北部方面隊

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北部方面隊
JGSDF Northern Army.svg
創設 1952年昭和27年)10月15日
所属政体 日本の旗 日本
所属組織 陸上自衛隊
部隊編制単位 方面隊
所在地 北海道 札幌市
編成地 札幌
愛称 北方、NA
上級単位 陸上幕僚監部
担当地域 北海道
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北部方面総監部庁舎

北部方面隊(ほくぶほうめんたい、JGSDF Northern Army)は陸上自衛隊方面隊のひとつ。 北海道全域の防衛警備災害派遣等を担任している。方面総監部所在地は札幌市

概要[編集]

北部方面隊は、2個師団及び2個旅団を基幹兵力としており、管内には28個の駐屯地、10個の分屯地、4個の地方協力本部が配置されている。陸上自衛隊唯一の機甲師団である第7師団を傘下に持ち、特に冷戦期は対戦略の最前線部隊として重視され、新装備の優先配備などが行なわれた。

北部方面隊は冷戦中、4個師団、人員5万人、戦車600両、火砲400門/両の規模を有していたが、陸上自衛隊の人員・装備の削減や中国軍の近代化に伴う西方重視の傾向が強まっているため、平成26年度までに2個師団・2個旅団、人員3万人、戦車300両、火砲200門/両の規模にまで縮小する計画である[1]。しかし、陸上自衛隊の保有する戦車と火砲がそれぞれ400両/門にまで削減される中でそれらの大半が北部方面隊に配備され続けることに変わりは無い。

沿革[編集]

  • 1952年(昭和27年)10月15日:保安隊創設に伴う増員[2]により、中間司令部として札幌駐屯地において方面総監部が開庁。隷下に第2管区隊のほか、直轄部隊として北部方面特科団・独立第一特車大隊・独立第一施設群、北部方面通信大隊などを擁する[3]。担当地域は北海道、青森、岩手、秋田[3]。北海道北部・東部を第2管区隊が担当し、他は方面隊直轄であった。
  • 1953年(昭和28年)4月1日:東北地方北部が第1管区隊の担当となり、北部方面隊は北海道のみの担当となる[2][3]
  • 1954年(昭和29年)9月:隷下に北海道東部を担当する第5管区隊が新編[2][3]
  • 1955年(昭和30年)12月:隷下に北海道南部を担当し、機械化部隊を見込んだ第7混成団が新編[2][3]
  • 1962年(昭和37年)1月~8月:大規模な改編が行われ、2個管区隊・1個混成団体制から4個師団(第2・第5・第7・第11)体制となる。
  • 1968年(昭和43年)3月1日:北部方面通信隊が北部方面通信群に改編。
  • 2000年(平成12年)3月:方面後方支援隊及び方面衛生隊を新編
  • 2004年(平成16年)3月:第5師団を旅団に改編(詳細は当該記事)
  • 2008年(平成20年)3月:中期防衛力整備計画 (2005)に基づく隷下部隊の改編及び新編
  1. 第11師団を第11旅団に、第3施設団を北部方面施設隊に改編
  2. 第11師団隷下の1個対戦車隊と普通科連隊1個中隊を統合、方面直轄部隊として方面対舟艇対戦車隊を新編
  3. 方面総監直轄部隊である第301保安中隊北部方面警務隊隷下に編成替え
  • 2011年(平成23年)4月:部隊の新・改編
  1. 第2師団及び第5旅団の改編(詳細は当該記事を参照)
  2. 北部方面教育連隊を方面混成団に改編し第52普通科連隊を新編。

編制[編集]

  • 北部方面総監部および同付隊


方面総監部[編集]

北部方面総監部は、札幌市中央区の札幌駐屯地にある。

主要幹部[編集]

職名 氏名 階級 補職発令日 前職
方面総監 岡部俊哉 陸将 2015年3月30日 統合幕僚副長
幕僚長
兼 札幌駐屯地司令
田浦正人 陸将補 2013年12月18日 陸上自衛隊幹部候補生学校
前川原駐屯地司令
幕僚副長 西浩徳 陸将補 2013年8月22日 中央即応集団副司令官
中村裕亮 2014年3月28日 陸上幕僚監部教育訓練部教育訓練課長
政策補佐官 事務官
総務部長 藤原修 1等陸佐 2015年4月1日 陸上幕僚監部防衛部防衛課
統合幕僚監部防衛計画部
人事部長 髙木勝也 1等陸佐 2015年3月30日 中央即応集団司令部幕僚副長
情報部長 檀上正樹 1等陸佐 2014年8月5日 北部方面警務隊
防衛部長 池田頼昭 1等陸佐 2014年8月5日 第2師団司令部幕僚長
装備部長 山﨑嘉樹 1等陸佐 2015年3月30日 陸上自衛隊補給統制本部火器車両部長
医務官 森知久 1等陸佐 2014年4月1日 陸上幕僚監部衛生部医務・保健班長
自衛隊中央病院麻酔科
防衛医科大学校講師
監察官 森茂也 1等陸佐 2014年8月1日 陸上自衛隊富士学校機甲科部副部長
法務官 前田貞一郎 1等陸佐 2014年3月26日 陸上自衛隊幹部候補生学校主任教官

歴代主要幹部[編集]

歴代の北部方面総監(陸将
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
1 中野敏夫 1952.10.15 - 1954.6.30 東京帝国大学 警察予備隊警察監 幹部学校長
2 岸本重一 1954.7.1 - 1957.8.1 陸士34期・陸大46期 第2管区総監 幹部学校長
3 松谷誠 1957.8.2 - 1960.7.31 陸士35期・陸大43期 西部方面総監 陸上幕僚監部
→1960.12.31退職
4 高山信武 1960.8.1 - 1962.3.11 陸士39期・陸大47期 第1管区総監 陸上幕僚副長
5 宮崎舜市 1962.3.12 - 1965.3.16 陸士40期・陸大51期 第1師団長 退職
6 塚本政登志 1965.3.16 - 1966.7.1 陸士42期・陸大53期 富士学校
7 廣瀬榮一 1966.7.1 - 1968.3.16 陸士43期・陸大52期 第12師団長
8 橋本正勝 1968.3.16 - 1970.7.1 陸士45期・陸大53期 第1師団長
9 齊藤春義 1970.7.1 - 1972.3.16 陸士48期・陸大56期 第1師団長
10 舞敏方 1972.3.16 - 1974.3.16 陸士50期・陸大57期 統合幕僚会議事務局長
統合幕僚学校長
11 倉重翼 1974.3.16 - 1976.3.16 陸士52期 陸上幕僚副長
12 田中象二 1976.3.16 - 1978.3.16 陸士54期 幹部学校長
13 近藤靖 1978.3.16 - 1980.3.17 陸士56期 第11師団長
14 太田穰 1980.3.17 - 1981.7.1 陸士58期 第2師団長
15 渡部敬太郎 1981.7.1 - 1983.3.15 陸士60期 第10師団長 陸上幕僚長
16 中村守雄 1983.3.16 - 1984.6.30 陸航士61期 陸上幕僚副長 陸上幕僚長
17 五十嵐晃 1984.7.1 - 1986.3.17 第8師団長 退職
18 井上年弘 1986.3.17 - 1988.7.7 九州大学 第3師団長 退職
19 志摩篤 1988.7.7 - 1990.3.15 防大1期 防大幹事 陸上幕僚長
20 志方俊之 1990.3.16 - 1992.3.16 防大2期 防大幹事 退職
21 冨澤暉 1992.3.16 - 1993.6.30 防大4期 陸上幕僚副長 陸上幕僚長
22 青戸秀也 1993.7.1 - 1994.7.1 防大4期 防大幹事 退職
23 渡邊信利 1994.7.1 - 1995.6.29 防大6期 陸上幕僚副長 陸上幕僚長
24 大越兼行 1995.6.30 - 1997.7.1 防大7期 第2師団長 退職
25 磯島恒夫 1997.7.1 - 1999.3.30 防大9期 陸上幕僚副長 陸上幕僚長
26 酒巻尚生 1999.3.31 - 2001.1.11 防大10期 統合幕僚会議事務局長 退職
27 先崎一 2001.1.11 - 2002.12.1 防大12期 陸上幕僚副長 陸上幕僚長
28 持田修 2002.12.2 - 2004.8.30 防大13期 第2師団長 退職
29 得田憲司 2004.8.30 - 2006.8.4 防大15期 統合幕僚会議事務局長
30 廣瀬誠 2006.8.4 - 2008.8.1 防大17期 陸上幕僚副長
31 酒井健 2008.8.1 - 2010.7.26 生徒13期・防大19期 陸上幕僚副長
32 千葉徳次郎 2010.7.26 - 2012.7.26 生徒15期・防大21期 防大幹事
33 岩田清文 2012.7.26 - 2013.8.26 防大23期 統合幕僚副長 陸上幕僚長
34 田邉揮司良 2013.8.27 - 2015.3.30 防大24期 防大幹事 退職
→2015.4 東京都庁危機管理監
歴代の北部方面総監部幕僚長(陸将補)
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職
吉江誠一 1960.8.1 - 1962.7.31 陸士43期・陸大50期 統合幕僚会議事務局第2幕僚室長 第13師団長
橋本正勝 - 1964.3.15 陸士45期・陸大53期 第2師団長
益田兼利 1964.3.16 - 1965.7.15 陸士46期・陸大54期 第2師団長
長谷川茂 - 1967.6.30 陸士47期・陸大57期 第10師団長
田畑良一 1967.7.1 - 1968.6.30 陸士48期・陸大57期 防大幹事
齋藤稔 1968.7.1 - 1969.6.30 京都帝国大 第9師団長
和田曻治 1969.7.1 - 1970.6.30 第13師団長
倉重翼 1970.7.1 - 1971.6.30 陸士52期 第1空挺団長 陸上自衛隊航空学校
栗栖弘臣 1971.7.1 - 1972.6.30 東京帝国大 第13師団長
馬來祥介 1972.7.1 - 1973.6.30 第9師団長
大西啓 1973.7.1 - 1975.3.16 陸士55期 第10師団長
高田不二男 1975.3.17 - 1976.10.14 第9師団長
落合成行 - 1981.6.30 陸士59期 第13師団長
曾根輝雄 1981.7.1 - 1982.6.30 第4師団長
若月勲 1982.7.1 - 1983.6.30 第1空挺団長 第10師団長
狩野泰輔 1983.7.1 - 1985.3.15 第7師団長
宮澤作太郎 1985.3.16 - 1986.3.16 第11師団長
久我幹生 1986.3.17 - 1987.3.15 防大1期 陸上幕僚監部調査部長 第5師団長
吉崎格 1987.3.16 - 1988.7.6 防大2期 福岡地方連絡部長 第2師団長
里中哲朗 1988.7.7 - 1990.3.15 立命館大学 陸上幕僚監部監理部長 第10師団長
隈部正則 1990.3.16 - 1991.3.15 防大5期 陸上幕僚監部監理部長 第3師団長
長谷川重孝 1991.3.16 - 1992.6.15 防大6期 陸上幕僚監部監察官 第10師団長
石田潔 1992.6.16 - 1993.6.30 防大7期 大阪地方連絡部長 第6師団長
大北太一郎 1993.7.1 - 1994.6.30 防大8期 東京地方連絡部長 第4師団長
中谷正寛 1994.7.1 - 1996.6.30 防大10期 東部方面総監部幕僚副長 第4師団長
岩猿進 1996.7.1 - 1998.6.30 防大12期 東部方面総監部幕僚副長 第7師団長
松川正昭 1998.7.1 - 1999.12.9 防大13期 陸上幕僚監部装備部長 第3師団長
渡邊元旦 1999.12.10 - 2001.1.10 防大14期 陸上幕僚監部人事部長 第1師団長
井上廣司 2001.1.11 - 2003.3.26 防大16期 東部方面総監部幕僚副長 第10師団長
火箱芳文 2003.3.27 - 2005.7.27 防大18期 第1空挺団長 第10師団長
三本明世 2005.7.28 - 2007.7.2 防大19期 富士学校特科部長 第9師団長
柴田幹雄 2007.7.3 - 2008.7.31 幹部候補生学校長 中央即応集団司令官
湖﨑隆 2008.8.1 - 2011.4.26 防大21期 施設学校長 第1師団長
反怖謙一 2011.4.27 - 2012.3.29 防大23期 第15旅団長
岩崎親裕 2012.3.30 - 2013.3.27 補給統制本部副本部長 技術研究本部技術開発官(陸上担当)
太田牧哉 2013.3.28 - 2013.12.17 防大26期 統合幕僚監部総務部長 第7師団長

脚注[編集]

  1. ^ 陸上自衛隊の意義・役割
  2. ^ a b c d 警察予備隊の変貌‐コンスタビュラリーから防衛部隊へ‐ 渡辺雅哉・植村秀樹 軍事史学 通巻169号(2007年1月)
  3. ^ a b c d e 十八万十三個師団への道 檜六郎 『軍事研究』1985年4月号 P152-165 株式会社ジャパンミリタリー・レビュー

関連項目[編集]

外部リンク[編集]