洞爺湖温泉

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Hot springs 001.svg洞爺湖温泉
View of Tōyako-onsen town.JPG
通称見晴台から望む洞爺湖温泉街(2008年5月)
温泉情報
所在地 虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉
交通 鉄道-JR北海道室蘭本線洞爺駅
バス-道南バス洞爺駅より約20分
車-道央自動車道虻田洞爺湖IC
泉質 ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉
泉温 47.0
湧出量 1430L/min(動力浮揚)
pH 6.7
液性の分類 中性
浸透圧の分類 低張性
宿泊施設数 20
外部リンク 洞爺湖温泉観光協会
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洞爺湖温泉(とうやこおんせん)は、北海道虻田郡洞爺湖町洞爺湖温泉にある温泉

泉質[編集]

  • ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物温泉(低張性・中性・高温泉)[1]
    • 源泉は温泉利用協同組合により一括管理配湯されており、どの施設でも泉質は同じである。泉温がやや低いため組合で加温している。飲泉不適。
    • 湯色は概ね透明だが、濾過循環していない施設では湯の花により黄褐色に見える。

温泉街[編集]

昭和新山と麓の洞爺湖温泉街。左は洞爺湖、右は有珠山
洞爺湖から見た温泉街
有珠山の金毘羅山噴火口と洞爺湖温泉街

洞爺湖南側湖畔に、ホテル旅館飲食店・みやげ物屋等が温泉街を形成している。街中の各所に無料の足湯手湯もある。

様々なイベントを行っており、GWから10月末まで毎晩行われる「洞爺湖ロングラン花火大会」、8月いっぱい毎晩行われる盆踊り、毎年5月末に行われる「洞爺湖マラソン」、6月に行われる「TOYAKOマンガ・アニメフェスタ」等がある。

温泉街の中に遊覧船発着場があり、洞爺湖・中島遊覧、夜の花火湖上観覧を楽しめる。2000年有珠山の噴火でできた噴火口が温泉街の南西部にあり、一部立ち入り制限はあるものの、間近で見学することができる。有珠山噴火の資料を集めた「火山科学館」(有料)もある。「とうや湖ぐるっと彫刻公園」58基の野外彫刻の一部が当温泉街付近にもあり鑑賞できる。周辺にはキャンプ場も2つある。

周辺の温泉地として壮瞥温泉財田温泉洞爺温泉仲洞爺温泉洞爺月浦温泉が洞爺湖畔に点在する。

歴史[編集]

1917年(大正6年)6月、三松正夫、杉山春巳、安西岩吉の3人が、湖岸で43℃の源泉を発見した。1910年(明治43年)の有珠山側火山四十三山の噴火により誕生したものと考えられている。三松らは翌月に道庁から利用許可を受け、秋には竜湖館という温泉宿を始めており、これが洞爺湖の温泉旅館第一号である。開湯当初は「床丹温泉」という名前であったが、後に湖名にちなんで洞爺湖温泉に改名した。

1928年(昭和3年)に国鉄長輪線(現在の室蘭本線)が全通、翌年虻田駅(現在の洞爺駅)と洞爺湖畔との間に洞爺湖電気鉄道が開通(1941年に廃止)すると、洞爺湖温泉は多くの宿の並ぶ温泉街となった。

1944年(昭和19年)有珠山の活動で出現した昭和新山は、第二次世界大戦後に新たな観光地となった。また1949年(昭和24年)には一帯が支笏洞爺国立公園に指定され「洞爺」の知名度が上がったこともあり、洞爺湖温泉はさらに多くの観光客を集めるようになる。1960年(昭和35年)には「洞爺湖温泉利用協同組合」が設立され、源泉の共同管理が始まる。

1982年(昭和57年)からは連夜花火を打ち上げるロングラン花火大会が始まり、温泉の新たな名物となった。有珠山の至近にあり、1977年2000年の噴火では物理的な損害のみならず、観光客の減少による営業的な損害も非常に大きかったがその度に立ち直っている。

施設[編集]

アクセス[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 泉質は平成17年10月の温泉分析書[1]による。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]