といった特別料金が必要な特急は運行されていないが、2008年より池袋駅 - 小川町駅間で有料着席保証列車(通勤ライナー)の「TJライナー」が運行を開始した。クロスシートとロングシート両方に転換が可能なデュアルシート採用の50090型電車が用いられ、その後複数の関東大手私鉄で採用されるデュアルシート車両による通勤ライナーの走りとも言える。当初は座席定員制で座席の指定は出来なかったが2019年より座席指定制に変更となった。
一般的な呼称と旅客案内上および路線系統名称
東上線の正式名称「東上本線」は、東武鉄道公式路線名称[3]および国土交通省監修『鉄道要覧』上での名称[5]であるが、東武鉄道の公式路線系統および旅客案内上では「東武東上線」と呼称[3]されており、一般上では「東上本線」と呼ばれることは滅多にない。
路線系統名としての「東武東上線」は、東上本線に越生線と廃止線の啓志線・根古屋線、未成線の高島平線を加えたものと定義される。一般的には東上線系統(とうじょうせんけいとう)と呼ばれ[2][6]、浅草駅を起点とする伊勢崎線や東武動物公園駅起点の日光線、大宮駅起点の野田線(東武アーバンパークライン)などは、東武鉄道の路線系統名称では東武本線(とうぶほんせん)と呼称[3]、一般的には本線系統と呼ばれる[7]。なお、東上線系統と本線系統とは線路が直接繋がっておらず[注 3]、越生線とともに独立した運転系統となっている。
歴史
東上鉄道発起
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
日本 東京府東京市本所区小梅瓦町[8] |
設立 | 1911年(明治44年)11月[8] |
業種 | 鉄軌道業 |
代表者 | 社長 根津嘉一郎[8] |
資本金 |
4,500,000円[8] (払込高:1,798,948円)[8] |
特記事項:上記データは1920年(大正9年)現在[8]。 |
1890年代から1900年代(明治30年代から40年代)にかけて、日本興業鉄道(小石川下富坂町 - 高崎間)[9]・京越鉄道(池袋 - 川越間)[9](ともに未成線)など、川越の周辺で数多くの鉄道が企図・発起されたが、申請却下や免許失効などで実現しなかった。
日本興業鉄道の発起人には、後に東上鉄道の発起人になる内田三左衛門や千家尊賀が名を連ねていた。内田の出地は川越の豪商。千家の出地は出雲大社の宮司の家柄で、兄千家尊福が貴族院に4回当選して、埼玉県や静岡県、東京府の知事(官選)を歴任し、1906年(明治39年)に第一次西園寺内閣の司法大臣に推されている。
一方、京越鉄道の発起人には川越電気鉄道創業者の綾部利右衛門や新河岸川・福岡運河(現・埼玉県ふじみ野市)の回漕店福田屋の星野仙蔵らが名を連ねていた。星野は川越商業銀行取締役や黒須銀行を経て1904年(明治37年)に衆議院議員に当選し、この時同じく当選した初代根津嘉一郎から東上鉄道の計画を聞き、協力を惜しまなかった。東上鉄道創業当初は監査役に就任したようである。
日本興業鉄道計画が絶たれた後、千家尊賀と内田三左衛門ほか数名は新たに東上鉄道を発起した。1903年(明治36年)12月23日、逓信省にて東上鉄道の仮免許申請書を提出した。途中出資者が集まらず、紆余屈折を経て、後に東武鉄道社長となった根津嘉一郎に会社創立を託すことになった。
後述の通り、発起人たちは東京から新潟県長岡へ至る建設構想を有していたが、当面の終点目標(仮免許申請区間終点)である渋川町(現・渋川市)が属する群馬県の旧国名が上野国(上州)であることに基づき、会社名は東京と上野国(上州)それぞれの頭文字を取って「東上」とした。
東上鉄道は1908年(明治41年)10月6日、東京府北豊島郡巣鴨町字氷川(現・東京都豊島区巣鴨) - 埼玉県入間郡川越町(現・川越市) - 埼玉県比企郡松山町(現・東松山市) - 埼玉県児玉郡児玉町(現・本庄市)および群馬県高崎市を経て群馬県群馬郡渋川町に至る鉄道の敷設仮免許を受けた[10]。
ついで1911年(明治44年)11月11日に東上鉄道創立総会が開かれ、取締役社長に根津嘉一郎が就き、本社を東京府東京市本所区小梅瓦町(現: 東京都墨田区押上一丁目)の東武鉄道本社に置いた。資本金は450万円。実際の東上鉄道本社は川越に置かれたが、根津嘉一郎が東上鉄道の経営に乗り出すと、本社登記地のみ押上の東武鉄道本社に変更された。
東上鉄道創立当初の路線敷設計画
仮免許段階における計画では、渋川から新潟県方面への延伸構想も盛り込まれていた。「氷川 - 池袋 - 練馬 - 白子(現・和光市) - 膝折(現・朝霞市) - 大和田(現・新座市) - 竹間沢(現・入間郡三芳町) - 大井(現・ふじみ野市) - 川越 - 小坂 - 松山(現・東松山市) - 菅谷(現・嵐山町) - 能増(現・小川町) - 今市 - 小前田(現・寄居町) - 児玉(現・本庄市) - 藤岡 - 山名 - 飯塚(現・高崎市) - 金古 - 渋川 - 棚下 - 沼田 - 真庭 - 湯原 - 綱子 - 万太郎 - 土樽 - 湯沢 - 塩沢 - 六日町(現・南魚沼市) - 浦佐 - 小出(現・魚沼市) - 堀内 - 十日市 - 長岡」として、氷川 - 渋川間を第一期線、渋川 - 長岡間を第二期線と位置づけていた。東京 - 高崎間は川越街道と児玉街道(往還としての名称は川越児玉往還)、高崎以遠は三国街道(現・国道17号)と旧街道筋に沿って敷設する計画であったことが分かる。
この計画当時の予定と現路線とで経路が多少異なっているのは、地域住民から様々な誘致活動があったためである。たとえば志木付近の商人による誘致により、計画では白子(和光市)から川越街道沿いに敷設する予定であった路線が、大きく北にカーブを描く形で朝霞へと至るルートに変更されている。
また川越以北の延伸では、宿場町でなく人口が多い周辺の町を経由するように計画が見直され、坂戸、小川、寄居など当初の敷設計画になかった町を経由したため、路線は数ヶ所においてうねった曲線を描いている。
本免許・池袋 - 坂戸町間開通
東上鉄道の路線は、根津嘉一郎のほか原邦造(愛国生命保険社長→東上鉄道取締役)など投資家の手により着工・開業した。
会社設立後直ちに本免許を申請し、1912年(大正元年)11月16日東京府東京市小石川区大塚辻町(現・東京都文京区大塚)[注 4] から群馬県群馬郡渋川町に至る鉄道の本免許状が下付された[11][注 5]。さらに同月30日に東京府北豊島郡巣鴨村大字池袋字宮ノ下から同村大字巣鴨字向原(現・東京都豊島区東池袋)に至る軽便鉄道[12]、1914年(大正3年)4月18日に埼玉県入間郡川越町から田面沢村に至る軽便鉄道の敷設がそれぞれ免許された[13]。以上の免許に基づき、1914年(大正3年)5月1日池袋駅 - 田面沢駅間(池袋駅 - 下板橋駅間2.2kmおよび川越市駅 - 田面沢駅間2.3kmは軽便鉄道、下板橋駅 - 川越町駅間29kmは私設鉄道)が開通し、旅客・貨物運輸営業を開始した[14]。開業にあたり鉄道省から蒸気機関車3両[15]、高野登山鉄道から蒸気機関車2両、客車13両、貨車を35両をそれぞれ購入し、東武鉄道から機関車を借り入れた。
その後の延長工事のため、1916年(大正5年)2月27日に田面沢 - 川越町間軽便鉄道の旅客営業を廃止し[16]、同年10月27日の川越町(現・川越市) - 坂戸町(現・坂戸)間5.7マイル (9.2 km) 開通と同時に川越町 - 田面沢間は廃止された[17]。坂戸町開通に伴い、東武鉄道から客車3両が譲渡された。
東武鉄道との合併・寄居までの全通
1918年(大正7年)3月、それまでの私設鉄道法によって運営された区間は以後、軽便鉄道法による旨が指定され[18]、また第一次世界大戦の影響に伴う物価急騰により東武・東上両鉄道の営業費が増加したため、両社を合併し、営業上の経費節減と車両の運用諸設備の更新などを図る方針が固められた。
1920年(大正9年)4月7日に両社長間で合併の仮契約を結び、同年4月27日に合併を決議[19]、翌4月28日に東武鉄道社長根津嘉一郎が鉄道大臣に「東武東上合併認可申請書」を提出し、同年7月22日までに開業線池袋 - 坂戸町間40.6kmと未開業線坂戸町 - 高崎間62.8kmの一切をもって東武鉄道と合併する旨の業務引き継ぎが行われ、同年7月27日の東武鉄道による会社合併登記をもって両鉄道が合併すると同時に東上鉄道が解散した[19][注 6]。これにより、東上鉄道路線は東武鉄道東上本線となった。合併に際しては、東上鉄道の1株当たり東武鉄道の1株を割り当てる5:5の対等合併が行われた[注 7]。
池袋 - 寄居間の現路線は全て東上鉄道時代に開業、もしくは着工されている。東武鉄道合併後の1923年(大正12年)に坂戸町駅 - 武州松山駅(現・東松山駅) - 小川町駅間、1925年(大正14年)7月に小川町駅 - 寄居駅間が開通して、現路線の全線が完成した。
東武鉄道と東上鉄道の合併時点(1920年)では寄居駅以北の延伸についても準備が進められ、用地買収中であったが、国鉄(鉄道省)八高線の建設計画により中断された。その後1924年(大正13年)の寄居 - 高崎間免許失効により延伸計画は撤回され、東武東上本線は池袋駅 - 寄居駅間の路線として確定した。
年表
- 1908年(明治41年)10月6日:仮免許状下付(巣鴨-渋川間)[10]
- 1911年(明治44年)11月:東上鉄道株式会社設立[20](本社川越町)
- 1912年(大正元年)
- 1914年(大正3年)
- 1915年(大正4年)4月1日:川越西町駅(現・川越駅)開業[22]。
- 1916年(大正5年)
- 1918年(大正7年)3月27日:軽便鉄道指定[18]
- 1920年(大正9年)
- 1922年(大正11年)12月1日:川越町駅を川越市駅に改称。
- 1923年(大正12年)
- 1924年(大正13年)
- 1925年(大正14年)7月10日:小川町駅 - 寄居駅間開通(池袋駅 - 寄居駅間全線開通)。同時に男衾駅・鉢形駅開業[28]。
- 1929年(昭和4年)
- 1930年(昭和5年)
- 1931年(昭和6年)
- 1932年(昭和7年)
- 1933年(昭和8年)7月12日:中板橋駅開業。
- 1934年(昭和9年)
- 1935年(昭和10年)
- 1937年(昭和12年)5月5日:成増駅 - 志木駅間複線化。
- 1940年(昭和15年)7月22日:川越西町駅を川越駅に改称。
- 1943年(昭和18年)
- 1945年(昭和20年)
- 1947年(昭和22年)
- 5月1日:西山信号所開設。
- 8月29日:東武堀之内駅、玉淀駅廃止。
- 1949年(昭和24年)4月3日:秩父鉄道への片乗り入れを開始。
- 1950年(昭和25年)7月24日:越生線電化。
- 1951年(昭和26年)
- 1953年(昭和28年)
- 1954年(昭和29年)
- 3月1日:鶴瀬駅 - 上福岡駅間・新河岸駅 - 川越駅間複線化。ききょう原信号所廃止。
- 6月15日:みずほ台信号所 - 鶴瀬駅間複線化。
- 6月26日:みずほ台信号所廃止。
- 10月1日:武州松山駅を東松山駅に改称。
- 11月1日:志木駅 - 旧・みずほ台信号所間複線化。
- 1959年(昭和34年)4月1日:蒸気機関車の運転終了。
- 1964年(昭和39年)9月14日:西山信号所廃止。
- 1965年(昭和40年)5月2日:川越市駅 - 坂戸町駅間複線化。
- 1967年(昭和42年)
- 9月9日:坂戸町駅 - 高坂駅間複線化。
- 12月1日:一部8両運転開始。
- 1968年(昭和43年)9月6日:高坂駅 - 東松山駅間複線化。
- 1970年(昭和45年)12月20日:大和町駅を和光市駅に改称。
- 1971年(昭和46年)3月1日:森林公園駅開業。
- 1973年(昭和48年)8月21日:北坂戸駅開業。
- 1974年(昭和49年)8月6日:朝霞台駅開業。
- 1976年(昭和51年)
- 1977年(昭和52年)10月21日:みずほ台駅開業。東松山駅 - 森林公園駅間複線化。
- 1979年(昭和54年)
- 1986年(昭和61年)10月21日:貨物営業を全廃。
- 1987年(昭和62年)8月25日:和光市駅 - 志木駅間複々線化[31]。これに伴い埼玉県内の成増駅 - 志木駅間で完全立体化とし同区間の踏切を除去。 営団地下鉄(現・東京地下鉄)有楽町線営団成増駅(現・地下鉄成増駅) - 和光市駅間開通、相互直通運転開始(森林公園駅 - 和光市駅 - 新富町駅間)[31]。通勤急行を新設し、急行とともに和光市駅に停車[31]。日中の急行が毎時4本、準急が毎時2本となる。
- 1988年(昭和63年)6月8日:有楽町線新富町駅 - 新木場駅間の開業に伴い、相互直通運転区間を延長。
- 1991年(平成3年)12月9日:ダイヤ改正を実施。土曜ダイヤを導入。平日の志木駅 - 川越市駅間の下り終電を約29分、成増駅 - 志木駅間の下り終電を約24分繰り下げて、池袋駅0:44発の準急を新設。平日の池袋駅 - 成増駅間の下り終電を約10分繰り下げて、池袋駅0:45発とする。
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)11月15日:ふじみ野駅開業[32]。最高速度を95km/hから100km/hに向上[32]。以下の内容でダイヤ改正を実施[32]。
- 1994年(平成6年)12月7日:有楽町線新線(現・副都心線)小竹向原駅 - 新線池袋駅(現・副都心線池袋駅)間の開業に伴い、相互直通運転区間を延長。土曜ダイヤを廃止し休日ダイヤと統合。
- 1998年(平成10年)3月26日:ダイヤ改正を実施[33]。急行が朝霞台駅に停車[33]。特急が志木駅を通過し、小川町駅 - 寄居駅間の各駅に停車するようになる[33]。
- 2001年(平成13年)4月1日:全線に運行管理システムを導入。
- 2002年(平成14年)3月26日:森林公園駅 - 武蔵嵐山駅間複線化、つきのわ駅開業[34][35]。
- 2005年(平成17年)3月17日:中板橋駅の上りホームに当路線内の中間駅で初めて発車メロディを導入。嵐山信号場を開設し、武蔵嵐山駅 - 嵐山信号場間複線化[36]。あわせて以下の内容でダイヤ改正を実施[36]。
- 2007年(平成19年)4月5日:和光市駅に発車メロディを導入。中間駅の下りホームでは初めての導入となる。
- 2008年(平成20年)6月14日:東京メトロ副都心線の開業に伴い、同線との相互直通運転開始[37][38]。あわせて以下の内容でダイヤ改正を実施。
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)3月16日:東京メトロ副都心線を介して東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転開始。あわせて以下の内容でダイヤ改正を実施[40]。
- 快速を新設。日中の急行が毎時4本に、快速と準急がそれぞれ毎時2本になる。
- 日中のふじみ野駅における緩急接続を全ての快速と急行で実施。
- TJライナーの増発、上り朝間時の快速急行の新設および増発などを実施。
- 準急と快速急行のシンボルカラーを変更。
- 地下鉄直通列車の志木発着および8両編成運用が土休日は廃止、平日も大幅に縮小した。
- 2014年(平成26年)5月1日:前身の東上鉄道を含め東上本線が開業して100周年を迎える。これを記念して、かつて東上本線を走行していたセイジクリーム塗装の車両の復元やイベントなど100周年を記念したイベントを実施[41]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 1月27日:東武練馬駅と高坂駅に副駅名を導入[45]。
- 2月1日:霞ヶ関駅に副駅名を導入。
- 3月26日:以下の内容でダイヤ改正を実施[46]。また、和光市駅において可動式ホーム柵(ホームドア)の使用が東上線としては初めて開始される。
- 上りTJライナー新設(平日朝の森林公園駅発の2本のみ)。下りTJライナーを平日、土曜・休日ダイヤそれぞれ3本増発。
- 東京メトロ副都心線・東急東横線・みなとみらい線直通列車の東上線内急行(土休日の朝夕の一部は快速急行)運転開始。東上線内急行、副都心線内急行、東急東横線・みなとみらい線内特急で運転される列車は相互直通運転5社共通「Fライナー」の愛称で運転。
- 日中の池袋発着の急行が毎時2本に、準急が毎時4本になる。準急のうち2本を川越市発着から森林公園発着に延長。
- 川越市駅 - 森林公園駅間の下り終電を約14分繰り下げて、池袋駅0:02発とする。
- 川越市駅 - 志木駅間の上り初電を約7分繰り上げて種別を準急に変更し、川越市駅4:50発とする。
- 平日朝ラッシュ時の通勤急行を廃止し、準急に全て置き換え。
- 5月18日:成増発池袋行き上り普通列車の先頭から5両目が、中板橋駅を出発直後に脱線する事故が発生[47][48]。池袋 - 上板橋間が終日不通となったが、翌19日始発に復旧[49]。
- 2018年(平成30年)4月:ふじみ野駅に副駅名を導入。
- 2019年(平成31年)
- 3月16日:以下の内容でダイヤ改正を実施[50]。また、TJライナーの着席方式が「座席定員制」から「座席指定制」に変更となる。
- 川越特急を新設[51]。
- 下りTJライナーを平日ダイヤで1本、土曜・休日ダイヤで2本増発。
- 土曜・休日ダイヤにおいて、以下の最終列車の発車時刻繰り下げを実施。
- 志木 - 川越市間の下り終電を約15分、成増 - 志木間の下り終電を約9分繰り下げて、池袋駅0:30発とする。
- 川越市 - 池袋間の上り終電を約7分繰り下げて、川越市駅23:42発とする。
- 小川町 - 森林公園間から川越市 - 池袋間への上り終電を約10分繰り下げて小川町駅22:53発の森林公園行きとし、森林公園駅で池袋行き最終列車と接続する形をとる。
- 東京メトロ副都心線直通列車のうち、土曜・休日ダイヤの午前中に運行される下り快速急行3本を小川町着に延長。あわせて上り急行(Fライナー)3本を小川町発に延長。これに伴い、東京地下鉄・東急電鉄所有車両による小川町駅への定期乗り入れを開始。
- 3月16日:以下の内容でダイヤ改正を実施[50]。また、TJライナーの着席方式が「座席定員制」から「座席指定制」に変更となる。
- 2020年(令和2年)10月31日:東武竹沢駅 - 男衾駅間にみなみ寄居駅が開業[52]。
- 2021年(令和3年)
- 1月20日:新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う緊急事態宣言の発出および国・関係自治体からの要請に伴い、池袋駅を0時44分以降に発車する下り列車を運休。平日ダイヤの終電が池袋駅 - 成増駅までの区間で10分程度、成増駅 - 川越市駅間で14分程度繰り上げ[53]。
- 3月13日:ダイヤ改正を以下の内容で実施[54]。
- 平日ダイヤの上りTJライナーを2本増発。
- 平日ダイヤの池袋駅 - 成増駅間の下り終電を約10分繰り上げて、池袋駅0:35発とする。
- 平日ダイヤの成増駅 - 川越市駅間の下り終電を約14分繰り上げて、池袋駅0:30発とする。
- 土休日は繰り上げされなかったため、平日の上記2本の下り列車の終電繰り上げによって池袋発の下り最終列車は全行き先の時刻が全日で統一された(寄居接続小川町22時32分、小川町23時02分〈坂戸での越生線最終列車の接続も兼ねる〉、森林公園0時02分、川越市0時30分、成増0時35分)。
- 平日ダイヤの志木駅 - 池袋駅間の上り終電を約7分繰り上げて、志木駅0:01発とする。
- 3月18日 - 31日:埼玉県東松山市のJA埼玉中央東松山農産物直売所で売れ残った農産物を池袋駅へ鉄道輸送して販売する「TABETEレスキュー直売所」の実証実験を実施[55]。
- 8月2日:企業向けの有料手回り品料金制度を導入[56]。同日、2回の実証実験を経て、株式会社コークッキング、東松山市、JA埼玉中央、大東文化大学と提携し、「TABETEレスキュー直売所」の本格的な運用をスタート[57]。
- 12月20日:大山駅付近の連続立体交差事業に着手[58]。
- 2022年(令和4年)
- 3月12日:平日の一部の地下鉄直通列車の行き先および時刻を変更[59]
沿線概況
埼玉県西部と東京の副都心・池袋を結ぶ小川町駅以南の沿線地域は新興住宅地の開発が盛んである。近年は大型マンションが増えている。このように沿線の住宅開発が進んでいるため、多くの人が利用し、東武鉄道の中でもトップクラスの収益を上げる路線である。
池袋 - 小川町間では、現行のATSに代わる新しい運転保安システムとしてT-DATC(東武型デジタルATC)と呼ばれるATCの導入が行われ、2015年1月31日にまず川越市駅 - 小川町駅間で使用を開始し[42]、2015年9月26日には池袋 - 川越市間でも使用を開始している[43]。
池袋駅 - 和光市駅
この区間は、豊島区および板橋区の密集市街地を通過するためカーブが多い。
池袋駅は東武百貨店の1階に位置し、JR線と並行した3面3線のホームを持つ。池袋駅から北池袋駅までは埼京線と並行して走行する。北池袋駅を過ぎたところで大きくカーブし埼京線と分かれて進路を西に変える。カーブの途中に下板橋駅の相対式ホームがあり、カーブの先には本線南側に留置線群がある。大山駅構内で再びカーブし、副本線を有する中板橋駅へ至る。環七通りと石神井川を越え島式ホームのときわ台駅、副本線を有する上板橋駅を経て、東武練馬駅、下赤塚駅へと至る。下赤塚駅南側の川越街道直下には地下鉄赤塚駅があり、ここから有楽町線・副都心線と並行する区間となり、2面4線の成増駅へ至る。成増駅は和光市駅方の本線南側に引き上げ線を1線有している。南側の川越街道直下には地下鉄成増駅がある。引き上げ線の終端部のすぐ先で有楽町線・副都心線の線路が地上に顔を出し、このまま和光市駅まで並走する。白子川を渡る手前に都県境があり、東京都から埼玉県に入る。和光市駅の手前で地下鉄線が東上線の下り線をオーバークロスし、方向別複々線となって和光市駅に到着する。和光市駅の朝霞駅方には地下鉄線の引き上げ線を兼ねた和光検車区への回送線がある。
和光市駅 - 川越市駅
和光市駅から志木駅までは複々線となっており、和光市駅、朝霞駅、朝霞台駅、志木駅はいずれも内側線と外側線の間に島式ホーム配置した2面4線構造である。この複々線区間は踏切がなくカーブも比較的緩やかなため、高速走行が可能な区間となっている。内側線は主に地下鉄線直通の列車に使われる。志木駅から先は再び複線区間となり、川越駅まではほぼ直線となっている。志木駅の所在地は新座市本町であり、隣の柳瀬川駅が志木市内の唯一の駅となっている。
柳瀬川駅の先で柳瀬川を渡り、志木市から富士見市に入る。みずほ台駅、鶴瀬駅、ふじみ野駅はいずれも地平駅で富士見市内の駅である。ふじみ野駅の所在地は富士見市ふじみ野東であり、隣の上福岡駅がふじみ野市内唯一の駅となっている。
新河岸駅から川越市内に入る。国道16号と交差する付近でJR川越線をアンダークロスし、西側に川越線が並行した川越駅に至る。
川越駅と川越市駅のほぼ中間地点で、西武新宿線と交差し川越線と分かれるとすぐに、川越工場と留置線が併設された川越市駅に到着する。
川越市駅 - 森林公園駅
川越市駅を過ぎると列車の本数が減って駅間の距離も長くなり、車窓も人家が減り農地が増えてくる。
川越市駅の留置線を過ぎカーブを曲がった先に、入間川がある。入間川を渡った先に霞ヶ関駅がある。霞ヶ関駅を出て、東京国際大学のキャンパスを左手に過ぎたところで、小畔川を渡り、右手に東洋大学のキャンパスを過ぎると、川越市と鶴ヶ島市の境界上に位置する鶴ヶ島駅に到着する。鶴ヶ島駅の先で圏央道と交差したのち、鶴ヶ島市と坂戸市の境界上に位置し、ワカバウォークに隣接した若葉駅に到着する。次の坂戸駅は越生線との分岐駅であるが、建設の経緯から同駅の前後は大きくカーブしている。
坂戸駅付近から東松山駅付近までは北に向けてルートをとる。北坂戸駅の先で越辺川を渡って東松山市に入り、かつて高坂構外側線が分岐していた高坂駅に至る。高坂駅から掘割区間を抜け、都幾川を渡り、地平区間をしばらく行くと東松山駅に到着する。同駅付近でルートを西に変えたのち、東上線最大の車両基地である森林公園検修区が併設された森林公園駅に至る。
森林公園駅 - 小川町駅
車両基地を左手に見ながら進んだ先で関越自動車道と交差すると、つきのわ駅周辺の宅地エリアに入る。次の武蔵嵐山駅周辺も宅地となっているが、同駅から1kmを過ぎたあたりからはカーブが多くなり、森の中を走行する区間もある。嵐山町と小川町の境界付近、武蔵嵐山駅から約3kmの地点に嵐山信号場があり、同信号場から先は単線となる。4kmほど単線区間が続いたのち、オーバークロスしてきた八高線と合流して小川町駅に至る。
小川町駅 - 寄居駅
小川町駅から寄居駅間は現在では池袋駅 - 小川町駅間と運行系統が分割されており、4両編成のワンマン運転となっている。
小川町駅を出てしばらくは八高線と並行したルートをとるが、東武竹沢駅付近で八高線と分かれ北上する。森林地帯に入り、本田技研工業寄居工場の東側にあるみなみ寄居駅を過ぎると、森林を抜けてまもなく男衾駅に至る。男衾駅を出ると進路を西に変え、鉢形駅の先で荒川を渡り、玉淀駅を経て終点の寄居駅に到着する。寄居駅では東上線は東側から進入するのに対し、八高線は西側から回り込む形となるため、小川町駅とは両線の列車の進行方向が逆となる。
運行概況
当線は東京都区部と埼玉県南西部を結ぶ通勤・通学路線として、また、日中の生活路線として機能している。各種別の現行の停車駅は「駅一覧」を参照。
日中の東京地下鉄(東京メトロ)副都心線直通列車(東急電鉄東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線直通)が東上本線内を急行運転し、Fライナーを名乗るようになった2016年3月26日ダイヤ改正までは、普通列車(各駅停車)は和光市駅 - 志木駅 - 川越市駅間では東京地下鉄有楽町線・副都心線直通列車を中心に設定されていた。和光市駅 - 志木駅間は都市高速鉄道13号線として計画されていた区間であり、この区間は東上線で唯一の複々線区間であるとともに踏切も一切設置されておらず速達列車は高速運転が可能となっている。また、複々線区間内では時間帯や地下鉄線直通の有無に関係なく普通列車全列車と、速達列車(TJライナー・川越特急・快速急行・快速・急行・準急)のうち地下鉄副都心線直通列車の急行と快速急行は内側の線路を走り[注 10]、その他の優等列車は外側の線路を走る。なお、8月に朝霞市民まつり「彩夏祭」の花火大会が開催される日には臨時ダイヤで運転するが、その際は会場の最寄りである朝霞駅が非常に混雑するため、旅客の転落防止および通路用として3番線にドア開放した回送列車を留め置くため、その時間帯の上り列車はすべて外側線を使用する。
日中時間帯の川越市駅 - 坂戸駅・小川町駅間は、急行が普通(各駅停車)列車の役割を果たすが、2013年3月16日のダイヤ改正により、4本中3本が森林公園発着となったため、森林公園以北は、残りの急行1本と快速2本が普通列車の役割を果たすために各駅に停車する。朝と夕方以降は、早朝と深夜に数本ずつ池袋駅発着の普通列車小川町行きがある。基本的には川越市以北は地下鉄直通の普通列車および準急、急行が普通列車の役割を果たすが、半分以上が森林公園駅発着であり、夕方以降の上り、平日朝8時 - 10時までの上り、土休日8時 - 10時までの上下線の快速急行と夕方以降の下りのTJライナーが森林公園駅 - 小川町駅間の普通列車の役割を果たすために各駅に停車する。
運行本数
2016年3月改正ダイヤでの昼間1時間あたりの運行本数は、以下のようになっている。
種別\駅名 | 池袋 | … | 成増 | 和光市 | … | 川越市 | … | 森林公園 | … | 小川町 | … | 寄居 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
運行範囲 | 快速 | 2本 | ||||||||||||||||
急行 | 1本 | |||||||||||||||||
1本 | ||||||||||||||||||
副都心線直通[* 1]← | (Fライナー)2本 | |||||||||||||||||
準急 | 2本 | |||||||||||||||||
2本 | ||||||||||||||||||
普通 | 2本 | |||||||||||||||||
6本 | ||||||||||||||||||
有楽町線直通[* 2]← | 2本 | |||||||||||||||||
2本 |
直通運転
都市高速鉄道13号線は、渋谷 - 池袋 - 小竹向原 - 和光市 - 志木間を結ぶ路線として計画され、これに基づき小竹向原駅 - 和光市駅 - 志木駅間が先行して整備・開業し(小竹向原駅 - 和光市駅: 東京地下鉄、和光市駅 - 志木駅: 東武東上線複々線)、地下鉄8号線(新木場駅 - 有楽町駅 - 池袋駅 - 小竹向原駅)と合わせて有楽町線と呼ばれていた。東上線は、和光市駅から東京メトロ有楽町線・副都心線(また、副都心線を介して東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線)へ相互直通運転を行っており、小竹向原・飯田橋・有楽町・新木場(有楽町線)方面、新宿三丁目・渋谷(副都心線)方面、自由が丘・横浜(東急東横線)方面、みなとみらい・「元町・中華街」(みなとみらい線)方面へ乗り入れている。
また、2023年3月より相鉄線との直通運転を行う予定と発表された[60]。
直通先でダイヤ改正を行う場合、東上線に影響が及ぶこともある。直近では2022年3月12日の東京メトロダイヤ改正が該当(その時は平日の川越市始発上り列車1本の元町・中華街行きから新木場行きへの変更及び一部列車の時刻変更が行われ[61]、和光市駅基準和光市始発20時26発新木場行きが20時27発直通新木場行き、20時30発直通元町・中華街行きが和光市始発20時30発元町・中華街行きに変更となり、和光市駅停車時間変更に伴い発車時刻が変更された直通列車もある[62])。
東上線または地下鉄線で人身事故などの輸送障害が発生した場合、直通運転を中止することがある。
車両運用について
東上線から有楽町線および副都心線 - 東横線 - みなとみらい線への相互直通列車について、どの列車がどの車両で運転されるかは『MY LINE 東京時刻表』(交通新聞社)の列車番号欄にて判別ができる。列車番号末尾アルファベットの「T」が東武車両(01T以降の奇数番号)、「S」が東京メトロ車両(8両編成は01S - 19S/10両編成は21S以降の奇数番号)、「K」が東急車両(8両編成は01K - 49Kで横浜高速鉄道車両と共通運用/10両編成は51K以降)となっている(「M」は西武車両で02M以降の偶数番号)。なお、列車番号が6桁の数字で表記されている東横線・みなとみらい線では上3桁が運用番号で、800番台が東武車両、700番台が東京メトロ車両、000番台が東急・横浜高速車両となっており(100番台は西武車両)、例えば「01T」の場合は東横線・みなとみらい線では「801」となる。なお、東京メトロ・東急・横浜高速車両は、有楽町線新木場駅やみなとみらい線元町・中華街駅などで折り返す列車が西武有楽町線・池袋線直通列車となる運用が(その逆も)ある。また地下鉄線から東上線に直通する東武車両とメトロ10両車両は、有楽町線(副都心線)から直通してきた列車が、副都心線(有楽町線)に直通先を変更して折り返す運用もある。2022年ダイヤ現在10両のメトロ車両2本、10両の東急車1本が森林公園での外泊運用があり、東武車両の外泊運用は和光市で2本、元住吉で1本存在する
列車種別
現行の停車駅に関しては「駅一覧」の節を参照。以下において「平日」「土休日」はダイヤ設定上の曜日を指す。
TJライナー
2008年6月14日のダイヤ改正で新設された種別[37][38]。英文表記は「TJ LINER」。シンボルカラー(ロゴマーク)は青を基調とする。停車駅案内におけるラインカラーはオレンジ■を使用。ホームライナー的な運用を行う種別であり、ふじみ野駅 - 森林公園駅・小川町駅までの各駅への速達性を高め、かつ「座席定員制」として快適な車内環境を確保する目的で設定された。また、森林公園駅から先、小川町方面は各駅に停車し、後述の快速急行や快速同様、普通列車の役割を果たす。後述の川越特急・快速急行と共通運用の50090型によるクロスシートでの限定運用となっている。
2019年3月16日からは「座席定員制」から「座席指定制」へ移行し、座席指定券購入時に号車番号や座席番号を自由に選択できるようになった。
当初は夕方以降に下り列車のみ平日6本・土休日4本の運行であったが、ダイヤ改正ごとに増便を行い、2019年3月16日のダイヤ改正時点では下りが平日14本・土休日11本の運行となっている。また2016年3月26日の改正から、平日朝に上り列車が森林公園発池袋行きが2本設定され(途中駅降車不可)[46]、2021年3月13日ダイヤ改正からは4本に増えた。なお上り列車は、下り列車が停車する川越市駅を通過する。
乗車時には座席指定券が必要となり、下り列車では、池袋駅での乗車時は運賃のほか座席指定券370円(2019年10月1日現在[63])が必要であるが、ふじみ野駅から先の停車駅では座席指定券370円は不要になる[63]。上り池袋行きでは、森林公園駅・東松山駅・坂戸駅・川越駅での乗車時は座席指定券470円、ふじみ野駅での乗車時は370円が運賃と別に必要である[63]。なお、座席指定券は池袋駅とふじみ野駅 - 玉淀駅および越生線全駅において下り列車は当日から、上り列車は前日から購入可能である。またチケットレスサービスは1週間前から購入可能である。
川越特急
2019年3月16日のダイヤ改正で新設された種別[51]。シンボルカラー(ロゴマーク)はゴールド色を基調とし、停車駅案内におけるラインカラーは紫■を使用。英文表記は「KAWAGOE Limited Express」。TJライナーと共通運用が組まれるため、50090型のクロスシートで運行され、特別料金不要で乗車券のみで乗車が可能である。川越への観光客をターゲットにしており、土休日は下り2本・上り4本が、平日は下り2本・上り3本が運行される。
一部の列車にはコンシェルジュが添乗し川越観光に関する案内を実施するほか、車内放送でも川越観光に関する案内を行う。また、車内チャイムとして川越市出身の作曲家菅野祐悟が作曲した川越特急専用のチャイムが使用されている[64]。
同一時間帯に運行される快速急行が池袋駅 - 川越駅間では和光市駅・志木駅に停車するのに対し、川越特急はその2駅を通過して朝霞台駅のみに停車する選択停車方式を採用している。ただし、この時に待避を行う準急・普通は朝霞台駅では緩急接続を行わず、従来通り志木駅で待避を行う。このため、池袋駅から(まで)利用する場合、従来の快速急行で行っていた柳瀬川駅 - 新河岸駅に対する緩急接続が不可能となった。他には下りFライナー森林公園行きが普通に格下げの上、川越市行きに短縮され川越市駅 - 森林公園駅間が回送になった列車がある。
快速急行
英文表記は「Rapid Express」または「Rapid Exp.」。シンボルカラーは青■。2013年3月のダイヤ改正までは緑■だった。平日は上りのみ、土休日は朝下りと上りで運行される。停車駅は改正前の特急停車駅に志木駅が加えられたものとなっている(志木駅には1998年3月のダイヤ改正まで特急が停車していた)。以下の2系統に大別される。
- 池袋駅 - 小川町駅間系統
- 2008年6月のダイヤ改正で新設された。この改正で特急が廃止されたため、実質上その後身である。ダイヤ改正ごとに増発が繰り返されており、2019年3月16日のダイヤ改正時点では平日は午前中に上り3本、夕方に上り10本、土休日は午前中に上り6本下り3本、夕方に上り7本が運行されている。
- 夕方上りの運用はTJライナーの車両を池袋に送り込むためのもので、50090型が限定使用されている。その際はTJライナー同様、席はクロスシート(進行方向向き)で運用される。夕方上り以外の運用は使用車両を限定されておらず、50090系が使用される場合はロングシートで運行される。
- 副都心線 - 小川町駅間系統
- 2016年3月26日のダイヤ改正より、土休日のみ午前中に下り3本、夕方に上り2本が新設された[46]。
- 全列車が東急東横線に直通し、副都心線内は急行として運行される(下り2本が菊名始発、東急線内急行。それ以外の全列車が元町・中華街駅発着、東急線内特急)。
- 小川町駅で寄居方面の列車と接続を行い、和光市駅では池袋駅発着の準急と接続する。
- 2019年3月16日のダイヤ改正より、下り列車の運行区間が森林公園駅から小川町駅まで延長された。
- ダイヤが大幅に乱れ、運用が変更になる際は、有楽町線新木場駅発着となる場合もある。
快速
2013年3月16日のダイヤ改正で新設された種別[40]。シンボルカラーは水色■で、英文表記は「Rapid」である。快速急行と急行の中間の種別[注 11] として日中に運行され、日中の最速達列車として運行される。全列車が池袋駅発着で運転され、有楽町線・副都心線には乗り入れない。
停車駅は、快速急行停車駅に成増駅・朝霞台駅・ふじみ野駅・若葉駅を加えたもの(池袋駅 - 川越市駅間の急行停車駅 + 川越市駅 - 小川町駅間の快速急行停車駅 + 若葉駅)で、日中1時間に2本の運行。2013年のダイヤ改正後は急行が日中1時間に4本の運行となることから、和光市駅 - 川越駅間では急行とあわせて速達列車が1時間に1本の増となっていたが、快速通過駅、特に川越市駅 - 東松山駅間の通過駅は減便されたため、後述するFライナー・急行が登場する2016年3月26日のダイヤ改正で、日中の準急の増便を図り通過駅の乗り継ぎを向上させた。
ほとんどの列車が成増駅で普通列車に、ふじみ野駅で川越市駅発着の準急、川越市駅では森林公園駅発着の準急と緩急接続を行う。また、森林公園駅では急行と接続する。なお、先発する急行とは平行運転を行っているため、下り列車の方が上り列車よりも所要時間が多くかかる。小川町駅で寄居方面の列車と接続している。越生線との接続は基本的に急行が行っている。
2016年3月のダイヤ改正から、平日の上り23時台に1本新設された(2021年3月13日ダイヤ改正以降は和光市で最終新木場行きと接続する)。この列車はTJライナー(最終列車)の送り込み運用であるため50090型が限定使用され、上り快速急行と同じく進行方向を向いたクロスシートで運行される。また、川越市駅で接続する準急が森林公園駅発着となり緩急接続を行うようになったため、快速通過駅の霞ヶ関駅・鶴ヶ島駅・北坂戸駅・高坂駅利用客の利便性が向上した。
運行の変遷
本種別は2013年のダイヤ改正で登場し、日中時間帯に川越市駅以北でも通過運転を行う種別は本種別が初である。登場時点では日中のみの運転であったが、終日TJライナー、快速急行、快速のいずれかが運転されるようになったため、東松山駅以北の利便性が大きく上昇した。しかし当初は日中は川越市以北で準急の運転は行っておらず、さらに快速を登場させるときに日中の急行を毎時一本ずつ置き換えたため快速通過駅では減便になるなどの問題点があった。
その後、2016年のダイヤ改正により、日中の準急の大半が森林公園発着となり、川越市で本種別と接続するようになった。それにより、川越市以北の通過駅を利用する人も本種別を利用できるようになり、さらに快速通過駅でも毎時6本の本数が確保されるようになり、利便性が大きく向上した。また、同改正により平日の夕方上りや深夜の上りにも設定されるようになり、運転時間帯も大きく拡大された。
急行
終日設定されている。英文表記は「Express」。シンボルカラーは赤■。以下の2系統に大別される。
- 池袋駅発着系統
- 日中は池袋駅 - 小川町駅間と池袋駅 - 森林公園駅間の列車が1時間に各1本運転されており、副都心線直通系統を含めると和光市駅 - 森林公園駅間では15分間隔で運転されている。
- ほぼすべての列車が、日中、ふじみ野駅で普通列車と緩急接続をするほか、和光市駅で有楽町線直通の普通列車と、川越市駅で準急と接続する。下り方面は、午前中と夕ラッシュ時以降に、川越市駅で後発の川越特急とTJライナーの待ち合わせを行う列車があるほか、平日17時 - 20時の27分発の急行は成増駅で後発のTJライナーの通過待ちを行う。平日の場合、終点まで先着、川越市駅でTJライナーと川越特急と接続、成増駅でTJライナーの通過待ちの3パターンがある(土休日は成増通過待ちがないため2パターン)。
- 2008年6月のダイヤ改正前までは、日中および夜間は15分間隔(1時間に4本)、朝は10分間隔(朝ラッシュ時は下りのみの運行)、夕方は12分間隔(1時間に5本)で運転されていた。
- 2008年6月のダイヤ改正より、日中は8 - 15分間隔で運転され、日中の1時間に1本の準急を川越市駅より先、小川町方面へ延長し急行としたため急行が1時間に5本(日中)となり、平日朝ラッシュ時間帯の上り急行新設、夕ラッシュ時下りTJライナー新設と相まって川越市駅 - 小川町駅間の各駅利用者の利便性は格段に向上したが、日中1時間に3本に減少した準急依存の志木駅 - 川越駅間の急行通過駅では利便性が低下した[注 12] ほか、ふじみ野駅での緩急接続がなくなったため急行列車の所要時間が池袋駅 - 川越市駅間において1 - 3分ほど増加した。また、この改正では越生線の日中の運転本数は改正前からの毎時4本(15分間隔)のまま存置されたため、日中に池袋駅を毎時0分と13分に発車する急行は、坂戸駅での越生線接続待ち時間がそれぞれ10分、12分となった。
- 2011年3月のダイヤ改正より、日中は森林公園駅発着が1時間に2本・小川町駅発着が1時間に3本の運転となり、池袋駅 - 森林公園駅間では12分間隔(1時間に5本)の運転となった。また、池袋駅 - 川越駅間の所要時間が2008年6月ダイヤ改正以前と同じ下り30分・上り31分となり、1時間に5本のうち3本がふじみ野駅で、1本が志木駅で緩急接続を行うようになった。
- 2013年3月のダイヤ改正では、前述の快速の運行開始に伴い15分間隔(1時間に4本)になり、下り列車の池袋駅 - 川越市駅間の所要時間が増加している。また、ほとんどの急行列車がふじみ野駅で緩急接続を行うようになった。なお、日中1時間に4本のうち2本が坂戸駅で越生線と接続している。
- 2016年3月のダイヤ改正より、副都心線直通の急行を新設したため池袋駅発着の急行は1時間に2本となり、代わりに和光市駅で副都心線直通の急行と接続する準急を新設した。
- 副都心線直通系統
- 2016年3月26日に運行を開始。日中の池袋駅発着の1時間に4本のうち森林公園駅発着の2本を元町・中華街駅発着(副都心線・東急東横線・みなとみらい線直通)に置き換える形で新設された。ふじみ野駅で準急と緩急接続するほか、和光市駅で池袋駅発着の準急に、川越市駅で有楽町線直通の普通列車と接続する。また基本的に和光市駅、森林公園駅まで先着するが平日上り3本のみ川越市駅で快速急行と接続、土休日上り小川町駅始発の3本は森林公園駅で始発快速急行の発車待ちをおこなう
- 平日の上下線一部列車[注 13] を除いて副都心線内急行、東急線内・みなとみらい線内特急として運転され、「Fライナー」の愛称が付く[65][46]。
- ダイヤが大幅に乱れた際は、運用変更の影響により有楽町線新木場駅発着となる場合もあるが、副都心線・東急線方面には直通しないため「Fライナー」は名乗らない。
運行の変遷
2008年まではラッシュ時は準急・通勤急行のみの運転で、日中のみの運転であったが、ダイヤ改正により通勤急行の一部を置き換え終日運転されるようになる。さらに日中時間帯の準急を1本急行に変更し、毎時5本運転されるようになる。しかしそれにより日中の準急が毎時3本に変更され、等間隔ではないため準急ユーザーにとっては利便性がかなり悪化した。ただ、当改正により日中の準急は終点まで先着するダイヤになったため、所要時間は短縮された。
2011年のダイヤ改正により、日中は12分間隔での運転になり、さらに日中にふじみ野で準急と急行が接続するパターンが復活した。5本運転されるうちの2本が準急に、残りの3本が普通に接続するようになった。
2013年のダイヤ改正により再び15分間隔の運転に戻され、さらに快速が運転されるようになったため川越市駅以北の快速通過駅では減便となった。また、毎時4本運転されるうちの3本が森林公園駅止まりとなり、小川町駅行きの急行は激減し、森林公園駅発着がメインになった。
2016年度までに地下鉄直通列車の速達化(急行運転)が計画され[66]、2016年のダイヤ改正により、副都心線直通の急行が新設され、急行列車「Fライナー」が日中時間帯30分間隔で運転されるようになった[注 14]。そのため、池袋駅 - 森林公園駅間の毎時2本の急行をFライナーに置き換えた。その補填列車として池袋駅 - 川越市駅間の準急を毎時2本新設、川越市駅止まりだった準急を森林公園駅まで運転区間を延長し、川越市駅で快速との待ち合わせを行うダイヤになった。このダイヤ改正により、和光市駅 - 川越市駅間の急行・快速通過駅と、川越市駅以北の快速通過駅利用者の日中の利便性が向上した。
2019年3月のダイヤ改正で、土休日午前中の上りFライナー3本が小川町駅発となった。
準急
終日設定されている。シンボルカラーは緑■(2013年3月のダイヤ改正までは青■)、で、英文表記は「Semi Express」もしくは「Semi Exp.」である。運行区間は朝夕が全区間、日中が池袋駅 - 川越市駅・森林公園駅間(通過運転区間が池袋駅 - 成増駅間のため地下鉄線直通区間の普通と停車駅に差がなく、有楽町線・副都心線直通の設定はない)。
日中は1時間に4本運転。森林公園駅発着はふじみ野駅で副都心線直通の急行に、川越市駅で快速と緩急接続する。川越市駅発着はふじみ野駅で快速と緩急接続し、和光市駅で副都心線直通の急行に、川越市駅で池袋駅発着の急行と接続する。夕方時間帯に、ふじみ野駅で急行と快速急行(またはTJライナー)の計2本を待ち合わせる列車や平日に志木でTJライナーの通過待ちを行う列車がある
2008年6月13日まで、朝が8 - 10分間隔、日中が15分間隔、夕方が12分間隔、早朝と深夜が5 - 22分間隔だった。また、急行列車の運転時間帯はふじみ野駅で、後発の急行に待避接続するダイヤ設定であったが、翌14日のダイヤ改正以後、日中は1時間に4本から3本に減便されたため、志木駅 - 川越駅間の急行通過駅では減便となった。また、ふじみ野駅での緩急接続もなくなった。
2011年3月のダイヤ改正より、日中はおおむね20分間隔での運転となり、このうち下り列車は、成増駅で急行と緩急接続をする列車・ふじみ野駅で急行と緩急接続をする列車・川越市駅まで先着する列車がそれぞれ1本ずつであり、上り列車は、ふじみ野駅で急行の待ち合わせをする列車が2本・池袋駅まで先着する列車が1本であった。また、平日の夕方ラッシュ時の準急小川町行き4本については、森林公園駅で当駅止まりのTJライナーからの接続を行っていた。
2013年3月のダイヤ改正で、快速列車新設に伴い1時間に2本に減便された。
2016年3月のダイヤ改正からは、池袋駅発着の急行(改正前は1時間に4本)のうち2本が副都心線直通となったため、この2本の急行の代わりに副都心線直通系統と和光市駅で接続する準急を1時間に2本設定した。これにより2008年6月の改正前と同じ1時間に4本となった。また、残りの2本が森林公園駅発着となり、川越市駅 - 東松山駅間の快速通過駅では1時間に2本増便となった。森林公園駅発着系統は川越市駅で快速と緩急接続を行うため、快速通過駅の利便性も向上した。さらに上り川越市始発の初電車が普通から格上げされ、池袋駅への到着が5:29と早くなった(この格上げに伴い、平日は志木駅、土休日は成増駅で始発の普通池袋行きと接続するようになった)。
2019年3月のダイヤ改正で、志木駅始発が設定された(土休日上り2本のみ)。
かつては朝ラッシュ時間帯の上りの準急がときわ台駅に停車していたことがあった。これは当時、当該時間帯において準急と普通が平行運転を行っていたため、準急は途中駅での時間調整が必要であったためである。1983年改正当時の時刻表には「ときわ台に準急はとまりません」の注意喚起があった。
普通
終日設定されている。路線図上のシンボルカラーは黒■で、英文表記は「Local」。池袋駅発着系統と地下鉄直通系統、小川町駅以北の区間運転に分かれる。
- 池袋駅発着
- 日中は1時間に8本(成増駅発着が6本・川越市駅発着が2本)運行されており、池袋駅発基準ではおおむね7 - 8分毎で運転される。朝夕時間帯には志木駅発着が運転されるほか、森林公園駅・小川町駅発着(主に早朝下りと夜間上り)、上福岡駅発着(早朝上りと夜間下りの1往復)、上板橋駅発(早朝上り1本のみ)や、小川町発川越市行き(上り最終列車)、成増および志木発小川町行き(下り始発列車)、小川町駅→森林公園駅間の区間列車がある。
- 池袋駅 - 成増駅間では、速達列車運転時間帯のすべての列車が上板橋駅または中板橋駅で次発の速達列車の通過待ちを行う。ただし、平日朝ラッシュ時の上り列車、夕方以降の一部列車(上下線とも)は一列車につき上板橋駅・中板橋駅の両駅で通過待ちをする。また、日中の川越市駅発着は、成増駅で快速に、ふじみ野駅では急行(池袋発着)と緩急接続を行う。また、TJライナーが発車する直前に池袋駅を発車する普通列車は、中板橋駅でTJライナーと準急もしくは急行の2本の通過待ちを行う。
- 2008年6月13日までは、日中・夜間は7.5分間隔、夕方は6分間隔で、速達列車の通過待ちはほとんど中板橋駅で行われていた。翌14日の改正以後は、日中に上板橋駅にて速達列車の通過待ちを行う列車が設定された。
- 2011年3月のダイヤ改正より、日中も、池袋駅 - 成増駅間で速達列車の通過待ちを行わない列車や、急行と準急の2本を待避する列車が設定された。このため、運転間隔が4 - 13分間隔とばらつきが出た。
- 2013年3月16日のダイヤ改正からは、日中の運転形態が大きく変わり、志木駅発着が消滅し川越市駅発着が設定された。なお、ほとんどの列車の速達列車の通過待ちが上板橋駅で行われるようになったため、成増駅での普通列車・速達列車相互間の乗り換え時間が増加した。
- 2016年3月のダイヤ改正より、上り列車の速達列車の通過待ちを行う駅が全て中板橋駅に変更になったほか、川越市発着の上り列車が成増駅で快速と緩急接続を行うようになった。
- 地下鉄直通列車
- 森林公園駅・川越市駅・志木駅 - 有楽町線新木場駅または、みなとみらい線元町・中華街駅に直通する列車。有楽町線直通列車は全列車が東上本線内で「普通」・有楽町線内で「各停(各駅停車)」として全区間各駅に停車する列車のみが運転され、副都心線直通列車は朝と夕方以降は東上線内各駅停車として運転され、直通先では基本的に時間帯の最速達列車(平日は副都心線内で通勤急行→東横線内で通勤特急、土休日は副都心線内で急行→東横線内で特急)として運転されるが例外もある。志木駅発着および副都心線からの8両編成は2013年ダイヤ改正以降は平日の朝と夕以降に設定されており土休日は設定されていない(副都心線から直通する8両は志木駅で必ず折り返す運用になっている)。地下鉄直通列車は川越市駅、森林公園駅発着でも途中駅で速達列車と接続や通過待ちをせず先着する列車(上り列車は和光市駅まで先着)が準急や池袋発着の普通より多く設定されている。日中時間帯以外だと途中駅で急行、快速急行、川越特急、TJライナーの接続や通過待ちを行う列車がある。また和光市駅において直通列車と速達列車と接続しない列車がある、土休日夕方以降の下り森林公園行きの列車は終点で終電間際を除きTJライナーに乗り換えができる。土休日においては新木場からは森林公園行き最後の2本がそれぞれ小川町接続寄居行き最終、小川町行き(越生線)最終に和光市駅接続の急行に乗り換え、元町・中華街からは21時26分発急行和光市行き(副都心線急行)が小川町接続寄居行き最終(10分後の21時36分発の特急和光市行きは副都心線各停のため東新宿駅での通過待ちを互いにしない)22時06分発特急和光市行きが小川町行き(越生線)最終列車、朝霞 - 川越市間はそれぞれの最終和光市行きからの準急川越市行きの接続は可能(平日でも同様となる)。
- 有楽町線直通
- 日中は新木場駅 - 川越市駅間で1時間に2本(30分間隔)運転。和光市駅(下りは急行から普通列車への乗り換えのみ接続)と川越市駅で急行に接続。ふじみ野駅での緩急接続はなく和光市駅 - 川越市駅を先着する(接続駅の和光市駅や直通先の小竹向原駅での接続もそれぞれ東上線池袋方面及び西武線からの副都心線Fライナーなので基本的には抜かされない)。
- 2008年6月のダイヤ改正で副都心線が開業したことにより、日中の新木場駅 - 川越市駅間は1時間に4本から2本に減便、新線池袋駅 - 志木駅間(1時間に2本)は副都心線渋谷駅発着に置き換えられた。また、有楽町線内の種別に準急が新設されたことにより、有楽町線内「準急」の列車が東上本線(東上本線内は各駅停車)に直通運転していた(平日は有楽町線 → 東上本線の1本のみ、土休日は朝の東上本線 → 有楽町線3本と夕方以降の5往復のみ)。しかし、同年11月のダイヤ改正で有楽町線内「準急」の東上本線直通列車が廃止され、すべて有楽町線内各駅停車に置き換えられた。
- 2011年3月のダイヤ改正では、日中の2008年6月のダイヤ改正による志木駅 - 川越駅間の急行通過駅の減便を補うために、新木場駅 - 川越市駅間の系統を増発し毎時3本で運転されるようになった。このうち、上下1時間に1本はふじみ野駅で急行と緩急接続を行い、下り1時間に1本は志木駅で急行と緩急接続を行っていた。
- 2013年3月16日のダイヤ改正より、日中は1時間に2本(30分間隔)の運転となり、土休日における志木駅発着が消滅した。また、平日朝ラッシュ時に豊洲行きの列車(上りのみ)が新設された。
- 2021年3月13日のダイヤ改正より平日のみ川越市発有楽町線普通池袋行き[注 15] が設定された。新河岸駅・上福岡駅からこれに乗り、ふじみ野駅で快速[注 16] に乗り換えると、和光市駅で川越市発の有楽町線新木場行き最終列車に追い付き乗り換えることができる[注 17][注 18]。それ以外の朝霞駅を除く快速通過駅で、高坂駅・北坂戸駅、鶴ヶ島駅・霞ヶ関駅からは快速の1本前の森林公園発普通池袋行きに乗ることで、また、鶴瀬駅・みずほ台駅・柳瀬川駅からは前述の新木場行き最終列車に乗り遅れたとしても、後発の森林公園発普通池袋行きに乗ることで、それぞれ志木駅で23:31分発快速に接続、和光市駅で当該列車に乗り換えることができる
- 副都心線直通
- 平日は副都心線通勤急行→東横線通勤特急として運転する列車を中心に、土休日は副都心線急行として運転する列車が11本あるうち東横線特急として運転する直通先最速達列車は6本で、残り5本は東横線急行として運転する。特に和光市駅18時18分発直通各停武蔵小杉行き直後の和光市駅始発18時23分発急行元町・中華街行き発車後、和光市始発20時52発まで最速達列車がなくなり、最速達列車は西武線からの列車となる(その時間までの和光市始発を含む急行4本と和光市駅21時40分発の急行は東横線急行、最後の2本は最速達列車となる)。
- 基本的に10両編成なので東横線各駅停車のみの停車駅は途中駅で乗り換えが必須だが平日朝と夕以降に志木駅始発の設定があり、志木始発は8両編成もあり志木駅→元町・中華街駅まで各駅停車となる列車が5本あり、一部は直通先速達列車として運転する(平日における元町・中華街行き最終列車は志木始発である)。
- その他、平日朝の副都心線通勤急行→東横線急行や副都心線通勤急行→東横線特急、森林公園(土休日のみ)・川越市・志木(平日のみ8両編成)始発の副都心線各駅停車→東横線急行の元町・中華街行き、平日志木始発1本(8両編成)、川越市始発1本、土休日川越市始発2本の武蔵小杉行き(東上線からの武蔵小杉行きは全列車副都心線各駅停車→東横線急行)がある。
- 土休日における元町・中華街行きの終電は和光市駅23時4分発、川越市22時28分発武蔵小杉行き(土日における上り直通最終、和光市駅22時55分発)に乗車し渋谷駅もしくは和光市駅(最終)で元町・中華街行きに乗り換え、川越市駅から北からは小川町駅22時1分発急行池袋行き(和光市駅22時58分発)に乗車し和光市駅で最終元町・中華街行きに乗り換え(和光市駅で武蔵小杉行きには乗り換え不可能)。
- 2008年6月14日の副都心線開業時のダイヤでは、日中は渋谷駅 - 志木駅間(副都心線内「各駅停車」)で1時間に2本(おおむね30分間隔)、渋谷駅 - 川越市駅間(副都心線内「急行」)で1時間に2本(おおむね30分間隔)が運転されていた。
- 2010年3月のダイヤ改正までは、原則として志木駅発着は副都心線内「各駅停車」、川越市駅・森林公園駅発着は副都心線内「急行」・「通勤急行」として運転されていたが、この改正以後は、渋谷駅 - 川越市駅・森林公園駅間の全区間を各駅に停車する列車(主にラッシュ時)や、副都心線内「急行」の志木行き(土休日夜)が新設された。
- 2011年3月のダイヤ改正では、渋谷駅 - 志木駅間(副都心線内「各駅停車」)を1時間に1本減便(これに伴い、新木場駅 - 川越市駅間を1時間に1本増発)。さらに、日中の川越市駅発着のうち、下りの毎時1本がふじみ野駅で急行と緩急接続を行い、上りは毎時1本が志木駅で急行と緩急接続を行うようになった。
- 2013年3月16日のダイヤ改正から、東横線・みなとみらい線相互直通運転開始により"渋谷行き"が消滅。また、志木駅発着が大幅に削減され、平日のラッシュ時間帯(朝:上下3本、夕:下り7本・上り6本)のみの運転となった。平日において日中帯の東武鉄道の車両は東横線との直通運用がなかった。
- 2016年3月26日のダイヤ改正以前の副都心線直通列車は、すべて東上本線内「普通」であった。
- 小川町駅 - 寄居駅間
- この区間は全列車ワンマン運転を行っており、日中は1時間に2本(30分間隔)で運転されている。小川町駅では同一ホームで池袋方面の列車(日中は快速)と接続している。
臨時列車
川越まつり号
東武東上線沿線にある観光地川越で、毎年10月に開催される「川越まつり」に合わせて、2018年10月20日・21日に池袋駅 - 川越市駅間で、初めて運転された。停車駅は、下りは池袋駅・川越駅・川越市駅で、上りは快速急行と同じ停車駅である。
過去に存在した種別
特急
フライング東上
1949年から1967年まで、春と秋の行楽シーズンの休日に行楽列車「フライング東上」[注 19] が、池袋駅 - 寄居駅間(秩父鉄道線に直通運転していた時は長瀞駅まで運転)で運行されていた。
この愛称はイギリス国鉄(当時)の「フライング・スコッツマン」にあやかったもので、運行開始当初は無料特急として運行された。
「フライングカー」と呼ばれた専用車両は、深紅の塗装(後に黄色の帯が入れられた)で専用のヘッドマークも用意されたほか、音楽を流す放送装置を備えていたため「ミュージックカー」とも称していた。その後、濃い青に黄色の帯の塗装に変更され、程なく日光線の特急で使用された5310系(デハ10系)を使用した。
1954年に特急料金を導入したが、あまり乗車率は良くなく、1956年頃を境に特急料金は廃止され、無料の乗車座席整理券を配布する方式になった。さらに1962年には伊勢崎線急行増発のために5310系は本線へ異動になり、急行に格下げされた末期は8000系などの通勤形電車での運行となった。
2015年11月28日から、東上線全線開通90周年記念として50090系(10両 51092編成)・8000系(4両 8198編成)のそれぞれ1編成ずつを「フライング東上」専用車両使用当時の濃い青と黄帯のカラーとし、当時のヘッドマークを模したヘッドマークを付けて運行していたが[67]、50090系のリバイバルカラー編成は2019年2月12日から川越特急の運行開始を記念する「池袋・川越アートトレイン」に使用されるため[68] 2019年2月7日をもって終了した。
行楽急行・特急
行楽急行として運行開始されたが、1971年の急行設定に伴い、種別を「特急」に変更した。秩父鉄道線への直通運転は通勤車両による運行となった後も1992年まで行われていた(後述)。また、愛称も付けられ、先頭車の前面にはヘッドマークも掲出されていた。なお台形のヘッドマーク掲出は1979年11月改正から1987年11月の方向幕表示変更までの8年間である。また1979年以前の特急は川越駅は通過駅であった。
特急に種別変更後の運行形態は次の通りである。
- 1971年3月1日改正
- 1977年10月21日改正
- 1979年11月8日改正
- みつみね: 池袋駅 - 三峰口駅 … 秩父鉄道線直通(休日運転)
- ながとろ: 池袋駅 - 上長瀞駅 … 秩父鉄道線直通(同上)
- たまよど: 池袋駅 - 寄居駅(同上)
- むさしの: 池袋駅 → 森林公園駅、寄居駅 → 池袋駅(同上、2往復)
- さだみね: 池袋駅 - 小川町駅(平日運転)
- 停車駅: 池袋駅・志木駅・川越駅・川越市駅・坂戸駅・東松山駅 - 寄居駅間の各駅
- 1983年8月22日改正
- みつみね: 池袋駅 - 小川町 - 三峰口駅 … 秩父鉄道線直通(休日運転)
- ながとろ: 池袋駅 - 小川町 - 上長瀞駅 … 秩父鉄道線直通(同上)
- むさしの: 池袋駅 → 森林公園駅、小川町(森林公園)駅 → 池袋駅(同上、3往復)
- さだみね: 池袋駅 - 小川町駅(平日運転)
- 停車駅: 池袋駅・志木駅・川越駅・川越市駅・坂戸駅・東松山駅 - 寄居駅間の各駅
- この改正より秩父鉄道線直通は小川町で系統分割。池袋 - 小川町間は8両編成、小川町駅から6両編成の連絡列車に乗り換え。連絡列車は種別サボ表示だった。
- 1987年種別幕の使用開始に際し、種別と愛称を併記する方式に変更。
- 1989年10月24日改正で秩父鉄道線直通が復活し、当該列車は小川町 - 寄居間無停車となる。
- 1991年12月9日改正で土曜ダイヤ実施。土曜日の運行形態は下り「むさしの」2本、上り「さだみね」1本。
- 1992年3月29日を以て秩父鉄道直通運転終了。
- 1992年12月1日改正で列車愛称廃止。
- 1998年3月26日改正で志木駅を通過し小川町 - 寄居間の各駅に再停車[33]。
- 2005年3月17日改正より土曜・休日のみの池袋 - 小川町間運転に変更、停車駅に和光市を追加(改正当日は木曜だったため、実際の停車開始は3月19日)。
- 2005年3月17日改正
- 停車駅: 池袋駅・和光市駅・川越駅・川越市駅・坂戸駅・東松山駅 - 小川町駅間の各駅(10両)
- 2008年6月8日をもって特急の運転が終了。
- 2008年6月14日のダイヤ改正により特急の種別が廃止[38]。代わってTJライナー・快速急行を新設。TJライナーはフライング東上以来の有料列車である。
通勤急行
1987年8月25日のダイヤ改正で新設された種別[31]。2016年2月時点で平日の朝ラッシュ時に上り6本(おおむね15分間隔)のみ設定で、1991年 - 1994年までの土曜ダイヤにも設定されていた。英文表記は「Commuter Express」または「Com. Exp.」。シンボルカラーは桜色■または紫■。2008年以降の平日朝ラッシュ時間帯は急行・通勤急行・準急の3種別を運転し、1つの種別への乗客集中を避け、遅れを生じないようにしていた。4本目と5本目が小川町発で、それ以外は森林公園発で運行されていた。停車駅は志木駅以北の各駅および和光市駅・成増駅・池袋駅。なお、急行が停車する朝霞台駅を通過するため、代わりに志木駅で普通列車との接続が行えるようになっていた。2016年3月25日限りで運転を終了し、翌日のダイヤ改正をもって廃止となった。なお廃止後も和光市駅3番線副都心線通勤急行の発車案内や時刻表はいまだに桜色もしくは赤地に白文字の表示のままである(副都心線の通勤急行は2021年現在基本的にオレンジ表示である)。
過去の直通運転
秩父鉄道直通
秩父鉄道秩父本線に直通を開始したのは1949年(昭和24年)4月3日からのことで、当時は準急列車が乗り入れていた。特急「フライング東上」号も長瀞まで直通していた列車もあった。
昭和30 - 40年代には様々な秩父鉄道直通列車が運転され、行楽急行として「みつみね」「ながとろ」「ちちぶ」「うらやま」などの愛称を付けて運転されていた。特急に種別変更後は池袋 - 三峰口間の「ちちぶ」(後の「みつみね」)、池袋 - 長瀞(上長瀞)間の「ながとろ」に集約され、さらに1979年改正で休日ダイヤのみの運転に縮小される。また1983年改正では、小川町で系統分割が行われる。
しかし、西武鉄道の秩父鉄道乗り入れ開始(当時は野上駅まで)に対抗するため、1989年(平成元年)のダイヤ改正から池袋駅 - 秩父鉄道直通が再開された。
再開にあたり、西武鉄道との対抗上それまで東松山駅以北が各駅停車だった停車駅体制が見直され、小川町駅 - 寄居駅間の途中駅が全駅通過運転となった。なお、この2列車は全区間8000系6両編成で運行され、混雑を緩和するために小川町発着の10両編成の急行が数分の間隔で前後に運転された。
そのため、急行の後を追って途中追い抜くことなく運転されたことから、所要時間は急行と大差なかった。また、当時の広報誌『ゆぁ東上』では行楽シーズン時には寄居方に増結を行い森林公園で切り離しを行うことがあると書かれていたが、実際には行われていない。
1989年の池袋駅 - 秩父鉄道直通復活時の停車駅は以下の通り。
- 池袋駅 - 志木駅 - 川越駅 - 川越市駅 - 坂戸駅 - 東松山駅 - 森林公園駅 - 武蔵嵐山駅 - 小川町駅 - 寄居駅 -(波久礼駅)- 長瀞駅 - 上長瀞駅 - 皆野駅 - 秩父駅 - 御花畑駅 - 浦山口駅 - 白久駅 - 三峰口駅
- ※「みつみね」は波久礼駅通過、「ながとろ」は上長瀞駅止まり。
運転時刻は以下の通り。
- みつみね号:池袋駅8:20発 → 三峰口駅10:43着/三峰口駅16:41発 → 池袋駅18:59着
- ながとろ号:池袋駅9:00発 → 上長瀞駅10:48着/上長瀞駅15:10発 → 池袋駅16:59着
しかし、秩父鉄道が東武鉄道と互換性のないATSを導入することになり、特定車両使用の困難さから1992年(平成4年)3月29日をもって秩父鉄道への直通は中止され、「みつみね」と「ながとろ」は愛称名なしの池袋 - 寄居間の特急となった。また、ほぼ同時期に西武鉄道による秩父鉄道乗り入れ列車の運転区間が野上駅から寄居駅に延長されている(その後、2007年(平成19年)3月6日から運転区間が長瀞駅までに短縮されている)。
2007年7月21日に開催された秩父鉄道・東武鉄道合同リレーイベントでは、森林公園から寄居まで「東武リレー号」を、秩父鉄道では寄居 - 三峰口間の往復で「SLパレオエクスプレス」(貸切扱い)をそれぞれ運転し、寄居駅での接続体制を取った。
秩父鉄道を介する本線系統との間の回送運転
東上線は本線系統と直接連絡していないため、旅客列車の秩父鉄道直通運転終了後も、本線系統との間において車両回送を行う場合は、引き続き秩父鉄道を介して運転されている。その牽引用として8000系2両編成3本に秩父鉄道のATSを搭載する措置が取られた。
過去に計画されていた分岐線および接続線
東武西板線
1920年(大正9年)の東武鉄道と東上鉄道の合併を受けて、本線(伊勢崎線など)系統と東上線系統の連絡を図る目的で計画された。1922年(大正11年)に東京府南足立郡西新井村(現・東京都足立区西新井駅) - 東京府北豊島郡上板橋村(現・東京都板橋区上板橋駅)間11.6 kmについて免許申請を行い、1924年(大正13年)に下付されたが、ごく一部の区間が現在の大師線として開業したほかは実現せず、1932年(昭和7年)以降起業廃止された[69][70]。
なお、西板線計画時は本線系統の分岐線と位置づけられていたことから、路線群総称としては本線に属する予定であったため、同線は「東武東上線」の路線群には含まれない。
東武高島平線
1964年(昭和39年)から1972年(昭和47年)にかけて、都市交通審議会答申に基づく形で、埼玉県北足立郡大和町(現・和光市)大和町駅(現・和光市駅) - 東京都板橋区都営地下鉄6号線志村駅(現・都営地下鉄三田線高島平駅)間に、東武鉄道による新線4.8kmを建設し、完成後は同線を経由して東急泉岳寺線・池上線経由で当時の東急田園都市線(2018年現在の東急大井町線)方面との間で相互直通運転を行うことが計画されていた[注 20][注 21]。同路線ははじめ東上支線、1969年(昭和44年)3月の板橋区住居表示実施による高島平の町名発足[71]、および同年8月に行われた都営地下鉄6号線志村駅の「高島平駅」への改称後は「東武高島平線」の仮称で予定されていた[69][72]。
1972年(昭和47年)3月1日運輸大臣に提出された「都市交通審議会答申第15号」にてこの計画は削除され、建設には至らなかったが、東武鉄道が保有していた地方鉄道敷設免許のうち高島平 - (仮称)三園町(みそのちょう)間1.5kmについては1973年(昭和48年)4月に東京都へ譲渡され、都営地下鉄6号線高島平 - 西高島平間として1976年(昭和51年)5月に開通した[72][注 22]。
高島平駅ホームが2面4線構造であることは、高島平線計画の名残である。また、T型ATSを東京都交通局と共同で開発していたという記録も残されている。
使用車両
東武鉄道が保有する地下鉄有楽町線・副都心線乗り入れ兼用車(9000系、9050系、50070系)と地上運用専用車(8000系、10000系、10030系、30000系、50000系、50090系)のほか、直通先の東京地下鉄が保有すると10000系、17000系、東急電鉄が保有する5000系と5050系、横浜高速鉄道が保有するY500系が使用されている。詳細は後節を参照。
編成両数は、池袋 - 小川町間では志木発着の副都心線直通列車の一部に東京地下鉄・東急電鉄・横浜高速鉄道保有の8両編成の運用がある以外は、すべて10両編成で運行されている。小川町 - 寄居間はすべて4両編成である。かつては6両編成の運用も存在したが、2005年3月17日のダイヤ改正で池袋 - 寄居間直通列車が廃止されたことと小川町 - 寄居間ワンマン運転化に伴い消滅している。
かつて、池袋発着の列車にも8両編成列車があったが、2008年6月14日のダイヤ改正で10両編成に統一された[38]。一方、同改正前は東京地下鉄の全編成が10両であったが、改定後は副都心線直通列車に再編成された東京地下鉄7000系および10000系、さらに2013年3月16日のダイヤ改正からは東急5000系・5050系と横浜高速Y500系の8両編成が志木 - 和光市間で運行されるようになったが同ダイヤ改正以降8両編成および志木発着が大幅に縮小し土休日は廃止(8両編成は和光市方面は全列車和光市折り返し=東上線内は和光市の2、3番線以外は来ない)平日も朝と夕方以降の一部のみとなった。
また東横線・みなとみらい線への乗り入れ開始により、東横線と東京メトロ日比谷線との乗換駅である中目黒駅では、東上線からの直通用車両(9000系・9050系・50070系)が伊勢崎線(東武スカイツリーライン)・日光線からの日比谷線直通用車両(70000系)と同一ホームで並ぶ光景が見られるようになった。
現用車両
自社車両
全車両が森林公園検修区所属。
- 8000系
- 9000系・9050系
- 10000型・10030型・10050型
- 東上線系統には10000型が10両単独で10両編成を組む。10030型と10050型には10両・6両・4両の各固定編成があり、10両単独または6両+4両の組み合わせで10両編成を組んでいる。すべて池袋 - 小川町間で運用される。かつて4両+4両や8両固定による8両編成や8両+2両の10両編成、4両・6両・8両固定が単独運用されていた。2008年ダイヤ改正で東上線池袋口の全列車10両編成化に伴い、伊勢崎線系統から2両固定編成を転属させて完全10両化を行ったが、30000系の配置などに伴い2012年からT-DATCへの対応工事をしていない編成が伊勢崎線や野田線へ転属している。
- 30000系
- 50000系
- 50070型
- 50090型
-
東武8000系(更新車)
-
東武9000系(地上線専用車)
-
東武9000系(地下鉄対応車)
-
東武9050系
-
東武10000型
-
東武10030型
-
東武10030型(更新車)
-
東武30000系
-
東武50000型
-
東武50070型
-
東武50090型
乗り入れ車両
- 10000系
- 17000系
- 上記2形式は東京メトロ有楽町線・副都心線からの乗り入れ車両であり、10両編成と8両編成がある。
- 10両編成は有楽町線直通と副都心線直通(主に副都心線内急行・通勤急行)で使用され小川町まで乗り入れる。なお、Yマークの付いたゴールド帯の7000系は有楽町線直通のみで使用された(改造や廃車により現存しない)。
- 8両編成は副都心線直通(副都心線内各駅停車)で使用され、志木まで乗り入れる。
- 東上線のほか、同じく有楽町線・副都心線と相互直通運転を行う西武有楽町線・西武池袋線にも乗り入れており、東上線直通列車の折り返しが西武線直通列車(またはその逆)となる運用もある。
- なお、同社の車両の森林公園までの定期乗り入れは2008年6月のダイヤ改正で朝の上りと夜の下りに設定されたものの、2011年3月のダイヤ改正で消滅した。そして2016年3月のダイヤ改正より再び乗り入れるようになった。定期乗り入れがない間は走行キロ数調整のための精算運転のため臨時に乗り入れるのみであった。2019年3月のダイヤ改正より小川町までの定期乗り入れを開始した。また、西武6000系電車は東京メトロ線を和光市駅まで乗り入れるが、東上線には入線できない。また同様に、東武鉄道の車両が西武線に入線することも不可能である。
- 5000系・5050系
- Y500系(横浜高速鉄道所有車)
-
東京メトロ7000系(ゴールド帯時代)
-
東京メトロ7000系(副都心線対応改造後)
-
東京メトロ10000系
-
東京メトロ17000系
-
東急5050系
-
東急5050系「Shibuya Hikarie号」
過去の車両
当線の開業時から1986年まで使用されていた機関車および貨車は省略している。
自社車両
- 3000系
- 5000系・5050系
- 6000系(団体列車としての運用のみ。本線所属車両が東上線に入線したきわめて珍しい事例)
- 7300系
- 7800系
- モハ5310形・クハ350形(行楽特急「フライング東上」)
-
東武5000系
-
東武6000系
-
東武7300系
-
東武7800系
乗り入れ車両
- 東京メトロ07系 - 東京メトロ有楽町線からの乗り入れ車両。現在は東西線に転用されたため、当路線には入線しない。
- 東京メトロ7000系 - 2022年4月に営業運転終了[79]。
女性専用車
女性専用車 | ||||||||||
← 池袋/新木場/渋谷/元町・中華街 小川町 →
| ||||||||||
10両編成 | ||||||||||
| ||||||||||
8両編成 | ||||||||||
|
以下の列車に女性専用車が設定されている。なお、東上線池袋発着と地下鉄線直通列車では設定時間帯が異なっている。
- 平日朝7:20 - 9:25に池袋駅へ到着する急行・準急列車の進行方向最後尾1号車。実施区間は全区間。普通とTJライナーは未実施。
- 平日初発 - 9:30に和光市駅へ到着する地下鉄・東急線直通の全列車の進行方向最後尾1号車。全区間で実施するが、9:30の時点で一斉に終了する。
データ
路線データ
- 路線距離:75.0 km
- 軌間:1067 mm
- 複線区間:
- 複々線区間:和光市駅 - 志木駅間 5.3 km
- 単線区間:嵐山信号場 - 寄居駅間 14.9 km
- 電化区間: 全線(直流1500 V)
- 最高速度: 105 km/h[1]
- 閉塞方式
- 池袋駅 - 小川町駅間:車内信号閉塞式
- 小川町駅 - 寄居駅間:自動閉塞式
- 保安装置
キロポストは下板橋駅から寄居駅に向かって純粋に数字が増えていく。0キロポスト自体は下板橋留置線にある。下板橋駅から池袋駅方面のキロポストは後から開業したため、マイナス表示になっている。
利用状況
2021年度の朝ラッシュ時最混雑区間は北池袋駅 → 池袋駅間であり、ピーク時(7:40 - 8:40)の混雑率は98%である[80]。
有楽町線が営団成増まで開業した1983年度以降は、成増駅 - 池袋駅間で当路線と競合する形となり、190%を下回った。和光市駅まで延伸開業した1987年度以降は混雑率が180%前後で推移したが、輸送力の増強と輸送人員の減少により、1999年度以降は150%を下回った。副都心線が全線開業した2008年度は、東上線池袋方面の本数を削減した反動で混雑率が146%に上昇したが、輸送人員の減少により2009年度以降は140%程度で推移している。
急行と準急は全体的に混雑率が高い。和光市駅到着時点で後方車両が混雑する傾向があり、池袋駅到着時点で車両位置に関わらず混雑率が高くなる。池袋駅を8:00 - 8:30頃に到着する列車が最も混雑するが、ふじみ野駅で急行に接続しない準急は特に混雑する。一方で、普通列車は全体的に混雑率が低い[81]。
2008年度の一日平均通過人員は池袋駅 - 北池袋駅間が497,425人であり、東上線で最も多い。池袋駅は東上線で最も乗降人員が多い駅であるが、東京メトロ副都心線が開業した2008年度以降は一日平均乗降人員が50万人を下回っている。埼玉県との都県境を跨ぐ成増駅 - 和光市駅間で357,715人まで減少するが、和光市駅を介して有楽町線・副都心線との相互直通運転が行われているため、複々線区間となる和光市駅 - 朝霞駅間は456,731人に増加する。複々線区間の北端にあたる朝霞台駅 - 志木間が430,430人、川越市内の中心市街地にある川越駅 - 川越市駅間で225,543人、若葉駅 - 坂戸駅間で142,453人であり、川越駅より下り方も東京圏の通勤路線として機能している。坂戸駅で越生線と接続するため、坂戸駅 - 北坂戸駅間の一日平均通過人員は102,970人に減少する。
東上線で最も駅間距離が長く、比企丘陵を横断する武蔵嵐山駅 - 小川町間で18,485人まで減少し、池袋駅 - 北池袋駅間の5%未満となる。小川町駅より先は一日平均通過人員が9,000人を下回り、最も一日平均通過人員が少ない玉淀駅 - 寄居駅間が5,443人で、池袋駅 - 北池袋駅間の1%程度となる[82]。
近年の輸送実績を下表に記す。表中、最高値を赤色で、最高値を記録した年度以降の最低値を青色で、最高値を記録した年度以前の最低値を緑色で表記している。
年度 | 最混雑区間(北池袋 → 池袋間)輸送実績[83][84][85][86][87] | 特記事項 | |||
---|---|---|---|---|---|
運転本数:本 | 輸送力:人 | 輸送量:人 | 混雑率:% | ||
1955年(昭和30年) | 16 | 7,313 | 17,700 | 242 | |
1960年(昭和35年) | 24 | 14,796 | 33,784 | 228 | |
1961年(昭和36年) | 26 | 16,800 | 42,203 | 252 | |
1962年(昭和37年) | 26 | 17,940 | 38,766 | 208 | |
1963年(昭和38年) | 25 | 18,460 | 43,500 | 236 | |
1964年(昭和39年) | 25 | 18,738 | 49,175 | 262 | |
1965年(昭和40年) | 25 | 20,180 | 52,807 | 262 | 1965年5月2日、川越市駅 - 坂戸町駅間複線化 |
1966年(昭和41年) | 26 | 21,684 | 53,282 | 246 | |
1967年(昭和42年) | 27 | 23,520 | 55,040 | 234 | 1967年9月9日、坂戸町駅 - 高坂駅間複線化 |
1968年(昭和43年) | 27 | 24,360 | 55,823 | 229 | 1968年9月6日、高坂駅 - 東松山駅間複線化 |
1969年(昭和44年) | 27 | 24,360 | 53,729 | 221 | |
1970年(昭和45年) | 27 | 24,300 | 52,437 | 215 | |
1971年(昭和46年) | 27 | 24,360 | 54,246 | 223 | |
1972年(昭和47年) | 27 | 24,840 | 52,407 | 211 | |
1973年(昭和48年) | 27 | 24,840 | 53,569 | 216 | |
1974年(昭和49年) | 27 | 25,668 | 58,293 | 227 | |
1975年(昭和50年) | 27 | 25,668 | 56,493 | 220 | |
1976年(昭和51年) | 27 | 27,048 | 56,183 | 208 | |
1977年(昭和52年) | 27 | 28,704 | 61,329 | 214 | 1977年10月21日、東松山駅 - 森林公園駅間複線化 |
1978年(昭和53年) | 27 | 30,360 | 59,428 | 196 | |
1979年(昭和54年) | 27 | 32,568 | 59,304 | 182 | |
1980年(昭和55年) | 27 | 32,568 | 61,502 | 189 | |
1981年(昭和56年) | 27 | 33,120 | 62,188 | 188 | |
1982年(昭和57年) | 27 | 33,120 | 63,069 | 190 | |
1983年(昭和58年) | 26 | 32,016 | 57,669 | 180 | 1983年6月24日、有楽町線営団成増駅 - 池袋駅間開業 |
1984年(昭和59年) | 26 | 32,016 | 59,330 | 185 | |
1985年(昭和60年) | 26 | 33,672 | 60,189 | 179 | 1985年9月30日、川越線電化・埼京線との直通運転開始 |
1986年(昭和61年) | 26 | 33,672 | 59,070 | 175 | |
1987年(昭和62年) | 26 | 33,672 | 59,597 | 177 | 1987年8月25日、有楽町線直通運転開始、和光市駅 - 志木駅間複々線化 |
1988年(昭和63年) | 24 | 31,740 | 58,996 | 186 | |
1989年(平成元年) | 25 | 33,396 | 59,629 | 179 | |
1990年(平成 | 2年)25 | 33,396 | 61,228 | 183 | |
1991年(平成 | 3年)26 | 35,052 | 63,520 | 181 | |
1992年(平成 | 4年)26 | 35,052 | 63,775 | 182 | |
1993年(平成 | 5年)27 | 37,260 | 63,369 | 170 | 1993年12月6日、西武新宿線特急「小江戸」運転開始 |
1994年(平成 | 6年)27 | 37,260 | 61,447 | 165 | |
1995年(平成 | 7年)27 | 37,260 | 61,861 | 166 | |
1996年(平成 | 8年)27 | 37,260 | 60,423 | 162 | |
1997年(平成 | 9年)27 | 37,260 | 58,871 | 158 | |
1998年(平成10年) | 27 | 37,260 | 56,357 | 151 | |
1999年(平成11年) | 27 | 37,260 | 55,381 | 149 | |
2000年(平成12年) | 27 | 37,260 | 55,209 | 148 | |
2001年(平成13年) | 27 | 37,260 | 54,831 | 147 | 2002年3月26日、森林公園駅 - 武蔵嵐山駅間複線化 |
2002年(平成14年) | 27 | 37,260 | 53,050 | 142 | |
2003年(平成15年) | 27 | 37,260 | 52,179 | 140 | |
2004年(平成16年) | 27 | 37,260 | 51,630 | 139 | 2005年3月17日、武蔵嵐山駅 - 嵐山信号場間複線化 |
2005年(平成17年) | 27 | 37,260 | 50,817 | 136 | |
2006年(平成18年) | 27 | 37,260 | 50,199 | 135 | |
2007年(平成19年) | 27 | 37,260 | 50,749 | 136 | |
2008年(平成20年) | 24 | 33,120 | 48,261 | 146 | 2008年6月14日、副都心線直通運転開始 |
2009年(平成21年) | 24 | 33,120 | 45,600 | 138 | |
2010年(平成22年) | 24 | 33,120 | 45,179 | 136 | 東日本大震災発生年度 |
2011年(平成23年) | 24 | 33,120 | 44,606 | 135 | |
2012年(平成24年) | 24 | 33,120 | 45,337 | 137 | |
2013年(平成25年) | 24 | 33,120 | 45,394 | 137 | |
2014年(平成26年) | 24 | 33,120 | 45,275 | 137 | |
2015年(平成27年) | 24 | 33,120 | 45,566 | 138 | 2016年3月25日、通勤急行廃止 |
2016年(平成28年) | 24 | 33,120 | 45,559 | 138 | |
2017年(平成29年) | 24 | 33,120 | 45,537 | 137 | |
2018年(平成30年) | 24 | 33,120 | 45,023 | 136 | |
2019年(令和元年) | 24 | 33,120 | 44,728 | 135 | |
2020年(令和 | 2年)24 | 33,120 | 31,035 | 94 | |
2021年(令和 | 3年)24 | 33,120 | 32,481 | 98 |
駅一覧
- 普通列車は全駅に停車する(表中省略)。
- 有楽町線に直通する列車は和光市駅 - 森林公園駅間の各駅に停車。副都心線・東急東横線・みなとみらい線に直通する列車には、東上線内急行(愛称:Fライナー)あるいは快速急行で運転する列車がある。
- 上りTJライナーは、池袋駅以外の停車駅では乗車扱いのみとなり、降車はできない。
- 当線の駅番号(駅ナンバリング)は2012年3月17日導入[88]。2020年10月31日のみなみ寄居駅開業時に男衾駅 - 寄居駅の駅番号を変更した[52]。
- 接続路線の ( ) 内の英数字はその路線での駅番号を表す。
- 凡例
-
- 停車駅 … ●: 停車、▽: 下り列車のみ停車、|・↓: 通過(↓:矢印の方向のみ運転)
- 線路 … ||:複線区間、∧∧:ここより下は複々線、||||:複々線区間、∨∨:ここより下は複線、∨:ここより下は単線、◇・|:単線区間(◇:列車交換可能、|:列車交換不可)
駅番号 | 駅名 | 駅間 営業キロ |
累計 営業キロ |
準急 | 急行 | 快速 | 快速急行 | 川越特急 | TJライナー | 接続路線・備考 | 線路 | 所在地 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
TJ-01 | 池袋駅 | - | 0.0 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道: 埼京線 (JA 12)・ 湘南新宿ライン (JS 21)・ 山手線 (JY 13) 東京地下鉄: 丸ノ内線 (M-25)・ 有楽町線 (Y-09)・ 副都心線 (F-09) 西武鉄道: 池袋線 (SI01) |
|| | 東京都 | 豊島区 | |
TJ-02 | 北池袋駅 | 1.2 | 1.2 | | | | | | | | | | | | | || | ||||
TJ-03 | 下板橋駅 | 0.8 | 2.0 | | | | | | | | | | | | | || | ||||
TJ-04 | 大山駅 | 1.0 | 3.0 | | | | | | | | | | | | | || | 板橋区 | |||
TJ-05 | 中板橋駅 | 1.0 | 4.0 | | | | | | | | | | | | | || | ||||
TJ-06 | ときわ台駅 | 0.7 | 4.7 | | | | | | | | | | | | | || | ||||
TJ-07 | 上板橋駅 | 1.3 | 6.0 | | | | | | | | | | | | | || | ||||
TJ-08 | 東武練馬駅 (大東文化大学前) |
1.4 | 7.4 | | | | | | | | | | | | | || | ||||
TJ-09 | 下赤塚駅 | 1.5 | 8.9 | | | | | | | | | | | | | || | ||||
TJ-10 | 成増駅 | 1.5 | 10.4 | ● | ● | ● | | | | | | | || | ||||
直通運転区間 | 有楽町線 新木場駅まで 副都心線 渋谷駅・ 東急東横線 横浜駅経由、 みなとみらい線 元町・中華街駅まで (副都心線内では急行・通勤急行、東横線・みなとみらい線内では特急・通勤特急・急行となる列車もある) | |||||||||||||
TJ-11 | 和光市駅 | 2.1 | 12.5 | ● | ● | ● | ● | | | | | 東京地下鉄: 有楽町線 (Y-01)・ 副都心線 (F-01) (両線とも川越市・森林公園方面から直通運転:上記参照) |
∧∧ | 埼玉県 | 和光市 | |
TJ-12 | 朝霞駅 | 1.5 | 14.0 | ● | | | | | | | | | | | |||| | 朝霞市 | |||
TJ-13 | 朝霞台駅 | 2.4 | 16.4 | ● | ● | ● | | | ● | | | 東日本旅客鉄道: 武蔵野線(北朝霞駅:JM 28) | |||| | |||
TJ-14 | 志木駅 | 1.4 | 17.8 | ● | ● | ● | ● | | | | | ∨∨ | 新座市 | |||
TJ-15 | 柳瀬川駅 | 1.5 | 19.3 | ● | | | | | | | | | | | || | 志木市 | |||
TJ-16 | みずほ台駅 | 1.3 | 20.6 | ● | | | | | | | | | | | || | 富士見市 | |||
TJ-17 | 鶴瀬駅 | 1.4 | 22.0 | ● | | | | | | | | | | | || | ||||
TJ-18 | ふじみ野駅 (文京学院大学前) |
2.2 | 24.2 | ● | ● | ● | | | | | ● | || | ||||
TJ-19 | 上福岡駅 | 1.7 | 25.9 | ● | | | | | | | | | | | || | ふじみ野市 | |||
TJ-20 | 新河岸駅 | 2.4 | 28.3 | ● | | | | | | | | | | | || | 川越市 | |||
TJ-21 | 川越駅 | 2.2 | 30.5 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 東日本旅客鉄道:■■川越線 | || | |||
TJ-22 | 川越市駅 | 0.9 | 31.4 | ● | ● | ● | ● | ● | ▽ | 西武鉄道: 新宿線(本川越駅:SS29)(徒歩連絡)[* 1] | || | |||
TJ-23 | 霞ヶ関駅 (東京国際大学前) |
3.4 | 34.8 | ● | ● | | | | | | | | | || | ||||
TJ-24 | 鶴ヶ島駅 | 2.2 | 37.0 | ● | ● | | | | | | | | | || | 鶴ヶ島市 | |||
TJ-25 | 若葉駅 | 1.9 | 38.9 | ● | ● | ● | | | | | | | || | 坂戸市 | |||
TJ-26 | 坂戸駅 | 1.7 | 40.6 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | 東武鉄道: 越生線 | || | |||
TJ-27 | 北坂戸駅 | 2.1 | 42.7 | ● | ● | | | | | | | | | || | ||||
TJ-28 | 高坂駅 (大東文化大学 東松山キャンパス前) |
3.5 | 46.2 | ● | ● | | | | | | | | | || | 東松山市 | |||
TJ-29 | 東松山駅 | 3.7 | 49.9 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | || | ||||
TJ-30 | 森林公園駅 | 2.7 | 52.6 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | || | 比企郡 | 滑川町 | ||
TJ-31 | つきのわ駅 | 2.8 | 55.4 | ● | ● | ● | ● | ● | ▽ | || | ||||
TJ-32 | 武蔵嵐山駅 | 1.7 | 57.1 | ● | ● | ● | ● | ● | ▽ | || | ||||
(嵐山信号場) | - | 60.1 | | | | | | | | | | | ↓ | 営業キロは概算 | ∨ | ||||
TJ-33 | 小川町駅 | 7.0 | 64.1 | ● | ● | ● | ● | ● | ▽ | 東日本旅客鉄道:■八高線 | ◇ | |||
TJ-34 | 東武竹沢駅 | 3.0 | 67.1 | ◇ | ||||||||||
TJ-35 | みなみ寄居駅 〈ホンダ寄居前〉 |
1.8 | 68.9 | | | 大里郡 寄居町 | |||||||||
TJ-36 | 男衾駅 | 1.9 | 70.8 | ◇ | ||||||||||
TJ-37 | 鉢形駅 | 2.7 | 73.5 | ◇ | ||||||||||
TJ-38 | 玉淀駅 | 0.9 | 74.4 | | | ||||||||||
TJ-39 | 寄居駅 | 0.6 | 75.0 | 秩父鉄道:秩父本線 (CR20) 東日本旅客鉄道:■八高線 |
◇ |
- ^ 公式な乗換駅として案内されていないが、駅改札口に本川越駅までの地図が掲出されている。
待避可能な途中駅
すべて両方向の列車の待避が可能である。
留置線のある駅
- 下板橋駅 - 閑散時の車両留置に使用。7本存在する。
- 上板橋駅 - 10両編成まで対応。以前は8両編成対応であったが、2008年6月のダイヤ改正で池袋発着のすべての列車が10両編成化されたため、10両編成対応に改良された。引き上げ線として1本存在する。
- 成増駅 - 引き上げ線として1本存在する。
- 志木駅 - 駅の1番線横に2本、引き上げ線として4本の計6本存在する。
- 上福岡駅 - 乗り入れ計画があった都営地下鉄三田線の折り返し線として使用する計画もあった。引き上げ線として1本存在する。また、2番線横にも1本存在したが入線することができず、2010年3月頃に撤去された。
- 川越市駅 - 元川越電車区、現川越工場を併設。駅の1番線横に2本、引き上げ線として2本の計4本存在する。なお、他に工場内の留置線も存在する。
- 坂戸駅(現在は越生線車両が留置され、東上本線用としては原則使われない)
- 高坂駅 - 主に川越工場出場車の試運転の折り返しに使われる。かつては貨物列車の運転停車にも使われたが、貨物廃止後に行われた駅舎改築時に大規模な構内の配線替えが行われたため、当時の配線はプラットホームを含め現在とは全く異なる。駅のホームを挟む形で2本存在する。
- 森林公園駅 - 森林公園検修区を併設。
- 小川町駅 - 駅の4番線横に1本、引き上げ線1本の計2本存在する。駅の横の線路は主に回送列車が使用する。有楽町線・副都心線直通列車は当駅が始発・終着駅である。
- 寄居駅 - 秩父鉄道経由で新車の受け渡し、転入出車、東武鉄道南栗橋工場入出場車の受け渡しなどが行われる。波久礼方に引き上げ線として1本、2番線横に1本存在する。他にも秩父鉄道との間に数本線路が存在するが、現在は使用されていない。
- 過去には池袋駅にも留置線が存在した。同駅5番(現在の1番)ホームから南(目白駅方向)に、山手線に沿って敷設されていて、引き上げ線として利用されていた。メトロポリタンプラザビル建設着工時に撤去された。
廃駅・廃信号場
- 西山信号所(現・池袋 - 北池袋間、1947年5月1日 - 1964年9月14日)
- 金井窪駅(現・下板橋 - 大山間、1931年9月27日 - 1945年4月15日)
- 水谷信号所(現・みずほ台駅、1927年2月1日 - 1938年6月1日)
- みずほ台信号所(現・みずほ台駅、1951年9月1日 - 1954年6月26日)
- ききょう原信号所(現・ふじみ野駅、1951年9月1日 - 1954年3月1日)
- 田面沢駅(現・川越市 - 霞ヶ関間、1914年5月1日 - 1916年10月27日)
- 入間川水泳場駅(現・川越市 - 霞ヶ関間、1920年7月11日 - 1951年8月20日、夏季のみの臨時駅)
過去の接続路線
- 東武啓志線:上板橋 - 練馬倉庫 - 啓志(グラントハイツ)間 6.3 km
- 日本が太平洋戦争に敗れ、米軍を中心とした連合国軍の占領下に置かれたことを受け、米軍は関係者とその家族を居住させる住宅地を接収地に建設した。その住民の交通の便を図るため、上板橋からグラントハイツ(現在の光が丘)に向けて建設された路線。「啓志」という名称は当時のグラントハイツ建設工事責任者のケーシー中尉の名から取られた。グラントハイツは東武練馬駅が最寄りであったが、敗戦前に上板橋から東京第一陸軍造兵廠練馬倉庫(現在の陸上自衛隊練馬駐屯地)付近まで既に敷設されていた引き込み線の延長で対応したため、上板橋駅が起点となった。1959年(昭和34年)7月に廃止され[69]、1960年代に線路設備が撤去された。上板橋駅付近の廃線跡には、東武鉄道が1972年(昭和47年)に分譲マンションを建設している[89]。
- 埼玉県営鉄道霞ヶ関砂利線:的場(現・霞ヶ関)- 入間川[注 24] 間 2.4 km
- 東武高坂構外側線(日本セメント東松山専用鉄道高本線・秩父鉱業東松山鉱業所専用線):高坂 - 葛袋 - 高本間 5.5 km
- 東武根古屋線:小川町 - 大河 - 槻川 - 根古屋間 4.3 km
周遊券
東上線では下記の周遊券を発売している。
このほか、東上線サイクリングクーポンを2015年12月まで、日光・鬼怒川リレーきっぷ・東上東急線トライアングルチケットを2019年9月まで発売していた。
エピソード
東上線の現業部門
かつて、東上線を担当する現業部門として、本社鉄道事業本部の直下に「東上業務部」が置かれていた。東上業務部は営業・運転・運行管理などの部署と駅務・乗務員を持ち、車両・施設系(保線・工務・電気)を除く現業部門は本線のそれとは別個の組織となっていた。その背景は、元々別会社(本線系統が本社で、東上線は東上鉄道)が建設した路線であり、特に、東上線は東武鉄道内で唯一山手線と池袋というターミナルで接続する路線であることで、否応にも「他者」の目を強く意識し「普通の鉄道」として振舞わなければならないことが挙げられる[92]。また、組織上東上業務部と本線の部署とは、業務をする場所が離れていることもあり人事交流がほとんどなく、営業や接客面について本社は東上業務部に対して不干渉で、そのため、東上線ではまるで別会社であるかのような独立色を強く打ち出せた[92]。一例としては、本線系統の優等列車愛称が単純化された1970年代以降においても、東上線の休日の行楽特急の愛称はバラエティーに富んでいて、森林公園・小川町・寄居方面行きの「むさしの」・「さだみね」・「たまよど」、秩父鉄道に乗り入れていた「ながとろ」・「みつみね」、越生行きでは「くろやま」・「第1かまきた」など、列車ごとに愛称が付けられていた。また記事冒頭に掲出した「東武東上線」のエンブレムを作成したのも東上業務部であった[92]。一方、東上線内で東上業務部が管轄しない施設には森林公園検修区(本社車両部所属)[93]、川越工場(現・廃止、かつては車両部南栗橋車両管理区の管轄下)[93]、川越工務管理所、川越電気管理所(両者とも本社施設部)[94]、診療所川越分院(本社人事部所属)[94]があり、東上線自体が本社から独立した存在というわけでもなかった。
2015年7月1日付で東武鉄道社内の業務組織一部改正に伴い、東上業務部は廃止され、運行管理部門については、本線系統と同じ鉄道事業本部の直下の運輸部内の東上運行管理所に移管、営業関連部門については、本社鉄道事業本部営業部に輸送企画課、営業推進課、お客様サービス課およびエリア別に支社を新たに新設、その新設支社の1つである東上営業支社に移管された[44]。なお、同時に本線系統でも、スカイツリーライン営業支社、アーバンパークライン営業支社、北関東営業支社が新設・移管されている[44]。2021年6月23日時点で、本社鉄道事業本部の営業関連部門は、営業統括部の直下に営業部があり、その傘下に東上営業支社や本線系統の支社がある組織になっていたが[94]、2022年4月1日付で東上営業支社を含む営業支社は廃止された[95]。
東日本大震災直後の対応
2011年3月11日の発生当日は、即日で運行停止を決め、駅のシャッターを閉めた[注 25]。なお西武池袋線、都営三田線は共に同3月11日21時過ぎに運転を再開し、他の私鉄も深夜には運転を再開した。
東上線は翌3月12日の朝5時54分に池袋駅 - ふじみ野駅間で運行を再開した[97]。同日7時までに全線で運行を再開した[98]。
東日本台風直後の対応
2019年10月12日、東日本台風(台風19号)接近に備え、13時から全線を運休。翌10月13日の6時30分に池袋駅 - 川越市駅間、8時に川越市駅 - 坂戸駅間、8時5分に森林公園駅 - 小川町駅間、8時23分に小川町駅 - 寄居駅間、16時49分に坂戸駅 - 森林公園駅間の運転を再開した[99]。
今後の予定
ホームドアの整備
2018年度の設備投資計画によれば、ホームドアを2020年度末までに池袋駅(5番ホームは固定柵)・和光市駅・朝霞駅・志木駅・川越駅、2021年度以降に北池袋 - 成増間各駅・朝霞台駅・ふじみ野駅・上福岡駅に整備する予定としている[100]。
連続立体交差事業
当線において、板橋区内の区間を立体化する計画が存在する。この事業は、道路と鉄道を連続的に立体交差化することで交通渋滞や踏切事故、鉄道による地域の分断を解消し、街の一体化を確保する[101] 目的で行われる。
2019年現在、板橋区の大山駅付近(大山金井町・山手通り交差地点付近 - 大山駅 - 仲町)約1.6 kmについて、立体化される都市計画道路補助第26号線とともに連続立体交差事業(鉄道高架化)の事業化を行う計画が進められている[102]。構造形式は高架式(かさ上式)および地表式で、高架化後も大山駅は相対式ホーム2面2線となる予定[102]。本事業に伴い、対象区間に存在する踏切8ヶ所が撤去される[102]。事業主体は東京都で、2021年度に都市計画事業の認可を取得し、2030年度の完了を想定している[103]。
「東京都踏切対策基本方針」 [104] において、ときわ台駅 - 上板橋駅付近間を高架化する計画が「鉄道立体化の検討対象区間」に位置づけられている。この区間は板橋区が「大山駅付近」の事業の進捗状況を見極めながら、さらに都市計画道路補助第86号線及び第244号線の整備計画と同時に調査するとしている[105]。
池袋駅拡張計画
東武池袋駅では、2017年に発表された東武鉄道の中期経営計画で、西口の再開発事業と併せて3面3線から2面4線への拡張が計画されている[106]。
相鉄線直通運転
東武鉄道より、2023年3月に開業する相鉄新横浜線・東急新横浜線との相互直通運転を行うことが発表された[60]。また2022年度~2024年度における中期計画において東急新横浜線および相鉄線との直通運転の開始による新たな移動需要の創出の記述がある[107]
脚注
注釈
- ^ Tobu toJo。路線名に由来する。
- ^ 朝晩には東武東上線を「急行」より停車駅の少ない「快速急行」で運行される系統が存在する(2016年3月26日運行開始)が、これは「Fライナー」とは呼称されないため、厳密には「最速達種別」ではない。
- ^ 但し、これは東武鉄道管内での事であって、秩父鉄道秩父本線や直通先の東京メトロ副都心線・日比谷線と東急東横線、中目黒駅構内を介す形では、東武鉄道の本線系統と物理的に繋がっており、秩父鉄道秩父本線は両系統間の車両回送に使われている。
- ^ 東京市小石川区小石川大塚辻町は1911年に「大塚辻町」と改称されており、現在は文京区大塚四・五丁目である。現在の南大塚の範囲内となる東京市成立前の小石川区小石川大塚辻町飛地は1889年の巣鴨町施行を持って巣鴨町へ編入され「大字大塚辻町」に改称されている。
- ^ 『東武鉄道百年史』によれば、巣鴨から大塚辻町への変更は、既に東京市電の路線が大塚辻町まで完成したためと記されている。
- ^ 高崎 - 渋川間および大塚辻町 - 下板橋間については合併前の1920年6月1日に免許が失効している。
- ^ これは東武鉄道が行った数ある合併の中で唯一の対等合併であった。
- ^ 曲名は『passenger』である。
- ^ 当初は2012年までの導入が予定されていたが、2、3年延期された。
- ^ 先行する準急が外側線を走っているための措置。そのために内側線で朝霞駅を通過する光景が見られる。
- ^ 同様の例は他に西武新宿線の拝島快速、近鉄大阪線の区間快速急行が存在した。
- ^ ただし、2011年3月のダイヤ改正で副都心線直通の志木駅発着の列車を有楽町線直通の川越市駅発着の列車にシフトする形でこの区間は毎時1本増発されている。
- ^ 東上線側からは東上線→副都心線→東横線全線急行、東上線急行→副都心線通勤急行→東横線通勤特急、東上線急行→副都心線各駅停車→東横線急行となるそれぞれ1本ずつ。このうち森林公園駅14:39発のみ、終点の元町・中華街駅まで全区間急行運転となる(Fライナーは名乗らない)[1]。また、副都心線から和光市駅8時台に急行列車として運転する列車が存在する。
- ^ それと同時に、日中の副都心線直通列車の東武所属車両の運用も開始した。
- ^ ダイヤ改正以前の川越市発新木場行きが短縮になったもの。
- ^ この快速は上記の最終TJライナー送り込みの快速と同じ列車。
- ^ この場合、新河岸23時18分発→上福岡23時21分発→ふじみ野接続23時25分発快速→和光市23時40発新木場行きに接続する。
- ^ なお、最終新木場行きは和光市駅で5分ほど停車する。
- ^ 1956年の広告には「特急フライング・トージョー号」と記されている。これは、近刊雑誌では2007年12月刊行の「鉄道ピクトリアル」臨時増刊号(第799号)のP148や、「鉄道ファン」2008年9月号に掲載されている。
- ^ 1962年(昭和37年)6月運輸大臣提出の「都市交通審議会答申第6号」に盛り込まれていた、東京6号線大和町駅(やまとちょう。東京都板橋区。現・板橋本町駅) - 上板橋駅間の建設計画を、1964年(昭和39年)1月に、志村駅 - 大和町駅(やまとまち。埼玉県北足立郡大和町。現・和光市駅)間の建設計画に変更したことによる。この内容は1968年(昭和43年)4月運輸大臣提出の「都市交通審議会答申第10号」に記されている。
- ^ 東急電鉄は1965年(昭和40年)1月に、都営6号線相互乗り入れ計画の撤回を都交通局に通知して、泉岳寺線の地方鉄道敷設免許も1968年(昭和43年)に失効した。以後は都営6号線と東武東上本線の2路線相互乗り入れに計画が変更された。
- ^ 「三田線」への改称は1978年(昭和53年)7月に行われた。
- ^ 第1編成は前面に非常口が無いため地下鉄乗り入れはできない。
- ^ 西武鉄道新宿線の入間川駅(現・狭山市駅)とは異なる。
- ^ JR東日本も同様にシャッターを閉めたが、JR東日本の清野社長はその後、石原都知事に謝罪した[96]。
出典
- ^ a b 杉崎行恭『山手線 ウグイス色の電車今昔50年』(JTBパブリッシング、2013年)p.165
- ^ a b 「東上本線」『鉄道ピクトリアル2008年1月臨時増刊号【特集】東武鉄道』、電気車研究会、2008年1月10日、174 - 175頁。
- ^ a b c d “路線概要”. 東武鉄道公式サイト. 東武鉄道. 2021年9月19日閲覧。
- ^ “東武東上線|東武鉄道公式サイト”. www.tobu.co.jp. 2022年6月30日閲覧。
- ^ 国土交通省鉄道局(監修)「東武鉄道株式会社」『鉄道要覧』 各年度、電気車研究会・鉄道図書刊行会、東上本線掲載頁頁。
- ^ 東武鉄道㈱運輸部運転課・東上業務部運転課「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル2008年1月臨時増刊号【特集】東武鉄道』、電気車研究会、2008年1月10日、38頁。
- ^ 東武鉄道㈱運輸部運転課・東上業務部運転課「輸送と運転 近年の動向」『鉄道ピクトリアル2008年1月臨時増刊号【特集】東武鉄道』、電気車研究会、2008年1月10日、36 - 38頁。
- ^ a b c d e f 『日本全国諸会社役員録. 第28回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 明治36年12月18日却下『鉄道局年報. 明治36年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「仮免許状下付」『官報』1908年10月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「私設鉄道本免許状下付」『官報』1912年11月20日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1912年12月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1914年4月22日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「私設鉄道及軽便鉄道運輸」『官報』1914年5月6日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『鉄道院年報. 大正3年度』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「軽便鉄道旅客運輸廃止」『官報』1916年3月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「私設鉄道運輸開始」「軽便鉄道免許状返納」『官報』1916年11月2日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 「軽便鉄道指定」『官報』1918年3月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b “東武鉄道ホームページ「会社の沿革 大正元年~15年」”. 東武鉄道株式会社. 2018年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年8月30日閲覧。
- ^ 『日本全国諸会社役員録。 第21回』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 『官報』では高階駅は当初から「新河岸」「私設鉄道停車場使用開始」『官報』1914年6月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)。
- ^ 「私設鉄道簡易停車場設置」『官報』1915年4月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道免許一部取消」『官報』1920年6月3日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1923年10月5日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1923年11月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道免許状下付」『官報』1924年5月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道免許一部取消」『官報』1924年5月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年7月18日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b 『地方鉄道及軌道一覧。 昭和15年11月1日現在』(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ 「鉄道起業廃止許可」『官報』1932年7月26日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ^ a b c d 『鉄道ジャーナル』第21巻第13号、鉄道ジャーナル社、1987年11月、96頁。
- ^ a b c d e 「東武東上線 来月15日ダイヤ改正」『交通新聞』交通新聞社、1993年10月14日。
- ^ a b c d 「3月26日 東武東上線ダイヤ改正 朝霞台に急行停車」『交通新聞』交通新聞社、1998年2月17日、3面。
- ^ "平成14年3月26日(火) 東上線でダイヤ改正を実施 森林公園駅~武蔵嵐山駅間に新駅「つきのわ駅」が誕生 森林公園駅~武蔵嵐山駅間の複線化が完成し同区間の列車を増発 「つきのわ駅」駅前で建売分譲住宅「FRANCA/フランサ」を新発売" (Press release). 東武鉄道. 14 December 2001. 2002年4月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月27日閲覧。
- ^ 「RAILWAY TOPICS」『鉄道ジャーナル』第36巻第4号、鉄道ジャーナル社、2002年4月1日、99頁。
- ^ a b c d e f 平成17年3月17日(木)東上線ダイヤ改正 (PDF) (東武鉄道ニューリリース・インターネットアーカイブ・2005年時点の版)
- ^ a b c 「副都心線開業に合わせ 新列車の出発式/東武と西武」『交通新聞』交通新聞社、2008年6月18日、3面。
- ^ a b c d e f g h 「新・東上線」新登場!6月14日(土)東上線ダイヤ改正 (PDF) (東武鉄道ニューリリース・インターネットアーカイブ・2011年時点の版)。
- ^ a b c 3月5日(土)東上線でダイヤ改正を実施(東武鉄道ニュースリリース・インターネットアーカイブ・2012年時点の版)。
- ^ a b "3月16日(土)東武東上線でダイヤ改正を実施!" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 22 January 2013. 2013年2月28日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年5月19日閲覧。
- ^ "東上線開業100周年記念イベントを実施します!" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 21 January 2014. 2014年4月18日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月19日閲覧。
- ^ a b "東上線で新運転保安システムATCを使用開始します" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 24 December 2014. 2015年5月1日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月19日閲覧。
- ^ a b c "2015年度第2四半期決算説明会プレゼンテーション資料" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 12 November 2015. p. 19. 2017年4月11日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月19日閲覧。
- ^ a b c "業務組織の一部改正及び人事異動のお知らせ" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 26 June 2015. 2018年10月5日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月4日閲覧。
- ^ “東武鉄道東上本線で副駅名称が導入される”. railf.jp. 2016年1月28日閲覧。
- ^ a b c d "3月26日(土)東武東上線でダイヤ改正を実施!" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 9 February 2016. 2016年2月21日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月19日閲覧。
- ^ “東武東上線、出発直後に脱線か、枕木に接触痕200メートルメートル”. 産経新聞(産経ニュース) (産経新聞社). オリジナルの2016年5月18日時点におけるアーカイブ。 2016年5月21日閲覧。
- ^ “平成28年5月18日に東武鉄道株式会社 東上本線で発生した列車脱線事故”. 運輸安全委員会 (2016年5月18日). 2016年5月20日閲覧。
- ^ “東武東上線始発から通常運行 脱線車両を撤去、線路修復”. 産経新聞(産経ニュース) (産経新聞社). オリジナルの2016年5月19日時点におけるアーカイブ。 2016年5月20日閲覧。
- ^ "3月16日(土)東武東上線でダイヤ改正を実施!" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 29 January 2019. 2019年1月30日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月19日閲覧。
- ^ a b 2019年3月16日(土) 東武東上線ダイヤ改正 東上線に新種別「川越特急」が誕生します (PDF) - 東武鉄道、2019年1月17日
- ^ a b "東上線 新駅の駅名を「みなみ寄居<ホンダ寄居前>」とし、 開業日を2020年10月31日に決定しました!" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 23 December 2019. 2019年12月23日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2019年12月25日閲覧。
- ^ "終電付近の一部列車運転取りやめについて" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 13 January 2021. 2021年1月13日閲覧。
- ^ "2021年3月13日(土)にダイヤ改正を実施します" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 26 January 2021. 2021年1月27日閲覧。
- ^ 大好評!東武50090型で運んだ野菜を池袋駅で販売 食品ロス削減に貢献する「TABETE レスキュー直売所」3月末まで 鉄道チャンネル(2021年3月19日)2021年5月18日閲覧
- ^ “東武鉄道が企業むけ有料手回り品料金制度を導入、乗車区間の小児運賃相当額”. 鉄道チャンネル. 2022年3月12日閲覧。
- ^ “JA直売所で余ってしまった農産物を東武東上線で輸送し池袋駅で販売! 産官学連携で食品ロス削減を目指す「TABETEレスキュー直売所」が2021年8月2日から本格運用へ。同日、関係5者の協定締結式を開催”. PR TIMES. 2022年3月12日閲覧。
- ^ "東武鉄道東上本線の連続立体交差事業に着手します 大山駅付近の8箇所の踏切を除却します" (Press release). 東京都建設局. 20 December 2021. 2021年12月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年12月20日閲覧。
- ^ “3月12日以降の東上線の平日における一部列車の行先と時間変更について”. 東武鉄道 (2022年2月10日). 2022年2月11日閲覧。
- ^ a b “2023年3月(予定)相鉄新横浜線・東急新横浜線開業!鉄道がもっと便利になります ~神奈川県央地域及び横浜市西部から東京・埼玉に至る広域的な鉄道ネットワークの形成~” (2022年1月27日). 2022年1月28日閲覧。
- ^ “3月12日以降の東上線の平日における一部列車の行先と時間変更について”. 東武鉄道 (2022年2月10日). 2022年2月11日閲覧。
- ^ “和光市駅時刻表”. 20220304閲覧。
- ^ a b c TJライナー料金 - 東武鉄道、2019年10月10日閲覧
- ^ "3月16日(土)、東武東上線 ダイヤ改正にあわせ、川越駅・川越市駅の発車メロディが、菅野 祐悟氏の作品に変わります! 〜「川越特急」の車内チャイムも同氏が作曲します〜" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 15 February 2019. 2020年5月1日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月19日閲覧。
- ^ 急行の愛称は「Fライナー」 東武東上線や西武線から横浜方面へ直行 『埼玉新聞』(2016年1月4日配信)2021年5月18日閲覧
- ^ "「東武グループ中期経営計画 2014 ~ 2016」の策定について" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 30 April 2014. 2014年12月19日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月19日閲覧。
- ^ 東武東上線「フライング東上号」リバイバルカラー車両2編成公開! - マイナビニュース、2015年11月24日
- ^ 【東武】〈ありがとうブルーバード号〉運転 - 鉄道ホビダス RMニュース、2019年2月4日
- ^ a b c 『東武鉄道百年史』東武鉄道、1998年
- ^ 『わが街・いまむかし 板橋区政50周年記念誌』板橋区、1982年
- ^ “板橋区ホームページ「住居表示実施証明書」”. 板橋区. 2018年8月30日閲覧。
- ^ a b 『トラム(路面電車)とメトロ(地下鉄)』、新宿区立新宿歴史博物館・板橋区立郷土資料館、1998年、61-63頁
- ^ 東武鉄道8000系、ATC導入で東上線池袋~小川町間から引退! 1/17に最終運行 マイナビニュース 2014年12月25日、2015年1月18日閲覧。
- ^ 私鉄車両編成表2015 交通新聞社
- ^ 東武30000系,東上線での営業運転を開始 - 交友社『鉄道ファン』railf.jp鉄道ニュース 2011年6月14日
- ^ 交通新聞社「鉄道ダイヤ情報」2012年4月号私鉄車両のうごき記事参照。
- ^ 交友社「鉄道ファン」2006年1月号「CAR INFO」記事参照。
- ^ 東急5050系4000番台が東武東上線・地下鉄有楽町線で営業運転開始 - 鉄道ファン・2012年9月11日
- ^ "ありがとう!7000系 東京メトロスタンプラリー実施&オリジナル24時間券を発売します!" (Press release). 東京地下鉄. 19 May 2022. 2022年5月20日閲覧。
- ^ “最混雑区間における混雑率(令和3年度)” (PDF). 国土交通省. p. 4 (2022年7月24日). 2021年8月21日閲覧。
- ^ “朝の混雑ピーク時間帯を避けた通勤・通学にご協力お願いいたします” (PDF). 東武鉄道. p. 2,3. 2017年10月2日閲覧。
- ^ “東武鉄道 平成20年度1日平均乗降人員・通過人員” (PDF). 関東交通広告協議会. 2019年6月29日閲覧。
- ^ 「都市交通年報」各年度版
- ^ 公共交通関係データ集 - 埼玉県
- ^ 民鉄線のラッシュ1時間当り旅客輸送状況 (PDF) - 埼玉県
- ^ 路線整備の意義・必要性等の整理 (PDF) - 埼玉県
- ^ “地域の復権―東京一極集中を越えて(昭和62年9月)”. 神奈川県 (1987年9月). 2015年1月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年5月10日閲覧。
- ^ "「東武スカイツリーライン」誕生! 伊勢崎線 浅草・押上 ⇔ 東武動物公園間に路線愛称名を導入 〜 あわせて駅ナンバリングを導入し、よりわかりやすくご案内します 〜" (PDF) (Press release). 東武鉄道. 9 February 2012. 2012年8月6日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2021年9月19日閲覧。
- ^ “東武鉄道ポータルサイト/会社の沿革/昭和41年~63年”. 東武鉄道株式会社. 2018年8月31日閲覧。
- ^ 山本智之「ふる里で走っていた砂利運びの小さな鉄道 埼玉県営鉄道をめぐって」、中川浩一「埼玉県営鉄道で見かけた2両の蒸気機関車」(交友社『鉄道ファン』2004年8月号 No.520 pp.143 - 149)
- ^ 関越自動車道 鶴ヶ島JCT〜松山IC間夜間通行止め(2夜間)のお知らせ、別紙2 工事概要 (PDF) - 東日本高速道路、2013年5月9日
- ^ a b c 上田康晴「78系・8000系時代に見る伊勢崎線と東上線-本線ユーザーの視点からの差異を中心に-」『鉄道ピクトリアル2008年1月臨時増刊号【特集】東武鉄道』、電気車研究会、2008年1月10日、197 - 198頁。
- ^ a b 東武鉄道㈱車両部南栗橋車両管理区「南栗橋工場設備と業務 組織および業務分掌」『鉄道ピクトリアル2008年1月臨時増刊号【特集】東武鉄道』、電気車研究会、2008年1月10日、54 - 55頁。
- ^ a b c “業務組織”. 東武鉄道公式サイト. 東武鉄道. 2021年9月19日閲覧。
- ^ 東武 4月1日付で組織改正 2022.03.31 (交通新聞電子版)
- ^ 震災当日にシャッター閉める 混乱招きJR東社長が陳謝 - 朝日新聞2011年4月5日(2019年4月21日閲覧)。
- ^ 『大規模地震災害後における鉄道の運行再開のタイミングに関する一考察』、表-1 運行再開情報 (PDF) - 土木学会附属土木図書館
- ^ 草町義和(監修) 著「首都圏運転再開時系列表」、今尾恵介(監修) 編『日本鉄道旅行地図帳』東日本大震災の記録、新潮社、2011年、24-25頁。ISBN 978-4-10-790047-0。
- ^ “令和元年台風第19号による被害状況等について(第25報)” (PDF). 国土交通省 (2019-10-25 7:30). 2019年10月26日閲覧。
- ^ “2018年度の鉄道事業設備投資計画” (PDF). 東武鉄道 (2018年4月27日). 2021年2月17日閲覧。
- ^ 東武鉄道東上本線(大山駅付近)連続立体交差事業等について (PDF) - 東京都建設局、2020年6月22日閲覧。
- ^ a b c 東武鉄道東上本線大山駅付近の連続立体交差化計画及び関連する道路計画について (PDF) - 東京都都市整備局、2019年1月5日閲覧。
- ^ 東武鉄道東上本線(大山駅付近)の連続立体交差化計画および関連する道路計画に関する都市計画素案説明会について (PDF) - 板橋区都市整備部、p.3、2019年1月5日閲覧。
- ^ 踏切対策基本方針 (PDF) - 東京都都市整備局、2020年6月22日閲覧。
- ^ 東武東上線連続立体化 調査特別委員会調査資料 (PDF) - 板橋区都市整備部都市計画課、2020年6月22日閲覧。
- ^ “東武グループ長期経営構想・東武グループ中期経営計画 2017~2020” (PDF). 東武鉄道 (2017年5月12日). 2017年9月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年5月20日閲覧。
- ^ “中期的な事業計画”. 20225月20閲覧。
参考文献
- 澤内一晃「東武鉄道東上線の歴史過程」『鉄道ピクトリアル』No.880
- 『東武東上線時刻表』各ダイヤ改正号(東武鉄道)
- 『東武時刻表』2019年3月16日号(東武鉄道)
関連項目
- 東武東上線ファミリーイベント
- 日本の鉄道路線一覧
- 君のいる町 - 東上線沿線の成増が舞台のアニメ。2013年にタイアップのスタンプラリーを実施
外部リンク
- 東武東上線
- 東武鉄道沿線情報 -東上線エリア- 【公式】 (@Tobu_to_jo) - X(旧Twitter)