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連敗記録 (大相撲)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

連敗記録(れんぱいきろく)は、大相撲本場所において、勝つことなく黒星を重ね続けた記録である。

本項では、引き分け預りなどを挟まない昭和以降の記録を掲載する。

連敗記録

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歴代連敗記録

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  • 2024年9月場所終了時点、20連敗以上を記載。
  • 力士名の太字は現役。
  • 期間の太字本割での初取組。
  • 連敗前(停止後)の最高位は連敗が開始(停止)した場所で在位した分も含む。
順位 力士名 連敗数 期間 停止理由[注釈 1] 連敗前の最高位 停止後の最高位
1位 服部桜太志改め勝南桜聡太[注釈 2] 104 2019年(平成31年)1月場所12日目~2021年(令和3年)7月場所13日目 引退 序ノ口18 [注釈 3]
2位 服部桜祥多改め服部桜太志[注釈 4][注釈 5] 89[1] 2016年(平成28年)5月場所7日目~2018年(平成30年)7月場所3日目 勝利(颯雅)[2] 東序ノ口18 東序ノ口9
3位 森川勇樹[注釈 6] 32 2003年(平成15年)7月場所4日目~2004年(平成16年)3月場所10日目 勝利(日爪) 東序ノ口39 西序二段56
4位 平松秀朗[注釈 7] 31 1975年(昭和50年)7月場所12日目~1976年(昭和51年)5月場所1日目 勝利(比嘉) 東序ノ口19 東序二段40
高岸浩二[注釈 8] 1978年(昭和53年)5月場所1日目~1979年(昭和54年)1月場所7日目 勝利(峰乃郷) 前相撲 西序二段32
佐野勝彦[注釈 9] 1984年(昭和59年)5月場所1日目~1985年(昭和60年)1月場所5日目 不明 前相撲 西序ノ口5
7位 肥後光豪宣[注釈 10] 30 2022年(令和4年)11月場所11日目~ (継続中) 西序二段57 (継続中)
8位 佐世保山哲郎[注釈 11] 29 1950年(昭和25年)9月場所1日目~1951年(昭和26年)5月場所2日目 不明 前相撲 幕下25
9位 杉下翼 27 2006年(平成18年)9月場所3日目~2007年(平成19年)3月場所13日目 引退 東序ノ口37 [注釈 12]
10位 山口山利浩 25 1988年(昭和63年)5月場所7日目~1988年(昭和63年)11月場所13日目 引退 西序ノ口57 [注釈 13]
佐藤貴宏[注釈 14] 2000年(平成12年)5月場所2日目~2000年(平成12年)11月場所14日目 引退 前相撲 [注釈 15]
12位 服部桜太志[注釈 4] 23 2018年(平成30年)7月場所5日目~2019年(平成31年)1月場所8日目 勝利(峰雲) 東序ノ口18 東序ノ口9
富士東和佳[注釈 16] 2020年(令和2年)7月場所14日目〜2021年(令和3年)1月場所13日目 勝利(徳之武藏) 西前頭4 東幕下13
15位 服部桜祥多[注釈 4][注釈 17] 22 2015年(平成27年)11月場所2日目~2016年(平成28年)5月場所3日目 勝利(澤ノ富士) 前相撲 東序ノ口9
肥後光豪宣[注釈 18] 2022年(令和4年)5月場所3日目~2022年(令和4年)11月場所10日目 勝利(澤勇 西序二段57
17位 五ツ海義男 21 1949年(昭和24年)9月場所5日目~1950年(昭和25年)1月場所10日目 不戦勝(山口 小結 東前頭7
利根ノ里義弘 1954年(昭和29年)3月場所2日目~1954年(昭和29年)9月場所10日目 不明 西序二段1 西序二段18
双ツ龍徳義 1960年(昭和35年)9月場所10日目~1960年(昭和35年)11月場所15日目 引退 東前頭1
立村本隆[注釈 19] 1992年(平成4年)11月場所2日目~1993年(平成5年)3月場所13日目 勝利(琴東山) 西序ノ口44 東序ノ口11
前川政宏[注釈 20] 2004年(平成16年)11月場所4日目~2005年(平成17年)3月場所14日目 勝利(岩永) 前相撲 東序二段6
若佐々木大和 2024年(令和6年)5月場所1日目 (継続中) 前相撲 (継続中)
23位 隆の鶴伸一 20 2006年(平成18年)3月場所2日目~2006年(平成18年)5月場所11日目 引退 西前頭8
渡辺太志[注釈 21] 2012年(平成24年)9月場所千秋楽~2013年(平成25年)3月場所9日目 勝利(松葉山) 東幕下13 西三段目18[注釈 22]

備考

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  • 高岸は前相撲を含め42連敗の記録あり。
  • 杉下は不戦勝1を挟み41連敗、前相撲も含め46連敗の記録あり。
  • 五ツ海は不戦勝1を挟み24連敗、不戦敗も含め25連敗の記録あり。
  • 立若(本名渡辺直生、立浪部屋)は前相撲を挟み21連敗、前相撲も含め25連敗の記録あり。
  • 男岩(本名の姓は菊地、所属部屋は不明)は番付外、前相撲(全休)を挟み22連敗の記録あり。
  • 服部桜は前相撲も含め25連敗の記録もあり。
  • 横綱在位中に限ると、稀勢の里の8連敗(不戦敗2を含め10連敗)が最多。

脚注

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注釈

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  1. ^ 勝利、引退など。勝利した場合の()内は勝利した相手である。
  2. ^ 記録継続期間の2021年1月場所より改名。
  3. ^ 2021年3月場所の前相撲が行われなかった関係上、記録継続期間中に最高位(東序ノ口9)を更新した。
  4. ^ a b c 1位の服部桜太志改め勝南桜聡太と同一の力士。
  5. ^ 記録継続期間の2016年11月場所より改名。
  6. ^ 後に森麗(一時期は勇竜)と改名、大鵬部屋のち大嶽部屋
  7. ^ 後に瀬戸の海に改名、伊勢ヶ濱部屋
  8. ^ 後に立湖に改名、立浪部屋
  9. ^ 休場1を挟む、二所ノ関部屋
  10. ^ 休場7・番付外在位1場所を挟む。直近の30敗目を不戦敗以降、休場7・番付外在位1場所・休場7・番付外在位2場所。
  11. ^ 後に佐賀錦に改名、二所ノ関部屋
  12. ^ 連敗開始場所で1勝を挙げた関係上、記録継続期間中に最高位(東序ノ口30)を更新した。
  13. ^ 連敗開始場所で1勝を挙げた関係上、記録継続期間中に最高位(西序ノ口38)を更新した。
  14. ^ 休場3を挟む、湊部屋
  15. ^ 序ノ口人数の推移の関係上、記録継続期間中に最高位(東序ノ口36)を更新した。
  16. ^ 休場15を挟む。(新型コロナウイルス感染もしくは感染者との濃厚接触疑いに伴う休場)
  17. ^ 13敗目は不戦敗、休場1を挟む。
  18. ^ 休場2を挟む。
  19. ^ 後に伏見山に改名、立浪部屋、
  20. ^ 後に大広星に改名、朝日山部屋
  21. ^ 後に貴麻衣に改名、貴乃花部屋
  22. ^ 連敗開始場所で4勝を挙げ勝ち越した関係上、記録継続期間中に最高位(西幕下7)を更新した。

関連項目

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