登別市

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のぼりべつし
登別市
131102 Noboribetsu Onsen Hokkaido Japan04s3.jpg
地獄谷
かおり風景100選北海道遺産日本紅葉の名所100選
Flag of Noboribetsu Hokkaido.JPG
市旗
Noboribetsu Hokkaido chapter.JPG
市章
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 胆振総合振興局
団体コード 01230-1
面積 212.11km²
総人口 50,718
住民基本台帳人口、2014年6月30日)
人口密度 239人/km²
隣接自治体 室蘭市伊達市
有珠郡壮瞥町白老郡白老町
市の木 プラタナス
市の花 キク
市の花木 ツツジ
登別市役所
市長 小笠原春一
所在地 059-8701
北海道登別市中央町6丁目11番地
北緯42度24分45.9秒東経141度6分23.7秒
Noboribetsu siyakusyo.jpg
外部リンク 登別市

日本地域区画地図補助 01570.svg

登別市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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登別市(のぼりべつし)は、北海道胆振総合振興局。市名の語源はアイヌ語ヌプル・ペッ(ラテン文字表記:nupur-pet 色の濃い・川)に由来している。これは石灰質の温泉が川に流れ込み、川の色が白く濁っていることによるものである。

概要[編集]

1869年明治2年)、太政官布告により仙台藩白石城主の片倉邦憲幌別郡支配を命じ、翌年に片倉旧臣・職人が移民してきたのが登別市のはじまりである[1]。北海道有数の温泉地である登別温泉江戸時代から知られており、最上徳内著の『蝦夷草紙』にも記されている。

市東部の登別温泉・カルルス温泉がある地域は支笏洞爺国立公園となっており、「観光都市」としての色合いが強い[2]。丘陵地では酪農も行っている。一方、市中西部は室蘭市からの市街地が続いており、「工業都市」の一翼を担っている。

地理[編集]

東南部の海岸沿いに平地があり、内陸部は台地と丘陵地・山地になっている。海岸線の殆どは砂浜で、北東部にある蘭法華岬周辺や南西端の鷲別岬周辺に岩地がある。

日和山は活火山で湯気を上げており、付近は気象庁の常時観測火山「倶多楽(登別火山)」となっている[3]

気候[編集]

ケッペンの気候区分によると亜寒帯湿潤気候(Dfb)の気候型になる。1月の平均気温は-4.4℃で、8月の平均気温は19.5℃。年間平均気温は7.0℃。

7・8月の盛夏でも気温が25度を越える夏日は少ない。冬は気温の日較差が少なく最低気温も-10℃以下になることはほとんどない。北海道の中では比較的温暖で雪が少ない地域となっている[5]

ただ、山間部のカルルス地区は雨量が多く、降り始めからの降水量の多さは北海道内有数となっている。

人口[編集]

Demography01230.svg
登別市と全国の年齢別人口分布(2005年) 登別市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 登別市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
登別市(に該当する地域)の人口の推移
1970年 46,526人
1975年 50,885人
1980年 56,503人
1985年 58,370人
1990年 55,571人
1995年 56,892人
2000年 54,761人
2005年 53,135人
2010年 51,540人
総務省統計局 国勢調査より

歴史[編集]

※「NOBORIBETSU GUIDEBOOK きらり登別」を参考に記載[6]

江戸時代には松前藩によってホロベツ場所が開かれていた。 

市制施行[編集]

姉妹都市・友好都市・交流都市[編集]

姉妹都市
友好交流促進都市
友好都市
交流都市

行政[編集]

市長[編集]

名前 就任日 退任日 備考
高田忠雄 1970年(昭和45年)8月1日 1975年(昭和50年)3月16日 1967年(昭和42年)5月1日から町長として任務していた
田村仙一郎 1975年(昭和50年)4月27日 1979年(昭和54年)4月26日
中浜元三郎 1979年(昭和54年)4月27日 1988年(昭和63年)7月21日
上野晃 1988年(昭和63年)8月28日 2008年(平成20年)8月27日
小笠原春一 2008年(平成20年)8月28日

市議会[編集]

※登別市議会を参照[17]

議員定数
  • 20名
議会
  • 定例会
    • 年4回(概ね3月・6月・9月・12月に開催)
  • 臨時会
委員会
  • 議会運営委員会
  • 常任委員会
    • 総務・教育委員会
    • 生活・福祉委員会
    • 観光・経済委員会
    • 議会だより編集委員会
    • 予算・決算委員会
会派
会派名 人数
市民・前進 8人
市政クラブ21 5人
公明党 3名
日本共産党 2名
清新 2名

公共施設[編集]

登別市郷土資料館(2009年9月)

役所[編集]

  • 登別市役所
    • 登別温泉支所
    • 鷲別支所
      • 鷲別支所若草分室

各施設[編集]

公的機関[編集]

警察[編集]

新生交番・登別交番・登別東交番・登別温泉交番

消防[編集]

登別温泉支署・登別支署・鷲別支署・幌別分遣所・富士分遣所・美園分遣所

電気・ガス・水道[編集]

室蘭支店の担当区域
室蘭市との共同使用
  • 若山浄化センター

新聞・通信[編集]

新聞社
  • 室蘭民報社中部支社 - 室蘭民報を発行している。
通信
  • NTT東日本-北海道室蘭支店の担当区域
    • 市外局番は0143。室蘭市とは市内局番から電話をかけることができる。
    • 市内局番は登別温泉地区は84、それ以外は80 - 83・85 - 88。
コミュニティFM
中継局

その他[編集]

教育機関[編集]

専修学校[編集]

高等学校[編集]

中等教育学校(中高一貫校)[編集]

中学校・小学校[編集]

中学校
小学校

幼稚園・保育園[編集]

幼稚園
  • 登別カトリック聖心幼稚園[39]
  • 白菊幼稚園[40]
  • 白雪幼稚園(登別地区幼保一元化施設 コロポックルの森)[40]
  • リリー文化幼稚園[41]
保育園
  • 登別保育所(登別地区幼保一元化施設 コロポックルの森)[40]
  • 幌別東保育所
  • 富士保育所
  • 栄町保育所
  • 鷲別保育所

職業能力開発校・自動車学校[編集]

閉校した学校[編集]

経済・産業[編集]

立地企業[編集]

  • 市東部:観光業・漁業・酪農が盛んとなっている。
  • 市中西部:海岸沿いを中心に製造業・建設業の工場が立地している。

漁協・農協[編集]

  • いぶり中央漁業協同組合[43]
    • 登別漁港(第3種漁港)[44]
    • 富浦漁港
    • 鷲別漁港
  • 伊達市農業協同組合(JA伊達市)登別支所[45]

金融機関[編集]

郵便[編集]

集配局
  • 登別郵便局:幌別・鷲別・登別地区
  • 登別温泉郵便局:登別温泉・カルルス地区

宅配便[編集]

  • ヤマト運輸:千歳主管支店
    • 登別センター・登別東センター(室蘭センター・室蘭西センターと同居)
  • 佐川急便:室蘭店(室蘭市)
  • 日本通運:室蘭支店(室蘭市)

交通機関[編集]

JR登別駅(2008年11月)
登別温泉・カルルス温泉への最寄駅
JR幌別駅西口(2008年8月)
登別市役所への最寄駅

鉄道[編集]

室蘭本線鷲別駅 - 幌別駅 - 富浦駅 - 登別駅

バス[編集]

  • 道南バス
    • 路線バス
      • 室蘭市内を結ぶ各線
    • 郊外路線バス
    • 都市間高速バス
      • 登別温泉 - 札幌
      • 登別温泉 - 新千歳空港
      • 室蘭 - 札幌(登別市内からも乗降車できる)
  • 北海道中央バス
    • 都市間高速バス
      • 室蘭 - 札幌(登別市内からも乗降車できる)

タクシー[編集]

  • 小型車初乗り運賃は550円。中型車初乗り運賃は570円(距離制)[46]

道路[編集]

索道[編集]

文化財・温泉地・観光地・イベント・名産品[編集]

伝統舞踊の熊舞(2009年12月、札幌駅にて)
カルルス温泉入口(2011年8月)
登別温泉街(2008年5月)
のぼりべつクマ牧場(2013年5月)
登別マリンパークニクス(2009年1月)

文化財[編集]

天然記念物(国指定)
  • 登別原始林[7]
登別市指定文化財
  • 円空作観音像
  • 円空作聖観音像 - 観音山聖光院
  • 高村東雲作観音像 - 観音山聖光院
  • 日野愛憙の「明治2年以降片倉家北海道移住顛末」 - 登別市郷土資料館蔵
  • 黒澤家史料 - 登別市郷土資料館蔵
  • 幌別鉱山獅子舞 - 幌別鉱山獅子舞保存会
  • 札内神楽獅子舞 - 札内神楽獅子舞保存会

温泉地・観光地[編集]

温泉地
観光地

イベント[編集]

  • 元旦縁起もちつき
  • 登別温泉湯まつり(2月)
  • カルルス温泉冬まつり(3月)
  • 地獄の谷の鬼花火(6月 - 8月)
  • 鷲別神社祭(6月)
  • のぼりべつ夏まつり(8月)
  • 刈田神社例大祭(8月)
  • 登別地獄まつり(8月)
  • 登別漁港まつり(9月)

名産品[編集]

※2011年(平成23年)4月1日より市内の特産品の信頼と知名度を高めることを目的とした「登別ブランド推進協議会」が発足した。

  • 熊まんじゅう
  • 木彫り民芸品
  • わさび漬け
  • 文志郎の納豆
  • らんぼっけのたらこ
  • 閻魔ラーメン
  • プレミアムビール 鬼伝説(地ビール
    • 「青鬼ピルスナー」
      • 全国酒類コンクール ピルスナー部門 2006年度・2007年度 1位[49]
      • インターナショナル・ビアコンペティション2008「ヨーロピアン・ピルスナー」金賞受賞[50]
    • 「赤鬼レッドエール」
      • 全国酒類コンクール ビール部門 2003年度・2004年度 優勝[49]
      • ジャパン・アジア・ビアカップ2008「ライトエール」銅賞受賞[51]
      • インターナショナル・ビアコンペティション2008「イングリッシュ・ブラウンエール」銅賞受賞[52]
    • 「スイートストロベリー」
      • ジャパン・アジア・ドラフトビアカップ2008「フレーバーエール」金賞受賞[51]
    • 「金鬼ペールエール」
      • インターナショナル・ビアコンペティション2010「アメリカン・ペールエール」金賞受賞[53]
      • ジャパン・クラフト・ビア・セレクション2012 金賞・グランドチャンピオン受賞[54]
  • 牛乳プリン

登別市が登場する(ロケ地となった)作品[編集]

テレビドラマ
映画
小説
漫画

※他多数あり。

人物[編集]

出身人物[編集]

50音順

ゆかりのある人物[編集]

50音順
  • 安倍なつみ(タレント・歌手) - 室蘭市出身。北海道登別高等学校に通っていた。
  • 滝本金蔵 - 本庄村(現・埼玉県本庄市)出身。1858年(安政5年)幌別移住。登別温泉の開発者であり、第一滝本館の礎を築いた人物[55]
  • バチェラー八重子(歌人・キリスト教伝道者) - 伊達町(現・北海道伊達市)出身。「アイヌ三大歌人」の一人。幌別の聖公会で伝道活動を行っていた。
  • 日野愛憙 - カルルス温泉発見者。
  • 日野久橘 - 日野愛憙の養子。カルルス温泉開発者。

脚注・出典[編集]

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  1. ^ NOBORIBETSU GUIDEBOOK きらり登別 (PDF)” (日本語). 登別市. p. 11. 2014年7月25日閲覧。
  2. ^ 登別温泉方面からのアクセスでしか行けない倶多楽湖は、白老町の行政区域となる。
  3. ^ 気象庁 倶多楽”. 気象庁. 2014年5月27日閲覧。
  4. ^ a b No.55 キウシト湿原”. インターネット自然研究所(環境省). 2014年6月5日閲覧。
  5. ^ 気象庁(登別市の平均値)
  6. ^ NOBORIBETSU GUIDEBOOK きらり登別 (PDF)” (日本語). 登別市. pp. 12-13. 2014年5月27日閲覧。
  7. ^ a b c 登別原始林 - 文化遺産オンライン(文化庁
  8. ^ 日本八景・二十五勝・百景の選定内容 (PDF)”. 環境省. 2014年5月24日閲覧。
  9. ^ a b 幌別駐屯地 / 陸上自衛隊 第7師団ホームページ”. 陸上自衛隊第7師団. 2014年6月5日閲覧。
  10. ^ 湯Love草津(草津温泉観光協会ホームページ)”. 草津温泉観光協会. 2014年6月4日閲覧。
  11. ^ 環境省選定 かおり風景100選”. 環境省. 2014年5月15日閲覧。
  12. ^ 北海道遺産「登別温泉地獄谷」”. NPO法人北海道遺産協議会事務局. 2014年5月15日閲覧。
  13. ^ “北海道で5万6千戸が一時停電 猛吹雪、鉄塔が倒壊”. 日本経済新聞 (日本経済新聞社). (2012年11月28日). http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2705F_X21C12A1CZ8000/ 2014年5月25日閲覧。 
  14. ^ “停電5万5千戸に拡大…室蘭市内は早朝から順次復旧”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2012年11月28日). http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2012/11/28/20121128m_01.html 2014年7月25日閲覧。 
  15. ^ 3・3・301中央通(若山地区)拡幅改良事業の促進 (PDF)”. 登別市. 2014年3月31日閲覧。
  16. ^ “登別のJR貨物鷲別機関区廃止へ、運転課は縮小し存続”. 室蘭民報 (室蘭民報社). (2014年8月6日). http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2014/08/06/20140806m_04.html 2014年9月5日閲覧。 
  17. ^ ようこそ!登別市議会ホームページへ”. 登別市議会事務局. 2014年7月5日閲覧。
  18. ^ 登別市民プール『らくあ』”. 2014年7月25日閲覧。
  19. ^ a b c d e f 登別市教育・文化・スポーツ ポータルサイト”. 登別市教育委員会. 2014年7月25日閲覧。
  20. ^ 登別市立図書館”. 2014年7月25日閲覧。
  21. ^ NPO法人モモンガくらぶ”. 特定非営利活動法人登別自然活動支援組織モモンガくらぶ. 2014年7月25日閲覧。
  22. ^ FMびゅー ~まちを「おと」で伝える~ 西いぶり地域のコミュニティFM局”. 室蘭まちづくり放送. 2014年6月5日閲覧。
  23. ^ 日本工学院北海道専門学校”. 2014年5月26日閲覧。
  24. ^ 北海道登別青嶺高等学校”. 2014年5月26日閲覧。
  25. ^ 北海道登別明日中等教育学校 ホームページ”. 2014年5月16日閲覧。
  26. ^ 登別中学校”. 2014年5月16日閲覧。
  27. ^ 北海道 登別市立幌別中学校”. 2014年5月16日閲覧。
  28. ^ 西陵中学校”. 2014年5月16日閲覧。
  29. ^ 登別市立緑陽中学校ホームページ”. 2014年5月16日閲覧。
  30. ^ 登別市立 鷲別中学校”. 2014年5月16日閲覧。
  31. ^ 登別市立登別小学校”. 2014年6月5日閲覧。
  32. ^ 幌別東小学校ホームページ”. 2014年6月5日閲覧。
  33. ^ 登別市立幌別小学校”. 2014年6月5日閲覧。
  34. ^ 登別市立幌別西小学校”. 2014年6月5日閲覧。
  35. ^ 登別市立青葉小学校のホームページへようこそ”. 2014年6月5日閲覧。
  36. ^ 富岸小学校”. 2014年6月5日閲覧。
  37. ^ 登別市立若草小学校”. 2014年6月5日閲覧。
  38. ^ 鷲別小学校ホームページ”. 2014年6月5日閲覧。
  39. ^ 登別カトリック聖心幼稚園”. 学校法人 北海道カトリック学園. 2014年6月23日閲覧。
  40. ^ a b c 白菊幼稚園&コロポックルの森”. 2014年6月23日閲覧。
  41. ^ リリー文化幼稚園ホームページ”. 学校法人 北斗文化学園. 2014年6月23日閲覧。
  42. ^ 登別地方高等職業訓練校 キャリア開発と自己啓発 新しい自分を目指して”. 職業訓練法人 登別職業訓練協会. 2014年6月5日閲覧。
  43. ^ いぶり中央漁業協同組合”. 北海道. 2014年5月26日閲覧。
  44. ^ 登別漁港”. 室蘭港湾事務所. 2014年5月26日閲覧。
  45. ^ JA伊達市 伊達市農業協同組合”. 2014年5月26日閲覧。
  46. ^ 一般社団法人 北海道ハイヤー協会”. 2014年9月4日閲覧。
  47. ^ 知里幸恵 銀のしずく記念館”. 2014年5月16日閲覧。
  48. ^ 鬼ナビステーション登別”. 2014年5月26日閲覧。
  49. ^ a b プレミアムビール 鬼伝説”. のぼりべつ地ビール館. わかさいも本舗. 2014年6月12日閲覧。
  50. ^ 2008年の入賞ビール (PDF)”. 日本地ビール協会. p. 1. 2014年6月6日閲覧。
  51. ^ a b JABC2008”. 日本地ビール協会. 2014年6月12日閲覧。
  52. ^ 2008年の入賞ビール (PDF)”. 日本地ビール協会. p. 2. 2014年6月6日閲覧。
  53. ^ 2010年の入賞ビール (PDF)”. 日本地ビール協会. p. 3. 2014年6月12日閲覧。
  54. ^ JCBS AWARD 2012”. NPO法人 日本の地ビールを支援する会. 2014年6月12日閲覧。
  55. ^ 登別温泉と第一滝本館の歴史”. 登別温泉 第一滝本館. 2014年6月6日閲覧。

参考文献[編集]

  • 登別市史編纂委員会『市史 ふるさと登別』(昭和60年)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

行政
産業・観光
地域情報サイト