千歳市

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ちとせし
千歳市
Image-Air DO B762 in Shin-ChitoseAP.jpg
新千歳空港
Flag of Chitose, Hokkaido.svg
千歳市旗
Symbol of Chitose Hokkaido.svg
千歳市章
 1952年昭和27年)5月1日制定
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 石狩振興局
団体コード 01224-6
面積 594.95km²
(境界未定部分あり)
総人口 94,679
住民基本台帳人口、2014年3月31日)
人口密度 159人/km²
隣接自治体 札幌市恵庭市苫小牧市伊達市
夕張郡由仁町長沼町
白老郡白老町勇払郡安平町
市の木 シラカバ[註 1]
カツラ[註 2]
市の花 ツツジ[註 2]
ハナショウブ[註 2]
市の鳥
市の魚
コウライキジヤマセミ[註 2]
ヒメマスサケ[註 3]
千歳市役所
市長 山口幸太郎
所在地 066-8686
北海道千歳市東雲町二丁目34番地 千歳市役所
外部リンク 千歳市

日本地域区画地図補助 01420.svg

千歳市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

特記事項
  1. ^ 1968年昭和43年)4月1日制定
  2. ^ a b c d 1986年昭和61年)4月1日制定
  3. ^ 1996年平成8年)11月1日制定
[1]
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千歳市(ちとせし)は、北海道石狩振興局管内にあるである。北海道の空の玄関である新千歳空港を擁し、市域の西部には支笏湖がある。物流拠点としても発展している。

また、自衛隊の町といった側面もある。陸上自衛隊第7師団航空自衛隊第2航空団が存在し、人口9万人のうち、約3万人が自衛隊関係者といわれている。2007年平成19年)7月7日には沖縄県でのF-15訓練の一部を航空自衛隊千歳基地に移転する事が正式表明された。東千歳駐屯地北千歳駐屯地千歳基地の合計定員は9100人で、隊員の家族やOBを含めると、市内人口の26%を占める[2]

概要[編集]

かつてこの地はアイヌ語で「シ・コツ(大きな窪地、又は谷)アイヌ語ローマ字表記:si-kot」と呼ばれていたが、音の響きが「死骨」に通じることが憚られたため、当時この地に多くの鶴がいたことにちなみ「鶴は千年、亀は万年」の言い伝えによる縁起を担いで1805年(文化2年)に「千歳」と命名された。旧称は現在に至るまで、「支笏湖」などにその名を留めている。

千歳市は3つの一番があり、世界一、日本一、北海道一である。それぞれ世界一は(ギネス認定)、空港乗降客が一番[要出典]、日本一は、自衛隊の規模、隊員数が一番、北海道一は、平均年齢が北海道で一番若い市町村である。これは、自衛隊日本一と密接に関係している。東千歳駐屯地は、面積、隊員数とも日本一であり、約4000人が勤務している。

市内の北栄小学校はスクールバンドが有名で全国大会常連校であり、千歳小学校はアンカレッジの小学校と隔年で交流留学を実施している。市内の小学校の6年生は、鹿児島県指宿市と相互交流の一環として、夏に千歳の児童が指宿市に、冬に指宿の児童が千歳市にホームステイを実施している。成果は、毎年10月に発表されている。

千歳市の水道は、名水100選に選ばれたナイベツ川湧水から引かれている。ただし、人口増加に伴い新興住宅地は、えにわ湖や夕張のシュープル湖から水道が供給されている。名水100選を記念して千歳市蘭越に名水ふれあい公園が作られた。ここで名水ナイベツ川湧水を汲むことができる。また、千歳市の水道水を「しゃっこい千歳の水」として販売することも発表された。支笏湖は透明度日本一を5年連続達成している。[3]

地理[編集]

石狩支庁南部に位置する。西部は支笏湖を囲む山岳地帯、東部に石狩平野が広がり、東縁部には馬追丘陵がある。人口は中部の鉄道沿線に集中している。

千歳川は日本海に、遠浅川、美々川は太平洋にそそぎ、千歳市は、石狩平野の分水嶺に位置する。

住宅地[編集]

新興住宅地[編集]

勇舞地区, 向陽台などがある

住宅団地[編集]

  • 北栄団地
  • 道営住宅やまとの杜団地(A棟~D棟)
  • 遠軽団地

気候[編集]

気候は大陸性であり、札幌市などと比べると太平洋側気候の影響が強くなり、降雪量は少ない一方、曇天が多い札幌に比べると冬は晴れる日が多いため冬季の冷え込みは厳しく、1月と2月の最低気温の平年値はそれぞれ−13.9℃、−13.4℃と札幌よりも約7度も低くなっている。1月や2月は気温が-20℃を下回ることも少なくなく、1996年2月2日には-30.3℃を観測[4]している。一方、夏は涼しく、最高気温の極値は、2011年8月11日に観測された34.2℃と北海道の中でも低い方である。真夏でも日中に30度を超えることはほとんど無く、朝晩も涼しく快適な気候となっている。降水は夏季に集中し、最も多い8月の降水量は177.6mmである。年間降雪量は201㎝、2月の降雪量は57cmと、札幌(597cm・147cm)や恵庭(576cm・159cm)の半分以下に過ぎず、雪が少ないのが特徴であり、これは新千歳空港立地理由の一つとなっている[要出典]。例年、晩冬の2月中旬から3月上旬にかけて低気圧の影響で猛吹雪となることもある[要出典]。1957年以降で記録された最高気温極値は2011年8月11日の34.2度、最低気温極値は1966年1月19日の-30.7度である。

千歳 (1981~2010年)の気候
1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
最高気温記録 °C (°F) 8.2
(46.8)
9.1
(48.4)
14.4
(57.9)
24.1
(75.4)
29.9
(85.8)
31.4
(88.5)
33.1
(91.6)
34.2
(93.6)
30.5
(86.9)
24.6
(76.3)
20.9
(69.6)
15.0
(59)
34.2
(93.6)
平均最高気温 °C (°F) −1.4
(29.5)
−0.8
(30.6)
3.2
(37.8)
10.7
(51.3)
16.0
(60.8)
19.3
(66.7)
22.4
(72.3)
24.6
(76.3)
21.6
(70.9)
15.8
(60.4)
8.3
(46.9)
1.5
(34.7)
11.77
(53.18)
日平均気温 °C (°F) −6.7
(19.9)
−6
(21)
−1.2
(29.8)
5.3
(41.5)
10.4
(50.7)
14.5
(58.1)
18.3
(64.9)
20.4
(68.7)
16.5
(61.7)
10.0
(50)
3.3
(37.9)
−3.4
(25.9)
6.78
(44.17)
平均最低気温 °C (°F) −13.9
(7)
−13.4
(7.9)
−6.9
(19.6)
−0.1
(31.8)
5.2
(41.4)
10.5
(50.9)
15.3
(59.5)
17.1
(62.8)
11.4
(52.5)
3.7
(38.7)
−2.4
(27.7)
−9.6
(14.7)
1.41
(34.54)
最低気温記録 °C (°F) −30.7
(−23.3)
−30.3
(−22.5)
−25.7
(−14.3)
−14.2
(6.4)
−3.8
(25.2)
−18.1
(−0.6)
−25.9
(−14.6)
−30.7
(−23.3)
降水量 mm (inch) 39.5
(1.555)
34.3
(1.35)
49.9
(1.965)
70.3
(2.768)
97.1
(3.823)
70.4
(2.772)
127.4
(5.016)
177.6
(6.992)
162.8
(6.409)
109.6
(4.315)
77.4
(3.047)
52.8
(2.079)
1,069.1
(42.091)
降雪量 cm (inch) 54
(21.3)
57
(22.4)
33
(13)
5
(2)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
201
(79.1)
出典: 新千歳空港測候所
千歳市
雨温図説明
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
 
 
33
 
-1
-12
 
 
43
 
-0
-13
 
 
48
 
4
-6
 
 
62
 
10
-0
 
 
101
 
16
6
 
 
83
 
20
11
 
 
132
 
22
15
 
 
147
 
25
17
 
 
119
 
22
12
 
 
80
 
16
5
 
 
81
 
9
-1
 
 
56
 
2
-8
気温(°C
総降水量(mm)
出典:[1]

人口[編集]

Demography01224.svg
千歳市と全国の年齢別人口分布(2005年) 千歳市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 千歳市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
千歳市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 56,118人
1975年 61,031人
1980年 66,788人
1985年 73,610人
1990年 78,946人
1995年 84,866人
2000年 88,897人
2005年 91,437人
2010年 93,630人
総務省統計局 国勢調査より

隣接している自治体・行政区[編集]

石狩振興局

空知総合振興局

胆振総合振興局

沿革[編集]

ウサクマイ遺跡群から出土していることから、平安時代には皇朝十二銭のひとつ富寿神宝が流通していたようである。江戸時代松前藩によってシコツ場所が開かれた。これは後にユウフツ場所に編入されている。

  • 1658年 今の千歳神社の近くに弁天堂が建つ。
  • 1803年 今の千歳神社の前身である「思古津稲荷大明神」が建立される。
  • 1805年 羽太正養(箱舘奉行)により「千歳」と命名される。
  • 1869年 北海道11国86郡が置かれ、現在の千歳市に相当する地域は胆振国千歳郡に含まれた。
  • 1872年1873年 : 札幌本道(後の国道36号)が建設された。
  • 1880年 千歳郡各村戸長役場が開庁する。管轄は千歳村、烏柵舞村(うさくまい)、長都村蘭越村漁村島松村
  • 1897年 漁、島松の両村が漁村外一ヶ村戸長役場(現在の恵庭市)として分離し、千歳郡各村戸長役場から千歳村外三ヶ村戸長役場となる。管轄は千歳村、烏柵舞村、長都村、蘭越村。
  • 1915年 千歳、烏柵舞、長都、蘭越の各村を合わせて千歳村とし、二級町村制を施行する。
  • 1926年 8月に北海道鉄道が開通し、千歳停車場(千歳駅)と美々停車場(美々駅)が設置される。千歳飛行場の前身となる着陸場が村民の無償の労力提供により整備され、10月に小樽新聞社の飛行機「北海1号機」(酒井憲次郎が操縦)が初めて着陸した。
  • 1939年 4月、一級町村制を施行する。11月、海軍航空隊が開庁し、着陸場は海軍の飛行場となる。
  • 1942年 町制施行、千歳町。
  • 1943年 北海道鉄道が鉄道省日本国有鉄道の前身)に買収され、国鉄(現・JR千歳線となる。
  • 1951年 千歳飛行場(千歳空港)で民間航空事業が再開され、千歳・羽田間に民間航空機が就航。
  • 1958年 市制施行、千歳市。
  • 1988年 新千歳空港・A滑走路が開業し、千歳飛行場の民間航空事業は新空港へ移管。
  • 2011年 新千歳空港国際線ターミナルオープン・ターミナル改装

行政[編集]

  • 当初予算規模(2004年度)
    • 一般会計 : 378.9億円
    • 特別会計 : 171.9億円
    • 企業会計 : 138.2億円

歴代首長[編集]

  • 戸長(1880年-1915年
    • 初代 石山専蔵
    • 二代 秦一明
    • 三代 石山専蔵(臨時代理)
    • 四代 太尾長祥
    • 五代 下宮良平
    • 六代 三木勉
    • 七代 常葉隆久
    • 八代 増川兵蔵
    • 九代 岩田秀雅
    • 十代 橘莞爾
    • 十一代 岩田外喜男
    • 十二代 福士武美
    • 十三代 中川種次郎
    • 十四代 深田猪七郎
    • 十五代 国谷清之助
    • 十六代 川村隆吾
    • 十七代 間山俊助
  • 村長(1915年-1942年
    • 初代 間山俊助
    • 二代 山田旦
    • 三代 後藤彌次郎
    • 四代 山田旦
    • 五代 川合新三郎
    • 六代 鹿目徳親
    • 七代 清水良作
    • 八代 畠山定吉
    • 九代 畠山定吉(臨時代理者)
    • 十代 高橋鋼三郎(職務管掌)
    • 十一代 岡本幸信
  • 町長(1942年-1958年
    • 初代 岡本幸信
    • 二代 舛田岩雄(臨時代理者)
    • 三代 中川種次郎(臨時代理者)
    • 四代 山崎友吉


財政[編集]

平成18年度

  • 財政力指数 0.77
  • 標準財政規模 185億8770万円
  • 一般歳入 467億4744万円
  • 一般歳出 460億4971万円
  • 市職員数 685人(うち消防職員131名)
  • 性質別歳出のうちの人件費割合 14.6%
  • 地方債現在高 361億7981万円

20年度の財政は黒字であり、約14億の余剰金を市の貯蓄に回している。

公共機関[編集]

防衛

医療

  • 千歳市民病院
  • その他 - 医院17施設、小児科8施設、歯科45施設

上下水道

  • 千歳市水道局 - 千歳市の水道は、名水100選に選出されし内別川の源流から取水されている。

警察

  • 千歳警察署
    • 駅前交番、住吉交番、本町交番、新富交番、向陽台交番、支笏湖駐在所、泉郷駐在所、空港警備派出所

消防

  • 千歳市消防本部
  • 千歳市消防署
    • 富丘出張所、祝梅出張所、西出張所、向陽台出張所、支笏湖温泉出張所

姉妹都市[編集]

教育[編集]

大学[編集]

私立

専修学校[編集]

高等学校[編集]

道立

中学校[編集]

公立

  • 千歳市立東千歳中学校
  • 千歳市立北斗中学校
  • 千歳市立駒里中学校(小中併置)
  • 千歳市立北進中学校(小中併置)



小学校[編集]

公立

  • 千歳市立泉沢小学校
  • 千歳市立向陽台小学校
  • 千歳市立桜木小学校
  • 千歳市立支笏湖小学校
  • 千歳市立信濃小学校
  • 千歳市立祝梅小学校

幼稚園[編集]

  • 千歳幼稚園
  • 千歳第二幼稚園
  • メリー幼稚園
  • 第二メリー幼稚園
  • わかば幼稚園
  • 第二わかば幼稚園
  • くるみ幼稚園
  • 青葉幼稚園
  • つくし幼稚園
  • 向陽台つくし幼稚園

経済[編集]

新千歳空港を中心に10箇所の工業団地があり、230社を超える企業が集積している。

立地企業[編集]


農協

  • 道央農業協同組合(JA道央)千歳支所
    • 祝梅支店
    • 東千歳支店

銀行

信用金庫

信用組合

労働金庫

郵便[編集]

  • 千歳郵便局(集配局):東部地区を除く全域
  • 支笏湖郵便局

※東部地区は三川郵便局(由仁町)が集配エリアとなっている。

宅配便[編集]

出身有名人[編集]

交通[編集]

空港[編集]

鉄道[編集]

この他、王子製紙が明治期に敷設した森林鉄道廃線跡が千歳市街と支笏湖を結ぶサイクリングロード(下記の北海道道872号支笏湖公園自転車道線)として整備されている

バス[編集]

そのほか市内と「東千歳地区」及び「長都・中長都・釜加地区」を結ぶ地域バスが運行されている。

新千歳空港連絡路線のみ乗り入れ

タクシー[編集]

  • 千歳市エリア

主なタクシー会社

  • 北都交通(ハイヤー事業部千歳営業所)
  • 金星自動車(千歳自動車)
  • さくら交通
  • さわやか無線センター
    • 千歳昭和交通
  • 千歳交通
  • つばさ交通 ほか

道路[編集]

マスメディア[編集]

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

文化財[編集]

重要文化財(美術工芸品)

  • 土面 - 北海道千歳市真々地町ママチ遺跡第三一〇号土坑墓出土、千歳市立図書館蔵、国保有、縄文後期から晩期にかけて造られた。東日本遺跡から約50点出土している。
  • 動物形土製品 - 北海道千歳市美々四遺跡出土、千歳市立図書館蔵

史跡

重要無形民俗文化財

  • アイヌ古式舞踊 - 千歳アイヌ文化伝承保存会、蘭越生活館

市の文化財

  • 男性土偶
  • 磨製石棒
  • 蕨手刀 - 以上3件、千歳市立図書館蔵
  • 千歳神社境内 釜加神社 弁財天御厨子 - 千歳神社
  • 駅逓看板
  • 山線鉄橋 - 道内最古の鋼橋。空知から支笏湖畔に移設。
  • 泉郷獅子舞 - 泉郷獅子舞保存会
  • アイヌの伝統的芸能と工芸技術
  • 美々貝塚
  • ナイベツ川湧水(名水100選)

観光スポット[編集]

祭事・催事[編集]

  • 千歳・支笏湖氷濤まつり
  • JAL千歳日航マラソン - JALの現役キャビンアテンダントが参加するマラソン大会、ボランティアサポートにおいてもキャビンアテンダントが参加する。
  • 千歳夏まつり(7月中〜9月3日まで) - 夏祭りは、市内各地で色々なイベントがあり、最後は千歳神社祭(9月1日〜3日)で終了する。 
  • 千歳基地航空祭
  • 東千歳駐屯地創立記念祭 5月下旬〜6月上旬
  • 北千歳駐屯地創立記念祭 6月
  • ふるさとポケット 9月上旬
  • インディアン水車祭り 9月中旬
  • 支笏湖紅葉祭り 10月上旬
  • 千歳市指宿市青少年交流事業
    • 8月千歳市児童指宿市にホームスティ
    • 12月指宿市児童千歳市にホームスティ

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
観光