芦別市

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あしべつし
芦別市
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 空知総合振興局
団体コード 01216-5
面積 865.02km²
総人口 15,560
住民基本台帳人口、2014年6月30日)
人口密度 18人/km²
隣接自治体 深川市赤平市歌志内市美唄市
三笠市夕張市旭川市富良野市
上川郡美瑛町
空知郡上砂川町奈井江町
南富良野町中富良野町
市の木 ミズナラ
市の花 ユリ
市の鳥 シジュウカラ
芦別市役所
市長 清澤茂宏
所在地 075-8711
北海道芦別市北1条東1丁目3番地
北緯43度31分5.4秒東経142度11分22.1秒
Ashibetsu City Hall.jpg
外部リンク 芦別市

日本地域区画地図補助 01420.svg

芦別市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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芦別川

芦別市(あしべつし)は、北海道空知地方中部・空知川流域に位置する。広大な市域を擁し、かつて石炭産業で栄え最盛期には人口7万を超えたが、閉山に伴い激減。地域経済の建て直しに取り組み、観光産業に力を入れている。

市名の由来[編集]

市域南端から中部にかけて南北に貫流する芦別川に由来する。語源については、アイヌ語のアシペッ(aspet 灌木の川)で芦別川が灌木の中を流れていることに由来するという説と[1]、芦別川上流の三段滝に由来するという説の2つがある。2001年に北海道が出版した「アイヌ語地名リスト」でも、「立つ川」と「低木の中を流れる川」と二つの説が併記されている。

地理[編集]

北海道空知総合振興局管内のほぼ中央東端部に位置する。夕張山地の北部の大部分を抱え、全国でも有数の面積を誇る。市域の約9割は山岳・森林地帯である。芦別岳、中部には空知川、さらに北部から流れるパンケ幌内川、南部から流れる芦別川の各流域に市街地が形成されている。

  • 山: 芦別岳、幾春別岳(いくしゅんぺとぅだけ)、崕(きりぎし)山、美唄山、辺毛山、番ノ沢山、班渓幌内山(ぱんけぽろないざん)、イルムケップ山、烏帽子岳、金剛岳、野花南岳、近藤山、中天狗
  • 河川: 空知川、芦別川、パンケ幌内川、二股川、ペンケ川、炭山川、野花南川、オチノンペ川、月見沢川、サキペンベツ川、幌子芦別川、惣顔真布川、惣芦別川
  • 湖沼:大友の沼、野花南湖(のかなんこ)、芦別湖、滝里湖(ダム湖)

気候[編集]

芦別市は内陸部に位置するため、気温の年較差が非常に大きい。特に8月の日最高気温の平年値は27.1℃(1981~2010年の平年値)と北海道で一番高くなっている。

隣接している自治体[編集]

市内の地域区分[編集]

  • 北1~7条西
  • 北1~6条東
  • 南1条西
  • 南1~3条東
  • 本町
  • 上芦別町
  • 西芦別町
  • 中の丘町
  • 東頼城町
  • 緑泉町
  • 頼城町
  • 野花南町
  • 滝里町
  • 常磐町
  • 黄金町
  • 新城町
  • 豊岡町
  • 高根町
  • 旭町
  • 旭町油谷
  • 福住町
  • 川岸

歴史[編集]

  • 1893年 歌志内で魚屋を営んでいた佐藤伝治郎(山形県出身)がパンケホロナイ川右岸に移住。<芦別開基>
  • 1897年 奈江村(現在の砂川市)と滝川村(現在の滝川市)の一部を歌志内村(現在の芦別市も含む)として分離し、歌志内村戸長役場(現在の歌志内市)を設置。兜谷徳平ら班渓幌内炭山発掘
  • 1900年 歌志内村から、芦別村として分立し、芦別村戸長役場を設置。
  • 1917年 久原鉱業油谷芦別炭鉱 開坑
  • 1906年 二級町村制施行「芦別村」
  • 1935年 明治鉱業明治上芦別鉱業所 開坑
  • 1923年 一級町村制施行「芦別村」
  • 1924年 三菱鉱業芦別鉱業所 開坑
  • 1938年 芦別高根炭鉱高根鉱業所 開坑
  • 1941年 町制施行「芦別町」
  • 1943年 三井芦別鉱業 開坑
  • 1944年 明治鉱業明治上芦別鉱業所 開坑
  • 1953年 市制施行「芦別市
  • 1963年 明治鉱業明治上芦別鉱業所 閉山
  • 1964年 三菱鉱業芦別鉱業所 閉山
  • 1967年 芦別高根炭鉱高根鉱業所 閉山
  • 1969年 油谷鉱業油谷芦別炭鉱 閉山
  • 1992年 三井芦別炭鉱 閉山
  • 1993年 開基百年
  • 1997年 カナディアンワールド経営破綻
  • 1999年 市営カナディアンワールド公園オープン(入場料徴収なし)

行政[編集]

市役所が中心地に設置されている。

歴代首長(戸長・村長・町長・市長)[編集]

  • 戸長(1900年 - 1906年
    • (仮)茅野一治
    • 初代 北郷武男
    • 二代 茅野一治
    • 三代 金田寛十郎
  • 村長(1906年 - 1941年
    • 初代 金田寛十郎
    • 二代 渡部哲鋼
    • 三代 鈴木幹雄
    • 四代 内藤武三郎
    • 五代 田辺 勝
    • 六代 尾崎春松
    • 七代 真田関次郎
    • 八代 豊島亀三郎
  • 町長(1941年 - 1953年
    • 初代 豊島亀三郎
    • 二代 野々瀬恵一郎
    • 三代 中西太次郎
  • 市長(1953年 - 現在に至る)
    • 初代 中西太次郎
    • 二代 側見清一
    • 三代 細谷徹之助
    • 四代 東田耕一
    • 五代 林 政志
    • 六代 清澤茂宏(現職)

行政機関[編集]

司法機関[編集]

財政[編集]

平成22年度決算による財政状況[編集]

  • 住基人口 16,859人
  • 標準財政規模 69億2,178万1千円
  • 財政力指数 0.26 (類似団体平均0.43)~悪い
  • 経常収支比率 84.9% (類似団体平均86.8%)~類似団体平均を下回り、財政の弾力性が高まっている
  • 実質収支比率 2.4%(類似団体平均5.0%)
  • 実質単年度収支 △6,893万4千円~標準財政規模の1.0%の赤字額
  • 地方債現在高 98億9,646万4千円(人口1人当たり58万7,014円)
  • 普通会計歳入合計 115億7,511万1千円
    • 地方税 16億8,309万円(構成比 14.5%)
    • 地方交付税 53億5,336万2千円(構成比 46.2%)~歳入の50%近くを交付税に依存
    • 地方債 8億6,371万7千円(構成比 7.5%)
  • 普通会計歳出合計 113億5,875万9千円
    • 人件費 22億8,686万7千円(構成比 20.1%)
      • うち職員給 14億4,831万2千円(構成比 12.8%)
    • 扶助費 15億4,164万1千円(構成比 13.6%)
    • 公債費 13億5,119万2千円(構成比 11.9%)

基金の状況

  • 1財政調整基金 0円
  • 2減債基金 1億1,829万1千円
  • 3その他特定目的基金 10億9,771万7千円
    合計 12億1,600万8千円(人口1人当たり7万2,128円)

定員管理の適正度(平成22年度)

  • 人口1,000人当たり職員数 15.54人(類似団体平均9.53人)~人口に比べて職員数が過剰である:類似団体平均の1.6倍
  • 一般職員211人 (うち技能系労務職20人)、教育公務員2人、消防職員49人、臨時職員0人 一般職員等合計 262人
  • ラスパイレス指数 96.9 (道内市町村平均96.6)~平均を超えている。
  • 参考
    • 一般職員等(262人)一人当たり給料月額 33万2,800円 (職員手当を含まない)
    • 職員給(給料+手当)÷一般職員等(262人)=552万8千円~給料月額の16.6か月分

健全化判断比率・資金不足比率(平成23年度決算~確報値)[編集]

健全化判断比率

資金不足比率

  • (全公営企業会計で資金不足額がなく、比率が算定されず)

経済[編集]

産業[編集]

農協[編集]

  • たきかわ農業協同組合(JAたきかわ)芦別支店

立地企業[編集]

金融機関[編集]

郵便局[編集]

  • 芦別郵便局(集配局)
  • 芦別宮元郵便局
  • 上芦別郵便局
  • 新城郵便局
  • 常磐郵便局
  • 西芦別郵便局
  • 野花南郵便局
  • 頼城郵便局
  • 芦別渓水簡易郵便局
  • 上芦別草笛簡易郵便局

宅配便[編集]

公共機関[編集]

警察[編集]

消防[編集]

  • 芦別市消防本部
  • 芦別消防署
    • 上芦別分遣所
    • 頼城分遣所

姉妹都市・提携都市[編集]

地域[編集]

人口[編集]

Demography01216.svg
芦別市と全国の年齢別人口分布(2005年) 芦別市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 芦別市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
芦別市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 42,730人
1975年 36,520人
1980年 32,946人
1985年 30,017人
1990年 25,078人
1995年 22,931人
2000年 21,026人
2005年 18,899人
2010年 16,632人
総務省統計局 国勢調査より

教育[編集]

大学[編集]

専修・各種学校[編集]

高等学校[編集]

廃止された高校[編集]

  • 芦別総合技術高等学校 - 芦別工業高等学校の廃校によって開校し、のちに芦別商業高等学校を統合したが、芦別高等学校に情報ビジネス科が新設されたことで、2004年(平成16年)4月から学生の新規募集を停止し、2006年(平成18年)3月に廃校
  • 芦別工業高等学校 - 夏の甲子園に出場した経験がある。1988年(昭和63年)閉校。
  • 芦別商業高等学校 - 芦別啓南高として開校。1989年(平成元年)閉校。

中学校[編集]

廃止された中学校[編集]

  • 頼城中学校 - 1996年(平成8年)閉校
  • 滝里中学校 - 1980年(昭和55年)閉校
  • 野花南中学校 - 1980年(昭和55年)閉校
  • 上芦別中学校 - 1980年(昭和55年)閉校、跡地は現在の上芦別小学校(東芦別小学校との統合時に建築された新校舎)。
  • 新城中学校
  • 常磐中学校 - 1947年(昭和22年)に常磐小学校内に併置開校し、1988年(昭和63年)閉校となる。
  • 黄金中学校
  • 油谷中学校
  • 高根中学校
  • 西芦別中学校 - 啓成中学校と統合につき、2006年(平成18年)3月に閉校。

小学校[編集]

  • 市立
    • 芦別小学校
    • 上芦別小学校 - 東芦別小学校との統合時に上記の上芦別中学校跡地に建築された新校舎に移転。

廃止された小学校[編集]

  • 新城小学校 - 2004年(平成16年)閉校
  • 頼城小学校 - 2002年(平成14年)閉校
  • 東芦別小学校 - 1987年(昭和62年)閉校
  • 滝里小学校 - 1987年(昭和62年)閉校
  • 黄金小学校 - 1998年(平成10年)年閉校
  • 東黄金小学校 - 1973年(昭和48年)年閉校
  • 中の丘小学校 - 1980年(昭和55年)閉校
  • 油谷小学校 - 1971年(昭和46年)閉校
  • 豊岡小学校 - 1972年(昭和47年)閉校
  • 旭小学校 - 1976年(昭和51年)閉校
  • 川岸小学校 - 1965年(昭和40年)閉校
  • 高根小学校 - 1967年(昭和42年)閉校
  • 緑ケ丘小学校 - 2010年(平成22年)閉校
  • 常磐小学校 - 2014年(平成26年)閉校
  • 西芦別小学校 - 2014年(平成26年)閉校
  • 野花南(のかなん)小学校 - 2014年(平成26年)閉校

交通[編集]

空港[編集]

鉄道[編集]

廃線

未成線

バス[編集]

主要となる停留所
  • 「芦別」(北海道中央バス)・「芦別駅前」(空知交通)

タクシー[編集]

  • 芦別圏エリアの管轄

主なタクシー会社

道路[編集]

名所・旧跡・観光スポット[編集]

  • 黄金水松
  • 新城峠
  • 旭ヶ丘公園
  • 空知大滝
  • 新城夫婦滝
  • 三段滝

文化財[編集]

登録有形文化財[編集]

  • 星槎大学(旧頼城小学校) 校舎 体育館
  • 旧三井芦別鉄道炭山川橋梁

道指定[編集]

  • 滝里遺跡群出土遺物 - 道指定有形文化財、星の降る里百年記念館 (2000年4月14日指定)
  • 野花南周堤墓群 - 道指定史跡 (2000年4月14日指定)
  • 黄金水松 - 道指定天然記念物、黄金水松公園 (2002年3月29日指定)
  • 空知大滝甌穴群 - 道指定天然記念物、滝里ダム下流広場附近 (2011年3月15日指定)

市の指定文化財[編集]

  • 旧干場家レンガ倉庫
  • 毛抜形太刀 - 星の降る里百年記念館
  • 芦別獅子 - 芦別獅子保存会
  • 新城仙台山の三本ナラ

祭り・イベント[編集]

  • 星の降る里・芦別健夏まつり(7月第3金曜日 - 日曜日、花火大会・芦別健夏山笠・千人踊りなど)
  • 星の降る里芦別映画学校
  • 星の降る里・芦別産業フェスティバル
  • 花しょうぶまつり
  • 上芦別公園祭り
  • 芦別牧場まつり
  • キャンドルアート

特産品[編集]

  • タングロン 同市に工場を持つ日本酵素産業の昆布エキス入りのリンゴ味の健康飲料。道内各地の店舗で販売
  • 焼肉・豚丼のなどのタレ 道内大手メーカーが立地。製品は道内各地の店舗で販売
  • ガタタン(含多湯)
  • ゆり根

その他[編集]

出身有名人[編集]

ゆかりのある人物[編集]

芦別五山(芦別炭鉱)[編集]

崕山問題[編集]

  • 市内南部(=険しい夕張山脈北部)にある崕山(きりぎしやま・1066m)は石灰岩の山で、その名の通り険しく、山頂部には岩塔が聳え奇観を呈している。また、その地質上の特性から、大変珍しい高山植物の咲く山として知られている。
  • しかし高山植物、特に崕山固有種である絶滅危機種「キリギシソウ」などの盗掘が相次ぎ、植生の回復のために1999年(平成11年)から2003年(平成15年)まで5年間を目処に入山規制をしき、年3回の学習登山会以外の立ち入りを禁止していた。
  • なお2004年(平成16年)3月、林野庁北海道森林管理局は現在行っている入山制限を当面、延長することを決めた。
  • 芦別市は国に対して、崕山の天然記念物指定を要請している。

マスコミ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 北海道環境生活部 アイヌ語地名リスト

外部リンク[編集]

行政
観光