ウルトラマンメビウス
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ウルトラマンメビウス | |
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ドラマ | |
監督 | 佐野智樹、村石宏實、高野敏幸 梶研吾、小原直樹、鈴木健二 北浦嗣巳、原口智生、アベユーイチ 小中和哉、八木毅 |
制作 | 中部日本放送、円谷プロダクション |
放送局 | TBS系列 |
放送期間 | 2006年4月8日 - 2007年3月31日 |
話数 | 全50話 |
テンプレート - ノート |
『ウルトラマンメビウス』は、円谷プロダクションが制作した巨大変身ヒーロー特撮テレビドラマの作品名およびその劇中で主人公が変身するヒーローの名前である。2006年(平成18年)4月8日から2007年(平成19年)3月31日まで中部日本放送(CBC)・TBS系列で全50話が放送された。
以下の他メディア作品についても本項で記述する。
- セルDVD特典ノベルス 『ザ・ウルトラマンメビウス』
- 書籍・ショー展開 『ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦』
個別項目のある作品の詳細は以下参照。
- 劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』
- WEB配信『ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ』
- 書籍展開・オリジナルビデオ(OV) 『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』
- 書籍展開・OV 『ウルトラマンメビウス外伝 ゴーストリバース』
- ノベライズ 『ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント』
概要
特徴
本作は「ウルトラマンシリーズ誕生40周年記念作品」である。
それまでのTVシリーズのなかで、劇中で同一の世界観とが明確に表現されている『ウルトラマン80』までの作品の続編とし、『80』の最終回(第50話)でウルトラマン80(とユリアン)が地球を去ってから25年間、地球に怪獣や宇宙人が一切現れなかった世界を舞台とする。
本作は単に、昭和の歴代ウルトラマンや過去の人気怪獣・宇宙人(主に第2期ウルトラシリーズ[1])が登場するだけでなく、怪獣・宇宙人にまつわる事件を登場人物の口から語らせたり、過去の名ゼリフや語句・事件を引用することで旧作との繋がりを明示している。40周年記念作品ということもあり、全体的にM78系ウルトラマンシリーズの集大成とも言える内容となっている(最後の敵などはその顕著な例)。また、旧作懐古的な要素を盛り込みつつも、デザインの変わるパワーアップ描写(M78星雲のウルトラマンとしては初)、青いウルトラマンの登場、連続ドラマ性を持たせたストーリーなど、平成ウルトラマンシリーズの要素も含まれている。中盤で自分の正体を知られるという、 それまでのウルトラシリーズではタブーとされてきたことを初めて破った作品でもある[注 1]。
ウルトラマンメビウスは、歴代ウルトラマンで最も若い宇宙警備隊のルーキーとして登場。彼の人間態であるヒビノ・ミライが入隊したCREW GUYSも、第1話でアイハラ・リュウを残して一度全滅し、新たに参画したメンバーで構成されている。そんなルーキーウルトラマンとルーキーチームの成長を中心にドラマは描かれており、シリーズ前半では青春ものや学園ものの作劇フォーマットが取り入れられている[2][3]。前々作『ウルトラマンネクサス』のテーマである「絆」をより普遍的なものへと発展させた「友情」をメインテーマに掲げている[2]。
企画・製作
前作『ウルトラマンマックス』放送開始後の2005年7月から本作の企画はスタートしており、その時点から歴代ウルトラマンの客演は決定していた[4][5]。様々な議論の末[注 2]、「友情」というテーマを活かすには王道が相応しいという結論になり、ウルトラ兄弟を軸としたドラマ展開に決定した[2]。また、銀河連邦も導入してジャンボーグAのような他の円谷ヒーローの登場も検討されていた[6]。企画時の段階では、地球は銀河連邦に加盟する資格がないと判断されてメビウスは光の国への帰還を余儀なくされる結末が考えられていた[6]。
スタッフはプロデューサーの渋谷浩康を中心に、『ネクサス』のスタッフが多く参加している[1]。
再登場怪獣は、バルタン星人など第1期ウルトラシリーズは『マックス』で多く登場していたため、ベムスターなど第2期ウルトラシリーズの怪獣が中心となっており、ムカデンダーのような知名度の低い怪獣も登場させることで過去の作品との世界観の繋がりに説得力を与えている[2]。過去の作品での描写を意識的に取り込みつつ、新解釈の設定も積極的に盛り込んでいる[2]。
玩具展開は、これまでの夏や秋からのスタートでは序盤に発売スケジュールを集中させなければならなかったが、平成ウルトラシリーズでは初めて4月開始となったことでスタートから年末まで広く展開できた[7]。
映画『ULTRAMAN』よりウルトラシリーズに参加し、円谷プロのCGIチームを指導してきた板野一郎は本作をもって円谷プロを離れた[8]。板野はCGでの空中戦が中心となった第38話を空中戦の卒業試験と称している[8]。従来の円谷プロでは作品が終了するとCGIチームは縮小・解散されていたが、板野の指導で技術向上したことで本作以後もチームは存続され、自社作品のみならず独自に営業活動を行って外部作品の製作も手掛けるなど活動が継続された[8]。
評価・影響
前半は『マックス』からの時間移動などで視聴率では苦戦した。だが、劇場版(『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』)の公開後から認知度が上がり、視聴率は『ネクサス』以降での最高値を記録し、年末の玩具売上も好成績を残した[1]。特にウルトラ兄弟客演エピソードは、メインターゲットの子供だけでなく親世代やマニア層など幅広い視聴者層から支持を受けた[1]。
放送終了後も後日譚となる外伝作品などが多数制作され、様々なメディアで活躍していた。
本作の終了後、3クール以上のウルトラシリーズの放送は長期の休止期間に入る。
あらすじ
「怪獣頻出期」と呼ばれる、ウルトラマンが地球を守っていた時代が終息してから25年。
突如、宇宙から飛来してきた怪獣ディノゾールを前に、対怪獣防衛チーム・CREW GUYSは隊員のアイハラ・リュウだけを残して全滅してしまった。その時、街を蹂躙するディノゾールの前に、ウルトラマンメビウスが立ち塞がった。彼こそ、ウルトラマンの故郷・M78星雲光の国からウルトラの父の命を受けて地球に降り立った宇宙警備隊のルーキーである。ディノゾールを倒したメビウスだったが、周囲の被害を顧みない荒削りな戦いぶりをリュウに非難される。戦いの後、メビウスの仮の姿であるヒビノ・ミライは、新生クルー第1号としてGUYSに入隊し、新隊長のサコミズ・シンゴとともにリュウと対面する。
そして、ミライがディノゾール襲来時に出会っていたカザマ・マリナ、イカルガ・ジョージ、アマガイ・コノミ、クゼ・テッペイの素質を見抜いて彼らをGUYSにスカウトしたことで、新生GUYSが誕生した。
ルーキー同士のメビウスと新生GUYSは、ともに地球を守りながら成長していく。
主な登場人物
CREW GUYS
- ヒビノ・ミライ
- 本作の主人公。ウルトラマンメビウスが、仲間や父親を救うために自らを犠牲にした宇宙飛行士のバン・ヒロトをモデルに自ら地球人に変身した姿で、外見年齢18歳。ヒロトの父バン・テツロウから言われた言葉の中にあった「日々の未来」が名前の由来。
- 明るい性格だが地球に関する知識は充分でなく、日常的な知識の面で疎く、言動の端々に異文化に対する戸惑いがある[注 3]ほか、不意に正体を知られかねない言動がある。GUYS入隊直後に食べて以来、カレーが大好物である[注 4]。パイロットとしての実力が高く、墜落数はゼロである。
- 第29・30話でGUYSクルーに正体を知られて以降は、他の人物に対しても自分の正体を隠すことはしなかった。
- 地球を訪れる以前から地球と人間に対して強い憧れを抱いており、人間への信頼や彼らを愛する気持ちが一際強いが、それゆえに第44話でヒルカワから一方的に手酷い仕打ちを受けた時や、第45話でデスレムの策略に陥れられた時など、人間の裏切りや醜い様を目の当たりした際には、激しい衝撃や失望感に打ちひしがれる事もあった。人間として暮らしながら人間の良き点と悪しき点の両方を学び、ウルトラ兄弟が地球を「かけがえのない星」と呼び、命懸けで守った理由を理解すると同時に、「自分自身にしか見付けられない本当に大切なもの」を見付けていった。
- 第50話でエンペラ星人を倒した後、地球での経験を後輩のウルトラマンに伝えていくことをGUYSクルーに約束し、光の国に帰っていった。
- 客演情報については、#ウルトラマンメビウスのゲスト出演を参照。
- アイハラ・リュウ
- 年齢20歳。ディノゾールとの戦いで壊滅した旧CREW GUYS唯一の生存者である。基地内に残ることが多いサコミズに代わって現場の指揮を務めることが多い。マリナから「熱血バカ」と言われるほど熱くなりやすい性格に加え、人一倍GUYSとセリザワへの情が厚いため、クルーと衝突することもある。また、強い正義感故に粗忽な一面もあり、第32話ではメイツ星人ビオと交渉をしていたミライを見て、ミライが襲われていると誤解してビオを銃撃した事で彼を憤慨させてしまった結果、ゾアムルチによる攻撃が開始されてしまう事態を招いている。意外にも幽霊などの類は苦手で第28話でノーバが幽霊のように現れた際にはジョージやマリナとともに悲鳴をあげて逃げ出している。
- GUYSの任務に強い誇りを持ち、「地球は我々人類自らの手で守り抜く」をモットーとしているためにウルトラマンの存在を快く思わず、メビウスが初登場したときには、街の被害を顧みない戦い方に憤慨していた。しかし、第3話でウルトラマンが命を削って戦っていることを知ってからは、ウルトラマンを仲間として認めている。だが、それ以降も第18話でオオシマ彗星破壊の手柄をメビウスに横取りされてしまった時や、第27話でCREW GUYSの皆でメビウスのデータを見ていた時などに、ミライの目の前でメビウスの悪口を言い、図らずもミライの心を傷つけてしまったこともある。
- セリザワから「ウルトラ5つの誓い」を教わっており、彼のことを深く尊敬している。それ故に、セリザワを死に追いやったディノゾールや、身体を乗っ取ったツルギを激しく憎んだり、新たに隊長となったサコミズを隊長とは呼ばずに「サコミズさん」と呼び距離を置くこともあったが、第17話でセリザワが地球を去ってからは、素直にサコミズを「隊長」と呼ぶようになる。
- ミライの成長とともに自らも彼の兄貴分として成長し、ミライを支えてほかのクルー以上に仲がいい存在でもあるが、馴れ合いの関係ではなく間違いがあればお互いが注意する良き友人でもある。また、第29・30話でミライの正体を知ってからは、一番の理解者となる。
- 第50話でのエンペラ星人との戦いでは、セリザワからナイトブレスを託され、新たなヒカリとして戦った。戦いの後、ミライ=メビウスが光の国に帰還し、ほかのクルーもGUYSを離れていった中で一人GUYSに残り、セリザワやサコミズの跡を継ぎ、若くしてCREW GUYSの新隊長となる。
- OV『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』
- 隊長となり、若手の手本としてTV版の頃に比べてかなり冷静な性格になっている。だが、再び集結した旧GUYSメンバーと戦った時は昔の熱さが復活している。
- サコミズ・シンゴ
- 年齢40歳。CREW GUYS新隊長。隊長服は襟が普通の隊員服では赤なのに対し、白である。常に飄々としているが部下を信頼しており、その時々に最適なフォローをする。前線にも積極的には出ないが、パイロットとしても優れている。
- 好物はコーヒー(特にエスプレッソ)で、隊長席には多数のコーヒー豆が常備されており、ディレクションルームでもしばしば飲んでいる。
- ツルギがセリザワの身体を乗っ取っていたことや、クルーたちとウルトラ兄弟のテレパシーでの会話の内容を知っていたり、別任務や本部出勤などで不在なことが多いなど、謎めいた部分を持つ。その正体はGUYS JAPAN総監であると同時に科学特捜隊[注 5]の宇宙勤務での隊長でもあり、宇宙での任務中に地球との時間の遅れ(浦島効果)を経験していることから、実際にはタケナカ最高総議長と同い年であることが明かされた。当時の任務中、冥王星の軌道上で謎の円盤群に襲われたところをゾフィーに救われ、この一件が理由でウルトラマンとともに戦いたいと考えていた。そして、総監の身分を隠してまで隊長として前線に立っていた。第50話でゾフィーと一体化し、メビウス=ミライらとともにエンペラ星人と戦った。
- イカルガ・ジョージ
- 年齢20歳。ミライからスカウトされた、新生GUYSクルーの1人。怪獣の攻撃を完全に見切るほどの動体視力と空間認識能力を持ち、射撃手としての実力はリュウにも引けを取らない。
- 元はスペインリーグに所属していたプロサッカー選手で、スペイン語を口にする。怪我のために日本でリハビリ中であったが、ミライの説得に折れてGUYSに入隊。入隊当初は何度か衝突を起こすものの、次第に彼らとの友情を築く。
- プロサッカー選手時代は、必殺の「流星シュート」を武器にスペインリーグで3年連続得点王となったが、先述の能力による自分の感性を周りに理解されなかった過去から仲間と呼べる存在がおらず、チームメイトからもマスコミ[注 6]からも白い目で見られていた。
- ニヒルでクールだが、実は意外にお調子者の二枚目半で、曲がったことや筋の通らないことを嫌うリュウに負けず劣らずの熱血漢ぶりを見せることもある。女性に対する対応は丁寧で時には口説きにかかることもあり、それでマリナに文句を言われることも多い。自分で自分の苗字(「斑鳩」)を漢字で書けないことがコンプレックスで、ゆえに苗字やフルネームで呼ばれることを嫌っている。過去に海で酷い目に遭った経験から海などの異空間は苦手[注 7]で、海底や宇宙への出撃は拒否する。ただし、後者に関しては43・44話で月に出撃している。
- ウルトラマンのように誰からも憧れられる人間になるのが夢で、少年時代は「ウルトラマンになって人々の幸せを守るために怪獣と戦いたい」という夢を持っていた(それは第50話で叶った)。それゆえに第34話でおゝとりゲン=ウルトラマンレオが突然ミライを打ち倒した際には、そのウルトラマンらしからぬ行動に怒りを顕にしてゲンに銃口を向けている。
- 第50話でエンペラ星人との戦いの後、スペインリーグに復帰する。
- サッカーのシーンはすべてサッカー経験者である渡辺大輔が吹き替えなしで演じている[9]。
- カザマ・マリナ
- 年齢19歳。ミライからスカウトされた、新生GUYSクルーの1人。聴力に優れており、怪獣の鳴き声に混じる特殊な波長を聞き分けその行動を予測できる。その聴力と合わせて射撃の腕はジョージと並び、訓練では経験者のリュウ以上の腕前を見せる。
- 姓の漢字表記は「風間」。二輪ロードレースの女性ライダーで、女性ライダー初の世界選手権出場[注 8]を目指していた。マシンの操縦も得意で、出撃の際は機体の制御を担当することが多い。しかし、聴力が良すぎるゆえにマシンの不調も敏感に察知してしまうため、そこから来る恐怖による挫折も経験している。男勝りな性格と言動が特徴だが、クモが苦手という面も持つ。また、第18話で危うくガンローダーごと、ベムスターに食べられそうになったことがあり、それ以来ベムスターのことも嫌いになった[注 9]。ジョージに想いを寄せているような素振りを見せることもあったが、本人によると「サッカー選手時代のジョージのファンだった」とのこと。2人の弟がいる。
- 第50話でライダーとして復帰し、大会に出場して好成績を残す。
- 髪型はTV本編ではロングヘアだったが、OVA『アーマードダークネス』ではショートヘアに変わっている。
- クゼ・テッペイ
- 年齢18歳。ミライからスカウトされた、新生GUYSクルーの1人。姓の漢字表記は「久世」。大病院の御曹司であり、両親の望み通りに父の病院を継ごうと医大に通っていたが、幼い頃に憧れたGUYSへの夢を捨てきれず入隊を決心。その後、過保護な母ケイコにはGUYSに入隊したことを告げていなかったために反対もされるが、のちに入隊を認めてもらうこととなる(入隊後も大学には通っている)。
- 過去に出現した怪獣やウルトラマンなどに関しては博識であり[注 10]、独学で学んだ宇宙語を話すこともできる。逆に他人の持つ、怪獣や宇宙人に関する知識の誤りなどには少々厳しく、第27話ではゼットンの性質を理解していなかったばかりにプロトマケットメビウスを敗北に追いやってしまったトリヤマ補佐官を怒鳴りつけたこともある。
- 主にデータ分析や対怪獣・宇宙人の作戦を立案することが多く、基本的には基地内勤務で肉体派ではないが、個人的に興味深いことや自ら立案した作戦を指揮するために前線に赴くこともある。
- 「すべての現象は科学的に説明可能」と考えており、実際に怪獣や宇宙人の特殊能力を科学的に解明することも多い。対して心霊現象やオカルトなどは嫌うが、この手の現象が絡む事件に対してはCREW GUYSメンバーで最も勇敢。気は弱い方だが非常に理性的かつモラリストである。トマトが苦手。
- 第50話で父の跡を継ぐため、医者となった。
- アマガイ・コノミ
- 年齢18歳。ミライからスカウトされた、新生GUYSクルーの1人。当初は保育士を目指し、みやま保育園でアルバイトとして働いていた。保育園にはその後も非番の日に通っている。その子どもと接する職業柄か、本人は気づいていないが怪獣やウルトラマンが何を考えているかを察知できる力を持ち、第8話ではリムが出現した際はひとりだけ驚かず抱きかかえた。
- 普段は眼鏡をかけている。
- ミクラスやリムエレキングには懐かれており、クルーのなかで唯一ミクラスを自由に指揮できるため、ミクラス出動の際には前線に赴くこともある。
- 主に基地内でのオペレーションを担当するため、隊員服はミニスカートにオーバーニーソックス(基地の外での戦闘の際は膝当て付きのスパッツ)。気弱で怖がりで、そのうえ泣き虫であるため、戦いには向かないように見えるが、勇気はほかのクルーにも引けは取らない。GUYSの隊員の中でただ一人戦闘機に乗ったことがなかったが、第46話でリュウやジョージ、サコミズが怪我で入院し、テッペイが風邪でダウンした際には、ガンローダーで出撃し、グローザムによって氷漬けにされたメビウスを救出し、暗黒四天王の1人であるグローザムを倒すという快挙を挙げている。
- 第50話で保育士の仕事に戻った。
- 当初は嗅覚が優れているという設定が付けられる予定だった[10]。
その他
- セリザワ・カズヤ
- 年齢30歳。GUYSの前隊長で、少年時代に友人から「ウルトラ5つの誓い[注 11]」を教えられた。
- ディノゾールとの戦いで殉職したと思われたが、ボガールへの復讐を誓うツルギに憑依されて再び姿を現し、意識も封印されていたが、第8話でのリュウの叫びによって徐々に意識を取り戻し始めた(これがツルギにウルトラマンの心を取り戻させるきっかけとなった)。第11話でツルギが復讐を果たして倒れた後、ウルトラの母から新たな命を与えられて本来の姿に戻ったツルギ=ウルトラマンヒカリとともにウルトラマンとして復活し、意識も完全に取り戻す。
- 第17話でリュウ達の成長を認めてヒカリとして地球を去る[注 12]が、第35話でババルウ星人[注 13]を追って地球へ戻ってくる。その後、ウルトラの父らが感じた脅威を調査するため、再び地球を去る。第49・50話(最終回)でGUYS救援のために駆け付け、エンペラ星人との戦いで力尽きてナイトブレスを一時リュウに託す。戦いの後、リュウと分離してゾフィーとともに光の国へ帰還する。その後もヒカリとは一体化している模様である。
- トリヤマ・ジュウキチ補佐官
- 姿を現さない総監に代わり、CREW GUYSに指示を出す中間管理職の人物。サコミズが不在の場合は出動命令も下す。また、予算の獲得や戦闘地域の避難計画の考案、地球に対して友好的な宇宙人に対する接待役も担当しており、裏方的な仕事が多いとはいえ、貢献は大きい。
- うっかり屋でドジを踏みやすく、正義感がない訳ではないが、保身が第一で余計な任務が増えることを嫌う事なかれ主義な人物。その一方で、かなりの見栄っ張りかつ目立ちたがりな一面もあり、マスコミの取材には積極的に応じる[注 14]。
- 普段から何かと虚勢を張ったり、失敗をごまかしたり、面倒事を体裁よく他人に押し付ける為に、嘘や出まかせを後先考えずに口にしたり、自分では対処しきれない事態が起こるとすぐ他人[注 15]に泣きつくなど、困った性分の持ち主。
- 意地や好奇心から余計なことをしてしまったり、良かれと思ってとった行動が裏目に出てしまうことも多く、彼の行動やミスが原因で第12話のグロテスセル騒動、第14話のテッペイのGUYS脱退騒動、第27話のプロトマケット怪獣騒動など幾度も非常事態に陥ったことがあり、クルー(特にリュウ、ジョージ、マリナ)ばかりでなく、時にはマルからも、厄介者扱いされたり、呆れられることがしばしば。また、誤解が原因で警察に連行されてしまったこともある[注 16]。
- このように普段はあまり威厳のない一面ばかり目立っているように見えるが、根はクルーの事を心から信頼している部下思いな性格で、クルーからも「トリピー」と呼ばれ、なんやかんや言われながらも親しまれているなど、上級職でありながら、GUYSのムードメーカー的な一面も担っており、第16話でのオオシマ彗星迎撃や第49話での対エンペラ星人戦など、いざという時には部下の指揮をしっかり執る事ができる。
- 剣道が得意で、有段者らしい。上司のミサキには頭が上がらず、常に「ミサキ女史」と呼んでいる。
- 名前はデザイナーの酉澤安施と丸山浩に由来する[11]。メイン監督の佐野智樹はキャラクターイメージとして『少年探偵団』(1975年版)の中村警部を挙げている[10]。
- マル補佐官秘書
- トリヤマの秘書。トリヤマを慕っており彼のフォローに回るが、一言多い性格のため叱責・八つ当たりされることが多い。一方でトリヤマが、勘違いから警察に連行されそうになった時はあっさりとトリヤマを見捨てて自分だけ逃げるなど、ちゃっかりした一面もある。
- 腕っ節は決して強くないものの、トリヤマ同様に「やるときはやる」責任感の強さもあり、もともと頭もよく回る切れ者でもあるためCREW GUYSのメンバーからの信頼も厚い。
- 名前はデザイナーの丸山浩に由来する[11]。
- ミサキ・ユキ
- 学生時代にスカウトされたGUYS総監代行で、GUYS JAPANではナンバー2の立場にあり、メテオール発動承認権やフェニックスネストのフライトモードの操縦権を持つ。怪獣が出現した際には総監に代わって作戦を直接GUYSのメンバーに説明することが多く、本部の意向をトリヤマやマルに伝えることもある。しかし、決して冷徹な性格ではなく、さほど年の離れていないGUYSクルーには信頼を寄せており、意向を汲むことも多い。
- オフの時には買い物にも出歩くような一面もある。主要人物では唯一、サコミズが総監であることを知っており、ミライの素性も彼から知らされていた。
- 名前の由来は『ファイヤーマン』の主人公・ミサキーから[6]。
- アライソ整備長
- GUYSマシンのメンテナンスを担当する整備班チーフ。過去の防衛チームにメカニックとして携わってきた経歴を持ち、パイロットを案じその腕を信頼している。しかし、マシンの整備が万全でないと出撃を止めるなどの頑固な一面もあり、それゆえにリュウとよくぶつかる。パイロットの安全のためにとメテオールの採用を進言した第1人者でもある。整備士の腕は超一流であり、かつての部下の勇魚によると「とっつぁんがいじった機体は調子がいい」とのこと。また、その勇魚にGUYSオーシャンに勧誘されたが、拒否している。
- イサナ・ヒロシ(勇魚 洋)
- 軽い性格をしているが、高い操縦技術やミライの正体に気づくほどの洞察力と勘の持ち主。その正体はGUYSオーシャンの隊長であり、サコミズとも親交がある。隊員服はGUYS JAPANの色違い。かつてGUYS JAPANの整備班で見習いとして働いていた経歴があり、アライソからもその将来を有望視されていた。彼に黙ってGUYSオーシャンの入隊試験を受けた経歴もあり疎遠になっていたが、「とっつぁん」と慕うアライソとの信頼は健在である。
- タケナカ最高総議長
- 全世界のGUYSを統括する最高責任者。サコミズを「サコっち」と呼ぶほど親交が深く、信頼関係は固い。詳しくはウルトラ警備隊#タケナカを参照。
その他の人物
- 謎の女(ボガールヒューマン)/ 高次元捕食体ボガール
- ボガールが自ら姿を変えた地球人。地球に怪獣を呼び寄せていた張本人でもある。
- かつて惑星アーブを滅ぼし、その星を観察していたツルギに仇として狙われており、メビウスやツルギと何度か激闘を繰り広げる。
- 手から光弾を放つことや怪獣を呼び寄せることができるほか、様々な特殊能力を持つ。
- クゼ・ケイコ
- テッペイの母親。テッペイには「さん」付けで呼んでいる。彼に対して非常に過保護で、それはテッペイの少年時代には心配の余り心臓発作を起こしたほど。テッペイがGUYSに入隊したことを知らされなかったが、第14話でトリヤマ補佐官が無理矢理テッペイをテレビのインタビューに出演させてしまったことがきっかけでバレてしまい、怒りながら強引に連れ戻そうとする。しかし、テッペイや他のクルーの行動を見たこと、そして初めから知っていた夫の言葉によって、最終的にテッペイの成長を認め、CREW GUYSとして活動することを許した。
- クゼ・テツハル
- テッペイの父親。久世総合病院院長で、リハビリ中のジョージの主治医でもあった。病院が怪獣に襲われた際には動けない患者を守って踏みとどまるなど、妻とは逆に度胸が座っている。そのためか、妻と違ってテッペイからGUYSに入隊したことを聞かされていた。
- バン・テツロウ
- かつて、火星からスペシウムを運ぶ任務に就いていた宇宙船アランダスの船長にして、惑星地質学者。現在は退役している。苗字の漢字表記は「伴」。妻は5年前にナメゴンに殺されている。
- ウルトラゾーンに船が吸い込まれそうになった際、息子・ヒロトを失う。メビウスがヒビノ・ミライと名乗るきっかけにもなった人物でもある。サコミズとは旧知で[注 17]、ミライ=メビウスを彼に託す。
- バン・ヒロト
- 第21・22話に登場するアランダスの乗組員で、船長・テツロウの息子。年齢は当時18歳。
- 火星で生まれたために一度も地球の大地に足を踏みしめたことがなく、地球を訪れることを楽しみにしていた。地球に到着したらまず母親の遺骨を納骨することを考えていた。しかし、ウルトラゾーンに飲み込まれそうになったアランダスのコンテナをシャトルから切り離し、自分の命と引き換えに船を救った。この時、ヒロトを救えなかったメビウスは、彼の勇気ある行為に感銘を受けると同時に償いのため、ヒロトの姿をモデルにした。劇中では遺体は見つからず、明確な生死は判明しなかった。
- 明確にウルトラマンが人間に化けている状態で人間体のモデルになった人物が登場するのは、『ウルトラセブン』の薩摩次郎以来である。[独自研究?]
- ウルトラの母から救出されていた設定で再登場させ、メビウスと一体化する案もあった[6]。
- フジサワ・アサミ博士
- 第25・26話、第46話に登場する異次元物理学者。年齢26歳。
- 飛び級を繰り返し、20歳で博士号を取得した天才で、多くのメテオールを開発する(詳細はメテオール参照)。研究と分析のためには危険を顧みず、自らドラゴリーに憑依されるなど、破天荒な行動が多い。
- ミサキとは親友で、彼女を「ユッキー」と呼んでいる。ミサキから頼まれ、GUYSへの技術援助も行う。また、サコミズとは旧知の仲であり、「サコちゃん」と呼ぶ。「総監に一度会いたいと思っている」という発言から、サコミズが総監であることは知らなかった模様。コーヒーが苦手で、飲んだあとのサコミズが歯を磨いて口をゆすいでも気付くほど敏感である。
- 軽い性格でジョージとも相性がいいが、彼とは反対に海が大好きで休日はダイビング三昧で過ごす。
- 第46話では重傷で動けないリュウたちに代わってメビウス救出に協力し、マリナやコノミ、ミサキとともに「プライド・オブ・ガールズ」を発足させる。
- メビウスの正体がミライであることは、クルーよりも前から知っていた。
- ヒルカワ・ミツヒコ(蛭川 光彦)
- 第28話、第43・44話、第48話に登場するフリーのジャーナリスト。
- 悪意や私利私欲といった人間の負の一面が凝り固まった様な性格の持ち主で、 ゴシップやスキャンダル[注 18]で他人を貶めることを何よりも好み、スクープを手に入れるためならば手段を選ばない卑劣漢。GUYSの事を頭から馬鹿にしている上、ウルトラマンに対して筋違いも甚だしい偏見[注 19]を抱いている。このような性格、思想故に様々な人物から軽蔑、顰蹙を買っている[注 20]。
- 第28話でコノミの幼なじみである俳優 スザキ・ジュンを半ば脅す形で結託し、バッシング記事をでっち上げるためのネタを手に入れるために、スザキの友人と偽ってGUYSに接触[注 21]。スザキがコノミを騙していたと激怒してスザキに殴りかかろうとしたミライの様子を盗撮して逃亡するも、改心したスザキに盗撮した写真のデータの入ったディスクをGUYSに引き渡されたことで企みは阻止される。
- 第43話では、アヤと一緒にいたミライを偶然発見し、上記の一件の逆恨みを兼ねて挑発的な取材を試みたが、そこに出現したメビウスキラーに驚いてアヤを突き飛ばして逃亡。後にメビウスキラーに辛勝するも激しく消耗していたミライを嘲笑しに再び現れたところ、ミライやアヤとともにヤプールによって異次元へと送り込まれてしまう。第44話ではミライに一方的に言い掛かりを付けて暴行した上、自分だけ助かりたい一心でヤプールの口車に乗せられ、貸し与えられた光線銃でミライを殺そうとし、さらに前述したウルトラマンに対する露骨な偏見や拒絶心を露わにするなどしてミライの心を大いに踏み躙った。
- ミライのおかげで助かっても改心することはなく、第48話では記事やワイドショーで「GUYSに宇宙人潜伏」とミライの正体をマスコミに暴露し、ミライの正体を知っていながら黙っていたGUYSまで非難。日本政府がエンペラ星人の要求を呑んでミライの身柄を引き渡して地球から追放することに賛成する素振りまで見せるなど、恩を仇で返す行動を平然とやってのけた。しかし、サコミズの演説によって最終的にはミライやGUYSを世界中の人々が支持する意向に傾き、GUYSやウルトラマンへの信用はより強いものとなるという、自分の意図とは逆の結果となり愕然。結局は自分自身が世間に対し面目と信頼を失うというしっぺ返しを受ける羽目になった。
- ジングウジ・アヤ
- 第43話・第44話・劇場版に登場するタケナカ最高総議長の孫娘である海洋学者。年齢22歳。詳しくはウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟#ジングウジ・アヤを参照。
- シキ査察官
- 第48話に登場する日本政府・国家安全保障局局員(GUYSの人事に介入する権限を持つ政府機関)。日本政府の方針でミライ=メビウスの日本政府への引渡しとサコミズの総監辞任を要求する。
- 国家に対して非常に忠実であり、当初のリュウと同様に「地球は人間の手で守らねばならない」という意識が強く、それ故にミライの身柄引き渡しを拒むGUYSの姿勢を冷笑して「仲良し組織」と揶揄し、身体を動かすことすら危険な状態に陥っているミライの体調を顧みずに政府機関へ連行しようとするなど、その態度と言動は強引かつ冷徹非情なものに見える。しかし、すべては国(の上層部)の意志に基づいたものであるため、政府の方針さえ変われば特にそれ以上の強固な姿勢を示そうとはしない。
- 最終的に人類がエンペラ星人の要求に背き、国家安全保障局長官から「メビウス引渡しの拒否」の決断を電話で知らされると、素直にその意志を汲んで撤退した(それに伴い、サコミズの辞任も撤回された)。
ウルトラマンメビウス
- 年齢:6800歳(人間換算で20代前半)
- 身長:ミクロ‐49メートル / 51メートル(インフィニティー)
- 体重:3万5000トン(ノーマル及びブレイブ) / 3万6000トン(メビウスインフィニティー、バーニングブレイブ及びフェニックスブレイブ)
- 活動時間:3分
- 飛行速度:マッハ10
データ
ウルトラの父からの命を受けて地球に降り立った宇宙警備隊のルーキー。ウルトラマンタロウを師と仰いでおり、変身巨大化時のポーズや戦闘スタイル・使用技などにタロウとの共通点が見られる。
ウルトラゾーンに飲み込まれつつあった地球人の青年バン・ヒロトをモデルに自らヒビノ・ミライの姿となり、ディノゾールとの戦いで一度全滅したCREW GUYSに、新生クルー第1号として入隊。
当初はルーキーということもあって戦い方に未熟な部分が垣間見られ[注 22]、GUYSクルーから反感を買われることもあったが、彼らとともに戦いながら成長していった。
第29・30話で、地球ではミライの姿で行動していることをGUYSクルーに知られてからも、彼らとともに戦い続けたと同時に、他のウルトラ戦士と邂逅するごとにその戦士の特徴を受け継ぎ、技や攻撃方法の幅を広げていった。第50話でエンペラ星人を倒した後、ウルトラ兄弟の一員となっている。
2006年4月15日に横浜スタジアムにて行われた横浜ベイスターズ対読売ジャイアンツ戦で、光の国にある宇宙警備隊野球部のエースだったことが明かされている[12]。
- デザイン・造型
- デザインは丸山浩が担当[13]。『ウルトラマンネクサス』のベースデザインの一つである「ウルトラマンクロス」が原案となっている[13]。顔のデザインのモチーフはツシマヤマネコ[14][15]。また一部では、没デザインが『ウルトラマンマックス』のウルトラマンゼノンに流用されたという説が流れているが[16]、それは丸山によって否定されている[17]。メビウスインフィニティー以外の強化形態のデザインは、イラストではなく写真を編集したものが用いられている[13]。
- メビウスはウルトラ兄弟と共演することを前提としていたため、ウルトラ兄弟と並んだ時にあえて浮くようにデザインされている[13]。また、近年のウルトラ戦士との差別化として額にビームランプを設けていない[13]。
- 胸回りのプロテクターは、FRPのような外観と硬質ウレタンのような軟性を両立したスキンフレックスが用いられている[18]。プロテクターに覆われたカラータイマーというデザインはこの素材の使用によって実現した[18]。
- 設定には用いられていないが、丸山は表面のカラータイマーの下に他のウルトラマンと同様の丸いカラータイマーがあると想定しており、分割線が開いて丸いカラータイマーが現れるというギミックを構想していた[13]。初期案ではメビウスブレスがカラータイマーの役割を担うという設定で、ボディにカラータイマーのないデザインも描かれていた[13]。
- その他
- 掛け声はメビウスの成長を示したいという監督のアベ・ユーイチの要望で第23話からは逞しくなった[19]。
メビウスブレス
メビウスが地球に降り立つ時、ウルトラの父から授けられた赤い神秘の万能アイテム[注 23]。本来の姿の際には、常に左前腕に装備されている。中央にはトラックボール状のクリスタルサークルがあり、これに手をかざして回転させることで、メビウスへの変身[注 24]。をはじめ、変身前後を問わず技や能力の多くを発動できる。
デザインモチーフは炎[13]。
変身プロセス
左腕を構えることで、ウルトラの父から授けられたメビウスブレスを呼び出し、右手でクリスタルサークルを回転させ起動、上に掲げて本来の姿であるウルトラマンメビウスに戻る。第50話の最終決戦時と光の国帰還時にはメビウスブレスなしで変身した。
必殺技
- メビュームシュート
- メビウスブレスのエネルギーを開放し、両手を十字に組んで放つ必殺光線。温度は約10万℃以上とされる[20]。
- 『ウルトラマンフェスティバル2006』ではウルトラホーンに匹敵するエネルギーを秘めたメビウスブレスに、ウルトラマンのエネルギーをチャージして放つ、メビュームシュートの強化版を使用する。『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では謎の時空城を破壊した。
- グリッターメビュームシュート
- 『大決戦!超ウルトラ8兄弟』にて最後の戦いでグリッター化したメビウスが使用した。
- メビュームブレード
- メビウスブレスから現われる光の剣で、接近戦において使用する。本編でも多用しており、映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』では、ベムラーの青色熱光線を切り裂いたほか、ヒカリと共にベリアルとの戦いで剣劇を繰り広げた。序盤から中盤にかけては何度か折れてしまうこともあったが、鋭い切れ味を誇り、終盤では強度も増したようで硬質な怪獣を両断する場面もある。
- ライトニングカウンター
- 左の拳から放つプラズマ電撃。メビウスブレスのクリスタルサークルを回転させてエネルギーを発生させ、引いた腕を正拳突きのように突き出すプロセスを経て放つ。
- ライトニングカウンター・ゼロ
- ライトニングカウンターを至近距離から放つプラズマ電撃パンチ。命中後に解き放ったエネルギーで大爆発が起き、それで対象を消滅させる。グロマイトやゼットンを倒した。
- メビュームダイナマイト
- タロウのウルトラダイナマイトと同様の原理で放つ自爆技。本来はウルトラ心臓を持つタロウにしか使えないが、メビウスはメビウスブレスの力により使用可能としている[3]。技の名称はヤプールが名付けた。
- タロウのウルトラダイナマイトとの差別化として爆発まで時間をかけて演出されている[21]。
- ライトニングスラッシャー
- 劇場版『超ウルトラ8兄弟』で使用。メビウスブレスから引き出したエネルギーを両手の手刀に込めて、敵を切り裂く格闘技。
その他の能力
- メビウスパンチ
- 右手にパワーを貯め炎のエネルギーを纏い敵にぶつけるものと、そのままストレートパンチを繰り出すものがある。
- メビウスキック
- 空中で使用することが多い。レオとの修業後はジャンプキックを使用することが増える。
- メビウスチョップ
- 連続チョップや脳天に決める一撃、ムカデンダーの角をつかんでの連打やジャンプチョップなど、多彩なバリエーションを持つ。
- メビウスピンキック
- レオとの特訓で生み出されたキック技。跳び蹴りを防御させた後、そのままきりもみ回転して炎を起こし、防御を突き破って攻撃するキック技。この炎を纏うことにより、バーニングブレイブになることも可能。レオの特訓の中、摩擦熱で薪を燃やす場面から編み出された。
- レオキックはレオの身体能力の高さがその破壊力を生み出すが、そこまで肉体を鍛えていないメビウスは、体を高速回転させて炎を発生させることによりキックの威力を増加させる。
- ジャイアントメビウスゥイング
- 敵の腕や尻尾などを持って数度回転させた後、空中高く投げ飛ばす技。グドンの触手で腕をつかまれた際、その反動を使って自らもともに飛び、戦場を人間のいない場所に移した。
- メビウスパワーリフト
- 重量級の敵を肩に担ぎ上げ、一気に地面に叩きつける技。
- ヘッドロック
- 怪獣や宇宙人との接近戦において、多用した締め技。ボガールモンスに対しては、口から泡を吹かせるほどの怪力で締め上げている。
- メビュームスラッシュ
- メビウスブレスに右手を添え、右手を前に突き出して放つ光刃。威力は低いが連射可能で時に部位破壊を起こす。ミライの姿でも使用可能で、その際はレッサーボガールの小型種を一撃で倒している。
- メビュームピンガー
- メビウスブレスに右手を添え、右手を前に突き出して放つ光線。敵の分身能力などを封じる技。
- メビウスディフェンサークル
- 両手を広げて形成する∞の形をしたバリア。障壁は半ば円形にも展開している。主要な防御技であり攻撃によっては反射することもできる。ミライの姿でも使用可能、その際はヒルカワに対して発動した。
- メビウスディフェンスドーム
- ドーム状のバリア。メビュームシュート発射途中でも使える。
- メビュームチャージ
- 左手に右手を添えて高速回転をし、メビウスリングを発射し十字架を破壊する技。
- メビュームストライク
- ミライからメビウスへ変身直後にエネルギーの塊となって突撃。CREW GUYSの機体をベロクロンのミサイル攻撃から防ぎ、さらに体当たりしてダメージを与えた。
- 身体のデータ化
- 自分をデジタル情報に変換して電脳空間へと突入する。
- このシーンの演出は『電光超人グリッドマン』をオマージュしている[22]。
- 流星キック
- ウルトラマンジャックのものと同様の高度からのジャンプキック。今作ではマケットゼットンとの戦闘の際、バリアの盲点を突くのにも利用された
- テレポーテーション
- ウルトラマンのものと同様の能力。現象もほぼ同じ。寿命が縮まるかどうかは作中では言及されていない。
- トゥインクルウェイ
- 光のワームホールを作り、何万光年も離れた場所を移動する。全ウルトラ戦士共通の技。
- ウルトラ念力
- ウルトラセブンのものと同様。ミライの姿でも使用可能。
- 超振動メビュームシュート
- レイモンのパートナー怪獣ゴモラの超振動波と、自身のメビュームシュートを合わせて発射する合体光線。
他のウルトラマンとの合体技
- ツインストリームランサー[23]
- メビウスとツルギが∞を描くように空中を飛び回り、交互に攻撃する連携技。
- ダブルシュートアタック[24]
- メビュームシュートとナイトシュートを同時に発射するメビウスとヒカリ(ツルギ)の合体光線。途中で光線同士が絡まる場合もある。
- エメリウムメビュームシュート[25]
- メビュームシュートとエメリウム光線を同時に放つメビウスとセブンの合体光線。途中で光線同士が合流し、威力が増幅するような描写が見られる。
- スペリオルストライク
- 超ウルトラ8兄弟が、それぞれの光線を同時発射する技。ギガキマイラの「デザスタル・バースト」の発射口である胸を狙い撃った。
- ウルトラスペリオル
- 超ウルトラ8兄弟の発射した、それぞれの最も得意とする光線が融合し、すさまじい破壊力を生み出す合体光線。宇宙空間でギガキマイラを撃破した。
- ウルトラグランドウォール
- 超ウルトラ8兄弟が力を合わせて作り出す超強力バリヤー。ひとりのウルトラマンが作るバリヤーの数万倍の強度を誇る。ギガキマイラの放ったキマイラ・ショッカーを跳ね返し、大きなダメージを与えた。
- エクセレント・リフレクション
- 超ウルトラ8兄弟が力を合わせて放つ再生光線。ギガキマイラの放ったデザスタル・バーストを無効化したのみならず、元素レベルまで破壊した海を再生した。
- ダブルパワー
- ユリアンと空中でボディを重ね合わせ、回転して体当たりする技。80がいないため、ユリアンがメビウスを呼ぶことで技を出し、ジャッカル大魔王に一撃で体当たりする。
メビウスブレイブ
ヒカリから託されたナイトブレスで、メビウスがパワーアップした形態。左腕を立てナイトブレスを呼び出し、それをメビウスブレスと一体化させてナイトメビウスブレスにすることでメビウスブレイブとなる。
胸に金色のラインが発生しているほか、体色も微妙に変化している。戦闘時には、ナイトメビウスブレスから現れる強化された光の長剣・メビュームナイトブレード(ナイトブレード同様の特徴を持つ)を使用する。
第35話でナイトブレスをヒカリに返却したため、メビウスの各強化形態の中で、唯一劇場作品やOVに登場していない。
- メビュームナイトブレードを用いた光剣技
-
- ブレードオーバーロード
- メビュームナイトブレードから放つ必殺技。瞬間的に巨大な剣を形成し敵を∞の形に切り裂く技。
- バッシブレードアタック
- メビュームナイトブレードで、敵の攻撃を跳ね返す防御技。
- スピンブレードアタック
- 自ら回転しながら敵に飛び掛り、そのまま敵の体を切り裂く必殺技。
- ブレードシュート
- メビュームナイトブレードから発射する必殺光線。
- ブレードスラッシュ
- メビュームナイトブレードの剣先から半月状のカッター光線を放つ。
- アクティブレードアタック
- 敵に向かって突進し、すれ違いざまにすばやく∞の形に切り裂く必殺技。腕を負傷していても使用出来る模様。
- メビュームナイトブレードアタック
- メビュームナイトブレードで空中に∞(無限大=メビウスの帯)の形を描き、出現した光輪を敵めがけて超高速で撃つことで、体を貫く技。
メビウスバーニングブレイブ
第30話より登場したメビウスのパワーアップ形態。GUYSの面々からの思いをエネルギーに変えて変身した「燃える勇者」。胸と背には仲間達との絆の象徴として、ガンフェニックスのペイントやリュウとミライのメモリーディスプレイと同様の、金色のファイヤーシンボルが描かれている。
身体能力が大幅に向上しており、劇場版・OVなどでも出場が多い。また、炎を発することに由来するのか高熱に耐えうる力を持っており、OV『ゴーストリバース』では炎の谷を唯一通れる宇宙警備隊のウルトラ戦士とされている。
- 必殺技
-
- メビュームバースト
- メビウスブレスから発生した炎のエネルギーを胸の部分に集中させて、巨大な火球を敵に放つ。初登場となる第30話にて、強大な再生力を有するインペライザーを一撃で破壊した。その後も様々な強敵を撃破してきたが、グローザムには冷気でかき消されて[26]無効化されてしまった。
- バーニングメビウスピンキック
- メビウスピンキックのバーニングブレイブ版。通常とは少し異なり、こちらは相手に飛び込む時からきりもみ回転し、メビュームバーストと同様の炎を纏い攻撃する。キック力で蹴り飛ばす技ではなく、命中した相手をドリルのように貫通する技となっており、これを受けた敵は概ね大穴をあけることになる。
- バーニングメビュームダイナマイト
- メビュームダイナマイトのバーニングブレイブ版。威力も通常の倍であるが[27]、その分自分へのダメージも大きい。映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でもベリュドラに、『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』では エンペラ星人(エタルダミー)を倒した。
メビウスフェニックスブレイブ
第50話で初登場。1度消滅させられたメビウスとGUYSのメンバー(リュウ・マリナ・ジョージ・コノミ・テッペイ)とヒカリが融合した形態。リュウに装着されたナイトブレスとGUYSのメンバーの友情が起こした奇跡の姿で「不死鳥の勇者」[28]。
ファイヤーシンボルを模した、赤・青・金・銀の非常に派手なカラーリングが特徴。両肩には金の突起物も生えている。メビウスブレス・ナイトブレスを共に有するという点でメビウスブレイブと同様だが、そちらが左腕に合体させたブレスを装着しているのに対し、こちらは両腕にブレスが振り分けられている。
初登場時は直後にメビュームナイトシュートの照射となったため格闘を披露することはなかったが、アーマードダークネスとの戦闘時には格闘だけでなく刀剣を使った戦闘まで披露している。
GUYSメンバーが合体してメビウスがパワーアップする案は企画初期から存在していた[2]。途中、サコミズとゾフィーのように他のGUYSメンバーが歴代ウルトラマンに変身するという展開も有力案となっていたが[注 25]、ウルトラ兄弟の力を借りるよりもGUYSの仲間たちの想いを結集することが作品のテーマに相応しいとして当初の予定通りとなった[2]。
- 必殺技
-
- メビュームナイトシュート
- メビウスブレスとナイトブレスと仲間の全エネルギーを開放し、十字に組んで発射する必殺光線。腕をL字にずらすと威力を上げることができる。上半分がメビュームシュート、下半分がナイトシュートと同じ光粒子で構成される。劇中ではスペシウム・リダブライザーで威力を増幅したため、本来の威力は不明。
- 外伝OV『アーマードダークネス』STAGE2ではアーマードダークネスに対して使用し、ダークネスブロードの斬撃によって付けた傷口に照射することでアーマードダークネスの撃破に成功している。このときは最初から腕の組み方がL字であったほか、スペシウム・リダブライザーを介していない。
- メビュームフェニックス[28][20]
- メビウスブレスとナイトブレスを使い自らの肉体をエネルギー化し、炎のような姿となり敵に突撃する本形態最大の技。劇中ではメビュームナイトシュートと同じく、スペシウム・リダブライザーを通してリタブライザー諸共破壊してから命中したため、本来の威力は不明。この技がとどめとなりエンペラ星人に勝利する。
- メビュームツインソード
- メビウスブレスとナイトブレスからそれぞれ光の剣を出し、二刀流で敵を攻撃する技。メビウスで唯一右腕でも光剣を使う技。元はウルトラマンフェスティバルのライブステージで使用した技で、技名は大怪獣バトルRRにて付けられた。
メビウスインフィニティー
- 身体データ・能力
- 飛行速度:マッハ40
- 走行速度:マッハ9.9
- 水中速度:マッハ8.5
- ジャンプ力:3800メートル
- 握力:19万トン
- 腕力:20万トン
劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』に登場。メビウスとウルトラ6兄弟が融合した姿で、全身の模様がウルトラ6兄弟の各人のものを取り入れており[29]、メビウスブレスの彩色も変わっている[29]。頭部や後頭部に黒いラインが存在し、これ以外の形態では胸部に埋め込まれているカラータイマーが、銀色の装飾に彩られ浮き上がり、真ん中の分割線がより深くなっているのも特徴。
映像作品では劇場版のみの登場だが、雑誌展開などの外伝作品では最後の切り札としてこの形態を見せることもある。
デザインはウルトラマンメビウスの基本形態とほぼ同時進行で行われたが[29]、基本形態が完成が難航していたためそれよりも早く完成している[13]。初期検討稿では角が生えたものも存在した[29]。デザインには「ウルトラマンネクサス」の次の新企画のウルトラマンにて、不採用となったデザインが流用されている[30]。
- 必殺技
-
- コスモミラクルアタック
- 全身を膨大なエネルギーで包み、敵目掛けて突っ込んでいくことで敵の中枢を貫通・破壊する。Uキラーザウルス・ネオを撃破した。
- その他の技
グリッターバージョン
- 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』で人々が信じた未来や希望の“光”を得てパワーアップした姿。銀の部分が金、赤の部分が赤みのある金と元々のカラーを金色に変えたカラーリングとなっている。『ウルトラマンティガ』のグリッターティガのように巨大化はせず、身長は通常時と同じ。
- 必殺技
-
- スペリオルマイスフラッシャー
- 同じグリッターバージョンになったマン、セブン、ジャック、A、ティガ、ダイナ、ガイアと力を合わせ放つ合体光線。巨大暗黒卿 巨大影法師に放ち消滅させた。
ウルトラマンメビウスのゲスト出演
- OV『ウルトラマンメビウス外伝 アーマードダークネス』
- エンペラ星人の遺産・アーマードダークネスを追って再び地球に訪れ、折りしも再集結したGUYSクルーと力を合わせてこれに立ち向かった。
- 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
- 映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
- 映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』
『超決戦!ベリアル銀河帝国』まではテレビシリーズと同じ五十嵐隼士がメビウスの声を担当していたが、2013年に芸能界を引退したため、2015年制作の『決戦!ウルトラ10勇士!!』ではメビウスのセリフを声優の福山潤が担当している(セリフではない効果音声は以前の五十嵐隼士の声を加工したものを流用)。
ウルトラマンヒカリ / ハンターナイトツルギ
- 年齢:2万2000歳
- 身長:ミクロ‐50メートル
- 体重:3万5000トン(ヒカリ) / 3万8000トン(ツルギ)
- 活動時間:不定
データ(ヒカリ)
セリザワ・カズヤが、万能アイテムナイトブレスに短剣・ナイトブレードを差し込むことで変身する青いウルトラマン。M78星雲出身の青いウルトラマンは別名「ブルー族」と言われ、設定自体は昭和ウルトラマンシリーズにも存在したが、実際に登場したのは初。劇中では青色のウルトラマンが人間に認知されていなかったために、人間に非難を浴びせられる姿も描かれた。戦闘に長けた赤いウルトラ族に比べると青いウルトラ族は研究向きとされるが、必ずしも色で仕事が決められるわけでないようであり、ヒカリは文武両道である[31]。
かつてはM78星雲の宇宙科学技術局に所属する研究者だった。光の国の超人たちには地球人の考える意味での名前がないらしく[32]、「ヒカリ」という名はリュウが付けた地球における名称(レジストコード)である。『ヒカリサーガ』のDVDに付属するイラストノベル「ザ・ウルトラマンヒカリ」によれば、「命を固形化し対象を生き返らせる」技術を発明したのは彼であるという[注 26][注 27]
- デザイン・造型
- デザインは丸山浩が担当[13]。ツルギをデザインした後にヒカリのデザインを手掛けており、当初ツルギは鎧を纏ったものとは想定されていなかった[13]。当初、デザイン画では「ウルトラマン剣(ツルギ)」という名前で描いていたとのこと[33][34]。
- ツルギのデザインは丸山が2003年に描いたミラーマンが元になっている[13][35](ただし元になっているだけでヒカリのモチーフではないとも語っている[36])。
- 角はメビウスと並んだ際にシルエットで差別化できるように設けられた[13]。ヒカリの顔はツルギのバイザーが開いて現れるというギミックも検討されていた[13]。また、角の形状イメージは「ウルトラマンネクサス」で未登場となったダークルシフェルからの流用[37][38]。
ナイトブレス・ナイトブレード
ナイトブレスは、ヒカリが惑星トワールにいたウルトラマンキングから授かった青い神秘の万能アイテム。ヒカリ/ツルギの右前腕に常に装着されている。メビウスのメビウスブレスと同様に変身前・変身後を問わず形が変わらず、変身機能やヒカリの力を増幅させる能力を持ち、ヒカリの技の多くを発動させる役割を持つ。
ナイトブレードはセリザワが常に携帯している金色の刃を持つ短剣で、変身前の護身用武器として使用し後述のブレードショットを放つこともできる。
ナイトブレスとナイトブレードは、中盤で一時的にメビウスに託されたが、後に地球を再訪した際に、ミライからセリザワへ返上された。さらに第50話では、エンペラ星人の放ったレゾリューム光線を受け消滅してしまったメビウス=ミライを復活させているほか、ヒカリの力を得たリュウがGUYSの仲間たちとメビウス・フェニックスブレイブに変身する際にナイトブレスとナイトブレードを使用している。
剣をモチーフとしたデザインやギミックはツルギの名称から発想された[13]。
変身プロセス(ヒカリ)
セリザワが変身を決意し、拳を握った右腕を胸の前にかざすと、右腕にナイトブレスが出現。左手でナイトブレードをナイトブレスに差し込むとナイトブレスから眩い光が放たれてセリザワを包み込み、変身が完了する。この変身プロセスは、ツルギとして活動していた時も、本来のヒカリに戻って以降も共通である。
- ハンターナイト ツルギ
- ウルトラマンヒカリが「アーブギア」を纏った戦士。『ヒカリサーガ』のSAGA1(以降、“SAGA”と付いた記述は全て『ヒカリサーガ』)で、研究者時代に見守り愛していた惑星アーブがボガールに滅ぼされ、アーブの知性体の怨念を鎧「アーブギア」として纏い、「ハンターナイト ツルギ」となり、復讐のためボガールを倒すことだけに生きると決意する。
- その後、地球で活動するために死亡寸前だったセリザワの意識と身体を乗っ取り、ボガールと戦い続けていた。しかしリュウやミライと接触し、当初は地球のことは考えていなかったが、彼らとセリザワの潜在意識の説得で“ウルトラの心”を取り戻す。ボガールモンスとの最終決戦で復讐を遂げるが、エネルギーを使い切り息絶える(以降はヒカリの項を参照)。
- アーブギアには、アーブの知性体の怨念から生まれた“復讐の鎧”と、再びアーブを訪れたヒカリの正しき心にアーブの大地が共鳴して生まれた“勇者の鎧”の2種類がある。SAGA3で自らの意志で勇者の鎧を装着し、この姿に変身できるようになるが、鎧はエンペラ星人との戦いで破壊された。
- ウルトラマンヒカリ
- エネルギーを使い切ったツルギがウルトラの母の力により復活した姿。胸にはカラータイマーとスターマークが付く[注 28]。ボガール亡き後も頻出し続ける怪獣の脅威から地球を放って置けず戦い続けるが、中盤でリュウやミライの成長を認め、メビウスにナイトブレスを託し地球を去る。
- SAGA2でゾフィーに宇宙警備隊へとスカウトされ宇宙警備隊員となった後、ババルウ星人を追って再度地球に飛来。ババルウ星人を倒した一件で、一般の人々にも“正義の味方”と認められた後、地球に迫る危機の原因を究明すべく再び宇宙へ旅立つ。終盤では太陽に現れた異常を発見し、地球でエンペラ星人と対決した後、光の国へ帰って行った。
必殺技(ヒカリ)
- ナイトシュート
- ナイトブレスのエネルギーを開放し、両手を十字(メビュームシュートとは逆に、右手が前になるように構える)に組んで放つ必殺光線(ナイトブレスなしでも発射できる)。メビュームシュート以上の威力を持ち、ヒカリの姿に戻ってからはさらに威力が上がっている。
- 勇者の鎧を纏ったヒカリのものは、それまでの青色と違い虹色の光線となっている。
- ナイトビームブレード
- ナイトブレスから現われる光の剣で、メビュームブレード以上の切れ味を持つ。
- ブレードショット
- ナイトビームブレードの剣先から放つ光弾。セリザワの姿でも使用可能で、その時はナイトブレードから発射している。
- ホットロードシュート[23][20](SAGA2)
- 両手を上下に広げて放つ必殺光線。一時期ナイトブレスをメビウスに託した際に使用した。
その他の能力(ヒカリ)
- ホットロードフラッシュ[23](SAGA1)
- ウルトラマンキングから与えられた試練の時に発した光線。惑星トワールの雷雲を消滅させ、空を晴らした。
- ナイトパンチ
- ベムスターへの正拳突きや、サラマンドラに対するジャンプしてのパンチなどのバリエーションを持つ。「アーブギア」をまとった状態で放ったパンチは、ババルウ星人を吹き飛ばした。
- ナイトチョップ
- ディノゾールリバースやベムスターへの連続チョップのほか、唐竹割り、サラマンドラに対する逆水平チョップなどのバリエーションを持つ。「アーブギア」をまとった状態で放った、ジャンプしてのババルウ星人の持つ刺又状の武器を、真っ二つに切断した。
- ナイトキック
- ディノゾールリバースへの前蹴りや横蹴り、ジャンプしての回し蹴り、グロマイトに対する前転してのかかと落としなど、多彩なバリエーションを持つ。コダイゴンジアザーに対しては急降下キックを成功させたが、回し蹴りは跳ね返されてしまった。
- ツインストリームランサー
- 敵の周りをメビウスとともに、「メビウスの輪」を描くように飛び回り交互に攻撃を加える技。ボガールモンスに繰り出し、大きなダメージを与えた。
- ウルトラブロッカー
- 怪獣墓場において、ウルトラマンエースやウルトラマンタロウ、メビウスとともに、ギガバトルナイザーの力を封印するために放った合体光線。
ウルトラマンヒカリのゲスト出演
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』
- 映画『ウルトラマンゼロ THE MOVIE 超決戦!ベリアル銀河帝国』
- テレビシリーズ『ウルトラファイトビクトリー』
歴代ウルトラマン
怪獣頻出期の地球に出現(昭和ウルトラマンシリーズに登場)したウルトラマンたち。ほとんどが宇宙警備隊の隊員で、地球のみならず宇宙の平和を守っている。初代マン、セブン、ジャック、エース、タロウ、レオ、80、ユリアンの8人はメビウスやヒカリ同様、地球人に姿を変えたり地球人と一体化して防衛チームに所属し、怪獣や宇宙人から地球を守った(ユリアンを除いた7人にゾフィーとアストラを加えた9人は、「ウルトラ兄弟」と呼ばれている)。各キャラクターの詳細は各リンク先を参照。
- ウルトラの父
- ウルトラの母
- ゾフィー
- ウルトラマン / ハヤタ・シン
- ウルトラセブン / モロボシ・ダン
- ウルトラマンジャック / 郷 秀樹
- ウルトラマンエース / 北斗 星司
- ウルトラマンタロウ
- ウルトラマンレオ / おおとり ゲン
- アストラ
- ウルトラマン80 / 矢的 猛
- ユリアン
GUYS / CREW GUYS
25年前に当時の防衛隊であるUGMが解散した後、10年かけて各国が協力して創設された新たな怪獣防衛隊。名はGuards for UtilitY Situation(あらゆる状況に対応する防衛隊)の頭文字をとり「ガイズ」と読む。総本部はニューヨーク沖にあり、各国のGUYS本部にはそれぞれ実戦部隊であるCREW GUYS(クルー ガイズ)が配備。この他にも公海の防衛を担当するGUYS オーシャン、大気圏外の宇宙圏を防衛するGUYS スペーシー、南極圏を防衛するGUYS アンタクティカが存在。
科学特捜隊の隊員だったサコミズ・シンゴの冥王星軌道での体験(サコミズの項を参照)が、GUYS結成のきっかけである。GUYSが結成時点の地球は怪獣や宇宙人の攻撃が再開されておらず、これらの脅威に対する実戦は第1話が初めてとなった。
GUYSのライセンスは16歳から誰でも取得できるため、劇中でもライセンスを取得している民間人も存在するが、25年も怪獣が現れなかったことからは「就学や就職などに便利な資格」程度に捉えられ、取得後GUYSに入隊する者は実際にはわずかである。
GUYSの隊員は命令を受けた際に、「了解」の意味で「GIG(ジーアイジー)」という符丁を用いる。これは「GUYS IN GREEN」の略語である。また、出撃の際には隊長が「GUYS, sally go(ガイズ、サリーゴー)」と号令をかける[注 29]。
GUYS総本部のデータベースには、過去に活躍した防衛チームと戦った怪獣や宇宙人の情報が収められている。それらのデータは「アーカイブドキュメント」と呼ばれ、歴代チームの名を冠したドキュメントファイルに分類・保管されている。また、これとは別に「アウト・オブ・ドキュメント(Out of Document)」が存在し、「ドキュメントSSSPへの分類以前(『ウルトラQ』の時代)」や「MAC全滅後~UGM設立までの5年間(主に円盤生物)」などの防衛チーム不在期間に出現した怪獣・宇宙人の情報が保存されている。また、小説版『アンデレスホリゾント』では「ドキュメント・フォビドゥン(Document Forbidden)」が登場し、地球人側の過失によって起こった事件やそれに伴って出現した怪獣・宇宙人[注 30]に関する情報が保存されている。これらは俗に言う暗部に当たる記録であり、「意図的に隠蔽しているわけではなく受け手によってはデリケートな反応を起こす場合もある」、「人類はいつも正しい道だけを歩いてきた訳ではない」などの理由から、該当する各ドキュメントには隊長以上の資格を持つ者にのみ、閲覧が許可される厳重なアクセス制限が設けられ、アーカイブドキュメントの中でも慎重に扱わなければならない、GUYS及び全人類にとって最重要レベルの機密事項となっている。怪獣や宇宙人(ウルトラマン含む)が出現した際には「レジスト(レジストレーション)コード」と呼ばれる地球名をつける。また、アーカイブドキュメントに登録されている怪獣・宇宙人の場合は登録されている名前をそのままレジストコードとして使用する。
CREW GUYS JAPAN
本項では、作中でのメンバーの入れ替わりなどを説明する。
- TVシリーズ第1話以前
- セリザワ・カズヤを隊長に活動していたが、25年ぶりに現れた怪獣ディノゾールとの戦闘でアイハラ・リュウを除いて全滅。
- 本編
- サコミズ・シンゴを新隊長に、リュウに加えてヒビノ・ミライと彼が民間からスカウトした4人の新メンバーで構成される。登場人物の項を参照。
- TVシリーズ最終回(第50話)以降
- メビウス=ミライが光の国に帰還後、サコミズが総監職に戻って他のメンバーも本来の職に復帰したため、リュウが隊長になって『アーマードダークネス』や『アンデレスホリゾント』に登場したハルザキ・カナタを始めとするリュウが選別したメンバーで構成される。
GUYS JAPANベース
関東地方の都市郊外に存在する、GUYS JAPANの活動拠点。広大な敷地内には、フライトモードに変形可能な基地のシンボルであるキャリアベース・『フェニックスネスト』が置かれている。地下部分には動力室や、GUYSガンフェニックスとGUYSガンスピーダーの地下格納庫、アライソの整備長室、マケット怪獣実体化時に起動する粒子加速器があり、地上部分にはシルバーシャークGを2基配備している。ほかにも、総監室やクルーの私室、休憩室といった居住区画、救護室、メテオール兵器研究室、食堂、室内プール、武道場など、クルー用の様々な施設が完備されている。様々な怪獣、侵略者の襲撃を受けたことも多い。また、『アンデレスホリゾント』にはJAPANベース所属の部署として治安部や調査部、車両部などが登場している。
武器・装備
- GUYSスーツ
- 黄色と灰色を基調とした配色の隊員服で、身体能力のパワーアシスト機能と生命維持機能、優れた耐熱、耐寒、耐G、抗弾性を備える。男女でデザインが異なり、女性はスカート仕様だが、マリナは男性同様パンツスタイルである。隊長の物のみ襟が白く、他の隊員達は赤い。
- デザインは酉澤安施が担当[39]。プロデューサーの渋谷からの襟の開閉が可能なブレザータイプという要望をもとに、最終的には科学特捜隊とウルトラ警備隊の折衷したイメージでまとめられた[39]。酉澤は科学特捜隊のようなオレンジ色を想定していたが、相当する色が革の素材になかったため黄色が選ばれた[39]。
- GUYSメモリーディスプレイ
- GUYSの隊員証でもある小型モバイルパッドで、GUYSスーツの左胸部分に差し込んで携帯し、通信や映像解析に使用する。その他にも、マケット怪獣の実体化機能やトライガーショットとの連携機能、アーカイブ検索やガンスピーダーの起動認証機能など様々な用途で使用される。リュウの物と第30話以降のミライの物には炎のエンブレムが描かれている。
- プロデューサーの渋谷によるコンセプトは「友達同士の思い出が溜まる生徒手帳」[7]。
- GUYSメット
- 任務時に被るヘルメットで、GUYSスーツと同様の機能・性能に加え、各種インターフェイスを内蔵している。
- トライガーショット
- 用途に応じ、トリプルチェンバーと呼ばれる3連シリンダーを回転させて使用するレーザービームガン。通常のハンディショット形態から、バレルを伸ばしたロングショット形態に変形させることも可能。ロングショット形態は射撃精度は上がるが連射性能は落ちる。後部にコネクタを接続することで、シルバーシャークGの射撃装置としても使用可能。
- レッドチェンバー:アキュートアローという赤いビームを発射できる。3つの中では最も使用頻度が高い。
- イエローチェンバー:バスターブレッドという黄色い高エネルギー火球を発射できる。
- ブルーチェンバー:様々な種類のメテオール弾を発射できる(通常時は「キャプチャーキューブ」が搭載されている)。
- 映画『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE』でもミライが使用している。
- デザインはGUYSのイメージに合わせて銃器ではなくアウトドアツールのようなスタイルとなっている[7]。
- マケットアタッシュ
- GUYSタフブック登場以前に使用されたマケット怪獣用の転送端末(アタッシュケース型)。詳細については別項を参照。
- メテオールショット
- メモリーディスプレイを後部にセットすることでロックが解除され、初めて使用可能になるメテオール弾専用の大型銃(片手持ち)。詳細については別項を参照。
- GUYSタフブック
- ノートパソコン型ツール。ベースはパナソニック製のノートパソコン、『タフブック CF-18』である。劇中での詳細については別項、ベース機の特徴については当該記事を参照。
- シンクロトロン砲
- 遠隔操作式の大型火砲で口径は1200mm。怪獣要撃衛星に搭載されている単装の物の他、地上で固定砲台として運用される6連装の物(見た目はミサイルランチャーに近い)も存在し、第10話ではボガールモンス攻撃のために無人島に、第49話ではインペライザー迎撃のためにGUYS JAPANベースに配備された。なお、「シンクロトロン」の本来の意味は粒子加速器の一種である。
- 宇宙機雷ライトンR30マイン
- 宇宙から地球に侵入する外敵の進行を阻むため、地球近傍に敷設されている宇宙機雷。『ウルトラセブン』でウルトラ警備隊が用いてキングジョーの機能を停止させた“ライトンR30爆弾”が原型で、1基で怪獣1体を消滅させるほどの威力がある。第11話にて地球に向かうディノゾールの大群がこれによる機雷網に接触し、1体を除く群れ全体を変針させた。
- シルバーシャークG
- GUYSスペーシーの怪獣要撃衛星、そしてGUYS JAPANベースに2基配備されていたビーム砲台。『ウルトラマンA』に登場したTACの光線砲シルバーシャークの拡大改良型で、彗星を一撃で粉々にするほどの威力を持つ。GUYS JAPANベース配備のものはマニュアル操作で動かす型で、ザムシャーなどの飛来で駆動系が故障した際は、隊員達がトライガーショットを用いて自ら射撃のコントロールを行った。
- 高分子プラスター爆弾
- 宇宙ステーションの修復用に開発された接着剤爆弾。微小な硬化剤カプセルが無数に混入されたもので、遠隔操作で硬化タイミングをコントロールすることが可能。試験開発中の物であるため、一発しか存在しない。ミサイルとしてガンウィンガーに搭載され、コントロールはフェニックスネストから行われる。第18話でベムスターの腹部の口(吸引アトラクタースパウト)を塞ぐのに使用された。
- AZ2006
- 第31話にて地球に侵入した円盤迎撃のために展開した大型ミサイル。莫大な破壊力を一点に集中させるタイプのミサイルで、移動式発射台に搭載されている。『ウルトラマンタロウ』でZATがムルロアを倒した“AZ1974爆弾”の改良型。
- 映像は『ウルトラマンマックス』のコスモ・ディーバの流用。
メカニック
地上車両は上層部が使う公用車、地上作戦に用いられる電源車と思しき車両、終盤に登場した戦車(後述)以外登場せず、地上での作戦行動には仮設テントが用いられている。
メカニックのデザインは、「ひよっ子たちが成長する物語」であることから鳥をモチーフとしている[7]。
- フェニックスネスト
- GUYS JAPAN基地のシンボル。本体のヘッドブリッジ最上階に、CREW GUYSのメンバーが常駐する作戦司令室・ディレクションルームが置かれ、この司令室はシルバーシャークGの射撃管制中枢機能を有すると同時に、フライトモード時には操縦モードへと移行する。GUYSガンスピーダーをGUYSガンフェニックスへ搭載する機能を持ち、GUYSガンフェニックス出撃時にはフェニックスネスト前の2基のパネル・ブレスト・リフレクターがせり上がる。地下の基地本体と分離することができ、フライトモードに変形することが可能。
- フィニッシュデザインは大石一雄[7]。建物部分は校舎をモチーフとしている[7]。ベースモードのミニチュアは、背面のディテールを作りこまずに機電のスイッチなどを配置している[40]。
- フェニックスネスト・フライトモード
- 全長:70m 全幅:50m 全高:60m
- サコミズ隊長、及びミサキ総監代行の指令により起動するフェニックスネストの飛行形態。大気圏突破・宇宙空間航行機能を持ち、最大の武器は主砲のフェニックスキャノン。その存在はGUYS内でも一部の人間しか知らなかった。メテオールを発動することによりディメンショナル・ディゾルバーやフェニックス・フェノメノンなどの強力なメテオール弾の使用が可能。メインパイロットはサコミズ隊長が務め、他の隊員達がサポートを担当する。
- GUYSガンフェニックス
- 全長:24m 全幅:14m 全高:8m
- ガンクルセイダーに代わり配備された統合攻撃戦闘機。ミライ達にファイヤーシンボルのペイント(戦闘で剥がれる度に隊員達が塗り直している)と名前を描きこまれた「俺達の翼」。合体での運用は移動専用(ただし合体しての攻撃及び分離しての出撃も可能)で、前線に到着するとGUYSガンウィンガーとGUYSガンローダーに分離する。また、分離機能を生かして、かつてUGM隊員矢的猛が考案した空中戦闘機動フォーメーション・ヤマトを行ったこともある。
- 本機は撃墜されても修復され、終盤でガンフェニックストライカーの状態でエンペラ星人の奇襲を受け撃墜されるまで一度も破壊されたことがなかった。エンペラ星人との戦いの後、隊長となったリュウの部屋に名前が書かれた部分が飾られている一方、機体自体は『アーマードダークネス』までの間に修復され、再配備されている。
- 『アンデレスホリゾント』にはGUYS USA所属機(愛称は「ストライクサンダー」)やGUYS CHINA所属機も登場。JAPAN所属機と同様に、独自のペイントが施されている。
- 監督の原口によると、当初は第1話から登場する予定だったが、話の流れから旧機を出すことになり、第2話から登場することになった[41]。
- ガンフェニックストライカー
- 全長:26m 全幅:16m 全高:10m
- GUYSガンフェニックスとGUYSガンブースターが合体した大型戦闘機。GUYSガンフェニックスに比べ攻撃力や機動力が大幅にアップしている他、宇宙空間へ行くことも可能。最大の武器は全砲門からビームを発射するバリアントスマッシャー。メテオールを発動することで機体に金色の粒子を纏わせて突撃し、機体全体よりガンフェニックストライカーのシルエット状のエネルギー波を放つインビンシブルフェニックスを使用可能。フルパワーのインビンシブルフェニックス・パワーマキシマムはインペライザーを一撃で完全破壊するほどの威力を持つ。合体完了後は1人だけでも操縦可能。
- デザイン案では上部に合体してビーム砲となる4号機も存在していた[7]。
- GUYSガンウィンガー[注 31]
- 全長:14m 全幅:10m(マニューバモード時:16m) 全高:5m
- CREW GUYS JAPANの主力戦闘機の1つで、攻撃戦闘機。技術系統としてはMATのマットアロー1号の直系とされる[40]。主な武装は機首の航空機関砲ビークバルカンと主翼の熱線砲ウイングレットブラスター。クルーズモードからマニューバモードに変形することで、イナーシャルウィング(慣性制御翼)を展開し、ファンタム・アビエイションという分身のような機動(これは全GUYSマシン共通の能力)を行うことができる。また、変形時に展開されるトランスロードキャニスターから、スペシウムを用いたスペシウム弾頭弾を発射することも可能。このスペシウム弾頭弾はM78シリーズの中でも特に強力な装備で、的確に命中させれば怪獣を即死させることもできる。通常GUYSガンスピーダー1がコックピットとして使用される。
- GUYSガンローダー
- 全長:12m 全幅:14m(マニューバモード時:24m) 全高:8m
- CREW GUYS JAPANの主力戦闘機の1つで、多用途重戦闘機。主な武装は機首の重粒子ビーム砲バリアブルパルサーと尾翼前方の連装旋回機関砲ダブルガンランチャー(メテオール弾も発射可能)。クルーズモードからマニューバモードに変形することで、怪獣すら巻き上げる荷電粒子ハリケーンブリンガーファンや、それを応用して霧や有毒ガスなどの気体を吹き飛ばすベンチレーション・ボルテクサー、対象物のエントロピーを低下させる炎の竜巻を発生させるマクスウェル・トルネードを使用可能。通常GUYSガンスピーダー2がコックピットとして使用され、その後方に予備のGUYSガンスピーダーを搭載することもできる。
- GUYSガンブースター
- 全長:14m 全幅:8m(マニューバモード時:11m) 全高:7m
- CREW GUYS JAPANの主力戦闘機の1つで、高速追跡戦闘機。ニューヨークのGUYS総本部から直接駆けつけた。主な武装は機首に装備された2門のビーム砲アルタードブレイザーと両翼に装備された6門のビーム砲で、最大の武器は6門のビーム砲を一斉発射するガトリングデトネイターである。クルーズモードからマニューバモードに変形することで、機体を高速回転させて敵の攻撃をはじき返すスパイラルウォールという防御技を使用可能。通常GUYSガンスピーダー3がコックピットとして使用される。後に配備されたこともあり、ガンウィンガー・ガンローダーと異なりファイヤーシンボルの塗装が行われていない[7]。
- 『アンデレスホリゾント』には、GUYS USAが独自の改造を施し、エンジン推力を強化したパワード・ガンブースターも登場する。
- マニューバモードは演出時に設定されたため、デザイン画は存在していない[40]。デザイン画ではAWACS・クレーンアーム・荷電粒子砲などの装備バリエーションを設けることも検討されていた[7]。
- GUYSガンスピーダー
- 全長:5m 全幅:2.2m 全高:2m 乗員:2名
- ガイズマシンのコックピットになる小型ポッドで、GUYS JAPANベース内部に格納されている。主な武装は機首のレーザービーム(超音波砲「フォノンメーザー」にも切り替え可能)とミサイル。機体下部にはサイズミックエコーウェーブの放射装置も装備している。単独で飛行艇や潜水艇、地上車両としての運用も可能。全部でGUYSガンスピーダー1、2、3、EXがあり、1が赤、2が黄、3とEXは銀と機首部分に識別カラーが施されている。EXは予備機として普段は使われていない。GUYSガンローダーに2機のGUYSガンスピーダーを搭載して途中で片方を空中発進させることも可能。
- 初期案では飛行機に搭載されるミニカーというコンセプトで車輌としてデザインされており、完成デザインでもアルファロメオ・ナバホをイメージしている[7]。
ゲストメカニック
- ガンクルセイダー
- 全長:12.5m 全幅:6m 全高:5m
- 前CREW GUYS JAPANの主力戦闘機。一般機と隊長機の2種類があり、銀色を基調とした機体色だが、セリザワとリュウが搭乗していた隊長機はファイヤーシンボルが描かれており、機首先端部分が黄色である。一般機は両側の主翼の下部に4連装並列型ロケット砲と機体前部左右に2問のロケット砲を、隊長機は両側の主翼下部に5連装ロケット砲と推進装置にあたるウォータージェットをそれぞれ装備している。高い性能を持っているとされていたが、25年ぶりに現れた怪獣ディノゾール迎撃のために出撃したが歯が立たず、全機撃墜される。これがガンフェニックスへのメテオール搭載のきっかけとなった。
- 『アンデレスホリゾント』では、設計を担当したのは成人した坂田次郎だとされている。
- 撮影用ミニチュアは監督の原口智生が私蔵していた『マイティジャック』に登場したコンクルーダーを複製し改造した物[41][44]。
- シーウィンガー[注 32]
- 全長:14m 全幅:10m(マニューバモード時:16m)全高:5m
- GUYSガンウインガーのGUYS JAPANでの活躍が認められ、改良され正式採用されたGUYSオーシャンの主力戦闘機[40]。外観はGUYSガンウィンガーの色違いでメインカラーは青。武装の多くもガンウィンガーと同じである。GUYSガンウインガー以上の機動性を持つ他、ブルーウェイルの位置を知られないようにするという目的も兼ねて、空中だけでなく水深100mほどまでの水中でも活動可能。また、離着水能力やワイズ・クルージング機能(WISEとはWing In Surface Effectの略[40])という能力も持ち、海面近くの高度を飛行することができる。この能力は海上でしか使用できないが、レーダーにも映りにくく、普通に飛行するより少ない燃料で長い距離を移動することができる。クルーズモードからマニューバモードに変形することで、3発のスペシウム弾頭弾を左右から同時に発射するスペシウムトライデントを使用可能。
- 機体色は当初青が主体であったが、青では水辺で目立たないことや、反転した際にコントラストを見せるために、黒が主体となった[45]。
- 玩具はガンウィンガーのリペイントであるため、本編では見られなかったガンローダーやガンブースターとの合体が可能。
- ブルーウェイル
- GUYSオーシャンの司令部でもある大型潜水艦。第38話に登場。位置を秘匿するために常に海中を航行しており、めったに浮上する事は無い。シーウィンガーを搭載する母艦でもあり、作戦に応じて様々な武装を搭載し使用する(劇中では「メガトン級の魚雷」の存在が言及された)。また、GUYSオーシャンにはブルーウェイルの他にも多数の潜水艦・水上艦が配備されているが、劇中には登場しない。
- GUYSアローMA1型[注 33]
- マットアロー1号を改装した機体[40]。相当数がGUYS JAPANに配備されているが、エンペラ星人の攻撃によりその多くが出撃することなく破壊される。
- ミニチュアは監督の原口が所蔵していたマットアローのプロップを複製したもの[41]。
- F/A-18 ホーネット
- 実在する戦闘攻撃機。GUYS JAPANに配備されているが、JAPANベースに駐機されているのみで、戦闘に参加した描写は見られない。
- GUYS特別機
- 第15話にて、ミライとアライソがニューヨークのGUYS総本部へ向かう際に用いられたシャトル。
- ミニチュアは『ウルトラマンガイア』に登場したダヴライナーのリペイント[48]。
- ジェットビートル
- 科学特捜隊で使用されていた主力戦闘機。第24話でGUYSが開催したイベントで展示飛行機材として登場。また、フェニックスネストのディレクションルームに模型が置かれている。
- ウルトラホーク1号及び3号
- ウルトラ警備隊で使用されていた主力戦闘機。ジェットビートル同様、第24話で展示飛行機材として登場。
- 亜光速試験船イザナミ
- かつて科学特捜隊が保有していた有人宇宙船で、第42話に登場。前から司令室・カーゴスペース・エンジンブロックの三つの区画で構成されており、カーゴスペース内に搭載艇を格納できる。司令室やエンジンブロックの形状など、後のスペース7号やアランダスとの共通部分が多い[40][48]。
- サコミズを船長として光速域への到達を目的とした試験航海を行っており、4度目の試験航海で人類初の冥王星軌道への到達を果たすも、搭載していたイカヅチが侵略円盤の攻撃を受けた。
- 戦車
- 第49話に登場。エンペラ星人襲撃に際してGUYS JAPANベース周辺に展開したが、インペライザーの攻撃により壊滅した。90式戦車とレオパルト2の2種類が存在する。また、車種は明らかになっていないが『アンデレスホリゾント』ではメイツ星人ビオの円盤を包囲するために戦車隊が出動している。
- この他にも、GUYS所属かは明らかになっていないが、第48話にてモスクワに現れたインペライザーをT-90が監視していた。
- 90式戦車の映像は『ウルトラマンティガ』からの流用。[要出典]
- 怪獣要撃衛星
- 地球の衛星軌道上に複数が配備されている球形の自動攻撃衛星。GUYSスペーシーの管轄下にあり、シルバーシャークGやシンクロトロン砲などの武装を装備している。各衛星には過去の防衛隊が運用していた宇宙施設(『ウルトラセブン』の宇宙ステーションV3など)と同様に、「V」から始まるナンバーが割り振られている。名称が判明している物として、V77(第1話・第19話[注 34])、V99(第16話)、V88(第31話)などが登場している他、『アンデレスホリゾント』にはV37が登場している。
- また、『アンデレスホリゾント』にはこれとは別に、有人宇宙ステーションであるVシリーズ宇宙ステーションの存在が語られている。
- ステーション04
- GUYSスペーシーが運用している無人宇宙ステーション。GUYSスペーシーの警戒システム「スペースレーダー」の中枢部を搭載している。第18話に登場し、ベムスターの襲撃を受けて消息を絶った。その後、スペースレーダーの中枢システムは同型機であるステーション03に移植されている。
- 宇宙貨物船アランダス
- 日本籍の宇宙貨物船。船長バン・テツロウ。船体の構造はイザナミに類似している。火星で採掘されたスペシウム鉱石を地球へと輸送していた。本編の半年前に、地球への帰還途中に突如現れた怪獣墓場の空間の歪みに引きずり込まれて遭難したが、船長の息子であるヒロトによってキャビン部が手動で切り離され、ヒロトのみが船内に取り残されたが、他の乗組員は地球へと帰還することができた。その後、怪獣墓場内部の小惑星に不時着し、自動救難信号を発信し続けていた。
超絶科学メテオール
「Much Extreme Technology of Extraterrestrial ORigin(地球外生物起源の超絶技術)」通称“メテオール”。過去に宇宙人(ウルトラマンを含む)が残した宇宙船や兵器、技術などをGUYS総本部の研究により手に入れたオーバーテクノロジーの総称。使用すれば驚異的な力を発揮するが、不明な点も多いため、「メテオール規約」などによってその使用は厳しく制限されており、緊急時を除いて上層部の許可の下に1分間しか使用できない。
『アンデレスホリゾント』では、かつて科学特捜隊が開発したマルス133が初のメテオールであるとされているが、アライソは複数が量産されたウルトラ警備隊のマグマライザーこそが初のメテオールだという見解を示している。
- ガイズマシン
- GUYSガンウィンガー・GUYSガンローダー・GUYSガンブースターなどのガイズマシンは、メテオールを発動することによりマニューバモードと呼ばれる形状に変化し、展開された「イナーシャルウィング(慣性制御翼)」によって航空力学を無視した機動が可能となり、飛行能力や攻撃スタイルが強化される。ただし、マニューバモードでの高速移動には非凡な能力を必要とし、使用によるパイロットや機体への負荷も大きく、連続使用は難しい。マニューバモードになった際、金色の粒子をまとう他、飛行音が宇宙人たちの宇宙船に近いものとなる。
- 飛行音は監督の原口が設定に基づき過去の東宝特撮映画での円盤飛行音を使用している[41]。
- トライガーショット
- トリプルチェンバーのひとつ、ブルーチェンバーを選択することでメテオール弾の発射が可能。キャプチャーキューブやニューロン・ニュートラライザーなどを使用できる(どちらも後述)。
- マケット怪獣
- GUYS総本部に蓄積された過去の怪獣データから再現した大型分子マケット。生物ではなく、データに記録された怪獣に似た容姿を再現して実体化、命令を実行する。実体を維持できるのは1分間で、再使用のためのチャージに(リムエレキングは例外)60分必要。中盤では戦力増強案の1つとして、アーカイブデータを元に開発された試験用のプロトマケット怪獣と呼ばれるものも登場し、グドンとメビウス(マケットウルトラマン)とゼットンの3体がデータ内で実体化するが、これらの採用はゼットンの暴走事件などもあり見送りとなる。TVシリーズでは現実世界での実体化は1体しかできなかったが、OV版では性能向上が行われ2体同時に実体化できるようになった。
- マケット怪獣は『セブン』に登場した「カプセル怪獣」の地球版とも言える物で、(元はそのカプセル怪獣である)ミクラスとウィンダムが採用されたのも人類に味方した怪獣であることに由来する。劇中では、ミクラス、リムエレキング、ウインダムが登場する。また、『アンデレスホリゾント』にはアギラのカプセルも登場している。
- マケットアタッシュ[32]
- マケット怪獣のデータを転送するための端末。機器がアタッシュケース内に機能的にまとめられ、野外への携行も可能。しかしエレキユニット実験時にポテンシャル不足が指摘され、GUYSタフブックが開発される。
- メテオールショット
- メテオールショットは、GUYSメットで読み取った射撃手の脳の電気信号を元に敵の位置を捕捉し、自動追尾する性質のメテオール弾を撃つことが可能。また、アメイジング・トリプルという特殊な機能を持ち、3つの銃口から複数の敵を同時に攻撃することが可能だがこの機能は優れた空間認識能力を持つジョージにしか扱えない。キャプチャーキューブ・リージョン・リストリクター・スピリット・セパレーターも使用できる(全て後述)。
- 初期デザインではトライガーショットとの合体を予定していた[7]。
- GUYSタフブック
- GUYSタフブックは、メテオールのデータを状況に応じて様々にカスタマイズすることが可能で、主に複数の怪獣・宇宙人のデータを組み合わせることでそれを運用する。マケット怪獣に新たな能力を付加させることもでき、ウインダムに火を操る怪獣のデータを組み込みファイヤーウィンダムへとパワーアップさせた。また、同じ要領で催眠術などを駆使した宇宙人のデータから、自己催眠用のメテオール弾をフジサワ博士が作り出したこともある。
- キャプチャーキューブ
- 過去に出現した宇宙人や怪獣のバリア能力を元に開発されたというドーム状のバリアを発生させるメテオール弾(トライガーショットに標準搭載されている)。防御能力の他、バリアの中に1分間敵を封じ込めたり、爆発の衝撃を抑え込むという性質がある。また、メビュームシュート発射直後に敵を覆い爆発の衝撃を防ぐ一方内部での破壊力を増強したり、敵を足止めしたり、敵の光線を閉鎖空間で乱反射させダメージを与えようとするなど、本来の「バリア=防御」的能力とは違う使い方をすることも多い。
- 重力偏向板
- 地上にある物体を5Gの加速で大気圏外まで放り出すメテオール。巨大なリング状の装置で、高高度に固定し、外部から電力供給を行うことで起動する。幾度となく登場するメテオールであり、広く利用されている。
- グロテスセル
- 本来生命を持たない物体(無機物)に生命を与える液体状のメテオール(ただし、劇中で巨大化したコダイゴン・ジアザーは木彫りの彫像である)。ドキュメントMATに記録されているグロテス星人がコダイゴンに使用したとされるもので、巨大ロボットへの応用を目指して研究され、小型カプセル4本分が試作されたが、巨大なものに使用した際の制御方法が見つからず廃棄処分となる。なお、小型カプセル一つでもかつてのコダイゴンの3倍の効力を持っているとされる。
- ニューロン・ニュートラライザー
- 神経を伝う電気信号を相殺し、神経を麻痺させる性質を持つメテオール弾。
- リージョン・リストリクター
- ヤプールが出現したことを受けて開発されたメテオール弾。超獣が出現あるいは逃げる際に発生する異次元空間への扉を閉じる性能を持つ。ただし効果は一時的。
- ディメンショナル・ディゾルバー
- ヤプールが出現したことを受けて開発されたメテオール。異次元空間の扉を半永久的に閉じる性質を持つ、いわばリージョン・リストリクターの強化版。しかし、強大なエネルギーを有するためか、フェニックスネスト・フライトモードしか扱うことはできず、使用の際はフェニックスキャノンから発射する。開発に当たってはヤプールに憑依されたリュウに付着した異次元物質のサンプルが活かされた。
- スピリット・セパレーター
- テッペイの開発したメテオール弾。ウルトラマンの光線に含まれるエネルギー素粒子との相互作用により、フェミゴンに憑依された人間からフェミゴンの本体を分離させることが可能。
- 先述の通り、ウルトラマンの光線との相互作用によって初めて効果を発揮するメテオールであること及び完成品をテッペイが持ってきた際にミライも同行しているため、ミライもウルトラマンとして開発に協力したとも解釈できるが、詳細不明。
- フェニックス・フェノメノン
- 謎の時空波出現に対して開発されたフェニックスネスト・フライトモード専用メテオール弾。1億ボルトの強力なイオンビームを放つ。その威力は太陽内部で発生するエネルギーと同等とされる。フェニックスネスト・フライトモードの数少ない直接的な攻撃手段。
- マグネリウム・メディカライザー
- かつてガッツ星人に捕らえられたウルトラセブンを復活させることに成功したエネルギー光線をメテオールカートリッジ化したもの。全身を氷付けにされ活動不能に陥ったメビウスを救出した。
- マクスウェル・トルネード
- フジサワ博士考案のメテオール。GUYSガンローダーに搭載されたブリンガーファンのパーティクル・コンプレッサーに組み込まれている。発生させた炎の竜巻は、いわゆる「マクスウェルの悪魔」のように、速い分子と遅い分子を振り分け対象物のエントロピーを低下させる。結果として、対象となったグローザムの細胞には急激に熱が蓄積され、再生機能を働かなくさせるばかりか細胞そのものを破壊し、グローザムに止めを刺す。人類が暗黒四天王を倒した劇中では唯一の武装。
- スペシウム・リダブライザー(ファイナル・メテオール)
- ウルトラマンたちの光線に含まれるスペシウムエネルギーを増幅し、光線の威力を高めることができるリング状の装置。衛星軌道上から重力偏向盤の作用で降下する他、単独での飛行も可能。エンペラ星人との最終決戦で使用され、メビュームナイトシュートとM87光線を増幅してエンペラ星人を苦しめ、メビュームフェニックスを増幅させてエンペラ星人の撃破に貢献した。その際、メビュームフェニックスの増幅時に耐えきれず、大破した。
- ファイナルメテオールは板野一郎により提案され、デザインも板野により描かれた[8]。展開状態は板野が作画スタッフとして参加したアニメ『伝説巨神イデオン』のガンド・ロワをイメージしている[8]。
キャスト
レギュラー・準レギュラー
- ヒビノ・ミライ / ウルトラマンメビウス(声)、バン・ヒロト(21・22):五十嵐隼士
- アイハラ・リュウ:仁科克基
- カザマ・マリナ:斉川あい
- イカルガ・ジョージ:渡辺大輔
- アマガイ・コノミ:平田弥里
- クゼ・テッペイ:内野謙太
- サコミズ・シンゴ:田中実
- トリヤマ補佐官:石井愃一
- マル補佐官秘書:まいど豊
- ミサキ・ユキ:石川紗彩
- セリザワ・カズヤ:石川真
- 謎の女(ボガールヒューマン) / ボガール(声):小山萌子(1 - 10)
- カドクラ:影丸茂樹(1 - 3・6・13・16[注 35]・26・29)
- クゼ・ケイコ(テッペイの母):林寛子(1・3・14・16[注 35]・26・29)
- クゼ・テツハル(テッペイの父):加門良(1・14・16[注 35])
- アライソ整備長:綿引勝彦(15・26・38)
- フジサワ・アサミ博士:石橋けい(25・26・46)
- ヒルカワ・ミツヒコ(蛭川光彦):加藤厚成(28・43・44・48)
- サイコキノ星人カコ:高宗歩未(36・49・50)
- 黒ずくめの男 / ヤプール:清水紘治(42‐44)
- メテオールのオペレーター:村田尚史(4・11・39)
- 保育士:岩佐まり(4・29・32)
ゲスト
()内の数字は登場した話数。
- 警官:松澤仁晶(1・37)
- 少年:川原大和(1)
- 父親:北村隆幸(1)
- ミライが出会った少女:照井宇々(1)
- モエ(クゼ家のメイド):市川亜沙美(3・14)
- メテオールのオペレーター:矢代和央(4・39)
- ハイカーの家族:羽根田陽一[注 36](父親)、たきいみき(母親)、甲野優美(娘)(5)
- アベック:三輪治輝(ヒロ)、田部井美紀(5)
- 女子高生:大塚真紀、久田美佳(5)
- GUYS食堂のウェイトレス・ツカサ:中村果生莉(7)
- 平蔵:うえだ峻(12)
- 由香:寉岡瑞希(12)
- 運転手:浜近高徳(12)
- サワキ・リンコ:清水あすか(13)
- GUYS志望の青年:六本木康弘(13)
- ハンター:村名宏美(13)
- ハイカー:冨田卓(13)
- 少年時代のテッペイ:井家良輔(14)
- 看護婦:多田さやか(14)
- 幼稚園児:飯塚百花(リサ)、杉山翔哉(エイタ)、鈴木菜つ香(18)
- GUYSスペーシー通信員:足立龍弥、飛田晃治(19)
- オトワ主任技師:野口雅弘(20)
- 研究員:石原誠(20)
- 記者:唐沢大介、黒田志保、西崎果音(20)
- バン・テツロウ:平泉成(21・22)
- アランダス号船員:田井和彦、寺井大介(21・22)
- バン・ヒロトの母親(写真):仲条春香(22)
- 桐李 / アンヘル星人トーリ:大浦龍宇一(23)
- カザマ・シロウ:チャーリィ湯谷(23)
- カザマ・タツミ:小野健人(23)
- 少女時代のマリナ:小池彩夢(23)
- サラリーマン:扇田拓也(23)
- 小学生:伊藤梨沙子、村瀬綾夏(リエ)(23)
- 父親:中島透(24)
- 女子高生:熊本野映(24)
- 少年:加藤清史郎、坂口淳、谷村拓也、星野亜門(24)
- 主婦:原章子(24)
- スザキ・ジュン:河合龍之介(28)
- 小学生のスザキ:佐藤勇輝(28)
- 小学生のコノミ:山口愛(28)
- 警官:足立学(28)
- 女子高生:小林美鈴、小山真理亜(28)
- アナウンサー:須藤公一(31)
- メイツ星人ビオ / ビオの父:吉田智則(32)
- 園長・アキコ(みやま保育園):斉藤とも子 / 少女時代:田中明(32)
- 佐久間良:蒲地竜也、中根大樹(32)
- アキコの母:みわ優子(32)
- 保育士:川西美智子(32)
- 園児:清水未夢(ミーコ)、野副隼、藤田悠希(32)
- タカムラ・ミサ:斉藤麻衣(33)
- タカムラ先輩:加藤厚史(33)
- ワダ・ユウスケ:中村翼(33)
- トガワ・レイコ:稲垣浩子(33)
- 霊媒師:赤星昇一郎(33)
- 看護婦:中井理恵(33)
- 工事従業員:小磯龍哉、畑中友仁(33)
- おおとりゲン / ウルトラマンレオ(声):真夏竜(34)
- GUYS警備兵:麻生潤也、飛田晃治、藤田三三三(35)
- レポーター:菊地一浩(35)
- 群衆:今村公一、城戸光晴(35)
- ニュースを観る男女:西村学、青山恵子(35)
- サイコキノ星人 :五十畑颯斗[注 37]、川北純也、砂川政人、古澤美咲、坂井じゅの(36)
- コウキ:小林翼(37)
- コウキの父親:樋口靖(37)
- 群衆:井上愛、三木秀甫(37)
- 勇魚洋:村上幸平(38)
- 勇魚の部下:堀口たかよし(38)
- ブルーウェイル通信員:永井博章(38)
- 日ノ出サユリ:美保純(39)
- 日ノ出平太郎:遠山俊也(39)
- 日ノ出家6人兄妹:佐藤慶季(フジオ)、日高里菜(タカコ)、吉井克斗(ナスミチ)、南雲有紗(オウギ)、杉浦冬真(モクヒコ)、石井みずき(ツルコ)(39)
- 医師:鹿出俊之輔(39)
- 看護婦:藤村ともこ(39)
- 小学生:足立和優(39)
- 運転手:阿部能丸(39)
- GUYS隊員:荒木誠、工藤拓、嶋田豪(39)
- ナオコ:仲里依紗(40)
- 青年 / ソリチュラン(声):田中伸彦(40)
- メロンパン屋:岡村洋一(40)
- ナオコの同級生:梶浦愛子(リンコ)、小林美鈴、高橋実恵子(ユリカ)(40)
- ソリチュラと同化した人々:足立建夫(老人)、有田斐香(少女)、石川怜奈、小野日路美、久慈崇義、深沢エミ、福永綾子、中田博之(40)
- ソリチュランに狙われた女:上田晴美(40)
- 矢的猛 / ウルトラマン80(声):長谷川初範(41)
- 塚本:吉見一豊(41)[注 38]
- スーパー:浅木信幸(41)[注 38]
- ファッション:奏谷ひろみ(41)[注 38]
- 落語:金と銀(41)[注 38]
- 上野博士(ひろし):中村良平(41)[注 38]
- 中野真一:紀伊修平(41)[注 38]
- 桜ヶ丘中学校卒業生:佐藤祐一、田中充貴、藤崎世璃子(41)[注 38]
- カイ:渡辺直樹(41)
- カイの母:木内友三(41)
- 中学生:川口舞華、十川史也(41)
- タケナカ最高総議長:佐原健二(42・43)
- タケナカの護衛:川又シュウキ、宮里亮(42)
- ジングウジ・アヤ:いとうあいこ(43・44)
- アナウンサー:重松和世(43)
- 北斗星司 / ウルトラマンA(声):高峰圭二(44・50)
- 南夕子:星光子(44)
- 郷秀樹 / ウルトラマンジャック(声):団時朗(45・50)
- 「きくち電器商会」社長:きくち英一(45)
- 「きくち電器商会」店員・高橋:シンスケ(45)
- サラリーマン・西沢:瀧佳人(45)
- 市民:大竹周作、片山雅彦(45)
- 記者:金井昌宏、若林亮(45)
- カメラマン:佐田明(45)
- レポーター:八神徳幸(45)
- KCBニュースキャスター:堀田智之(45)
- KCB社員:内田文吾、大久保英一(45)
- 女の子・理恵:八木優希[注 39](45)
- 母親:尾上博美(45)
- モロボシ・ダン / ウルトラセブン(声):森次晃嗣(46・50)
- ハヤタ / ウルトラマン(声):黒部進(47・50)
- 少年:浮洲凜太朗(47)
- シキ査察官:斎藤洋介(48)
- シキの護衛:大田正樹、二宮聡(48)
- 報道特番司会:元井須美子(48)
- 母親:五藤圭子(48・49)
- 少年:相澤瑠星(48・49)
- 市民:大野慶太、福天、松永直也、吉川けんじ(48・49)
声の出演
()内の数字は登場した話数。
- メビナビナレーション:摩味 ※ノンクレジット
- ハンターナイト ツルギ / ウルトラマンヒカリ:難波圭一
- ウルトラの父:西岡徳馬(1・27・29・37・50)
- ファントン星人:川津泰彦(7・49)
- ウルトラの母:池田昌子(11・27・29)
- コダイゴンジアザー:難波圭一(12)
- ゾフィー:田中秀幸(15・24・42・50)
- ザムシャー:菅谷勇(16・49)
- マグマ星人兄弟:稲田徹(16)
- バルキー星人:神谷誠(16)
- ウルトラマンタロウ:石丸博也(24・29・30)
- ヤプール:玄田哲章(24・43・44)
- アバンナレーション:磯部弘(27‐30)
- ロベルガー、グローザム:江川央生[注 40](31・43‐46)
- リフレクト星人:掛川裕彦(34)
- ババルウ星人:清川元夢(35)
- ジャシュライン:松本大、浅沼晋太郎、はじ(37)
- サーペント星人:坂口哲夫(39)
- イザナミ乗組員:寺尾たかひろ(42)
- デスレム:郷里大輔(43・45)
- メフィラス星人:加藤精三(43‐47)
- エンペラ星人:内海賢二(48‐50)
スーツアクター
スタッフ
- 監修・製作:円谷一夫
- 製作統括:大岡新一
- 企画:加藤直次(第1‐22話)・岡崎剛之(第23話‐)(CBC) 、江藤直行(円谷プロダクション)、中村理一郎(電通)
- プロデューサー:岡崎剛之(第1‐22話)・岩佐芳弘(第23話‐)(CBC)、渋谷浩康(円谷プロダクション)、山西太平(電通)
- 制作プロデューサー:小山信行
- 監督:佐野智樹、村石宏實、高野敏幸、梶研吾、小原直樹、鈴木健二、北浦嗣巳、原口智生、アベユーイチ、小中和哉、八木毅
- 特技監督:原口智生、村石宏實、高野敏幸、菊地雄一、鈴木健二、北浦嗣巳、アベユーイチ、小中和哉、八木毅
- シリーズ構成:赤星政尚
- 脚本:赤星政尚、小林雄次、長谷川圭一、川上英幸、太田愛、谷崎あきら、朱川湊人
- 設定考証:谷崎あきら
- 音楽プロデューサー:玉川静
- 音楽:佐橋俊彦
- フラメンコ指導:土井まさり(第25話)
- CGIモーションディレクター:板野一郎
- CGIスーパーバイザー:早川哲司(円谷CGI-ROOM)
- キャラクターデザイン:丸山浩、酉澤安施
- イメージボード:酉澤安施
- メカニック&アイテムデザイン:プレックス
- 制作協力:バンダイナムコホールディングス、電通
- 制作進行:今西健太
- 番組宣伝:重松和世
放映リスト
サブタイトルは全て「○○の××」となっている。また、表内の放送日はキー局の初回放送時のもので、登場ウルトラマンはメビウス以外のウルトラマンである。
- 各怪獣の詳細・肩書き[注 41]はウルトラマンメビウスの登場怪獣を参照。
- 2006年12月9日・12月30日は放送休止。
放送日 | 話数 | 視聴率[52] | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人・登場ウルトラマン | 監督 | 特技監督 | 脚本 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2006年 4月8日 |
1 | 4.4% | 運命の出逢い | 謎の女(ボガールヒューマン) | ディノゾール ユリアン |
ウルトラ6兄弟[注 42] レオ兄弟 |
ウルトラの父 ウルトラマン80 |
佐野智樹 | 原口智生 | 赤星政尚 |
4月15日 | 2 | 2.8% | 俺達の翼 | グドン | ||||||
4月22日 | 3 | 4.5% | ひとつきりの命 | バードン | 村石宏實 | |||||
4月29日 | 4 | 3.3% | 傷だらけの絆 | ディノゾール(ホログラム) | ケルビム | ミクラス | 小林雄次 | |||
5月6日 | 5 | 2.9% | 逆転のシュート | ディノゾール | サドラ | ハンターナイト ツルギ | 髙野敏幸 | 長谷川圭一 | ||
5月13日 | 6 | 4.8% | 深海の二人 | ボガール | ツインテール | 川上英幸 | ||||
5月20日 | 7 | 3.3% | ファントンの落し物 | ファントン星人 シーピン929 |
梶研吾 | 菊地雄一 | 赤星政尚 | |||
5月27日 | 8 | 4.2% | 戦慄の捕食者 | エレキミクラス リムエレキング サドラ(腕のみ) |
小林雄次 | |||||
6月3日 | 9 | 3.6% | 復讐の鎧 | ボガールモンス | グドン ツインテール エレキミクラス |
小原直樹 | 長谷川圭一 | |||
6月10日 | 10 | 3.2% | GUYSの誇り | ウルトラの母 | 川上英幸 | |||||
6月17日 | 11 | 3.2% | 母の奇跡 | ディノゾールリバース ディノゾール |
ウインダム リムエレキング |
ウルトラマンヒカリ | 鈴木健二 | 赤星政尚 | ||
6月24日 | 12 | 3.1% | 初めてのお使い | コダイゴンジアザー | 川上英幸 | |||||
7月1日 | 13 | 2.7% | 風のマリナ | ムカデンダー | エレキミクラス | 村石宏實 | 長谷川圭一 | |||
7月8日 | 14 | 2.8% | ひとつの道 | インセクタス(雄、雌) | ウインダム | 太田愛 | ||||
7月15日 | 15 | 1.5% | 不死鳥の砦 | グロマイト | ゾフィー | ウルトラマンヒカリ | 北浦嗣巳 | 谷崎あきら | ||
7月22日 | 16 | 1.5% | 宇宙の剣豪 | マグマ星人(ブラザーブルー、ブラザーレッド) バルキー星人 |
ザムシャー | 原口智生 | 赤星政尚 | |||
7月29日 | 17 | 2.8% | 誓いのフォーメーション | サラマンドラ | 佐野智樹 | 北浦嗣巳 | ||||
8月5日 | 18 | 1.6% | ウルトラマンの重圧 | ベムスター | リムエレキング | 川上英幸 | ||||
8月12日 | 19 | 3.4% | 孤高のスタンドプレイヤー | ディガルーグ | 小原直樹 | 鈴木健二 | 太田愛 | |||
8月19日 | 20 | 3.1% | 総監の伝言 | ケルビム | アーストロン | ウインダム | リムエレキング | 長谷川圭一 | ||
8月26日 | 21 | 3.0% | 虚空の呼び声 | レッサーボガール | 村石宏實 | 谷崎あきら | ||||
9月2日 | 22 | 3.3% | 日々の未来 | 赤星政尚 | ||||||
9月9日 | 23 | 3.7% | 時の海鳴り | クロノーム | トーリ | アベユーイチ | 太田愛 | |||
9月16日 | 24 | 3.6% | 復活のヤプール | バキシム ヤプール人 |
ファイヤーウインダム リムエレキング |
ムカデンダー(ホログラム) バードン(ホログラム) |
ゾフィー ウルトラマンタロウ |
長谷川圭一 | ||
9月23日 | 25 | 3.2% | 毒蛾のプログラム | 蛾超獣 ドラゴリー | 北浦嗣巳 | 川上英幸 | ||||
9月30日 | 26 | 2.4% | 明日への飛翔 | マケット怪獣 リムエレキング | ミサイル超獣 ベロクロン | 小林雄次 | ||||
10月7日 | 27 | 4.2% | 激闘の覇者 | マケット怪獣 エレキミクラス | ゼットン グドン プロトマケットメビウス |
ウルトラの父 ウルトラの母 ウインダム |
小中和哉 | 谷崎あきら | ||
10月14日 | 28 | 4.0% | コノミの宝物 | ノーバ | マケットノーバ | 長谷川圭一 | ||||
10月21日 | 29 | 2.2% | 別れの日 | インペライザー | ウルトラの母 | ウルトラの父 | ウルトラマンタロウ | 佐野智樹 | 鈴木健二 | 赤星政尚 |
10月28日 | 30 | 4.1% | 約束の炎 | リムエレキング | ||||||
11月4日 | 31 | 4.8% | 仲間達の想い | ロベルガー | ファイヤーウインダム | 八木毅 | 川上秀幸 | |||
11月11日 | 32 | 4.7% | 怪獣使いの遺産 | ゾアムルチ | メイツ星人ビオ | 朱川湊人 | ||||
11月18日 | 33 | 3.2% | 青い火の女 | フェミゴンフレイム | 小原直樹 | 菊地雄一 | 長谷川圭一 | |||
11月25日 | 34 | 3.4% | 故郷(ふるさと)のない男 | リフレクト星人 | ウルトラマンレオ | 赤星政尚 | ||||
12月2日 | 35 | 4.4% | 群青の光と影 | ババルウ星人 | ニセハンターナイト ツルギ | ウルトラマンヒカリ (ハンターナイト ツルギ) |
村石宏實 | 小林雄次 | ||
12月16日 | 36 | 4.6% | ミライの妹 | アングロス | サイコキノ星人カコ | サイコキノ星人 | エレキミクラス | 赤星政尚 | ||
12月23日 | 37 | 4.8% | 父の背中 | ジャシュライン | ウルトラの父 | アベユーイチ | 赤星政尚 谷崎あきら | |||
2007年 1月6日 |
38 | 4.8% | オーシャンの勇魚(イサナ) | アリゲラ | 太田愛 | |||||
1月13日 | 39 | 6.4% | 無敵のママ | サーペント星人 | 小中和哉 | 朱川湊人 | ||||
1月20日 | 40 | 4.7% | ひとりの楽園 | ソリチュラ | ソリチュラン | |||||
1月27日 | 41 | 4.0% | 思い出の先生 | ロベルガー二世 | ホー | ウルトラマン80 | 佐野智樹 | 鈴木健二 | 川上英幸 | |
2月3日 | 42 | 4.4% | 旧友の来訪 | ガディバ | レッドキング ゴモラ |
リムエレキング | ゾフィー[注 42] | 谷崎あきら | ||
2月10日 | 43 | 5.8% | 脅威のメビウスキラー | メフィラス星人 | グローザム | 巨大ヤプール | メビウスキラー ガディバ デスレム |
小原直樹 | 菊地雄一 | 赤星政尚 |
2月17日 | 44 | 4.8% | エースの願い | ルナチクス ウルトラマンエース |
長谷川圭一 | |||||
2月24日 | 45 | 4.6% | デスレムのたくらみ | デスレム | ウルトラマンジャック | 村石宏實 | 太田愛 | |||
3月3日 | 46 | 4.3% | 不死身のグローザム | ファイヤーウインダム リムエレキング |
ウルトラセブン | 川上英幸 | ||||
3月10日 | 47 | 4.9% | メフィラスの遊戯 | グロマイト | ウルトラマン | アベユーイチ | 菊地雄一 | 小林雄次 | ||
3月17日 | 48 | 5.0% | 最終三部作I 皇帝の降臨 |
エンペラ星人 | インペライザー | ウルトラマンヒカリ | 長谷川圭一 | |||
3月24日 | 49 | 4.5% | 最終三部作II 絶望の暗雲 |
ファントン星人 サイコキノ星人カコ リムエレキング |
ザムシャー ウルトラマンヒカリ (ハンターナイト ツルギ) ウルトラの父[注 42] |
佐野智樹 | 原口智生 | 赤星政尚 | ||
3月31日 | 50 | 4.5% | 最終三部作III 心からの言葉 |
ウルトラ6兄弟 レオ兄弟 ウルトラマン80 |
ウルトラマンヒカリ ウルトラの父 |
主題歌・挿入歌
オープニングテーマ
- 『ウルトラマンメビウス』
- 第27話以降は歌詞が2番に変更。最終話では通常フォーマットのオープニングはなしでエンディングテーマとして使用。
挿入歌
- 『Run through!〜ワンダバ「CREW GUYS」』
- 『Radiance〜ウルトラマンヒカリのテーマ〜』(第11話以降)
- インストのみ使用。
- 『誓いを君に』(第35話)
-
- 作詞・作曲・編曲:大門一也 / 歌:Project DMM
- 『ウルトラの奇跡』(第37話以降)
-
- 作詞・作曲・編曲:大門一也 / 歌:Project DMM
映像ソフト化
- 2006年7月28日から2007年7月27日まで、バンダイビジュアルから毎月第4金曜にDVDが発売。全13巻で11巻までは4話収録だが、12・13巻のみ3話収録。作品解説書「MEBIUS FILE」と書き下ろしイラストノベル「ザ・ウルトラマンメビウス」が毎回封入特典、歴代の防衛チームのロゴステッカーが初回生産特典として、封入されていた。
- 2007年12月21日にTV本編の内容を1時間に再集録した「クライマックスストーリーズ ウルトラマンメビウス」が発売。ナレーションはヒビノ・ミライ役の五十嵐隼士が担当。劇場版とOVの収録はされていない。
- 2012年12月21日にはTVシリーズ全50話、『ヒカリサーガ』、『アーマードダークネス』、『ゴーストリバース』を一挙収録したDVD-BOXが発売された[53]。
外伝小説
ザ・ウルトラマンメビウス
第1巻を除いたTVシリーズのセルDVDに封入特典として収録されている、TVシリーズの前史となっている書き下しイラストノベル。著者はTVシリーズでシリーズ構成を担当した赤星政尚で、イラストはウルトラ漫画の巨匠・内山まもるが担当。全12話。地球に留まり続けていたタロウが光の国へ帰還し、宇宙警備隊の筆頭教官に就任するまでの経緯など、TV本編で語られない設定も明かされ、後半はタロウの目線から物語が進行している。
ストーリー
宇宙警備隊に入隊して間もないころのウルトラマンメビウスは、ゼットンに襲われたところをウルトラマンに助けられる。ウルトラマンによれば、この場所でウルトラ兄弟と合流して地球に向かうところであり、ゼットンはそれを不意打ちするために現れたという。以後、メビウスの前にウルトラ兄弟が次々に現れ、メビウスは彼らの地球への思いを知ることとなる。
登場怪獣・宇宙人
- 宇宙恐竜 ゼットン
- 触角宇宙人 バット星人
- 目つぶし星人 カタン星人
- 円盤生物 シルバーブルーメ
- 円盤生物群(ブラックドーム、デモス、ブニョ、ロベルガーなど)
ウルトラマンメビウス アンデレスホリゾント
本編の脚本も担当した朱川湊人によるノベライズ。光文社の季刊誌「EQ Extra GIALLO(イーキューエクストラジャーロ)」にて連載。
守るための太刀
『ウルトラマンメビウス ARCHIVE DOCUMENT』(ISBN 978-4-257-03745-3)に掲載された外伝小説。作者は赤星政尚。ザムシャーを主役とし、彼がサイコキノ星人カコやファントン星人と出会い、第49話で」メビウスの救援に駆けつけるまでの経緯が描かれている。
ウルトラマンメビウス外伝 超銀河大戦
TVシリーズの後日談として、小学館の「てれびくん」と講談社の「テレビマガジン」で2007年6月号から連載開始。てれびくん本誌のグラビアページとの連動で内山まもるによる漫画『戦え! ウルトラ兄弟』も連載された。『ウルトラ戦士銀河大戦争』から26年ぶりの漫画連載となる。内山まもるの作品「ザ・ウルトラマン」に登場した戦士、メロスも登場している。小学館の「コロコロイチバン!」第14・15号にも掲載。プレイムービー「DXウルトラコクピット」の専用DVDや、ウルフェス2007ライブステージでも展開された。漫画版の単行本が2008年4月3日に発売(一部書き下ろしあり。ただし「コロコロイチバン!」掲載分は未収録)。また、「テレビマガジン」版も2007年10月に「講談社のテレビ絵本」で刊行された。
ストーリー(超銀河大戦)
エンペラ星人亡き後も宇宙では怪獣や宇宙人達が暴れまわっていた。ウルトラ兄弟達は銀河の各地で応戦し、メビウスにも出動命令が下される。その陰では様々な巨悪達がウルトラ兄弟を狙っていた。
登場ウルトラマン
※雑誌、メディアによっては登場するウルトラマンは異なる。
- 凡例
- ○=てれびくん版『戦え! ウルトラ兄弟』
- ▲=テレビマガジン版
- ◇=DXウルトラコクピット版
- ウルトラマンメビウス ○▲◇
- ウルトラマンヒカリ ○◇
- ウルトラマン ○▲
- ウルトラセブン ○▲◇
- ウルトラマンジャック ○▲◇
- ウルトラマンエース ○▲◇
- ウルトラマンタロウ ○▲◇
- ウルトラマンレオ ○◇
- アストラ ○
- ウルトラマン80 ○
- ゾフィー ○▲☆
- ウルトラの父 ○
- ウルトラの母 ○◇
- ユリアン ○
- メロス(「ザ・ウルトラマン」のキャラクター。内山まもるの漫画のみ登場) ○
- ウルトラマンキング ▲
登場怪獣・宇宙人(超銀河大戦)
※雑誌によっては登場する怪獣が異なるため、詳しくはウルトラ怪獣一覧の雑誌展開の項目を参照。ここでは、本作で初登場した怪獣を紹介する。
プレイムービーソフト
シナリオ・谷崎あきら、監督・菊池雄一。ガンフェニックスのほか、ウルトラホーク1号等の歴代防衛マシンも登場。
- 出現!アークボガール 戦え!ウルトラ兄弟(てれびくん2006年9月号付録DVD 予告編)
- ガイズサリーゴー編(DXウルトラコクピット本体付属)
- 出撃!ウルトラゾーンへの旅編(DXウルトラコクピット本体付属)
- セブンがあぶない!地球に迫る侵略者たち(専用ソフト2)
- 最終決戦!ウルトラ兄弟VSアークボガール(専用ソフト3)
放送データ
番組フォーマットは以下の通りで、『ウルトラマンマックス』と同様のものが採用されている。
放送時間
地域 | 放送局 | 放送曜日 / 時間 | 放送日遅れ |
---|---|---|---|
中京広域圏 | 中部日本放送 (CBC、現・CBCテレビ) | 土曜日 17:30 - 18:00 | 制作局 |
北海道 | 北海道放送 (HBC) | 同時ネット | |
宮城県 | 東北放送 (TBC) | 〃 | |
新潟県 | 新潟放送 (BSN) | 〃 | |
関東広域圏 | 東京放送(現・TBSテレビ) | 〃 | |
近畿広域圏 | 毎日放送 (MBS) | 〃 | |
福岡県 | RKB毎日放送 (RKB) | 〃 | |
鹿児島県 | 南日本放送 (MBC) | 〃 | |
青森県 | 青森テレビ (ATV) | 日曜日 6:15 - 6:45 | 3か月(※7月2日放送開始) |
秋田県 | 秋田放送 (ABS) (日本テレビ系) |
木曜日 15:55 - 16:25 | 4か月(※8月3日放送開始) |
岩手県 | IBC岩手放送 (IBC) | 日曜日 5:45 - 6:15 | 8日 |
山形県 | テレビユー山形 (TUY) | 土曜日 6:00 - 6:30 | 7日 |
福島県 | テレビユー福島 (TUF) | 月 - 金曜日 10:50 - 11:20 (2006年7月31日 - 8月25日) 土曜日 6:00 - 6:30 (2007年1月27日 - 7月14日) |
(※7月31日‐8月25日に第1 - 20話を、 冬休みに第21 - 26話を集中放送) (第27話から定期放送開始) |
長野県 | 信越放送 (SBC) | 日曜日 4:30 - 5:00 | 2か月(※6月4日放送開始) |
山梨県 | テレビ山梨 (UTY) | 月 - 木曜日 9:55 - 10:55 (8月3日まで2話連続放送) 木曜日 5:00 - 5:30 (8月10日から) |
5日 (※7月24日 - 8月3日に第1 - 16話を集中放送) (17話から定期放送開始) |
静岡県 | 静岡放送 (SBS) | 金曜日 15:30 - 16:00 | 6日 |
富山県 | チューリップテレビ (TUT) | 日曜日 5:45 - 6:15 | 8日 |
石川県 | 北陸放送 (MRO) | 土曜日 6:00 - 6:30 | 14日 |
鳥取・島根県 | 山陰放送 (BSS) | 日曜日 6:00 - 6:30 | 6か月(※10月1日放送開始) |
岡山・香川県 | 山陽放送 (RSK) | 月‐金曜日 10:53 - 11:23 (8月18日まで) 日曜日 4:30 - 5:00 (9月3日から) |
8日 (※7月24日 - 8月18日に第1 - 19話を集中放送) (20話から定期放送開始[注 45]) |
広島県 | 中国放送 (RCC) | 木曜日 15:24 - 15:54 | 5日 |
愛媛県 | あいテレビ (ITV) | 土曜日 6:00 - 6:30 | 7日 |
高知県 | テレビ高知 (KUTV) | 木曜日 16:24 - 16:54 | 5日 |
熊本県 | 熊本放送 (RKK) | 日曜日 5:30 - 6:00 | 8日 |
宮崎県 | 宮崎放送 (MRT) | 土曜日 5:15 - 5:45 | 3か月(※7月1日放送開始) |
沖縄県 | 琉球放送 (RBC) | 日曜日 5:30 - 6:00 | 8日 |
放送終了した局も含め、23局で放送(前作『ウルトラマンマックス』はTBS系28局ネット)。早朝で放送されている地方局の多くは再びテレビショッピングの放送に戻った。
本作は従来の全国ネット放送ではなく、各局ごとに放送時期・時刻の差が大きくなっていた。『マックス』までの土曜朝7:30枠は全国ネット枠であったが、その枠の制作はMBSに移り、『知っとこ!』の枠拡大に充てられた。枠交換によってCBC制作となった日曜7:00 - 7:30の時間帯は、『週刊!健康カレンダー カラダのキモチ』に充てられた。
その結果、テレビ山口 (TYS)・大分放送 (OBS)・長崎放送 (NBC) は未放送だった。また、SBS・RCC以外の遅れネット局と、同時ネット局でもMBCは、バンダイ・バンプレスト・セイカ(現・サンスター文具)のスポンサードセールスから外され、番組販売扱いとなり、スポットCMのみ、またはローカルスポンサー(RSKでのおもちゃ王国など)を付けての放送となっていた。局によっては、制作元の円谷プロダクション自体(ウルトラマンランド・ウルトラマンスタジアム名義など)がスポンサーとなっていた地域もある(ウルトラマンランドが所在地のRKK、ウルトラマンスタジアム所在地周辺のMRO・TUTなど)。
全国ネットでなくなったことから、ネット配信や新聞でもその問題が扱われた。
南日本放送の放送時間について
南日本放送(MBC)が本作を放送していた時間は2006年3月まではアニメ『BLOOD+』を全国ネット放送に1週遅れて放送していたが、本作放送前週(2006年4月1日)に『BLOOD+』を2話連続放送し、本作の同時ネット放送に対応した。この枠改編の副産物として、『BLOOD+』は鹿児島県では2006年4月8日より全国同時ネット放送となった。
脚注
注釈
- ^ 一部の人間に正体が知られた例としては、『ウルトラマンガイア』、『ウルトラマンネクサス』がある。[独自研究?]
- ^ 初期案の一つでは、過去にウルトラマンが存在していた世界観であるがどのウルトラマンが活躍したかを徐々に明かしていく謎解き型の展開も検討されていた[2]。
- ^ その疎さは、第13話でマリナがツーリングに出かけたと聞いて「釣り」に出かけたのかと問い返したり、第20話でトリヤマ補佐官がマスコミにメテオールの秘密をうっかり喋ってしまった際にそれがマズイことだとわからなかったほど。
- ^ 既に作り方も熟知しており、その腕前はテッペイの母・ケイコからも絶賛されるほどである。
- ^ 回想シーンの科学特捜隊時代のヘルメットの一つは、『ウルトラマンダイナ』のスーパーGUTSのスーパーGUTSメットをリペイントしたもの。
- ^ マスコミの中でもヒルカワとはバッシング記事を書かれるなど以前から因縁があり、GUYSクルーとなってからも非常に嫌うと同時に警戒視しており、彼がGUYSを陥れてバッシング記事のネタにしようとした時や、ミライへの恩を仇で返す形でその正体を暴露する記事を書いた際には誰よりも憤っていた。
- ^ 泳げないわけではなくプール程度なら泳げる。
- ^ ライダーを目指したのは祖父・シロウの影響と見られる。
- ^ 第27話で新たなマケット怪獣の候補にベムスターが挙がった際には「あんなのと(一緒に)戦うなんて絶対、嫌よ! 無理! 却下! 問題外!」と断固拒否していた。
- ^ 過去に現れた全怪獣のレジストコードを把握し、歴代のウルトラマンが現われた際は誰よりも興奮する。
- ^ これは『帰ってきたウルトラマン』の最終回(第51話)で、地球を去っていく郷秀樹=ウルトラマンジャックに坂田次郎が誓ったもの。
- ^ ミライ=メビウスに引きとめられたのを「リュウのそばには君がいる」と言って申し出を敢えて断った。
- ^ 『ウルトラマンメビウス外伝 ヒカリサーガ』に登場。
- ^ その際は功績のあった隊員を立てるなど気配りの利いた一面を見せるが、第14話ではそれが裏目に出てしまい、テッペイの母・ケイコにテッペイがGUYSクルーであることがバレる原因となってしまった。
- ^ 主にGUYSの中でも比較的自分に優しくしてくれるミライ、テッペイ、コノミ、サコミズなど。
- ^ 第28話で買い物に出たミライ、コノミ、ミサキ達を極秘任務と勘違いして、怪しい変装を施して追跡するも、そのあまりの挙動不審ぶりから付近の女子高生に痴漢に間違えられた。
- ^ 彼をキャプテンと呼んでおり、火星へ渡航する際に彼の船に運んでもらったことがある。
- ^ ジョージも過去にバッシング記事を書かれ、さらにGUYS入隊後もしつこくインタビューされるなど被害を受けている。
- ^ 「ウルトラマンがいるから地球が怪獣や宇宙人に狙われる」と本末転倒な暴言を吐いたり、自身が発砲した銃弾をミライがメビウスディフェンサークルを発動して防いだのを見てミライを「化け物」呼ばわりするなど。
- ^ ジョージからは「ハイエナ野郎」、マリナからは「人間のクズ」呼ばわりされている他、果てはヤプールにすら「下等な人間」と見下された。また、演者の加藤厚成も放映終了後、自身のブログでヒルカワを「男の風上にもおけない最低野郎」と批判している[要文献特定詳細情報]。
- ^ この時、いち早く正体に気づいたジョージから詰問されるも、開き直るような態度を見せただけでなく、リュウをわざと怒らせて暴力を振るう瞬間を盗撮しようとした。
- ^ ディノゾールの攻撃をビルを盾にして防ぐ(第1話)、ヒカリが地球を去り、地球には自分しかウルトラマンがいない焦りから、出撃したGUYSを差し置いてオオシマ彗星を破壊する(第18話)など。
- ^ 『アーカイブ・ドキュメント』では、一種のエネルギー蓄積制御装置であると推測している[20]。
- ^ 正確には元の姿に戻る。
- ^ 終盤での歴代ウルトラマン登場回で各隊員がクローズアップされているのはその布石であった[2]。
- ^ 『ウルトラマン』の最終回でゾフィーがウルトラマンとハヤタに用いた技術で、ヒカリはこの技術でスターマークを授与されている。
- ^ しかし、この発明が元で他星から戦争を仕掛けられるようになってしまい、さらには地球をも巻き込む結果となったため(『帰ってきたウルトラマン』最終回でのバット星人との戦争も、その一つであるらしい)、責任を感じたヒカリはこの命の固形化技術を使わないことを心に誓い、科学局長官の内定を辞して宇宙へ旅に出ることになる。これが惑星アーブと出会うきっかけとなる。
- ^ この勲章はゾフィーの胸部にもあるが、ゾフィーは宇宙警備隊員としての武勲を、ヒカリは研究者としての功績で与えられたもの[20]。
- ^ 映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』でも、ミライが別世界のマドカ・ダイゴ(ウルトラマンティガ)に分かりましたという意味で説明した上で教えている。
- ^ 宇宙調査員メイツ星人など。
- ^ 公式サイトや玩具パッケージではGUYSガンウィンガーと表記しているが、関連書籍ではGUYSガンウインガーと表記しているものもある[42][43]。
- ^ 『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』では、名称を「GUYSシーウインガー」と記載している[40]。
- ^ 名称は公式サイトより[46]。『超全集』では「GUYSアロー1号[47]」、『アーカイブ・ドキュメント』では「GUYSアローMA1[40]」と記載している。
- ^ 第1話で一度撃破されているので、再建されたものと思われる。
- ^ a b c 第16話は回想シーン(新規映像)のみ。
- ^ テロップでは、「羽田野陽一」と誤記。
- ^ テロップでは、「五十嵐颯斗」誤記。
- ^ a b c d e f g 『80』で生徒を演じた役者の起用も検討されたが出演が難しいため、演技力のある別の俳優が集められた[50]。
- ^ テロップでは、「八木優子」と誤記。
- ^ 第31話のみ、「江川史生」と誤記。
- ^ バルタン星人の「宇宙忍者」などの別名。
- ^ a b c イメージや回想のみの登場。
- ^ 第50話のみOPなし。
- ^ 第27話から第30話と第48話以降は放送枠がない。前者は番組タイトルの前に歴代ウルトラマンの映像及び第1話でのシーンを使用したオープニングコーナーが入ったため。なお、遅れネット局の場合、プレゼント企画が入った回については締切の都合上カットすることがあった。
- ^ 最終話は4月15日放送となった。4月1日に第49話放送後、翌週の4月8日はマスターズ・トーナメントの生中継があったため、第50話は2週後の放送となった。
出典
- ^ a b c d 『宇宙船YEAR BOOK 2007』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2007年4月20日、59頁。ISBN 978-4-257-13096-3。
- ^ a b c d e f g h i アーカイブ・ドキュメント 2007, pp. 66–67, 「ウルトラマンメビウス白書 渋谷浩康」
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- ^ DVD第5巻封入の作品解説書「MEBIUS FILE」より。
- ^ 「ウルトラマン OFFCIAL DATA FILE」より[要文献特定詳細情報]。
- ^ a b c d DVD第10巻封入の作品解説書「MEBIUS FILE」より。
- ^ a b c d e f g h i j k アーカイブ・ドキュメント 2007, pp. 58–59
- ^ a b c d e アーカイブ・ドキュメント 2007, pp. 82–83, 「メビウス世界の匠たち CHAPTER2 CGI」
- ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 71, 「ウルトラマンメビウス白書 高野敏幸」.
- ^ a b アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 68, 「ウルトラマンメビウス白書 佐野智樹」
- ^ a b アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 64, 酉澤安施インタビュー
- ^ 「ウルトラマン オフィシャルデータファイル」より[要文献特定詳細情報]
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 57, 「PRODUCT DESIGN ウルトラマンメビウス アートワークス」
- ^ 2011年10月28日のツイート - 丸山浩(@hiro_mrym)|Twitter
- ^ 2016年1月30日のツイート - 丸山浩(@hiro_mrym)|Twitter
- ^ ウルトラマン全史 2013, pp. 76–77.
- ^ 2012年10月5日のツイート - 丸山浩(@hiro_mrym)|Twitter
- ^ a b アーカイブ・ドキュメント 2007, pp. 84–85, 「メビウス世界の匠たち CHAPTER3 造型」
- ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 77, 「ウルトラマンメビウス白書 アベユーイチ」.
- ^ a b c d e アーカイブ・ドキュメント 2007, pp. 2–7, 「NEW REGISTRATION 新たなるウルトラマン」
- ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 73, 「ウルトラマンメビウス白書 菊地雄一」.
- ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 78, 「ウルトラマンメビウス白書 小中和哉」.
- ^ a b c 超全集 2007, p. 17
- ^ 名称は永岡書店「ウルトラマンメビウスひみつ百科」に掲載[要ページ番号]。
- ^ a b c 名称は「ウルトラマンオフィシャルデータファイル」に掲載[要文献特定詳細情報]
- ^ 『週刊ウルトラマン』-「ウルトラマンメビウス バーニングブレイブ」[要文献特定詳細情報]
- ^ ウルトラヒーロー必殺技スーパーガイド (メディアックスMOOK)、最後の必殺技ガイド
- ^ a b 超全集 2007, p. 15
- ^ a b c d 劇場版超全集 2006, p. 65
- ^ 丸山浩2013年3月2日ツイート
- ^ 『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説 THE MOVIE 超全集』小学館、2009年12月、45頁。ISBN 978-4-09-105129-5。
- ^ a b 超全集 2007, pp. 59–69, 「ウルトラマンメビウス大辞泉」
- ^ 丸山浩2013年10月13日ツイート
- ^ 丸山浩2015年9月24日ツイート
- ^ 丸山浩2013年9月5日ツイート
- ^ 丸山浩2012年10月6日ツイート
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- ^ 丸山浩2013年9月5日ツイート
- ^ a b c アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 64, 「コスチューム」
- ^ a b c d e f g h i j k アーカイブ・ドキュメント 2007, pp. 14–19, 「EQUIPMENT MANUAL GUYS装備便覧」
- ^ a b c d アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 69, 「ウルトラマンメビウス白書 原口智生」
- ^ 超全集 2007, pp. 24,61.
- ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, pp. 16、58.
- ^ 円谷プロ図録 2013, p. 121.
- ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, pp. 19、77.
- ^ “hicbc.com ウルトラマンメビウス WEBメビナビ”. 2014年11月28日閲覧。
- ^ 超全集 2007, p. 25.
- ^ a b 円谷プロ図録 2013, p. 127.
- ^ a b アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 75, 「ウルトラマンメビウス白書 鈴木健二」
- ^ アーカイブ・ドキュメント 2007, p. 80, 「矢的猛の理想と苦悩-川上英幸」.
- ^ a b 『宇宙船YEAR BOOK 2006』朝日ソノラマ〈ソノラマMOOK〉、2006年4月20日、pp.4-5頁。ISBN 4-257-13086-5。
- ^ ビデオリサーチ調べ(関東地区)
- ^ 円谷ステーション (2012年5月18日). “ウルトラファン待望の『ネクサス』『マックス』『メビウス』初DVD-BOX化!ハイコンセプト・ウルトラマン、連続リリース!”. 2012年5月18日閲覧。
参考文献
- 『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟超全集』小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2006年10月10日。ISBN 978-4-09-105110-3。
- 『ウルトラマンメビウス超全集』小学館〈てれびくんデラックス 愛蔵版〉、2007年5月22日。ISBN 978-4-09-105113-4。
- 宇宙船編集部 編 編『ウルトラマンメビウス アーカイブ・ドキュメント』円谷プロダクション 監修、朝日ソノラマ〈ファンタスティックコレクションNo.∞〉、2007年6月30日。ISBN 978-4-257-03745-3。
- 講談社 編 編『円谷ヒーロー ウルトラマン全史』講談社〈講談社MOOK〉、2013年。ISBN 978-4-06-389762-3。
- 『円谷プロ図録』ネコ・パブリッシング〈NEKO MOOK〉、2013年。ISBN 978-4-7770-1440-8。
関連項目
外部リンク
中部日本放送 土曜17時台後半(2006年4月 - 2007年3月) | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
サタデー生ワイド そらナビ
※30分繰り上げ |
ウルトラマンメビウス
|
がんばれ!ペナキッズ
※日曜13:24 - 13:54から移動 |
TBS 土曜17時台後半(2006年4月 - 2007年3月) | ||
チャンネル☆ロック!
※当番組開始後は30分繰り上げ |
ウルトラマンメビウス
|
ラブ★コン
※アニメ枠再開 |
毎日放送 土曜17時台後半(2006年4月 - 2007年3月) | ||
ウルトラマンメビウス
|
おおきく振りかぶって
※アニメ枠再開 |