大相撲中継
『大相撲中継』(おおずもうちゅうけい)(Grand Sumo Live)とは大相撲の取組の模様を中継する放送事業者(テレビ・ラジオ)の放送番組もしくはインターネット配信業者が配信する番組(スポーツ中継)である。2018年現在、本場所を日本放送協会 (NHK) がテレビおよびラジオで生中継を実施し、一部の動画配信サイトが動画配信を実施している。また、花相撲の一部をNHKおよび民放テレビ局が中継を行う。
本項目ではこれらの放送・配信について記す。
NHKにおける大相撲中継
概説
大相撲中継は、1928年1月12日からNHKのラジオ放送により始まった。このとき放送時間内に勝負を納めるため幕内10分、十両7分の制限時間設定とともに土俵に仕切り線を設けた。ラジオ放送が始まる直前は相撲人気が低迷していたこともあって「ただで聞ける(見られる)ようになれば国技館の客が減る」という反対論もあった[1]というが、杞憂に終わった。テレビ放送は同じくNHKより1953年5月16日に始まった。
NHKの大相撲中継は本場所の生中継が基本となっており、テレビ放送は午後の取り組みをBS1と総合テレビのリレー放送で生中継を行う。また、ラジオ放送については、夕方(主に幕内後半戦)の取組についてラジオ第1で生中継を行う(詳細後述)。NHKが日本相撲協会に支払う放映権料は、1場所4 - 5億円とされている。[要出典]
2019年1月場所より公式サイト「大相撲取組動画」を開設し幕内取組動画の配信を行っており、中継内でも前日の再生数ランキング上位が紹介されている。
番組タイトルは本場所の正式名称(一月場所・三月場所等)ではなく通称(初場所・春場所等)が用いられる。新型コロナウイルスの影響により会場が国技館に変更された2020年七、十一月場所では「大相撲7(11)月場所」と算用数字が用いられた。また、春場所(大阪)の会場である大阪府立体育会館は2012年から、名古屋場所の会場である愛知県体育館は2018年から施設命名権が売却されており、主催者である日本相撲協会は命名権名称と正式名称を併記しているが、NHKでは正式名称のみを用いている。これは、NHKが放送法第83条により広告放送が禁止されていることを踏まえ、取材・政策の基本姿勢を示した『NHK放送ガイドライン』において、(施設)命名権に基づく名称について「企業名などを除いた施設名が定着している場合には、企業名などを除いた名称を使うこともある」としており[2]、これに基づいた運用を行っているものである[3]。
幕内優勝力士はNHK金杯が贈呈される。原則としてそれぞれの本場所が行われるNHK各局(NHK放送センター、NHK大阪放送局、NHK名古屋放送局、NHK福岡放送局)の放送責任者(放送局長など。東京での3場所ではまれに会長直々に贈呈する場合もあるが、出演できない場合は放送総局長やスポーツセンター長などが代理出席する)が表彰状と正賞品のカップを贈っている。さらに、優勝力士は千秋楽当日の『サンデースポーツ』に国技館開催場所ならスタジオ、大阪、名古屋、九州ならば中継によりゲスト出演する。
花相撲はNHKとNHK厚生文化事業団が勧進元となるNHK福祉大相撲(毎年2月に両国国技館で開催)の中継を行う。基本的に録画放送となる。
毎年12月下旬の年末編成が実施される日は、NHKの大相撲解説者や好角家のタレントなどをゲストに招いてその年の大相撲を振り返る「大相撲この1年」と題した45分の特番が行われる。
アナログテレビ放送(NTSC)は2011年7月場所(名古屋場所)14日目まで放送され、同千秋楽以後はデジタル放送に一本化された。[4]2010年9月場所(秋場所)以後、総合テレビのアナログ放送は2011年の地上デジタル放送完全移行を前提とした準備の一環として、レターボックス16:9のサイズで放送を行い(本来は7月場所から実施する予定だったが、後述の通り7月場所の生中継が中止されたために生放送でのレターボックス放送は9月場所からとなった)、常時「アナログ放送終了に伴うお知らせ」が表示される。NHKワールド・プレミアムでもこれに合わせる形でレターボックス16:9サイズに変更されたが、「アナログ放送終了に伴うお知らせ」の表示は一切なかった。
角界不祥事時の対応
- 2010年7月場所
- 大相撲野球賭博問題のため生中継を取りやめ。代替措置として幕内全取組のダイジェスト(通常は深夜放送)を全取組終了後の18時台に放送(総合テレビ、BS2、NHKワールド・プレミアムの3波で同時放送)した[5]。ラジオ(ラジオ第1放送)では18時台に5分間(18:05 - 18:10)、取組結果のみ放送した。NHKワールド・ラジオ日本では土日祝のみラジオ第1放送と同時放送でそのまま放送されたが、平日では18時台前半に20分間国際放送独自の日本語ニュースが定時放送されるため、その日本語ニュースの中で取組結果のみを放送し、勝利者インタビューは通常通り行われた[6]。
- 2011年3月場所
- 大相撲八百長問題により開催中止。
- 2011年5月場所
- 技量審査場所として開催されたが、技量審査場所が本場所ではないこと、NHKと相撲協会の中継権契約が「年6回の本場所の中継放送」であったことから[7]、中継、ダイジェストともに行われなかった[8]。ただし、今後資料として取り上げる可能性から、幕内の取組についてはNHKアナウンサーによる実況(解説はなし)が通常ブースで収録され、スポーツニュース番組などで使われた(ラジオは収録せず)。
新型コロナウイルス時の対応
- 2020年3月場所
- 無観客での開催となった。
- 仮設の放送席は、実況音声が館内に漏れないようアクリル板で覆われ、向正面の解説席は2階席に設けたブースに移された[9]。
- 応援メッセージの募集を行い、取組前に随時紹介した。
- 幕内優勝インタビューは取組直後の髷を整えている最中にインタビュールーム内で行い、表彰式での優勝インタビューが導入される以前に行われていた支度部屋内でのインタビューとほぼ同様の形式となった。
- 2020年5月場所
- 開催中止。
- 代替番組として本来の初日・中日・千秋楽が予定されていた5月24日、5月31日、6月7日に「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」を放送。過去に放送された「大相撲この1年」や特集番組などに現役力士のリモート出演を交え放送した[10]。
- 2020年7-11月場所
- 観客数を制限したうえで国技館での開催となった。
- テレビの正面放送席は通常と同じ場所だが、アナウンサーと解説者の間には、アクリル板による仕切りが設置された。また向正面解説席は、1階西方通路上の奥[11]に設置されたブースに移動した。ラジオ放送席は、1階正面西方通路上の奥に、アナウンサーと解説者が同席しないようにそれぞれのブースを設置した。
- 東西通路奥のテレビカメラは、7月場所より遠隔操作によりズームが可能なものが設置された。
- インタビュールームでの力士インタビューは、固定マイクを用いて、インタビュアーが同席しない形で行う様になった。
- 千秋楽の幕内優勝インタビューは、7月場所・秋場所では他のインタビューや14日目までの優勝決定時と同様、インタビュールームで実施したが、11月場所からはインタビュアーがマスク・フェイスシールドを着用したうえで、表彰式での幕内優勝力士インタビューを再開した。
- なお応援メッセージ募集は、7月場所のみで終了した。
放送場所と担当局
本場所について記す。NHK福祉大相撲はNHK放送センターの製作。
波別の原則放送時間
2020年現在。すべて日本時間表記。
- 平日 15:08 - 18:00
- 土・日・祝日 15:05 - 18:00
- スポーツ中継や単発の特別番組などにより、放送開始時間は前後する。ただし、幕内の取組はほぼ必ず最初から放送される。また平日と異なりニュースの挿入はない。
- 1978年5月場所までは、総合テレビでの中継開始は16:05からで取組進行が順調である場合、幕内力士土俵入り付近から放送が始まり土俵入り後の時間に幕下上位5番から十両までの取組結果の説明が行われていた(土日のみ15:30から放送される場合もあった)。同年7月場所から放送開始時刻が15:05に変更された結果[13]、幕下上位5番の取組付近から放送可能になった。[14]
- 2020年3月場所(春場所)からネット常時同時配信・見逃し番組配信サービスのNHKプラスでも配信される[15]。
- BS1(月 - 金メインチャンネル、土・日・祝サブチャンネル)
- 全曜日 13:00 - 総合テレビでの放送開始時刻まで(平日は13時台、14時台にNHK BSニュースが挿入される)
- 全曜日 13:00 - 18:00
- 2020年7月場所より中継を開始予定。
- 平日・祝日 16:00 - 18:00
- 土・日 15:00 - 18:00
- 2019年1月場所より中継を開始。2019年5月場所までは8Kスーパーハイビジョン試験放送・本放送ともに毎日16時から18時までだったが、同年9月場所以降は土・日の放送開始が15時からになり、この日は前日の幕内の全取組をVTRで挿入した。
- 千秋楽以外 16:05 - 18:00
- 千秋楽 15:05 - 18:00
- 正時を過ぎて最初の取り組みが終わった時[12]にニュースが挿入される。また、毎時25分前後の取組間に交通情報が挿入される。
- 各日とも、インターネットラジオ(NHKネットラジオ らじる★らじる・radiko)でも配信される。
- NHKワールド・プレミアム
- 15:55 - 18:00 (平日。2012年夏場所以降。2012年春場所までは16:00からだった)、16:00 - 18:00 (土日祝)、15:30 - 18:00 (千秋楽のみ)。
- 5時台に1時間ダイジェスト版の時差放送あり。
- NHKワールド・ラジオ日本
- 16時台から(平日は16:05、土曜日・平日と重なる祝日は16:11、日曜日は16:15。千秋楽は衛星ラジオのみ15:30から開始し、短波は16:15から開始。土日祝は国際放送独自の日本語ニュースと海外安全情報が放送されるため途中飛び乗りでの開始となる)
- 以前は17時台から放送されたが、ラジオ第1放送と同時放送枠が拡大された。国会中継や選抜高校野球中継などラジオ第1放送の編成状況により、17時台からの放送となる場合がある。中継中は時報1分前に流される日本語放送の周波数案内はどの時間帯も放送されない(17時前、18時前とも同)。
放送時間の特例
- 国会、スポーツイベントの中継、その他特別番組などのため時間帯が短縮される場合があるが総合テレビでは17時台は必ず放送される[17]。生放送できなかった取組については、取組の合間にVTRで流される。
- 取組の進行が遅れていた場合でも、全取組終了まで(千秋楽は優勝力士インタビューまで[18])完全中継される。この場合、放送終了時刻は1分単位で延長される。延長分は18時台の番組の縮小で処理し、『ニュース7』の始まる19:00以降は通常編成に戻る。
- かつてラジオ国際放送では、平日は国際放送独自編成の定時ニュースを優先して18:00で打ち切り、定時ニュース内で勝敗を伝えていたが、その後取組終了まで放送を延長、定時ニュースの時間短縮に改められた。
- やむを得ずに放送できない場合は、それぞれ次のように振り替えることもある。
- 総合テレビ→Eテレ(リアルタイム字幕放送およびデジタル放送における2か国語放送は通常通り実施)。ただし近年は総合テレビのマルチチャンネル放送で対応する事例もある(全豪オープン決勝と重なった平成31年初場所14日目[19]など)。
- ラジオ第1→FM(音声はモノラル。2010年3月以降はステレオ放送であるものの、音声自体がモノラルのままステレオ信号で送出)
- 国会中継がある場合はBS1で15:15から放送していた(ただし、十両・幕内の取組におけるリアルタイム字幕放送は行われない)。その場合は15:25から15:55までL字画面で『東京マーケット情報』が、16時台の中入りの休憩時間に『NHK BSニュース』が挿入されていた(2010年度まで)。2010年11月場所六日目は国会中継の放送が大相撲中継終了から5分後の18:05まで続いたため最後までBS1で放送。
- 2011年7月場所からは、総合テレビで国会中継や特設ニュースを放送しているとき、15:20から17:05までトップ中継扱いとしてBS1で放送され、17:05から総合テレビでの放送となり(メインチャンネル・サブチャンネルに関係なくBS1ではリアルタイム字幕放送は実施するが、連動データ放送は行われない)、16時台の中入りの休憩時間に『NHK BSニュース』が挿入される。『東京マーケット情報』については当初は15:25から15:42までL字画面で伝えていたが、2011年11月場所以降はサブチャンネルに移して通常通り15:25から15:50に放送されている。
- 総合テレビが17:05より前に国会中継が早く終了し、大相撲中継の放送に入った場合でも編成の関係上、BS1ではそのまま17:05まで大相撲中継の放送が継続される(事実上、総合テレビとBS1のサイマル放送となる)。2012年9月21日の秋場所十三日目でも民主党代表選挙の特設ニュースがあったため総合テレビでは15:50開始となったが、BS1で総合テレビの特設ニュースの時間延長を考慮した編成となった関係でBS1でも16:30(当初は16:50だったが、変更された)まで放送され、地上波・BSのサイマル放送となった(BS1の通常番組はマルチ編成102chの放送に変更)。このときの中断ニュースは総合テレビとNHKワールド・プレミアムは「NHKニュース」(タイトル表示なし)、BS1は「BSニュース」として放送された。
- NHKワールドに関する事項
- 総合テレビと同様、中断ニュースがある(状況によってはそのまま大相撲中継を継続し、終了後に録画で特設ニュースを放送する場合もある。ラジオの放送でも同様)。
- 津波関連などの緊急報道がある場合は休止されることがある(ワールド・プレミアムでは状況により中断ニュースのみでノンスクランブル放送を行う場合がある)。
- NHKワールド・プレミアムでは2010年度までは16時台は総合テレビやBS2で国会中継が行われる場合でもBS1で放送されたため、部分休止になることは全くなかった。
- 2011年5月場所以降はBSでの大相撲中継は、総合テレビで15時台・16時台に国会中継が組まれている場合に限り、BS1で代替放送が行われるためワールド・プレミアムでは通常通り15:55から放送される。
- NHKワールド・ラジオ日本ではラジオ第1放送が16時台に国会中継が組まれている場合はラジオ放送の中継自体が行われないため、16時台のみFM放送や地上デジタルラジオ実用化試験放送番組の時差放送に差し替える。
- NHKワールド・ラジオ日本の衛星ラジオでは千秋楽のみ開始時刻が15:30からとなっているが、16:00 - 16:15まで短波放送と同時に国際放送独自のニュース・海外安全情報を放送するため中継は一時中断される。
- NHKワールドでは2016年7月名古屋場所よりダイジェスト版で伝える「GRAND SUMO Highlights」をスタートさせる。
テレビ中継の概要
幕下、十両、幕内の3部構成であり実況アナウンサー、解説者は原則としてその都度入れ替わる。ラジオは幕内のみの中継であるためアナウンサー、解説者は交代しない。ただし、平日の一部日程ではアナウンサーの交代を行う場合があるが実況とリポーターを半々で務める形で担当する。女性アナウンサーが実況やリポートを担当した事例は今まで一度もない。
2017年5月場所からは国技館内で初めてとなるワイヤレスカメラの導入が開始され、国技館内のいたるところにワイヤレスカメラを出現させて撮影する形となった[20]。
オープニングテーマは「スポーツショー行進曲」ではなく、寄せ太鼓が使われていたが、寄せ太鼓の演奏が変更された後、2006年3月場所から総合テレビでは独自のオープニング音楽・映像の使用に変更された[21]。2008年1月場所から2011年1月場所までは『SPRIT』[22]が使用された。2011年7月場所から2014年3月場所まではオープニング音楽が→Pia-no-jaC←の『LE QUATTORO STAGIONI』[23](ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲四季より「春」第1楽章、アルバム『EAT A CLASSIC 2』に収録)となり、オープニング映像も羽毛(白)、桜吹雪(ピンク)、若葉(緑)、扇子(水色)、紅葉(赤)、銀杏(金)とそれぞれ6場所ごとに山の色や、放送席の紹介テロップの色も変更している。2014年5月場所からBGM変更とともにオープニング映像がなくなり、会場の映像をバックにしたタイトル表示のみに戻り、タイトルの表示パターンが「大相撲◯◯場所」「◯日目」から「大相撲」「◯◯場所 ◯日目」に変更となった。取組中に総合テレビの中継開始時間となった場合はオープニング映像とBGMを省略し、画面右下に「大相撲◯○場所 ◯日目」のテロップを表示するが、2006年3月から2014年3月場所まではごく一部の例外を除き、取組中であっても必ずオープニング映像を流していた(BSで放送されていた取組は途中で強制的に中断、もしくは立合い前にカメラを切り替える)。BS1のマルチ編成開始時とラジオの中継は現在も寄せ太鼓が使われ、エンディングの音楽は、千秋楽(後述)を除き、はね太鼓が使用されている。
表示テロップは学生相撲・アマチュア相撲を含めた他のNHKのスポーツ中継とは異なる独自のフォーマットを使用している。
- 上位5番を除く幕下以下では画面下に上から番付(黄色表記)とこれまでの勝敗(算用数字の白文字で「○-○」と表記。枠内表記で勝ち越しの場合は背景部分が赤で表記される)・四股名・出身地と所属部屋(緑色表記)の順で横文字で表示される。これまでの勝敗では「○-○-○」と表記されることもあるが、これは病気休場も数に含めているためである。
- 幕下上位5番以降は縦文字で左側から東方力士の番付・出身地・所属部屋、東方力士の四股名、東方力士のこれまでの勝敗(漢数字表記)、西方力士のこれまでの勝敗(漢数字表記)、西方力士の四股名、西方力士の番付・出身地・所属部屋の順で表記される(番付と勝敗は黄色表記)。
- これまでの勝敗は初日(幕下以下は対戦初日)のみ前場所の成績を表記するが2日目以降は前日までの勝敗が表記される。勝敗は休場も含む(「勝」「敗」「休」で表記するが、勝・敗・休のいずれかが1つもない場合は上位5番を除く幕下以下とは異なり表記されない。前場所をすべて休場した場合は「全休」と表記。大相撲八百長問題による解雇が無効となり2013年7月場所で復帰した蒼国来は初日の前場所成績欄が空白となった)。
- 幕内の対戦ではこれまでの幕内の対戦成績が表示される。最上段に東方四股名、通算対戦成績、西方四股名が記され、下段には「初・春・夏・名・秋・九」(表記順は6場所前が最上段で、直近場所が最下段)と、場所名それぞれを中心に計6行のスペースがあり、勝利した力士の列に決まり手が表示される。対戦が無かった場所については「―――」の無表記となる。表示されるタイミングは、懸賞幕を持った呼出が土俵上を回る時で、スポンサー表示を隠す目的でも利用されている。基本的にこの1年間の成績が表示されるが、1年間に対戦がない場合などはそれ以上前に遡って表記されたり、単に対戦の勝敗数のみで表記されることがある。ただし、一方または両方が十両以下であった場所の対戦は数に含めていない。2011年春場所開催中止時は「春」の文字の上に横二本線でかぶせて表記し、2011年5月の技量審査場所では「技量」として表記された。2020年夏場所開催中止時については「夏(中止)」、会場が変更された同年7月場所は「7月」と表記された。以前は最上段に四股名、中央に決まり手(勝った側に○を表示)、最下段に対戦成績を表示していた。
- 仕切り中から制限時間までは、画面左上に「東 ○○○ ― 西 ○○○」と現在の取組で対戦する力士の四股名が表示される。このとき四股名の漢字には読みがなのルビが付いている。視聴者の要望を受け、後述の行司・呼出名とともに2019年5月場所より開始されたもの[24]。これ以前も日別企画の一環として稀に読みがなを表示することがあった。
- 2019年からは、仕切り中あるいは立合いの際の画面右下に、十両格以上に限り行司や呼出の名前が表記されるようになった。
- 決まり手のテロップは十両以降に表示されるが、「取り直し」のテロップは幕下以下を含めてすべての取組において表示される。勇み足・つきひざ・腰くだけなどの非技ではそのまま表示されるが、髷をつかむなどの反則行為があったときは「反則」と表示される。
- 四股名テロップは十両以上の力士は相撲字、幕下以下の力士は明朝体で表記される。ただし、翌日の取組の紹介では十両以上の力士でも明朝体で表記される。1993年3月までは幕下以下の力士は丸ゴシック体で表記されていた。
- 幕内の取組ではスローVTR終了後、画面右下に上段から決まり手(未発表時は省略)、勝者力士(白丸表記)・今場所のこれまでの勝敗と翌日の対戦相手、敗者力士(黒丸表記)・今場所のこれまでの勝敗と翌日の対戦相手の順に表示される。対戦相手の欄は幕内力士と対戦した十両力士が翌日に十両での取組が組まれている場合は空欄となり、千秋楽では番付が表記される(十四日目でも対戦相手が決まっていない場合のみ表記される)。
- 取組前のテロップの表示位置はレターボックス化後も変更されていない。
- 2020年からは十両取組以降のリプレイ映像の前後に寄木細工風のCGが入るようになった。色は通常が茶色、物言いの時が緑となっている。また、幕内のものにはキラキラ加工が入っているが十両(幕内vs十両の対戦も含む)にはない。
幕下以下
BS1の中継開始から十両土俵入り前まで(三段目上位と幕下中位までの取組)を担当する。BS2時代は取組数の少ない13、14日目に序二段上位の取組が放送される場合も多かった[14]。
正面に実況アナウンサーと解説者、向正面にリポーターとしてNHKのアナウンサー、または解説者として若者頭が座る。解説は概ね若手や中堅の年寄が担当するが、八角親方(元横綱北勝海)、友綱親方(元関脇魁輝)、佐渡ヶ嶽親方(元関脇琴ノ若)など幕内の取組で正面席での解説経験のある親方も座る場合があった。現在は稀に舞の海が担当することもある。
その他稀に向正面にゲストが招かれることがある。
2009年1月場所より、序ノ口からの取組結果紹介時に非技や珍手の場合を除き決まり手が発表されなくなった。理由は不明。
BS2での放送時は国会中継等により開始時間が遅れたり途中で中継が打ち切られることがあったが、BS1での再開後は原則として放送時間が短縮されることはなくなった。
十両
幕下上位と十両の取組を担当する。
正面に実況アナウンサーと解説者(年寄)、向正面にリポーターとしてNHKのアナウンサーという構成は同じ。総合テレビの中継開始時点で残りの取組が少ない場合(千秋楽など)は、開始と同時に幕内担当と交代する場合もある。その日の実況担当のアナウンサーは中入り後のラジオ放送における幕内中継で向正面または支度部屋のリポーターも担当する。
BSで中継が行われなかった2011年7月場所、9月場所の千秋楽は解説者をおかず、アナウンサーが1人で中継を担当した。
2011年1月場所では幕下上位5番の結果紹介時に注目の取組1番のVTRを流した。
同年7月場所からは千秋楽を除き、総合テレビの放送開始までに終了した十両取組のVTRを流すようになった。この措置はBSでの中継が再開された11月場所以降もしばらくの間継続されていた。
2012年1月場所の2日目(同年1月9日。この日は成人の日の祝日)では十両としては異例ながら、スペシャルゲストとしてデーモン閣下を迎えて放送(幕内取組にも引き続き出演)。本来は行われない十両力士への「殊勲インタビュー」も行われた。[25]
幕内
幕内土俵入りから結びの一番までを担当する。
正面に実況アナウンサーと解説者、向正面にも解説者が座りリポーターにNHKのアナウンサーが東西に配置される。2011年7月場所はリポーターが一人になる場合が多かった。1980年代半ばごろまでは向正面にも解説者の隣に実況アナウンサーが座っていた(メインの実況は正面放送席のアナウンサー)。
解説は、年寄のほかにNHK専属の解説者(協会を退職した元力士・年寄)も加わる。2003年からは初日と千秋楽は解説が専属解説の北の富士(正面)と舞の海(向正面)の組み合わせが多い。
中日(8日目)や祝日は、好角家の著名人がゲストに招かれることが多い。ゲストが招かれた場合は向正面に解説者は入らずアナウンサーが座るが、ゲストが向正面に座ることもある。2010年以降、ゲストが登場するケースは東京場所のみとなっていた。その後は野球賭博問題や八百長問題の影響もありゲストの出演はなくなっていたが、2012年3月場所から再開された。
1996年頃より千秋楽(15日目)の最後にその場所のエンディングとして1分30秒程度のダイジェストを流している。1分30秒が基本であるが、名力士の引退などがあると2分を超える場合もある。優勝決定戦などにより放送時間が少ない場合は省略される。2003年1月場所の横綱貴乃花の引退時は2分30秒であった。エンディングに使われる曲はNHKがこのために作ったオリジナルのものである(一部グスターヴ・ホルストの『Jupiter』を使った例もある)。2017年現在はダイジェスト映像に「The 大相撲」というタイトルがつけられており、中継でエンディングが流れなかった場所を含め、場所後にNHK公式サイトやNHK大相撲公式Twitterで動画が公開されている[26]。また、表彰式の後に行われる出世力士手打式と神送りの儀式は時間の都合上放送されないことが殆どであるが、2020年3月に行われた大阪場所では、新型コロナウイルスによる影響で無観客となり、表彰式も賜杯と内閣総理大臣杯の授与のみになったため、取り組みや式典が早く終了したことから、出世力士手打式と神送りの儀式も併せて放送された[27][28]。
2011年7月場所からは2013年3月場所までは布袋寅泰の『SAVE ME』が使用されていた。
2013年1月場所2日目、幕内の勝負審判交代時に流された「平成ハイライト」のVTR(実際はその日の幕内前半戦のハイライトが大半を占めた)にてかつてのBGMが使用され、2013年5月場所からは再び千秋楽のエンディングにも使用されるようになった。
2014年九州場所千秋楽のエンディングで、32回目の優勝を果たした白鵬の32回分の優勝したVTRや初土俵の時の映像などをまとめたダイジェストを、中島みゆきの『麦の唄[29]』をBGMに5分以上のVTRが放送された。
1999年5月場所より「連続リプレイ」として幕内の取組をBGMに乗せて連続で再生していたがBGMは開始後数日でなくなり、後に「連続リプレイ」の名称も使用されなくなった。その後は放送頻度が減少しBSで総合テレビの5時のニュースの間に流す程度となり、BSでの同時中継がなくなった現在では国会中継などのため放送できなかった取組が多い場合や注目の取組数番を再生する場合などに限られている。
放送時間は時間が余った場合でも原則として18:00までとなっているが、稀に番組のお知らせやその他の告知等により17:59までの放送となる場合もある。
総合テレビではリアルタイム字幕放送を実施。当初は一部の日程のみで実施されていたが、現在は総合テレビの中継開始時に実施されている。放送画面に字幕を起こす場合、会場の歓声や拍手などの雑音が入ってしまうことからNHK放送センターのスタジオで改めて別のアナウンサー(字幕担当キャスターは主に以前大相撲中継に携わっていたアナウンサーが担当。日本語センター所属、嘱託のアナウンサーの担当が多い)が4名1組でその内容を改めてアナウンスした上で字幕に起こす(ただし、開始冒頭と終了部分の独自の案内、幕内土俵入りの力士紹介、横綱土俵入りなどあらかじめ決まっているコメントがある場合は事前に作成したものを動きにあわせて表示)。これは大相撲以外のスポーツ中継や、『NHK紅白歌合戦』などのステージイベントの中継でも同様に行われている。総合テレビで平日16:00過ぎ(2012年3月場所以降)と17:00過ぎの中断ニュースでもリアルタイム字幕放送を実施している。総合テレビが国会中継や特設ニュースの関係でBS1およびEテレで代替放送する場合でもリアルタイム字幕放送は実施される。リアルタイム字幕放送では本編内容の字幕のほか独自に字幕キャスター担当者4人の紹介と「生字幕放送をお伝えします。」「生字幕のため誤字を生じることがあります。ご了承ください。」、最後に「大相撲(初・春・夏・名古屋・秋・九州)場所をお伝えしました。」が文字多重放送により表示される。東西横綱の土俵入りで四股を踏む際、観客からの掛け声を「(館内)ヨイショ!」と表記している(事前作成のため動きにあわせて表示。別の生字幕表示中は行わない)。
中入りの企画特集
中入り(幕内取組前)に日替わりの企画特集が行われる。
- 初日 今場所の展望
- 序盤の数日間 新十両紹介(その場所に初めて十両=関取として仲間入りを果たした力士全員を、毎日1名ずつ取り上げ、アナウンサーのインタビューを行う。インタビュールームでの生放送。ただし新入幕が多い時や、国会中継などにより総合テレビでの放送ができない場合など、中日以後の後半戦に回す場合もある他、新三役が誕生した場合は新十両紹介のフォーマットに倣った「新三役紹介」のコーナーを放送することもある)
- 同(新十両紹介の概ね翌日) 幕下のホープ(今後関取としての期待が高まる若手幕下力士を毎場所1名ずつ取り上げ、アナウンサーのインタビューを行う。こちらは事前に各部屋<地方場所はそれぞれの部屋ごとの宿舎や稽古場>にアナウンサーが赴いて収録することが多い。ただし新入幕十両が多い場所の時は割愛する場合もある)
- 中日 力士訪問(幕内主力力士に密着取材したコーナー)、幕下上位15枚目までの星取表(中間発表)、好角家(相撲愛好家の著名人)がゲスト解説として訪れる場合はそのゲストとの相撲談義が行われることもある
- 中盤の数日間 相撲に関係する様々なトピックス(新十両紹介の該当者が少ない場合は前半戦の数日間にも回す場合がある)、思い出の土俵(過去の名勝負や名力士の紹介、先場所限りで引退した親方の現役時代を振り返る)。
- 終盤の数日間 各段の優勝者インタビュー(ある時)、幕内の優勝争いなどの展望
- 千秋楽 三賞受賞力士インタビュー、幕下上位15枚目までの星取表(最終結果発表)
- ※新十両紹介、各段優勝者インタビューについては、ラジオ・テレビ同時に配信。幕下ホープは音源はテレビ・ラジオ同じものだが、録画・録音での収録の都合上同時放送ではない。幕内力士最高優勝者に対するインタビューは優勝決定後のほか、千秋楽の閉会・表彰式にも、天皇賜杯(菊花大銀盃)、内閣総理大臣杯、優勝旗の贈呈に続けて、場内共同インタビューの形で放送される(共同インタビューが行われる以前は、千秋楽の取組終了後、支度部屋、ないしはインタビュールームでのインタビューを放送していた)。
中入り後の審判交替の際(幕内の前半と後半の切り替え時)、かつては「相撲一口メモ」というコーナーがあり相撲に関する故事や話題などを1分間程度にまとめて放送していた。九州場所ではこのコーナーに代わって1年間の取組のうち名勝負や変わった決まり手が出た一番を放送していたが、平成に変わる頃にこのコーナーはなくなりその日の取組結果が放送されるのみとなり、事実上「一口メモ」に相当する箇所は中入りの取組前の企画に集約される形となった。2009年頃から2010年5月場所までは、今日の注目の一番のVTRを流していた。
千秋楽の優勝力士への表彰式においては1991年5月場所までは優勝決定戦などによって表彰式の開始が遅くならない限り人気のあったデビッド・ジョーンズによるパンアメリカン航空のトロフィー授与(アナウンサーも、彼の表彰中は授与の前に「おなじみのデビッド・ジョーンズさんです」という一言の後、黙して朗読の邪魔にならないよう配慮していた)までを中継した後、当日の取組結果や場所の総括、三賞受賞力士のインタビューなどを放送していたが現在は「NHK金杯」の授与までを画面で中継してから(放送席で会話が行われている場合でも中断し、必ず映し説明を行う)当日の取組結果などを放送するようになった。
副音声
デジタル総合(2004年9月場所から)、NHKワールド・プレミアムとも16:00から二ヶ国語放送(英語による実況)を実施している。国会中継の関係でBS1で代替放送する場合も同様となる。デジタル放送はステレオ2音声、NHKワールド・プレミアムはモノラル二重音声での放送。かつて相撲を放送していたBS2ではアナログは1990年代半ばから、デジタルは2006年11月場所から、BShiでもデジタルBS開局後からそれぞれ行われていた。
二ヶ国語放送ではハワイ出身の12代東関親方(元関脇高見山)や15代武蔵川親方(元横綱武蔵丸)、好角家の外国人(ケネス・スエンセン、パトリック・ハーランなど)、英語の堪能な好角家のデーモン閣下などがゲストに招かれることがある。収録は毎場所東京のスタジオで行われているため、地方場所では親方がゲストとして招かれることは一切ない。このため、好角家のゲスト解説がない時は後述する実況アナウンサー1人で解説を担当することも多い。
2011年1月場所まで「2か国語」の表示テロップはNHK全番組では唯一、現在使用中のテロップに加えて1994年度から2002年度まで(1994年4月 - 2003年3月末)まで使用されていた旧式の「二ヶ国語」テロップも使用されていた。
英語実況の担当者は三原ロス(ロス・ミハラ。普段は英語ニュースを担当。2008年8月に「News Today Asia」で貴島通夫キャスターの夏休み休暇に伴うキャスター代行を務めた)、森田博士(ヒロ・モリタ、普段は英語ニュースでスポーツコーナーを担当)、マレー・ジョンソンの3名が交代で務める。
なお、BS1での放送(幕下及び十両前半)は英語実況がなく、副音声は場内音声のみとなる[30]。
地方局における途中飛び乗り
北海道では以前、日曜日における総合テレビの放送のみ他地域よりも開始時刻が遅く始まる飛び乗りのかたちで放送することがあった(時報スーパー、番組タイトル、字幕放送テロップは札幌放送局側で出していた)。これは、『北海道スペシャル』放送の関係で時差放送となっている「あなたも挑戦!ことばゲーム」などを放送するためであった(現在は終了)。
総合テレビの放送では一部地域で高校野球地方大会の中継や地域番組編成に伴う時差放送などのため飛び乗りとなる場合がある(BS1の終了から総合テレビの飛び乗り開始まで中継が一時中断)。途中飛び乗りの場合は字幕スーパーで「番組の途中からですが、大相撲(場所名)を放送します」と表示されるが、何も表示せずに飛び乗り開始となる場合もある。[31]
2020年以降はNHKプラスでの配信により補完視聴が可能。2010年度まではBSで補完視聴できていたが、2011年度から2019年度までこの差し替え編成が行われた場合はマルチ編成を行わない限りは中継自体視聴することが不可能となっていた(主に十両の取組の部分)。後述にある日本相撲協会の公式サイトでインターネットによるライブストリーム配信を利用することで取組の模様を補完視聴することができたが、2014年からは有料化されていた。2016年5月よりネット配信はスポナビライブに移行したがこちらも有料となっていた。2018年はAbemaTVでの配信となり、4年ぶりに無料視聴が可能になった。
ラジオ第1放送では毎年7月の名古屋場所の期間中に高校野球地方大会が重なるため、一部地域で16時台の放送のすべてまたは一部分が聴取できないことがあるが、遅くても17:00までに飛び乗りで開始される(17:00以降は高校野球中継がFM放送に移して放送されるため)。16時台の放送については最優先で放送される国会中継が行われない限り、IPサイマルラジオサービス2者(らじる★らじる・radiko)やNHKワールド・ラジオ日本で補完聴取が可能である。
BSでの中継放送について
1987年7月にNHK衛星第1テレビジョン(現NHK BS1)が独自編成を開始した際、総合テレビ・NHK衛星第2テレビジョンでの中継が行われる前の午前9時30分から11時、1時から3時すぎにかけて、序ノ口・序二段(それぞれ一部)・三段目・幕下下位の取組を放送したことがある[32][33]。1987年9月からは初日、千秋楽のみ序ノ口から放送となった。その後BSの放送チャンネルを整理し独自の番組に切り替えた1989年7月から1991年11月までは17時(通常平日は14時)まで(概ね幕内下位力士まで)をBS2で中継(17時以後はハイビジョンの伝送実験(そのときも内容は大相撲中継)のため一般向けは中断。大相撲中継自体はBS1に移して放送していた)。放送開始から1991年11月場所までは初日と千秋楽、1992年1月場所から1994年11月場所までは初日のみ序ノ口から全取組を放送していた。
その後ハイビジョン伝送試験が発展解消した後の1992年1月の本場所からBS2の放送が18時まで拡大し、16時-18時はハイビジョン試験放送(2001年1月からNHKデジタル衛星ハイビジョン)・BS2・総合テレビの3波同時中継が2007年3月まで続いた。その後2011年1月まではBSはBS2のみで中継していたが、BSの大改正に伴いその場所(3月場所中止のため)を持ってBSでの放送は打ち切り(但し国会中継・大規模災害などやむをえない理由で中継できない場合、BS1で放送することがある)となり、幕下下位以下の力士のテレビ放送は、最終日の優勝決定戦がある場合を除きなくなっていたが[34]大相撲ファンからNHKに、幕下力士や地元出身力士の取組を見たいとの要望が多数寄せられたため、11月場所から総合テレビとのリレー中継という形でBS1のマルチ編成の102chで再開された。2017年5月より月曜日から金曜日までを101ch、土・日・祝を102chで放送[35]。副音声は場内音声のみの放送となる。
2006年以降、それまで大相撲期間中は放送時間が短縮されていた『囲碁・将棋ジャーナル』が通常通りの放送となったため、土曜のみ開始時刻が13:28に繰り下げられた。2007年に放送された『関口知宏の中国鉄道大紀行・日めくり版〜最長片道ルート36000キロをゆく〜』の放送と重なった場所の平日は13:10からの放送となった。
一時期であるが、序ノ口・序二段・三段目・幕下下位のBS単独で放送する取組の中継に際しては元力士がリポーターを担当したことがあった。
2016年8月1日、地デジ難視聴対策放送を行っていたBS-17チャンネルでNHKが単独でスーパーハイビジョン試験放送を開始したのに伴い、2017年7月まで8K解像にて独自のカメラアングルを使用し、夕方(主に幕内後半戦)の取り組みを生中継した[36]。2018年12月1日のNHK BS8K開局後は22.2chのマルチ音響を使用[37]し、2019年度以降は両国国技館で開催される1・5・9月場所を生中継。特集などは一切挿入されず、音声は場内音声のみとなる。
ラジオ放送の概要
ラジオ放送席は、1階西方通路上の桟敷席最前部に仮設され、実況担当のアナウンサーと解説者は、胡坐をかく形で着席の上、放送を行っている。
基本的に解説者は2時間通し[38]で1人のみが出演するが、実況アナウンサーはテレビとは異なり、幕内前半戦と後半戦とで交代となる日がある。 これとは別に、向正面側からレポート・情報を入れるためのアナウンサーが1名つく[39]。
NHK大相撲中継出演者一覧
NHK専属解説者
- 北の富士勝昭(第52代横綱)(1998年-)ただし2017年1月場所は、2016年末に心臓の手術を受けた影響によりNHK専属解説者になって初めて全休した[40]。
- 舞の海秀平(元小結)(2000年-)
- 過去のNHK専属解説者
- 玉の海梅吉(1957年-1982年)
- 神風正一(1953年-1986年)
- 若瀬川忠男(1985年-1991年)
- 出羽錦忠雄(1990年-1999年)
- 緒方昇(元関脇北の洋。四股名が発音しづらいため本名で登場していた)(1988年-2000年)
日本相撲協会年寄
2019年名古屋場所以降の解説を担当した年寄[41]。現審判委員および退職した年寄を除く。†は幕下・十両も担当。
- 幕内・正面
- 荒磯寛(第72代横綱・稀勢の里)
- 尾車浩一(元大関・琴風)
- 鏡山昇司 (元関脇・多賀竜)
- 春日野清隆(元関脇・栃乃和歌)
- 境川豪章(元小結・両国)
- 芝田山康(第62代横綱・大乃国)
- 武隈豪太郎(元大関・豪栄道)
- 鳴戸勝紀(元大関・琴欧洲)
- 陸奥一博(元大関・霧島)
- 幕内・向正面
- 安治川竜児(元関脇・安美錦)
- 雷徹(元小結・垣添)
- 稲川有希(元小結・普天王)
- 岩友守(元幕内・木村山) †
- 押尾川旭 (元関脇・豪風) †
- 小野川明義 (元幕内・北太樹) †
- 甲山剛(元幕内・大碇)幕下以下の担当頻度も高い†
- 粂川佳弘(元小結・琴稲妻)†
- 佐渡ヶ嶽満宗(元関脇・琴ノ若)†
- 錣山矩幸(元関脇・寺尾)稀に正面に入ることもある
- 不知火匡也(元小結・若荒雄)
- 立田川豊英 (元小結・豊真将)
- 立浪耐治(元小結・旭豊)稀に正面に入ることもある
- 中村雅継(元関脇・嘉風)
- 二十山仁(元小結・栃乃花)幕下以下の担当頻度も高い
- 富士ヶ根全陽(元小結・大善)†
- 宮城野誠志 (元幕内・竹葉山)
- 若藤信英 (元幕内・皇司) †
- 若松武彦 (元幕内・朝乃若) †
NHK中継担当アナウンサー
「字幕」は現在大相撲中継でのリアルタイム字幕放送の字幕キャスター担当者。
現在の担当
2019年初場所の実況を担当したアナウンサー[30]。放送日ごとに「幕下」「十両」「幕内」で担当が分けられているが、一部のアナウンサー(†印)が幕下のみを担当する以外は、ほぼまんべんなく担当が割り当てられる。()内は配属されている放送局名。
- 五十嵐椋†(福井)
- 大坂敏久(名古屋)
- 太田雅英(東京アナウンス室)
- 岡崎太希†(岐阜)
- 厚井大樹(東京アナウンス室)
- 小林陽広†(宇都宮)
- 酒井良彦†(福岡)
- 佐藤洋之(広島)
- 沢田石和樹(東京アナウンス室)
- 三瓶宏志(大阪)
- 高木優吾†(仙台)
- 高山大吾†(札幌)
- 戸部眞輔(大分)
- 藤井康生(東京アナウンス室)
- 船岡久嗣(金沢)
- 三輪洋雄(東京アナウンス室)
- 吉田賢(G-Media出向)
過去の担当(現アナウンサー)
- 青沼郁夫(2004年まで)
- 内美登志
- 浦田典明
- 小原茂(2005年まで)
- 角谷直也
- 久保田茂(2006年まで)
- 黒氏康博
- 白崎義彦(2017年まで)
- 関口泰雅
- 高橋康輔
- 田代賢(2001年まで)
- 田中秀喜
- 冨坂和男
- 中尾晃一郎
- 中野純一
- 中村泰人
- 永松隆太朗
- 広坂安伸
- 福田光男(2007年まで)
- 別井敬之
- 政野光伯(2003年まで)
- 田所拓也
- 水谷彰宏
- 堀伸浩
- 山口達也(2012年まで)
- 山田賢治
- 山田重光(2003年まで)
過去の担当(元アナウンサー)
- 2020年時点。●は故人。
- ●阿部宏
- 肥土貴美男
- ●石田吾郎(1953年5月16日、テレビ中継初日に実況を担当。解説は10代伊勢ノ海(元前頭筆頭柏戸秀剛)であった[42])
- 石橋省三「字幕」
- 岩佐英治
- 伊藤征一
- 上原康樹
- 緒方喜治
- 生越常重
- 小高正嗣
- 兼本泰興
- 刈屋富士雄
- ●河原武雄
- 河村光章
- 河名光衛
- 川原恵輔
- ●北出清五郎(中継担当から退いた後はNHK専属解説者として出演していた)
- 久保田順三
- ●向坂松彦
- ●志村正順
- ●下山順一
- 鈴木輝久
- 杉山邦博
- 関瞭二郎
- 宝田俊幸
- ●竹脇昌作
- 谷正博
- ●土門正夫
- ●内藤勝人「字幕」
- 永田健支
- ●野瀬四郎
- 水越洋
- 花垣正一
- 古谷一郎
- ●福島幸雄
- 藤澤武
- ●松内則三
- ●山田康夫
- ●山本照(杉山邦博の初任当時の上司でもあった。1933年1月場所より実況担当)
- 渡辺亨
- ●和田信賢
- 和田政宗(現・参議院議員)
字幕キャスター担当(現役)
- 大谷元子
- 門脇昌子
- 川口望
- 小池隆俊
- 田仲清司(日本語センター専属)
- 高橋淳之(日本語センター専属)
- 花田和明(日本語センター出向)
- 福井茂(日本語センター出向)
- 古屋明信(日本語センター専属)
- 水野節彦
- 山下千尋
- 山下俊文(日本語センター専属)ほか
民間放送における大相撲中継
本場所中継
民間放送開設初期の1950年代から1960年代までにかけて民放テレビ・ラジオ共に競って大相撲の生中継を行っていたが、テレビ放送は1966年1月場所を最後にすべて撤退した。
テレビ放送は日本テレビが開局の翌月1953年9月場所より中継を開始。次いでラジオ東京(現在のTBSテレビ)が開局の翌月1955年5月場所から中継を開始した。大阪に民間放送テレビ局が開局していなかった1956年までは3月場所の中継が出来なかったが、1957年3月場所では大阪テレビ放送(OTV。現在の朝日放送テレビ)が日本テレビ、中部日本放送(現在のCBCテレビ)とネットワークを組んで中継した(ラジオ東京の中継放送は無かった)。以降、1958年7月場所まで日本テレビ・CBC・OTV・北海道放送(HBC)のネットワークで中継放送を行った。対するラジオ東京は東京開催の1月場所・5月場所と独自に名古屋開催の7月場所を中継して対応した。
このようにNHKのほか民放2局もしのぎを削って中継を行ってきたが、1959年3月場所ではこの前月に開局した日本教育テレビ(NETテレビ。現在のテレビ朝日)とこの月に開局したフジテレビも中継を開始したため、一時在京4局が同時間帯で生放送を行う状況となり、世間の顰蹙(ひんしゅく)を買う。この批判を受け、NETテレビは1959年5月場所限りで撤退して深夜帯の『大相撲ダイジェスト』に切り替えた[43]。次に1960年9月場所をもってフジテレビが撤退[43]。東京放送(1965年1月場所まで)、日本テレビ(1966年1月場所まで)の順に撤退した[43][44]。最後まで中継した日本テレビはNHKに先駆けてカラー中継を実施。連日のように有名人をゲストに招き、分解写真(いわゆるスローモーション技術の原点とも言える装置)を導入するなど意欲的だったが、肝心のスポンサーが付かなくなったため打ち切らざるを得なくなった。当時の解説者に天竜三郎、東富士欽壹らがいる。
以降、生中継がNHKの独占状態になった後も残っていたテレビ朝日の『大相撲ダイジェスト』も、相撲人気が落ち込んだ2003年9月場所で遂に打ち切られ、CS放送のスポーツ・アイ ESPN→J Sports ESPNが『劇戦!大相撲』のタイトルで当日の夜に同様のダイジェスト版を放送したが、こちらも2009年1月場所より8日目と千秋楽の夜にそれぞれ前半戦・後半戦ダイジェスト版を放送する形に縮小の後、2009年3月場所限りで打ち切りとなった。
ラジオ放送は1952年1月場所がラジオ東京(現在のTBSラジオ)と新日本放送(NJB。現在の毎日放送)の共同制作で開始されたが、翌5月場所では日本相撲協会の意向で某代理店に一切が一任され、保全経済会がスポンサーに付いたためラジオ東京は撤退。日本文化放送協会(NCB。現在の文化放送)が新日本放送と組んで中継した。保全経済会事件の発生でこの契約が無くなると、再び1953年9月場所よりラジオ東京が朝日放送(ABC。現在の朝日放送ラジオ)と組んで放送を再開。以降1955年1月場所までラジオ東京と日本文化放送協会の並行中継が行われたが、この場所をもって日本文化放送協会が撤退。ラジオ東京も通常番組との調整等で中継継続が困難となり、5月場所で一時撤退した。 1956年1月場所と3月場所はラジオ東京の中継が復活したが、再度中断。1957年9月場所では試験的な意味合いもかねてニッポン放送が生中継に乗り出したものの、この場所限りで生中継は打ち切られた。ニッポン放送の大相撲中継はこの場所前後にも録音によるダイジェスト版を新日本放送、ラジオ九州(現在のRKB毎日放送)にネットする形で放送していたが、生中継は現在のところこの1場所限りである。
1973年5月場所から1987年3月場所まで中入り後十番に絞り込んだ『大相撲熱戦十番』を文化放送が制作し、初めて支度部屋からのインタビューを中継するなど独自の番組作りで好角家の支持を集めた[45]。
ハワイ出身力士が特に活躍していた1980 - 1990年代は、在日米軍のFEN(現在のAFN)も独自の英語実況中継(初日・中日・千秋楽)を行っていた。
1992年5月場所から2000年1月場所までの間、TBSラジオがAMステレオ放送普及目的で生中継(初日・中日・千秋楽)を復活。夜間にJRNネットでダイジェスト番組を放送していた。低聴取率で一旦撤退したものの、2008年1月13日からの2008年1月場所で8年振りに大相撲実況中継を再開した。しかし、数年後に再び撤退し、現在は放送されていない。詳細は『待ったなし大相撲』の項を参照。
花相撲中継
花相撲は、勧進元もしくは勧進元と関連の深いテレビ局が中継している事例が多い。現在放送しているものを紹介。相撲協会での主催部門は巡業部。
- 日本大相撲トーナメント(2月、両国国技館)
- NHK福祉大相撲(2月11日、両国国技館)
- 主催:日本放送協会、NHK厚生文化事業団
- 全国のNHK総合テレビで録画放映。
- 明治神宮例祭奉祝全日本力士選士権大会(10月、両国国技館)
- 主催:明治神宮
- テレビ東京系列で録画放映。
- 九州場所前夜祭
- 主催:日本相撲協会、日本放送協会
- 九州・沖縄ブロックのNHKで録画放映。
かつて行われていたもの
- 大相撲最強決定戦(6月、両国国技館または大阪城ホール)
- 大相撲王座決定戦(10月、名古屋市総合体育館(現在の日本ガイシ スポーツプラザ))
- 社会福祉大相撲(10月、両国国技館)
- 主催:テレビ朝日、テレビ朝日福祉文化事業団
- テレビ朝日系列で録画放映。2009年以降は行われず。
テレビ中継の歴代高視聴率
視聴率(%)はビデオリサーチ関東地区調べ(出典:引田惣弥『全記録 テレビ視聴率50年戦争―そのとき一億人が感動した』講談社、2004年、154頁。ISBN 4062122227)。
順位 | 場所 | 放送日 | 視聴率 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 1981年1月場所・千秋楽 | 1981年1月25日 | 52.2% | 千代の富士、初優勝 瞬間最高視聴率65.3% |
2 | 1975年3月場所・千秋楽 | 1975年3月23日 | 50.6% | 貴ノ花、初優勝 |
3 | 1978年11月場所・千秋楽 | 1978年11月26日 | 42.1% | 2代目若乃花、全勝優勝 |
4 | 1982年9月場所・初日 | 1982年9月12日 | 42.0% | 北の湖、全休明け。黒星スタート |
5 | 1983年1月場所・千秋楽 | 1983年1月23日 | 41.0% | 琴風、2度目の優勝 |
6 | 1992年11月場所・初日 | 1992年11月8日 | 40.9% | 貴花田、この場所大関を狙うも黒星スタート |
7 | 1992年1月場所・千秋楽 | 1992年1月26日 | 40.3% | 貴花田、史上最年少の初優勝 名古屋地区では視聴率51.1% |
8 | 1979年1月場所・9日目 | 1979年1月15日 | 39.1% | 2代目若乃花、24連勝 |
9 | 1991年9月場所・初日 | 1991年9月8日 | 39.0% | 貴花田、史上最年少の関脇昇進。白星スタート |
10 | 1984年11月場所・13日目 | 1984年11月23日 | 38.9% | 千代の富士、10回目の優勝 |
インターネット配信による大相撲中継
日本相撲協会は1996年秋場所より公式ホームページを開設、この中で協会公式記録映像の配信を行っていた。2004年1月にNTT-X(現NTTレゾナント)と提携し、ポータルサイト「goo」に公式情報サイト「goo 大相撲」を開設、ストリーミング配信も同サイトに移行した[47]。配信内容は十両・幕内の全取組の場内の映像で、実況や解説はない。2010年名古屋場所のNHKでの中継が取りやめとなった際はこの配信サービスを利用するユーザーが多かったという。[48]当初は幕内のみの配信だったが、前述の2010年名古屋場所からは十両からに拡大され[49]、画面サイズと画質も向上した。
2005年9月場所からの一時期では、ドワンゴが運営する携帯電話向けインターネットラジオ配信サイト「パケットラジオ」のニュース・スポーツ専門チャンネルにおいて、本場所中の17:00-18:00に、速報番組「パケラジ大相撲」を配信していた。出演者はナレーターの木村匡也。
2011年夏場所は技量審査場所となったことからNHKの中継及びダイジェスト放送を全面的に取りやめ、「goo 大相撲」の配信時間を序ノ口からに拡大して四股名と成績をゴシック体のテロップで表示し、十両土俵入り後の取組を実況と親方の解説音声とともに配信し、「ひかりTV」と「ニコニコ生放送」で中継配信を行い、公式携帯サイトは有料で生中継した[50]。この際のgoo大相撲の出演者は両国国技館の場内FM「どすこいFM」を担当している石橋省三、銅谷志朗(交代で実況を担当)、下角陽子(アシスタント)。解説はNHKと異なり審判部に所属する親方も出演した。
この中継が好評を博し、初日は協会公式サイトに約74,000件、最大同時アクセス約9,000人、ニコニコ生放送へのアクセス数156,000件を記録[51][52]、ニコニコ生放送での15日間の視聴者数も約160万人に上った[53]。これを受けて、goo大相撲での序ノ口からの配信は名古屋場所以降でも継続されている。一方ニコニコ生放送、ぷららTVでの配信は技量審査場所に限ったこと、NHKでの中継が復活したことを理由に行われていない[54]。ただし、ニコニコ動画上では専用チャンネルが用意され、各種プロモーション映像などが配信されている。
2013年の秋場所からはgoo大相撲の終了と日本相撲協会公式サイトへの統合に伴って、中継配信もUstream上に専用チャンネルを設置し、配信を開始、2014年初場所からは終了した取組の録画映像を閲覧できる機能を追加した上で有料化し[55][56]、2016年3月31日まで配信が行われていた[57][58]。この中継では序ノ口の取組開始10分前から弓取り式終了まで(千秋楽は幕内最高優勝・三賞の表彰式と最後に行う「出世力士手打式」の終了まで)全編配信を行っている。ただし、館内放送における注意事項説明時は琴剣淳弥によるイラストの静止画像に差し替えられていた。2014年5月場所からは「どすこいFM」の音声を流していた。
当初の料金設定は1日10ドル(千秋楽のみ15ドル)、15日間通しで120ドルであったが、2014年9月30日をもってUstreamがペイ・パー・ビューのサービス提供を終了したため2014年11月場所から新システムに移行し、料金も日本円で1日1000円(千秋楽のみ1500円)、15日間通しで12000円に変更となった[59]。
2014年3月14日より日本相撲協会公式スマートフォンアプリ「大相撲」を配信しており、幕下上位5番以降はリアルタイムで結果速報と動画の更新を行っている。無料会員は1日1本、タニマチ会員(有料会員)は2010年5月場所以降の取組動画を無制限に視聴が可能。当初の動画配信は幕内のみであったが、2019年11月場所から幕下上位5番以降に拡張された。
後述するスポナビライブおよびABEMAの視聴は国内限定のため、Ustreamの配信終了に伴い日本国外での視聴は不可能となった。スポナビライブの大相撲中継は2017年11月場所限りで終了、2018年1月場所から11月場所まではAbemaTVが序ノ口から結びの一番まで無料で完全生中継を実施する[60][61]。
NHKでは前述のとおり取組動画配信およびNHKプラスでの同時配信が行われている。
スポナビライブにおける大相撲中継
2016年3月17日[62]からは2017年11月場所までは「スポナビライブ」で全取組の有料配信を行っていた[63][64] 。料金は当初ソフトバンクユーザーのみ月500円、その他3000円であったが、2017年3月よりフルHDに対応など機能を拡張したうえでソフトバンクユーザーおよびYahoo!プレミアム会員は980円、その他は1480円と改定、末期は前相撲から十両土俵入りまでが無料で配信されていた。Ustreamと異なり三段目から[65]解説・実況付きでの配信となっていた[66]。解説者は若手親方が中心に担当、日によっては実況・解説のほか十両・幕内の時間帯にゲストが出演していた。
取組前に幕下以下では四股名・所属部屋・勝敗・番付・年齢・出身地を表示、十両以上ではさらに顔写真・四股名の下の名前とローマ字表記(上の部分のみ)・身長・体重・出身国の国旗が追加される。十両と幕下の対戦の場合は幕下用のフォーマットで統一される。四股名のフォントはすべてゴシック体となっている。
出演者
アナウンサー
ボイスオン所属
他
主なゲスト
ABEMA(旧・AbemaTV)における大相撲中継
史上初めて前相撲・序ノ口から実況つきでの配信となる。番組名は『大相撲LIVE』。プレスリリースでは「史上初の完全無料生配信」と銘打っているが、実際は前述の通り2011年技量審査場所から2013年11月場所までgoo大相撲およびUstreamでの無料配信が行われていたため誤りである[68]。実況・解説はスポナビライブから継続している者が多い。ゲストは土・日曜日の幕内の時間帯に出演している[69]。配信時間はSPORTSチャンネルで初日から12日目は8時00分、13日目・14日目は10時15分、千秋楽は9時35分に開始。2018年3月場所からは場所中に期間限定で大相撲チャンネルを開設して同様に配信[70]、同時配信以外の時間帯も幕内取組の録画や後述のダイジェストを流す。番組上は複数の枠に区切られており、2019年9月現在は取組開始から16:00までが「序ノ口~十両」、16:00~17:20が「幕内」、17:20~19:00が「幕内クライマックス」[71]となっている(千秋楽は幕内以降の開始時間がそれぞれ30分繰り上がる)。千秋楽では表彰式終了後の神送りの儀式まで中継される。放送上では番組間の区切りはなく、コメント数がリセットされるのみである。
番組タイトルについては、NHK同様「初場所」「名古屋場所」などの通称を用いているが、3月場所については「春場所」でなく地名の「大阪場所」を用いている。2020年7、11月場所については漢数字を用いた正式名での表記となっている。
大相撲を見ていなかった女性、中高生を取り込むことを意識しており、 相撲情報誌『TSUNA』の編集長監修のもと、幕内力士を力や技など5項目でレーダーチャート化。二つ名得意技を独自に設定し表示している[72][73](幕内までの取り組みでは身長体重などシンプルなもののみ)。また、力士たちへキャッチコピーを設定している。必要に応じて行司や呼び出しもプロフィール表示を行う。初日(場所の2日目以降の初勝利)が出た際には鼓を打つ効果音演出をしており、番組では未勝利力士の取り組みを「ポポンチャンス」と呼んでいる。
こうした演出が一部から好評を博している一方で、アナウンサーが「竜虎川上」を「竜虎 竜虎[74]」、「舞蹴 修樹」を「舞蹴 舞蹴[75]」など、主に本名の下の名をそのまま四股名としている力士を個人の運営するデータベースサイト「相撲レファレンス」に掲載されている誤記[76]を元に誤った四股名で紹介する、実際には血縁関係のない海猿を英乃海と翔猿の弟であるとする内容のテロップを表示する[77][78][79]、呼出鶴太郎のプロフィールで「弟は同部屋の本多」と表示[80]、常時表示される煽りテロップで小結の横綱戦勝利を金星と扱うなど、NHKの中継ではおおよそ考えられないようなミスも散見される。
2018年3月場所から「AbemaTV大相撲ダイジェスト」を流す。当初は30分枠だったが同年5月場所から11月場所までは15分に縮小。2019年1月場所は初日15分、2日目以降は10分に縮小。SPORTSチャンネル、大相撲チャンネルの他にAbemaNewsチャンネルでも配信する。10分への縮小後は主要取組以外は結果のみの紹介となった。
2020年は5月場所が新型コロナウイルスの流行の影響で中止となったため、独自企画として「大相撲Abema場所」を制作。「記憶に残る名勝負100連発」と題して過去の名勝負を振り返るほか、三役力士へのリモートインタビューなども配信された[81]。
出演者
アナウンサー
ボイスオン所属
他
新谷・岸根アナ以外の5名はスポナビライブから継続、2018年9月までは主に三段目以降を担当した。
過去の出演者
ボイスワークス所属
他
解説者
- 花田虎上(土・日のみ)[82] - 第66代横綱 三代目若乃花、テロップでは「花」は草冠の離れた異体字で表記
- 花田出演時に行われるアクション解説の補助者(相手役)として、あかつがまわし姿で待機していた。スケジュールの都合であかつが出演しない場合は、マービンJr.(元幕下大翔勇。ワタナベエンターテインメント所属)かアナウンサーが代役を務めていた。2020年3月場所までは出演していたが、2019年新型コロナウイルスの流行により5月場所が中止され、7月場所以降は感染防止のため中継体制変更や自身のひざの手術のため出演していない。
地方場所のみ
過去の出演者
- 把瑠都凱斗 - 第241代大関 (2019年3月よりエストニアの国会議員)
- 増位山 - 第212代大関、10代三保ヶ関
- KONISHIKI - 第222代大関、六代目小錦八十吉
- 若兎馬裕三 - 元幕内、19代押尾川。お相撲さんプロモーションズ所属
- 大竜川一男 - 元幕内、10代清見潟
両国国技館以外の地方場所の際は実況・解説が東京のスタジオからの出演となり(オフチューブ)、その場合は親方による解説は行われず[83]、解説を大相撲経験者(元幕内力士)が担当している。2020年7月場所以降はバーチャルスタジオからの中継となり、7・11月場所は地方場所と同様、協会外部の解説者が出演した。2018年3月場所の番組表には黒姫山秀男の名前が記載されていたが、脳梗塞を発症したため降板、2019年4月に死去したため中継への出演は叶わなかった。
主なゲスト
過去のゲスト(男性)
過去のゲスト(女性)
- 山根千佳
- 久志本眞子
幕内(16時以降)は実況・解説が付く。土・日曜日は相撲初心者[85]の著名人1~2名が加わっていた。
2018年5月場所から前相撲から三段目まで、7月場所から十両の時間帯のゲストは無くなり、解説も5月場所から、ゲストは7月場所から幕内以降の登場となる。11月場所からは16時まで実況・解説は無く場内音のみの配信、実況も上記のスポナビライブから継続している5名のみになる。2019年7月場所からは、花田虎上が土・日曜日固定で解説となり、相撲初心者の著名人ゲストは無くなった。
テーマソング
テーマソングにはヒップホップ曲を選曲している。また幕内の中継では仕切りの際時間一杯の直前までBGMを流している。
- 2018年1月場所:KEN THE 390「真っ向勝負 大相撲ver」[86]
- 2018年3月・5月場所:AK-69「THE RED MAGIC」
- 2018年7月~2019年5月場所:AK-69「Flying B」(2018年7月場所)[87]
- 2019年7月~12月場所:AK-69「Divine Wind - KAMIKAZE-」[88]
- 2020年1月~12月場所:AK-69「No Limit -この映画のあらすじなら知ってる」(2020年1月場所)[89]
- 2021年1月~ :AK-69「Speedin' feat. MC TYSON, SWAY, R-指定」(2021年1月場所)[90]
雑誌『大相撲中継』
脚注
- ^ 『大相撲中継』2017年5月27日号16-17頁
- ^ NHK放送ガイドライン2015 (PDF) . 日本放送協会, pp.21-23, 2018年7月24日閲覧。
- ^ B.LEAGUE(特に本場所会場をでホームゲームを行う大阪エヴェッサと名古屋ダイヤモンドドルフィンズの試合)など、会場により命名権名称をそのまま案内している競技や、スポーツ以外のイベント(音楽ライブなど)の中継をこの2会場から行う場合は、「繰り返しを避けて抑制的に用いる」基準で命名権名称を使用することがある。
- ^ NTSC(アナログテレビ放送)は2011年7月24日(2011年7月場所千秋楽の日)正午までで完全停波となったが、通常放送は7月24日の停波(最大24:00)まで放送可能で、7月場所は本画面左下にアナログ放送終了告知「アナログ放送終了までx日」を被せる放送で停波前日(7月23日)の14日目までの放送となった。ただし、岩手県・宮城県・福島県(盛岡、仙台、福島放送局管内)は東日本大震災の特例でアナログ放送延長され、2012年3月場所(春(大阪)場所)千秋楽まで放送された。
- ^ このため総合テレビの各地域別のローカルニュースの放送時間が短縮されたほか、総合テレビ、BS2、NHKワールド・プレミアムの定時番組の放送時間変更なども生じた。
- ^ 産経新聞2010年7月11日「NHKがダイジェスト放送 30分間」
- ^ NHK会長「本場所ではないので中継難しい」スポーツ報知 2011年4月7日
- ^ NHK、技量審査場所は中継せず スポーツ報知 2011年4月20日
- ^ 放送席に防音板、ズームアップ自粛、メッセージ募集…中継側も試行錯誤 春場所 毎日新聞 2020年3月13日
- ^ 夏場所中止でNHKが「特別場所」名勝負など放送 日刊スポーツ 2020年5月20日
- ^ 通常場所でのラジオ放送席と同じ通路上にあたる。
- ^ a b 正時の時点で前の取組が終わって間もない場合は、次の取組終了を待たずにすぐニュースを挿入する。その時は実況アナが「ではここでニュースをお伝えします」と言う。
- ^ 日本放送協会総合放送文化研究所放送史編修室『NHK年鑑'79』日本放送出版協会、1979年、91頁。
- ^ a b 2004年1月の関取増員により十両以上の取組が増えたため、これらの取組の放送は取組進行が大幅に遅延した場合に限られている
- ^ “NHKプラスで配信する番組について”. NHK広報局(2020年2月28日作成). 2020年3月7日閲覧。
- ^ この日は2014FIFAワールドカップ・アジア3次予選「北朝鮮VS日本」の中継も重なったが、メインチャンネルではサッカー中継を優先し、大相撲中継は総合テレビの中継開始までサブチャンネルで放送された。
- ^ 原則17:05までに放送開始。ただし大地震や台風接近・上陸の場合、それらに関係する地域は17:05からローカルの臨時ニュースを数分放送した後大相撲中継に飛び乗る場合もある。
- ^ 2017年3月場所は稀勢の里の賜杯拝戴の所で中継を打ち切り。
- ^ “NHKが大坂シフト 全豪決勝、大相撲と重なってもサブchで完全中継”. スポーツニッポン. (2019年1月26日) 2019年1月28日閲覧。
- ^ 『大相撲中継』2017年5月27日号12頁
- ^ クロスフェードで画面を切り替える都合上BS1のマルチ編成終了時にも数秒程度オープニングの映像が入る。
- ^ NHKメロディ
- ^ NHKメロディ
- ^ “NHK視聴者ふれあい報告書 2019年度” (pdf). 日本放送協会広報局視聴者部. p. 24. 2020年12月16日閲覧。
- ^ 番組内では琴勇輝と勢にインタビューした。
- ^ NHKスポーツオンライン
- ^ “異例ずくめの対応に 大相撲春場所”. 時事通信(2020年3月1日作成). 2020年3月22日閲覧。
- ^ “行司を胴上げ「神送りの儀式」まで放送 NHK地上波中継も異例の構成”. デイリースポーツ(2020年3月22日作成). 2020年3月22日閲覧。
- ^ 当時、NHKで放送されていた朝の連続テレビ小説「マッサン」の主題歌でもあった。
- ^ a b “NHK番組表”. 2019年1月29日閲覧。
- ^ 特別な例では北海道地方では2012年3月19日に「地球イチバン」(15:12-15:55)に差し替えるが、これは本来放送されるべきである3月8日の木曜日20時台に「北海道クローズアップ」の震災関連特別編成に差し替えたことによる代替放送となったためである。15:55の飛び乗り開始の際は札幌局側で画面左下に「大相撲春場所(改行)九日目」、画面右上の4:3SD位置に「字幕放送」とそれぞれのテロップを表示して対応した。
- ^ “大相撲名古屋場所 ―初日― 「序ノ口・序二段」 | 番組表検索結果詳細”. NHKクロニクル. 2020年7月19日閲覧。
- ^ “大相撲名古屋場所 ―初日― 「三段目・幕下・十両」 | 番組表検索結果詳細”. NHKクロニクル. 2020年7月19日閲覧。
- ^ BS2での相撲中継を春場所で終了 - BIGLOBEニュース
- ^ 月曜日から金曜日でもスポーツ中継がある場合その時間帯は102chで放送。
- ^ 大相撲の生中継 スーパーハイビジョンで試験放送 NHK広報局 2016年10月24日
- ^ 「8K大相撲」を450型生中継で体感! 22.2chで、力士のぶつかる“重低音”も AV Watch 2016年11月25日
- ^ 2019年まで年内最終回となる九州場所千秋楽のみ3時間拡大(2020年から各千秋楽3時間になった)
- ^ 幕内前半戦と後半戦でアナウンサーが交代する日は、交代するアナウンサーが対応する。
- ^ “北の富士氏が心臓手術 NHKの解説は休み、3月春場所で復帰意向”. スポーツニッポン新聞社. (2017年1月8日) 2017年1月11日閲覧。
- ^ NHKアーカイブス
- ^ 『国技大相撲 第20号』(ベースボール・マガジン社)「大相撲復興の歴史」より
- ^ a b c 『大相撲中継』2017年5月27日号18頁
- ^ 日本テレビ放送網『大衆とともに25年 -沿革史-』1978年、145頁。
- ^ 日本民間放送連盟(編)『日本放送年鑑'74』千秋社、1974年、65-66頁。
- ^ 代わりに、中部日本放送→CBCテレビでは7月場所の直前に「大相撲名古屋場所前夜祭」を自局の施設であるCBCホールで行うようになった。但し、九州場所前夜祭と違い、力士へのインタビューや相撲甚句披露が中心。
- ^ 『goo大相撲』の開設および『大相撲ホームページ』のリニューアルについて
- ^ テレビがないならネットで観戦!goo大相撲の無料ライブ配信が大好評!,navicon,2010年7月12日
- ^ 当時からサイト上での配信こそされていないが十両以下の取組映像そのものは存在しており、動画のURLに直接アクセスすることで見ることができた。当時の十両以下取組の動画を転載した海外サイトも存在する。
- ^ ニコ生などで、大相撲 五月技量審査場所を生中継-goo大相撲やひかりTVも,AV Watch,2011年4月28日
- ^ 「ニコ動」視聴13万人超えた/技量審査場所 日刊スポーツ 2011年5月9日
- ^ 協会サイトの全取組中継にアクセス集まる 日刊スポーツ 2011年5月19日
- ^ ニコ動の大相撲「五月技量審査場所」ライブ中継、160万人が視聴 Internet Watch 2011年5月25日
- ^ 大相撲名古屋場所:全取組をネット配信 毎日新聞 2011年6月28日
- ^ インターネット取組配信サービスの機能拡充と有料化のお知らせ
- ^ 「大相撲一月場所」が全世界に向けて有料配信 Ustream Asia株式会社 2014年1月10日
- ^ Grand Sumo Tournament All match Live and VOD Ustream.tv
- ^ USTREAMでの大相撲 ライブ&VODサービス終了のお知らせ
- ^ 大相撲 全取組ライブ&動画
- ^ アベマで大相撲1月場所から史上初の完全無料生放送,日刊スポーツ,2018年1月4日
- ^ 「AbemaTV」にて2018年1月場所より「大相撲」の生放送が決定,株式会社サイバーエージェント,2018年1月4日
- ^ SoftBankの携帯電話利用者、他社の携帯電話利用者は2016年6月以降
- ^ 人気スポーツ7ジャンルの試合をライブ中継で見放題! 「スポナビライブ」を提供開始 ソフトバンク株式会社・ヤフー株式会社 2016年3月10日
- ^ 開始当初はスマートフォン・タブレット向けのアプリのみ、同年11月よりパソコンにも対応。
- ^ 日本相撲協会公式twitter 2016年3月20日
- ^ 市川勝也twitter 2016年3月19日
- ^ 元NHKアナウンサーだがNHK時代に相撲実況の経験はなし。
- ^ “ラジオからテレビ、ネットへ 大相撲中継のこれまでとこれから”. AbemaTIMES (2018年1月13日). 2018年3月14日閲覧。
- ^ 2018年1・3月場所では、序ノ口・序二段・三段目と十両・幕内に1名ずつ出演していた。同年11月場所までは毎日出演。
- ^ 2018年1月場所のみAbemaGOLDとAbemaSPECIALでも、16時00分を境にGOLD→SPECIALの順で配信していた 。
- ^ 中継そのものは18:10頃で終了し、告知の静止画をはさんで18:15頃から幕内クライマックスの結びの一番までをリピート放送、最後に取組結果を静止画で紹介している
- ^ “Abema「相撲中継」が「カードゲームみたい」 女性モデルも起用し独自の工夫”. J-CASTニュース (2018年3月15日). 2018年3月15日閲覧。
- ^ “NHKに慣れていると衝撃的 AbemaTV「大相撲中継」の“民放感”ある編集にやられる人が続出中”. ねとらぼ (2018年3月15日). 2018年3月15日閲覧。
- ^ 竜虎 竜虎 力士情報 - 相撲レファレンス
- ^ 舞蹴 舞蹴 力士情報 - 相撲レファレンス
- ^ いずれも現在は修正されている
- ^ 英乃海拓也Twitter
- ^ 原因はゆんぼだんぷの藤原大輔の2018年4月20日のツイート。騒ぎになった際に本人が「売るわけではありませんが翔猿さんから嘘情報を吹き込まれましてm(__)m」と釈明している(2018年7月9日ツイート)。
- ^ 指摘を受け英乃海の紹介テロップからこのくだりは削除されたが、同じ内容が表示されていた翔猿の紹介テロップは修正されないままであった。なおAbemaTVから直接の謝罪や釈明はなく、アナウンサーが中継内で「誤って紹介されてしまったことがあるようです」とする旨を語るのみであった
- ^ 2020年1月場所に四股名を若ノ湖に改名している。なお若ノ湖も実況アナウンサーに下の名の読みを相撲レファレンスの誤記に基づき「すんぺい」と紹介されていたことがある(正しくは「しゅんぺい」)
- ^ 大相撲ファン待望の特別番組を「ABEMA」で生放送決定 三役以上の力士がリモートで生出演!今の想いをインタビューで語る 歴史に残る名取組100選をテーマ別にプレイバック! - AbemaTV・2020年5月15日
- ^ “元若乃花、現役最後の一番を振り返り「最後が栃東でよかった」としみじみ”. AbemaTIMES. 2019年11月21日閲覧。
- ^ 普天王twitter
- ^ 芸人初?の相撲実況に挑戦 キンボシ西田の溢れる相撲愛「すごいプロ集団だと伝えたい」 Abema TIMES 2018年9月12日
- ^ 2018年11月場所まで、番組内のテロップでは「相撲ビギナー」と表記。
- ^ “AbemaTV「大相撲一月場所」、テーマソングにKEN THE 390「真っ向勝負 大相撲ver」が決定”. Abema HIPHOP TIMES (2018年1月9日). 2018年3月14日閲覧。
- ^ “AK-69 Official Site”. AK-69 Official Site. 2020年8月3日閲覧。
- ^ 『Facebook Watchから: AK-69_Officialさん』 。2020年8月3日閲覧。
- ^ “AK-69 Official Site”. AK-69 Official Site. 2020年8月3日閲覧。
- ^ RIGHTS, ETB. “【ABEMA】大相撲初場所開幕!今年もテーマソングに起用頂いております!(2021年1月10日)”. AK-69 Official Site. 2021年1月14日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 大相撲取組動画
- NHKスポーツオンライン
- NHKサービスセンター 大相撲中継
- NHK G-Media 大相撲中継 - ウェイバックマシン(2016年1月30日アーカイブ分)
- NHK大相撲中継 (@NhkSumo) - X(旧Twitter)