寺島実郎

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てらしま じつろう
寺島 実郎
生誕 1947年8月11日(64歳)
日本の旗 日本 北海道雨竜郡沼田町
出身校 早稲田大学政治経済学部
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寺島 実郎(てらしま じつろう、1947年8月11日 - )は、日本評論家多摩大学学長(2009年 - )。三井物産戦略研究所会長、財団法人日本総合研究所理事長、新潟県知事泉田裕彦後援会会長を兼任。北海道雨竜郡沼田町出身。

目次

[編集] 略歴

幼少期を芦別市で育つ。札幌市立啓明中学校北海道札幌旭丘高校卒業、早稲田大学大学院政治学研究科修士課程修了後、三井物産入社。ニューヨーク本店業務部情報・企画担当課長、ワシントン事務所長、三井物産常務執行役員、宮城大学客員教授早稲田大学アジア太平洋研究科客員教授などを歴任。

『新経済主義宣言』(新潮社)により第15回石橋湛山賞を受賞。

既に1970年代末から論壇に寄稿を始めているが、1980年代末から米国の政治経済や日米関係を論じる知米派論客として広く注目を集めた。以後今日に至るまで論壇で活発に活動している。政治経済における東アジア統合を唱えており、憲法9条2項の改正とともに、対等な日米同盟とアジアでの多国間安保関係を提唱する一方で、軽武装・経済国家路線の堅持を説くなど、穏健な保守派として知られる。ジョージ・W・ブッシュ政権となって以降はしばしば反米的な発言をするが、本来は親米派であり、「親米入亜」)[1]を標榜している。

1999年に『報道2001』(フジテレビ)に出演。以後は、メディアへの露出が増える。

商社勤務の経歴を生かし、エネルギー戦略の観点から外交・安全保障・経済政策などを論ずることが多い。

アメリカ同時多発テロ事件陰謀説を強く支持しており、事件の背後には巨大な陰謀がある・ペンタゴンへの航空機突入はアメリカ政府の演出であり実際には突入していない・ユナイテッド航空93便テロ事件の墜落現場は偽装されたものである・自爆犯とされた19人のうち8人は生きている、などの主張がなされる藤田幸久編著『9.11テロ疑惑国会追及』(2009年、クラブハウス)[2]に、「9.11を合理的に直視・再考することの大切さ」「粘り強く事実を追い求めることは、現代史を謎に終わらせないために不可欠である」との推薦文を寄せた。

民主党の鳩山政権誕生後は鳩山首相の外交ブレーンとみなされており[3]、鳩山が『Voice』(2009年9月号)に寄稿した論文[4]のシナリオライターと思われている。インド洋における海上自衛隊による補給活動の撤退や沖縄の普天間基地を巡る問題に関して官邸にFAXで頻繁に助言していると言われている。2009年12月には、緊張が高まっていた日米関係の誤解を解くとの目的でワシントンを訪れたが、米政府の有力者とは会談できなかった[5][6][7]このことから寺島は外務省やアメリカ政府に人脈を持たず、外交や安全保障に関しては書物レベルの認識しか持っていないという指摘もある。[要出典]

産経新聞』は、鳩山政権の対米政策への批判が高まるにつれ、伝統的な知米派とされる岡本行夫などへブレーンを交代させることが検討されていると報道した[8]

[編集] 思想

  • 倫理観に関して積極的に発言しており、下記に代表される意見のように、より自由な社会より一定の倫理基準に沿った社会を志向している。
    • 「一九九四年二月号の『中央公論』に、私は『新経済主義宣言』という論稿を書いた。私にとっては石橋湛山賞をもらった記憶に残る論文だが、心の中にあった問題意識は、冷戦の終焉といわれた直後のロシア・東欧など旧社会主義圏といわれる地域を動いてみて、西側が東側に持ち込んでいるものが、溢れるばかりの商業主義、マネーゲーム、卑猥な風俗であり、こんなことで“西が東に、資本主義が社会主義に勝利したといえるのか”という怒りにも近い感情であった」[9]

[編集] 社会的活動

[編集] 著書

[編集] 単著

  • 『地球儀を手に考えるアメリカ 21世紀・日米関係への構想』(1991年、東洋経済新報社
  • 『ふたつの「FORTUNE」 1936年の日米関係に何を学ぶか』(1993年、ダイヤモンド社
  • 『新経済主義宣言』(1994年、新潮社
  • 『ワシントン戦略読本 ホワイトハウスの見える窓から』(1997年、新潮社)
  • 『国家の論理と企業の論理 時代認識と未来構想を求めて』(1998年、中公新書
  • 『団塊の世代 わが責任と使命 戦後なるものの再建』(1999年、PHP研究所
  • 『一九〇〇年への旅 あるいは道に迷わば年輪を見よ』(2000年、新潮社)
  • 『「正義の経済学」ふたたび 日本再生の基軸』(2001年、日本経済新聞社
  • 『寺島実郎の発言 時代の深層底流を読む』(2001年、東洋経済新報社)
  • 『歴史を深く吸い込み、未来を想う 一九〇〇年への旅 アメリカの世紀、アジアの自尊』(2002年、新潮社)
  • 『脅威のアメリカ 希望のアメリカ この国とどう向きあうか』(2003年、岩波書店
  • 『脳力のレッスン 正気の時代のために』(2004年、岩波書店)
  • 『われら戦後世代の「坂の上の雲」』(2006年、PHP新書
  • 『寺島実郎の発言Ⅱ 経済人はなぜ平和に敏感でなければならないのか』(2007年、東洋経済新報社)
  • 『脳力のレッスンII 脱9.11への視座』(2007年、岩波書店)
  • 『世界を知る力』(2009年、PHP新書)
  • 渋沢栄一の「士魂商才」』(2010年、中経出版
  • 『時代との対話 寺島実郎対談集』(2010年、ぎょうせい
  • 『問いかけとしての戦後日本と日米同盟 脳力のレッスンIII』(2010年、岩波書店)
  • 『世界を知る力 日本創生編』(2011年、PHP新書)

[編集] 共編著

[編集] その他

  • 慶應MCC夕学セレクション『世界潮流と日本の進路』(2008年、日本音声保存)

[編集] 出演

 その他多数

[編集] 脚注

  1. ^ 『潮』(潮出版社)号数不明
  2. ^ 藤田幸久による著書紹介
  3. ^ 時事ドットコム:稲盛、寺島氏と会談=鳩山民主代表[リンク切れ]
  4. ^ 鳩山由紀夫 「私の政治哲学」, 2009年8月10日.
  5. ^ ”四面楚歌の鳩山首相…米は対話相手にせず(1)”, 中央日報, 2009.12.08.
  6. ^ 古森義久 ”オバマ政権 鳩山「特使」を拒絶 政権混乱で厳しい姿勢”, 産経新聞, 2009/12/11.
  7. ^ ”オバマ政権 鳩山「特使」を拒絶 政権混乱で厳しい姿勢”, MSN産経ニュース, 2009/12/11.
  8. ^ 日米関係の深刻さにやっと気づいた?首相、外交ブレーン交代を模索, MSN産経ニュース, 2009.12.22.[リンク切れ]
  9. ^ 『世界』2009年2月号(岩波書店)「特別篇:直面する危機の本質と日本の進路」

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

先代:
野田一夫(学長代行)
多摩大学学長
第5代:2009年-
次代:
(現職)
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